X-Git-Url: https://git.lyx.org/gitweb/?a=blobdiff_plain;f=lib%2Fdoc%2Fja%2FTutorial.lyx;h=aaa22e46a7df7ce70a5124c2c63685f3412ee847;hb=978ecc33092206c9d3ffcead33af5442f3370a5b;hp=5abcfdbc1e449d0ce9c0216140965a601778ab18;hpb=0259d3bf75c89234af6cf3210f38f9226fd34e6a;p=lyx.git diff --git a/lib/doc/ja/Tutorial.lyx b/lib/doc/ja/Tutorial.lyx index 5abcfdbc1e..aaa22e46a7 100644 --- a/lib/doc/ja/Tutorial.lyx +++ b/lib/doc/ja/Tutorial.lyx @@ -1,5 +1,5 @@ -#LyX 1.6.2svn created this file. For more info see http://www.lyx.org/ -\lyxformat 345 +#LyX 2.0 created this file. For more info see http://www.lyx.org/ +\lyxformat 413 \begin_document \begin_header \textclass book @@ -13,6 +13,9 @@ % the documentation team % email: lyx-docs@lists.lyx.org +\ifnum 42146=\euc"A4A2 \AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode EUC-UCS2}}\else +\AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode 90ms-RKSJ-UCS2}}\fi + \usepackage{ifpdf} % part of the hyperref bundle \ifpdf % if pdflatex is used @@ -30,25 +33,28 @@ \myTOC \cleardoublepage \pagenumbering{arabic} } - -% redefine the \LyX macro for PDF bookmarks -\def\LyX{\texorpdfstring{% - L\kern-.1667em\lower.25em\hbox{Y}\kern-.125emX\@} - {LyX}} \end_preamble \use_default_options false +\maintain_unincluded_children false \language japanese -\inputencoding EUC-JP-pLaTeX +\language_package default +\inputencoding auto +\fontencoding global \font_roman default \font_sans default \font_typewriter default \font_default_family default +\use_non_tex_fonts false \font_sc false \font_osf false \font_sf_scale 100 \font_tt_scale 100 \graphics dvips +\default_output_format default +\output_sync 0 +\bibtex_command default +\index_command default \paperfontsize default \spacing single \use_hyperref true @@ -65,26 +71,36 @@ \pdf_colorlinks true \pdf_backref false \pdf_pdfusetitle false -\pdf_quoted_options "linkcolor=black, citecolor=black, urlcolor=blue, filecolor=blue,pdfpagelayout=OneColumn, pdfnewwindow=true,pdfstartview=XYZ, plainpages=false, pdfpagelabels" +\pdf_quoted_options "linkcolor=black, citecolor=black, urlcolor=blue, filecolor=blue, pdfpagelayout=OneColumn, pdfnewwindow=true, pdfstartview=XYZ, plainpages=false" \papersize a4paper \use_geometry false \use_amsmath 1 \use_esint 0 +\use_mhchem 1 +\use_mathdots 1 \cite_engine basic \use_bibtopic false +\use_indices false \paperorientation portrait +\suppress_date false +\use_refstyle 0 +\index 索引 +\shortcut idx +\color #008000 +\end_index \secnumdepth 3 \tocdepth 3 \paragraph_separation indent -\defskip medskip +\paragraph_indentation default \quotes_language english \papercolumns 1 \papersides 2 \paperpagestyle default \tracking_changes false \output_changes false -\author "" -\author "" +\html_math_output 0 +\html_css_as_file 0 +\html_be_strict false \end_header \begin_body @@ -112,7 +128,7 @@ type "mailto:" \end_inset - + \end_layout \begin_layout Standard @@ -301,7 +317,7 @@ LyXをはじめよう も読み込んでおきたいと思われるかもしれません(これをあなたがすでにLyXの中で読んでいるのでなければ)。このようにしておけば、自分でファイルを書いてるときも、こ れらの説明書を読むことができます \begin_inset Foot -status open +status collapsed \begin_layout Plain Layout これらを見れば、LyXの多くの機能をどのように使うか、良い例を見つけることもできるでしょう。 @@ -317,7 +333,7 @@ status open \end_layout \begin_layout Standard -この入門篇では、あなたが完全に動いている状態のLyX、LaTeX頒布版、それにDVIビューア及びPDFビューアを持っているものと仮定します。すべての主要なLin +この入門篇では、あなたが完全に動いている状態のLyX、LaTeX頒布版、それにPDFビューア及びPDFビューアを持っているものと仮定します。すべての主要なLin ux頒布版やBSD頒布版ではそうなっているはずですし、Windowsでも、LyXインストーラによってちゃんとセットアップされているでしょう。 \end_layout @@ -347,7 +363,7 @@ example_lyxified.lyx \begin_layout Standard 用例ファイルは、LyXがインストールされたフォルダの \family typewriter -example +examples/ja \family default ディレクトリに入っています。あなたが作業する文書を作るために、元となる文書を開き、 \family sans @@ -358,7 +374,7 @@ example \family sans 名前をつけて保存 \family default -を選択して、自分のディレクトリに複製を作って下さい。そしてこのファイルの一部を直すごとに、これらの変更がDVI出力にどのような影響を与えるか、確認して下さい。 +を選択して、自分のディレクトリに複製を作って下さい。そしてこのファイルの一部を直すごとに、これらの変更がPDF出力にどのような影響を与えるか、確認して下さい。 \end_layout \begin_layout Standard @@ -374,7 +390,7 @@ example \end_layout \begin_layout Subsection -文字の入力、表示、エクスポート +文字の入力、表示、書き出し \end_layout \begin_layout Itemize @@ -419,39 +435,36 @@ example \SpecialChar \menuseparator \family sans -DVI +表示 \family default を選ぶか、ツールバーで -\begin_inset Graphics - filename ../../images/buffer-view_dvi.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "buffer-view" \end_inset -を押して、LaTeXを実行させ、DVIファイルを作ります。LyXは、DVIビューアを開いて、印刷したときにあなたの文書がどのように見えるかを表示します +を押して、LaTeXを実行させ、PDFファイルを作ります。LyXは、PDFビューアを開いて、印刷したときにあなたの文書がどのように見えるかを表示します。 \begin_inset Foot -status open +status collapsed \begin_layout Plain Layout -DVIビューアをバックグラウンドで起動したままにしておけば、時間を節約することができます。 +PDFビューアをバックグラウンドで起動したままにしておけば、時間を節約することができます。 \family sans 表示\SpecialChar \menuseparator -更新\SpecialChar \menuseparator -DVI +更新 \family default を選ぶか、ツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/buffer-update_dvi.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "buffer-update" \end_inset -を押して、LaTeXを走らせた後、単にDVIビューアのウインドウをクリックすれば(あるいは最小化を解除すれば)よいのです。 +を押して、LaTeXを走らせた後、単にPDFビューアのウインドウをクリックすれば(あるいは最小化を解除すれば)よいのです。 \end_layout \end_inset -。 + \end_layout \begin_layout Itemize @@ -462,17 +475,17 @@ DVI \SpecialChar \menuseparator \family sans -エクスポート +書き出し \family default を選んで \family sans 、 \family default -印刷する準備の整った文書を、適当なファイル形式にエクスポートしてください +印刷する準備の整った文書を、適当なファイル形式に書き出してください \end_layout \begin_layout Standard -おめでとうございます!最初のLyX文書を書くことができました。後は、すべて詳細にすぎません。残りの説明書で説明します。 +おめでとうございます!最初のLyX文書を書くことができました。後は、すべて詳細にすぎません。 \end_layout \begin_layout Subsection @@ -495,10 +508,9 @@ DVI 元に戻す \family default を繰り返し選ぶ(あるいはツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/undo.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "undo" \end_inset を繰り返し押す)ことで復元することができるのです。元に戻しすぎてしまったときには、 @@ -511,10 +523,9 @@ DVI やり直す \family default (あるいはツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/redo.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "redo" \end_inset )を選択して、新しい方に戻ってください。 @@ -522,8 +533,7 @@ DVI \begin_deeper \begin_layout Standard -今は復旧は100ステップに制限されてます。さらに、復旧は、すべての変更に対して行えるわけではなく、例えば文章のレイアウトの変更に対しては使えません。これはLyX -のバグと言っていいでしょう。 +今は復旧は100ステップに制限されてます。 \end_layout \end_deeper @@ -538,10 +548,9 @@ DVI 切り取り \family default (あるいはツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/cut.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "cut" \end_inset )、 @@ -554,10 +563,9 @@ DVI コピー \family default (あるいはツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/copy.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "copy" \end_inset )、または @@ -570,10 +578,9 @@ DVI 貼り付け \family default (あるいはツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/paste.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "paste" \end_inset )を使ってください。また @@ -594,10 +601,9 @@ DVI 検索/置換 \family default (あるいはツールバー -\begin_inset Graphics - filename ../../images/dialog-show_findreplace.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "dialog-show findreplace" \end_inset )を選択してください。ダイアログボックスで @@ -624,32 +630,46 @@ status collapsed \end_layout \begin_layout Description -文字様式 -\family sans -編集\SpecialChar \menuseparator -文字様式\SpecialChar \menuseparator -任意設定 -\family default -ダイアログボックス内にある切替ボタン(あるいはツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/dialog-show_character.png - scale 75 - -\end_inset - -)を使えば、テキストを +文字書式 +\lang english +You can \emph on -強調 +emphasize \emph default -(普通はイタリック体)したり、 -\series bold -ボールド体 -\series default -にしたり、 + text (toolbar button +\begin_inset Info +type "icon" +arg "font-emph" +\end_inset + +, which will by default print characters in italics), set it in \noun on -名詞体 +Noun Style \noun default -(普通はスモールキャップ体で表わされ、人名などに使います)にしたりすることができます。 + (toolbar button +\begin_inset Info +type "icon" +arg "font-noun" +\end_inset + +, usually small caps, used for people's names), or use your own formatting + by using the +\family sans +Edit\SpecialChar \menuseparator +Text +\begin_inset space ~ +\end_inset + +Style\SpecialChar \menuseparator +Customized +\family default + dialog (toolbar button +\begin_inset Info +type "icon" +arg "dialog-show character" +\end_inset + +). \end_layout \begin_layout Description @@ -673,9 +693,9 @@ WYSIWYM: LyXでの空白 \end_layout \begin_layout Standard -新しいユーザーがLyXを使う場合に、もっとも難しく感じるのは、LyXの空白の扱いでしょう。何回もリターンキーを押したとしても、空白行は一行しか入りません。スペー -スキーを何度押したとしても、空白は一つしか入りません。空白行では、LyXはスペース一個さえ入力することを許しません。タブキーを押しても、タブストップ分移動するこ -とはありません。実は、タブストップなんてものは、存在しないのです!それに、タブやマージンをセットするためにページの一番上にあるはずのルーラーもないのです。 +新しいユーザーがLyXを使う場合に、もっとも難しく感じるのは、LyXの空白の扱いでしょう。何回もReturnキーを押したとしても、空白行は一行しか入りません。ス +ペースキーを何度押したとしても、空白は一つしか入りません。空白行では、LyXはスペース一個さえ入力することを許しません。タブキーを押しても、タブストップ分移動す +ることはありません。実は、タブストップなんてものは、存在しないのです!それに、タブやマージンをセットするためにページの一番上にあるはずのルーラーもないのです。 \end_layout \begin_layout Standard @@ -686,7 +706,7 @@ Mean \emph default (見ている状態は意図している状態)」です。あなたが 意図することを入力していくと、LyXはあなたに代わって、出力がすばらしくなるよう、組版を自動調整します。 \family sans -リターン +Return \family default は文法的には段落を分けることを意味しますし、 \family sans @@ -812,13 +832,13 @@ status collapsed \family sans 節 \family default -を選んでいることを確認してください。この2つの違いは後で説明します。LyXが「1」という節番号を入れ、節見出しとして大きなフォントで画面上に組版します。リターン -キーを押してみてください。 +を選んでいることを確認してください。この2つの違いは後で説明します。LyXが「1」という節番号を入れ、節見出しとして大きなフォントで画面上に組版します。Retu +rnキーを押してみてください。 \family sans 環境 \family default -ボックスの表示は「節」から「標準」へ戻ります。節タイトルは、ほとんどの環境がそうですが、リターンキーを押すとその環境が終わったものと仮定します。文章の導入部を次 -のように入力してみましょう: +ボックスの表示は「節」から「標準」へ戻ります。節タイトルは、ほとんどの環境がそうですが、Returnキーを押すとその環境が終わったものと仮定します。文章の導入部 +を次のように入力してみましょう: \end_layout \begin_layout LyX-Code @@ -826,7 +846,7 @@ status collapsed \end_layout \begin_layout Standard -リターンキーを押してまた +Returnキーを押してまた \family sans 環境 \family default @@ -846,7 +866,7 @@ status collapsed \family typewriter 最初のLyX文書です \family default -」の後ろ)に戻って、リターンキーを押し、 +」の後ろ)に戻って、Returnキーを押し、 \family sans 環境 \family default @@ -863,7 +883,7 @@ status collapsed \end_layout \begin_layout Standard -リターンキーを押して +Returnキーを押して \family sans 標準 \family default @@ -1019,11 +1039,11 @@ LyXは、箇条書きを組版するための環境をいくつか持ってい \family sans 箇条書き(一覧) \family default -環境は — これはLaTeXにはないのですが —、 +環境は、 \family sans 箇条書き(記述) \family default -環境の少し書式が異なるものです。 +環境から派生したものです。 \end_layout \begin_layout Standard @@ -1039,7 +1059,7 @@ LyXは他のワープロよりも優れています。なぜなら \begin_layout Standard ここで \family sans -リターン +Return \family default を押して下さい。それから \family sans @@ -1049,7 +1069,13 @@ LyXは他のワープロよりも優れています。なぜなら \family sans 箇条書き(記号) \family default -を選びます。するとLyXは、行頭に小さな「印」(ブリット)を描画します。以下のように理由を入力してください。 +を選びます( +\begin_inset Info +type "icon" +arg "layout Itemize" +\end_inset + +)。するとLyXは、行頭に小さな「印」(ブリット)を描画します。以下のように理由を入力してください。 \end_layout \begin_layout LyX-Code @@ -1065,9 +1091,9 @@ LyXは他のワープロよりも優れています。なぜなら \end_layout \begin_layout Standard -箇条書き環境では、見出しの場合と違って、 +箇条書き環境では、見出しの場合と違っ \family sans -リターン +Return \family default を押しても環境が終了しません。その代わり、LyXはあなたが引き続き、箇条書きの次項目を入力するものと仮定します。つまり、上のように理由を入力すると、三つの項目の 箇条書きになるはずです。もし一つの箇条書き @@ -1076,7 +1102,7 @@ LyXは他のワープロよりも優れています。なぜなら \emph default が二つ以上の段落を持つようにしたいときには、 \family sans -C-リターン +Ctrl-Return \family default を入力して得られる \family sans @@ -1087,13 +1113,11 @@ C-リターン 標準 \family default 環境を再選択することが必要です(あるいはキー割当て -\family sans -M-p -\begin_inset space ~ +\begin_inset Info +type "shortcut" +arg "layout Standard" \end_inset -s -\family default を使ってください)。 \end_layout @@ -1122,7 +1146,13 @@ LyXでは、箇条書きの \family sans 箇条書き(連番) \family default -を選択してください。ほら!一瞬です。前述したように、項目を加えたり削除したりすると、LyXは自動的に連番を更新してくれます。 +を選択してください( +\begin_inset Info +type "icon" +arg "layout Enumerate" +\end_inset + +)。ほら!一瞬です。前述したように、項目を加えたり削除したりすると、LyXは自動的に連番を更新してくれます。 \end_layout \begin_layout Standard @@ -1134,10 +1164,21 @@ LyXでは、箇条書きの \family sans 箇条書き(一覧) \family default -の出力がどのようなものになるかを見るために、この箇条書きが選択された状態のまま、これらの環境に変更してみるとよろしいでしょう。これらの2つの環境では、箇条書きの -各項目は、最初の単語が用語として表示され、段落の残り( +の出力がどのようなものになるかを見るために、この箇条書きが選択された状態のまま、これらの環境に変更してみるとよろしいでしょう( +\begin_inset Info +type "icon" +arg "layout Description" +\end_inset + +または +\begin_inset Info +type "icon" +arg "layout List" +\end_inset + +)。これらの2つの環境では、箇条書きの各項目は、最初の単語が用語として表示され、段落の残り( \family sans -リターン +Return \family default を入力するまで)がその用語の定義として表示されるような形で構成されます。用語は、ボールド体で組版される( \family sans @@ -1234,11 +1275,11 @@ status collapsed \family default 環境を使えば、詩を書くことさえできます。この環境では \family sans -リターン +Return \family default で連(スタンザ)を分け、 \family sans -C-リターン +Ctrl-Return \family default で連の中の行を分けます。利用可能なLyX環境すべてについてのより完全な説明については、 \emph on @@ -1355,7 +1396,7 @@ Book \family default ボックスを見てみても、利用できる環境がほとんど同じであることがわかるはずです。ただし、新しく \family sans -Chapter +章(Chapter) \family default 環境が使えるようになっています。このように、ある文書クラスでどの環境が使えるか不確かな場合は、 \family sans @@ -1395,7 +1436,7 @@ Special Document Classes \align center \begin_inset Tabular - + @@ -1605,8 +1646,8 @@ letter.lyx \family sans 署名 \family default -環境では、実際の署名の前に「署名:」という単語が赤字で表示されることに気が付かれることでしょう。この単語は、ファイルを表示またはエクスポートしてみるとわかるよう -に、実際の書簡には現れません。これは、署名行がどこにあるかをお知らせするだけのものです。さらに、 +環境では、実際の署名の前に「署名:」という単語が赤字で表示されることに気が付かれることでしょう。この単語は、ファイルを表示または書き出してみるとわかるように、実 +際の書簡には現れません。これは、署名行がどこにあるかをお知らせするだけのものです。さらに、 \family sans 署名 \family default @@ -1734,7 +1775,7 @@ status collapsed 、LyX(およびLaTeX)が他のワードプロセッサをしのぐ最大の利点の一つです。 \end_layout -\begin_layout Subsection* +\begin_layout Subsection 初めてのラベル \end_layout @@ -1749,26 +1790,20 @@ status collapsed ラベル \family default を選択するかツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/label-insert.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "label-insert" \end_inset -を押してください。ダイアログボックスが、入力候補を表示してラベル名の入力を求めます。OKボタンを押すと、そのラベル名が節見出しの後にボックス表示されます。 -\end_layout - -\begin_layout Standard -ところで、ラベルも節内のどこにでも置くことができるようになっています。節への参照は、見出しがラベルの前に来る、最後の節または小節が参照されます。しかしながら、ラ -ベルを節見出しの行内(あるいは場合によっては節の本文の最初の行)に置くようにすれば、ページ参照が節の始まりのページを確実に参照するようにすることができます。 +を押してください。ダイアログボックスが、入力候補を表示してラベル名の入力を求めます。OKボタンを押すと、そのラベル名が節見出しの横にボックス表示されます。 \end_layout \begin_layout Standard -ここまででは、まだ何も成し遂げていません — ラベルは印刷文書には表れないので、DVI出力は以前とまったく変わりません。しかしながら、いまやラベルをつけたので、 +ここまででは、まだ何も成し遂げていません — ラベルは印刷文書には表れないので、PDF出力は以前とまったく変わりません。しかしながら、いまやラベルをつけたので、 相互参照でラベルを参照することができます。次はそれをやってみましょう。 \end_layout -\begin_layout Subsection* +\begin_layout Subsection 初めての相互参照 \end_layout @@ -1785,32 +1820,25 @@ status collapsed \end_layout \begin_layout Standard -ここで — カーソルを「第」という漢字の後ろに合わせて +ここで — カーソルを「第」という漢字の後ろに置いて \family sans — 挿入\SpecialChar \menuseparator 相互参照 \family default かツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/dialog-show-new-inset_ref.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "dialog-show-new-inset ref" \end_inset を選択してください。 \family sans 相互参照 \family default -ダイアログボックスが現れて、参照することができるラベルの一覧が表示されます。いまのところ、ただ一つ「sec:この文書について」だけが表示されているはずです。それ -を選択して(既定として選択されているかもしれません)、 -\family sans -適用 -\family default -をクリックしてください。次に、カーソルを「ページ」という単語の前に合わせて、参照形式をページ番号を使用するように変更して、 -\family sans -適用 -\family default -をクリックしてください(欧文の場合に、「Section +ダイアログボックスが現れて、参照することができるラベルの一覧が表示されます。いまのところ、ただ一つ「sec:この文書について」だけが表示されているはずです。まず +書式と書かれているドロップダウンメニューを選び、「<参照>」を選択します。それから「sec:この文書について」を選択すると(既定として選択されているかもしれませ +ん)、「参照:sec:この文書について」と書かれた参照マーカーが現れます。次に、カーソルを「ページ」という単語の前に合わせて、書式を「<参照ページ>」にして「s +ec:この文書について」を選択します(欧文の場合に、「Section \begin_inset space ~ \end_inset @@ -1818,16 +1846,23 @@ status collapsed \family sans 保護された空白 \family default -を入れなければなりません。ページ参照の場合も同様です)。 -\end_layout - -\begin_layout Standard -LyXは、ちょうどカーソルがある場所に参照ボックスを挿入します。印刷した文書では、この参照マーカーは( +を入れなければなりません)。この方法の代わりに、ラベルを右クリックして、現れるコンテクスト・メニューにある \family sans -相互参照 +参照としてコピー +\family default +を使う方法もあります。こうすることによって、このラベルへの相互参照はクリップボードに移されるので、 +\family sans +編集\SpecialChar \menuseparator +貼り付け \family default -ダイアログボックスでどちらを選んだかによって)ページ番号か節番号に置き換えられます。文書をDVIとして表示してみると、最後の頁で「第2節」と「1ページ」(あるい -は第2節の見出しがある頁)を参照していることが分かるでしょう。 +メニュー(短絡キー +\begin_inset Info +type "shortcut" +arg "paste" +\end_inset + +)を使って、現在のカーソル位置にコピーすることができます。印刷した文書では、この参照マーカーはページ番号や節番号に置き換えられます。文書をPDFとして表示してみ +ると、最後の頁で「第2節」と「1ページ」(あるいは第2節の見出しがある頁)を参照していることが分かるでしょう。 \end_layout \begin_layout Standard @@ -1842,12 +1877,12 @@ LyXは、ちょうどカーソルがある場所に参照ボックスを挿入 をクリックすれば、参照しているラベルにカーソルを移動することができるのです。 \end_layout -\begin_layout Subsection* +\begin_layout Subsection ラベルをもう少しいじってみましょう \end_layout \begin_layout Standard -以前、相互参照の番号付けはLyXが管理すると書きましたが、それをこれから確認してみましょう。第2節の前に新しい節を加えてください。DVI表示を更新すると +以前、相互参照の番号付けはLyXが管理すると書きましたが、それをこれから確認してみましょう。第2節の前に新しい節を加えてください。PDF表示を更新すると — ほら! — 節への相互参照が「3」に変わっています!次に「この文書について」の節を小節に変更してみると、相互参照は第3節の代わりに第2.1小節を参照するよう になります。もちろんページ参照は、ラベルの前にまるまる1ページ分の文章を追加しない限り変化しません。 \end_layout @@ -1912,10 +1947,9 @@ example_raw.lyx \begin_layout Standard 脚注は、ツールバーの -\begin_inset Graphics - filename ../../images/footnote-insert.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "footnote-insert" \end_inset ボタンか @@ -1928,10 +1962,9 @@ example_raw.lyx 脚注 \family default メニューを使えば、加えることができます。現在の文中にあるLyXという単語のどれでもいいですから、その単語の後ろにカーソルを持っていって、ツールバーの -\begin_inset Graphics - filename ../../images/footnote-insert.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "footnote-insert" \end_inset ボタンを押して下さい。すると脚注ボックスが現れて、脚注の文章が入力できるようになります。カーソルが脚注ボックスの先頭に現れますから、次のように入力してください。 @@ -1942,14 +1975,8 @@ LyXは組版ワードプロセッサです。 \end_layout \begin_layout Standard -footと書いてあるボタンをクリックしてみてください。脚注ボックスが閉じて、印刷したときに脚注のマークが入るところにfootというボタンだけが画面に残ります。こ -れを脚注を折り畳むといっています。このfootというボタンをクリックすればまた脚注ボックスが現れ、脚注を見たり、編集したりできます。 -\end_layout - -\begin_layout Standard -なぜ脚注のマークが番号でなくて言葉なんだろうと不思議に思うかもしれません。これは、LyXが脚注番号を印刷する際に自動的につけるからです。別の脚注をつけると、自動 -的に脚注番号がつけ直されます。DVIファイルを見るか、印刷して確かめてください。このようにLyX(実際にはLaTeX)が脚注番号をつけていくので、LyXファイル -の中に脚注番号を入れておく必要がないのです。 +「脚注」と書いてあるボタンをクリックしてみてください。脚注ボックスが閉じて、印刷したときに脚注のマークが入るところにfootというボタンだけが画面に残ります。こ +れを脚注を折り畳むといっています。この「脚注」ボタンをクリックすればまた脚注ボックスが現れ、脚注を見たり、編集したりできます。 \end_layout \begin_layout Standard @@ -1972,10 +1999,9 @@ status collapsed 貼り付け \family default をしてみてください。また通常の本文を脚注へ変えることもできます。脚注にしたい場所を選択して -\begin_inset Graphics - filename ../../images/footnote-insert.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "footnote-insert" \end_inset ボタンを押してください。脚注を通常の本文に戻すには、カーソルが脚注の先頭にある時にバックスペースキーを押すか、カーソルが脚注の最後にある時に削除キーを押してくだ @@ -1993,10 +2019,9 @@ status collapsed 傍注 \family default を選ぶか、ツールバーの -\begin_inset Graphics - filename ../../images/marginalnote-insert.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "marginalnote-insert" \end_inset ボタンを押せば追加することができます。傍注は脚注とほとんど同じですが、以下の点が違います。 @@ -2078,10 +2103,9 @@ LyXは各文献の前に四角に囲まれた番号を自動的につけます 文献引用 \family default を選ぶか、ツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/dialog-show-new-inset_citation.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "dialog-show-new-inset citation" \end_inset を押してください。すると、 @@ -2090,7 +2114,28 @@ LyXは各文献の前に四角に囲まれた番号を自動的につけます \family default ダイアログボックスが現れます。ダイアログの右パネルには、すべての文献項目が表示され、参照したい文献を選ぶことができるようになっているはずです。「lyxtutor ial」を選択して(今のところ、文献で選べるのはこれだけです)、中央の「追加」ボタンを押して挿入します(このやり方で複数のキーを移動すれば、複数の文献を一箇所に -参照することができます)。このファイルをDVIで表示してください。文献の引用が、角括弧で本文に挿入され、文末の参考文献を参照していることが確認できるでしょう。 +参照することができます)。 +\lang english + +\begin_inset Foot +status open + +\begin_layout Plain Layout + +\lang english +If one uses label names for references that are easy to remember it is easier + to find the entry in the list of references. +\end_layout + +\end_inset + +Click the +\family sans +OK +\family default + button. +\lang japanese +このファイルをPDFで表示してください。文献の引用が、角括弧で本文に挿入され、文末の参考文献を参照していることが確認できるでしょう。 \end_layout \begin_layout Standard @@ -2140,7 +2185,7 @@ example_raw.lyx \end_layout \begin_layout Standard -文書のはじめに目次を入れたいときもあるでしょう。LyXでは、簡単に目次を入れることができます。文書のタイトルの後ろ、最初の節見出しの前でリターンキーを押して +文書のはじめに目次を入れたいときもあるでしょう。LyXでは、簡単に目次を入れることができます。文書のタイトルの後ろ、最初の節見出しの前でReturnキーを押して \family sans 挿入 \family default @@ -2158,21 +2203,20 @@ example_raw.lyx \end_layout \begin_layout Standard -これだけだとそれほど役に立つようには見えないのですが、DVIファイルを見てみると、目次が生成されているのが確認できるでしょう。ここでも、節の順番を変えたり追加し -たりすると、DVIファイルを更新したときに、それらの変更がDVIファイルに自動的に反映されるのです。 +これだけだとそれほど役に立つようには見えないのですが、PDFファイルを見てみると、目次が生成されているのが確認できるでしょう。ここでも、節の順番を変えたり追加し +たりすると、PDFファイルを更新したときに、それらの変更がPDFファイルに自動的に反映されるのです。 \end_layout \begin_layout Standard -お使いのファイルの見通しをよくするために、目次は画面上の文書には表示されないようになっていますが、目次ボタンをクリックするか、 +目次は画面上の文書には表示されないようになっていますが、目次ボタンをクリックするか、 \family sans 文書\SpecialChar \menuseparator 文書構造 \family default かツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/dialog-toggle_toc.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "dialog-toggle toc" \end_inset を使えば、別ウインドウに目次を表示することができます。このメニューは、文書に目次挿入枠が入っていなくても有効です。これは、文書の各部を行ったり来たりするのにたい @@ -2237,21 +2281,28 @@ eXを使ったことのない人でも \end_layout \begin_layout Standard -代わりに、正しく組版されるような数式を作りましょう。数式を作るには、ツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/math-mode.png - scale 75 - +代わりに、正しく組版されるような数式を作りましょう。 +\lang english +Highlight the equation and click the toolbar button +\begin_inset Info +type "icon" +arg "math-mode" \end_inset + or use the menu +\lang japanese を押すか、 \family sans 挿入\SpecialChar \menuseparator 数式\SpecialChar \menuseparator 行内数式 \family default -メニューを選んでください。LyXが小さな青い四角を画面に表示して、空の数式が挿入されたことを示します。そこにもう一度E=mc^2と入力してください。数式は青色で -表示され、数式が書かれると青い四角は消えます。 +メニューを選んでください。 +\lang english +If nothing is highlighted LyX inserts a little blue square, which is an + empty math formula. +\lang japanese +そこにもう一度E=mc^2と入力してください。数式は青色で表示され、数式が書かれると青い四角は消えます。 \family sans Esc \family default @@ -2259,16 +2310,16 @@ Esc \end_layout \begin_layout Standard -LaTeXを実行して出力を見てください。今度は数式がきれいに組版されて、等号の両側には空白が入り、「2」は上付き文字になっているはずです。数式の中の文字は変数だ -と仮定され、イタリック体になります。数字はそのままです。 +出力を見てみると、今度は数式がきれいに組版されて、等号の両側には空白が入り、「2」は上付き文字になっているはずです。数式の中の文字は変数だと仮定され、イタリック +体になります。数字はそのままです。 \end_layout \begin_layout Standard この数式エディタも、WYSIWYM哲学の一例です。LaTeXでは、数式をテキストや \backslash -sqrt等のコマンドを使って書きます。この方法はLaTeXを実行しないと数式がどのように見えるかわからない上に、入れ忘れの括弧を探したりするのに時間をとられるの -で、苛つきかねません。LyXは、数式を完璧に(WYSIWYG)表示するわけではありませんが、数式がどのような感じに見えるかはきわめて良好に再現します。その後の本 -格的な組版は、LaTeXが担当してくれます。 +sqrt等のコマンドを使って書きます。この方法はファイルをLaTeXにかけないと数式がどのように見えるかわからない上に、入れ忘れの括弧を探したりするのに時間をと +られるので、苛つきかねません。LyXは、数式を完璧に(WYSIWYG)表示するわけではありませんが、数式がどのような感じに見えるかはきわめて良好に再現します。そ +の後の本格的な組版は、LaTeXが担当してくれます。 \end_layout \begin_layout Section @@ -2402,7 +2453,11 @@ example_raw.lyx \family sans 数式ツールバー \family default -の使い方の説明にとどめることにしましょう。キーボード・ショートカットは、他の説明書で調べることができます。 +の使い方の説明にとどめることにしましょう。短絡キーとコマンドは、説明書の +\emph on +数式篇 +\emph default +で調べることができます。 \end_layout \begin_layout Standard @@ -2415,7 +2470,13 @@ example_raw.lyx 表示\SpecialChar \menuseparator ツールバー \family default -メニューで手動で有効にすることもできます。上記メニューで「数式」 をクリックすると、ツールバーは底面にずっとされるようになります。この状態にあることは、 +メニューで手動で有効にすることもできます( +\begin_inset Info +type "icon" +arg "toolbar-toggle math" +\end_inset + +)。上記メニューで「数式」 をクリックすると、ツールバーは底面にずっとされるようになります。この状態にあることは、 \family sans ツールバー \family default @@ -2436,16 +2497,8 @@ example_raw.lyx \family sans 数式ツールバー \family default -を使うと、様々な記号を数式内で使うことができます。いろいろな矢印、関係記号、演算記号それに和と積分の記号です。和記号や積分記号の上限と下限は上付き文字と下付き文 -字で入れることができます。 -\end_layout - -\begin_layout Standard -例えばこんな風に使えます。「 -\begin_inset Formula $\heartsuit$ -\end_inset - -こそがすべて。」 +を使うと、様々な記号を数式内で使うことができます。たとえば、演算子や矢印、関係子、区切り記号、特殊文字、和や積分の記号などです。和記号や積分記号の上限と下限は上 +付き文字と下付き文字で入れることができます。 \end_layout \begin_layout Subsection @@ -2454,10 +2507,9 @@ example_raw.lyx \begin_layout Standard 平方根を入れるには、 -\begin_inset Graphics - filename ../../images/math/sqrt.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "math-insert \\sqrt" \end_inset ボタンを押して下さい。平方根があらわれ、カーソルが平方根の中の新しい挿入ポイントへ移動します。そこへ変数でも数字でも、他の平方根でも、分数でも好きなものを入力で @@ -2474,10 +2526,9 @@ example_raw.lyx \end_inset のようなアクセントを付けることも同様にすることができます。装飾は、ツールバーの -\begin_inset Graphics - filename ../../images/math/hat.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "math-insert \\hat" \end_inset ボタンから選択できます。装飾を選ぶと、その装飾の上か下に挿入ポイントが出てくるので、その中に装飾を付けたい文字を入力して下さい。装飾には、入力した文字に応じて長 @@ -2490,10 +2541,9 @@ example_raw.lyx 区切り記号 \family default ボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/dialog-show_mathdelimiter.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "dialog-show mathdelimiter" \end_inset を押すと @@ -2513,7 +2563,13 @@ example_raw.lyx 区切り記号 \family default ダイアログを使わずに数式モードで直接括弧を入力することもできます。しかしながら、このようにして入力した括弧は、普通の文字と同じ大きさなので、括弧の中に大きな分数 -や行列が入っていると醜悪な出力になります。そういう場合は、()の対などを直接挿入する三つの区切り記号ボタンのうちのいずれを使った方がいいでしょう。 +や行列が入っていると醜悪な出力になります。そういう場合は、()の対などを直接挿入する三つの区切り記号ボタンのうちのいずれを使った方がいいでしょう +\begin_inset Info +type "icon" +arg "math-delim ( )" +\end_inset + +。 \end_layout \begin_layout Standard @@ -2542,10 +2598,9 @@ example_raw.lyx 数式ツールバー \family default の分数ボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/math/frac.png - scale 60 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "math-insert \\frac-square" \end_inset をクリックしてください。LyXは、二つの挿入ポイントをもつ分数を表示します。多分わかるとは思いますが、矢印キーとマウスで分子と分母の間を移動できます。上の四角を @@ -2566,7 +2621,7 @@ example_raw.lyx \end_layout \begin_layout Subsection -TeXモード:極限・log・sin・その他 +関数:極限・log・sin・その他 \end_layout \begin_layout Standard @@ -2600,10 +2655,9 @@ TeXモード:極限・log・sin・その他 数式ツールバー \family default ボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/math/functions.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "math-insert \\functions" \end_inset をクリックし、現れる関数一覧でsinをクリックして下さい。LyX中に、斜字でないローマン体の「sin」という単語が黒で表示されるでしょう。この単語全体が一つの記 @@ -2649,10 +2703,9 @@ example_raw.lyx 数式ツールバー \family default から行列ボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/dialog-show_mathmatrix.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "dialog-show mathmatrix" \end_inset を押して下さい。現れるダイアログで、行列の行数と列数を選択することができます。行数を2行、列数を3列にして @@ -2676,35 +2729,30 @@ OK 行数や列数を変更する必要が生じた場合は、 \family sans 編集\SpecialChar \menuseparator -数式\SpecialChar \menuseparator 行と列 \family default メニューか -\begin_inset Graphics - filename ../../images/tabular-feature_append-row.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "inset-modify tabular append-row" \end_inset -\begin_inset Graphics - filename ../../images/tabular-feature_delete-row.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "inset-modify tabular delete-row" \end_inset -\begin_inset Graphics - filename ../../images/tabular-feature_append-column.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "inset-modify tabular append-column" \end_inset -\begin_inset Graphics - filename ../../images/tabular-feature_delete-column.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "inset-modify tabular delete-column" \end_inset ボタンを使ってください。 @@ -2719,43 +2767,43 @@ OK \end_layout \begin_layout Subsection -別行建てモード +別行立てモード \end_layout \begin_layout Standard ここまではテキストと同じ行に数式を入れる方法について説明して来ました。行内表示と呼ばれるものです。これは短い、簡単な数式の場合はいいのですが、長い数式を書く場合 -やテキストから独立させたい場合には別行建てモードで書く必要があります。また数式にラベルや式番号( +やテキストから独立させたい場合には別行立てモードで書く必要があります。また数式にラベルや式番号( \emph on ユーザーの手引き \emph default -を見て下さい)をつけたい場合や複数行にまたがる数式を書きたい場合も、別行建てモードにする必要があります。 +を見て下さい)をつけたい場合や複数行にまたがる数式を書きたい場合も、別行立てモードにする必要があります。 \end_layout \begin_layout Standard - +数式の中で、 \family sans 数式ツールバー \family default -の、中央の青い四角の前後に本文が数行描かれている +の \family sans -別行建て +別行立て \family default ボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/math-display.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "math-display" \end_inset -を押して下さい。LyXは数式を挿入しますが、挿入ポイントは新しい行の真中に現れます。何か数式を入力して、どのように表示されるかLaTeXを実行してみて下さい。 +を押して下さい。こうすると、数式が中央揃えになり、上下に空白行が加えられます。何か数式を入力してファイルをコンパイルし、どのように表示されるかご覧になって下さい +。 \family sans -別行建て +別行立て \family default -ボタンは実は切替スイッチになっています。入力した数式のいくつかを、別行建てモードにしたり、戻したりしてみてください。 +ボタンは実は切替スイッチになっています。入力した数式のいくつかを、別行立てモードにしたり、戻したりしてみてください。 \end_layout \begin_layout Standard -別行建てモードはいくつかの点で行内数式モードと異なっています: +別行立てモードはいくつかの点で行内数式モードと異なっています: \end_layout \begin_layout Itemize @@ -2770,7 +2818,7 @@ OK \end_layout \begin_layout Itemize -別行建てモードではlimitや和記号(積分記号は違います)につく上付き文字や下付き文字が記号の隣ではなく上下に付く +別行立てモードではlimitや和記号(積分記号は違います)につく上付き文字や下付き文字が記号の隣ではなく上下に付く \end_layout \begin_layout Itemize @@ -2778,32 +2826,32 @@ OK \end_layout \begin_layout Standard -このようにいくつかの違いはありますが、別行建て表示と行内表示は非常に似たものです。 +このようにいくつかの違いはありますが、別行立て表示と行内表示は非常に似たものです。 \end_layout \begin_layout Standard -最後に一つ、別行建て数式の組版に関して注意があります。数式を新段落にしたいのか否かに気をつけてください。数式を文や段落の途中に入れたいのならば、リターンキーを押 -さないで下さい。リターンキーを押すと、数式に続く本文が新段落のはじまりであると解釈されてしまいます。これは使用中の文書の段落設定によっては、字下げされることにな -るので、望ましくありません。 +最後に一つ、別行立て数式の組版に関して注意があります。数式を新段落にしたいのか否かに気をつけてください。数式を文や段落の途中に入れたいのならば、Returnキー +を押さないで下さい。Returnキーを押すと、数式に続く本文が新段落のはじまりであると解釈されてしまいます。すると使用中の文書の段落設定によって、字下げされたり +空白があいたりすることになるので、望ましいものとはならないでしょう。 \end_layout \begin_layout Standard -\emph on +\series bold 練習問題 -\emph default +\series default : \family typewriter example_raw.lyx \family default -の数式を別行建てモードにしてどのように組版されるか見て下さい。 +の数式を別行立てモードにしてどのように組版されるか見て下さい。 \end_layout \begin_layout Standard -\emph on +\series bold 練習問題 -\emph default +\series default :本節で習った色々なツールを使って次のような数式を書いて下さい \begin_inset Foot status collapsed @@ -2821,11 +2869,14 @@ Cases環境 \end_inset 。 -\begin_inset Formula \[ +\begin_inset Formula +\[ f(x)=\left\{ \begin{array}{cc} \log_{8}x & x>0\\ 0 & x=0\\ -\sum_{i=1}^{5}\alpha_{i}+\sqrt{-\frac{1}{x}} & x<0\end{array}\right.\] +\sum_{i=1}^{5}\alpha_{i}+\sqrt{-\frac{1}{x}} & x<0 +\end{array}\right. +\] \end_inset @@ -2853,11 +2904,11 @@ LyXの数式エディタは、もっとたくさんのことができます。 \end_layout \begin_layout Itemize -複数行にわたる数式 +複数行にわたる数式を作る \end_layout \begin_layout Itemize -Change typefaces, e.g., to write bold-face text in an expression. +たとえば数式中でボールド体テキストを使用するなどの書体の変更 \end_layout \begin_layout Itemize @@ -2907,10 +2958,9 @@ LyXは、表のWYSIWYMサポートをしています。表を作るには、 表 \family default (あるいはツールバー -\begin_inset Graphics - filename ../../images/tabular-insert.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "tabular-insert" \end_inset )を使って下さい。表を @@ -2922,6 +2972,12 @@ LyXは、表のWYSIWYMサポートをしています。表を作るには、 表設定 \family default ダイアログボックスが現れるので、そこで表の詳しい編集ができます。 +\begin_inset Info +type "icon" +arg "toolbar-toggle table" +\end_inset + +を押すと、表ツールバーが固定的に表示されるようになります。 \end_layout \begin_layout Itemize @@ -2931,10 +2987,9 @@ LyXは、文書中に任意の形式の図を取り込むことができます 図 \family default (またはツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/dialog-show-new-inset_graphics.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "dialog-show-new-inset graphics" \end_inset )を選択します。すると、図ファイルを探したり、図を回転させたり、大きさを変えたりできるようになります)。表や図にはキャプションをつけることができ、LyX @@ -2977,13 +3032,19 @@ LyXのメニューは、キー割り当て機能を持っています。 \family default をマウスで選ぶ代わりに、キーボードから \family sans -M-F +Alt+F \family default に続けて \family sans O \family default -と入力するか、メニュー項目の横に表示されているキー割り当て(既定ではC-O)を使うことができます。キー割り当ても設定が可能です。これに関する詳細は、 +と入力するか、メニュー項目の横に表示されているキー割り当て(既定では +\begin_inset Info +type "shortcut" +arg "file-open" +\end_inset + +)を使うことができます。キー割り当ても設定が可能です。これに関する詳細は、 \family sans ヘルプ \family default @@ -3037,9 +3098,9 @@ name "sec:latexusers" \emph on 入門篇 \emph default -が長くなりすぎないように、ここでは最小限の情報だけを載せることにします。説明書 +が長くなりすぎないように、ここでは最小限の情報だけを載せることにします。取扱説明書の \emph on -拡張機能篇 +高度な機能篇 \emph default と \emph on @@ -3059,10 +3120,9 @@ TeXモードで入力されたものは、すべて直接LaTeXに渡され、画 TeXコード \family default (またはツールバーボタン -\begin_inset Graphics - filename ../../images/ert-insert.png - scale 75 - +\begin_inset Info +type "icon" +arg "ert-insert" \end_inset )を選択すると、LyXの中でTeXコマンドを使うことができます。この操作で生成されたボックスの中に書かれたのものすべては、そのまま LaTeX @@ -3140,12 +3200,8 @@ name "sec:tex2lyx" \family sans ファイル\SpecialChar \menuseparator -インポート\SpecialChar \menuseparator - -\bar under -L -\bar default -aTeX +読み込み\SpecialChar \menuseparator +LaTeX \begin_inset space ~ \end_inset @@ -3203,7 +3259,7 @@ LyXの文章をLaTeXに変換 LyX文書をLaTeX文書に変換したい場合もあるでしょう。例えば、LyXを持っていない共同研究者や共同執筆者に文書を読ませたい場合です。 \family sans ファイル\SpecialChar \menuseparator -エクスポート\SpecialChar \menuseparator +書き出し\SpecialChar \menuseparator LaTeX \begin_inset space ~ \end_inset @@ -3218,7 +3274,7 @@ whatever.lyx \family typewriter whatever.tex \family default -を生成します。LyXは、プレビューをするときや、印刷をする場合にはいつも一時的なLaTeXファイルをつくります。 +を生成します。 \end_layout \begin_layout Subsection @@ -3239,19 +3295,8 @@ LaTeXプリアンブル \family sans 設定 \family default -ダイアログは、 -\family typewriter - -\backslash -documentclass -\family default -コマンドにつけるオプションの多くを扱っています。クラス・既定のフォント寸法・用紙寸法はここで変えてください。 -\family typewriter - -\backslash -documentclass -\family default -コマンドにつける他のオプションは、 +ダイアログは、文書全体にわたるオプションを扱っています。文書クラス・既定のフォント寸法・用紙寸法はここで変更してください。文書クラスオプションならびにLaTeX +パッケージのオプションは、 \family sans 追加オプション \family default @@ -3328,11 +3373,7 @@ reference "sec:参考文献" \end_inset -節参照)を使って参照することができるようになります。 -\family typewriter -BibTeX -\family default -の実行は、LyXが行います。また、 +節参照)を使って参照することができるようになります。また、 \family sans 文献引用 \family default @@ -3344,7 +3385,7 @@ BibTeX \end_layout \begin_layout Standard -文書をLaTeXにかけたときに、LyXやLaTeXが命令を理解できずに、エラーになることがあります。これが起こると、LyXは +文書を閲覧しようとしたときに、LyXやLaTeXが命令を理解できずに、エラーになることがあります。これが起こると、LyXは \family sans LaTeXエラー \family default