#LyX 2.2 created this file. For more info see http://www.lyx.org/
-\lyxformat 504
+\lyxformat 508
\begin_document
\begin_header
\save_transient_properties true
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-なにかコメントや間違いの修正がある場合には、\SpecialChar LyX
+なにかコメントや間違いの修正がある場合には,\SpecialChar LyX
文書化メーリングリスト
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
\end_inset
-までお知らせ下さい。この文書の翻訳は、当初人見光太郎氏が行った貢献に基づいています。
+までお知らせ下さい.この文書の翻訳は,当初人見光太郎氏が行った貢献に基づいています.
\end_layout
\end_inset
\series default
-にあります。
+にあります.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は文書作成システムです。美しい原稿、出版可能な本、ビジネス書簡、企画書、そのうえ詩までも作成することができます。\SpecialChar LyX
-が他の「ワードプロセッサ」と異なる点は、核となる
-編集スタイルとしてマークアップ言語のパラダイムを採用していることです。つまり、節の見出しを入力するときには、それを「ボールド体・17ポイント・左揃え・下に5mm
-の空白」という風に指定するのではなく、「節」として指定してやるだけでいいのです。\SpecialChar LyX
-が組版を考えるようにできているため、実現方法を気にすることなく、構想を練るだけで
-いいのです。
+は文書作成システムです.美しい原稿,出版可能な本,ビジネス書簡,企画書,そのうえ詩までも作成することができます.\SpecialChar LyX
+が他の「ワードプロセッサ」と異なる点は,核となる
+編集スタイルとしてマークアップ言語のパラダイムを採用していることです.つまり,節の見出しを入力するときには,それを「ボールド体・17ポイント・左揃え・下に5mm
+の空白」という風に指定するのではなく,「節」として指定してやるだけでいいのです.\SpecialChar LyX
+が組版を考えるようにできているため,実現方法を気にすることなく,構想を練るだけで
+いいのです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-この哲学は、『
+この哲学は,『
\shape italic
はじめの一歩
\shape default
-』に詳細にわたって説明してあります。まだお読みでなければ、お読みください。ええ、すぐ読まれた方がよいでしょう。
+』に詳細にわたって説明してあります.まだお読みでなければ,お読みください.ええ,すぐ読まれた方がよいでしょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
\emph on
はじめの一歩
\emph default
-』には、\SpecialChar LyX
-の哲学以外にも説明されていることがあります。中でも重要なのは、すべての取扱説明書に共通な表記方法が書いてあることです。読まずにいると、取扱説明書を読んで
-いくのが苦痛になってしまうでしょう。またこの取扱説明書を読む前に、別の取扱説明書を読んだ方がいいかもしれません。『
+』には,\SpecialChar LyX
+の哲学以外にも説明されていることがあります.中でも重要なのは,すべての取扱説明書に共通な表記方法が書いてあることです.読まずにいると,取扱説明書を読んで
+いくのが苦痛になってしまうでしょう.またこの取扱説明書を読む前に,別の取扱説明書を読んだ方がいいかもしれません.『
\emph on
はじめの一歩
\emph default
-』にはそのことについても言及があります。
+』にはそのことについても言及があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-他のアプリケーションと同様に、\SpecialChar LyX
-には、ウインドウの上に見慣れたメニューバーがあります。その下には、プルダウンボックスと色々なボタンのついたツールバーがあります。も
-ちろん、垂直スクロールバーと、文章を編集するための作業領域もあります。
+他のアプリケーションと同様に,\SpecialChar LyX
+には,ウインドウの上に見慣れたメニューバーがあります.その下には,プルダウンボックスと色々なボタンのついたツールバーがあります.も
+ちろん,垂直スクロールバーと,文章を編集するための作業領域もあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-水平スクロールバーはないことにご注意ください。これはバグや手抜きではなく、意図的につけていないのです。書籍を読むときには、行が終わると次行の行頭に続くものと想定
-します。縦の長さがページからはみ出れば、文章は新しいページに続きますので、これゆえに垂直スクロールバーだけは必要となるのです。水平スクロールバーがないことが不便
-と感じられ得る場合が3つあります。第一は、大きな画像の場合です。画像が使用中の画面よりも大きく表示されるのを避けるためには、画像設定の
+水平スクロールバーはないことにご注意ください.これはバグや手抜きではなく,意図的につけていないのです.書籍を読むときには,行が終わると次行の行頭に続くものと想定
+します.縦の長さがページからはみ出れば,文章は新しいページに続きますので,これゆえに垂直スクロールバーだけは必要となるのです.水平スクロールバーがないことが不便
+と感じられ得る場合が3つあります.第一は,大きな画像の場合です.画像が使用中の画面よりも大きく表示されるのを避けるためには,画像設定の
\family sans
LaTeXとLyXのオプション
\family default
\family sans
画面上の縮尺
\family default
-オプションを使用してください。水平スクロールバーが必要となりうる第二・第三の場合は、\SpecialChar LyX
-のウインドウよりも横幅が広い、表や数式がある場合です。表を水平方向にスクロー
-ルするのには、矢印
+オプションを使用してください.水平スクロールバーが必要となりうる第二・第三の場合は,\SpecialChar LyX
+のウインドウよりも横幅が広い,表や数式がある場合です.表を水平方向にスクロー
+ルするのには,矢印
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-が使えます。しかし、これは現段階では数式には使えません。
+が使えます.しかし,これは現段階では数式には使えません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-の全メニューとツールバーボタンの簡潔な説明は、付録
+の全メニューとツールバーボタンの簡潔な説明は,付録
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "cha:操作画面"
\end_inset
-を参照してください。
+を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
ヘルプシステムは\SpecialChar LyX
-の取扱説明書を含んでいます。あなたは\SpecialChar LyX
+の取扱説明書を含んでいます.あなたは\SpecialChar LyX
の中から
\emph on
すべて
\emph default
-の取扱説明書を読めるのです。
+の取扱説明書を読めるのです.
\family sans
ヘルプ
\family default
-メニューから読みたい取扱説明書を選ぶだけです。
+メニューから読みたい取扱説明書を選ぶだけです.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-のほとんどすべての機能は、
+のほとんどすべての機能は,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定
\end_inset
-メニューで調整することができます。また、\SpecialChar LyX
-は、システムにどんなプログラムが導入されているか、どんな\SpecialChar LaTeX
+メニューで調整することができます.また,\SpecialChar LyX
+は,システムにどんなプログラムが導入されているか,どんな\SpecialChar LaTeX
文書クラスや\SpecialChar LaTeX
-パッケージが備わっているかを検査することができます。\SpecialChar LyX
+パッケージが備わっているかを検査することができます.\SpecialChar LyX
-は、この検査で得た情報を、一部の
+は,この検査で得た情報を,一部の
\family sans
設定
\family default
\end_inset
-項目に対して、ふさわしい既定値を与えるのに使用します。この検査は、\SpecialChar LyX
-がシステムに導入された時に既に行われていますが、\SpecialChar LyX
-が検査を行った後に、新しいLaTeXクラスなど
-のアイテムを、ローカルに導入することもあるでしょう。\SpecialChar LyX
-に再検査を行わせるには、
+項目に対して,ふさわしい既定値を与えるのに使用します.この検査は,\SpecialChar LyX
+がシステムに導入された時に既に行われていますが,\SpecialChar LyX
+が検査を行った後に,新しいLaTeXクラスなど
+のアイテムを,ローカルに導入することもあるでしょう.\SpecialChar LyX
+に再検査を行わせるには,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
環境構成
\end_inset
-を実行してください。その後、変更が認識されるように\SpecialChar LyX
-を再起動してください。
+を実行してください.その後,変更が認識されるように\SpecialChar LyX
+を再起動してください.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
を導入していなくても\SpecialChar LyX
-で文書を編集することはできますが、この場合、PDFを生成したり文書を印刷したりすることはできません。しかしながら、\SpecialChar LyX
+で文書を編集することはできますが,この場合,PDFを生成したり文書を印刷したりすることはできません.しかしながら,\SpecialChar LyX
文書のうちにはPDFなどを
-生成するのにDocBookをバックエンドとして使用するものもありますし、すべての\SpecialChar LyX
-文書はつねに平文やXHTMLとして出力することができます。
+生成するのにDocBookをバックエンドとして使用するものもありますし,すべての\SpecialChar LyX
+文書はつねに平文やXHTMLとして出力することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書クラスのうちには、特定の\SpecialChar LaTeX
-・DocBookクラスやパッケージに依存するものがあります。これらの文書クラスは、必要なファイルが導入されていなくても使用することが
-できますが、生成することのできない出力形式が発生します。
+文書クラスのうちには,特定の\SpecialChar LaTeX
+・DocBookクラスやパッケージに依存するものがあります.これらの文書クラスは,必要なファイルが導入されていなくても使用することが
+できますが,生成することのできない出力形式が発生します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
がシステム上で検出した\SpecialChar LaTeX
-パッケージは、メニュー
+パッケージは,メニュー
\family sans
ヘルプ\SpecialChar menuseparator
LaTeXの設定
\family default
-で見ることができるファイルに列挙してあります。必要なパッケージがない場合には、必要なパッケージを導入して、\SpecialChar LyX
+で見ることができるファイルに列挙してあります.必要なパッケージがない場合には,必要なパッケージを導入して,\SpecialChar LyX
の環境構成を行なってください(メニュー
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
\end_inset
-。\SpecialChar LaTeX
-パッケージを追加導入するための詳しい情報は、取扱説明書『
+.\SpecialChar LaTeX
+パッケージを追加導入するための詳しい情報は,取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
新しい\SpecialChar LaTeX
ファイルの導入
\emph default
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Chapter
\family sans
ファイル
\family default
-メニューと標準ツールバーには、ワードプロセッサ共通の基本操作と、若干の複雑な操作が入っています。
+メニューと標準ツールバーには,ワードプロセッサ共通の基本操作と,若干の複雑な操作が入っています.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらはわずかな違いを除いて、他のワードプロセッサの場合と同じように動きます。
+これらはわずかな違いを除いて,他のワードプロセッサの場合と同じように動きます.
\family sans
新規(ひな型使用)
\family default
-コマンドは新しいファイルのファイル名だけでなく、どのひな型を使うのかも聞いてきます。ひな型を使うと、使わなかった場合には自分で設定する必要のあるいくつかのレイア
-ウト機能を自動的に設定してくれます。ひな型はいくつかのクラスで使えますが、特に書簡を書く場合に有効です(第
+コマンドは新しいファイルのファイル名だけでなく,どのひな型を使うのかも聞いてきます.ひな型を使うと,使わなかった場合には自分で設定する必要のあるいくつかのレイア
+ウト機能を自動的に設定してくれます.ひな型はいくつかのクラスで使えますが,特に書簡を書く場合に有効です(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:文書クラス"
\end_inset
-節参照)。
+節参照).
\end_layout
\begin_layout Standard
status open
\begin_layout Plain Layout
-【註】「既定ファイル」や「無題」、「下書き」というファイル名のファイルはありません。\SpecialChar LyX
-にファイルを開くか新しいファイルを作るのを知らせるまでは、大きな何もないスペ
-ースがあるだけです。
+【註】「既定ファイル」や「無題」,「下書き」というファイル名のファイルはありません.\SpecialChar LyX
+にファイルを開くか新しいファイルを作るのを知らせるまでは,大きな何もないスペ
+ースがあるだけです.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Plain Layout
このような場合には\SpecialChar LyX
-のバージョン管理機能も見て下さい。
+のバージョン管理機能も見て下さい.
\emph on
拡張機能
\emph default
-に説明してあります。
+に説明してあります.
\end_layout
\end_inset
-。
+.
\family sans
保存済み文書に復帰
\family default
-は、単純に、ディスクからその文書をもう一度読み込みます。もちろんこの機能を、文書の変更を無効にして最後に保存した状態に戻すのにも使えます。
+は,単純に,ディスクからその文書をもう一度読み込みます.もちろんこの機能を,文書の変更を無効にして最後に保存した状態に戻すのにも使えます.
\family sans
バージョン管理
\family default
-は、あなたが文書に対して行った変更を登録して、他の人たちに、それがあなたが行った変更であることを認識できるようにします。
+は,あなたが文書に対して行った変更を登録して,他の人たちに,それがあなたが行った変更であることを認識できるようにします.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-最近のほとんどのワードプロセッサと同様に、\SpecialChar LyX
-は文章の塊を切り貼りすることができますし、文字・単語・ページ単位でのカーソル移動や、文字あるいは単語単位で削除をするこ
-ともできます。以下の4つの節では、\SpecialChar LyX
-の基本的な編集機能とその使い方について説明します。まずは切り貼りから説明しましょう。
+最近のほとんどのワードプロセッサと同様に,\SpecialChar LyX
+は文章の塊を切り貼りすることができますし,文字・単語・ページ単位でのカーソル移動や,文字あるいは単語単位で削除をするこ
+ともできます.以下の4つの節では,\SpecialChar LyX
+の基本的な編集機能とその使い方について説明します.まずは切り貼りから説明しましょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ご想像のとおり、
+ご想像のとおり,
\family sans
編集
\family default
-メニューと標準ツールバーには、切り貼り用のコマンドや他のさまざまな編集機能が入っています。その一部は特殊なので後述するものとすると、基本的なものは以下のとおりで
-す。
+メニューと標準ツールバーには,切り貼り用のコマンドや他のさまざまな編集機能が入っています.その一部は特殊なので後述するものとすると,基本的なものは以下のとおりで
+す.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-はじめの3つに関しては自明でしょう。\SpecialChar LyX
-と他のプログラムの間でも、
+はじめの3つに関しては自明でしょう.\SpecialChar LyX
+と他のプログラムの間でも,
\family sans
切り取り
\family default
\family sans
貼り付け
\family default
-を使って、文をコピーすることができます。
+を使って,文をコピーすることができます.
\family sans
切り取り
\family default
\family sans
コピー
\family default
-は、他のプログラムが適当な形式を選択できるように、(書式付きと書式なしの)二種類をクリップボードに保管します。
+は,他のプログラムが適当な形式を選択できるように,(書式付きと書式なしの)二種類をクリップボードに保管します.
\family sans
貼り付け
\family default
-も、書式付きと書式なしの文をサポートしており、さらには画像もサポートしています。貼り付けは、クリップボードの内容を知能的に解釈しようと試みます。たとえば、クリッ
-プボードに、コンマ区切り値形式(CSV)の文があって、カーソルが表の中にある場合、この文はセル毎に振り分けて貼り付けられます。副メニューの
+も,書式付きと書式なしの文をサポートしており,さらには画像もサポートしています.貼り付けは,クリップボードの内容を知能的に解釈しようと試みます.たとえば,クリッ
+プボードに,コンマ区切り値形式(CSV)の文があって,カーソルが表の中にある場合,この文はセル毎に振り分けて貼り付けられます.副メニューの
\family sans
直近のものを貼り付け
\family default
-には、直近に貼り付けた文字列の一覧が表示されます。一覧の項目の一つをクリックすれば、現カーソル位置にそれを貼り付けることができます。
+には,直近に貼り付けた文字列の一覧が表示されます.一覧の項目の一つをクリックすれば,現カーソル位置にそれを貼り付けることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
特別な貼付け
\family default
-には、クリップボード中の内容に依存して、特殊形式が項目として表示されます。これには、たとえば、HTML・\SpecialChar LaTeX
+には,クリップボード中の内容に依存して,特殊形式が項目として表示されます.これには,たとえば,HTML・\SpecialChar LaTeX
・Linkback
\family sans
\lang english
\end_inset
-・PDF・PNG・JPEG・EMFなどがあります。このメニュー要素は、クリップボードに同一内容が異なる書式で保管されているときに、明示的にそのうちひとつを選択し
-たい場合に便利です(例えば、プログラムによっては、画像をグラフィックスと短文でクリップボードに保管しますが、後者は往々にして意味を持たないことがあります)。メニ
+・PDF・PNG・JPEG・EMFなどがあります.このメニュー要素は,クリップボードに同一内容が異なる書式で保管されているときに,明示的にそのうちひとつを選択し
+たい場合に便利です(例えば,プログラムによっては,画像をグラフィックスと短文でクリップボードに保管しますが,後者は往々にして意味を持たないことがあります).メニ
ュー要素の
\family sans
特別な貼付け\SpecialChar menuseparator
平文(行を連結して)
\family default
-は、
+は,
\family sans
貼り付け
\family default
-に同じですが、文のみの貼り付けだけを行うところが違います。これは、文全体がひとつの段落として挿入されることになるように、文をクリップボードに保管します。段落替え
-が起こるのは、文中に空白行があるときのみです。
+に同じですが,文のみの貼り付けだけを行うところが違います.これは,文全体がひとつの段落として挿入されることになるように,文をクリップボードに保管します.段落替え
+が起こるのは,文中に空白行があるときのみです.
\family sans
行を連結
\family default
-しない場合、文を段落として挿入し、文に改行があるところでは段落替えが為されます。これは、例えば、ウェブページの表の内容を、\SpecialChar LyX
-の表としてコピーする場合に役立ちます。
+しない場合,文を段落として挿入し,文に改行があるところでは段落替えが為されます.これは,例えば,ウェブページの表の内容を,\SpecialChar LyX
+の表としてコピーする場合に役立ちます.
メニュー要素の
\family sans
特別な貼付け\SpecialChar menuseparator
特別な貼付け\SpecialChar menuseparator
選択
\family default
-は、第一次選択から貼り付けを行います。通常、これは現在選択されている文です。
+は,第一次選択から貼り付けを行います.通常,これは現在選択されている文です.
\end_layout
\begin_layout Standard
検索/置換\SpecialChar ldots
\family default
-は、
+は,
\family sans
検索及び置換
\family default
-ダイアログを開きます。単語や表現を見つけたならば、\SpecialChar LyX
-はそれを選択した状態にします。
+ダイアログを開きます.単語や表現を見つけたならば,\SpecialChar LyX
+はそれを選択した状態にします.
\family sans
置換
\family default
-ボタンを押すと、選択された文字列は、
+ボタンを押すと,選択された文字列は,
\family sans
置換文字列
\family default
-フィールドの中身で置き換えられます。現在の文字列を飛ばしたい場合には、
+フィールドの中身で置き換えられます.現在の文字列を飛ばしたい場合には,
\family sans
次候補
\family default
-ボタンをクリックしてください。この文字列に一致する文書中すべての文字列を自動的に置換したい場合には、
+ボタンをクリックしてください.この文字列に一致する文書中すべての文字列を自動的に置換したい場合には,
\family sans
全て置換
\family default
-ボタンを押してください。大文字と小文字を区別して検索したい場合には、
+ボタンを押してください.大文字と小文字を区別して検索したい場合には,
\family sans
大文字/小文字を区別
\family default
-オプションを使うことができます。これを設定した場合には、「Test」で検索すると「test」には一致しません。
+オプションを使うことができます.これを設定した場合には,「Test」で検索すると「test」には一致しません.
\family sans
単語全体にのみ一致する
\family default
-オプションを使うと、完全な単語として一致するもののみに一致するように、\SpecialChar LyX
-に強制することができます。つまり、「star」で検索すると「starlet」には一致しなく
-なります。また、\SpecialChar LyX
-には、第
+オプションを使うと,完全な単語として一致するもののみに一致するように,\SpecialChar LyX
+に強制することができます.つまり,「star」で検索すると「starlet」には一致しなく
+なります.また,\SpecialChar LyX
+には,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:詳細な検索と置換"
\family sans
検索・置換
\family default
-機能もあります。
+機能もあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-差込枠と呼ばれる、註釈・フロート等々は、解体することができます。つまり、差込枠を削除して、その中身を通常の本文に戻すことができるのです。差込枠の解体は、カーソル
+差込枠と呼ばれる,註釈・フロート等々は,解体することができます.つまり,差込枠を削除して,その中身を通常の本文に戻すことができるのです.差込枠の解体は,カーソル
を差込枠の先頭に置いて
\family sans
Backspace
\family default
-を押すか、カーソルを差込枠の最後に置いて
+を押すか,カーソルを差込枠の最後に置いて
\family sans
Delete
\family default
-を押すことによって、実行できます。
+を押すことによって,実行できます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-通常の本文にカーソルがあるときに、
+通常の本文にカーソルがあるときに,
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
arg "inset-select-all"
\end_inset
-を押すと、全文書を選択します。カーソルが差込枠内部にあるときには、
+を押すと,全文書を選択します.カーソルが差込枠内部にあるときには,
\begin_inset Info
type "shortcuts"
arg "inset-select-all"
\end_inset
-は差込枠の内容を選択します。
+は差込枠の内容を選択します.
\begin_inset Info
type "shortcuts"
arg "inset-select-all"
\end_inset
-を繰り返し押すと、選択範囲は、全差込枠から全文書へと拡大します。捷径
+を繰り返し押すと,選択範囲は,全差込枠から全文書へと拡大します.捷径
\begin_inset Info
type "shortcuts"
arg "command-sequence buffer-begin ; buffer-end-select"
\end_inset
-は、つねに全文書を選択し、カーソルを文末に移動します。
+は,つねに全文書を選択し,カーソルを文末に移動します.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-では、何か失敗をしても、簡単に取り消して元に戻すことができます。\SpecialChar LyX
-は大容量の操作取消/繰返バッファを持っています。失敗を元に戻すときには、
+では,何か失敗をしても,簡単に取り消して元に戻すことができます.\SpecialChar LyX
+は大容量の操作取消/繰返バッファを持っています.失敗を元に戻すときには,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
操作を取り消す
arg "undo"
\end_inset
-を選択して下さい。もし元に戻しすぎた場合には、「操作を取り消すのを取り消す」ために
+を選択して下さい.もし元に戻しすぎた場合には,「操作を取り消すのを取り消す」ために
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
同じ操作を繰り返す
arg "redo"
\end_inset
-を使って下さい。操作取消メカニズムは、メモリーオーバーへッドを押さえるために100ステップに制限されています。
+を使って下さい.操作取消メカニズムは,メモリーオーバーへッドを押さえるために100ステップに制限されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-またファイルを開いてから行ったすべての変更を無効にしても、「変更された」という文章の状態はかわらないことに注意して下さい。これは操作を取り消すのを上記のように1
-00ステップに制限したためです。
+またファイルを開いてから行ったすべての変更を無効にしても,「変更された」という文章の状態はかわらないことに注意して下さい.これは操作を取り消すのを上記のように1
+00ステップに制限したためです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
同じ操作を繰り返す
\family default
-は、\SpecialChar LyX
-の中のほとんどすべてのものについて働きます。しかしながら、入力された文章については、文字単位ではなくて文字の塊ごとに元に戻したりやり直したりすることができま
-す。
+は,\SpecialChar LyX
+の中のほとんどすべてのものについて働きます.しかしながら,入力された文章については,文字単位ではなくて文字の塊ごとに元に戻したりやり直したりすることができま
+す.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下は、もっとも基本的なマウス操作です。
+以下は,もっとも基本的なマウス操作です.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
動き
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\emph on
左マウスボタン
\emph default
-をクリックします。そうするとカーソルはマウスの所へ移動します。
+をクリックします.そうするとカーソルはマウスの所へ移動します.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
テキストの選択
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\emph on
左マウスボタン
\emph default
-を押したままマウスをドラッグして下さい。\SpecialChar LyX
-は前のマウスの位置と新しいマウスの位置の間の文字をマークします。これを\SpecialChar LyX
+を押したままマウスをドラッグして下さい.\SpecialChar LyX
+は前のマウスの位置と新しいマウスの位置の間の文字をマークします.これを\SpecialChar LyX
のバッファ(とクリップボード)にコピーするには
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
コピー
\family default
-を使います。
+を使います.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-カーソルを移動した後、
+カーソルを移動した後,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
貼り付け
\family default
-を使って、文字列を\SpecialChar LyX
-に貼り付け直してください。
+を使って,文字列を\SpecialChar LyX
+に貼り付け直してください.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
差込枠(脚註・註釈・フロート等)
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Standard
-これらの特性を設定するには、右クリックしてください。詳しくはこの取扱説明書の対応する節を見て下さい。
+これらの特性を設定するには,右クリックしてください.詳しくはこの取扱説明書の対応する節を見て下さい.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-では、文書内を動き回るのに二つの方法があります。
+では,文書内を動き回るのに二つの方法があります.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
移動
\family default
-メニューに、文書の全ての節が従属メニューとして表示されるので、それをクリックすれば、文書の対応する場所に移動することができます。
+メニューに,文書の全ての節が従属メニューとして表示されるので,それをクリックすれば,文書の対応する場所に移動することができます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
arg "dialog-toggle toc"
\end_inset
-を使用します。
+を使用します.
\end_layout
\begin_layout Itemize
移動\SpecialChar menuseparator
しおり
\family default
-で文書中にしおりをはさむことができ、このメニューでしおりをはさんだ場所に移動することもできます。しおりは、セッションを越えて記憶されます。
+で文書中にしおりをはさむことができ,このメニューでしおりをはさんだ場所に移動することもできます.しおりは,セッションを越えて記憶されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
arg "bookmark-goto 0"
\end_inset
-は、文書中であなたが直近に変更を加えた部分に移動します。これは、例えば大きな文書中で、何かを探して文書の他の部分に動いたり、スクロールしたりした後に、元の編集箇
-所に戻りたいときに便利です。
+は,文書中であなたが直近に変更を加えた部分に移動します.これは,例えば大きな文書中で,何かを探して文書の他の部分に動いたり,スクロールしたりした後に,元の編集箇
+所に戻りたいときに便利です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-を押すと、カーソル位置が、\SpecialChar LyX
-メインウィンドウの縦方向中央に来るようにすることができます。
+を押すと,カーソル位置が,\SpecialChar LyX
+メインウィンドウの縦方向中央に来るようにすることができます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書構造ウィンドウ上部のプルダウンボックスを使えば、図表一覧のような目次様オブジェクトだけでなく、脚註一覧や、ラベル・相互参照(第
+文書構造ウィンドウ上部のプルダウンボックスを使えば,図表一覧のような目次様オブジェクトだけでなく,脚註一覧や,ラベル・相互参照(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:相互参照"
\end_inset
-節参照)などの一覧も選択することができます。これらの一覧の上をクリックすれば、使用中の文書の対応するオブジェクトに移動することができます。
+節参照)などの一覧も選択することができます.これらの一覧の上をクリックすれば,使用中の文書の対応するオブジェクトに移動することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書構造の要素を右クリックすると、多くの場合、これらの要素を直接修正することのできるコンテクストメニューが表示されます。例えば、引用の場合には、コンテクストメニ
-ューを使うと引用ダイアログが表示され、引用の内容を修正することができます。
+文書構造の要素を右クリックすると,多くの場合,これらの要素を直接修正することのできるコンテクストメニューが表示されます.例えば,引用の場合には,コンテクストメニ
+ューを使うと引用ダイアログが表示され,引用の内容を修正することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-上部の「フィルタ」フィールドを使うと、文書構造に表示される項目を制限することができます。例えば、ラベルと参照の一覧を表示しているときに、小節への参照のみを見たい
-場合には、フィルタに「sub:」というテキストを入力すれば、このテキストを含む項目、すなわち小節のみが表示されるようになります。
+上部の「フィルタ」フィールドを使うと,文書構造に表示される項目を制限することができます.例えば,ラベルと参照の一覧を表示しているときに,小節への参照のみを見たい
+場合には,フィルタに「sub:」というテキストを入力すれば,このテキストを含む項目,すなわち小節のみが表示されるようになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書構造の下部には、表示をさらに細かく制御できるボタン類が並んでいます。
+文書構造の下部には,表示をさらに細かく制御できるボタン類が並んでいます.
\family sans
整序
\family default
-オプションは、表示されている一覧を、アルファベット順に整序するためのものであり、これを指定しないと、要素は、文書中に現れる順に表示されます。
+オプションは,表示されている一覧を,アルファベット順に整序するためのものであり,これを指定しないと,要素は,文書中に現れる順に表示されます.
\family sans
保持
\family default
-オプションは、一覧の現在の表示状態を保持するためのものです。ここで保持するとは、例えば、第2節と第4節の小節が表示された状態から第3節をクリックしたときに、第2
-節と第4節の小節を表示されたままの状態に保持することです。もし
+オプションは,一覧の現在の表示状態を保持するためのものです.ここで保持するとは,例えば,第2節と第4節の小節が表示された状態から第3節をクリックしたときに,第2
+節と第4節の小節を表示されたままの状態に保持することです.もし
\family sans
保持
\family default
-オプションが有効にされていなければ、クリックされた第3節を強調するために、第2節と第4節は閉じられるようになっています。最後に、左側のスライダは、文書構造を特定
-の「深さ」まで開くのに用います。どのように動作するかを知るには、いじってみるのがいいでしょう。
+オプションが有効にされていなければ,クリックされた第3節を強調するために,第2節と第4節は閉じられるようになっています.最後に,左側のスライダは,文書構造を特定
+の「深さ」まで開くのに用います.どのように動作するかを知るには,いじってみるのがいいでしょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
arg "reload"
\end_inset
-ボタンは、(通常必要でないはずですが)目次を再描画します。その隣のボタンは、節の文書中の位置を変えるためのボタンです。
+ボタンは,(通常必要でないはずですが)目次を再描画します.その隣のボタンは,節の文書中の位置を変えるためのボタンです.
\begin_inset Info
type "icon"
arg "outline-down"
arg "outline-up"
\end_inset
-を使うと、節の文書中の位置が、前方に移動したり後方に移動したりします。つまり、例えば第2.5節を、第2.4節の前に持っていったり第2.6節の後に移動したりすることがで
-きるわけです。それに伴い、\SpecialChar LyX
-は、節番号を自動的に新しい順序に振り直してくれます。
+を使うと,節の文書中の位置が,前方に移動したり後方に移動したりします.つまり,例えば第2.5節を,第2.4節の前に持っていったり第2.6節の後に移動したりすることがで
+きるわけです.それに伴い,\SpecialChar LyX
+は,節番号を自動的に新しい順序に振り直してくれます.
\begin_inset Info
type "icon"
arg "outline-out"
\family sans
Shift+Tab
\family default
-)は、節の階層を変更するものです。つまり、例えば第2.5節を、第3節にしたり第2.4.1節にしたりすることができます。
+)は,節の階層を変更するものです.つまり,例えば第2.5節を,第3節にしたり第2.4.1節にしたりすることができます.
+\end_layout
+
+\begin_layout Subsection
+水平スクロール
+\begin_inset Index idx
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+いどう@移動 !
+\family sans
+\series bold
+すいへいすくろる@水平スクロール
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+ISO
+\begin_inset space ~
+\end_inset
+
+A4のような標準的な出力頁形式の幅は,PCやラップトップの画面よりも狭いので,\SpecialChar LyX
+には水平スクロールバーがありません.文書の一部がLyXのメイン画面の幅を超えてしま
+うと,けっきょく出力に問題が生じてしまうからです.
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+もちろん水平スクロールが必要になる場面もあります.たとえば,
+\end_layout
+
+\begin_layout Itemize
+\SpecialChar LyX
+を小さなタブレットコンピューターで使用している場合
+\end_layout
+
+\begin_layout Itemize
+ページ全体に合うように90°回転させた幅広の表の場合
+\begin_inset Foot
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+取扱説明書
+\emph on
+埋込オブジェクト篇
+\emph default
+の
+\emph on
+回転フロート
+\emph default
+の節をご覧ください.
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+
+\end_layout
+
+\begin_layout Itemize
+長いコマンド名を持つ数式の場合
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+これらの場合には,カーソルを動かすと自動的にスクロールする機構が\SpecialChar LyX
+には備わっています.例として,\SpecialChar LyX
+ウィンドウを,表
+\begin_inset CommandInset ref
+LatexCommand ref
+reference "tab:水平スクロールのテスト"
+
+\end_inset
+
+の幅よりも狭くしてみてください.すると,表の右側ないし左側に赤い点線が表示されるようになります.カーソルを表の中に置いて,タブキーや矢印キーで動かしてみてくださ
+い.すると,表が水平にスクロールするのがわかります.
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+\begin_inset Float table
+placement h
+wide false
+sideways false
+status open
+
+\begin_layout Plain Layout
+\begin_inset Caption Standard
+
+\begin_layout Plain Layout
+\begin_inset CommandInset label
+LatexCommand label
+name "tab:水平スクロールのテスト"
+
+\end_inset
+
+水平スクロールのテスト
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+
+\end_layout
+
+\begin_layout Plain Layout
+\align center
+\begin_inset Tabular
+<lyxtabular version="3" rows="1" columns="3">
+<features tabularvalignment="middle">
+<column alignment="center" valignment="top" width="4.7cm">
+<column alignment="center" valignment="top" width="4.7cm">
+<column alignment="center" valignment="top" width="4.7cm">
+<row>
+<cell alignment="center" valignment="top" topline="true" bottomline="true" leftline="true" usebox="none">
+\begin_inset Text
+
+\begin_layout Plain Layout
+a
+\end_layout
+
+\end_inset
+</cell>
+<cell alignment="center" valignment="top" topline="true" bottomline="true" leftline="true" usebox="none">
+\begin_inset Text
+
+\begin_layout Plain Layout
+b
+\end_layout
+
+\end_inset
+</cell>
+<cell alignment="center" valignment="top" topline="true" bottomline="true" leftline="true" rightline="true" usebox="none">
+\begin_inset Text
+
+\begin_layout Plain Layout
+c
+\end_layout
+
+\end_inset
+</cell>
+</row>
+</lyxtabular>
+
+\end_inset
+
+
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、現在開かれている全ての文書を走査して、単語の補完案を提示してくれます。開かれている各文書に現れる単語は、全てデータベースに保管されて、補完案を提示するのに使
-用されるようになっています。
+は,現在開かれている全ての文書を走査して,単語の補完案を提示してくれます.開かれている各文書に現れる単語は,全てデータベースに保管されて,補完案を提示するのに使
+用されるようになっています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-入力補完は、\SpecialChar LyX
+入力補完は,\SpecialChar LyX
設定(
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
編集\SpecialChar menuseparator
入力補完
\family default
-セクションで、有効にすることができます。
+セクションで,有効にすることができます.
\family sans
自動補完入力
\family default
-オプションは、補完の提案が、カーソル直後に直接表示されるようにします。
+オプションは,補完の提案が,カーソル直後に直接表示されるようにします.
\family sans
自動ポップアップ
\family default
-では、補完は常にポップアップで表示されます。また、補完カーソル表示器は、
+では,補完は常にポップアップで表示されます.また,補完カーソル表示器は,
\family sans
カーソル表示器
\family default
-オプションを無効にすれば、表示されなくなります。一般オプションでは、補完入力やポップアップ補完の遅延時間を設定したり、単語の補完を開始するまでに最低限なくてはな
-らない文字数を指定したり、長い補完の切り詰めを行うかどうかを選択することができます。
+オプションを無効にすれば,表示されなくなります.一般オプションでは,補完入力やポップアップ補完の遅延時間を設定したり,単語の補完を開始するまでに最低限なくてはな
+らない文字数を指定したり,長い補完の切り詰めを行うかどうかを選択することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、補完候補がある場合には、カーソル直後に小さな三角形をインジケーターとして表示します。提案されている補完を受け入れる場合は、
+は,補完候補がある場合には,カーソル直後に小さな三角形をインジケーターとして表示します.提案されている補完を受け入れる場合は,
\family sans
Tab
\family default
\end_inset
-を押してください。補完候補が複数ある場合には、ポップアップでそれらが表示されます。ポップアップ中でマウスや矢印鍵を使用して補完候補を選び、
+を押してください.補完候補が複数ある場合には,ポップアップでそれらが表示されます.ポップアップ中でマウスや矢印鍵を使用して補完候補を選び,
\family sans
Return
\family default
-鍵を押せば、それを受け入れることになります。
+鍵を押せば,それを受け入れることになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-設定中の数式用補完オプションは、テキスト用補完オプションと同様に動きます。数式に特有な
+設定中の数式用補完オプションは,テキスト用補完オプションと同様に動きます.数式に特有な
\family sans
自動修正
\family default
-オプションでは、文字を構成することを可能にします。例えば、
+オプションでは,文字を構成することを可能にします.例えば,
\begin_inset Formula $\Rightarrow$
\end_inset
-という文字を挿入したい場合に、数式中で「
+という文字を挿入したい場合に,数式中で「
\series bold
=>
\series default
-」と入力すれば、この文字を入れることができるようになるのです。つまり、コマンドを入力したり、数式ツールバーを使うよりも速い、もうひとつの入力手段となります。サポ
-ートされている文字の組み合わせは、\SpecialChar LyX
+」と入力すれば,この文字を入れることができるようになるのです.つまり,コマンドを入力したり,数式ツールバーを使うよりも速い,もうひとつの入力手段となります.サポ
+ートされている文字の組み合わせは,\SpecialChar LyX
の導入されたフォルダのどこかにある
\family typewriter
autocorrect
\family default
-というファイルに、列挙されています。数式自動修正機能は、感嘆符鍵「!」を押せば、いつでも有効にすることができます。無効にするには、
+というファイルに,列挙されています.数式自動修正機能は,感嘆符鍵「!」を押せば,いつでも有効にすることができます.無効にするには,
\family sans
スペース
\family default
-鍵を押します。
+鍵を押します.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-には、
+には,
\family typewriter
cua
\family default
\family typewriter
emacs
\family default
-という、少なくとも二つの主だった
+という,少なくとも二つの主だった
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-割り当てがあります。\SpecialChar LyX
-の既定値は、
+割り当てがあります.\SpecialChar LyX
+の既定値は,
\family typewriter
cua
\family default
-ですが、\SpecialChar LyX
+ですが,\SpecialChar LyX
設定の中の
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
\end_inset
-章に述べられているように、任意の捷径:を表示したり変更したりすることができます)。
+章に述べられているように,任意の捷径:を表示したり変更したりすることができます).
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
↓
\family default
-のようないくつかの鍵は、予想どおりの動作をしますが、そうでない鍵もあります。
+のようないくつかの鍵は,予想どおりの動作をしますが,そうでない鍵もあります.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family default
\SpecialChar LyX
-にはタブストップのようなものはありません。これがどういう意味かお分かりにならない場合は、第
+にはタブストップのようなものはありません.これがどういう意味かお分かりにならない場合は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:段落の字下げと分け方"
\end_inset
-節、その中でも特に第
+節,その中でも特に第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:箇条書き"
\end_inset
-節をお読み下さい。それでも分からない場合には、『
+節をお読み下さい.それでも分からない場合には,『
\emph on
入門篇
\emph default
-』をご参照ください。
+』をご参照ください.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\SpecialChar LyX
-では、タブ鍵は、入力補完で候補を受諾するときと、表中または数式の行列中でカーソルを移動するとき、或は箇条書き(記号)または箇条書き(連番)で入れ子の深度を変更す
+では,タブ鍵は,入力補完で候補を受諾するときと,表中または数式の行列中でカーソルを移動するとき,或は箇条書き(記号)または箇条書き(連番)で入れ子の深度を変更す
るときに限って使用されます,
\end_layout
\family default
- これは「取り消し鍵」です。これは、一般的に、操作を取り消す場合に使います。詳しくは、この取扱説明書の他の場所で説明されます。
+ これは「取り消し鍵」です.これは,一般的に,操作を取り消す場合に使います.詳しくは,この取扱説明書の他の場所で説明されます.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
End
\family default
- これらはカーソルを行の先頭または最後に移動させます。ただし、Emacs鍵バインドを使っている場合には、文章の先頭または最後にカーソルを移動させます。
+ これらはカーソルを行の先頭または最後に移動させます.ただし,Emacs鍵バインドを使っている場合には,文章の先頭または最後にカーソルを移動させます.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
-修飾鍵は3つあります。
+修飾鍵は3つあります.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\end_inset
-で表されます。)これはどの鍵と組み合わせるかによって、いくつかの異なった使い方があります:
-\begin_inset Separator parbreak
+で表されます.)これはどの鍵と組み合わせるかによって,いくつかの異なった使い方があります:
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\family sans
Delete
\family default
-と一緒に使うと、1文字ではなく一つの単語を削除します。
+と一緒に使うと,1文字ではなく一つの単語を削除します.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
→
\family default
-と使うと文字単位ではなく、単語単位で移動します。
+と使うと文字単位ではなく,単語単位で移動します.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
End
\family default
-と使うと文章の初め、または終りに移動します。
+と使うと文章の初め,または終りに移動します.
\end_layout
\end_deeper
\end_inset
-で表されます。)これをどの移動鍵と一緒に使っても、前のカーソルの位置と新しいカーソルの位置の間のテキストを選択できます。
+で表されます.)これをどの移動鍵と一緒に使っても,前のカーソルの位置と新しいカーソルの位置の間のテキストを選択できます.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\end_inset
-で表されます。)キーボードにAlt鍵と独立してMeta鍵がない限りは、多くのキーボードにおいて、これはAlt鍵です。両方の鍵がある場合には、どちらの鍵が、実際に
+で表されます.)キーボードにAlt鍵と独立してMeta鍵がない限りは,多くのキーボードにおいて,これはAlt鍵です.両方の鍵がある場合には,どちらの鍵が,実際に
\family sans
Alt+
\family default
-機能を果たしているのかを確かめる必要があります。この鍵は多くのさまざまな役割を果たしますが、そのうちの一つに、
+機能を果たしているのかを確かめる必要があります.この鍵は多くのさまざまな役割を果たしますが,そのうちの一つに,
\emph on
メニュー高速化鍵
\emph default
-を有効にする役割があります。もしこの鍵を、メニューやメニュー項目で下線が引いてある文字と一緒に押すと、そのメニュー項目を選ぶことができるのです。
-\begin_inset Separator parbreak
+を有効にする役割があります.もしこの鍵を,メニューやメニュー項目で下線が引いてある文字と一緒に押すと,そのメニュー項目を選ぶことができるのです.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Standard
-例えば、鍵を「
+例えば,鍵を「
\family sans
Alt
\begin_inset space ~
c
\family default
-」の順で押すと、「文字様式」メニューが呼び出されます。「
+」の順で押すと,「文字様式」メニューが呼び出されます.「
\family sans
Alt
\begin_inset space ~
f
\family default
-」の順で押すと、
+」の順で押すと,
\family sans
ファイル
\family default
-メニューが開かれます。
+メニューが開かれます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\emph on
篇
\emph default
-』には、
+』には,
\family sans
Alt
\family default
-鍵に割り当てられているすべての機能が掲げてあります。
+鍵に割り当てられているすべての機能が掲げてあります.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Standard
-何らかの動作を行うと、ほとんどの場合、\SpecialChar LyX
-のメインウィンドウ下にあるステータスバーに、いま行った動作名と、その動作に結びつけられた鍵割り当てが表示されますので、\SpecialChar LyX
+何らかの動作を行うと,ほとんどの場合,\SpecialChar LyX
+のメインウィンドウ下にあるステータスバーに,いま行った動作名と,その動作に結びつけられた鍵割り当てが表示されますので,\SpecialChar LyX
を使
-っていくにしたがって、次第に鍵割り当てと
+っていくにしたがって,次第に鍵割り当てと
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-を覚えていくことができるでしょう。\SpecialChar LyX
-のメニューにも定義されている鍵割り当てが表示されます。鍵割り当ての表記は、この文書の表記とたいへん似ているので、理解するのに困
-難はないでしょう。ただ、Shift修飾鍵は、明示的に表記されるようになっていますので、「
+を覚えていくことができるでしょう.\SpecialChar LyX
+のメニューにも定義されている鍵割り当てが表示されます.鍵割り当ての表記は,この文書の表記とたいへん似ているので,理解するのに困
+難はないでしょう.ただ,Shift修飾鍵は,明示的に表記されるようになっていますので,「
\family sans
Alt+P Shift+A
\family default
」と表示された場合は
\family sans
-、Alt+P
+,Alt+P
\family default
の後に大文字の
\family sans
A
\family default
-を押すという意味です。
+を押すという意味です.
\end_layout
\begin_layout Chapter
\end_inset
-文章を書く前に、まず一番最初に
+文章を書く前に,まず一番最初に
\emph on
どのような型
\emph default
-の文章を編集するかを決める必要があります。異なる型の文章は、余白取りもヘッダや番号のつけ方も異なりますし、使うことのできる段落環境や文書のタイトルの書式も異なり
-ます。
+の文章を編集するかを決める必要があります.異なる型の文章は,余白取りもヘッダや番号のつけ方も異なりますし,使うことのできる段落環境や文書のタイトルの書式も異なり
+ます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\emph on
文書クラス
\emph default
-は、その種類の文章に共通なタイプセットのやり方を記述しています。文書クラスを設定すると、自動的にそのような特性を設定したことになり、自分の作りたいタイプの文章を
-簡単に作れます。もし文書クラスを設定しなかったら、\SpecialChar LyX
-が既定の文書クラスを選びます。それよりも自分で文章のクラスを設定した方がいいでしょう。
+は,その種類の文章に共通なタイプセットのやり方を記述しています.文書クラスを設定すると,自動的にそのような特性を設定したことになり,自分の作りたいタイプの文章を
+簡単に作れます.もし文書クラスを設定しなかったら,\SpecialChar LyX
+が既定の文書クラスを選びます.それよりも自分で文章のクラスを設定した方がいいでしょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-で使える文書クラスの情報、そしてそれをどう変えるかについてはこの続きを読んで下さい。
+で使える文書クラスの情報,そしてそれをどう変えるかについてはこの続きを読んで下さい.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-クラスは、
+クラスは,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_inset
-ダイアログで選択することができます。使用したいクラスを選択し、必要なオプションの微調整を行ってください。
+ダイアログで選択することができます.使用したいクラスを選択し,必要なオプションの微調整を行ってください.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-には、以下の4つの標準文書クラスがあります。
+には,以下の4つの標準文書クラスがあります.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-これら以外にも非標準のクラスがありますが、\SpecialChar LyX
-では、それらがすでに装備されているときにかぎり、それらを使うことができます。以下に主要な非標準クラスを挙げますが、完全
-な一覧と詳しい説明は、取扱説明書『高度な機能篇』の
+これら以外にも非標準のクラスがありますが,\SpecialChar LyX
+では,それらがすでに装備されているときにかぎり,それらを使うことができます.以下に主要な非標準クラスを挙げますが,完全
+な一覧と詳しい説明は,取扱説明書『高度な機能篇』の
\emph on
特別な文書クラス
\emph default
-の章にあります。
+の章にあります.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
AMS
\family default
- アメリカ数学会(American Mathematical Society:AMS)で用いられる形式および書式を備えた、論文用および書籍用のレイアウト。論文用
-レイアウトには3つの種類があります。標準のものは、定理番号等の前に節番号を付加する、定理等に典型的な連番スキームを使用します。結果に関する叙述(定理、命題、系等
-)には、共通した通し番号がつけられますが、定義や例の類には個別の通し番号がつけられます。「通し番号」スキームでは、節番号を付加せずに論文全体を通じた通し番号が付
-けられます。また、結果に関する叙述には、それぞれ別の通し番号が用いられます。また連番をまったくつけないレイアウトもあります。
+ アメリカ数学会(American Mathematical Society:AMS)で用いられる形式および書式を備えた,論文用および書籍用のレイアウト.論文用
+レイアウトには3つの種類があります.標準のものは,定理番号等の前に節番号を付加する,定理等に典型的な連番スキームを使用します.結果に関する叙述(定理,命題,系等
+)には,共通した通し番号がつけられますが,定義や例の類には個別の通し番号がつけられます.「通し番号」スキームでは,節番号を付加せずに論文全体を通じた通し番号が付
+けられます.また,結果に関する叙述には,それぞれ別の通し番号が用いられます.また連番をまったくつけないレイアウトもあります.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
Broadway
\family default
- 戯曲を書くためのレイアウト。既存の\SpecialChar LaTeX
-の文書クラスではなく、\SpecialChar LyX
-とともに新たに頒布されているものです。
+ 戯曲を書くためのレイアウト.既存の\SpecialChar LaTeX
+の文書クラスではなく,\SpecialChar LyX
+とともに新たに頒布されているものです.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
Hollywood
\family default
- アメリカ映画産業向けのスペック・スクリプト(持ち込み原稿)を書くのに使われます。既存の\SpecialChar LaTeX
-の文書クラスではなく、\SpecialChar LyX
-とともに新たに頒布されているものです。
+ アメリカ映画産業向けのスペック・スクリプト(持ち込み原稿)を書くのに使われます.既存の\SpecialChar LaTeX
+の文書クラスではなく,\SpecialChar LyX
+とともに新たに頒布されているものです.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
KOMA-Script
\family default
- 標準クラスの代替クラスであり、キャプション書式や印刷余白の自動計算など、多くの便利な機能を持っています。
+ 標準クラスの代替クラスであり,キャプション書式や印刷余白の自動計算など,多くの便利な機能を持っています.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_layout Description
\family sans
-RevTe
-\family default
-
-\begin_inset ERT
-status collapsed
-
-\begin_layout Plain Layout
-
-{}
-\end_layout
-
-\end_inset
-
-
-\family sans
-X
+RevTeX
\family default
- アメリカ物理学会(APS)やアメリカ物理学協会(AIP)、アメリカ光学会(OSA)の学術誌に投稿する論文を執筆するのに用いられます。このクラスは、
+ アメリカ物理学会(APS)やアメリカ物理学協会(AIP),アメリカ光学会(OSA)の学術誌に投稿する論文を執筆するのに用いられます.このクラスは,
\SpecialChar LyX
-の全機能と互換性があるわけではありません。
+の全機能と互換性があるわけではありません.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここではこれらの文書クラスをどのように使うかについての詳細は説明しません。取扱説明書『
+ここではこれらの文書クラスをどのように使うかについての詳細は説明しません.取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
-』にこのような標準的でないクラスについての説明があります。ここでは次にすべての文書クラスに共通する性質を説明します。
+』にこのような標準的でないクラスについての説明があります.ここでは次にすべての文書クラスに共通する性質を説明します.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_inset
-に列挙されている文書クラスの多くが、「利用不能」と記されていることにおそらく気付かれたのではないでしょうか。それらのクラスを使用した文書を開くと、出力を生成する
-ために必要なファイルが導入されていませんという警告が表示されます。これを見て、何か設定がおかしいのではないかと思われるかもしれません。
+に列挙されている文書クラスの多くが,「利用不能」と記されていることにおそらく気付かれたのではないでしょうか.それらのクラスを使用した文書を開くと,出力を生成する
+ために必要なファイルが導入されていませんという警告が表示されます.これを見て,何か設定がおかしいのではないかと思われるかもしれません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-しかし、これは何も異常なことではありません。\SpecialChar LyX
-には、あなたが必要とする以上の文書クラスが収録されており、
+しかし,これは何も異常なことではありません.\SpecialChar LyX
+には,あなたが必要とする以上の文書クラスが収録されており,
\family sans
IOP
\family default
-など、そのうち一部は特定の目的に高度に特化したものです。\SpecialChar LyX
-は、できる限り多様な種類の文書をサポートしようと努力しており、およそ100種にも及ぶレイアウトファイルを
-収録して、その数はなお増加し続けています。これらの文書クラスに必要とされるすべてのファイルを、既定で導入する\SpecialChar LaTeX
-頒布版は存在しません。あまりにも種類が多いのです。こ
-れが文書クラスのうち一部が利用不能となっているゆえんです。
+など,そのうち一部は特定の目的に高度に特化したものです.\SpecialChar LyX
+は,できる限り多様な種類の文書をサポートしようと努力しており,およそ100種にも及ぶレイアウトファイルを
+収録して,その数はなお増加し続けています.これらの文書クラスに必要とされるすべてのファイルを,既定で導入する\SpecialChar LaTeX
+頒布版は存在しません.あまりにも種類が多いのです.こ
+れが文書クラスのうち一部が利用不能となっているゆえんです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-もし使用したい文書クラスのうち「利用不能」と記されているものがある場合には、適切なパッケージファイルを導入してやる必要があります。どのファイルを導入する必要があ
-るかを確認する最も易しい方法は、その文書クラスを使った新規ファイルを作成することです。すると\SpecialChar LyX
-は、不足しているファイルを列挙したダイアログを表示します。これらを導
-入する方法については、取扱説明書『
+もし使用したい文書クラスのうち「利用不能」と記されているものがある場合には,適切なパッケージファイルを導入してやる必要があります.どのファイルを導入する必要があ
+るかを確認する最も易しい方法は,その文書クラスを使った新規ファイルを作成することです.すると\SpecialChar LyX
+は,不足しているファイルを列挙したダイアログを表示します.これらを導
+入する方法については,取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
新しい\SpecialChar LaTeX
ファイルの導入
\emph default
-」節をご覧ください。
+」節をご覧ください.
\begin_inset VSpace medskip
\end_inset
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、多様な文書に対してサポートを提供していますが、人々が使用したいと思う文書クラスすべてに対してサポートを行っているわけではありません。たとえば、多くの大学が、
+は,多様な文書に対してサポートを提供していますが,人々が使用したいと思う文書クラスすべてに対してサポートを行っているわけではありません.たとえば,多くの大学が,
大学への博士論文提出用の\SpecialChar LaTeX
-クラスファイルを提供しています。\SpecialChar LyX
-開発チームは、これらを一つずつサポートするためにレイアウトファイルを書くわけにはいきません。あまりにも多
-すぎるのです。さいわい、ユーザーは自分自身のレイアウトファイルを書くことができ、実際に多くのユーザーがそうしています。取扱説明書『
+クラスファイルを提供しています.\SpecialChar LyX
+開発チームは,これらを一つずつサポートするためにレイアウトファイルを書くわけにはいきません.あまりにも多
+すぎるのです.さいわい,ユーザーは自分自身のレイアウトファイルを書くことができ,実際に多くのユーザーがそうしています.取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
\emph on
文書クラス・レイアウト・ひな型の新規導入
\emph default
-章に、レイアウトファイルの作成のしかたに関する情報があります。
+章に,レイアウトファイルの作成のしかたに関する情報があります.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-モジュールは、選択した文書クラスでは既定では利用できない機能を文書に追加します。例えば、点字を文書中で書きたいものとしましょう。点字はもちろんどの文書クラスでも
-利用可能ではありませんので、
+モジュールは,選択した文書クラスでは既定では利用できない機能を文書に追加します.例えば,点字を文書中で書きたいものとしましょう.点字はもちろんどの文書クラスでも
+利用可能ではありませんので,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family sans
モジュール
\family default
-面で対応するモジュールを読み込ませなくてはなりません。ダイアログでモジュールを選択状態にすると、そのモジュールの説明が表示されます。
+面で対応するモジュールを読み込ませなくてはなりません.ダイアログでモジュールを選択状態にすると,そのモジュールの説明が表示されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-モジュールのうちには、既定では必ずしも導入されていない\SpecialChar LaTeX
-パッケージやファイル書式変換子を必要とするものがあります。必要とされるパッケージやファイル書式変換子がない
-場合には、\SpecialChar LyX
-は警告を発して、具体的に何が足りないかを示します。これを無視しても、ファイルを編集している間は、モジュールを使用することができますが、必要な構成物なし
-には、\SpecialChar LyX
+モジュールのうちには,既定では必ずしも導入されていない\SpecialChar LaTeX
+パッケージやファイル書式変換子を必要とするものがあります.必要とされるパッケージやファイル書式変換子がない
+場合には,\SpecialChar LyX
+は警告を発して,具体的に何が足りないかを示します.これを無視しても,ファイルを編集している間は,モジュールを使用することができますが,必要な構成物なし
+には,\SpecialChar LyX
が\SpecialChar LaTeX
-ファイルをコンパイルすることができないので、PDFに書き出したり文書を印刷したりすることはできません。出力を生成したい場合には、必要な構成物を導入した後
-、
+ファイルをコンパイルすることができないので,PDFに書き出したり文書を印刷したりすることはできません.出力を生成したい場合には,必要な構成物を導入した後
+,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
環境構成
\family default
-を選択して、\SpecialChar LyX
+を選択して,\SpecialChar LyX
を環境構成する必要があります
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-。必要なパッケージを導入する方法については、取扱説明書『
+.必要なパッケージを導入する方法については,取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
新しい\SpecialChar LaTeX
ファイルの導入
\emph default
-」節をご覧ください。
+」節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-モジュールのうちには、他のモジュールを必要とするものがある一方で、お互いに互換性のないモジュールもあります。\SpecialChar LyX
-は、これらの問題がある場合には、その情報を表示します
-。
+モジュールのうちには,他のモジュールを必要とするものがある一方で,お互いに互換性のないモジュールもあります.\SpecialChar LyX
+は,これらの問題がある場合には,その情報を表示します
+.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-にとってのモジュールは、\SpecialChar LaTeX
-におけるパッケージのようなものです。これらは、いろいろな文書で用いられることを意図したもので、別の文書で頻繁に同じようなことを必要とする
-ことがわかった場合には、その目的用のモジュールを書くことを考えたほうが良いでしょう。しかしながら、特定の文書が非常に特別なものを必要としており、特殊な差込枠や文
-字様式を必要としているけれども、一度限りしか使わないということもあるでしょう。つまり、文書に\SpecialChar LaTeX
-プリアンブルのようなものを欲しいわけです。この時に便利なのが、\SpecialChar LyX
+にとってのモジュールは,\SpecialChar LaTeX
+におけるパッケージのようなものです.これらは,いろいろな文書で用いられることを意図したもので,別の文書で頻繁に同じようなことを必要とする
+ことがわかった場合には,その目的用のモジュールを書くことを考えたほうが良いでしょう.しかしながら,特定の文書が非常に特別なものを必要としており,特殊な差込枠や文
+字様式を必要としているけれども,一度限りしか使わないということもあるでしょう.つまり,文書に\SpecialChar LaTeX
+プリアンブルのようなものを欲しいわけです.この時に便利なのが,\SpecialChar LyX
の「ロ
-ーカルレイアウト」です。この使い方については、取扱説明書『
+ーカルレイアウト」です.この使い方については,取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
\emph on
ローカルレイアウト
\emph default
-」の項をご覧ください。
+」の項をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-各クラスには、既定のオプションの組があります。以下の一覧表は、その簡単な説明です。
+各クラスには,既定のオプションの組があります.以下の一覧表は,その簡単な説明です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-おそらく「節分け最上位階層」とはどういう意味だろうと思っているでしょう。節の見出しを使える段落環境は、いくつかあります。異なった文書クラスでは、異なった節の見出
-しを使うことが出来ます。2つの文書クラスだけが
+おそらく「節分け最上位階層」とはどういう意味だろうと思っているでしょう.節の見出しを使える段落環境は,いくつかあります.異なった文書クラスでは,異なった節の見出
+しを使うことが出来ます.2つの文書クラスだけが
\family sans
章
\family default
-を使うことができて、残りは
+を使うことができて,残りは
\family sans
章
\family default
-を使うことができず、そのかわりに
+を使うことができず,そのかわりに
\family sans
節
\family default
-から始まります。letter文書クラスでは、節の見出しは使えません。
+から始まります.letter文書クラスでは,節の見出しは使えません.
\family sans
章
\family default
\family sans
節
\family default
-に加えて、
+に加えて,
\family sans
小節
\family default
\family sans
小々節
\family default
-もあります。これらの詳しい説明は第
+もあります.これらの詳しい説明は第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:見出し"
\end_inset
-節にあります。
+節にあります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書クラスの重要な特性のほとんどは、
+文書クラスの重要な特性のほとんどは,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
-メニューで設定されます。
+メニューで設定されます.
\family sans
文書クラス
\family default
\family sans
オプション
\family default
-フィールドには、現在の文書クラスに与える特別なオプションを、コンマ区切りの形で列挙することができますが、この方法は、現在の文書で使いたい特別なオプションを\SpecialChar LyX
+フィールドには,現在の文書クラスに与える特別なオプションを,コンマ区切りの形で列挙することができますが,この方法は,現在の文書で使いたい特別なオプションを\SpecialChar LyX
がサポ
-ートしていないときのみ必要になります。ご使用になりたい\SpecialChar LaTeX
-クラスとそのオプションの詳細を知るには、その\SpecialChar LaTeX
-クラスの取扱説明書を読む必要があります。
+ートしていないときのみ必要になります.ご使用になりたい\SpecialChar LaTeX
+クラスとそのオプションの詳細を知るには,その\SpecialChar LaTeX
+クラスの取扱説明書を読む必要があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
ヘディング形式
\family default
-ドロップボックスは、どのようなヘディングとページ番号が各ページに現れるかを制御します。以下の5つの選択肢があります。
+ドロップボックスは,どのようなヘディングとページ番号が各ページに現れるかを制御します.以下の5つの選択肢があります.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
既定値
\family default
- 現在のクラスの既定のページ形式を使います。
+ 現在のクラスの既定のページ形式を使います.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
空
\family default
- ページ番号もヘッダーもつけません。
+ ページ番号もヘッダーもつけません.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
プレーン(plain)
\family default
- ページ番号だけつけます。
+ ページ番号だけつけます.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
設定(headings)
\family default
- ページ番号と、そのページの章か節の名前と番号をいれます。現在の章を使うか節を使うかは、そのクラスの節分け最上位階層に依存します。
+ ページ番号と,そのページの章か節の名前と番号をいれます.現在の章を使うか節を使うかは,そのクラスの節分け最上位階層に依存します.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\end_inset
-パッケージが装備されていれば、完全にカスタマイズできるヘッダとフッタを生成することができます。定義の内容については、第
+パッケージが装備されていれば,完全にカスタマイズできるヘッダとフッタを生成することができます.定義の内容については,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:ユーザ設定ページヘッダ"
\end_inset
-節で言及されています。
+節で言及されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落の分け方については、第
+段落の分け方については,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:段落の分け方"
\end_inset
-節に述べられています。
+節に述べられています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\family sans
ページレイアウト
\family default
-メニューには、以下のオプションがあります。
+メニューには,以下のオプションがあります.
\begin_inset Index idx
status collapsed
\family sans
用紙書式
\family default
- 印刷する用紙寸法を選びます。選べるのは、次のサイズです。
-\begin_inset Separator parbreak
+ 印刷する用紙寸法を選びます.選べるのは,次のサイズです.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_layout Itemize
\family sans
-A0 - A6
+A0 – A6
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
-B0 - B6
+B0 – B6
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
-C0 - C6
+C0 – C6
\end_layout
\begin_layout Itemize
\begin_layout Itemize
\family sans
-JIS B0 - JIS B6
+JIS B0 – JIS B6
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
縦向き
\family default
-にするかを選択します。
+にするかを選択します.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
両面文書
\family default
- 印刷の余白を両面印刷用に調整します。これは、奇数ページと偶数ページで余白が変わることを意味します。
+ 印刷の余白を両面印刷用に調整します.これは,奇数ページと偶数ページで余白が変わることを意味します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-用紙の余白は、
+用紙の余白は,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
-メニューで設定します。
+メニューで設定します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-KOMA-Script文書クラスをお使いの時は、既定値で使って構いません。KOMA-Scriptは、用紙書式とフォント寸法を考慮に入れて、印刷余白を自動的に計算
-するからです。
+KOMA-Script文書クラスをお使いの時は,既定値で使って構いません.KOMA-Scriptは,用紙書式とフォント寸法を考慮に入れて,印刷余白を自動的に計算
+するからです.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書クラスが変更されると、\SpecialChar LyX
+文書クラスが変更されると,\SpecialChar LyX
は
\emph on
すべてのもの
\emph default
-を新しいクラス用に変換する必要があります。変換が必要なものには、段落環境も含まれます。段落環境のいくつかは標準的なもので、すべての文書クラスに備わっていますが、
-文書クラスによっては、特殊な段落環境を持っている場合があります。このような場合に、文書クラスが変更されると、\SpecialChar LyX
+を新しいクラス用に変換する必要があります.変換が必要なものには,段落環境も含まれます.段落環境のいくつかは標準的なもので,すべての文書クラスに備わっていますが,
+文書クラスによっては,特殊な段落環境を持っている場合があります.このような場合に,文書クラスが変更されると,\SpecialChar LyX
はもはや未知のものとなった段落を「解釈不能」とマーク
-します。旧文書クラスに戻りたいと思ったときのために、段落様式名は維持されます。しかしこれらの段落は、特別な整形をされることなしに出力されてしまうので、新しい段落
-様式を自分で作り出すか、新しい文書クラスに既存の段落様式に手動で変更する必要があります。
+します.旧文書クラスに戻りたいと思ったときのために,段落様式名は維持されます.しかしこれらの段落は,特別な整形をされることなしに出力されてしまうので,新しい段落
+様式を自分で作り出すか,新しい文書クラスに既存の段落様式に手動で変更する必要があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-色々な段落環境を説明する前に、段落の字下げについて少し説明しておきましょう。
+色々な段落環境を説明する前に,段落の字下げについて少し説明しておきましょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落の分け方については、すべての人がそれぞれの慣習を持っているようです。ほとんどのアメリカ人は、段落の最初の行を字下げします。一方で、字下げをせずに、段落間にス
-ペースを入れる人もいます。段落を字下げすることを選択した場合には、節の
+段落の分け方については,すべての人がそれぞれの慣習を持っているようです.ほとんどのアメリカ人は,段落の最初の行を字下げします.一方で,字下げをせずに,段落間にス
+ペースを入れる人もいます.段落を字下げすることを選択した場合には,節の
\emph on
最初の
\emph default
-段落や、図・数式・表・リストなどの後の段落では、字下げは
+段落や,図・数式・表・リストなどの後の段落では,字下げは
\emph on
行われません
\emph default
-。ある段落の後の段落のみ字下げされます。しかし、英語でない文書言語を用いるときには、字下げの挙動は異なることに注意してください。\SpecialChar LaTeX
-が、使用言語のルールにしたがって
-字下げを調整します。
+.ある段落の後の段落のみ字下げされます.しかし,英語でない文書言語を用いるときには,字下げの挙動は異なることに注意してください.\SpecialChar LaTeX
+が,使用言語のルールにしたがって
+字下げを調整します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-行間や、ヘッダと本文の間の余白など、段落間の余白—実のところ、ほとんどすべてのことに関する余白—は、\SpecialChar LyX
-に前もって組み込まれています。これまで述べてきたように、あれ
-これのあいだにどれだけ余白を空けるかといったことに、あなたが気を使う必要はまったくありません。それは\SpecialChar LyX
-がやることです。実は、それらの組み込まれた余白は、固定値では
-なく範囲で与えられています。これによって\SpecialChar LyX
-は、図がページの中で本文とうまく収まるようにしたり、節がページの最後から始まったりしないようにするために、行間を伸ばした
+行間や,ヘッダと本文の間の余白など,段落間の余白—実のところ,ほとんどすべてのことに関する余白—は,\SpecialChar LyX
+に前もって組み込まれています.これまで述べてきたように,あれ
+これのあいだにどれだけ余白を空けるかといったことに,あなたが気を使う必要はまったくありません.それは\SpecialChar LyX
+がやることです.実は,それらの組み込まれた余白は,固定値では
+なく範囲で与えられています.これによって\SpecialChar LyX
+は,図がページの中で本文とうまく収まるようにしたり,節がページの最後から始まったりしないようにするために,行間を伸ばした
り縮めたりすることができるのです
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-これは、\SpecialChar LyX
+これは,\SpecialChar LyX
が印刷可能なファイルを生成する時に \SpecialChar LaTeX
-が行います。
+が行います.
\end_layout
\end_inset
-。しかし、組み込まれているといっても、ユーザーが余白を変えることができないということを意味するわけではありません。\SpecialChar LyX
-は、これらの組み込まれた余白の
+.しかし,組み込まれているといっても,ユーザーが余白を変えることができないということを意味するわけではありません.\SpecialChar LyX
+は,これらの組み込まれた余白の
\emph on
全て
\emph default
-を、全般的に変更できる余地を提供しています。これについては後に詳述します。
+を,全般的に変更できる余地を提供しています.これについては後に詳述します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落の分け方を選ぶには、
+段落の分け方を選ぶには,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family sans
本文レイアウト
\family default
-サブメニューの中で、段落を字下げするか段落間に余白を追加するかにしたがって、
+サブメニューの中で,段落を字下げするか段落間に余白を追加するかにしたがって,
\family sans
行頭下げ
\family default
\family sans
垂直スペース
\family default
-を選んでください。
+を選んでください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文章全体ではなく、一つの段落だけに対して段落の区切り方を変えることもできます。現在の段落の状態を変更するには、
+文章全体ではなく,一つの段落だけに対して段落の区切り方を変えることもできます.現在の段落の状態を変更するには,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
段落設定
\family default
-ダイアログを開いて、
+ダイアログを開いて,
\family sans
段落の行頭下げ
\family default
arg "paragraph-params \\indent-toggle"
\end_inset
-)。段落が、行頭下げではなく余白で区切られている場合には、このボタンは無視されます(これを切り替えることによって、個別の段落を字下げすることはできません)。
+).段落が,行頭下げではなく余白で区切られている場合には,このボタンは無視されます(これを切り替えることによって,個別の段落を字下げすることはできません).
\end_layout
\begin_layout Standard
-何らかの微調整が必要な場合以外には、個別の段落の字下げ方法を変更する必要はないはずです。
+何らかの微調整が必要な場合以外には,個別の段落の字下げ方法を変更する必要はないはずです.
\end_layout
\begin_layout Subsection
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-この機能を使うためには、\SpecialChar LaTeX
-パッケージのsetspaceが装備されている必要があります。
+この機能を使うためには,\SpecialChar LaTeX
+パッケージのsetspaceが装備されている必要があります.
\end_layout
\end_inset
-。
+.
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
段落設定
\family default
-ダイアログを使えば、段落毎に設定することもできますが、通常、垂直余白は環境様式中で定義されているので、これを使用するのは非常に例外的な場合にのみ留めるべきです。
+ダイアログを使えば,段落毎に設定することもできますが,通常,垂直余白は環境様式中で定義されているので,これを使用するのは非常に例外的な場合にのみ留めるべきです.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落環境は、\SpecialChar LaTeX
+段落環境は,\SpecialChar LaTeX
ファイルにおける
\end_layout
\emph on
環境名
\emph default
-} ...
+} \SpecialChar ldots
\backslash
end{
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-コマンドに対応するものです。もし\SpecialChar LaTeX
-を知らなかったり、段落環境がどういうものか見当もつかない場合は
+コマンドに対応するものです.もし\SpecialChar LaTeX
+を知らなかったり,段落環境がどういうものか見当もつかない場合は
\emph on
-、
+,
\emph default
『
\emph on
入門篇
\emph default
-』を読んで下さい。『
+』を読んで下さい.『
\emph on
入門篇
\emph default
-』にはこの節よりも多くの例も含まれています。
+』にはこの節よりも多くの例も含まれています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落環境とは、その段落に特定の性質を与える、段落の「入れもの」に過ぎません。ここでいう性質には、特定の様式のフォントやいろいろな余白、連番の振り方、ラベルなどが
-含まれます。さらに、ある段落環境を別の段落環境の中に「入れ子」状に入れて、上位段落環境から性質の一部を継承させることができます。一連の段落環境を使うことによって
-、ややこしいタブストップや執筆作業中の余白調整や、その他タイプライタ時代からの遺物を一掃することができるようになります。特定の文章型にのみ使われる段落環境もあり
-ますが、ここでは最も一般的なものだけを取り上げることにします。
+段落環境とは,その段落に特定の性質を与える,段落の「入れもの」に過ぎません.ここでいう性質には,特定の様式のフォントやいろいろな余白,連番の振り方,ラベルなどが
+含まれます.さらに,ある段落環境を別の段落環境の中に「入れ子」状に入れて,上位段落環境から性質の一部を継承させることができます.一連の段落環境を使うことによって
+,ややこしいタブストップや執筆作業中の余白調整や,その他タイプライタ時代からの遺物を一掃することができるようになります.特定の文章型にのみ使われる段落環境もあり
+ますが,ここでは最も一般的なものだけを取り上げることにします.
\end_layout
\begin_layout Standard
-新しい段落環境を選ぶためには、ツールバーの左端のプルダウンボックス
+新しい段落環境を選ぶためには,ツールバーの左端のプルダウンボックス
\begin_inset Graphics
filename clipart/ToolbarEnvBox.png
scale 70
\end_inset
-を使って下さい。\SpecialChar LyX
-は、カーソル位置の
+を使って下さい.\SpecialChar LyX
+は,カーソル位置の
\emph on
段落全体
\emph default
-の環境を変更します。また、新しい環境を選ぶ前に複数の段落を選択しておくと、選択した段落全ての環境を変えることができます。
+の環境を変更します.また,新しい環境を選ぶ前に複数の段落を選択しておくと,選択した段落全ての環境を変えることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
Return
\family default
-を押すと、
+を押すと,
\emph on
一般的
\emph default
には
\family sans
-、
+,
\family default
新しい段落は
\family sans
標準
\family default
-段落環境で作られます。「一般的には」と言うのは、以下の環境の中では、
+段落環境で作られます.「一般的には」と言うのは,以下の環境の中では,
\family sans
Return
\family default
-を押すと、
+を押すと,
\family sans
標準
\family default
-にリセットされずに、前の段落の環境が維持されるからです。
+にリセットされずに,前の段落の環境が維持されるからです.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、
+は,
\family sans
Return
\family default
-を押すと、段落環境を
+を押すと,段落環境を
\family sans
標準
\family default
-に初期化せず、それまでの段落環境を引き継ぎます。入れ子階層の深さも保存されます(入れ子については第
+に初期化せず,それまでの段落環境を引き継ぎます.入れ子階層の深さも保存されます(入れ子については第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:入れ子"
\end_inset
-節を参照してください)。
+節を参照してください).
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ほとんどのクラスの既定の段落環境は、標準です。これは特別な性質を持たない、普通の段落を作ります。もし\SpecialChar LyX
-がある段落環境をリセットして新しい段落を作る場合は、これが選
-ばれます。実際あなたが読んでいるこの(そしてこの取扱説明書のほとんどの)段落が
+ほとんどのクラスの既定の段落環境は,標準です.これは特別な性質を持たない,普通の段落を作ります.もし\SpecialChar LyX
+がある段落環境をリセットして新しい段落を作る場合は,これが選
+ばれます.実際あなたが読んでいるこの(そしてこの取扱説明書のほとんどの)段落が
\family sans
標準
\family default
-環境です。
+環境です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
標準
\family default
-環境を入れることができますが、他の環境を標準環境の中に入れることはできません。
+環境を入れることができますが,他の環境を標準環境の中に入れることはできません.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-のタイトルページは3つの部分を持っています。タイトルそれ自身と著者の名前、それと著者の連絡先や謝辞を書いた脚註です。あるタイプの文章では、\SpecialChar LaTeX
+のタイトルページは3つの部分を持っています.タイトルそれ自身と著者の名前,それと著者の連絡先や謝辞を書いた脚註です.あるタイプの文章では,\SpecialChar LaTeX
はこれらすべてと今日の
-日付を独立したページに印刷します。また別のタイプの文章では「タイトル」ページは文章の一番はじめのページの上の方に印刷されます。
+日付を独立したページに印刷します.また別のタイプの文章では「タイトル」ページは文章の一番はじめのページの上の方に印刷されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
タイトル
\family default
-、
+,
\family sans
著者
\family default
-、
+,
\family sans
日付
\family default
-という3つの段落環境の形で用意しています。使い方は、
+という3つの段落環境の形で用意しています.使い方は,
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
タイトル
\family default
-環境に入れる。
+環境に入れる.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
著者
\family default
-環境に入れる。
+環境に入れる.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-もし特定の日付を入れたい場合や、今日の日付の場所に別のテキストを入れたい場合には、それを
+もし特定の日付を入れたい場合や,今日の日付の場所に別のテキストを入れたい場合には,それを
\family sans
日付
\family default
-環境に入れる。この
+環境に入れる.この
\family sans
日付
\family default
-環境はオプションです。入れる必要はありません。
+環境はオプションです.入れる必要はありません.
\family sans
日付
\family default
-環境がない場合には、\SpecialChar LaTeX
-は自動的に今日の日付を入れます。日付を入れたくない時は、
+環境がない場合には,\SpecialChar LaTeX
+は自動的に今日の日付を入れます.日付を入れたくない時は,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
\family sans
扉に表示される既定の日付を抑制
\family default
-オプションを有効にしてください。
+オプションを有効にしてください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-また脚註を使って、謝辞や著者の連絡先を入れることができます。
+また脚註を使って,謝辞や著者の連絡先を入れることができます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-節見出しを作るために、いくつかの段落環境があります。\SpecialChar LyX
-が見出しの番号を自動的につけてくれます。
+節見出しを作るために,いくつかの段落環境があります.\SpecialChar LyX
+が見出しの番号を自動的につけてくれます.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-次の7種類の番号付きの見出しがあります。
+次の7種類の番号付きの見出しがあります.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、これらの見出しに一連のピリオドで分けられた番号をつけます。この番号はあなたが読んでいるのは、文章のどこであるかを表しています。他の見出しと異なって、部の見出
-しはラテン数字で番号がつけられます。
+は,これらの見出しに一連のピリオドで分けられた番号をつけます.この番号はあなたが読んでいるのは,文章のどこであるかを表しています.他の見出しと異なって,部の見出
+しはラテン数字で番号がつけられます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらの見出しによって文章はいくつかの部分へ分けられます。例えば本を書く場合を考えて下さい。一冊の本をいくつかの章へ分けるでしょう。\SpecialChar LyX
+これらの見出しによって文章はいくつかの部分へ分けられます.例えば本を書く場合を考えて下さい.一冊の本をいくつかの章へ分けるでしょう.\SpecialChar LyX
はこれと同じようなグループ分
-けをします。
+けをします.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
部
\family default
-は、
+は,
\family sans
章
\family default
-か節に分けられます。
+か節に分けられます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
節
\family default
-に分けられます。
+に分けられます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
小節
\family default
-に分けられます。
+に分けられます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
小々節
\family default
-に分けられます。
+に分けられます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
段落
\family default
-に分けられます。
+に分けられます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
小段落
\family default
-に分けられます。
+に分けられます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-すべての文章タイプが、
+すべての文章タイプが,
\family sans
章
\family default
-を節分けの一番高いレベルとして使っているわけではありません。その場合には
+を節分けの一番高いレベルとして使っているわけではありません.その場合には
\family sans
節
\family default
-が一番高いレベルになります。
+が一番高いレベルになります.
\end_layout
\end_inset
\family sans
小節
\family default
-環境を使って見出しを作る場合には、(章番号.)節番号.小節の番号という形で番号をつけます。例えば、この取扱説明書の第2章の5番目の節の場合は「2.5」という番号が付け
-られています。
+環境を使って見出しを作る場合には,(章番号.)節番号.小節の番号という形で番号をつけます.例えば,この取扱説明書の第2章の5番目の節の場合は「2.5」という番号が付け
+られています.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-番号を付けない見出しは、名称の終わりに「*」が付いています。これらは、目次に載らないこと以外は、番号付きの見出しと同じように働きます(第
+番号を付けない見出しは,名称の終わりに「*」が付いています.これらは,目次に載らないこと以外は,番号付きの見出しと同じように働きます(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:目次と一覧"
\end_inset
-節を参照)。
+節を参照).
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-どの節レベルまで番号をつけるか、また目次ではどのレベルまで番号をつけるかを変更することができます。これは文書クラスで決まっている節のレベルを変えるものではありま
-せん。あるタイプの文章は
+どの節レベルまで番号をつけるか,また目次ではどのレベルまで番号をつけるかを変更することができます.これは文書クラスで決まっている節のレベルを変えるものではありま
+せん.あるタイプの文章は
\family sans
章
\family default
\family sans
小段落
\family default
-までの節レベルを持っています。また別のクラスでは
+までの節レベルを持っています.また別のクラスでは
\family sans
節
\family default
-から始まります。同じように、すべての文書クラスがすべての節レベルに対して番号をつけるのではありません。ほとんどの文書クラスは
+から始まります.同じように,すべての文書クラスがすべての節レベルに対して番号をつけるのではありません.ほとんどの文書クラスは
\family sans
段落
\family default
\family sans
小段落
\family default
-には番号はつけません。しかし、この設定は変えることができます。
+には番号はつけません.しかし,この設定は変えることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-ダイアログを開いて下さい。
+ダイアログを開いて下さい.
\family sans
連番と目次
\family default
-の中に2つのカウンタがあります。
+の中に2つのカウンタがあります.
\family sans
連番
\family default
-と名づけられたものは、節分けのどの階層の節見出しにまで\SpecialChar LyX
-が番号を付けるべきかを制御します。もう一つのものは、目次に節見出しが現れるようにするかどうかを制御します。
+と名づけられたものは,節分けのどの階層の節見出しにまで\SpecialChar LyX
+が番号を付けるべきかを制御します.もう一つのものは,目次に節見出しが現れるようにするかどうかを制御します.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-この節のように、節や章の見出しは、非常に長くなることがあります。水平方向の余白が限られている場合、これが問題を引き起こすことがあります。例えば、ページのヘッダが
-、現在の節のタイトルを表示するように設定されている場合、見出しが長すぎると、ページ余白にまではみ出して、ひどい仕上がりになりかねません。
+この節のように,節や章の見出しは,非常に長くなることがあります.水平方向の余白が限られている場合,これが問題を引き起こすことがあります.例えば,ページのヘッダが
+,現在の節のタイトルを表示するように設定されている場合,見出しが長すぎると,ページ余白にまではみ出して,ひどい仕上がりになりかねません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-では、節見出しに短縮形を設定できるようになっています。この短縮形は、上述の問題を避けるのに、ヘッダと目次で使用されます。短縮形を指定するには、カーソルを見出しの
-行末に置いて、
+では,節見出しに短縮形を設定できるようになっています.この短縮形は,上述の問題を避けるのに,ヘッダと目次で使用されます.短縮形を指定するには,カーソルを見出しの
+行末に置いて,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
見出し短縮形
\family default
-メニューを使用してください。すると、「見出し短縮形」と書かれたボックスが挿入されるので、そこに短縮形の文を入力します。これは、フロート内のキャプションにも使うこ
-とができます。短縮形は、見出し一つにつき、一つだけ付けることができます。
+メニューを使用してください.すると,「見出し短縮形」と書かれたボックスが挿入されるので,そこに短縮形の文を入力します.これは,フロート内のキャプションにも使うこ
+とができます.短縮形は,見出し一つにつき,一つだけ付けることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-本節の見出しは、この機能を使った一例になっています。
+本節の見出しは,この機能を使った一例になっています.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-次のことはすべての節見出し環境に共通することです。
+次のことはすべての節見出し環境に共通することです.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-節見出し環境を入れ子にすることはできません。
+節見出し環境を入れ子にすることはできません.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-節見出し環境では傍註は使えません。
+節見出し環境では傍註は使えません.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-節見出し環境では、文中数式しか使えません。
+節見出し環境では,文中数式しか使えません.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-見出し番号を参照するのに、ラベルと相互参照を使うことができます。
+見出し番号を参照するのに,ラベルと相互参照を使うことができます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は詩を書いたり引用文を挿入するための、3つの段落環境を持っています。
+は詩を書いたり引用文を挿入するための,3つの段落環境を持っています.
\family sans
引用(字下げなし)
\family default
\family sans
詩句
\family default
-です。他のワードプロセッサなら引用文を挿入する場合には余白の調整、行間の変更が必要でしたが、この3つの段落環境を使えば自動的にやってくれます。この3つの環境はす
-べてマージンを広くして、挿入するテキストの上と下にスペースを追加します。これらは、入れ子にすることもできるので、例えば、
+です.他のワードプロセッサなら引用文を挿入する場合には余白の調整,行間の変更が必要でしたが,この3つの段落環境を使えば自動的にやってくれます.この3つの環境はす
+べてマージンを広くして,挿入するテキストの上と下にスペースを追加します.これらは,入れ子にすることもできるので,例えば,
\family sans
詩句
\family default
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
-や他の段落環境に入れることもできます。
+や他の段落環境に入れることもできます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-この3つの環境の特徴として、新しい段落をはじめても
+この3つの環境の特徴として,新しい段落をはじめても
\family sans
標準
\family default
\emph on
されない
\emph default
-ことがあります。そのため詩を書いてる最中に環境が変わるのを心配すること無しに気楽に
+ことがあります.そのため詩を書いてる最中に環境が変わるのを心配すること無しに気楽に
\family sans
Return
\family default
-を押すことができます。ただし、そのかわりに詩を書き終ったら、自分で
+を押すことができます.ただし,そのかわりに詩を書き終ったら,自分で
\family sans
標準
\family default
-環境に変える必要があります。
+環境に変える必要があります.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-さて今までは3つの環境の共通点を説明してきましたが、ここで違いについて説明しましょう。
+さて今までは3つの環境の共通点を説明してきましたが,ここで違いについて説明しましょう.
\family sans
引用(字下げなし)
\family default
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
-は、一つの違いを除くと同じものです。
+は,一つの違いを除くと同じものです.
\family sans
引用(字下げなし)
\family default
-は段落を分けるのに段落間にスペースを入れますが、
+は段落を分けるのに段落間にスペースを入れますが,
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
\emph on
常に
\emph default
-最初の行を字下げすることで段落を分けます。
+最初の行を字下げすることで段落を分けます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
引用(字下げなし)
\family default
-環境の例です。
+環境の例です.
\end_layout
\begin_layout Quote
\family sans
引用(字下げなし)
\family default
-環境です。どんどん書いていってあげましょう。この行をどんどん延ばして、改行するところまで持っていきましょう。ほら、字下げしないでしょう?
+環境です.どんどん書いていってあげましょう.この行をどんどん延ばして,改行するところまで持っていきましょう.ほら,字下げしないでしょう?
\end_layout
\begin_layout Quote
-ここは、同じ引用の第2段落です。ここでも字下げはありません。ただし、私のいるこの段落と上の段落の間には、余白が設けられます。
+ここは,同じ引用の第2段落です.ここでも字下げはありません.ただし,私のいるこの段落と上の段落の間には,余白が設けられます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
-環境の例を見てみましょう。
+環境の例を見てみましょう.
\end_layout
\begin_layout Quotation
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
-環境です。どんどん書いていくと、字下げしていることが分かるでしょう。もしあなたが、第一行を字下げして新しい段落が始まったことを示すような記法を使っている国にいる
-場合、
+環境です.どんどん書いていくと,字下げしていることが分かるでしょう.もしあなたが,第一行を字下げして新しい段落が始まったことを示すような記法を使っている国にいる
+場合,
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
-はあなた向けの環境です!もちろん、どこかの文章を引用すると仮定しての話です。
+はあなた向けの環境です!もちろん,どこかの文章を引用すると仮定しての話です.
\end_layout
\begin_layout Quotation
-ここは新しい段落です。選挙のときの政治家みたいにくだらないことをぐだぐだと書き続けてみましょう。本当にそうしたら、きっとあなたは退屈するでしょうが。
+ここは新しい段落です.選挙のときの政治家みたいにくだらないことをぐだぐだと書き続けてみましょう.本当にそうしたら,きっとあなたは退屈するでしょうが.
\end_layout
\begin_layout Standard
-これでわかるように、
+これでわかるように,
\family sans
引用(字下げなし)
\family default
-は段落を分けるのにスペースを使う人のための環境で、
+は段落を分けるのにスペースを使う人のための環境で,
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
-は、字下げを段落を分けるのに使う人のための環境です。
+は,字下げを段落を分けるのに使う人のための環境です.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
詩句
\family default
-は、詩や韻文などを書くための段落環境です。次の例を見て下さい。
+は,詩や韻文などを書くための段落環境です.次の例を見て下さい.
\end_layout
\begin_layout Verse
\end_layout
\begin_layout Verse
-あしきものはさらにあしきものとならざるべからず。その流れはとどまるところをしらざるものとなり、倦むことをしらざるほどに、ながく、またながく、うたかたの流れもたえ
-ざるほどに、またこの行も改行せんほどにながくのびていく。画面においてはよからん、されど印字した場合にはいかほどや。そこにおいては、後の行は最初の行よりも少しだけ
-字下げされん。だんだん散文になってきて韻も踏めないのでやめましょう。叱ってん
+あしきものはさらにあしきものとならざるべからず.その流れはとどまるところをしらざるものとなり,倦むことをしらざるほどに,ながく,またながく,うたかたの流れもたえ
+ざるほどに,またこの行も改行せんほどにながくのびていく.画面においてはよからん,されど印字した場合にはいかほどや.そこにおいては,後の行は最初の行よりも少しだけ
+字下げされん.だんだん散文になってきて韻も踏めないのでやめましょう.叱ってん
\begin_inset Formula $\heartsuit$
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-見てわかるように、
+見てわかるように,
\family sans
詩句
\family default
-は段落を分けるのに字下げをしません。また詩の一連が一つの段落になっています。一連の中で行を分けるには、
+は段落を分けるのに字下げをしません.また詩の一連が一つの段落になっています.一連の中で行を分けるには,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "newline-insert newline"
\family typewriter
break-line
\family default
-関数を使って下さい。
+関数を使って下さい.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、箇条書きを作るために4つの段落環境を持っています。
+は,箇条書きを作るために4つの段落環境を持っています.
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境では、\SpecialChar LyX
-は各々の項目の前に小さい印か番号をつけます。
+環境では,\SpecialChar LyX
+は各々の項目の前に小さい印か番号をつけます.
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
\family sans
リスト
\family default
-環境では、自分で各項目のラベルをつけることができます。まずこの4つの環境に共通することを説明して、それから各々の環境について説明することにしましょう。
+環境では,自分で各項目のラベルをつけることができます.まずこの4つの環境に共通することを説明して,それから各々の環境について説明することにしましょう.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-この4つの箇条書きを作る環境は、さまざまな面で他の環境と異なります。まず初めに、\SpecialChar LyX
-は各々の段落を箇条書きの項目として扱います。
+この4つの箇条書きを作る環境は,さまざまな面で他の環境と異なります.まず初めに,\SpecialChar LyX
+は各々の段落を箇条書きの項目として扱います.
\family sans
Return
\family default
\emph on
変わるのではなく
\emph default
-、新しい箇条書きの項目が作られます。ここで、環境の入れ子の階層は維持されます。段落環境は変えないで、現在の階層だけをリセットしたい場合は、
+,新しい箇条書きの項目が作られます.ここで,環境の入れ子の階層は維持されます.段落環境は変えないで,現在の階層だけをリセットしたい場合は,
\family sans
\begin_inset Info
\family default
-を使って改行します。箇条書きの最上位層でこうすると、
+を使って改行します.箇条書きの最上位層でこうすると,
\family sans
標準
\family default
-環境に復帰します。
+環境に復帰します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらの環境の中に、任意の箇条書き環境を入れることもできます。実際、いくつかの箇条書き環境では、入れ子の深さによって\SpecialChar LyX
-がラベルを変えます。リスト環境を入れ子にした
-い場合は、第
+これらの環境の中に,任意の箇条書き環境を入れることもできます.実際,いくつかの箇条書き環境では,入れ子の深さによって\SpecialChar LyX
+がラベルを変えます.リスト環境を入れ子にした
+い場合は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:入れ子"
\end_inset
-節をぜひ読んで下さい。
+節をぜひ読んで下さい.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-段落環境を説明しましょう。この段落環境は次のような性質を持っています。
+段落環境を説明しましょう.この段落環境は次のような性質を持っています.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-各々の項目は小さい印(シンボル)をラベルとして使います。
-\begin_inset Separator parbreak
+各々の項目は小さい印(シンボル)をラベルとして使います.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Itemize
-同じ入れ子の深さの場合、同じシンボルが使われます。
+同じ入れ子の深さの場合,同じシンボルが使われます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-シンボルは一行目の一番初めにつきます。
+シンボルは一行目の一番初めにつきます.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Itemize
-項目の長さは制限されません。\SpecialChar LyX
-は自動的に各項目の左余白を調整します。そして、左余白の大きさは
+項目の長さは制限されません.\SpecialChar LyX
+は自動的に各項目の左余白を調整します.そして,左余白の大きさは
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-が含まれている環境によって変わります。
+が含まれている環境によって変わります.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境を入れると項目のラベルのシンボルが変わります。
-\begin_inset Separator parbreak
+環境を入れると項目のラベルのシンボルが変わります.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Itemize
-4つの異なるシンボルがあって、4段階の入れ子の深さに対応しています。
+4つの異なるシンボルがあって,4段階の入れ子の深さに対応しています.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-画面上では、つねに同じシンボルを表示されます。
+画面上では,つねに同じシンボルを表示されます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-入れ子になった環境の詳しい説明は、第
+入れ子になった環境の詳しい説明は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:入れ子"
\end_inset
-節を見て下さい。
+節を見て下さい.
\end_layout
\end_deeper
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-を使ったリストの例になってます。
+を使ったリストの例になってます.
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境は順序が問題にならないようなリストを作るのに向いた環境です。
+環境は順序が問題にならないようなリストを作るのに向いた環境です.
\end_layout
\begin_layout Standard
-違うレベルでは違うシンボルがラベルとして使われると言いましたが、それを見てみましょう。次の例では4つのすべてのシンボルを使っています。
+違うレベルでは違うシンボルがラベルとして使われると言いましたが,それを見てみましょう.次の例では4つのすべてのシンボルを使っています.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-のラベルは黒丸です。
-\begin_inset Separator parbreak
+のラベルは黒丸です.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Itemize
-2番目のレベルのシンボルはダッシュ(-)です。
-\begin_inset Separator parbreak
+2番目のレベルのシンボルはダッシュ(-)です.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Itemize
-3番目のレベルのラベルはアステリスク(*)です。
-\begin_inset Separator parbreak
+3番目のレベルのラベルはアステリスク(*)です.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Itemize
-4番目のレベルのラベルは小さな黒丸です。
+4番目のレベルのラベルは小さな黒丸です.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Itemize
-3番目のレベルに戻りました。
+3番目のレベルに戻りました.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Itemize
-2番目のレベルに戻りました。
+2番目のレベルに戻りました.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Itemize
-一番外側のレベルに戻りました。
+一番外側のレベルに戻りました.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-のラベルです。これらのラベルの出力中での表示は、
+のラベルです.これらのラベルの出力中での表示は,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family sans
ブリット
\family default
-メニューで変更することができます。これらの変更は、\SpecialChar LyX
-中での表示には反映されません。
+メニューで変更することができます.これらの変更は,\SpecialChar LyX
+中での表示には反映されません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-上の例を見ると、項目間の距離もレベルが増すに連れ減って行くのもわかると思います。環境を入れ子にする方法と、そうした場合のヒントが第
+上の例を見ると,項目間の距離もレベルが増すに連れ減って行くのもわかると思います.環境を入れ子にする方法と,そうした場合のヒントが第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:入れ子"
\end_inset
-節で説明されてます。読むのを忘れないで下さい。
+節で説明されてます.読むのを忘れないで下さい.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境は番号付きのリストやアウトラインを作るための道具です。これは次のような性質を持っています。
+環境は番号付きのリストやアウトラインを作るための道具です.これは次のような性質を持っています.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-各々の項目は数字またはアルファベットをラベルとして使います。
-\begin_inset Separator parbreak
+各々の項目は数字またはアルファベットをラベルとして使います.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-ラベルの種類は入れ子の深さによって異なります。
+ラベルの種類は入れ子の深さによって異なります.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
\SpecialChar LyX
-が項目の数を数えてラベルを自動的につけ、必要ならば更新します。
+が項目の数を数えてラベルを自動的につけ,必要ならば更新します.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境に入ると項目の番号は1にリセットされます。
+環境に入ると項目の番号は1にリセットされます.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境と同様に、
+環境と同様に,
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
環境は
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-項目のレベルに応じて左マージンが変わります。項目の長さはどんな長さでも大丈夫です。
+項目のレベルに応じて左マージンが変わります.項目の長さはどんな長さでも大丈夫です.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-入れ子の深さに応じて項目間のスペースを減らして行きます。
+入れ子の深さに応じて項目間のスペースを減らして行きます.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-入れ子の深さに応じて異なるラベルを使います。
+入れ子の深さに応じて異なるラベルを使います.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-環境を4段階まで入れ子にできます。
+環境を4段階まで入れ子にできます.
\end_layout
\end_deeper
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境と違い、\SpecialChar LyX
+環境と違い,\SpecialChar LyX
では
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-は各項目に異なったラベルをつけます。次の例で
+は各項目に異なったラベルをつけます.次の例で
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
の4段階のレベルに\SpecialChar LyX
-がつけるラベルを見て下さい。
+がつけるラベルを見て下さい.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-一番目のレベルでは後ろにピリオド(.)が付いたアラビア数字がラベルに使われます。
-\begin_inset Separator parbreak
+一番目のレベルでは後ろにピリオド(.)が付いたアラビア数字がラベルに使われます.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-2番目のレベルでは括弧で囲まれた小文字のアルファベットが使われます。
-\begin_inset Separator parbreak
+2番目のレベルでは括弧で囲まれた小文字のアルファベットが使われます.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-3番目のレベルでは後ろにピリオドが付いた小文字のローマ数字が使われます。
-\begin_inset Separator parbreak
+3番目のレベルでは後ろにピリオドが付いた小文字のローマ数字が使われます.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-4番目のレベルでは後ろにピリオドの付いた大文字のアルファベットが使われます。
+4番目のレベルでは後ろにピリオドの付いた大文字のアルファベットが使われます.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-項目間の距離は入れ子の深さが深くなるに連れて狭くなって行くのに注意して下さい。
+項目間の距離は入れ子の深さが深くなるに連れて狭くなって行くのに注意して下さい.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-3番目のレベルに戻りました。
+3番目のレベルに戻りました.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-2番目のレベルに戻りました。
+2番目のレベルに戻りました.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-1番外側のレベルです。
+1番外側のレベルです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境中で使用する連番の型を指定することができます。第
+環境中で使用する連番の型を指定することができます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:箇条書きの微調整"
\end_inset
-章をご参照ください。ここで指定したものは、出力中には反映されますが、\SpecialChar LyX
-中では反映されません。
+章をご参照ください.ここで指定したものは,出力中には反映されますが,\SpecialChar LyX
+中では反映されません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境を入れ子にすることに関しては、さらに述べるべきことがあります。より詳しくは、第
+環境を入れ子にすることに関しては,さらに述べるべきことがあります.より詳しくは,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:入れ子"
\end_inset
-節をご参照ください。
+節をご参照ください.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-今までの2つの環境と違って、
+今までの2つの環境と違って,
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
-環境では項目に付けるラベルは決まっていません。そのかわりに\SpecialChar LyX
-は項目の1行目の1番初めの「単語」をラベルに使うのです。例を見て下さい。
+環境では項目に付けるラベルは決まっていません.そのかわりに\SpecialChar LyX
+は項目の1行目の1番初めの「単語」をラベルに使うのです.例を見て下さい.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
-環境の例です。
+環境の例です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-はラベルをボールド体にして、ラベルと残りの部分の間にスペースを入れます。
+はラベルをボールド体にして,ラベルと残りの部分の間にスペースを入れます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-1番初めの「単語」という意味は、ある項目の1行目にいるとき、最初に
+1番初めの「単語」という意味は,ある項目の1行目にいるとき,最初に
\family sans
Space
\family default
\end_inset
-が打たれたところでラベルが終了するということです。もしラベルに2語以上を使う必要がある場合には、
+が打たれたところでラベルが終了するということです.もしラベルに2語以上を使う必要がある場合には,
\family sans
保護された空白
\family default
arg "command-alternatives math-space ; space-insert protected"
\end_inset
-と入力するか、
+と入力するか,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
保護された空白
\family default
-メニューを使用してください。詳細は第
+メニューを使用してください.詳細は第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:水平方向の空白"
\end_inset
-節参照)。以下が使用例です。
+節参照).以下が使用例です.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
保護された空白
\family default
-をラベルに使った例です。
+をラベルに使った例です.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
-環境は定義、定理のようなものに使ったらいいでしょう。ある言葉を残りのテキストより目立つようにしたい場合に使えばいいのです。あることを説明する文章全体を
+環境は定義,定理のようなものに使ったらいいでしょう.ある言葉を残りのテキストより目立つようにしたい場合に使えばいいのです.あることを説明する文章全体を
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
-環境にいれるのはやめた方がいいでしょう。その場合には
+環境にいれるのはやめた方がいいでしょう.その場合には
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-を使って、その中にいくつかの
+を使って,その中にいくつかの
\family sans
標準
\family default
-環境をいれた方がいいでしょう。
+環境をいれた方がいいでしょう.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
-環境の中に入れたり、他のリストや別の環境の中に入れることができます。
+環境の中に入れたり,他のリストや別の環境の中に入れることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-注意ですが、\SpecialChar LyX
-は2行目以降を1行目に対してオフセットするのに気をつけて下さい。
+注意ですが,\SpecialChar LyX
+は2行目以降を1行目に対してオフセットするのに気をつけて下さい.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
ラベル付け
\family default
-環境は、\SpecialChar LaTeX
+環境は,\SpecialChar LaTeX
の\SpecialChar LyX
-独自拡張です。
+独自拡張です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
-と同様、
+と同様,
\family sans
ラベル付け
\family default
-箇条書きは、各箇条書き項目にユーザーが定義したラベルを付けますが、さらに高機能です。その性質を下記に記します。
+箇条書きは,各箇条書き項目にユーザーが定義したラベルを付けますが,さらに高機能です.その性質を下記に記します.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
項目ラベル \SpecialChar LyX
-は、各行の最初の「単語」を項目ラベルとして使用します。項目の最初の行が始まって最初の
+は,各行の最初の「単語」を項目ラベルとして使用します.項目の最初の行が始まって最初の
\family sans
スペース
\family default
-が、ラベルの終わりの印です。項目ラベルに2単語以上を必要とする場合は、上述の通り、保護スペースを使用してください。
+が,ラベルの終わりの印です.項目ラベルに2単語以上を必要とする場合は,上述の通り,保護スペースを使用してください.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
-余白 ご覧のとおり、\SpecialChar LyX
-のつける項目ラベルと項目本文の余白は異なります。本文部分では、左余白は、ラベルの既定幅に少し余分な空白を加えた大きさとなり、項目ラベルよりも
-大きくなっています。
+余白 ご覧のとおり,\SpecialChar LyX
+のつける項目ラベルと項目本文の余白は異なります.本文部分では,左余白は,ラベルの既定幅に少し余分な空白を加えた大きさとなり,項目ラベルよりも
+大きくなっています.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
ラベル幅 \SpecialChar LyX
-は、ラベル幅か既定幅のどちらか大きい方を使用します。ラベル幅の方が大きい場合には、ラベルは、最初の行の中に「くい込み」ます。言い換えれば、最初の行の本
-文を、他の項目本文の左余白に揃えません。
+は,ラベル幅か既定幅のどちらか大きい方を使用します.ラベル幅の方が大きい場合には,ラベルは,最初の行の中に「くい込み」ます.言い換えれば,最初の行の本
+文を,他の項目本文の左余白に揃えません.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
ラベル付け
\family default
-環境中にある全項目の本文左余白が同じになるように、既定ラベル幅を設定することができます。
+環境中にある全項目の本文左余白が同じになるように,既定ラベル幅を設定することができます.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-既定幅を変更するには、箇条書き中の全項目を選択して、
+既定幅を変更するには,箇条書き中の全項目を選択して,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
段落設定
arg "layout-paragraph"
\end_inset
-)を開くと、
+)を開くと,
\family sans
最長のラベル
\family default
-ボックス中のテキストが既定ラベル幅を規定します。ここには、お使いの最長のラベルの文を入れてもいいですし、代わりに文字の「M」をいくつか入れてもかまいません。Mは
-、最も幅の広いアルファベットなので、\SpecialChar LaTeX
-での幅の標準単位となっています。「M」を幅単位として使えば、ラベル付け環境のラベルを変更する度に
+ボックス中のテキストが既定ラベル幅を規定します.ここには,お使いの最長のラベルの文を入れてもいいですし,代わりに文字の「M」をいくつか入れてもかまいません.Mは
+,最も幅の広いアルファベットなので,\SpecialChar LaTeX
+での幅の標準単位となっています.「M」を幅単位として使えば,ラベル付け環境のラベルを変更する度に
\family sans
最長のラベル
\family default
-の中身を書き換える必要がありません。
+の中身を書き換える必要がありません.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-事前に設定された既定幅は、「00.00.0000」の幅になっています(6
+事前に設定された既定幅は,「00.00.0000」の幅になっています(6
\begin_inset space ~
\end_inset
-Mと同じ幅)。
+Mと同じ幅).
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
ラベル付け
\family default
-箇条書きは、
+箇条書きは,
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
-と同じように、本文を叙述するのに一語を本文から抜き出す必要があるときに用います。ラベル付けは、この目的を達するもう一つの方法を、別のレイアウトで提供するものです
-。
+と同じように,本文を叙述するのに一語を本文から抜き出す必要があるときに用います.ラベル付けは,この目的を達するもう一つの方法を,別のレイアウトで提供するものです
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
ラベル付け
\family default
-環境は、それ自身や別の型の箇条書き環境の中に入れ子にすることができます。これは、他の箇条書き環境と同様の動作をします。入れ子についての詳細は、第
+環境は,それ自身や別の型の箇条書き環境の中に入れ子にすることができます.これは,他の箇条書き環境と同様の動作をします.入れ子についての詳細は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:入れ子"
\end_inset
-節をお読みください。
+節をお読みください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
ラベル付け
\family default
-環境には、もう一つ特徴があります。例に見るように、\SpecialChar LyX
-は、既定で項目ラベルを左揃えにしますが、
+環境には,もう一つ特徴があります.例に見るように,\SpecialChar LyX
+は,既定で項目ラベルを左揃えにしますが,
\family sans
水平フィル
\family default
-を追加すれば、\SpecialChar LyX
-のラベルのそろえ方を変更することができます。
+を追加すれば,\SpecialChar LyX
+のラベルのそろえ方を変更することができます.
\family sans
水平フィル
\family default
-については、後ほど第
+については,後ほど第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:水平方向の空白"
\end_inset
-節で説明します。いくつかの例を見てみましょう。
+節で説明します.いくつかの例を見てみましょう.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
リスト
\family default
-項目のラベルです。
+項目のラベルです.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
水平フィル
\family default
-を一つ入れると右揃えになります。
+を一つ入れると右揃えになります.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
水平フィル
\family default
-を入れると中央揃えになります。
+を入れると中央揃えになります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-本節で述べられている機能を使用するには、文書設定で
+本節で述べられている機能を使用するには,文書設定で
\family sans
調整可能な箇条書き(enumitem)
\family default
-モジュールを読み込まなくてはなりません。これは、\SpecialChar LaTeX
+モジュールを読み込まなくてはなりません.これは,\SpecialChar LaTeX
-packageの
\series bold
enumitem
\end_inset
-を読み込むものです。
+を読み込むものです.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\begin_layout Standard
\noindent
-連番箇条書きの番号の振り方の既定値は、箇条書きの各階層における最初の項目に、非必須引数を加えることで(
+連番箇条書きの番号の振り方の既定値は,箇条書きの各階層における最初の項目に,非必須引数を加えることで(
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
短縮タイトル
\family default
-メニュー)変更することができます。そこに、\SpecialChar TeX
+メニュー)変更することができます.そこに,\SpecialChar TeX
コードで(
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
\SpecialChar TeX
-コードについての詳細は、第
+コードについての詳細は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:TeXコード"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\noindent
-というコマンドを書き加えてください。ここで、
+というコマンドを書き加えてください.ここで,
\emph on
enumi
\emph default
-は、第1階層の連番のカウンタです。コマンド
+は,第1階層の連番のカウンタです.コマンド
\series bold
\backslash
roman
\series default
-は、このカウントを、小文字のローマ数字で出力します。大文字のローマ数字を使うには、上記コマンド中の
+は,このカウントを,小文字のローマ数字で出力します.大文字のローマ数字を使うには,上記コマンド中の
\series bold
\backslash
\backslash
Roman
\series default
-に置き換えてください。アラビア数字にするには、
+に置き換えてください.アラビア数字にするには,
\series bold
\backslash
arabic
\series default
-を使用します。項目に、大文字もしくは小文字のラテン文字で「連番」を付けたい場合には、それぞれ
+を使用します.項目に,大文字もしくは小文字のラテン文字で「連番」を付けたい場合には,それぞれ
\series bold
\backslash
\backslash
alph
\series default
-を使用してください。
+を使用してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-連番は1文字に限られているので、ラテン文字では26項目までしか連番を振ることはできません。
+連番は1文字に限られているので,ラテン文字では26項目までしか連番を振ることはできません.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-箇条書きの下位階層の連番を変更するには、コマンド中の「i」を、階層番号の小文字ローマ数字で置き換えてください(enumi, enumii, enumiii,
- enumiv)。
+箇条書きの下位階層の連番を変更するには,コマンド中の「i」を,階層番号の小文字ローマ数字で置き換えてください(enumi, enumii, enumiii,
+ enumiv).
\end_layout
\begin_layout Standard
-下記は、調整した連番箇条書きの例です。
+下記は,調整した連番箇条書きの例です.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_inset
第1階層
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_layout Enumerate
第2階層
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_inset
第3階層
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_deeper
\end_deeper
\begin_layout Standard
-上記リストでは、以下のようなコマンドが使用されています。
+上記リストでは,以下のようなコマンドが使用されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここで、コマンド
+ここで,コマンド
\series bold
\backslash
emph{}
\series default
-は、ラベルを強調文字にし、
+は,ラベルを強調文字にし,
\series bold
\backslash
bfseries{}
\series default
-はボールド体にします。
+はボールド体にします.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-リスト階層のラベルを変更したときには、再度定義を変更するまで、それ以降のすべてのリストで、それがずっと使われます。
+リスト階層のラベルを変更したときには,再度定義を変更するまで,それ以降のすべてのリストで,それがずっと使われます.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下のように、あいだに段落をはさんで、連番を復帰させることができます。
+以下のように,あいだに段落をはさんで,連番を復帰させることができます.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_layout
\begin_layout Standard
-連番を復帰させるには、スタイル
+連番を復帰させるには,スタイル
\family sans
箇条書き(連番)-復帰
\family default
-を使用してください。連番が\SpecialChar LyX
-中に青色で表示されて、これが復帰連番であることを示し、\SpecialChar LyX
-中での番号は正しくないけれども、出力中では正しくなることを強調します。
+を使用してください.連番が\SpecialChar LyX
+中に青色で表示されて,これが復帰連番であることを示し,\SpecialChar LyX
+中での番号は正しくないけれども,出力中では正しくなることを強調します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-前に復帰すべき連番がない場合には、\SpecialChar LaTeX
-エラーが発生します。
+前に復帰すべき連番がない場合には,\SpecialChar LaTeX
+エラーが発生します.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-箇条書きの連番を復帰させる際、次の番号ではない番号に復帰させたかったり、新しい連番を、指定した番号から始めたいことがあるかもしれません。これも、通常の連番箇条書
-きの最初の項目に、非必須引数を加えることで実現できます。非必須引数として、
+箇条書きの連番を復帰させる際,次の番号ではない番号に復帰させたかったり,新しい連番を,指定した番号から始めたいことがあるかもしれません.これも,通常の連番箇条書
+きの最初の項目に,非必須引数を加えることで実現できます.非必須引数として,
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-というコマンドを入力してください。ここで、「番号」は箇条書きを開始したい番号です。例:
+というコマンドを入力してください.ここで,「番号」は箇条書きを開始したい番号です.例:
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_layout
\begin_layout Standard
-ときには、箇条書きの項目間の垂直方向の余白を、調整したい場合があります。例えば、以下の例の既定の余白が、大きすぎると感じたとしましょう。
+ときには,箇条書きの項目間の垂直方向の余白を,調整したい場合があります.例えば,以下の例の既定の余白が,大きすぎると感じたとしましょう.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-上記箇条書きの最初の項目に、非必須引数を加えることで余白を詰めることができます。下記の例のように、箇条書きに追加される余白をなくすには、非必須引数にコマンド
+上記箇条書きの最初の項目に,非必須引数を加えることで余白を詰めることができます.下記の例のように,箇条書きに追加される余白をなくすには,非必須引数にコマンド
\series bold
nolistsep
\series default
-を加えます。
+を加えます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-余白を広げるには、\SpecialChar LaTeX
+余白を広げるには,\SpecialChar LaTeX
パッケージの
\series bold
enumitem
\end_inset
-で提供されている、いくつかのコマンドを使用することができます。詳しくは、取扱説明書
+で提供されている,いくつかのコマンドを使用することができます.詳しくは,取扱説明書
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "enumitem"
\end_inset
-をご覧ください。
+をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-水平方向の余白や行頭下げを変更するためにも、多くのコマンドが使えます。下記の例は、行頭下げを、文書中の段落の行頭下げと同じにし、ラベル分離幅を2
+水平方向の余白や行頭下げを変更するためにも,多くのコマンドが使えます.下記の例は,行頭下げを,文書中の段落の行頭下げと同じにし,ラベル分離幅を2
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
-cmにして、番号がページ余白に置かれるようにしたものです。
+cmにして,番号がページ余白に置かれるようにしたものです.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_layout
\begin_layout Standard
-記述箇条書きのスタイルを変更することも可能です。コマンド
+記述箇条書きのスタイルを変更することも可能です.コマンド
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-は、記述ラベルのフォントを変更し、コマンド
+は,記述ラベルのフォントを変更し,コマンド
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-は、箇条書きのスタイルを設定します。
+は,箇条書きのスタイルを設定します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-下記は、コマンド
+下記は,コマンド
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-を使用した例です。
+を使用した例です.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-電離放射線は、電子を原子や分子から分離させるに十分なエネルギーを持つ、素粒子や電磁波から成ります。
+電離放射線は,電子を原子や分子から分離させるに十分なエネルギーを持つ,素粒子や電磁波から成ります.
\end_layout
\begin_layout Description
-参照カウント: コンピュータ科学において、参照カウントは、オブジェクト・メモリブロック・ディスク容量・その他のリソースへの、参照やポインタやハンドルの数を保管し
-ておくための技術です。
+参照カウント: コンピュータ科学において,参照カウントは,オブジェクト・メモリブロック・ディスク容量・その他のリソースへの,参照やポインタやハンドルの数を保管し
+ておくための技術です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-で提供されるコマンドや機能は、他にもたくさんあります。詳細は、取扱説明書
+で提供されるコマンドや機能は,他にもたくさんあります.詳細は,取扱説明書
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "enumitem"
\end_inset
-をご覧ください。
+をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-訳注: ここでは英文書簡の書き方について説明しています。日本語の書簡の場合とは違いますが、英文で書簡を書く必要がある場合には便利です。
+訳註: ここでは英文書簡の書き方について説明しています.日本語の書簡の場合とは違いますが,英文で書簡を書く必要がある場合には便利です.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-には書簡向け文書クラスもありますが、それとは別に私たちは、
+には書簡向け文書クラスもありますが,それとは別に私たちは,
\family sans
住所
\family default
\family sans
右寄せ住所
\family default
-という2つの段落環境も追加することにしました。\SpecialChar LaTeX
-でletterクラスを使う場合には、決まった順序で決まった段落環境を使う必要がありました。これを間違えると\SpecialChar LaTeX
+という2つの段落環境も追加することにしました.\SpecialChar LaTeX
+でletterクラスを使う場合には,決まった順序で決まった段落環境を使う必要がありました.これを間違えると\SpecialChar LaTeX
は文章を
-無茶苦茶にしてしまうのです。これに比べて
+無茶苦茶にしてしまうのです.これに比べて
\family sans
住所
\family default
\family sans
右寄せ住所
\family default
-環境は文章のどこにでも問題なく使うことができます。また他の環境の中に入れることもできるのです。ただし、他の環境を
+環境は文章のどこにでも問題なく使うことができます.また他の環境の中に入れることもできるのです.ただし,他の環境を
\family sans
住所
\family default
\family sans
右寄せ住所
\family default
-環境の中に入れることはできません。
+環境の中に入れることはできません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
右寄せ住所
\family default
-環境を書簡以外にも使えます。特に
+環境を書簡以外にも使えます.特に
\family sans
右寄せ住所
\family default
-環境はいくつかのヨーロッパの学術雑誌で使われる論文のタイトルを作るのに便利です。
+環境はいくつかのヨーロッパの学術雑誌で使われる論文のタイトルを作るのに便利です.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
住所
\family default
-環境は、書簡の受取人の住所用に文章を整形します。この書式は、国によっては、(例えばDear Leslieのような)書簡の書き出しや差出人のサインのための名前を書
-くのに使われます。
+環境は,書簡の受取人の住所用に文章を整形します.この書式は,国によっては,(例えばDear Leslieのような)書簡の書き出しや差出人のサインのための名前を書
+くのに使われます.
\family sans
右寄せ住所
\family default
-環境は、差出人の住所や国によっては今日の日付を書くために、文章を右に寄せて整形します。
+環境は,差出人の住所や国によっては今日の日付を書くために,文章を右に寄せて整形します.
\family sans
右寄せ住所
\family default
-環境の例を見てみましょう。
+環境の例を見てみましょう.
\end_layout
\begin_layout Right Address
\family sans
右寄せ住所
\family default
-です。これを見ればわかるようにすべての行の左余白が揃っています。この左余白は、一番長い行が一行に収まるように、\SpecialChar LyX
-が調整します。今度は
+です.これを見ればわかるようにすべての行の左余白が揃っています.この左余白は,一番長い行が一行に収まるように,\SpecialChar LyX
+が調整します.今度は
\family sans
住所
\family default
-環境の例を見てみましょう。
+環境の例を見てみましょう.
\end_layout
\begin_layout Address
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらの例からわかるように、
+これらの例からわかるように,
\family sans
住所
\family default
\family sans
右寄せ住所
\family default
-も次の段落との間に余白を追加します。これらの環境の中で
+も次の段落との間に余白を追加します.これらの環境の中で
\family sans
Return
\family default
-を押すと、\SpecialChar LyX
-は入れ子の階層を戻して、環境も
+を押すと,\SpecialChar LyX
+は入れ子の階層を戻して,環境も
\family sans
標準
\family default
-に戻します。
+に戻します.
\family sans
Return
\family default
\family typewriter
paragraph-break
\family default
-関数のことであって、一方で住所の各行は段落ではありませんから、これは自然な挙動です。したがって、もし
+関数のことであって,一方で住所の各行は段落ではありませんから,これは自然な挙動です.したがって,もし
\family sans
住所
\family default
\family sans
右寄せ住所
\family default
-環境で新行を開始するには、
+環境で新行を開始するには,
\family typewriter
break-line
\family default
整形文字\SpecialChar menuseparator
改行
\family default
-を選んで下さい)を使わなければなりません。
+を選んで下さい)を使わなければなりません.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ほとんどの学術論文は、概要に始まり書誌情報で終わります。\SpecialChar LyX
-には、この2つのための段落環境もあります。
+ほとんどの学術論文は,概要に始まり書誌情報で終わります.\SpecialChar LyX
+には,この2つのための段落環境もあります.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
概要
\family default
-環境は、文字通り論文の概要を書くための環境です。この環境は文章のどこにでもおけるのですが、実際上はタイトルのすぐ後ろの本文の前におくべきです。
+環境は,文字通り論文の概要を書くための環境です.この環境は文章のどこにでもおけるのですが,実際上はタイトルのすぐ後ろの本文の前におくべきです.
\family sans
概要
\family default
-環境はarticleまたはreport文書クラスにのみ有効です。bookクラスでは
+環境はarticleまたはreport文書クラスにのみ有効です.bookクラスでは
\family sans
概要
\family default
-は完全に無視されますし、letter文書クラスで概要を使うのも、まったく馬鹿げたことでしょう。
+は完全に無視されますし,letter文書クラスで概要を使うのも,まったく馬鹿げたことでしょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
概要
\family default
-環境がやってくれることを説明しましょう。第一に、「概要」というラベルを文章の上の中央につけてくれます。このラベルと要約との本文の間は広めのスペースによって分けら
-れます。第二に、概要には小さなフォントが使われます。最後に、概要とそれに続く文章の間にスペースを入れてくれます。以上は、\SpecialChar LyX
-画面上での見え方です。実際の出力は、使っ
-ているのがarticleクラスであるかreportクラスであるかに依存します。
+環境がやってくれることを説明しましょう.第一に,「概要」というラベルを文章の上の中央につけてくれます.このラベルと要約との本文の間は広めのスペースによって分けら
+れます.第二に,概要には小さなフォントが使われます.最後に,概要とそれに続く文章の間にスペースを入れてくれます.以上は,\SpecialChar LyX
+画面上での見え方です.実際の出力は,使っ
+ているのがarticleクラスであるかreportクラスであるかに依存します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
Return
\family default
-を押して新しい段落をはじめても環境は変わりません。新しい段落も
+を押して新しい段落をはじめても環境は変わりません.新しい段落も
\family sans
概要
\family default
-環境の中です。だから概要を書き終った場合には、自分で段落環境を変える必要があります。
+環境の中です.だから概要を書き終った場合には,自分で段落環境を変える必要があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
概要
\family default
-環境内の段落。
+環境内の段落.
\end_layout
\end_inset
\family sans
概要
\family default
-環境の例を見せたいのですが、この取扱説明書が「book」クラスなのでできません。したがって第
+環境の例を見せたいのですが,この取扱説明書が「book」クラスなのでできません.したがって第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "fig:概要環境内の段落"
\end_inset
-図として挿入しておきます。もし今まで概要を見たことも使ったことも無いのならこの環境を無視して大丈夫です。
+図として挿入しておきます.もし今まで概要を見たことも使ったことも無いのならこの環境を無視して大丈夫です.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
書誌情報
\family default
-環境は、書誌情報一覧を作るための環境です。この環境は文章のどこにでもおけるのですが、実際上は文章の終わりにおくべきです。
+環境は,書誌情報一覧を作るための環境です.この環境は文章のどこにでもおけるのですが,実際上は文章の終わりにおくべきです.
\family sans
書誌情報
\family default
-環境を他の環境の中に入れたり、他の環境を
+環境を他の環境の中に入れたり,他の環境を
\family sans
書誌情報
\family default
-環境の中に入れたりすると、動作しません。
+環境の中に入れたりすると,動作しません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
書誌情報
\family default
-環境を開くと、大きな垂直スペースの後に、文書クラスに依存して「Bibliography」や「References」といった見出しが、大きなボールドフォントで付け
-られます。
+環境を開くと,大きな垂直スペースの後に,文書クラスに依存して「Bibliography」や「References」といった見出しが,大きなボールドフォントで付け
+られます.
\family sans
書誌情報
\family default
-環境では、一つの段落が、一つの文献に対応しています。そのため、
+環境では,一つの段落が,一つの文献に対応しています.そのため,
\family sans
Return
\family default
\family sans
書誌情報
\family default
-環境のままです。
+環境のままです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-他に、文書に書誌情報を入れる方法としては、——そして通常はこちらの方が良いと思われますが——Bib\SpecialChar TeX
-データベースを使用する方法があります。これについての詳細と、\SpecialChar LyX
+他に,文書に書誌情報を入れる方法としては,——そして通常はこちらの方が良いと思われますが——Bib\SpecialChar TeX
+データベースを使用する方法があります.これについての詳細と,\SpecialChar LyX
に
-おける書誌情報の取扱については、第
+おける書誌情報の取扱については,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:書誌情報"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-には、コンピュータのコンソール・端末やタイプライタの挙動をなぞらえるのに使われる環境が2つあります。
+には,コンピュータのコンソール・端末やタイプライタの挙動をなぞらえるのに使われる環境が2つあります.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\SpecialChar LyX
コード
\family default
-環境は、\SpecialChar LyX
-独自の拡張です。この環境中では、文章は、タイプライタ様式のフォントで組版され、
+環境は,\SpecialChar LyX
+独自の拡張です.この環境中では,文章は,タイプライタ様式のフォントで組版され,
\family sans
スペース
\family default
\end_inset
-は、固定幅の空白として取り扱われます
+は,固定幅の空白として取り扱われます
\begin_inset Foot
status collapsed
\SpecialChar LyX
コード
\family default
-環境中では、
+環境中では,
\family sans
スペース
\family default
-鍵は単語区切りではなく、
+鍵は単語区切りではなく,
\family sans
保護された空白
\family default
-として扱われます。
+として扱われます.
\end_layout
\end_inset
-。
+.
\family sans
\SpecialChar LyX
コード
\family sans
原文儘(verbatim)*
\family default
-環境は、\SpecialChar LyX
-中で空白を連続して入れることのできる唯一の環境です。ただし空白行を入れたい場合には
+環境は,\SpecialChar LyX
+中で空白を連続して入れることのできる唯一の環境です.ただし空白行を入れたい場合には
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "newline-insert newline"
\family typewriter
break-line
\family default
-関数)が必要です。
+関数)が必要です.
\family sans
Return
\family default
-では段落が終わってしまいます。けれども
+では段落が終わってしまいます.けれども
\family sans
Return
\family default
-で段落環境がリセットされるわけではありません。そのため
+で段落環境がリセットされるわけではありません.そのため
\family sans
\SpecialChar LyX
コード
\family default
-環境を終わる場合には、自分で段落環境を変える必要があります。また
+環境を終わる場合には,自分で段落環境を変える必要があります.また
\family sans
\SpecialChar LyX
コード
\family default
-環境を他の環境の中へ入れることができます。
+環境を他の環境の中へ入れることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-この環境には、少しわかりにくい、いくつかの癖があります。
+この環境には,少しわかりにくい,いくつかの癖があります.
\end_layout
\begin_layout Itemize
arg "newline-insert newline"
\end_inset
-を使えません。(つまり、
+を使えません.(つまり,
\family sans
Return
\family default
arg "newline-insert newline"
\end_inset
-を入れることができません。)
+を入れることができません.)
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
Space
\family default
-を入れることができないので、
+を入れることができないので,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "command-alternatives math-space ; space-insert protected"
\end_inset
-を使ってください。
+を使ってください.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-何も入っていない段落や何も入っていない行を作ることはできません。空白にしたい行には、少なくとも一つの
+何も入っていない段落や何も入っていない行を作ることはできません.空白にしたい行には,少なくとも一つの
\family sans
Space
\family default
-を入れて下さい。さもないと \SpecialChar LaTeX
-がエラーを起こします。
+を入れて下さい.さもないと \SpecialChar LaTeX
+がエラーを起こします.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family default
-を入力すると、
+を入力すると,
\emph on
本当の
\emph default
-引用符が入力されてしまうので、タイプライタの二重引用符は入力できません。タイプライタの二重引用符を入力したい場合には
+引用符が入力されてしまうので,タイプライタの二重引用符は入力できません.タイプライタの二重引用符を入力したい場合には
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "self-insert \""
\end_inset
-を使って下さい。
+を使って下さい.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下の例をご覧下さい。
+以下の例をご覧下さい.
\end_layout
\begin_layout LyX-Code
\end_layout
\begin_layout Standard
-これは標準的な「Hello world!」のプログラムです。
+これは標準的な「Hello world!」のプログラムです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
コード
\family default
-の目的はただ一つ、プログラムソースやシェルスクリプトなどのコードを組版することです。この環境は、タイプライタを使ったような文字列を生成する必要があるような、非常
-に特別な場合にのみ使って下さい。長いプログラムコードについては、取扱説明書『埋込オブジェクト篇』の「
+の目的はただ一つ,プログラムソースやシェルスクリプトなどのコードを組版することです.この環境は,タイプライタを使ったような文字列を生成する必要があるような,非常
+に特別な場合にのみ使って下さい.長いプログラムコードについては,取扱説明書『埋込オブジェクト篇』の「
\emph on
プログラムコードリスト
\emph default
-」の節に説明されているリスト差込枠を使用してください。
+」の節に説明されているリスト差込枠を使用してください.
\begin_inset Index idx
status collapsed
\family sans
原文儘(verbatim)
\family default
-環境は、
+環境は,
\family sans
\SpecialChar LyX
コード
\family default
-に類似の環境ですが、中身がコンピュータのコンソールテキストのように取り扱われる点が異なります。つまり、
+に類似の環境ですが,中身がコンピュータのコンソールテキストのように取り扱われる点が異なります.つまり,
\family sans
原文儘(verbatim)
\family default
-には段落が存在しないので、
+には段落が存在しないので,
\family sans
Return
\family default
-は改行を行います。
+は改行を行います.
\family sans
\SpecialChar LyX
コード
\family default
-と比較すると、
+と比較すると,
\family sans
Space
\family default
-鍵は、(保護された空白ではなく)文中の通常の空白として取り扱われ、空白行を作ることもできます。
+鍵は,(保護された空白ではなく)文中の通常の空白として取り扱われ,空白行を作ることもできます.
\family sans
\SpecialChar LyX
コード
\family default
-とは違って、
+とは違って,
\family sans
原文儘(verbatim)
\family default
-環境では以下のことを行うことができません。
+環境では以下のことを行うことができません.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらの特性によって、
+これらの特性によって,
\family sans
原文儘(verbatim)
\family default
-はタイプライタのように動作します。以下がその用例です。
+はタイプライタのように動作します.以下がその用例です.
\end_layout
\begin_layout Verbatim
-
-これは原文儘(verbatim)環境です。
+これは原文儘(verbatim)環境です.
\end_layout
\begin_layout Verbatim
\noindent
\align block
-
-この下の2行は空白行です。
+この下の2行は空白行です.
\end_layout
\begin_layout Verbatim
\end_layout
\begin_layout Verbatim
-
-右記の各文字を始め、ほぼすべての文字が使えます。例:"%&$§#~'`
+右記の各文字を始め,ほぼすべての文字が使えます.例:"%&$§#~'`
\backslash
}][{|
\end_layout
\family sans
原文儘(verbatim)*
\family default
-環境は、
+環境は,
\family sans
原文儘(verbatim)
\family default
-と同一ですが、空白が、出力中では「
+と同一ですが,空白が,出力中では「
\begin_inset space \textvisiblespace{}
\end_inset
-」文字として表記されるところが異なります。下記はその例です。
+」文字として表記されるところが異なります.下記はその例です.
\end_layout
\begin_layout Verbatim*
-
This is Verbatim*.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、本文を特定の文脈と性質をもった統合されたかたまりとして取り扱います。これによって、あるかたまりが他のかたまりの性質の一部を引き継ぐようにすることができます。
-たとえば、文書構造に3つの論点があるものとして、第2の論点には2つの小論点があるものとしてください。つまり、あるリストの中に別のリストが入っていて、内部リストは
-第2項目に「組み込まれて」いるのです。
+は,本文を特定の文脈と性質をもった統合されたかたまりとして取り扱います.これによって,あるかたまりが他のかたまりの性質の一部を引き継ぐようにすることができます.
+たとえば,文書構造に3つの論点があるものとして,第2の論点には2つの小論点があるものとしてください.つまり,あるリストの中に別のリストが入っていて,内部リストは
+第2項目に「組み込まれて」いるのです.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\begin_layout Enumerate
論点2
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-一つのリストに他のリストを入れ子で入れれば、リストの中にリストを入れることができます。環境を入れ子にするのはたいへん簡単です。現在の段落の入れ子の階層を変えるに
-は、
+一つのリストに他のリストを入れ子で入れれば,リストの中にリストを入れることができます.環境を入れ子にするのはたいへん簡単です.現在の段落の入れ子の階層を変えるに
+は,
\family sans
編集
\family default
\family sans
リストの階層を上げる
\family default
-を選びます(ステータスバーに入れ子の階層が表示されます)。メニューの代わりに、ツールバーボタン
+を選びます(ステータスバーに入れ子の階層が表示されます).メニューの代わりに,ツールバーボタン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "depth-increment"
arg "depth-decrement"
\end_inset
-や、
+や,
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\family sans
Shift+Tab
\family default
-、あるいは
+,あるいは
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "depth-increment"
arg "depth-decrement"
\end_inset
-を使用することができます。この変更は、事前に選択した部分があれば、その部分に対して作用し(これによって複数の段落の入れ子の階層を一度に変えることができます)、そ
-うでなければ現在の段落に対して働きます。
+を使用することができます.この変更は,事前に選択した部分があれば,その部分に対して作用し(これによって複数の段落の入れ子の階層を一度に変えることができます),そ
+うでなければ現在の段落に対して働きます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、入れ子の階層を変えることが有効な場合にしか、変更を許さないことに注意してください。有効でない場合には、入れ子の階層を変えようとしても何も起こりません。また、
-ある段落の階層を変更すると、その段落に入れ子として入っているすべての段落の階層にも影響を与えます。
+は,入れ子の階層を変えることが有効な場合にしか,変更を許さないことに注意してください.有効でない場合には,入れ子の階層を変えようとしても何も起こりません.また,
+ある段落の階層を変更すると,その段落に入れ子として入っているすべての段落の階層にも影響を与えます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-入れ子が可能なのは、リストに限られているわけではありません。\SpecialChar LyX
-では、これから見て行くようにほとんどの環境の中に、ほとんどの環境を入れることができます。これが環境を
-入れ子にすることの本当の利点なのです。
+入れ子が可能なのは,リストに限られているわけではありません.\SpecialChar LyX
+では,これから見て行くようにほとんどの環境の中に,ほとんどの環境を入れることができます.これが環境を
+入れ子にすることの本当の利点なのです.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落環境の一覧をお見せする前に、どのように入れ子が機能するか、もう少しお話しする必要があります。
+段落環境の一覧をお見せする前に,どのように入れ子が機能するか,もう少しお話しする必要があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落環境を入れ子にできるかどうかという質問は、単純にイエス・ノーで答えられるよりも、もう少し複雑なのです。段落環境には、3つの型があります。
+段落環境を入れ子にできるかどうかという質問は,単純にイエス・ノーで答えられるよりも,もう少し複雑なのです.段落環境には,3つの型があります.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Itemize
-完全に入れ子にできる、すなわち、自分の中へ他の環境を入れることも、他の環境の中に入ることも可能なもの
+完全に入れ子にできる,すなわち,自分の中へ他の環境を入れることも,他の環境の中に入ることも可能なもの
\end_layout
\begin_layout Itemize
-第3の型、すなわち、他の環境の中に入れることはできるが、自分の中に他の環境を入れることができないもの
+第3の型,すなわち,他の環境の中に入れることはできるが,自分の中に他の環境を入れることができないもの
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下は、入れ子の挙動の3つの型と、それぞれに属する段落環境の一覧です。
+以下は,入れ子の挙動の3つの型と,それぞれに属する段落環境の一覧です.
\end_layout
\begin_layout Description
-入れ子にできないもの 他の環境を入れることも、他の環境に入ることもできないもの。
-\begin_inset Separator parbreak
+入れ子にできないもの 他の環境を入れることも,他の環境に入ることもできないもの.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_deeper
\begin_layout Description
-完全に入れ子にできるもの 他の環境を入れることも、他の環境に入ることもできるもの。
-\begin_inset Separator parbreak
+完全に入れ子にできるもの 他の環境を入れることも,他の環境に入ることもできるもの.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_deeper
\begin_layout Description
-他の環境に入れるもの 他の環境には入れるが、他の環境を入れることができないもの。
-\begin_inset Separator parbreak
+他の環境に入れるもの 他の環境には入れるが,他の環境を入れることができないもの.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\family sans
節
\family default
-などのように番号の振られた節見出しを箇条書きなどに入れ子にすることはできますが、それは行わないことを強く推奨します。通常の植字のガイドラインに従って、正しく構造
-化された文書を作成するのが目的ですから、節見出しを入れ子にすることはそれに反するのです。
+などのように番号の振られた節見出しを箇条書きなどに入れ子にすることはできますが,それは行わないことを強く推奨します.通常の植字のガイドラインに従って,正しく構造
+化された文書を作成するのが目的ですから,節見出しを入れ子にすることはそれに反するのです.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落環境ではないけれども、入れ子化によってなんらかの影響を受けるものがあります。そういったものに、
+段落環境ではないけれども,入れ子化によってなんらかの影響を受けるものがあります.そういったものに,
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
フロート
\family default
-の中に入れる場合は影響を受けません。
+の中に入れる場合は影響を受けません.
\end_layout
\end_inset
\end_inset
-節を参照してください)。
+節を参照してください).
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、これら3つのオブジェクトを、単語か段落として扱うことができます。図表や数式を行中に入れた場合には、これらは属する段落が行くところに一緒について行きます。
+は,これら3つのオブジェクトを,単語か段落として扱うことができます.図表や数式を行中に入れた場合には,これらは属する段落が行くところに一緒について行きます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-けれども、図表や数式がそれ自身の「段落」を構成している場合には、「従属のみ可能な」段落環境として扱われます。つまり、これを他の段落環境の中に入れることはできます
-が、他の段落環境の親になることはできません。
+けれども,図表や数式がそれ自身の「段落」を構成している場合には,「従属のみ可能な」段落環境として扱われます.つまり,これを他の段落環境の中に入れることはできます
+が,他の段落環境の親になることはできません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-表を例にとって見てみましょう。
+表を例にとって見てみましょう.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
項目1
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-これは(a)、入れ子になっています。
-\begin_inset Separator parbreak
+これは(a),入れ子になっています.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-これは(b)。表は(a)の中に入れ子になっています。
+これは(b).表は(a)の中に入れ子になっています.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-元の深さに戻りました。
+元の深さに戻りました.
\end_layout
\begin_layout Standard
-もし表を(a)の中に入れ子にしなければ次のようになります。
+もし表を(a)の中に入れ子にしなければ次のようになります.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
項目1
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-これは(a)、入れ子になっています。
+これは(a),入れ子になっています.
\end_layout
\end_deeper
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-これは(b)。表は(a)の中に入れ子になって
+これは(b).表は(a)の中に入れ子になって
\emph on
\begin_inset Flex Ruby
\emph default
-。どの環境の中にも入っていないのです。
+.どの環境の中にも入っていないのです.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-元の深さに戻りました。
+元の深さに戻りました.
\end_layout
\begin_layout Standard
-項目(b)が、入れ子になっていないだけでなく、新規箇条書きの最初の項目になってしまっていることに注意してください。
+項目(b)が,入れ子になっていないだけでなく,新規箇条書きの最初の項目になってしまっていることに注意してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここで、表を入れ子にしたものの、入れ子の深さが不十分だった、というのもよくある失敗です。この場合、\SpecialChar LyX
-は、表の後のものを、すべて新規の下層箇条書きにしてしまいます。
+ここで,表を入れ子にしたものの,入れ子の深さが不十分だった,というのもよくある失敗です.この場合,\SpecialChar LyX
+は,表の後のものを,すべて新規の下層箇条書きにしてしまいます.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
項目1
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-これは(a)。入れ子になっています。
+これは(a).入れ子になっています.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-これは(b)。上表は、項目1の入れ子にはしてあるものの、(a)の入れ子になって
+これは(b).上表は,項目1の入れ子にはしてあるものの,(a)の入れ子になって
\emph on
\begin_inset Flex Ruby
\emph default
-。
+.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-元の深さに戻りました。
+元の深さに戻りました.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以上からわかるように、項目(b)は、
+以上からわかるように,項目(b)は,
\emph on
項目1の中の
\emph default
-新しいリストの初めの項目になってしまいました。これと同じことは図でも数式でも起こります。したがって、図表や数式を入れ子にする場合は、正しい階層に設定するように気
-をつけてください。
+新しいリストの初めの項目になってしまいました.これと同じことは図でも数式でも起こります.したがって,図表や数式を入れ子にする場合は,正しい階層に設定するように気
+をつけてください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-階層に関しては、\SpecialChar LyX
-は6段階の階層の入れ子まで扱うことができます。つまり、「第6階層」がもっとも内側の階層です。例で見てみましょう。
+階層に関しては,\SpecialChar LyX
+は6段階の階層の入れ子まで扱うことができます.つまり,「第6階層」がもっとも内側の階層です.例で見てみましょう.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
第1階層 − もっとも外側
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
第2階層
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
第3階層
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
第4階層
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Itemize
第5階層
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_deeper
\end_deeper
\begin_layout Standard
-6段階という入れ子の上限には2つの例外があり、それはすでに上の例に示されています。完全に入れ子にできる他の環境と違って、
+6段階という入れ子の上限には2つの例外があり,それはすでに上の例に示されています.完全に入れ子にできる他の環境と違って,
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境では、4段階までしか入れ子にできません。例えば、上の例で項目Aの中に、さらに
+環境では,4段階までしか入れ子にできません.例えば,上の例で項目Aの中に,さらに
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境を入れようとするとエラーになります。
+環境を入れようとするとエラーになります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-入れ子で何ができるのかを説明するには、例をお見せするのが一番でしょう。以下にいくつかの入れ子の例を挙げます。これらでは、真似をしやすいように、私たちがどうやって
-これらの例を作ったかが説明してあります。
+入れ子で何ができるのかを説明するには,例をお見せするのが一番でしょう.以下にいくつかの入れ子の例を挙げます.これらでは,真似をしやすいように,私たちがどうやって
+これらの例を作ったかが説明してあります.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
-#1-a ここはもっとも外側の階層で、
+#1-a ここはもっとも外側の階層で,
\family sans
箇条書き(一覧)
\family default
-環境になっています。
-\begin_inset Separator parbreak
+環境になっています.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
-#2-a ここは第2階層です。
+#2-a ここは第2階層です.
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
arg "depth-increment"
\end_inset
-を使って作りました。
-\begin_inset Separator parbreak
+を使って作りました.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
-#3-a ここは第3階層です。今度は
+#3-a ここは第3階層です.今度は
\family sans
Return
\family default
\family default
-を2回続けて押しました。前の階層で行ったように、
+を2回続けて押しました.前の階層で行ったように,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
arg "depth-increment"
\end_inset
-を使っても作ることができます。
-\begin_inset Separator parbreak
+を使っても作ることができます.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\family sans
標準
\family default
-環境です。つまり第4階層になります。私たちはこれを作るのに、
+環境です.つまり第4階層になります.私たちはこれを作るのに,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
arg "depth-increment"
\end_inset
-を押し、それから段落環境を
+を押し,それから段落環境を
\family sans
標準
\family default
-にしました。1段落を超えるリスト項目を作りたいときは、このようにしてください。この方法は、
+にしました.1段落を超えるリスト項目を作りたいときは,このようにしてください.この方法は,
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境でも使えます。
+環境でも使えます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
標準
\family default
-環境です。
+環境です.
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
\end_inset
-を押して作りました。
+を押して作りました.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
-#4-a ここは第4階層です。
+#4-a ここは第4階層です.
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
\end_inset
-を押してから、段落環境を
+を押してから,段落環境を
\family sans
箇条書き(一覧)
\family default
-に戻しました。前にも言ったように、
+に戻しました.前にも言ったように,
\family sans
標準
\family default
-環境の中には他の環境を入れることはできません。そのため、ここではまだ第4階層に留まらざるを得ないのです。しかし以下のように、「#3-a」の中にさらに深い階層を作
+環境の中には他の環境を入れることはできません.そのため,ここではまだ第4階層に留まらざるを得ないのです.しかし以下のように,「#3-a」の中にさらに深い階層を作
りつづけることは
\emph on
可能
\emph default
-です。
-\begin_inset Separator parbreak
+です.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\labelwidthstring 00.00.0000
#5-a ここは第5階層です\SpecialChar ldots
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
#6-a \SpecialChar ldots
-そして第6階層です。もうこの2つをどうやって作ったかは、想像できるでしょう。
+そして第6階層です.もうこの2つをどうやって作ったかは,想像できるでしょう.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
-#5-b 第5階層に戻りました。
+#5-b 第5階層に戻りました.
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
arg "depth-decrement"
\end_inset
-を押します。
+を押します.
\end_layout
\end_deeper
arg "depth-decrement"
\end_inset
-を押して第4階層に戻りました。
+を押して第4階層に戻りました.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
#3-b.
- 第3階層に戻りました。もうこれをどうやって作ったかは、明らかでしょう。
+ 第3階層に戻りました.もうこれをどうやって作ったかは,明らかでしょう.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
-#2-b 第2階層に戻りました。
+#2-b 第2階層に戻りました.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
-#1-b ついにもっとも外側の階層に帰って来ました。この文章の後に
+#1-b ついにもっとも外側の階層に帰って来ました.この文章の後に
\family sans
Return
\family default
-を押して、段落環境を
+を押して,段落環境を
\family sans
標準
\family default
-に戻すとリストが終了します。
+に戻すとリストが終了します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
箇条書き(一覧)
\family default
-環境の代わりに、
+環境の代わりに,
\family sans
箇条書き(記述)
\family default
\family sans
詩句
\family default
-環境を使っても、まったく同じようにできます。
+環境を使っても,まったく同じようにできます.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\begin_layout LyX-Code
ここは\SpecialChar LyX
-コード環境で、第1階層すなわちもっとも外側の階層です。これから私たちは
+コード環境で,第1階層すなわちもっとも外側の階層です.これから私たちは
\family sans
Return
\family default
を
\family default
-押して、それから
+押して,それから
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境に変更します。
-\begin_inset Separator parbreak
+環境に変更します.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境で第2階層です。
+環境で第2階層です.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-が、親環境(
+が,親環境(
\family sans
\SpecialChar LyX
コード
\family default
-)から余白を継承しただけでなく、フォントや行間も継承したことに留意してください!
+)から余白を継承しただけでなく,フォントや行間も継承したことに留意してください!
\end_layout
\end_deeper
\family sans
Return
\family default
-を押して上の例を終わりました。その後、段落環境を
+を押して上の例を終わりました.その後,段落環境を
\family sans
標準
\family default
arg "depth-decrement"
\end_inset
-を一回押して入れ子の階層をリセットする必要がありました。
+を一回押して入れ子の階層をリセットする必要がありました.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
-例3:ラベルと階層、および箇条書き(連番)と箇条書き(記号)環境
+例3:ラベルと階層,および箇条書き(連番)と箇条書き(記号)環境
\begin_inset Argument 1
status collapsed
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-段落環境の第1階層です。ここへ箇条書きを入れ子にしていきます。
-\begin_inset Separator parbreak
+段落環境の第1階層です.ここへ箇条書きを入れ子にしていきます.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-ここは第2階層です。
+ここは第2階層です.
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
arg "depth-increment"
\end_inset
-を押して作りました。この中に
+を押して作りました.この中に
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境を入れるとどうなるでしょうか。第3階層になるはずですが、ラベルはどうなるでしょうか。星印でしょうか。
-\begin_inset Separator parbreak
+環境を入れるとどうなるでしょうか.第3階層になるはずですが,ラベルはどうなるでしょうか.星印でしょうか.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Itemize
-いいえ!黒丸です。第3階層でも
+いいえ!黒丸です.第3階層でも
\emph on
初めて
\emph default
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境なので、ラベルが黒丸になるのです(ここに来るには、
+環境なので,ラベルが黒丸になるのです(ここに来るには,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
arg "depth-increment"
\end_inset
-を押した後、環境を
+を押した後,環境を
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-に変えました)。
-\begin_inset Separator parbreak
+に変えました).
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Itemize
-ここは第4階層です。
+ここは第4階層です.
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
arg "depth-increment"
\end_inset
-を押しました。また同じことをして…
-\begin_inset Separator parbreak
+を押しました.また同じことをして…
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
-…第5階層に来ます。しかし今度は段落環境を
+…第5階層に来ます.しかし今度は段落環境を
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-に戻しました。この項目の連番が
+に戻しました.この項目の連番が
\emph on
小文字のローマ数字
\emph default
-になっていることに留意してください。3重めの
+になっていることに留意してください.3重めの
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-だからです)。
+だからです).
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\emph on
段落環境を変えずに
\emph default
-入れ子の階層を減らしていくと、どうなるでしょうか。どの型の連番を\SpecialChar LyX
-は使うでしょうか。
+入れ子の階層を減らしていくと,どうなるでしょうか.どの型の連番を\SpecialChar LyX
+は使うでしょうか.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-おっと、その前に
+おっと,その前に
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
\end_inset
-だけを押して現在の環境と階層を維持しながら新しい項目を作ってみましょう。
+だけを押して現在の環境と階層を維持しながら新しい項目を作ってみましょう.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
arg "depth-increment"
\end_inset
-で階層を下げてみましょう。
+で階層を下げてみましょう.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-ここは第4階層です。どの型のラベルを\SpecialChar LyX
+ここは第4階層です.どの型のラベルを\SpecialChar LyX
が使っているか見てください!
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-ここは第3階層です。階層を変更したのに、\SpecialChar LyX
-はまだ小文字のローマ数字をラベルとして使用しています。なぜでしょうか。
+ここは第3階層です.階層を変更したのに,\SpecialChar LyX
+はまだ小文字のローマ数字をラベルとして使用しています.なぜでしょうか.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-それは入れ子の階層が変わっても、この段落は
+それは入れ子の階層が変わっても,この段落は
\emph on
まだ
\family sans
\emph default
箇条書き(連番)
\family default
-環境の3重めだからです。ただし、\SpecialChar LyX
+環境の3重めだからです.ただし,\SpecialChar LyX
は連番のカウンタを
\emph on
リセットした
\emph default
-ことに注意してください。
+ことに注意してください.
\end_layout
\end_deeper
arg "depth-decrement"
\end_inset
-を使って第2階層に戻りました。今度は入れ子の階層を変更しただけでなく、2重めの
+を使って第2階層に戻りました.今度は入れ子の階層を変更しただけでなく,2重めの
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境に戻りました。
+環境に戻りました.
\end_layout
\end_deeper
arg "depth-decrement"
\end_inset
-を押してもっとも外側の第1階層に戻ると、同じことが起こります。
+を押してもっとも外側の第1階層に戻ると,同じことが起こります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-最後に、環境を
+最後に,環境を
\family sans
標準
\family default
-にリセットしました。この例でわかるように、階層番号は、\SpecialChar LyX
+にリセットしました.この例でわかるように,階層番号は,\SpecialChar LyX
が
\family sans
箇条書き(連番)
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境でどの型のラベルを使うかには対応していません。
+環境でどの型のラベルを使うかには対応していません.
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境の場合は、他の
+環境の場合は,他の
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-環境が外側にいくつあるかに依存してラベルが選ばれます。このルールは
+環境が外側にいくつあるかに依存してラベルが選ばれます.このルールは
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-環境にも当てはまります。
+環境にも当てはまります.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-ここではおたくと化してみましょう。他の例のように何段階にも入れ子にはしませんし、詳細に作り方の説明はしません(第1階層:
+ここではおたくと化してみましょう.他の例のように何段階にも入れ子にはしませんし,詳細に作り方の説明はしません(第1階層:
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
)
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\family sans
Return
\family default
-、
+,
\family sans
\begin_inset Info
\family default
-、
+,
\family sans
標準
\family default
-:第2階層)この例をどのように作ったかは、要約した説明を括弧の中に入れてどこかに置いておくことに留めることにします。例えば、この段落では2つの
+:第2階層)この例をどのように作ったかは,要約した説明を括弧の中に入れてどこかに置いておくことに留めることにします.例えば,この段落では2つの
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-割り当ては、階層の変更のしかたを示し、環境名は、現在の環境の名前を示しています。その前か後に階層を示すことにします。
+割り当ては,階層の変更のしかたを示し,環境名は,現在の環境の名前を示しています.その前か後に階層を示すことにします.
\end_layout
\end_deeper
\family sans
Return, 箇条書き(連番)
\family default
-:第1階層)ここはリスト中、第2の項目です。
-\begin_inset Separator parbreak
+:第1階層)ここはリスト中,第2の項目です.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Verse
-ここにわれらは詩句を入れん。
+ここにわれらは詩句を入れん.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-詩作はますますひどくなるであらう。
+詩作はますますひどくなるであらう.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\family sans
Return
\family default
-、
+,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "depth-increment"
\end_inset
-、
+,
\family sans
詩句
\family default
\end_layout
\begin_layout Verse
-ぎこぎこ ぎぃ、 ぎこぎこ ぐぅ。
+ぎこぎこ ぎぃ, ぎこぎこ ぐぅ.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Verse
-そして表を入れましょう。
-\begin_inset Separator parbreak
+そして表を入れましょう.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
arg "paragraph-break inverse"
\end_inset
-、
+,
\family sans
表
\family default
-、
+,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "depth-increment"
\end_inset
-を3回、
+を3回,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
\end_inset
-、
+,
\family sans
詩句
\family default
-、
+,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "depth-decrement"
\family sans
Return
\family default
-、
+,
\family sans
箇条書き(連番)
\family default
-:第1階層)ここは第3の項目です。上では、
+:第1階層)ここは第3の項目です.上では,
\family sans
表
\family default
-を選んだときに入れ子の階層が第1階層にリセットされてしまうので、入れ子の階層を3段階下げて、表を
+を選んだときに入れ子の階層が第1階層にリセットされてしまうので,入れ子の階層を3段階下げて,表を
\family sans
詩句
\family default
-環境に入れたことに注意して下さい。
+環境に入れたことに注意して下さい.
\end_layout
\begin_layout Quotation
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
-へ変更しました。まだ第1階層のままです。これから、環境を複合的に使うことでできることをいくつかお見せしたいと思います。以下の各段落は「引用書簡」です。この段落の
-中に、
+へ変更しました.まだ第1階層のままです.これから,環境を複合的に使うことでできることをいくつかお見せしたいと思います.以下の各段落は「引用書簡」です.この段落の
+中に,
\family sans
住所
\family default
\family sans
右寄せ住所
\family default
-を両方入れ子にして、書簡の本体には、入れ子にした別の
+を両方入れ子にして,書簡の本体には,入れ子にした別の
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
-環境を使います。階層を保持するためには
+環境を使います.階層を保持するためには
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break inverse"
\end_inset
-を使うことにします。
+を使うことにします.
\family sans
住所
\family default
\family sans
右寄せ住所
\family default
-環境の中に複数の行を入れるには、
+環境の中に複数の行を入れるには,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "newline-insert newline"
\end_inset
-を使う必要があることを忘れないで下さい。
-\begin_inset Separator parbreak
+を使う必要があることを忘れないで下さい.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Quotation
-不慮の事故のために、ご注文頂いた圧縮メタンガス50リットルを期日中にお届けできないことをお許し下さい。不幸にして、我が社の牛が数匹、まったく不可思議なことに爆発
-してしまったため、メタンの注文処理に時間を要しております。お名前を出荷待ちリストに登録しておりますので、できるかぎり早くお届け致したく思っております。ご迷惑をお
-掛けしてたいへん申し訳ありません。
+不慮の事故のために,ご注文頂いた圧縮メタンガス50リットルを期日中にお届けできないことをお許し下さい.不幸にして,我が社の牛が数匹,まったく不可思議なことに爆発
+してしまったため,メタンの注文処理に時間を要しております.お名前を出荷待ちリストに登録しておりますので,できるかぎり早くお届け致したく思っております.ご迷惑をお
+掛けしてたいへん申し訳ありません.
\end_layout
\begin_layout Quotation
-お詫びに、今回特別に牛肉を特別価格で販売致しております。お入り用の際は、同封の注文用紙に御記入の上、小切手とともにお送りください。
+お詫びに,今回特別に牛肉を特別価格で販売致しております.お入り用の際は,同封の注文用紙に御記入の上,小切手とともにお送りください.
\end_layout
\begin_layout Quotation
-最後に、ご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫びいたします。
+最後に,ご迷惑をお掛けしておりますことを深くお詫びいたします.
\end_layout
\begin_layout Address
\end_layout
\begin_layout Standard
-以上から、\SpecialChar LyX
-で環境の入れ子を使えば、たった数
+以上から,\SpecialChar LyX
+で環境の入れ子を使えば,たった数
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-で、さまざまなことができるのがおわかりいただけると思います。
+で,さまざまなことができるのがおわかりいただけると思います.
\family sans
引用(字下げあり)
\family default
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
-をいれたり、
+をいれたり,
\family sans
箇条書き(記号)
\family default
\family sans
引用(字下げなし)
\family default
-を入れることも簡単にできます。膨大な選択肢を自由にお使いいただけるのです。
+を入れることも簡単にできます.膨大な選択肢を自由にお使いいただけるのです.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-同じ型の環境を2つ続ける必要のあることがあります。例えば、以下のように2つの別々の連番箇条書きが必要だとしましょう。
+同じ型の環境を2つ続ける必要のあることがあります.例えば,以下のように2つの別々の連番箇条書きが必要だとしましょう.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
こんにちは
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_deeper
\begin_layout Enumerate
これは
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-\begin_inset Separator parbreak
+\begin_inset Separator plain
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-既存の箇条書きを2つの箇条書きに分けるには、カーソルを箇条書き項目の終わりに置いて、
+既存の箇条書きを2つの箇条書きに分けるには,カーソルを箇条書き項目の終わりに置いて,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
新たな環境を開始
\family default
-メニューを選択します。すると、分離記号が挿入され(\SpecialChar LyX
-中では赤線)、その後から新規の箇条書きが始まります。あるいは、カーソルを箇条書き項目の終わりに置いて、
-\begin_inset Info
-type "shortcut"
-arg "paragraph-break"
-\end_inset
+メニューを選択します.すると,分離記号が挿入され(\SpecialChar LyX
+中では赤線),その後から新規の箇条書きが始まります.また,
+\family sans
+編集\SpecialChar menuseparator
+新たな親環境を開始
+\family default
+メニューは,項目が入れ子になっているときにのみ表示されます.これは,箇条書きを分離するだけでなく,入れ子から出たところに新しい箇条書きを作ります.
+\end_layout
-を3回押します。すると、段落分離記号が挿入されます(\SpecialChar LyX
-中では赤矢印)。両分離型の違いは、単なる分離記号は、箇条書きを分離するけれども、現段落を分離しないというとこ
-ろです。分離記号を右クリックすると、この分離型を変更することができます。
+\begin_layout Standard
+分離線の上で右クリックをすると,これを段落区切りに帰ることができます(\SpecialChar LyX
+中では赤矢印).両分離型の違いは,単なる分離線は,箇条書きを分離するけれども,現段落を分離
+しないというところです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-一般的に、標準でない環境の直後の標準環境で
+一般的に,標準でない環境の直後の標準環境で
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "paragraph-break"
\end_inset
-を押すと、段落分離記号が得られます。
+を押すと,段落分離記号が得られます.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-空白とは何でしょうか。通常のワードプロセッサでは、二つの単語を分離したいと思ったときには、いつでもスペース
+空白とは何でしょうか.通常のワードプロセッサでは,二つの単語を分離したいと思ったときには,いつでもスペース
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-を押すことに慣れてしまったかもしれませんが、\SpecialChar LyX
-はもっと多様な空白を提供します。すなわち、さまざまな幅の空白と、行末で分割可能な空白および分割不可能な空白です。以下
-の各節では、これらの空白が有用な例をお見せしましょう。
+を押すことに慣れてしまったかもしれませんが,\SpecialChar LyX
+はもっと多様な空白を提供します.すなわち,さまざまな幅の空白と,行末で分割可能な空白および分割不可能な空白です.以下
+の各節では,これらの空白が有用な例をお見せしましょう.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-保護された空白とは。\SpecialChar LyX
+保護された空白とは.\SpecialChar LyX
(および\SpecialChar LaTeX
-)に、行をこの場所で分割しないように指示するために用いられます。これは、次のような「ツイていない」改行を避けるのに必要になることがあ
-ります。
+)に,行をこの場所で分割しないように指示するために用いられます.これは,次のような「ツイていない」改行を避けるのに必要になることがあ
+ります.
\end_layout
\begin_layout Quote
-詳細な説明は、英文文書の
+詳細な説明は,英文文書の
\begin_inset Quotes erd
\end_inset
\begin_inset Quotes erd
\end_inset
-を参照してください。
+を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-明らかに、「Section」と「
+明らかに,「Section」と「
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:書誌情報"
\end_inset
-」のあいだに保護された空白を挿入した方がよいでしょう。保護された空白は、
+」のあいだに保護された空白を挿入した方がよいでしょう.保護された空白は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
arg "command-alternatives math-space ; space-insert protected"
\end_inset
-)で挿入することができます。
+)で挿入することができます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-横空白は、すべて
+横空白は,すべて
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
横空白
\family default
-メニューで挿入することができます。長さの単位の一覧が、付録
+メニューで挿入することができます.長さの単位の一覧が,付録
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "cha:LyXで使用できる単位"
\end_inset
-にあります。
+にあります.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-タイプライターの普及にしたがって、文末に少し広い空白を入れる印刷上の慣習をまねるために、句点の後に空白を二つ入れるのが慣習となった国があります。\SpecialChar LyX
-は、この慣習を自
-動的に反映しますので、空白を二つ入れる必要はありません。しかしながら、短縮形の後の句点の後には文末空白を入れたくはありません(第
+タイプライターの普及にしたがって,文末に少し広い空白を入れる印刷上の慣習をまねるために,句点の後に空白を二つ入れるのが慣習となった国があります.\SpecialChar LyX
+は,この慣習を自
+動的に反映しますので,空白を二つ入れる必要はありません.しかしながら,短縮形の後の句点の後には文末空白を入れたくはありません(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:略語"
\end_inset
-節の例を参照)。通常の空白を入力するには、
+節の例を参照).通常の空白を入力するには,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
\family default
-)を選択してください。
+)を選択してください.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-「小空白(thin space)」は、通常の空白の半分の大きさを持つ空白です(そして同時に「保護されて」います)。多くの言語において、例えば略語内部でのように、
-通常の空白では広すぎる場合に小空白を用いることが、印刷上の慣習として推奨されています。例えば、
+「小空白(thin space)」は,通常の空白の半分の大きさを持つ空白です(そして同時に「保護されて」います).多くの言語において,例えば略語内部でのように,
+通常の空白では広すぎる場合に小空白を用いることが,印刷上の慣習として推奨されています.例えば,
\end_layout
\begin_layout Quote
\end_inset
E.
- Knuthは、我々の愛する組版プログラムを開発しました。
+ Knuthは,我々の愛する組版プログラムを開発しました.
\end_layout
\begin_layout Standard
-のような場合や、数値と単位の間の空白などです。次の例を比較してください。
+のような場合や,数値と単位の間の空白などです.次の例を比較してください.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-小空白は、
+小空白は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
arg "space-insert thin"
\end_inset
-)で挿入できます。
+)で挿入できます.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-さらに、以下のような型の空白が使用できます。
+さらに,以下のような型の空白が使用できます.
\end_layout
\begin_layout Description
-負の小空白 この行は、矢印の間に負の小空白
+負の小空白 この行は,矢印の間に負の小空白
\begin_inset Formula $\rightarrow$
\end_inset
\begin_inset Formula $\leftarrow$
\end_inset
-を含んでいます。
+を含んでいます.
\end_layout
\begin_layout Description
-負の中空白 この行は、矢印の間に負の中空白
+負の中空白 この行は,矢印の間に負の中空白
\begin_inset Formula $\rightarrow$
\end_inset
\begin_inset Formula $\leftarrow$
\end_inset
-を含んでいます。
+を含んでいます.
\end_layout
\begin_layout Description
-負の大空白 この行は、矢印の間に負の大空白
+負の大空白 この行は,矢印の間に負の大空白
\begin_inset Formula $\rightarrow$
\end_inset
\begin_inset Formula $\leftarrow$
\end_inset
-を含んでいます。
+を含んでいます.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
-em) この行は、矢印の間に8分の1空白(0.5em)
+em) この行は,矢印の間に8分の1空白(0.5em)
\begin_inset Formula $\rightarrow$
\end_inset
\begin_inset Formula $\leftarrow$
\end_inset
-を含んでいます。
+を含んでいます.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
-em) この行は、矢印の間に4分の1空白(1
+em) この行は,矢印の間に4分の1空白(1
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
\begin_inset Formula $\leftarrow$
\end_inset
-を含んでいます。
+を含んでいます.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
-em) この行は、矢印の間に2分の1空白(2
+em) この行は,矢印の間に2分の1空白(2
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
\begin_inset Formula $\leftarrow$
\end_inset
-を含んでいます。
+を含んでいます.
\end_layout
\begin_layout Description
-ユーザ設定の空白 この行は、矢印の間に2センチの空白
+ユーザ設定の空白 この行は,矢印の間に2センチの空白
\begin_inset Formula $\rightarrow$
\end_inset
\begin_inset Formula $\leftarrow$
\end_inset
-を含んでいます。
+を含んでいます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-に各空白の大きさを整理しておきます。
+に各空白の大きさを整理しておきます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-水平フィル(HFill)は、統一された方法で空白を追加する特別な機能です。水平フィルは、左余白と右余白の間に残されている空白部分とつねに等しい長さの、可変式の空
-白を生成します。もし2つ以上の水平フィルを同一行に入れると、残されている余白を各水平フィルで均等に分割します。
+水平フィル(HFill)は,統一された方法で空白を追加する特別な機能です.水平フィルは,左余白と右余白の間に残されている空白部分とつねに等しい長さの,可変式の空
+白を生成します.もし2つ以上の水平フィルを同一行に入れると,残されている余白を各水平フィルで均等に分割します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-水平フィルでできる例をいくつか示しましょう。
+水平フィルでできる例をいくつか示しましょう.
\end_layout
\begin_layout Quote
\end_layout
\begin_layout Standard
-以上は、
+以上は,
\family sans
引用(字下げなし)
\family default
-環境での例でした。これ
+環境での例でした.これ
\begin_inset Formula $\rightarrow$
\end_inset
\begin_inset Formula $\leftarrow$
\end_inset
-は、標準段落の中での例です。印刷した取扱説明書でははっきりと分からないかもしれませんが、2つの矢印の
+は,標準段落の中での例です.印刷した取扱説明書でははっきりと分からないかもしれませんが,2つの矢印の
\emph on
間に
\emph default
-水平フィルが挿入されています。
+水平フィルが挿入されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-空白ダイアログでフィルパターンを選ぶと、水平フィルを見えるようにすることができます。使用できるパターンは以下のとおりです。
+空白ダイアログでフィルパターンを選ぶと,水平フィルを見えるようにすることができます.使用できるパターンは以下のとおりです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【備考】
\series default
-もし水平フィルが行頭にあり、しかも段落の1行目ではない場合、\SpecialChar LyX
-はそれを無視します。これは、水平フィルが間違って新規行に折り返すことを防ぐためです。このような場合に
-、どうしても空白を入れたい場合には、空白ダイアログで
+もし水平フィルが行頭にあり,しかも段落の1行目ではない場合,\SpecialChar LyX
+はそれを無視します.これは,水平フィルが間違って新規行に折り返すことを防ぐためです.このような場合に
+,どうしても空白を入れたい場合には,空白ダイアログで
\family sans
保護
\family default
-オプションを選択してください。
+オプションを選択してください.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-ときには、あるフレーズと同じ長さの空白がほしい場合があるでしょう。例えば、次のような三択問題を作りたいと思うかもしれません。
+ときには,あるフレーズと同じ長さの空白がほしい場合があるでしょう.例えば,次のような三択問題を作りたいと思うかもしれません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-すると、選択肢は「Mr.
+すると,選択肢は「Mr.
\begin_inset space ~
\end_inset
\begin_inset space ~
\end_inset
-」というフレーズの直後に表示されます。このようにするには、メニュー
+」というフレーズの直後に表示されます.このようにするには,メニュー
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
埋め草
\family default
-で挿入される埋め草差込枠を使用します。この例では、最後の2行の最初に水平埋め草を挿入し、埋め草差込枠に「Mr.
+で挿入される埋め草差込枠を使用します.この例では,最後の2行の最初に水平埋め草を挿入し,埋め草差込枠に「Mr.
\begin_inset space ~
\end_inset
\begin_inset space ~
\end_inset
-」と挿入します(「Edge」の後に空白があることに注意)。埋め草差込枠は、その内容と同じ空白のみを(場所取りとして)出力します。これが「埋め草」の名の由来です。
-通常の埋め草は、内容と同じ幅と高さの空白を出力し、水平埋め草や垂直埋め草は、その方向の空白のみを出力します。
+」と挿入します(「Edge」の後に空白があることに注意).埋め草差込枠は,その内容と同じ空白のみを(場所取りとして)出力します.これが「埋め草」の名の由来です.
+通常の埋め草は,内容と同じ幅と高さの空白を出力し,水平埋め草や垂直埋め草は,その方向の空白のみを出力します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落の前後に空白を追加するには、
+段落の前後に空白を追加するには,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
縦空白
\family default
-ダイアログを使って下さい。そこでは以下のような各寸法が利用可能です。
+ダイアログを使って下さい.そこでは以下のような各寸法が利用可能です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
大スキップ
\family default
-は、文書のフォント寸法に依存した\SpecialChar LaTeX
-寸法です。
+は,文書のフォント寸法に依存した\SpecialChar LaTeX
+寸法です.
\family sans
既定のスキップ
\family default
-は、
+は,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_inset
-で段落の分離用に指定したスキップの大きさです。もし段落の区切りに字下げを使用していれば、
+で段落の分離用に指定したスキップの大きさです.もし段落の区切りに字下げを使用していれば,
\family sans
既定のスキップ
\family default
\family sans
中スキップ
\family default
-と同じです。
+と同じです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-は、1ページの中で空白が最大になるように設定される可変空白です。例えば、1ページ内に2つだけ短い段落があり、間に垂直フィルがあるとしましょう。すると、段落間の空
-白は最大化されるように調整されるので、第1段落はページの最上部に配置され、第2段落は最下部に配置されます。
+は,1ページの中で空白が最大になるように設定される可変空白です.例えば,1ページ内に2つだけ短い段落があり,間に垂直フィルがあるとしましょう.すると,段落間の空
+白は最大化されるように調整されるので,第1段落はページの最上部に配置され,第2段落は最下部に配置されます.
\family sans
垂直フィル
\family default
-は、
+は,
\family sans
水平フィル
\family default
\family sans
水平フィル
\family default
-については、第
+については,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:水平方向の空白"
\end_inset
-節に述べられています。
+節に述べられています.
\end_layout
\end_inset
-。1ページ内に残っている垂直方向の余白を空白で埋めるのです。複数の
+.1ページ内に残っている垂直方向の余白を空白で埋めるのです.複数の
\family sans
垂直フィル
\family default
-が同一ページ内にある場合には、それらの垂直フィル間に余白が均等に配分されます。ですから
+が同一ページ内にある場合には,それらの垂直フィル間に余白が均等に配分されます.ですから
\family sans
垂直フィル
\family default
-は、文章をページの中央に配置したり、あるいはページの上から2/3の所に配置したりするのに用いることができます。
+は,文章をページの中央に配置したり,あるいはページの上から2/3の所に配置したりするのに用いることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
ユーザ設定
\family default
-は、付録
+は,付録
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "cha:LyXで使用できる単位"
\end_inset
-にある単位で指定された任意の長さの空白です。
+にある単位で指定された任意の長さの空白です.
\end_layout
\begin_layout Standard
status open
\begin_layout Plain Layout
-備考:もし水平フィルが、出力されたページの先頭や最後にきてしまう場合、
+備考:もし水平フィルが,出力されたページの先頭や最後にきてしまう場合,
\family sans
保護
\family default
-オプションが選択されているときのみ、空白が出力されます。
+オプションが選択されているときのみ,空白が出力されます.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落の配置は、
+段落の配置は,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
段落設定
\family default
-ダイアログで変更することができます。選択肢は5つあります。
+ダイアログで変更することができます.選択肢は5つあります.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-ほとんどの場合、既定値は
+ほとんどの場合,既定値は
\family sans
両端揃え
\family default
-です。この場合、単語間の空白の長さは、段落の各行がちょうど左余白から右余白までの領域を埋めるように自動調整されます。他の3つの配置は、ほぼ自明ですが以下のように
-なります。
-\begin_inset Separator parbreak
+です.この場合,単語間の空白の長さは,段落の各行がちょうど左余白から右余白までの領域を埋めるように自動調整されます.他の3つの配置は,ほぼ自明ですが以下のように
+なります.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_layout Standard
\align right
-この段落は右揃えで、
+この段落は右揃えで,
\end_layout
\begin_layout Standard
\align center
-この段落は中央揃え、
+この段落は中央揃え,
\end_layout
\begin_layout Standard
\align left
-この段落は左揃えです。
+この段落は左揃えです.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
もし\SpecialChar LaTeX
-が決定する改頁の位置が気に入らなければ、希望の箇所で強制的に改頁することができます。たいてい\SpecialChar LaTeX
-の改頁は適切なので、これが必要になることは通常はありません。ただ
-し、
+が決定する改頁の位置が気に入らなければ,希望の箇所で強制的に改頁することができます.たいてい\SpecialChar LaTeX
+の改頁は適切なので,これが必要になることは通常はありません.ただ
+し,
\family sans
フロート
\family default
-を多用しすぎた場合に限っては、\SpecialChar LaTeX
-の改頁アルゴリズムがうまく行かないことがあります。
+を多用しすぎた場合に限っては,\SpecialChar LaTeX
+の改頁アルゴリズムがうまく行かないことがあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-強制改頁は、文章を書き終わって、プレビューで
+強制改頁は,文章を書き終わって,プレビューで
\emph on
ほんとうに
\emph default
-改頁を変更する必要があることを確認するまでは、行なわないことをお勧めします。
+改頁を変更する必要があることを確認するまでは,行なわないことをお勧めします.
\end_layout
\begin_layout Standard
-改頁には2つの種類があります。一つは、特定の動作をすることなく頁を終えるものです。これは、
+改頁には2つの種類があります.一つは,特定の動作をすることなく頁を終えるものです.これは,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
新規頁
\family default
-メニューを使って、段落の前または後に挿入することができます。
+メニューを使って,段落の前または後に挿入することができます.
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
改頁
\family default
-メニューを使って挿入することができる、もう一つ型は、ページの内容をページ全体を埋めるように引き延ばしてから頁を終えるものです。この型は、改頁によって最後の二三行
-だけが足らない頁ができてしまうときに巨大な空白ができるのを避けられるので、便利です。
+メニューを使って挿入することができる,もう一つ型は,ページの内容をページ全体を埋めるように引き延ばしてから頁を終えるものです.この型は,改頁によって最後の二三行
+だけが足らない頁ができてしまうときに巨大な空白ができるのを避けられるので,便利です.
\end_layout
\begin_layout Standard
-図や表が、確実に頁の一番上にくるようにするために改頁を使おうと思うかもしれませんが、これは明らかに間違った方法です。\SpecialChar LyX
-には、図表の前後に何が来ようとも、頁の一番上
-(あるいは一番下や独立した頁)に、図表を確実に自動配置する方法があるのです。第
+図や表が,確実に頁の一番上にくるようにするために改頁を使おうと思うかもしれませんが,これは明らかに間違った方法です.\SpecialChar LyX
+には,図表の前後に何が来ようとも,頁の一番上
+(あるいは一番下や独立した頁)に,図表を確実に自動配置する方法があるのです.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "cha:フロートと注釈"
\family sans
フロート
\family default
-に関する部分をご参照下さい。
+に関する部分をご参照下さい.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-改頁をした後の内容が、次頁からすぐ始まる強制改頁のようでなく、改頁をすると同時に頁を改段することができます。改段するとはつまり、現在の段落を終了すると同時に、そ
-の後にここまでの全てのフロートを、まだ処理されていないものを含めて、また必要ならば頁を追加して、すべて出力することをいいます。
+改頁をした後の内容が,次頁からすぐ始まる強制改頁のようでなく,改頁をすると同時に頁を改段することができます.改段するとはつまり,現在の段落を終了すると同時に,そ
+の後にここまでの全てのフロートを,まだ処理されていないものを含めて,また必要ならば頁を追加して,すべて出力することをいいます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-改段改頁は、
+改段改頁は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
改段改頁
\family default
-メニューで挿入することができます。bookのような両面文書の場合に、改段改頁を挿入すると同時に、次の頁が右頁(奇数頁)から始まるように、必要に応じて頁を追加する
-ようにするためには、
+メニューで挿入することができます.bookのような両面文書の場合に,改段改頁を挿入すると同時に,次の頁が右頁(奇数頁)から始まるように,必要に応じて頁を追加する
+ようにするためには,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
改段改丁
\family default
-メニューを使うとよいでしょう。
+メニューを使うとよいでしょう.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-改頁と同様に、改行にも2つの種類があります。一つは単純に行を代えるものです。
+改頁と同様に,改行にも2つの種類があります.一つは単純に行を代えるものです.
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
整形なし改行
\family default
-を選択するか、
+を選択するか,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "newline-insert newline"
\end_inset
-を押すと、段落内でこの改行を強制することができます。もう一つの種類は、
+を押すと,段落内でこの改行を強制することができます.もう一つの種類は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
arg "newline-insert linebreak"
\end_inset
-で挿入できるもので、改行すると同時に、その行を頁余白の間の空間をちょうど埋めるように伸長させます。これは、改行によって生み出されてしまう余白によって、両端揃えの
-段落に「へり」ができてしまうのを避けるために必要なのです。
+で挿入できるもので,改行すると同時に,その行を頁余白の間の空間をちょうど埋めるように伸長させます.これは,改行によって生み出されてしまう余白によって,両端揃えの
+段落に「へり」ができてしまうのを避けるために必要なのです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-の改行はたいへん良くできているので、\SpecialChar LaTeX
-の改行を正そうと強制改行を使うのは止めた方がよいでしょう。しかしながら、詩や住所などのように、改行を多用設定することが必要で
+の改行はたいへん良くできているので,\SpecialChar LaTeX
+の改行を正そうと強制改行を使うのは止めた方がよいでしょう.しかしながら,詩や住所などのように,改行を多用設定することが必要で
あるような状況は多く存在します(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
\end_inset
-節をご参照ください)。
+節をご参照ください).
\end_layout
\begin_layout Subsection
整形\SpecialChar menuseparator
水平線
\family default
-のダイアログで水平線を挿入することができます。オフセットは、線と現在の本文行あるいは段落のベースラインとの間の垂直距離です。水平線の設定は、線上で左クリックをす
-れば変更することができます。
+のダイアログで水平線を挿入することができます.オフセットは,線と現在の本文行あるいは段落のベースラインとの間の垂直距離です.水平線の設定は,線上で左クリックをす
+れば変更することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-お使いのキーボードから入力することのできる全ての文字は、直接入力することができます。また、例えばフランス語に必要な文字を英語キーボードで入力することができるよう
-に、特別なキーボード配置表を使用することもできます。これを実現するための情報は、第
+お使いのキーボードから入力することのできる全ての文字は,直接入力することができます.また,例えばフランス語に必要な文字を英語キーボードで入力することができるよう
+に,特別なキーボード配置表を使用することもできます.これを実現するための情報は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:キーボード配置表の設定"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-お使いのキーボードにない文字が必要な場合には、
+お使いのキーボードにない文字が必要な場合には,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
特殊文字\SpecialChar menuseparator
\family sans
記号
\family default
-ダイアログを使用してください。
+ダイアログを使用してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
【註】
\series default
\SpecialChar LyX
-設定で特定の画面フォントを使用している場合、記号ダイアログで挿入した文字がうまく表示できないことがあります。しかし出力においては、どんな場合も、挿入した記号は正
-しく表示されます。
+設定で特定の画面フォントを使用している場合,記号ダイアログで挿入した文字がうまく表示できないことがあります.しかし出力においては,どんな場合も,挿入した記号は正
+しく表示されます.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-フォントには二つの種類があります。
+フォントには二つの種類があります.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
- は、フォント内の単一グリフ(すなわち文字)の輪郭(アウトライン)から生成されたフォントです。各グリフは、要求のあったどんなフォント寸法にもうまく伸縮することが
-できるような、数学的に定義された曲線で定義されています。この数学による定義は、フォント解析器によって解釈され、寸法やグリフに応じて曲線部分がピクセルで埋め尽くさ
-れます。これによって、輪郭フォントは、全ての寸法においてたいへん美しい出力を得ることができます。ひじょうに小さい寸法においては、よいイメージを得るためには各ピク
-セルがたいへん注意深く計算されなくてはならないので、そのようなひじょうに小さい寸法においてだけは、よいレンダリング(解析結果)を得ることは難しいかもしれません。
+ は,フォント内の単一グリフ(すなわち文字)の輪郭(アウトライン)から生成されたフォントです.各グリフは,要求のあったどんなフォント寸法にもうまく伸縮することが
+できるような,数学的に定義された曲線で定義されています.この数学による定義は,フォント解析器によって解釈され,寸法やグリフに応じて曲線部分がピクセルで埋め尽くさ
+れます.これによって,輪郭フォントは,全ての寸法においてたいへん美しい出力を得ることができます.ひじょうに小さい寸法においては,よいイメージを得るためには各ピク
+セルがたいへん注意深く計算されなくてはならないので,そのようなひじょうに小さい寸法においてだけは,よいレンダリング(解析結果)を得ることは難しいかもしれません.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-すると、一つのフォント寸法のみを定義して、それを伸縮するだけでいいと思われるかもしれませんが、よい品質を得るために、多くのフォントはいくつかのフォント寸法を定義
-しています。大きいフォントにおいては、小さいフォントよりも細部の情報を必要とするので、これによって出力を改善することができます。
+すると,一つのフォント寸法のみを定義して,それを伸縮するだけでいいと思われるかもしれませんが,よい品質を得るために,多くのフォントはいくつかのフォント寸法を定義
+しています.大きいフォントにおいては,小さいフォントよりも細部の情報を必要とするので,これによって出力を改善することができます.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
1
\family default
-といった種類のフォントが、ベクターフォントになります。
+といった種類のフォントが,ベクターフォントになります.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
- は、反対に最初からビットマップ画像として定義されているので、定義されている寸法に対しては、すべてよい出力を得ることができます。しかしながら、グリフを伸長しよう
-と思うと、一ピクセルが数ピクセル分に拡大されてしまうので、ビットマップフォントは伸長に対しては強くありません。これは、画像編集プログラムで、画像を拡大しようとし
-たときに起こるのと同じ現象です。この現象を軽減するために、ビットマップフォントは通常、8ピクセルあたりから34ピクセル程度まで段階的に、必要に応じていくつかの固
-定寸法で提供されています。ビットマップフォントの利点は、各グリフを表示するのに複雑な計算を必要としないので、伸縮可能フォントよりも表示速度が速い点です。欠点は、
-フォントに固定寸法がない大きさでは、ピクセルを等倍して拡大表示しなくてはならないので、表示が汚くなる点です。
+ は,反対に最初からビットマップ画像として定義されているので,定義されている寸法に対しては,すべてよい出力を得ることができます.しかしながら,グリフを伸長しよう
+と思うと,一ピクセルが数ピクセル分に拡大されてしまうので,ビットマップフォントは伸長に対しては強くありません.これは,画像編集プログラムで,画像を拡大しようとし
+たときに起こるのと同じ現象です.この現象を軽減するために,ビットマップフォントは通常,8ピクセルあたりから34ピクセル程度まで段階的に,必要に応じていくつかの固
+定寸法で提供されています.ビットマップフォントの利点は,各グリフを表示するのに複雑な計算を必要としないので,伸縮可能フォントよりも表示速度が速い点です.欠点は,
+フォントに固定寸法がない大きさでは,ピクセルを等倍して拡大表示しなくてはならないので,表示が汚くなる点です.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-ビットマップフォントは、PostScript文書やPDF文書では、
+ビットマップフォントは,PostScript文書やPDF文書では,
\family typewriter
Type
\begin_inset space ~
3
\family default
-という名前がついています。
+という名前がついています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらのことから、指定した大きさがフォント寸法として用意されている場合にはビットマップフォントが最適ですが、ほとんどすべての大きさに対して良好な結果をもたらすの
-は、伸縮可能フォントであることが分かります。伸縮可能フォントでは、少数のフォント寸法に対して定義が必要となるだけです。ほとんどすべてのテキスト表示プログラム・組
-版プログラムが、伸縮可能フォントを用いているのはそのためです。
+これらのことから,指定した大きさがフォント寸法として用意されている場合にはビットマップフォントが最適ですが,ほとんどすべての大きさに対して良好な結果をもたらすの
+は,伸縮可能フォントであることが分かります.伸縮可能フォントでは,少数のフォント寸法に対して定義が必要となるだけです.ほとんどすべてのテキスト表示プログラム・組
+版プログラムが,伸縮可能フォントを用いているのはそのためです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-PDF文書でどのフォントが用いられているかを確かめるためには、文書特性を参照してください。
+PDF文書でどのフォントが用いられているかを確かめるためには,文書特性を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-最近の組版言語やマークアップ言語の多くでは、特定のフォントを指定するよりも文字様式を指定するようになってきています。例えば文章を強調するのに、現在のフォントのイ
-タリック体版に変更する代わりに、「強調形式」を用います。この考え方は、\SpecialChar LyX
-に完璧に適合しています。なぜなら、\SpecialChar LyX
-では組版の微細な点に焦点を合わせるのではなく、文脈に基づ
-いて操作を行うからです。
+最近の組版言語やマークアップ言語の多くでは,特定のフォントを指定するよりも文字様式を指定するようになってきています.例えば文章を強調するのに,現在のフォントのイ
+タリック体版に変更する代わりに,「強調形式」を用います.この考え方は,\SpecialChar LyX
+に完璧に適合しています.なぜなら,\SpecialChar LyX
+では組版の微細な点に焦点を合わせるのではなく,文脈に基づ
+いて操作を行うからです.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-伝統的に、\SpecialChar LaTeX
-は固有のフォントを使用します。つまり、お使いの基本ソフトウェアに導入されているフォントに直接アクセスすることはできず、\SpecialChar LaTeX
+伝統的に,\SpecialChar LaTeX
+は固有のフォントを使用します.つまり,お使いの基本ソフトウェアに導入されているフォントに直接アクセスすることはできず,\SpecialChar LaTeX
頒布版が提供する特定のフォントを
-使用する必要があります。これは、\SpecialChar LaTeX
-ではフォントに関する追加的な情報が必要とされるため、これらを追加的なファイルやパッケージとして提供する必要があるためです。この方
-法の欠点は、通常のワードプロセッサに較べて、フォントの選択肢がある程度制限されてしまうことです。その一方で、提供されているフォントは一般的に非常に高品質であり、
+使用する必要があります.これは,\SpecialChar LaTeX
+ではフォントに関する追加的な情報が必要とされるため,これらを追加的なファイルやパッケージとして提供する必要があるためです.この方
+法の欠点は,通常のワードプロセッサに較べて,フォントの選択肢がある程度制限されてしまうことです.その一方で,提供されているフォントは一般的に非常に高品質であり,
システムが異なっても\SpecialChar LaTeX
-ファイルを容易に移転できるという利点が付いてきます。また一方で、伝統的な\SpecialChar LaTeX
-でサポートされているフォントの範囲は大幅に増加し、多くの有償無償のフ
-ォントを扱うパッケージが存在します。\SpecialChar LyX
-は、フリーライセンスのフォントは、ユーザーインタフェースでサポートしています(詳細は第
+ファイルを容易に移転できるという利点が付いてきます.また一方で,伝統的な\SpecialChar LaTeX
+でサポートされているフォントの範囲は大幅に増加し,多くの有償無償のフ
+ォントを扱うパッケージが存在します.\SpecialChar LyX
+は,フリーライセンスのフォントは,ユーザーインタフェースでサポートしています(詳細は第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:文書フォント"
\end_inset
-節をご覧ください)。他のフォントについては、文書プリアンブルに\SpecialChar LaTeX
-コードを入力すれば、すべて使用することができます(使用したいフォントの取扱説明書を参照してください
-)。
+節をご覧ください).他のフォントについては,文書プリアンブルに\SpecialChar LaTeX
+コードを入力すれば,すべて使用することができます(使用したいフォントの取扱説明書を参照してください
+).
\end_layout
\begin_layout Standard
-さらに最近の発展により、お使いの基本ソフトウェア(OS)に導入されているフォントに直接アクセスすることのできる、Xe\SpecialChar TeX
+さらに最近の発展により,お使いの基本ソフトウェア(OS)に導入されているフォントに直接アクセスすることのできる,Xe\SpecialChar TeX
やLua\SpecialChar TeX
のような新しい\SpecialChar LaTeX
エンジンももたらされて
-います。これらのエンジンも、\SpecialChar LyX
-は現在サポートしています。これらを使えば、理論的には、システムに導入されているすべてのOpenType・TrueTypeフォントを使
-用することができます。次節で、これらのOSフォントの使用法を説明します。
+います.これらのエンジンも,\SpecialChar LyX
+は現在サポートしています.これらを使えば,理論的には,システムに導入されているすべてのOpenType・TrueTypeフォントを使
+用することができます.次節で,これらのOSフォントの使用法を説明します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-実際には、粗悪なメトリックや、フォントが持つ他の欠損によって使えないフォントもあります。したがって、まずは試験してみる必要があります。
+実際には,粗悪なメトリックや,フォントが持つ他の欠損によって使えないフォントもあります.したがって,まずは試験してみる必要があります.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書フォントは、
+文書フォントは,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_inset
-ダイアログで設定することができます。ダイアログの
+ダイアログで設定することができます.ダイアログの
\family sans
フォント
\family default
-セクションでは、3つのフォント族 — ローマン(セリフ)体・
+セクションでは,3つのフォント族 — ローマン(セリフ)体・
\family sans
サンセリフ
\family default
\family typewriter
タイプライタ
\family default
-(等幅)体 — に使用するフォントを指定することができ、サンセリフ体・タイプライタ体フォントをローマン体フォントと合わせる必要があるときのための縮尺因子と、ベー
-スフォント寸法を指定することができます。
+(等幅)体 — に使用するフォントを指定することができ,サンセリフ体・タイプライタ体フォントをローマン体フォントと合わせる必要があるときのための縮尺因子と,ベー
+スフォント寸法を指定することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
非TeXフォントを使用
\family default
-を有効にすると、ご使用の基本ソフトウェアに導入されているフォントにアクセスすることができるようになります。このためには、出力書式として、
+を有効にすると,ご使用の基本ソフトウェアに導入されているフォントにアクセスすることができるようになります.このためには,出力書式として,
\family sans
PDF (XeTeX)
\family default
\family sans
PDF (LuaTeX)
\family default
-、
+,
\family sans
DVI (LuaTeX)
\family default
-を使用する必要があるため、Xe\SpecialChar TeX
+を使用する必要があるため,Xe\SpecialChar TeX
かLua\SpecialChar TeX
が導入済でなくてはなりません(第
\begin_inset CommandInset ref
\end_inset
-節参照)。この際、\SpecialChar TeX
-自身のフォント(後述)にはアクセスできなくなります。\SpecialChar LyX
-はフォント族を同定することができないので、利用可能なフォントすべてが、ローマン体・セリフ体
-・タイプライタ体の3つのリストすべてに列挙されてしまっていることに注意してください。また、リスト中のフォントの一部には、フォントのエンコーディングやフォントの瑕
-疵のせいで、出力を失敗させてしまうものがあるかもしれません。これも、\SpecialChar LyX
-は事前に同定することができないので、ユーザーが試験してみる必要があります。
+節参照).この際,\SpecialChar TeX
+自身のフォント(後述)にはアクセスできなくなります.\SpecialChar LyX
+はフォント族を同定することができないので,利用可能なフォントすべてが,ローマン体・セリフ体
+・タイプライタ体の3つのリストすべてに列挙されてしまっていることに注意してください.また,リスト中のフォントの一部には,フォントのエンコーディングやフォントの瑕
+疵のせいで,出力を失敗させてしまうものがあるかもしれません.これも,\SpecialChar LyX
+は事前に同定することができないので,ユーザーが試験してみる必要があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-フォントの選択肢としては、
+フォントの選択肢としては,
\family sans
既定値
\family default
-とお使いのシステムで利用可能なフォントの一覧が表示されます。
+とお使いのシステムで利用可能なフォントの一覧が表示されます.
\family sans
既定値
\family default
-は、「
+は,「
\family typewriter
Computer
\begin_inset space ~
ec
\family default
)と呼ばれる \SpecialChar TeX
-の標準フォントを使います。
+の標準フォントを使います.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family typewriter
ec
\family default
-はビットマップフォントですので、PDF出力では、とりわけ拡大して読むときに、出力のぎざぎざがめだつことがよくあります
+はビットマップフォントですので,PDF出力では,とりわけ拡大して読むときに,出力のぎざぎざがめだつことがよくあります
\begin_inset Foot
status collapsed
Reader
\family default
-第6版以降でPDFを読むようにすれば、特別なビットマップフォントレンダラーを備えているので、この問題は発生しません。
+第6版以降でPDFを読むようにすれば,特別なビットマップフォントレンダラーを備えているので,この問題は発生しません.
\end_layout
\end_inset
-。ぎざぎざフォントをなくすには、ベクターフォントを用いなくてはなりません。以下の3つの方法がありますので、いずれかを選択してください。
+.ぎざぎざフォントをなくすには,ベクターフォントを用いなくてはなりません.以下の3つの方法がありますので,いずれかを選択してください.
\end_layout
\begin_layout Itemize
Modern
\family default
-フォントを使用する方法。これは、
+フォントを使用する方法.これは,
\family typewriter
cm
\family default
\family typewriter
ec
\family default
-の外見を維持したい場合に推奨される方法です。
+の外見を維持したい場合に推奨される方法です.
\family sans
Latin
\begin_inset space ~
Modern
\family default
-フォントは、\SpecialChar LaTeX
-コミュニティにおいて、
+フォントは,\SpecialChar LaTeX
+コミュニティにおいて,
\family typewriter
cm
\family default
-に代わる既定フォントとするべく開発されたものです。これは、非常に広い範囲のグリフと複数のフォント形を含んでおり、外観の改善された若干の細部を除き、
+に代わる既定フォントとするべく開発されたものです.これは,非常に広い範囲のグリフと複数のフォント形を含んでおり,外観の改善された若干の細部を除き,
\family sans
Latin
\begin_inset space ~
Modern
\family default
-は、ほとんどの場合
+は,ほとんどの場合
\family typewriter
cm
\family default
-と同一の外観を持ちます。
+と同一の外観を持ちます.
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-One difference is improved kerning。
+One difference is improved kerning.
\end_layout
\end_inset
European)
\family default
-を使用する方法。これは、
+を使用する方法.これは,
\family sans
Latin
\begin_inset space ~
Modern
\family default
-フォントが使用できないか、うまく動作しない(稀な)ケースにおいて、
+フォントが使用できないか,うまく動作しない(稀な)ケースにおいて,
\family typewriter
cm
\family default
\family typewriter
ec
\family default
-の外見をエミュレートしたいときに選択してください。
+の外見をエミュレートしたいときに選択してください.
\family typewriter
AE
\family default
-は仮想フォントです。仮想というのは、これが他のフォントから
+は仮想フォントです.仮想というのは,これが他のフォントから
\family typewriter
cm
\family default
-輪郭グリフを「拝借」してくるからです。これには、フランス語のギュメ(「«」や「»」)をはじめとするいくつかの文字が欠落していること
+輪郭グリフを「拝借」してくるからです.これには,フランス語のギュメ(「«」や「»」)をはじめとするいくつかの文字が欠落していること
\begin_inset Foot
status open
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-として読み込むと、ギュメの問題は解消されます。
+として読み込むと,ギュメの問題は解消されます.
\end_layout
\end_inset
-や、アクセント付き文字が
+や,アクセント付き文字が
\emph on
一つの
\emph default
-グリフではなく、アクセントと文字との
+グリフではなく,アクセントと文字との
\emph on
二
\emph default
-文字から構築されるという欠点があります。したがって、
+文字から構築されるという欠点があります.したがって,
\family typewriter
AE
\family default
-フォントを用いた文書では、アクセント付き文字を含む単語を検索することはできません。例えば、仮にPDFで「brève」という仏単語を検索したとしても、PDFビュー
-アは「è」というグリフを検索するのであって、「 e +
+フォントを用いた文書では,アクセント付き文字を含む単語を検索することはできません.例えば,仮にPDFで「brève」という仏単語を検索したとしても,PDFビュー
+アは「è」というグリフを検索するのであって,「 e +
\begin_inset space ~
\end_inset
-` 」というグリフを検索するわけではないので、検索結果としては何も得られないでしょう。
+` 」というグリフを検索するわけではないので,検索結果としては何も得られないでしょう.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family typewriter
ec
\family default
-の外見を好まない場合には、
+の外見を好まない場合には,
\family sans
Times
\begin_inset space ~
\family sans
Palatino
\family default
-のような、提供されている他のベクターフォントを選択することももちろんできます。ほとんどのローマン体ベクターフォントは、対応するサンセリフ体やタイプライタ体フォン
+のような,提供されている他のベクターフォントを選択することももちろんできます.ほとんどのローマン体ベクターフォントは,対応するサンセリフ体やタイプライタ体フォン
トを自動的に選択しますが
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-これは、ときに単に他のフォントを対応させることもあれば(
+これは,ときに単に他のフォントを対応させることもあれば(
\family sans
Times
\begin_inset space ~
Roman
\family default
-は、
+は,
\family sans
Helvetica
\family default
-をサンセリフ体の文章に使用します)、
+をサンセリフ体の文章に使用します),
\family sans
Latin
\begin_inset space ~
Modern
\family default
-のように、同じフォントの他の形、すなわち真のフォント
+のように,同じフォントの他の形,すなわち真のフォント
\emph on
族
\emph default
-を対応させることもあります。
+を対応させることもあります.
\end_layout
\end_inset
-、自分自身で指定することもできます。ローマン体・
+,自分自身で指定することもできます.ローマン体・
\family sans
サンセリフ
\family default
\family sans
タイプライタ
\family default
-体の違いは、第
+体の違いは,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:文字微調整"
\end_inset
-節で述べられています。
+節で述べられています.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
Roman
\family default
-フォントは、元々新聞用にデザインされたものです。したがって、狭い新聞の列幅に納まるように、そのグリフは他のフォントのグリフよりも小さくなっています。そのため、
+フォントは,元々新聞用にデザインされたものです.したがって,狭い新聞の列幅に納まるように,そのグリフは他のフォントのグリフよりも小さくなっています.そのため,
\family sans
Times
\begin_inset space ~
Roman
\family default
-は書籍のような大規模な文書には適していません。
+は書籍のような大規模な文書には適していません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-フォント寸法としては、一般的に
+フォント寸法としては,一般的に
\family sans
既定値
\family default
\family sans
12
\family default
-の4つの値が使用可能です。クラスによっては、他の寸法を提供しているものもあります。
+の4つの値が使用可能です.クラスによっては,他の寸法を提供しているものもあります.
\family sans
既定値
\family default
-の寸法は使用するクラスに依存します。標準的なクラスでは、これはフォント寸法10になっています。
+の寸法は使用するクラスに依存します.標準的なクラスでは,これはフォント寸法10になっています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-このフォント寸法は、
+このフォント寸法は,
\emph on
基本寸法
\emph default
-を指しています。\SpecialChar LyX
-は、この寸法を基準に、(脚註や上付き・下付き文字などの)他のすべてのフォント寸法を決めます。必要ならば、文章部分のフォント寸法は、
+を指しています.\SpecialChar LyX
+は,この寸法を基準に,(脚註や上付き・下付き文字などの)他のすべてのフォント寸法を決めます.必要ならば,文章部分のフォント寸法は,
\family sans
文字様式
\family default
-ダイアログで微調整することができます。文章部分で使うことができるフォント寸法は、第
+ダイアログで微調整することができます.文章部分で使うことができるフォント寸法は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:文字微調整"
\end_inset
-節に述べてあります。
+節に述べてあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
既定のフォント族
\family default
-では、文書の基本フォントをローマン体にするのか、サンセリフ体にするのか、あるいはタイプライタ体にするのかを指定することができます。これを
+では,文書の基本フォントをローマン体にするのか,サンセリフ体にするのか,あるいはタイプライタ体にするのかを指定することができます.これを
\family sans
既定値
\family default
-にすると、クラスの事前設定値を使用し、他のものを選択するとこれを上書きします。ほとんどの場合、
+にすると,クラスの事前設定値を使用し,他のものを選択するとこれを上書きします.ほとんどの場合,
\family sans
既定値
\family default
\family sans
ローマン体
\family default
-ですが、(プレゼンテーションクラスなどの)クラスのうちには他の既定値を使用するものもあります。
+ですが,(プレゼンテーションクラスなどの)クラスのうちには他の既定値を使用するものもあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
LaTeXフォントエンコーディング
\family default
-は、熟練者用の設定項目であり、これによって\SpecialChar LaTeX
+は,熟練者用の設定項目であり,これによって\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
fontenc
\end_inset
-節も参照のこと)。通常、これを変更する必要は(理解する必要も)ありません。特別な理由がない限り、
+節も参照のこと).通常,これを変更する必要は(理解する必要も)ありません.特別な理由がない限り,
\family sans
既定値
\family default
-を使用してください。
+を使用してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-フォントによっては、
+フォントによっては,
\family sans
旧様式数字を使う
\family default
\family sans
真性スモールキャップ体を使う
\family default
-のチェックボックスが有効になっていることがあります。これは、一部のフォントが提供する追加機能です。もし
+のチェックボックスが有効になっていることがあります.これは,一部のフォントが提供する追加機能です.もし
\family sans
旧様式数字を使う
\family default
-にチェックを付けると、フォントは旧様式数字(中世数字やテキスト数字とも呼ばれます)、すなわち小文字とうまくマッチするような、多様な高さを持つ数字を使用します。
+にチェックを付けると,フォントは旧様式数字(中世数字やテキスト数字とも呼ばれます),すなわち小文字とうまくマッチするような,多様な高さを持つ数字を使用します.
\family sans
真性スモールキャップ体を使う
\family default
-を指定すると、大文字を縮小した疑似スモールキャップ体ではなく、真のスモールキャップ体を使用します。真のスモールキャップ体は、熟練者用フォントセットにはよく含まれ
-ています。これらは、疑似スモールキャップ体よりも見栄えがよいですが、一方お金を払って購入しなくてはなりません。
+を指定すると,大文字を縮小した疑似スモールキャップ体ではなく,真のスモールキャップ体を使用します.真のスモールキャップ体は,熟練者用フォントセットにはよく含まれ
+ています.これらは,疑似スモールキャップ体よりも見栄えがよいですが,一方お金を払って購入しなくてはなりません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
CJK
\family default
-フィールドでは、日中韓言語ユーザーが文字を表示するのに使用するフォントを指定することができます。
+フィールドでは,日中韓言語ユーザーが文字を表示するのに使用するフォントを指定することができます.
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-このフォントは、
+このフォントは,
\series bold
CJK
\series default
\SpecialChar LaTeX
-パッケージのコマンドに対する引数になります。したがって、
+パッケージのコマンドに対する引数になります.したがって,
\series bold
CJK
\series default
\family sans
日本語
\family default
-文書言語に対しては、影響をもちません。
+文書言語に対しては,影響をもちません.
\end_layout
\end_inset
status open
\begin_layout Plain Layout
-備考:新しくフォントやフォント寸法を選んでも、\SpecialChar LyX
+備考:新しくフォントやフォント寸法を選んでも,\SpecialChar LyX
の画面上のフォントは変化
\emph on
しません
\emph default
-。印字出力をして初めて、変化がわかるようになっています。これはWYSIWYMの考え方の一部なのです。\SpecialChar LyX
-の画面フォントは、
+.印字出力をして初めて,変化がわかるようになっています.これはWYSIWYMの考え方の一部なのです.\SpecialChar LyX
+の画面フォントは,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
-ダイアログで調整することができます。第
+ダイアログで調整することができます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:画面フォント"
\end_inset
-節を参照してください。
+節を参照してください.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-では、数式中の文字に用いられるフォントは、文書フォントとは異なります。文書中で\SpecialChar TeX
-フォントを使用している場合には、
+では,数式中の文字に用いられるフォントは,文書フォントとは異なります.文書中で\SpecialChar TeX
+フォントを使用している場合には,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_inset
-ダイアログで、明示的に数式フォントを選択することができます。既定の設定では、\SpecialChar LyX
-が自動的に数式フォントを選択します。ほとんどの場合、これは\SpecialChar LaTeX
-の既定値、すなわち\SpecialChar LaTeX
+ダイアログで,明示的に数式フォントを選択することができます.既定の設定では,\SpecialChar LyX
+が自動的に数式フォントを選択します.ほとんどの場合,これは\SpecialChar LaTeX
+の既定値,すなわち\SpecialChar LaTeX
の既定フ
ォント「
\family typewriter
Modern
\family default
-」族の数式版になります。\SpecialChar LyX
-が、これ以外の数式フォントを自動的に読み込むのは、文書フォントの数式版が利用可能なときのみです。
+」族の数式版になります.\SpecialChar LyX
+が,これ以外の数式フォントを自動的に読み込むのは,文書フォントの数式版が利用可能なときのみです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ただし、数式フォントは、
+ただし,数式フォントは,
\emph on
数式内本文
\emph default
-には使用されません(数式内本文は、
+には使用されません(数式内本文は,
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\backslash
text
\series default
-を数式に挿入することで入力することができます)。また、数式フォントの一部はサンセリフ体ですので、文書本文がセリフ体で数式文字がサンセリフ体だと、変な文書になって
-しまうかもしれません。したがって、ほとんどの場合、サンセリフ体の数式フォントは、文書フォント設定の
+を数式に挿入することで入力することができます).また,数式フォントの一部はサンセリフ体ですので,文書本文がセリフ体で数式文字がサンセリフ体だと,変な文書になって
+しまうかもしれません.したがって,ほとんどの場合,サンセリフ体の数式フォントは,文書フォント設定の
\family sans
既定のフォント族
\family default
\family sans
サンセリフ体
\family default
-を選んだ時のみ、意味を成します。
+を選んだ時のみ,意味を成します.
\end_layout
\begin_layout Standard
文書に非\SpecialChar TeX
-フォントを使用している場合、文書クラスの既定\SpecialChar TeX
+フォントを使用している場合,文書クラスの既定\SpecialChar TeX
フォント(多くの場合「
\family typewriter
Computer
Modern
\family default
-」)か、既定フォントの非\SpecialChar TeX
+」)か,既定フォントの非\SpecialChar TeX
版(多くの場合「
\family typewriter
Latin
Modern
\family default
-」)しか、数式フォントに指定することはできません。
+」)しか,数式フォントに指定することはできません.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-すでに見たように、\SpecialChar LyX
-は、ある特定の段落環境では自動的に文字様式を変更します。\SpecialChar LyX
-は、
+すでに見たように,\SpecialChar LyX
+は,ある特定の段落環境では自動的に文字様式を変更します.\SpecialChar LyX
+は,
\family sans
強調
\family default
\family sans
名詞
\family default
-の2つの文字様式をサポートしています。これらは、
+の2つの文字様式をサポートしています.これらは,
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-割り当て・メニュー・ツールバーのいずれかを使って有効にすることができます。
+割り当て・メニュー・ツールバーのいずれかを使って有効にすることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
名詞
\family default
-形式を有効にするには、以下のいずれかを行ってください。
+形式を有効にするには,以下のいずれかを行ってください.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらのコマンドは、すべて入切切り替えになっています。つまり、
+これらのコマンドは,すべて入切切り替えになっています.つまり,
\family sans
名詞
\family default
-形式がすでに有効になっている場合に、これらのコマンドを使うと、
+形式がすでに有効になっている場合に,これらのコマンドを使うと,
\family sans
名詞
\family default
-形式は無効になります。
+形式は無効になります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
名詞
\family default
-形式は、固有の人名を表記するのに使われます。例えば、
+形式は,固有の人名を表記するのに使われます.例えば,
\begin_inset Quotes eld
\end_inset
\begin_inset Quotes erd
\end_inset
-のように用います。
+のように用います.
\end_layout
\begin_layout Standard
-これよりもよく使われる文字様式は、
+これよりもよく使われる文字様式は,
\family sans
強調
\family default
-形式です。
+形式です.
\family sans
強調
\family default
-形式を有効にする(または無効にする - これも入切切り替えです)には、以下のようにしてください。
+形式を有効にする(または無効にする - これも入切切り替えです)には,以下のようにしてください.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-通常、
+通常,
\family sans
強調
\family default
-形式は、イタリック体(日本語ではゴシック体)と同じですが、文書クラスや\SpecialChar LaTeX
-パッケージによっては、別のフォントが用いられることもあります。
+形式は,イタリック体(日本語ではゴシック体)と同じですが,文書クラスや\SpecialChar LaTeX
+パッケージによっては,別のフォントが用いられることもあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-この文書のいたるところで、すでに
+この文書のいたるところで,すでに
\family sans
強調
\family default
-形式を使ってきましたが、もう一つ例を挙げておきます。
+形式を使ってきましたが,もう一つ例を挙げておきます.
\end_layout
\begin_layout Quotation
\end_layout
\begin_layout Standard
-これは例であると同時に、文字通りの警告でもあります。文章は日常会話と同じように考えられなくてはなりません。お互いにつねに叫びあって話をしないように、文字様式をつ
-ねに濫用するような傾向は避けなくてはなりません。
+これは例であると同時に,文字通りの警告でもあります.文章は日常会話と同じように考えられなくてはなりません.お互いにつねに叫びあって話をしないように,文字様式をつ
+ねに濫用するような傾向は避けなくてはなりません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-既定フォントに戻すには、鍵割り当て
+既定フォントに戻すには,鍵割り当て
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "font-default"
\end_inset
-を用いるか、
+を用いるか,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
文字様式\SpecialChar menuseparator
arg "dialog-show character"
\end_inset
-)ダイアログを使えば、いつでも戻せます。
+)ダイアログを使えば,いつでも戻せます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-なにか微調整を行わなくてはならない状況はつねに起こり得ますので、\SpecialChar LyX
-は特製文字様式を作る方法を備えています。例えば、学術雑誌や企業によっては、特定の状況ではサンセリ
-フフォントを使うように要求する書式を指定しているかもしれませんし、ある作家は、登場人物の心の声を通常の会話と区別するために、別のフォントを用いるようにしているか
-もしれません。
+なにか微調整を行わなくてはならない状況はつねに起こり得ますので,\SpecialChar LyX
+は特製文字様式を作る方法を備えています.例えば,学術雑誌や企業によっては,特定の状況ではサンセリ
+フフォントを使うように要求する書式を指定しているかもしれませんし,ある作家は,登場人物の心の声を通常の会話と区別するために,別のフォントを用いるようにしているか
+もしれません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-特製文字様式について説明を残すにあたって、いま一度、注意を促しておきたいと思います——文字様式は濫用しないでください!
+特製文字様式について説明を残すにあたって,いま一度,注意を促しておきたいと思います——文字様式は濫用しないでください!
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-様々なフォントやフォント寸法を多用した文書は、けっして読みやすくなく、誰かが大穴を打ち込んだかのように見えるものです。
+様々なフォントやフォント寸法を多用した文書は,けっして読みやすくなく,誰かが大穴を打ち込んだかのように見えるものです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-特製文字様式を使用するには、
+特製文字様式を使用するには,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
文字様式\SpecialChar menuseparator
arg "dialog-show character"
\end_inset
-を押してください。このダイアログには、各フォント特性を選択できるようにいくつかのボックスがあります。これらの特性について選択肢を選ぶか、現在の特性を維持したい項
+を押してください.このダイアログには,各フォント特性を選択できるようにいくつかのボックスがあります.これらの特性について選択肢を選ぶか,現在の特性を維持したい項
目については
\family sans
変更なし
\family default
-を選択してください。
+を選択してください.
\family sans
リセット
\family default
-を選ぶと、その特性を既定値に戻します。これは、複数の段落環境にわたる属性を一度にリセットするのにも使用することができます。
+を選ぶと,その特性を既定値に戻します.これは,複数の段落環境にわたる属性を一度にリセットするのにも使用することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-フォント特性と、各フォント特性の(
+フォント特性と,各フォント特性の(
\family sans
変更なし
\family default
\family sans
リセット
\family default
-以外の)選択肢は以下の通りです。
+以外の)選択肢は以下の通りです.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
フォント族
\family default
- フォントの「概観」です。選択肢は
-\begin_inset Separator parbreak
+ フォントの「概観」です.選択肢は
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\family sans
ローマン体
\family default
- This is the Roman font family. これがローマン・フォント族です。 通常はセリフフォントです。またこれが既定のフォント族になっていま
-す。(
+ This is the Roman font family. これがローマン・フォント族です. 通常はセリフフォントです.またこれが既定のフォント族になっていま
+す.(
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
This is the Sans Serif font family.
\family default
- これがサンセリフ・フォント族です。(鍵割り当て:
+ これがサンセリフ・フォント族です.(鍵割り当て:
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "font-sans"
This is the Typewriter font family.
\family default
- これがタイプライタ・フォント族です。(鍵割り当て:
+ これがタイプライタ・フォント族です.(鍵割り当て:
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "font-typewriter"
\family sans
太さ
\family default
- これは印字の太さに対応しています。選択肢は
-\begin_inset Separator parbreak
+ これは印字の太さに対応しています.選択肢は
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
ミディアム体
\family default
This is the Medium font series.
- これがミディアム体の太さです。これが既定の太さです。
+ これがミディアム体の太さです.これが既定の太さです.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\series bold
This is the Bold font series.
- これがボールド体の太さです。
+ これがボールド体の太さです.
\series default
(鍵割り当て:
\begin_inset Info
\family sans
字形
\family default
- 名の示す通りです。選択肢は
-\begin_inset Separator parbreak
+ 名の示す通りです.選択肢は
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
アップライト体
\family default
This is the Upright font shape.
- これがアップライト体の字形です。またこれが既定の字形になっています。
+ これがアップライト体の字形です.またこれが既定の字形になっています.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\shape default
\emph on
.
- これがイタリック体の字形です。
+ これがイタリック体の字形です.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\shape default
(\SpecialChar LyX
-の画面では 同じに見えるかもしれませんが、イタリック体ではありません。)
+の画面では 同じに見えるかもしれませんが,イタリック体ではありません.)
\shape slanted
-これが斜体の字形です。
+これが斜体の字形です.
\end_layout
\begin_layout Labeling
This is the Small caps font shape
\shape default
\noun on
-. これがスモールキャップ体の字形です。
+. これがスモールキャップ体の字形です.
\end_layout
\end_deeper
\family sans
色
\family default
- このスイッチで文字色を調整することができます。ただし、すべてのDVIビューアがカラーを表示できるわけではないことに注意してください。
+ このスイッチで文字色を調整することができます.ただし,すべてのDVIビューアがカラーを表示できるわけではないことに注意してください.
\family sans
黒
\family default
\family sans
黄・茶・濃灰色・灰色・薄灰色・ライム・橙・オリーブ・桃・紫・ティール・青紫
\family default
-が指定できるほか、
+が指定できるほか,
\family sans
色指定なし
\family default
-は、
+は,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
\family sans
本文
\family default
-に指定した既定色が使用されることを意味します。
+に指定した既定色が使用されることを意味します.
\begin_inset Index idx
status collapsed
\family sans
言語
\family default
- これは、選択範囲の文章が、文書の言語とは異なることを指定するのに使います。このようにして指定された部分には青い下線が(\SpecialChar LyX
-上でのみ)引かれて、言語が変更されている
-ことを表示します。
+ これは,選択範囲の文章が,文書の言語とは異なることを指定するのに使います.このようにして指定された部分には青い下線が(\SpecialChar LyX
+上でのみ)引かれて,言語が変更されている
+ことを表示します.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-例えば、文書中に長いドイツ語指定のテキストを入れると、\SpecialChar LaTeX
-は自動的にドイツ語のハイフネーション規則を遵守します。スペルチェックを行うときには(第
+例えば,文書中に長いドイツ語指定のテキストを入れると,\SpecialChar LaTeX
+は自動的にドイツ語のハイフネーション規則を遵守します.スペルチェックを行うときには(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:スペルチェック"
\end_inset
-節参照)、ドイツ語にマークされたテキストは、ドイツ語辞書を使用して検査されます。
+節参照),ドイツ語にマークされたテキストは,ドイツ語辞書を使用して検査されます.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
寸法
\family default
- これはフォントの大きさを変更します。ここでは数値を指定するのではなく、選択可能な選択肢は、すべて文書フォント寸法に対する相対的な大きさになっています。ここでも\SpecialChar LyX
+ これはフォントの大きさを変更します.ここでは数値を指定するのではなく,選択可能な選択肢は,すべて文書フォント寸法に対する相対的な大きさになっています.ここでも\SpecialChar LyX
-に詳細な指定をわたすようにはなっておらず、何をしたいか一般的な意図を\SpecialChar LyX
-に示すだけです。選択肢は以下の通りです。
-\begin_inset Separator parbreak
+に詳細な指定をわたすようにはなっておらず,何をしたいか一般的な意図を\SpecialChar LyX
+に示すだけです.選択肢は以下の通りです.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\family default
\size tiny
-これは「最小(Tiny)」フォント寸法です。
+これは「最小(Tiny)」フォント寸法です.
\size default
(鍵割り当て:
\begin_inset Info
\family default
\size scriptsize
-これは「極小(Smallest)」フォント寸法です。
+これは「極小(Smallest)」フォント寸法です.
\size default
(鍵割り当て:
\begin_inset Info
\family default
\size footnotesize
-これは「小(Smaller)」フォント寸法です。
+これは「小(Smaller)」フォント寸法です.
\size default
(鍵割り当て:
\begin_inset Info
\family default
\size small
-これは「やや小(Small)」フォント寸法です。
+これは「やや小(Small)」フォント寸法です.
\size default
(鍵割り当て:
\begin_inset Info
\family sans
ふつう
\family default
- これは「ふつう(Normal)」フォント寸法です。既定のフォント寸法です。(鍵割り当て:
+ これは「ふつう(Normal)」フォント寸法です.既定のフォント寸法です.(鍵割り当て:
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "font-size normal"
\family default
\size large
-これは「やや大(Large)」フォント寸法です。(
+これは「やや大(Large)」フォント寸法です.(
\size default
鍵割り当て:
\begin_inset Info
\family default
\size larger
-これは「大(Larger)」フォント寸法です。
+これは「大(Larger)」フォント寸法です.
\size large
(
\size default
\family default
\size largest
-これは「極大(Largest)」フォント寸法です。
+これは「極大(Largest)」フォント寸法です.
\size large
(
\size default
\family default
\size huge
-これは「極々大(Huge)」フォント寸法です。
+これは「極々大(Huge)」フォント寸法です.
\size large
(
\size default
\family default
\size giant
-これは「最大(Huger)フォント寸法です。
+これは「最大(Huger)フォント寸法です.
\size large
(
\size default
\family sans
大きく
\family default
- これは、寸法を一段大きくします(例えば、「極大」を「極々大」に)。
+ これは,寸法を一段大きくします(例えば,「極大」を「極々大」に).
\size large
(
\size default
\family sans
小さく
\family default
- これは、寸法を一段小さくします(例えば、「ふつう」を「やや小」に)。
+ これは,寸法を一段小さくします(例えば,「ふつう」を「やや小」に).
\size large
(
\size default
\emph on
繰り返し
\emph default
-念を押しますが、この機能は使いすぎないでください。フォント寸法を変更する必要はほとんど生じないはずです。\SpecialChar LyX
-が、段落環境ごとに自動的にフォント寸法を変更しますので、
-それを使うようにしてください。この機能は、微調整のためだけにあるにすぎません。
+念を押しますが,この機能は使いすぎないでください.フォント寸法を変更する必要はほとんど生じないはずです.\SpecialChar LyX
+が,段落環境ごとに自動的にフォント寸法を変更しますので,
+それを使うようにしてください.この機能は,微調整のためだけにあるにすぎません.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
その他
\family default
- これはその他、文字レベルで変更可能なものです。選択肢は以下の通りです。
-\begin_inset Separator parbreak
+ これはその他,文字レベルで変更可能なものです.選択肢は以下の通りです.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\emph on
This is text with emphasize on.
- これは強調された文章です。
+ これは強調された文章です.
\emph default
これは
\shape italic
イタリック体
\shape default
-と同じように思われるかもしれませんが、実は意味するところが多少異なります。強調は、
+と同じように思われるかもしれませんが,実は意味するところが多少異なります.強調は,
\emph on
論理
\emph default
-属性なのです。ですから、強調された文章に用いるフォントは、文書クラスがそれぞれに指定することができます。多くの場合は、このフォントはイタリックに指定されています
-。
+属性なのです.ですから,強調された文章に用いるフォントは,文書クラスがそれぞれに指定することができます.多くの場合は,このフォントはイタリックに指定されています
+.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\bar under
This is text with Underbar on.
- これは下線を引いた文章です。
+ これは下線を引いた文章です.
\bar default
(鍵割り当て:
\begin_inset Info
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-ただし可能な限り下線を引くことは避けてください。下線は、フォントを変更することができなかったタイプライタ時代の遺物です。いまの時代にあっては、文章を強調するのに
-下線を引かなくてはならない理由はありません。これが\SpecialChar LyX
-に備えられているのは、学術誌の投稿規程として必要とされることがある
+ただし可能な限り下線を引くことは避けてください.下線は,フォントを変更することができなかったタイプライタ時代の遺物です.いまの時代にあっては,文章を強調するのに
+下線を引かなくてはならない理由はありません.これが\SpecialChar LyX
+に備えられているのは,学術誌の投稿規程として必要とされることがある
\emph on
かも
\emph default
-しれないからです。
+しれないからです.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\uuline on
This is text with Double underbar on.
- これは二重線を引いた文章です。
+ これは二重線を引いた文章です.
\uuline default
(鍵割り当て:
\begin_inset Info
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-下線の使用について警告したことから、二重下線についての考えもお分かりでしょう。
+下線の使用について警告したことから,二重下線についての考えもお分かりでしょう.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\uwave on
This is text with Wavy underbar on.
- これは波下線を引いた文章です。
+ これは波下線を引いた文章です.
\uwave default
(鍵割り当て:
\begin_inset Info
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-学術誌が絶対にこれを使わないといけないと主張している場合以外は、使用しないでください。酔い止め薬が必要ですな。
+学術誌が絶対にこれを使わないといけないと主張している場合以外は,使用しないでください.酔い止め薬が必要ですな.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\strikeout on
This is text with Strikeout on.
- これは取消線を引いた文章です。
+ これは取消線を引いた文章です.
\strikeout default
(鍵割り当て:
\begin_inset Info
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-これは、変更した文章の元の文章を示すためによく用いられます。
+これは,変更した文章の元の文章を示すためによく用いられます.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\noun on
This is text with Noun on.
- これは名詞体の文章です。
+ これは名詞体の文章です.
\family sans
\noun default
強調
\family default
-と同様、これも論理属性です。多くの場合、これは
+と同様,これも論理属性です.多くの場合,これは
\family sans
スモールキャップ体
\family default
-に指定されています。
+に指定されています.
\end_layout
\end_deeper
\begin_layout Standard
-このように、膨大な組合わせの中から選択をすることができます。いったん
+このように,膨大な組合わせの中から選択をすることができます.いったん
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
文字様式\SpecialChar menuseparator
\family sans
ユーザ設定
\family default
-ダイアログで新しい文字様式を選択すると、その設定は保存されます。それを有効にするには、ツールバーボタン
+ダイアログで新しい文字様式を選択すると,その設定は保存されます.それを有効にするには,ツールバーボタン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "textstyle-apply"
\end_inset
-を押してください。このボタンを使えば、作成した特製文字様式の有効化・無効化を、ダイアログが見えないときでも切り替えることができます。
+を押してください.このボタンを使えば,作成した特製文字様式の有効化・無効化を,ダイアログが見えないときでも切り替えることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文字様式を完全に既定の状態に戻すには、
+文字様式を完全に既定の状態に戻すには,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "font-default"
\end_inset
-を用いてください。もし、たったいま変更したフォント属性だけを切り替えたい場合(例えば、字形は「斜体」に、太さは「ボールド体」に設定したところだとします)には、
+を用いてください.もし,たったいま変更したフォント属性だけを切り替えたい場合(例えば,字形は「斜体」に,太さは「ボールド体」に設定したところだとします)には,
\family sans
全て切換にする
\family default
\family sans
適用
\family default
-ボタンを押してください。
+ボタンを押してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、
+また,
\family sans
セリフ
\family default
\family sans
タイプライタ
\family default
-の三大フォント型の違いについても多少知っておく必要があります。
+の三大フォント型の違いについても多少知っておく必要があります.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
タイプライタ体
\family default
-はいわゆる「等間隔」フォントで、すべての文字が同じ幅、例えば「i」と「m」が同じ幅を持ちます。例:
+はいわゆる「等間隔」フォントで,すべての文字が同じ幅,例えば「i」と「m」が同じ幅を持ちます.例:
\begin_inset Newline newline
\end_inset
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-phantom(埋め草)について詳細は、第
+phantom(埋め草)について詳細は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:埋め草"
\end_inset
-節を参照してください。
+節を参照してください.
\end_layout
\end_inset
\family sans
セリフ体
\family default
-フォントは、セリフ付き文字を使用します。セリフとは、文字を形作る線のすべての端につける、小さな「付録」です。以下の例を見ると違いが分かるかと思います。
+フォントは,セリフ付き文字を使用します.セリフとは,文字を形作る線のすべての端につける,小さな「付録」です.以下の例を見ると違いが分かるかと思います.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-セリフがある方が、簡単に速く読む助けとなります。それゆえ、セリフ体が既定フォントとして用いられています(
+セリフがある方が,簡単に速く読む助けとなります.それゆえ,セリフ体が既定フォントとして用いられています(
\family sans
ローマン体
\family default
-と呼称されます)。
+と呼称されます).
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
サンセリフ体
\family default
-は、セリフのないフォントです。このフォント型は、それゆえ見出しや短い文によく用いられます。この文書では、サンセリフ体はメニュー名を強調するのに用いられています。
+は,セリフのないフォントです.このフォント型は,それゆえ見出しや短い文によく用いられます.この文書では,サンセリフ体はメニュー名を強調するのに用いられています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-「切換にする」とは、フォント特性を適用したり取り除いたりするようにすることを意味します。文字様式ダイアログで、ある特性を切換にマークした場合に、既にその特性を持
-つテキストに様式を適用すると、その特性が削除されることになります。例えば、現在B・C・F・Gのフォント特性を持つテキストに、A・B・Cの特性を持つ様式を適用する
-ものとし、Bが切換で、Cが切換ではないものとすると、適用後の特性は、A・C・F・Gとなります。「常に非切換」と「常に切換」は、切換の挙動を制御しないことを意味し
-ます。ダイアログ左側の特性(「フォント族」など)では、切換にするかどうかはあなた次第です。左側にある特性は、既定では切換ではありませんが、
+「切換にする」とは,フォント特性を適用したり取り除いたりするようにすることを意味します.文字様式ダイアログで,ある特性を切換にマークした場合に,既にその特性を持
+つテキストに様式を適用すると,その特性が削除されることになります.例えば,現在B・C・F・Gのフォント特性を持つテキストに,A・B・Cの特性を持つ様式を適用する
+ものとし,Bが切換で,Cが切換ではないものとすると,適用後の特性は,A・C・F・Gとなります.「常に非切換」と「常に切換」は,切換の挙動を制御しないことを意味し
+ます.ダイアログ左側の特性(「フォント族」など)では,切換にするかどうかはあなた次第です.左側にある特性は,既定では切換ではありませんが,
\family sans
全て切換にする
\family default
-にチェックをつけると、その全てが切換になります。「リセット」は切換になることはありません。例えば、「太さ」を「リセット」にして
+にチェックをつけると,その全てが切換になります.「リセット」は切換になることはありません.例えば,「太さ」を「リセット」にして
\family sans
全て切換にする
\family default
-を選択してから、ボールド体の文章に様式を適用すると、何回様式を適用したとしても、文章は既定の太さ(「ミディアム体」)に戻ります。
+を選択してから,ボールド体の文章に様式を適用すると,何回様式を適用したとしても,文章は既定の太さ(「ミディアム体」)に戻ります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-最後にいま一度、同じ注意をして終わりたいと思います。フォントは多用しないでください。フォントを多用した文章は、よい文章になるどころか、不調和で粗悪な文章になるこ
-との方がはるかに多いのです。
+最後にいま一度,同じ注意をして終わりたいと思います.フォントは多用しないでください.フォントを多用した文章は,よい文章になるどころか,不調和で粗悪な文章になるこ
+との方がはるかに多いのです.
\end_layout
\begin_layout Standard
status open
\begin_layout Description
-【訳注】和文の場合
+【訳註】和文の場合
\series medium
\series default
p\SpecialChar LaTeX2e
-では書体ファミリーとして明朝体とゴシック体の2種類しか標準では提供されていません。
+では書体ファミリーとして明朝体とゴシック体の2種類しか標準では提供されていません.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-を使った文書作成の基本的な操作については、だいたい説明し終えたので、労作の印字出力のしかたについてお知りになりたいところでしょう。説明にあたって、まず舞台裏で何
-が行われているかを説明します。この件に関する詳しい情報は、取扱説明書『
+を使った文書作成の基本的な操作については,だいたい説明し終えたので,労作の印字出力のしかたについてお知りになりたいところでしょう.説明にあたって,まず舞台裏で何
+が行われているかを説明します.この件に関する詳しい情報は,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
-』も参照してください。
+』も参照してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、\SpecialChar LaTeX
-というプログラムを裏方に使っています。\SpecialChar LaTeX
-は、\SpecialChar TeX
-組版システムのマクロパッケージにすぎないのですが、混乱を避けるために、まとめてLa\SpecialChar TeX
-と呼ぶことにします。\SpecialChar LyX
-は、実際に書
-き物をするのに、あなたがお使いになるプログラムです。それを印刷可能な出力に変換する段になると、\SpecialChar LyX
+は,\SpecialChar LaTeX
+というプログラムを裏方に使っています.\SpecialChar LaTeX
+は,\SpecialChar TeX
+組版システムのマクロパッケージにすぎないのですが,混乱を避けるために,まとめてLa\SpecialChar TeX
+と呼ぶことにします.\SpecialChar LyX
+は,実際に書
+き物をするのに,あなたがお使いになるプログラムです.それを印刷可能な出力に変換する段になると,\SpecialChar LyX
は\SpecialChar LaTeX
-を呼び出します。これには二段階を経る必要があります。
+を呼び出します.これには二段階を経る必要があります.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
まず\SpecialChar LyX
-は、お使いの文書を\SpecialChar LaTeX
-用のコマンド群に変換し、「
+は,お使いの文書を\SpecialChar LaTeX
+用のコマンド群に変換し,「
\family typewriter
.tex
\family default
-」という拡張子のついたファイルに保存します。
+」という拡張子のついたファイルに保存します.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-次に、\SpecialChar LaTeX
+次に,\SpecialChar LaTeX
は
\family typewriter
.tex
\family default
-ファイルにあるコマンドを読んで、印字可能な出力を作成します。
+ファイルにあるコマンドを読んで,印字可能な出力を作成します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\family typewriter
.txt
\family default
-」です。この型は、お使いの文書を「アメリカ情報交換標準コード(ASCII)」の規則にそった平文として保存しています。
+」です.この型は,お使いの文書を「アメリカ情報交換標準コード(ASCII)」の規則にそった平文として保存しています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-お使いの文書は、
+お使いの文書は,
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
書き出し\SpecialChar menuseparator
平文
\family default
-メニューを用いれば、ASCIIに書き出すことができますが、Bib\SpecialChar TeX
+メニューを用いれば,ASCIIに書き出すことができますが,Bib\SpecialChar TeX
書誌情報のように(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
\end_inset
-節参照)、外部で生成されたものは書き出されません。お使いの文書にそのような外部素材が含まれる場合、
+節参照),外部で生成されたものは書き出されません.お使いの文書にそのような外部素材が含まれる場合,
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
書き出し\SpecialChar menuseparator
他の形式とオプション
\family default
-を選択して、
+を選択して,
\family sans
平文
\begin_inset space ~
(ps2ascii)
\family default
-を選んでください。こうすると、文書は、当初内部的にPostScriptに書き出され(したがって外部素材も生成され)、それからASCIIに変換されます。
+を選んでください.こうすると,文書は,当初内部的にPostScriptに書き出され(したがって外部素材も生成され),それからASCIIに変換されます.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family typewriter
.tex
\family default
-」で、\SpecialChar LaTeX
-プログラムがお使いの文書を処理するのに必要なコマンドをすべて含んでいます。もし\SpecialChar LaTeX
-をご存知であれば、このファイルを\SpecialChar LaTeX
+」で,\SpecialChar LaTeX
+プログラムがお使いの文書を処理するのに必要なコマンドをすべて含んでいます.もし\SpecialChar LaTeX
+をご存知であれば,このファイルを\SpecialChar LaTeX
エラーを見つけだすために用いることもできます
-し、コンソールからコマンドで手動で処理することもできます。\SpecialChar LaTeX
-ファイルは、使用中の文書をプレビューしたり書き出したりするときには、つねに\SpecialChar LyX
+し,コンソールからコマンドで手動で処理することもできます.\SpecialChar LaTeX
+ファイルは,使用中の文書をプレビューしたり書き出したりするときには,つねに\SpecialChar LyX
の作業ディレクトリ内に生成さ
-れています。
+れています.
\end_layout
\begin_layout Standard
お使いの文書を\SpecialChar LaTeX
-ファイルとして書き出すには、メニュー
+ファイルとして書き出すには,メニュー
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
書き出し\SpecialChar menuseparator
LaTeX
\family default
-を使用します。その他の型の\SpecialChar LaTeX
-への書き出しは、第
+を使用します.その他の型の\SpecialChar LaTeX
+への書き出しは,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:書き出し"
\end_inset
-節に説明されています。
+節に説明されています.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family typewriter
.dvi
\family default
-」です。このファイル型は「デバイス独立型」(DVI)と呼ばれ、ひじょうに高い可搬性を持っています。ひとつのコンピュータから他のコンピュータへ、何の変換も行うこと
-なしに移動することができるのです。DVIは、プレビューや、PostScriptのような他の出力形式への中間形式として使用されます。
+」です.このファイル型は「デバイス独立型」(DVI)と呼ばれ,ひじょうに高い可搬性を持っています.ひとつのコンピュータから他のコンピュータへ,何の変換も行うこと
+なしに移動することができるのです.DVIは,プレビューや,PostScriptのような他の出力形式への中間形式として使用されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-DVIファイルは、画像を内部に保持してはおらず、画像にリンクを張るだけです。ですから、DVIと一緒に画像ファイルも持ち出すことを忘れないでください。DVIをスク
-ロールする際には、DVIビューアは、画像を表示する前にバックグラウンドで変換しなくてはならないので、DVIを見る際にはコンピュータが遅くなるかもしれません。です
-から、画像を多用したファイルの場合は、PDFを使用することをおすすめします。
+DVIファイルは,画像を内部に保持してはおらず,画像にリンクを張るだけです.ですから,DVIと一緒に画像ファイルも持ち出すことを忘れないでください.DVIをスク
+ロールする際には,DVIビューアは,画像を表示する前にバックグラウンドで変換しなくてはならないので,DVIを見る際にはコンピュータが遅くなるかもしれません.です
+から,画像を多用したファイルの場合は,PDFを使用することをおすすめします.
\end_layout
\begin_layout Standard
-お使いの文書をDVIファイルとして書き出すには、メニュー
+お使いの文書をDVIファイルとして書き出すには,メニュー
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
書き出し\SpecialChar menuseparator
(LuaTeX)
\family default
-を使用します。後者のオプションは、プログラム
+を使用します.後者のオプションは,プログラム
\family typewriter
Lua\SpecialChar TeX
\family default
-を使用します。
+を使用します.
\family typewriter
Lua\SpecialChar TeX
\family default
-は、直接的なUnicodeサポートを提供し、直接フォントアクセスをサポートしたエンジンです(第
+は,直接的なUnicodeサポートを提供し,直接フォントアクセスをサポートしたエンジンです(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:LaTeXフォントサポート"
\end_inset
-節参照)。Lua\SpecialChar TeX
-は、まだ進行中のプロジェクトですが、次世代標準\SpecialChar TeX
-プロセッサに成長するやもしれません。
+節参照).Lua\SpecialChar TeX
+は,まだ進行中のプロジェクトですが,次世代標準\SpecialChar TeX
+プロセッサに成長するやもしれません.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family typewriter
.ps
\family default
-」です。PostScriptは、Adobe社によってプリンタ言語として開発されました。それゆえ、このファイル型には、プリンタがファイルを印刷するのに使うコマンド
-が含まれています。PostScriptは「プログラミング言語」としても見ることができます。これを使って計算をすることもできますし、図表や画像を描くこともできます
+」です.PostScriptは,Adobe社によってプリンタ言語として開発されました.それゆえ,このファイル型には,プリンタがファイルを印刷するのに使うコマンド
+が含まれています.PostScriptは「プログラミング言語」としても見ることができます.これを使って計算をすることもできますし,図表や画像を描くこともできます
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-この点について詳細をお知りになりたければ、\SpecialChar LaTeX
+この点について詳細をお知りになりたければ,\SpecialChar LaTeX
パッケージの
\series bold
pstricks
\series default
-を見てみてください。
+を見てみてください.
\end_layout
\end_inset
\end_inset
-。この能力ゆえ、PostScriptファイルはおうおうにしてPDFよりも大きくなります。
+.この能力ゆえ,PostScriptファイルはおうおうにしてPDFよりも大きくなります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-PostScriptには、画像を「Encapsulated PostScript」(EPS、ファイル拡張子は「
+PostScriptには,画像を「Encapsulated PostScript」(EPS,ファイル拡張子は「
\family typewriter
.eps
\family default
-」)形式でのみ入れることができます。一方、\SpecialChar LyX
-では、既知の画像形式ならば何でも文書内に入れていいことになっていますので、\SpecialChar LyX
-は、バックグラウンドで画像をEPSに変換して
-やらなくてはなりません。たとえば、文書中に50の画像があるならば、最初に文書の閲覧ないし書き出しを行う際、\SpecialChar LyX
-は50回の画像変換を行わなくてはならないのです。これは
-、\SpecialChar LyX
-を使った仕事の流れを滞らせることになりかねません。もしPostScriptを利用することをお考えならば、画像を直接EPSとして挿入すれば、この問題を回避するこ
-とができます。
+」)形式でのみ入れることができます.一方,\SpecialChar LyX
+では,既知の画像形式ならば何でも文書内に入れていいことになっていますので,\SpecialChar LyX
+は,バックグラウンドで画像をEPSに変換して
+やらなくてはなりません.たとえば,文書中に50の画像があるならば,最初に文書の閲覧ないし書き出しを行う際,\SpecialChar LyX
+は50回の画像変換を行わなくてはならないのです.これは
+,\SpecialChar LyX
+を使った仕事の流れを滞らせることになりかねません.もしPostScriptを利用することをお考えならば,画像を直接EPSとして挿入すれば,この問題を回避するこ
+とができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-お使いの文書をPostScriptファイルとして書き出すためには、メニュー
+お使いの文書をPostScriptファイルとして書き出すためには,メニュー
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
書き出し\SpecialChar menuseparator
PostScript
\family default
-を使用します。
+を使用します.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family typewriter
.pdf
\family default
-」です。「Portable Document Format(可搬文書形式)」(PDF)は、
+」です.「Portable Document Format(可搬文書形式)」(PDF)は,
\family typewriter
Adobe
\family default
-がPostScriptの派生として開発したものです。PDFは、PostScriptよりも圧縮されていて、少ないコマンドしか用いません。「可搬」の名の示す通り、P
-DFはどのコンピュータでも処理することができ、印字もまったく同じように出力することができます。
+がPostScriptの派生として開発したものです.PDFは,PostScriptよりも圧縮されていて,少ないコマンドしか用いません.「可搬」の名の示す通り,P
+DFはどのコンピュータでも処理することができ,印字もまったく同じように出力することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-PDFは、その中に画像を、PDF形式かあるいは「Joint Photographic Experts Group(写真専門家連合組織
+PDFは,その中に画像を,PDF形式かあるいは「Joint Photographic Experts Group(写真専門家連合組織
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-訳注:ISOに設置された専門家会合の名称がそのままファイル形式に使われています。
+訳註:ISOに設置された専門家会合の名称がそのままファイル形式に使われています.
\end_layout
\end_inset
\family typewriter
.jpeg
\family default
-」)形式、または「Portable Network Graphics(可搬性ネットワーク画像ファイル)」(PNG・ファイル拡張子「
+」)形式,または「Portable Network Graphics(可搬性ネットワーク画像ファイル)」(PNG・ファイル拡張子「
\family typewriter
.png
\family default
-」)形式のいずれかの形式で埋め込むことができます。\SpecialChar LyX
-は、いずれにしても、任意の画像形式をバックグラウンドでこれらの形式に変換するので、どの画像形式でも使うことがで
-きるようになっています。ただし、PostScriptの節で述べたように、画像変換は作業の流れを滞らせます。したがって、上に述べた3つの形式のいずれかの画像を使う
-ことをおすすめします。
+」)形式のいずれかの形式で埋め込むことができます.\SpecialChar LyX
+は,いずれにしても,任意の画像形式をバックグラウンドでこれらの形式に変換するので,どの画像形式でも使うことがで
+きるようになっています.ただし,PostScriptの節で述べたように,画像変換は作業の流れを滞らせます.したがって,上に述べた3つの形式のいずれかの画像を使う
+ことをおすすめします.
\end_layout
\begin_layout Standard
-お使いの文書をPostScriptファイルとして書き出すには、
+お使いの文書をPostScriptファイルとして書き出すには,
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
書き出し
\family default
-メニューを開いた後に以下の5つのいずれかを選択します。
+メニューを開いた後に以下の5つのいずれかを選択します.
\end_layout
\begin_layout Description
(pdflatex)
\family default
- これを選択すると、
+ これを選択すると,
\family typewriter
pdftex
\family default
-プログラムによって、ファイルが直接PDFに変換されます。
+プログラムによって,ファイルが直接PDFに変換されます.
\end_layout
\begin_layout Description
(LuaTeX)
\family default
- これを選択すると、
+ これを選択すると,
\family typewriter
Lua\SpecialChar TeX
\family default
-プログラムによって、ファイルが直接PDFに変換されます。
+プログラムによって,ファイルが直接PDFに変換されます.
\family typewriter
Lua\SpecialChar TeX
\family default
-は、
+は,
\family typewriter
pdflatex
\family default
-から派生したさらに新しいエンジンであり、同様にUnicodeの直接サポートを提供し、フォントへの直接アクセスをサポートします(第
+から派生したさらに新しいエンジンであり,同様にUnicodeの直接サポートを提供し,フォントへの直接アクセスをサポートします(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:LaTeXフォントサポート"
\end_inset
-節参照)。Lua\SpecialChar TeX
-は、まだ進行中のプロジェクトですが、次世代標準\SpecialChar TeX
-プロセッサに成長するやもしれません。
+節参照).Lua\SpecialChar TeX
+は,まだ進行中のプロジェクトですが,次世代標準\SpecialChar TeX
+プロセッサに成長するやもしれません.
\end_layout
\begin_layout Description
(XeTeX)
\family default
- これを選択すると、
+ これを選択すると,
\family typewriter
Xe\SpecialChar TeX
\family default
-プログラムによって、ファイルが直接PDFに変換されます。
+プログラムによって,ファイルが直接PDFに変換されます.
\family typewriter
Xe\SpecialChar TeX
\family default
-は、Unicodeの直接サポートを提供し、フォントへの直接アクセスをサポートする新しいエンジンです(第
+は,Unicodeの直接サポートを提供し,フォントへの直接アクセスをサポートする新しいエンジンです(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:LaTeXフォントサポート"
\end_inset
-節参照)。これは、例えば縦書きの日本語など、様々なスクリプト体を組版するのに特に優れています。
+節参照).これは,例えば縦書きの日本語など,様々なスクリプト体を組版するのに特に優れています.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-(切り落とし) これは、
+(切り落とし) これは,
\family sans
PDF
\begin_inset space ~
(pdflatex)
\family default
-と同じですが、ページ余白を切り落としたPDFが出来上がります。これは、例えば、見栄えの良い数式を生成するのに\SpecialChar LyX
-を使い、プレゼンテーションのためなどに、それを他のプ
-ログラムで使用したいような場合に便利です。
+と同じですが,ページ余白を切り落としたPDFが出来上がります.これは,例えば,見栄えの良い数式を生成するのに\SpecialChar LyX
+を使い,プレゼンテーションのためなどに,それを他のプ
+ログラムで使用したいような場合に便利です.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-(dvipdfm) これを選択すると、お使いのファイルをバックグラウンドでDVIに変換したものを、
+(dvipdfm) これを選択すると,お使いのファイルをバックグラウンドでDVIに変換したものを,
\family typewriter
dvipdfm
\family default
-プログラムが2段階めでPDFに変換します。
+プログラムが2段階めでPDFに変換します.
\end_layout
\begin_layout Description
(ps2pdf)
\family default
- これを選択すると、お使いのファイルのPostScript版からPDFを作るのに
+ これを選択すると,お使いのファイルのPostScript版からPDFを作るのに
\family typewriter
ps2pdf
\family default
-プログラムが用いられます。このPostScript版は、途中段階として作られるDVI版を元に、
+プログラムが用いられます.このPostScript版は,途中段階として作られるDVI版を元に,
\family typewriter
dvips
\family default
-プログラムが生成するものです。すなわち、この書き出しでは3回の変換を経ることになります。
+プログラムが生成するものです.すなわち,この書き出しでは3回の変換を経ることになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family typewriter
pdftex
\family default
-は、PDF版が持ちうるすべての機能をサポートし、高速で、問題を起こさずに安定して動作しますので、
+は,PDF版が持ちうるすべての機能をサポートし,高速で,問題を起こさずに安定して動作しますので,
\family sans
PDF
\begin_inset space ~
(pdflatex)
\family default
-を使用することをおすすめします。複数の書体サポートを利用したり、特定のOpenTypeフォントを使用している場合には、
+を使用することをおすすめします.複数の書体サポートを利用したり,特定のOpenTypeフォントを使用している場合には,
\family typewriter
pdftex
\family default
-ほど成熟してはいないことには留意しなくてはなりませんが、代わりに
+ほど成熟してはいないことには留意しなくてはなりませんが,代わりに
\family sans
PDF
\begin_inset space ~
(LuaTeX)
\family default
-を用いた方が良いかもしれません。
+を用いた方が良いかもしれません.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-このファイル形式は、拡張子「
+このファイル形式は,拡張子「
\family typewriter
.xhtml
\family default
-」を持ち、ウェブブラウザでの閲覧に適したファイル形式です。このファイル自身には、画像類は含まれておらず、それらへのリンクしか含むことができないので、\SpecialChar LyX
+」を持ち,ウェブブラウザでの閲覧に適したファイル形式です.このファイル自身には,画像類は含まれておらず,それらへのリンクしか含むことができないので,\SpecialChar LyX
がXHTML
-を生成する際には、適切なファイル形式の画像も同時に生成します。数式の出力に関しては、
+を生成する際には,適切なファイル形式の画像も同時に生成します.数式の出力に関しては,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
出力
\family default
-メニューで、出力形式を選ぶことができます。これについては、取扱説明書『
+メニューで,出力形式を選ぶことができます.これについては,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
\emph on
XHTMLでの数式出力
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-XHTML出力は、未だ「発展途上」であり、全ての\SpecialChar LyX
-の機能がサポートされているわけではありません。これに関しては、取扱説明書『
+XHTML出力は,未だ「発展途上」であり,全ての\SpecialChar LyX
+の機能がサポートされているわけではありません.これに関しては,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
\SpecialChar LyX
とインターネット網
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書をXHTMLファイルに出力するには、
+文書をXHTMLファイルに出力するには,
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
書き出し\SpecialChar menuseparator
\SpecialChar LyX
HTML
\family default
-メニューを使用します。
+メニューを使用します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-作成した文書の完成版—つまりすべての改頁が実際に行われ、脚註は正しく連番を振られ、その他諸々のことが完成しているもの—を画面で確認したい場合には、
+作成した文書の完成版—つまりすべての改頁が実際に行われ,脚註は正しく連番を振られ,その他諸々のことが完成しているもの—を画面で確認したい場合には,
\family sans
表示
\family default
arg "buffer-view"
\end_inset
-を押してください。すると、プレビュープログラムがポップアップして、事前に定義した既定の出力形式で出力が表示されます。これは、グローバルに設定もできます(第
+を押してください.すると,プレビュープログラムがポップアップして,事前に定義した既定の出力形式で出力が表示されます.これは,グローバルに設定もできます(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:ファイル形式"
\end_inset
-節参照)し、文書設定で文書ごとに変更することもできます(第
+節参照)し,文書設定で文書ごとに変更することもできます(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:出力"
\end_inset
-節参照)。他の出力形式は、
+節参照).他の出力形式は,
\family sans
表示\SpecialChar menuseparator
他の形式
arg "view-others"
\end_inset
-で選ぶことができます。
+で選ぶことができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書に変更を加えたときには、
+文書に変更を加えたときには,
\family sans
表示\SpecialChar menuseparator
更新
表示\SpecialChar menuseparator
更新(他の形式)
\family default
-メニューを使えば、同じビューア内で出力を更新することができます。
+メニューを使えば,同じビューア内で出力を更新することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ファイルのプレビューをしている間は、出力ファイルは\SpecialChar LyX
-の作業ディレクトリ内に生成されているにすぎません。実際の出力を得るには、作業中の文書を書き出してください。
+ファイルのプレビューをしている間は,出力ファイルは\SpecialChar LyX
+の作業ディレクトリ内に生成されているにすぎません.実際の出力を得るには,作業中の文書を書き出してください.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-には、
+には,
\emph on
ハイフン
\emph default
\emph on
エム・ダッシュ
\emph default
-と呼ばれる、3つの長さのダッシュ(
+と呼ばれる,3つの長さのダッシュ(
\family typewriter
-
\family default
-)文字があります。
+)文字があります.
\begin_inset VSpace defskip
\end_inset
\family typewriter
-
\family default
-」文字を続けて複数入力することによって、エヌ・ダッシュやエム・ダッシュを生成することもできます。これらは、最終的な出力では、自動的に適切な長さのダッシュとして出
-力されますが、\SpecialChar LyX
-の中ではそうなりません。 「-
+」文字を続けて複数入力することによって,エヌ・ダッシュやエム・ダッシュを生成することもできます.これらは,最終的な出力では,自動的に適切な長さのダッシュとして出
+力されますが,\SpecialChar LyX
+の中ではそうなりません. 「-
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
--」 でエヌ・ダッシュ、 「-
+-」 でエヌ・ダッシュ, 「-
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
--」でエム・ダッシュが出力されます。
+-」でエム・ダッシュが出力されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-これら3つのダッシュは、それ独自の長さを持つ、数式モードのマイナス記号とは異なります。「
+これら3つのダッシュは,それ独自の長さを持つ,数式モードのマイナス記号とは異なります.「
\family typewriter
-
\family default
-」が使われている例をご覧に入れましょう。
+」が使われている例をご覧に入れましょう.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-内では単語のハイフネーション(行末におけるハイフン区切り)は行われませんが、出力においては自動的になされます。ハイフネーションは、\SpecialChar LaTeX
+内では単語のハイフネーション(行末におけるハイフン区切り)は行われませんが,出力においては自動的になされます.ハイフネーションは,\SpecialChar LaTeX
パッケージのbabel
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-が、文書言語のルールに基づいて行います。
+が,文書言語のルールに基づいて行います.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-は、ハイフネーションをほとんど完璧にこなしますが、
+は,ハイフネーションをほとんど完璧にこなしますが,
\family sans
タイプライタ体
\family default
-フォントで書かれた字句と、通常ではありえないような複合語、たとえば「h3knix/m0n0wall」のような単語では問題が生じます。\SpecialChar LaTeX
+フォントで書かれた字句と,通常ではありえないような複合語,たとえば「h3knix/m0n0wall」のような単語では問題が生じます.\SpecialChar LaTeX
が正しく単語を分割できないと
-きには、手動でハイフネーション位置を挿入します。これは、
+きには,手動でハイフネーション位置を挿入します.これは,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形\SpecialChar menuseparator
ハイフネーション位置
\family default
-メニューで行うことができます。ただし、このハイフネーション位置は、\SpecialChar LaTeX
-に対する勧奨にすぎません。ハイフネーションが必要でないときには、\SpecialChar LaTeX
-はこれを無視します。
+メニューで行うことができます.ただし,このハイフネーション位置は,\SpecialChar LaTeX
+に対する勧奨にすぎません.ハイフネーションが必要でないときには,\SpecialChar LaTeX
+はこれを無視します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-場合によっては、単語などがハイフネートされることを防止したいことがあります。たとえば、文書中で「A-b c」のような形で
+場合によっては,単語などがハイフネートされることを防止したいことがあります.たとえば,文書中で「A-b c」のような形で
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-の説明をしたいとしましょう。\SpecialChar LaTeX
-は、ハイフン「-」をハイフネートしても良い場所と判断します。しかし、この場所でハイフネートされると読みにくくなってしまいます。捷径が
-ハイフネートされることを防ぐためには、これをボックスの中に入れる方法があります。取扱説明書『
+の説明をしたいとしましょう.\SpecialChar LaTeX
+は,ハイフン「-」をハイフネートしても良い場所と判断します.しかし,この場所でハイフネートされると読みにくくなってしまいます.捷径が
+ハイフネートされることを防ぐためには,これをボックスの中に入れる方法があります.取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
ハイフネーションの回避
\emph default
-」節をご覧ください。
+」節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
執筆中の文書の完成版を生成するために\SpecialChar LyX
が\SpecialChar LaTeX
-を実行する際、\SpecialChar LaTeX
-はまず自動的に、単語と文と略語を識別します。その上で、\SpecialChar LaTeX
-は「適切な大きさの空白」を加えるのです。つまり、文末の
-句点と次に来る単語のあいだには広めの空白を挿入し、略語を示す句点のあとには、単語間に用いられる空白と同じ大きさの空白を挿入するのです。
+を実行する際,\SpecialChar LaTeX
+はまず自動的に,単語と文と略語を識別します.その上で,\SpecialChar LaTeX
+は「適切な大きさの空白」を加えるのです.つまり,文末の
+句点と次に来る単語のあいだには広めの空白を挿入し,略語を示す句点のあとには,単語間に用いられる空白と同じ大きさの空白を挿入するのです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-残念ながら、どれが略語であるのかを判別するアルゴリズムは、すべての場合においてうまくいくわけではありません。もし「.」が小文字のあとに付く場合には文末であると自動
-的に判断され、大文字のあとに付くならば略語と判断されるのです。
+残念ながら,どれが略語であるのかを判別するアルゴリズムは,すべての場合においてうまくいくわけではありません.もし「.」が小文字のあとに付く場合には文末であると自動
+的に判断され,大文字のあとに付くならば略語と判断されるのです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下は、略語と文末が
+以下は,略語と文末が
\emph on
正しく
\emph default
-判別される例です。
+判別される例です.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-そして、以下がこのアルゴリズムがうまく動作しない例です。
+そして,以下がこのアルゴリズムがうまく動作しない例です.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-上の不具合は、この文書の完成版を出力してみないとわからないはずです。
+上の不具合は,この文書の完成版を出力してみないとわからないはずです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-この不具合を正すには、次のいずれかのようにしてください。
+この不具合を正すには,次のいずれかのようにしてください.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_inset
-節を参照)。
+節を参照).
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-節参照)。
+節参照).
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-文のあいだ用の空白があとに入るように強制するには、
+文のあいだ用の空白があとに入るように強制するには,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
特殊文字
\family sans
句点
\family default
-を使うようにしてください。この機能は、短絡のために
+を使うようにしてください.この機能は,短絡のために
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "specialchar-insert end-of-sentence"
\end_inset
-に割り当てられています。
+に割り当てられています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以上の方法を採用することで、前出の例は次のようになります。
+以上の方法を採用することで,前出の例は次のようになります.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-言語によっては、文のあいだに空白を用いないものもあります。仮にそのような言語をお使いだとしても、\SpecialChar LaTeX
-がうまく調整を行いますので、心配なさる必要はありません。
+言語によっては,文のあいだに空白を用いないものもあります.仮にそのような言語をお使いだとしても,\SpecialChar LaTeX
+がうまく調整を行いますので,心配なさる必要はありません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-それでも心配性なあなたのためには、これらのかくれたエラーを捕捉するツールがあります。取扱説明書『
+それでも心配性なあなたのためには,これらのかくれたエラーを捕捉するツールがあります.取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
\SpecialChar TeX
\family default
-の機能をお試しください。
+の機能をお試しください.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は通常、引用符を正しく配置します。具体的には、引用文の開始部分には開く引用符、終了部分には閉じる引用符をつけます。例えば、
+は通常,引用符を正しく配置します.具体的には,引用文の開始部分には開く引用符,終了部分には閉じる引用符をつけます.例えば,
\begin_inset Quotes eld
\end_inset
-開く、閉じる
+開く,閉じる
\begin_inset Quotes erd
\end_inset
-という具合です。これは、キーボードの「
+という具合です.これは,キーボードの「
\family sans
"
\family default
\begin_inset space ~
\end_inset
-。
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
引用様式
\family default
-ボックスを用いると、「
+ボックスを用いると,「
\family sans
"
\family default
-」鍵の振舞いを変更することができます。選択肢は次の 6つです。
+」鍵の振舞いを変更することができます.選択肢は次の 6つです.
\end_layout
\begin_layout Labeling
\end_layout
\begin_layout Standard
-シングルクウォートを使うには、
+シングルクウォートを使うには,
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
arg "quote-insert single"
\end_inset
-を用いなくてはなりません。
+を用いなくてはなりません.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-欧文の植字における標準的な慣習として、特定の複数の文字を一まとめにして一つの文字として印字することがあります。このようにまとめられた文字を
+欧文の植字における標準的な慣習として,特定の複数の文字を一まとめにして一つの文字として印字することがあります.このようにまとめられた文字を
\emph on
合字
\emph default
-といいます。\SpecialChar LaTeX
-は合字処理を行いますので、作業中の文書の出力にも合字が現れることになります。標準的な合字は以下のようなものです。
+といいます.\SpecialChar LaTeX
+は合字処理を行いますので,作業中の文書の出力にも合字が現れることになります.標準的な合字は以下のようなものです.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-言語によっては、文書フォントがサポートしていれば、これと異なる合字を使用することもあります。
+言語によっては,文書フォントがサポートしていれば,これと異なる合字を使用することもあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-場合によっては、単語内で合字を用いたくないこともあるはずです。例えば、「graffiti」のような単語内で合字を用いることは自然でしょうが、「cufflink(
-カフスボタン)」やドイツ語の「Dorffest」のような複合語で合字を使ってしまうと、ひじょうに変な印象を与えます。合字を分離するためには、
+場合によっては,単語内で合字を用いたくないこともあるはずです.例えば,「graffiti」のような単語内で合字を用いることは自然でしょうが,「cufflink(
+カフスボタン)」やドイツ語の「Dorffest」のような複合語で合字を使ってしまうと,ひじょうに変な印象を与えます.合字を分離するためには,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
整形
\family sans
合字回避指定
\family default
-を使用してください。これを使用すると、「cufflinks」は「cuff\SpecialChar ligaturebreak
-links」のようになり、「Dorffest」は「Dorf\SpecialChar ligaturebreak
-fest」のようになります。
+を使用してください.これを使用すると,「cufflinks」は「cuff\SpecialChar ligaturebreak
+links」のようになり,「Dorffest」は「Dorf\SpecialChar ligaturebreak
+fest」のようになります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-では、
+では,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
-特殊文字
-\family default
-を使って
-\family sans
-\SpecialChar menuseparator
-
-\lang english
-Logos
+特殊文字\SpecialChar menuseparator
+ロゴ
\family default
-\lang japanese
-、下記のプログラムロゴを特別な組版で出力することができます.
+を使って,下記のプログラムロゴを特別な組版で出力することができます.
\end_layout
\begin_layout Description
\SpecialChar LyX
- 本体の名称。
+ 本体の名称.
\end_layout
\begin_layout Description
\SpecialChar TeX
\SpecialChar LyX
-が使用する組版エンジン。
+が使用する組版エンジン.
\end_layout
\begin_layout Description
\SpecialChar LaTeX
\SpecialChar LyX
が使用する\SpecialChar TeX
-マクロコレクション。
+マクロコレクション.
\end_layout
\begin_layout Description
\SpecialChar LaTeX2e
\SpecialChar LaTeX
-の現バージョン。
+の現バージョン.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Formula $\epsilon$
\end_inset
-」なのか不思議に思われるかもしれません。\SpecialChar TeX
-の世界では、プログラムに通好みのバージョン番号を与えるのが古くからの通例なのです。例えば、\SpecialChar TeX
+」なのか不思議に思われるかもしれません.\SpecialChar TeX
+の世界では,プログラムに通好みのバージョン番号を与えるのが古くからの通例なのです.例えば,\SpecialChar TeX
のバージョン番号は
\begin_inset Formula $\pi$
\end_inset
-に収束していくようになっています。実際のバージョンは「\SpecialChar TeX
--3.141592」であり、一つ前のバージョンは「\SpecialChar TeX
--3.14159」です。
+に収束していくようになっています.実際のバージョンは「\SpecialChar TeX
+-3.141592」であり,一つ前のバージョンは「\SpecialChar TeX
+-3.14159」です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-一般的に、単位と数字のあいだの空白は、二つの単語のあいだの通常の空白よりも狭くなっています。以下の例から分かるように、空白が狭い方が見映えがよいのです。単位向け
+一般的に,単位と数字のあいだの空白は,二つの単語のあいだの通常の空白よりも狭くなっています.以下の例から分かるように,空白が狭い方が見映えがよいのです.単位向け
のこのような「半分の空白」を得るには
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
arg "space-insert thin"
\end_inset
-)メニューを使ってください。
+)メニューを使ってください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下がこの違いを示す例です。
+以下がこの違いを示す例です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-初期のワードプロセッサでは、ページがいっぱいになりさえすれば、ところかまわず改頁をしていました。文章が実際にどのように進んでいるかについては、まったく考慮が払わ
-れていなかったのです。かつて、文書を印刷した後になって初めて、次の節見出しがページのいちばん下に印刷されてしまっていたり、新しい段落の一行めだけがページの最後に
-残されてしまったり、あるいは段落の最後の行だけが次のページの最初に印刷されてしまっているのを、見つけた経験がおありのことでしょう。これらのはみ出てしまった文章は
-、
+初期のワードプロセッサでは,ページがいっぱいになりさえすれば,ところかまわず改頁をしていました.文章が実際にどのように進んでいるかについては,まったく考慮が払わ
+れていなかったのです.かつて,文書を印刷した後になって初めて,次の節見出しがページのいちばん下に印刷されてしまっていたり,新しい段落の一行めだけがページの最後に
+残されてしまったり,あるいは段落の最後の行だけが次のページの最初に印刷されてしまっているのを,見つけた経験がおありのことでしょう.これらのはみ出てしまった文章は
+,
\emph on
前方孤立行(widow)
\emph default
\emph on
後方孤立行(orphan)
\emph default
-と呼ばれています。
+と呼ばれています.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-では、明らかに、節見出しの直後に改頁が起こることを避けることができます。これは段落環境を採用していることの利点です。しかし、改頁によって段落のうち一行だけをペー
-ジの冒頭や末尾に取り残してしまうことになる、孤立行に関してはどうなのでしょうか。実は、\SpecialChar LaTeX
-には、改頁を制御する規則が埋め込まれており、それらの規則の中に、明示的に孤
-立行の発生を防ぐものがあるのです。それにも関わらず、孤立行が発生して、それを取り除きたい場合には、使用中の文書の\SpecialChar LaTeX
+では,明らかに,節見出しの直後に改頁が起こることを避けることができます.これは段落環境を採用していることの利点です.しかし,改頁によって段落のうち一行だけをペー
+ジの冒頭や末尾に取り残してしまうことになる,孤立行に関してはどうなのでしょうか.実は,\SpecialChar LaTeX
+には,改頁を制御する規則が埋め込まれており,それらの規則の中に,明示的に孤
+立行の発生を防ぐものがあるのです.それにも関わらず,孤立行が発生して,それを取り除きたい場合には,使用中の文書の\SpecialChar LaTeX
プリアンブルに
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-というコマンドを書き加えれば、これを回避することができます。\SpecialChar LaTeX
-書籍のうちには、\SpecialChar LaTeX
+というコマンドを書き加えれば,これを回避することができます.\SpecialChar LaTeX
+書籍のうちには,\SpecialChar LaTeX
の改頁機構についての技術的な詳細が記述されているものもあります(
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
\end_inset
-)。
+).
\end_layout
\begin_layout Chapter
\end_layout
\begin_layout Standard
-本章の題材は、取扱説明書『
+本章の題材は,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
-』に詳細に述べられています。そちらでは、特殊な場合のヒントとテクニックについても述べられています。
+』に詳細に述べられています.そちらでは,特殊な場合のヒントとテクニックについても述べられています.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-には、文書に追加できる註釈として、複数の型が存在します。
+には,文書に追加できる註釈として,複数の型が存在します.
\end_layout
\begin_layout Description
\SpecialChar LyX
-註釈 この註釈型は、内部用途の註釈で出力には現れません。
+註釈 この註釈型は,内部用途の註釈で出力には現れません.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
status open
\begin_layout Plain Layout
-これは、出力には現れない註釈ボックスに書かれた文章です。
+これは,出力には現れない註釈ボックスに書かれた文章です.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Description
-コメント この註釈も出力には現れませんが、
+コメント この註釈も出力には現れませんが,
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
書き出し\SpecialChar menuseparator
(xxx)
\family default
メニューを使って文書を\SpecialChar LaTeX
-に書き出す際には、\SpecialChar LaTeX
-コメントとして出力されます。
+に書き出す際には,\SpecialChar LaTeX
+コメントとして出力されます.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
status open
\begin_layout Plain Layout
-これは、\SpecialChar LaTeX
-ファイルのコメントのみに現れる註釈ボックスに書かれた文章です。
+これは,\SpecialChar LaTeX
+ファイルのコメントのみに現れる註釈ボックスに書かれた文章です.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Description
-淡色表示 この註釈は、出力中では、文書設定の
+淡色表示 この註釈は,出力中では,文書設定の
\family sans
色\SpecialChar menuseparator
淡色表示註釈
\family default
-で設定した色で文章が表示されます。
+で設定した色で文章が表示されます.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
status open
\begin_layout Plain Layout
-これは、出力に薄灰色の文章として現れるコメントに書かれた文章
+これは,出力に薄灰色の文章として現れるコメントに書かれた文章
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-これは、淡色表示註釈内に脚註を用いた例です。この文書では、この註釈型の色は青色に設定されています。
+これは,淡色表示註釈内に脚註を用いた例です.この文書では,この註釈型の色は青色に設定されています.
\end_layout
\end_inset
-です。
+です.
\end_layout
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-例が示すように、淡色表示註釈には脚註を入れることができます。
+例が示すように,淡色表示註釈には脚註を入れることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-註釈は、ツールバーボタン
+註釈は,ツールバーボタン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "note-insert"
\end_inset
-か、
+か,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
註釈
\family default
-メニューで挿入することができます。註釈型を選択するには、それで現れた註釈ボックスを右クリックしてください。
+メニューで挿入することができます.註釈型を選択するには,それで現れた註釈ボックスを右クリックしてください.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、脚註をボックスを使って表示します。
+は,脚註をボックスを使って表示します.
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
脚註
arg "footnote-insert"
\end_inset
-を使用して脚註を挿入すると、
+を使用して脚註を挿入すると,
\begin_inset Graphics
filename clipart/footnote.png
scale 80
\end_inset
-ボックスが表示されます。このボックスが\SpecialChar LyX
-において脚註を示すものです。「脚註」と書いてあるラベルを左クリックすると、ボックスが展開されて、中に脚註の本文を入力するこ
-とができるようになります。ボックスラベルをもう一度左クリックすると、ボックスは閉じられます。既存の本文を脚註に変更したいときは、その部分を選択して脚註ツールバー
-ボタンを押せばよいのです。
+ボックスが表示されます.このボックスが\SpecialChar LyX
+において脚註を示すものです.「脚註」と書いてあるラベルを左クリックすると,ボックスが展開されて,中に脚註の本文を入力するこ
+とができるようになります.ボックスラベルをもう一度左クリックすると,ボックスは閉じられます.既存の本文を脚註に変更したいときは,その部分を選択して脚註ツールバー
+ボタンを押せばよいのです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-右は脚註の例です。
+右は脚註の例です.
\begin_inset Foot
status open
\begin_layout Plain Layout
-脚註を閉じるには左端のラベルボックスをクリックします。
+脚註を閉じるには左端のラベルボックスをクリックします.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-脚註は、出力では、本文中の脚註ボックスが配置された場所に上付きの数字として表示されます。脚註の文章は、そのページの下端に配置されます。脚註番号は、文書クラスの指
-定に従って、\SpecialChar LyX
-が計算してくれます。\SpecialChar LyX
-は、まだ他の付番スキームをサポートしていませんが、特定の\SpecialChar LaTeX
-コマンドを使用すれば他の付番スキームを使用することができます。この点に関
-しては、取扱説明書『
+脚註は,出力では,本文中の脚註ボックスが配置された場所に上付きの数字として表示されます.脚註の文章は,そのページの下端に配置されます.脚註番号は,文書クラスの指
+定に従って,\SpecialChar LyX
+が計算してくれます.\SpecialChar LyX
+は,まだ他の付番スキームをサポートしていませんが,特定の\SpecialChar LaTeX
+コマンドを使用すれば他の付番スキームを使用することができます.この点に関
+しては,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
-』に説明があります。
+』に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-傍註は、\SpecialChar LyX
-の脚註と同様の外観と挙動を示します。
+傍註は,\SpecialChar LyX
+の脚註と同様の外観と挙動を示します.
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
傍註
arg "marginalnote-insert"
\end_inset
-を使って傍註を挿入すると、文中に「傍註」というラベルのついたボックスが現れます。このボックスが、\SpecialChar LyX
-においては傍註を表します。
+を使って傍註を挿入すると,文中に「傍註」というラベルのついたボックスが現れます.このボックスが,\SpecialChar LyX
+においては傍註を表します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-この脇に傍註の例があります。
+この脇に傍註の例があります.
\begin_inset Marginal
status open
\begin_layout Plain Layout
-これが傍註です。
+これが傍註です.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-傍註は、片面文書では右側に印字されます。両面文書では、外側の余白、すなわち偶数ページでは左側、奇数ページでは右側に現れます。
+傍註は,片面文書では右側に印字されます.両面文書では,外側の余白,すなわち偶数ページでは左側,奇数ページでは右側に現れます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-傍註についての詳細な情報は、取扱説明書『
+傍註についての詳細な情報は,取扱説明書『
\emph on
埋め込みオブジェクト篇
\emph default
\emph on
傍註
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書に図を挿入するには、カーソルを希望する本文中の位置に合わせて、ツールバーアイコン
+文書に図を挿入するには,カーソルを希望する本文中の位置に合わせて,ツールバーアイコン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "dialog-show-new-inset graphics"
\end_inset
-をクリックするか、
+をクリックするか,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
図
\family default
-メニューを選択してください。すると、読み込むファイルを選択するダイアログが現れます。
+メニューを選択してください.すると,読み込むファイルを選択するダイアログが現れます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-このダイアログには、ひじょうに多くの—しかしほとんど説明を要しない—パラメータがあります。
+このダイアログには,ひじょうに多くの—しかしほとんど説明を要しない—パラメータがあります.
\family sans
図
\family default
-タブでは、画像ファイルを選択することができます。\SpecialChar LyX
-内での画像表示と、出力での画像表示は、それぞれ独立して調整することができます。画像は、回転角や縮尺を指定すること
-で変換を行うことができます。縮尺単位に関しては、付録
+タブでは,画像ファイルを選択することができます.\SpecialChar LyX
+内での画像表示と,出力での画像表示は,それぞれ独立して調整することができます.画像は,回転角や縮尺を指定すること
+で変換を行うことができます.縮尺単位に関しては,付録
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "cha:LyXで使用できる単位"
\end_inset
-に説明があります。
+に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
切り抜き
\family default
-タブでは、出力における画像の縦横の長さを調整するために、画像座標の設定をすることができます。座標は、
+タブでは,出力における画像の縦横の長さを調整するために,画像座標の設定をすることができます.座標は,
\family sans
ファイルから取得
\family default
-ボタンを押すことによって、自動的に計算することもできます。
+ボタンを押すことによって,自動的に計算することもできます.
\family sans
境界枠で切り抜く
\family default
-オプションは、指定された座標内の画像領域のみ印字します。通常は、画像座標を気にする必要はないので、
+オプションは,指定された座標内の画像領域のみ印字します.通常は,画像座標を気にする必要はないので,
\family sans
切り抜き
\family default
-タブは無視して構いません。
+タブは無視して構いません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
-LaTe
-\begin_inset ERT
-status collapsed
-
-\begin_layout Plain Layout
-
-{}
-\end_layout
-
-\end_inset
-
-XとLy
-\begin_inset ERT
-status collapsed
-
-\begin_layout Plain Layout
-
-{}
-\end_layout
-
-\end_inset
-
-Xのオプション
+LaTeXとLyXのオプション
\family default
-タブでは、\SpecialChar LaTeX
+タブでは,\SpecialChar LaTeX
のエキスパート向けに\SpecialChar LaTeX
-オプションを追加することができるようになっています。また、ここで\SpecialChar LyX
-内での画像表示法を指定することができます。
+オプションを追加することができるようになっています.また,ここで\SpecialChar LyX
+内での画像表示法を指定することができます.
\family sans
下書きモード
\family default
-オプションを指定すると、画像は出力には現れず、画像と同じ大きさの枠だけが表示されます。
+オプションを指定すると,画像は出力には現れず,画像と同じ大きさの枠だけが表示されます.
\family sans
書き出す際に解凍しない
\family default
-オプションについては、取扱説明書『
+オプションについては,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
画像ダイアログ
\emph default
-」の節に説明されています。
+」の節に説明されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-図ダイアログは、画像をクリックすることによって、いつでも呼び出すことができます。図は、出力では、それが置かれている本文中の位置に正確に配置されます。以下は、独立
-した中央揃えの段落に置かれたPDF形式の画像の例です。
-\begin_inset Separator parbreak
+図ダイアログは,画像をクリックすることによって,いつでも呼び出すことができます.図は,出力では,それが置かれている本文中の位置に正確に配置されます.以下は,独立
+した中央揃えの段落に置かれたPDF形式の画像の例です.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-画像のキャプションや参照画像が必要な場合は、画像をフロート中に収めなくてはなりません(第
+画像のキャプションや参照画像が必要な場合は,画像をフロート中に収めなくてはなりません(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:図フロート"
\end_inset
-節参照)。
+節参照).
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-画像は、既知のファイル形式であれば、どのような形式でも挿入することができます。しかし、第
+画像は,既知のファイル形式であれば,どのような形式でも挿入することができます.しかし,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:出力ファイル形式"
\end_inset
-節で説明したように、出力に関しては、どの出力文書形式も、いくつかの画像形式しか受け付けません。したがって\SpecialChar LyX
-は、画像を正しい形式に変換するのに、バックグラウンドで
+節で説明したように,出力に関しては,どの出力文書形式も,いくつかの画像形式しか受け付けません.したがって\SpecialChar LyX
+は,画像を正しい形式に変換するのに,バックグラウンドで
\family sans
ImageMagick
\family default
-というプログラムを使用しています。バックグラウンドで変換が発生することを避けて作業能率を上げようとお考えならば、第
+というプログラムを使用しています.バックグラウンドで変換が発生することを避けて作業能率を上げようとお考えならば,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:出力ファイル形式"
\end_inset
-節内の各小節に挙げてある画像形式のみを使用するとよいでしょう。
+節内の各小節に挙げてある画像形式のみを使用するとよいでしょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
-フォントと同じく、画像形式にも以下の二つの型があります。
+フォントと同じく,画像形式にも以下の二つの型があります.
\end_layout
\begin_layout Description
-ビットマップ画像 は、ピクセル値を(時により圧縮された形で)保持しています。したがって、この画像形式は完全に伸縮可能ではなく、拡大するとピクセルが目立つようにな
-ります。よく知られたビットマップ画像形式には、「Graphics Interchange Format(画像交換形式)」(GIF・ファイル拡張子は「
+ビットマップ画像 は,ピクセル値を(時により圧縮された形で)保持しています.したがって,この画像形式は完全に伸縮可能ではなく,拡大するとピクセルが目立つようにな
+ります.よく知られたビットマップ画像形式には,「Graphics Interchange Format(画像交換形式)」(GIF・ファイル拡張子は「
\family typewriter
.gif
\family default
\end_inset
-、「Portable Network Graphics(可搬性ネットワーク画像ファイル)」(PNG・ファイル拡張子は「
+,「Portable Network Graphics(可搬性ネットワーク画像ファイル)」(PNG・ファイル拡張子は「
\family typewriter
.png
\family default
\end_inset
-、「Joint Photographic Experts Group(写真専門家連合組織)」(JPG・ファイル拡張子は「
+,「Joint Photographic Experts Group(写真専門家連合組織)」(JPG・ファイル拡張子は「
\family typewriter
.jpg
\family default
\end_inset
-などがあります。
+などがあります.
\end_layout
\begin_layout Description
-伸縮可能画像 はベクトル値を保持しているので、データ損失なしに任意の寸法の伸縮させることができます。プレゼンテーションは、beamerがかならず伸縮操作を行うこ
-とになるので、プレゼンテーションを作成したいときには画像が伸縮できることが必須です。また、伸縮性は、オンライン文書でユーザーが図の拡大ができるようにするのに便利
-です。
+伸縮可能画像 はベクトル値を保持しているので,データ損失なしに任意の寸法の伸縮させることができます.プレゼンテーションは,beamerがかならず伸縮操作を行うこ
+とになるので,プレゼンテーションを作成したいときには画像が伸縮できることが必須です.また,伸縮性は,オンライン文書でユーザーが図の拡大ができるようにするのに便利
+です.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-伸縮可能画像形式には、「Scalable Vector Graphics(伸縮可能ベクトル画像ファイル)」(SVG・ファイル拡張子は「
+伸縮可能画像形式には,「Scalable Vector Graphics(伸縮可能ベクトル画像ファイル)」(SVG・ファイル拡張子は「
\family typewriter
.svg
\family default
-」)、「Encapsulated PostScript(カプセル化ポストスクリプト)」(EPS・ファイル拡張子は「
+」),「Encapsulated PostScript(カプセル化ポストスクリプト)」(EPS・ファイル拡張子は「
\family typewriter
.eps
\family default
-」)、「Portable Document Format(可搬文書形式)」(PDF・ファイル拡張子は「
+」),「Portable Document Format(可搬文書形式)」(PDF・ファイル拡張子は「
\family typewriter
.pdf
\family default
-」)がありえます。「ありえます」と言ったのは、ビットマップ画像はいつでもPDFやEPSに変換することができますが、この場合には伸縮可能ではなくなるからです。この
-ような場合には、画像特性を示すヘッダが元々の画像に付け加えられるだけなのです
+」)がありえます.「ありえます」と言ったのは,ビットマップ画像はいつでもPDFやEPSに変換することができますが,この場合には伸縮可能ではなくなるからです.この
+ような場合には,画像特性を示すヘッダが元々の画像に付け加えられるだけなのです
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-PDFの場合には、元の画像を圧縮することもあります。
+PDFの場合には,元の画像を圧縮することもあります.
\end_layout
\end_inset
-。
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
-通常、ビットマップ画像を伸縮可能画像には変換できず、その逆のみが可能です。
+通常,ビットマップ画像を伸縮可能画像には変換できず,その逆のみが可能です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-すべての画像は、画像設定のグループを新しく定義させるか、既存のグループに属させることができます。同一のグループに属する画像は、同一の設定を共有するので、グループ
-内のひとつの画像の設定を変更すれば、グループ内の他のすべての画像が同じ変更を反映します。ですから、例えば、大量の画像の大きさを変えたい場合、ひとつひとつ手動で変
-更せずに行うことができます。
+すべての画像は,画像設定のグループを新しく定義させるか,既存のグループに属させることができます.同一のグループに属する画像は,同一の設定を共有するので,グループ
+内のひとつの画像の設定を変更すれば,グループ内の他のすべての画像が同じ変更を反映します.ですから,例えば,大量の画像の大きさを変えたい場合,ひとつひとつ手動で変
+更せずに行うことができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-新規グループは、
+新規グループは,
\family sans
画像
\family default
-ダイアログ中の、
+ダイアログ中の,
\family sans
-LaTe
-\begin_inset ERT
-status collapsed
-
-\begin_layout Plain Layout
-
-{}
-\end_layout
-
-\end_inset
-
-XとLy
-\begin_inset ERT
-status collapsed
-
-\begin_layout Plain Layout
-
-{}
-\end_layout
-
-\end_inset
-
-Xオプション
+LaTeXとLyXオプション
\family default
-タブにある、
+タブにある,
\family sans
新規グループを開く
\family default
-ボタンを押すことで、追加することができます。既存のグループに加えるには、コンテキスト・メニューから望むグループ名をクリックすれば、そのグループに加えることができ
-ます。
+ボタンを押すことで,追加することができます.既存のグループに加えるには,コンテキスト・メニューから望むグループ名をクリックすれば,そのグループに加えることができ
+ます.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-表を挿入するには、ツールバーボタン
+表を挿入するには,ツールバーボタン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "tabular-insert"
\end_inset
-か、
+か,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
表
\family default
-メニューを選択します。するとダイアログが現れ、行数と列数を訊いてきます。既定の表では、各セルの周囲に罫線が引かれ、第一行が表の他の部分から分離して表示されます。
-この分離が起こるのは二重線のためです。第一行のセルが下に罫線を伴っているのと同時に、第二行のセルも上に罫線を伴っているのです。以下は表の一例です。
-\begin_inset Separator parbreak
+メニューを選択します.するとダイアログが現れ,行数と列数を訊いてきます.既定の表では,各セルの周囲に罫線が引かれ,第一行が表の他の部分から分離して表示されます.
+この分離が起こるのは二重線のためです.第一行のセルが下に罫線を伴っているのと同時に,第二行のセルも上に罫線を伴っているのです.以下は表の一例です.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-表を右クリックすると、表ダイアログが表示されて、表を変更することができます。ここでは、現在カーソルが置かれているセルないし行・列の設定を調節することができます。
-また、ダイアログオプションのほとんどは、選択範囲に対しても動作します。つまり、複数のセルや行・列を選択していれば、操作は選択範囲の全てに対して行われます。
+表を右クリックすると,表ダイアログが表示されて,表を変更することができます.ここでは,現在カーソルが置かれているセルないし行・列の設定を調節することができます.
+また,ダイアログオプションのほとんどは,選択範囲に対しても動作します.つまり,複数のセルや行・列を選択していれば,操作は選択範囲の全てに対して行われます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-表ダイアログのほかに、カーソルが表内にある時に表示される
+表ダイアログのほかに,カーソルが表内にある時に表示される
\family sans
表ツールバー
\family default
-も表の特性を設定するのに役立ちます。例えば、いまのところ、行を追加したり削除したりすることは、表ツールバーからのみ実行することができます。
+も表の特性を設定するのに役立ちます.例えば,いまのところ,行を追加したり削除したりすることは,表ツールバーからのみ実行することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
表の設定
\family default
-タブでは、現在の行の水平揃えを設定することができます。また行や列を追加すると、新規行・新規列は、現在のセルのすぐ下か右に追加されます。列の垂直揃えは、列幅が指定
-されている時のみ、指定することができます。列幅を指定すると、セル内で改行したり、セルに複数の段落を挿入したりすることができるようになります(第
+タブでは,現在の行の水平揃えを設定することができます.また行や列を追加すると,新規行・新規列は,現在のセルのすぐ下か右に追加されます.列の垂直揃えは,列幅が指定
+されている時のみ,指定することができます.列幅を指定すると,セル内で改行したり,セルに複数の段落を挿入したりすることができるようになります(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:表のセル"
\end_inset
-節を参照)。
+節を参照).
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
連結行
\family default
-を使うと、同一行あるいは同一列にある複数のセルを連結列セルあるいは連結行セルとして指定することができます。こうすると、複数のセルを一つのセルに連結し、2列あるい
-は2行以上にまたがって表示されます。連結列はそれ自体独立した行として取り扱われるので、連結列における水平揃えや列幅や罫線などの設定は、連結列のセルのみに有効です
-。以下は、第一行に連結列があり、最終行に上罫線がない(1列のみの)連結列がある表の例です。
-\begin_inset Separator parbreak
+を使うと,同一行あるいは同一列にある複数のセルを連結列セルあるいは連結行セルとして指定することができます.こうすると,複数のセルを一つのセルに連結し,2列あるい
+は2行以上にまたがって表示されます.連結列はそれ自体独立した行として取り扱われるので,連結列における水平揃えや列幅や罫線などの設定は,連結列のセルのみに有効です
+.以下は,第一行に連結列があり,最終行に上罫線がない(1列のみの)連結列がある表の例です.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-これは、取扱説明書『
+これは,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
\emph on
表
\emph default
-」の節に説明されているように、連結行セルのように表に特別な整形を行うときに必要になるでしょう。また、カーソル位置のセルや表全体も回転させることができます。この回
+」の節に説明されているように,連結行セルのように表に特別な整形を行うときに必要になるでしょう.また,カーソル位置のセルや表全体も回転させることができます.この回
転は\SpecialChar LyX
-上には表示されませんが、出力では正しく表示されます。
+上には表示されませんが,出力では正しく表示されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\emph on
できません
\emph default
-。
+.
\end_layout
\end_inset
\family sans
罫線
\family default
-タブでは、現在の行あるいは列の罫線を書き加えたり削除したりすることができます。
+タブでは,現在の行あるいは列の罫線を書き加えたり削除したりすることができます.
\family sans
既定
\family default
-ボタンを押すと、全てのセルの周りに罫線が引かれます。
+ボタンを押すと,全てのセルの周りに罫線が引かれます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-表が長すぎて1ページに収まりきらないときには、表ダイアログの
+表が長すぎて1ページに収まりきらないときには,表ダイアログの
\family sans
長尺表
\family default
\family sans
長尺表を使う
\family default
-オプションを使用して、複数ページに自動的に分割させることができます。このオプションを有効にすると、いくつかのチェックボックスが使えるようになり、以下のものを定義
-することができるようになります。
+オプションを使用して,複数ページに自動的に分割させることができます.このオプションを有効にすると,いくつかのチェックボックスが使えるようになり,以下のものを定義
+することができるようになります.
\end_layout
\begin_layout Description
-ヘッダ: カーソル位置の行とその上の全ての行で、特別なオプションが定義されていないものは、長尺表の全てのページのヘッダ行として定義されるようになります。ただし、
+ヘッダ: カーソル位置の行とその上の全ての行で,特別なオプションが定義されていないものは,長尺表の全てのページのヘッダ行として定義されるようになります.ただし,
\family sans
冒頭ヘッダ
\family default
-が定義されているときは、冒頭ページを除きます。
+が定義されているときは,冒頭ページを除きます.
\end_layout
\begin_layout Description
-冒頭ヘッダ: カーソル位置の行とその上の全ての行で、特別なオプションが定義されていないものは、長尺表の冒頭ページのヘッダ行として定義されるようになります。
+冒頭ヘッダ: カーソル位置の行とその上の全ての行で,特別なオプションが定義されていないものは,長尺表の冒頭ページのヘッダ行として定義されるようになります.
\end_layout
\begin_layout Description
-フッタ: カーソル位置の行とその下の全ての行で、特別なオプションが定義されていないものは、長尺表の全てのページのフッタ行として定義されるようになります。ただし、
+フッタ: カーソル位置の行とその下の全ての行で,特別なオプションが定義されていないものは,長尺表の全てのページのフッタ行として定義されるようになります.ただし,
\family sans
末尾フッタ
\family default
-が定義されているときは、末尾ページを除きます。
+が定義されているときは,末尾ページを除きます.
\end_layout
\begin_layout Description
-末尾フッタ: カーソル位置の行とその下の全ての行で、特別なオプションが定義されていないものは、長尺表の末尾ページのフッタ行として定義されるようになります。
+末尾フッタ: カーソル位置の行とその下の全ての行で,特別なオプションが定義されていないものは,長尺表の末尾ページのフッタ行として定義されるようになります.
\end_layout
\begin_layout Description
-キャプション: 第1行は単一列にリセットされますので、ここに
+キャプション: 第1行は単一列にリセットされますので,ここに
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
キャプション
\family default
-メニューで表キャプションを挿入することができます。長尺表のキャプションについては、取扱説明書『
+メニューで表キャプションを挿入することができます.長尺表のキャプションについては,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
-』に詳述されています。
+』に詳述されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-加えて、表が分割される行を指定することができます。もし同一行に二つ以上のオプションを指定すると、その行の最初のオプションだけが用いられることに留意してください。
+加えて,表が分割される行を指定することができます.もし同一行に二つ以上のオプションを指定すると,その行の最初のオプションだけが用いられることに留意してください.
その他のオプションは
\emph on
空
\emph default
-として定義されます。ここで「最初の」とは、
+として定義されます.ここで「最初の」とは,
\family sans
フッタ
\family default
\family sans
冒頭ヘッダ
\family default
-の順のうち、最初という意味です。長尺表の動作を見るために以下の例を参照してください。
-\begin_inset Separator parbreak
+の順のうち,最初という意味です.長尺表の動作を見るために以下の例を参照してください.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-表のセルの中には、テキスト、行内数式、図、別の表などを入れることができます。これらのすべての種類のオブジェクトを同一セルに置くことも可能です。フォント寸法や字型
-を変更することもできますが、セルに特別な環境(例えば
+表のセルの中には,テキスト,行内数式,図,別の表などを入れることができます.これらのすべての種類のオブジェクトを同一セルに置くことも可能です.フォント寸法や字型
+を変更することもできますが,セルに特別な環境(例えば
\family sans
節*
\family default
-など)を入れたり、セルの段落に空白を指定するオプションを設定することはできません。
+など)を入れたり,セルの段落に空白を指定するオプションを設定することはできません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-表のセルに複数行にわたる項目を入れるには、表ダイアログで当該列に固定列幅を宣言しなくてはなりません。すると、文章が指定した列幅よりも長くなると、自動的に複数行に
-改行され、セル高も高く調整されます。以下の例をご覧ください。
-\begin_inset Separator parbreak
+表のセルに複数行にわたる項目を入れるには,表ダイアログで当該列に固定列幅を宣言しなくてはなりません.すると,文章が指定した列幅よりも長くなると,自動的に複数行に
+改行され,セル高も高く調整されます.以下の例をご覧ください.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_inset Text
\begin_layout Plain Layout
-これは、表内の複数行項目です。
+これは,表内の複数行項目です.
\end_layout
\end_inset
\begin_inset Text
\begin_layout Plain Layout
-もう少し付け加えます。
+もう少し付け加えます.
\end_layout
\end_inset
\begin_inset Text
\begin_layout Plain Layout
-これは、表内の複数行項目です。もう少し付け加えます。
+これは,表内の複数行項目です.もう少し付け加えます.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-表どうしやセルどうしの切り貼りはうまく動作します。二行以上にわたっても切り貼りは可能です
+表どうしやセルどうしの切り貼りはうまく動作します.二行以上にわたっても切り貼りは可能です
\begin_inset Foot
status collapsed
\series bold
【註】
\series default
-複数のセルを選択した状態で貼り付けをすることはできません。なぜなら、ひとつの単語を2行3列の選択範囲に貼り付けるとは、具体的に何をすればいいのか明らかではないか
-らです。
+複数のセルを選択した状態で貼り付けをすることはできません.なぜなら,ひとつの単語を2行3列の選択範囲に貼り付けるとは,具体的に何をすればいいのか明らかではないか
+らです.
\end_layout
\end_inset
-。マウスや、シフトを押しながらの矢印
+.マウスや,シフトを押しながらの矢印
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-による選択も通常どおり機能します。表全体の切り貼りも、表の外側から選択を始めることで行うことができます。
+による選択も通常どおり機能します.表全体の切り貼りも,表の外側から選択を始めることで行うことができます.
\end_layout
\begin_layout Section
\series bold
【訳註】
\series default
-浮遊するものの意。
+浮遊するものの意.
\end_layout
\end_inset
-とは、位置の固定していない、なんらかのラベルを伴った文章の塊のことで、指定した位置から一二ページ前後のあいだでもっとも良い場所へ「漂う」ことができます。
+とは,位置の固定していない,なんらかのラベルを伴った文章の塊のことで,指定した位置から一二ページ前後のあいだでもっとも良い場所へ「漂う」ことができます.
\family sans
脚註
\family default
\family sans
傍註
\family default
-も、当該ページに注が多すぎるときには次のページに浮遊していくことができますから、これらもフロートと言ってよいでしょう。
+も,当該ページに註が多すぎるときには次のページに浮遊していくことができますから,これらもフロートと言ってよいでしょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
-フロートを使用すると、高品質のレイアウトを得ることができます。画像や表は、文章のないページや空白部分ができないように、各ページに分散して配置されます。フロート化
-することによって、本文と画像や表のあいだにある文脈が途切れてしまうことがあるので、各フロートは本文中で参照することができるようになっています。したがってフロート
-には付番がなされます。参照に関しては、第
+フロートを使用すると,高品質のレイアウトを得ることができます.画像や表は,文章のないページや空白部分ができないように,各ページに分散して配置されます.フロート化
+することによって,本文と画像や表のあいだにある文脈が途切れてしまうことがあるので,各フロートは本文中で参照することができるようになっています.したがってフロート
+には付番がなされます.参照に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:相互参照"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-フロートを挿入するには、
+フロートを挿入するには,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
フロート
\family default
-を使用してください。すると文書に「図
+を使用してください.すると文書に「図
\begin_inset space ~
\end_inset
-#:」(#は実際には番号)というキャプションの付いたボックスが挿入されます。ラベルは、出力時に自動的に文書言語に翻訳されます。ラベルの後にはキャプション文
+#:」(#は実際には番号)というキャプションの付いたボックスが挿入されます.ラベルは,出力時に自動的に文書言語に翻訳されます.ラベルの後にはキャプション文
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-を挿入することができます。画像ないし表は、キャプションの上か下に、フロート内の別の段落として挿入します。また、\SpecialChar LyX
-文書を読みやすくするために、ボックスラベルを左クリ
-ックすれば、フロートボックスを開いたり閉じたりすることができます。閉じたフロートボックスは
+を挿入することができます.画像ないし表は,キャプションの上か下に,フロート内の別の段落として挿入します.また,\SpecialChar LyX
+文書を読みやすくするために,ボックスラベルを左クリ
+ックすれば,フロートボックスを開いたり閉じたりすることができます.閉じたフロートボックスは
\begin_inset Graphics
filename clipart/float.png
\end_inset
-のように赤いラベルの付いた灰色のボタンとして表されます。
+のように赤いラベルの付いた灰色のボタンとして表されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
周囲の本文に特別な整形がなされているときに起こりうる\SpecialChar LaTeX
-エラーを回避するために、フロートは独立した段落として挿入することを推奨します。
+エラーを回避するために,フロートは独立した段落として挿入することを推奨します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-は、
+は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
フロート\SpecialChar menuseparator
arg "float-insert figure"
\end_inset
-を使って生成しました。フロート生成後、キャプションラベルの上方にカーソルを持って行き、
+を使って生成しました.フロート生成後,キャプションラベルの上方にカーソルを持って行き,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
画像
arg "dialog-show-new-inset graphics"
\end_inset
-を使って、画像を挿入します。その後、画像の前か後にカーソルを持って行き、
+を使って,画像を挿入します.その後,画像の前か後にカーソルを持って行き,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
段落設定
arg "layout-paragraph"
\end_inset
-を使用して、フロート内の画像を中央揃えにしてあります。
+を使用して,フロート内の画像を中央揃えにしてあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-この図フロートは、ラベルの付け方と相互参照の作り方も示しています。まず、
+この図フロートは,ラベルの付け方と相互参照の作り方も示しています.まず,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
ラベル
arg "label-insert"
\end_inset
-を用いてラベルを付けた上で、
+を用いてラベルを付けた上で,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
相互参照
arg "dialog-show-new-inset ref"
\end_inset
-を使って、このラベルを参照します。図フロートを参照する場合には、「上図」のようにあいまいな参照をするのではなく、相互参照を使用することが重要です。\SpecialChar LaTeX
-は、文書の最終
-版でフロートの再配置を行うため、図が「上」に来るかどうかはまったくもって定かではないからです。相互参照については、第
+を使って,このラベルを参照します.図フロートを参照する場合には,「上図」のようにあいまいな参照をするのではなく,相互参照を使用することが重要です.\SpecialChar LaTeX
+は,文書の最終
+版でフロートの再配置を行うため,図が「上」に来るかどうかはまったくもって定かではないからです.相互参照については,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:相互参照"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-通常、図フロートには一つの画像だけを挿入しますが、場合によっては、二つの画像に別々の副キャプションをつけて挿入したいこともあるかもしれません。その場合は、既存の
-図フロートの中に図フロートを入れ込むことによって、実現することができます。第
+通常,図フロートには一つの画像だけを挿入しますが,場合によっては,二つの画像に別々の副キャプションをつけて挿入したいこともあるかもしれません.その場合は,既存の
+図フロートの中に図フロートを入れ込むことによって,実現することができます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:図・表・アルゴリズム一覧"
\end_inset
-節に説明されている通り、図一覧には、フロートのメインキャプションのみが表示されることにご注意ください。図
+節に説明されている通り,図一覧には,フロートのメインキャプションのみが表示されることにご注意ください.図
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "fig:歪められた二つの像"
\end_inset
-は、二つの画像が横に並んでいる図フロートの例です。二つめの画像を一つめの下に持ってくることも可能です。図
+は,二つの画像が横に並んでいる図フロートの例です.二つめの画像を一つめの下に持ってくることも可能です.図
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "fig:何かわからない"
\end_inset
-が下位図になります。
+が下位図になります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-表フロートは、
+表フロートは,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
フロート\SpecialChar menuseparator
arg "float-insert table"
\end_inset
-を使うと挿入することができます。フロート中の表が、図のようにキャプションの上ではなく、通常、下に置かれることと、ラベルが「tab:」で始まることを除けば、表フロ
-ートは、図フロートと変わりません。表
+を使うと挿入することができます.フロート中の表が,図のようにキャプションの上ではなく,通常,下に置かれることと,ラベルが「tab:」で始まることを除けば,表フロ
+ートは,図フロートと変わりません.表
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "tab:表フロート"
\end_inset
-は表フロートの一例です。
+は表フロートの一例です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-には、他にも回転フロートなどのフロート型があります。他にも、フロートの連番スキームを変更したり、フロートの配置を調整したり、フロートキャプションの書式や配置を変
-更することができます。これらの機能は、取扱説明書『
+には,他にも回転フロートなどのフロート型があります.他にも,フロートの連番スキームを変更したり,フロートの配置を調整したり,フロートキャプションの書式や配置を変
+更することができます.これらの機能は,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
フロート
\emph default
-」の章に、多くの用例とともに、詳しく説明されています。
+」の章に,多くの用例とともに,詳しく説明されています.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-には、ミニページという、ページの中にページを事実上作ってしまう機構があります。ミニページの中では、字下げや行折返しなどの通常の規則がすべて有効です。
+には,ミニページという,ページの中にページを事実上作ってしまう機構があります.ミニページの中では,字下げや行折返しなどの通常の規則がすべて有効です.
\end_layout
\begin_layout Standard
ミニページは\SpecialChar LyX
-においては、折りたたみ可能なボックスとして表され、
+においては,折りたたみ可能なボックスとして表され,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
ボックス
\family default
-メニューで挿入できます。ボックスを右クリックすると、ミニページの幅やページ内部での配置を変更することができます。
-\begin_inset Separator parbreak
+メニューで挿入できます.ボックスを右クリックすると,ミニページの幅やページ内部での配置を変更することができます.
+\begin_inset Separator latexpar
\end_inset
\begin_layout Plain Layout
\shape italic
-これはミニページです。本文はイタリック(Italic)体に設定されています。
+これはミニページです.本文はイタリック(Italic)体に設定されています.
\end_layout
\begin_layout Plain Layout
\shape italic
-ミニページは、本文と異なる言語の文章や、別の整形方法を要する文章などによく用いられます。
+ミニページは,本文と異なる言語の文章や,別の整形方法を要する文章などによく用いられます.
\end_layout
\end_inset
\begin_inset VSpace medskip
\end_inset
-二つのみにページを横に並べるときには、第
+二つのみにページを横に並べるときには,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:水平方向の空白"
\end_inset
-節に述べられているように、
+節に述べられているように,
\family sans
水平フィル
\family default
-を使用すると良いかもしれません。
+を使用すると良いかもしれません.
\begin_inset VSpace medskip
\end_inset
status open
\begin_layout Plain Layout
-これは、まったく意味のないダミーの文章を含むミニページです。このダミーの文章は、ミニページが十分な大きさを持つようにするためのものです。
+これは,まったく意味のないダミーの文章を含むミニページです.このダミーの文章は,ミニページが十分な大きさを持つようにするためのものです.
\end_layout
\end_inset
status open
\begin_layout Plain Layout
-これは、まったく意味のないダミーの文章を含むミニページです。このダミーの文章は、ミニページが十分な大きさを持つようにするためのものです。
+これは,まったく意味のないダミーの文章を含むミニページです.このダミーの文章は,ミニページが十分な大きさを持つようにするためのものです.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-ミニページボックスを右クリックすると、ボックスをミニページから他のボックス型に変更することができます。ボックスの全型とその設定については、取扱説明書『
+ミニページボックスを右クリックすると,ボックスをミニページから他のボックス型に変更することができます.ボックスの全型とその設定については,取扱説明書『
\emph on
埋込みオブジェクト篇
\emph default
\emph on
ボックス
\emph default
-」の章に詳細な説明があります。
+」の章に詳細な説明があります.
\end_layout
\begin_layout Chapter
\end_layout
\begin_layout Standard
-本章の題材は、取扱説明書『
+本章の題材は,取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
-』に詳細な記述があります。そちらには、特殊な場合のヒントとコツも収録されています。
+』に詳細な記述があります.そちらには,特殊な場合のヒントとコツも収録されています.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式を作成するには、ツールバーアイコン
+数式を作成するには,ツールバーアイコン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "math-mode on"
arg "math-mode"
\end_inset
-)をクリックするだけでできます。すると、四隅を紫のマーカーで囲まれた青い箱が現れます。この青い箱が数式それ自身で、紫のマーカーは数式内の現在地の入れ子の深さを表
-します。また、
+)をクリックするだけでできます.すると,四隅を紫のマーカーで囲まれた青い箱が現れます.この青い箱が数式それ自身で,紫のマーカーは数式内の現在地の入れ子の深さを表
+します.また,
\family sans
-挿入
-\bar under
-\SpecialChar menuseparator
-
-\bar default
+挿入\SpecialChar menuseparator
数式
\family default
-メニューを使えば、挿入する数式の型を選ぶこともできます。
+メニューを使えば,挿入する数式の型を選ぶこともできます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式のパラメータの編集や、数式の構成物の追加は、カーソルが数式内にある時に現れる、
+数式のパラメータの編集や,数式の構成物の追加は,カーソルが数式内にある時に現れる,
\family sans
数式ツールバー
\family default
-を使って行うことができます。
+を使って行うことができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式には主に二つの型があります。そのうちの一つ、行内数式は本文の行内に現れる数式で以下のように表現されます:
+数式には主に二つの型があります.そのうちの一つ,行内数式は本文の行内に現れる数式で以下のように表現されます:
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Formula $A=B$
\end_inset
-を含んだ行です。
+を含んだ行です.
\end_layout
\begin_layout Standard
-もう一つの別行立て数式は、本文の外側に単独の段落であるかのように表現されるもので、以下のようにみえます:
+もう一つの別行立て数式は,本文の外側に単独の段落であるかのように表現されるもので,以下のようにみえます:
\begin_inset Formula
\[
A=B
\end_inset
-番号を振ったり参照をしたりするのは、別行立て数式しかできません。
+番号を振ったり参照をしたりするのは,別行立て数式しかできません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、多くの\SpecialChar LaTeX
-数式コマンドをサポートしています。例えば、「
+は,多くの\SpecialChar LaTeX
+数式コマンドをサポートしています.例えば,「
\series bold
\backslash
alpha
\series default
-」と入力してスペースを押せば、数式の中にギリシア文字
+」と入力してスペースを押せば,数式の中にギリシア文字
\begin_inset Formula $\alpha$
\end_inset
-が作られます。つまり往々にして、
+が作られます.つまり往々にして,
\family sans
数式パネル
\family default
-を使うよりもコマンドを打った方が速いことがあるでしょう。
+を使うよりもコマンドを打った方が速いことがあるでしょう.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-を使うことです。\SpecialChar LyX
-は、何かを挿入できる場所を小さな箱で示します。矢印鍵は数式内の各部品のあいだを移動するのに使うことができます。
+を使うことです.\SpecialChar LyX
+は,何かを挿入できる場所を小さな箱で示します.矢印鍵は数式内の各部品のあいだを移動するのに使うことができます.
\family sans
スペース
\family default
-鍵は、数式の構成要素(平方根
+鍵は,数式の構成要素(平方根
\begin_inset Formula $\sqrt{2}$
\end_inset
-や、括弧
+や,括弧
\begin_inset Formula $\left(f\right)$
\end_inset
-、行列
+,行列
\begin_inset Formula $\left[\begin{array}{cc}
1 & 2\\
3 & 4
\end{array}\right]$
\end_inset
-等)から脱出するのに使うことができます。
+等)から脱出するのに使うことができます.
\family sans
エスケープ
\family default
-を押すと、数式から脱出してカーソルは数式の直後に移動します。
+を押すと,数式から脱出してカーソルは数式の直後に移動します.
\family sans
Tab
\family default
-は、数式内を水平に移動するのに使います。例えば、行列中のセルの移動や複数行の数式中の移動などです。
+は,数式内を水平に移動するのに使います.例えば,行列中のセルの移動や複数行の数式中の移動などです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset space \textvisiblespace{}
\end_inset
- 」と印刷されます—は、数式中では何もしないように見えますが、実は入れ子構造から脱出するのに使われるのです。このため、
+ 」と印刷されます—は,数式中では何もしないように見えますが,実は入れ子構造から脱出するのに使われるのです.このため,
\family sans
スペース
\family default
-を使うときには注意しなくてはなりません。例えば、
+を使うときには注意しなくてはなりません.例えば,
\begin_inset Formula $\sqrt{2x+1}$
\end_inset
\series bold
2x+1
\series default
-と入力すべきであって、
+と入力すべきであって,
\series bold
\backslash
\series bold
+1
\series default
-ではありません。このようにすると、
+ではありません.このようにすると,
\begin_inset Formula $2x$
\end_inset
\begin_inset Formula $\sqrt{2x}+1$
\end_inset
-のようになってしまいます。
+のようになってしまいます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下の行列のように、数式の多くの構成要素は、一部だけ入力した状態で置いておくことができます。例:
+以下の行列のように,数式の多くの構成要素は,一部だけ入力した状態で置いておくことができます.例:
\begin_inset Formula
\[
\left(\begin{array}{ccc}
\end_inset
-分数の一部しか入力しなかったり、上付き文字に何も入力しなかった場合には、何が起こるかは予想できませんが、ほとんどの構成要素はすべて入力しなくとも大丈夫です。
+分数の一部しか入力しなかったり,上付き文字に何も入力しなかった場合には,何が起こるかは予想できませんが,ほとんどの構成要素はすべて入力しなくとも大丈夫です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式中で文字を選択するには二つの方法があります。一つは、選択したい文字列の端にカーソルを置いて
+数式中で文字を選択するには二つの方法があります.一つは,選択したい文字列の端にカーソルを置いて
\family sans
-、シフト
+,シフト
\family default
\begin_inset Flex Ruby
\end_inset
-を押しながらカーソル移動鍵で文字列を選択する方法です。すると、通常の文字列選択と同じように、選択部がハイライト表示されます。もう一つの方法は、他と同じようにマウ
-スを使って選択することです。選択部は、切り取りやコピーをして任意の数式中に貼り付けすることができますが、\SpecialChar LyX
-中の通常の本文領域には貼り付けできません。
+を押しながらカーソル移動鍵で文字列を選択する方法です.すると,通常の文字列選択と同じように,選択部がハイライト表示されます.もう一つの方法は,他と同じようにマウ
+スを使って選択することです.選択部は,切り取りやコピーをして任意の数式中に貼り付けすることができますが,\SpecialChar LyX
+中の通常の本文領域には貼り付けできません.
\end_layout
\begin_layout Subsection
arg "math-subscript"
\end_inset
-ボタン)、数式パネルを使うこともできますが、コマンドを使用する方がより簡単です。つまり、
+ボタン),数式パネルを使うこともできますが,コマンドを使用する方がより簡単です.つまり,
\begin_inset Formula $x^{2}$
\end_inset
\begin_inset space \textvisiblespace{}
\end_inset
- と入力すればよいのです。最後の
+ と入力すればよいのです.最後の
\family sans
スペース
\family default
-で、カーソルが上付き文字の位置から数式のベースライン位置に戻ります。もし
+で,カーソルが上付き文字の位置から数式のベースライン位置に戻ります.もし
\series bold
x^2y
\series default
\begin_inset Formula $x^{2y}$
\end_inset
-になってしまいます。
+になってしまいます.
\begin_inset Formula $x^{2}y$
\end_inset
\series bold
y
\series default
- と入力して下さい。上付き文字を入力する時には、「^」で移行することができ、上付き部分から戻る際には
+ と入力して下さい.上付き文字を入力する時には,「^」で移行することができ,上付き部分から戻る際には
\family sans
スペース
\family default
-を入力します。例えば、
+を入力します.例えば,
\begin_inset Formula $x^{a}$
\end_inset
-が欲しければ、
+が欲しければ,
\series bold
x^a
\series default
\begin_inset space \textvisiblespace{}
\end_inset
- と入力します。下付き文字も同様です。
+ と入力します.下付き文字も同様です.
\begin_inset Formula $a_{1}$
\end_inset
-を得るには、
+を得るには,
\series bold
a_1
\series default
\begin_inset space \textvisiblespace{}
\end_inset
- と入力します。
+ と入力します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-分数を作るには、コマンド
+分数を作るには,コマンド
\series bold
\backslash
frac
\series default
-を使うか、
+を使うか,
\family sans
数式パネル
\family default
arg "math-insert \\frac"
\end_inset
-アイコンを使用してください。空の分数が現れて、カーソルが分数の横棒の上方に置かれます。横棒の下に移動するには
+アイコンを使用してください.空の分数が現れて,カーソルが分数の横棒の上方に置かれます.横棒の下に移動するには
\family sans
↓
\family default
-を、また元に戻るには
+を,また元に戻るには
\family sans
↑
\family default
-を押して下さい。以下の例に示されているように、分数には任意の数式要素を入れることができます。
+を押して下さい.以下の例に示されているように,分数には任意の数式要素を入れることができます.
\begin_inset Formula
\[
\left[\frac{1}{\left(\begin{array}{cc}
\end_layout
\begin_layout Standard
-根号は、数式パネルの
+根号は,数式パネルの
\begin_inset Info
type "icon"
arg "math-insert \\sqrt"
arg "math-insert \\root"
\end_inset
-ボタンか、
+ボタンか,
\series bold
\backslash
\backslash
root
\series default
-コマンドを使って作成することができます。
+コマンドを使って作成することができます.
\series bold
\backslash
root
\series default
-コマンドでは、立方根のような高次の根を生成することができますが、
+コマンドでは,立方根のような高次の根を生成することができますが,
\series bold
\backslash
sqrt
\series default
-はつねに平方根を生成します。
+はつねに平方根を生成します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_inset Formula $\int$
\end_inset
-)には、しばしば和や積分の上限・下限を書き加えることがあります。これらの上限下限は、記号の直後で上付き文字や下付き文字を入力するときと同じようにすれば入力するこ
-とができます。和記号の場合は、別行立て数式では上限は記号の上に下限は記号の下に自動的に配置され、行内数式の場合は記号の横に配置されます。つまり行内数式は
+)には,しばしば和や積分の上限・下限を書き加えることがあります.これらの上限下限は,記号の直後で上付き文字や下付き文字を入力するときと同じようにすれば入力するこ
+とができます.和記号の場合は,別行立て数式では上限は記号の上に下限は記号の下に自動的に配置され,行内数式の場合は記号の横に配置されます.つまり行内数式は
\begin_inset Formula $\sum_{n=0}^{\infty}\frac{1}{n!}=e$
\end_inset
- と表記され、別行立て数式では
+ と表記され,別行立て数式では
\begin_inset Formula
\[
\sum_{n=1}^{\infty}\frac{1}{n!}=e
\end_inset
-となります。一方、積分記号の場合は、上限下限はどちらの数式型でも積分記号の横に配置されます。全ての範囲付き演算子は、別行立てモードでは自動的に大きさが調整されま
-す。上限下限の位置は、カーソルを記号の直後に置いて、
+となります.一方,積分記号の場合は,上限下限はどちらの数式型でも積分記号の横に配置されます.全ての範囲付き演算子は,別行立てモードでは自動的に大きさが調整されま
+す.上限下限の位置は,カーソルを記号の直後に置いて,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "math-limits"
\end_inset
-と押すか、
+と押すか,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
数式\SpecialChar menuseparator
極限の表記を変更
\family default
-メニューを使えば変更することができます。
+メニューを使えば変更することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-他の数式表現にも、この「移動する上限下限」機能を持つものがあります。例えば
+他の数式表現にも,この「移動する上限下限」機能を持つものがあります.例えば
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-は、別行立てモードでは
+は,別行立てモードでは
\begin_inset Formula $x\rightarrow\infty$
\end_inset
-を記号の下に配置しますが、行内モードでは
+を記号の下に配置しますが,行内モードでは
\begin_inset Formula $\lim_{x\rightarrow\infty}f(x)$
\end_inset
- のようになります。
+ のようになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでlim関数は、関数マクロ
+ここでlim関数は,関数マクロ
\series bold
\backslash
lim
\series default
-を使って入力されたものであることに注意してください。関数マクロに関しては、第
+を使って入力されたものであることに注意してください.関数マクロに関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:関数"
\end_inset
-節を参照して下さい。
+節を参照して下さい.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式記号のほとんどは、
+数式記号のほとんどは,
\family sans
数式パネル
\family default
-にあるギリシャ文字・演算子・関係子・矢印等の各カテゴリの中に収録されています。また、アメリカ数学会(AMS: American Mathematical
- Society) が提供している記号も加えてあります。
+にあるギリシャ文字・演算子・関係子・矢印等の各カテゴリの中に収録されています.また,アメリカ数学会(AMS: American Mathematical
+ Society) が提供している記号も加えてあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
もし使いたい数式要素や記号の\SpecialChar LaTeX
-コマンドを知っているならば、数式パネルを使う必要はなく、数式に直接コマンドを入力すればよいでしょう。\SpecialChar LyX
-が、それを対応する記号や数式要素
-に変換します。
+コマンドを知っているならば,数式パネルを使う必要はなく,数式に直接コマンドを入力すればよいでしょう.\SpecialChar LyX
+が,それを対応する記号や数式要素
+に変換します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-の提供する標準的な余白取りとは異なる余白を使いたいことがあるかもしれません。この場合は、
+の提供する標準的な余白取りとは異なる余白を使いたいことがあるかもしれません.この場合は,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "command-alternatives math-space ; space-insert protected"
\end_inset
-を押すか、
+を押すか,
\family sans
数式パネル
\family default
arg "math-insert \\space"
\end_inset
-を使用してください。これは小さな空白を追加するもので、画面上には小さなマーカーが表示されます。例えば、
+を使用してください.これは小さな空白を追加するもので,画面上には小さなマーカーが表示されます.例えば,
\series bold
a Ctrl+Space b
\series default
\end_inset
-列、すなわち
+列,すなわち
\begin_inset Formula $a\,b$
\end_inset
-は、\SpecialChar LyX
+は,\SpecialChar LyX
上では
\begin_inset Graphics
filename ../clipart/SpaceMarker.png
\end_inset
-のように表示されます。空白マーカーの直後にカーソルを置いて空白をさらに何度か押すと、空白を異なる長さに変えることができます。一度空白を押す度に長さが変わります。
-負の長さを持ついくつかの空白は、\SpecialChar LyX
-上では赤色で表示されます。以下に例を二つ上げます。
+のように表示されます.空白マーカーの直後にカーソルを置いて空白をさらに何度か押すと,空白を異なる長さに変えることができます.一度空白を押す度に長さが変わります.
+負の長さを持ついくつかの空白は,\SpecialChar LyX
+上では赤色で表示されます.以下に例を二つ上げます.
\end_layout
\begin_layout Standard
arg "math-insert \\functions"
\end_inset
-ボタンの中には、
+ボタンの中には,
\begin_inset Formula $\sin$
\end_inset
\backslash
sin
\series default
-などと入力して挿入することも可能です)。通常、
+などと入力して挿入することも可能です).通常,
\begin_inset Formula $sin$
\end_inset
\begin_inset Formula $s\cdot i\cdot n$
\end_inset
-を意味することになってしまうので、数学の標準的な慣習では、混乱を避けるため関数はアップライト体で印字されます。
+を意味することになってしまうので,数学の標準的な慣習では,混乱を避けるため関数はアップライト体で印字されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、関数マクロは関数の周りに適切な余白を設定します。
+また,関数マクロは関数の周りに適切な余白を設定します.
\begin_inset Formula $a\sin x$
\end_inset
\begin_inset Formula $asinx$
\end_inset
-と入力したときとは異なります。
+と入力したときとは異なります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Formula $\lim$
\end_inset
-のようないくつかの数式オブジェクトでは、マクロが下付き文字の位置を、第
+のようないくつかの数式オブジェクトでは,マクロが下付き文字の位置を,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:範囲付き演算子"
\end_inset
-節に述べられているような方法で変更します。
+節に述べられているような方法で変更します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式中においても、通常の本文と同じ方法で、アクセントの付いた文字を挿入することができます。方法は、使用しているキーボードと
+数式中においても,通常の本文と同じ方法で,アクセントの付いた文字を挿入することができます.方法は,使用しているキーボードと
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-設定ファイルによって異なります。また、キーボードがアクセントを使うように設定されていないでも、例えば
+設定ファイルによって異なります.また,キーボードがアクセントを使うように設定されていないでも,例えば
\begin_inset Formula $\hat{a}$
\end_inset
を挿入するのに\SpecialChar LaTeX
-コマンドを使用することができます。この例では、数式中で
+コマンドを使用することができます.この例では,数式中で
\series bold
\backslash
\series bold
a
\series default
- と入力することによって作成しています。第
+ と入力することによって作成しています.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "tab:アクセント名とそれに対応するコマンド"
\end_inset
-表はアクセント名とコマンドの対照表を示しています。
+表はアクセント名とコマンドの対照表を示しています.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらのアクセントは、数式パネルの
+これらのアクセントは,数式パネルの
\family sans
上下装飾
\family default
arg "math-insert \\hat"
\end_inset
-から項目を選ぶことで選択することもできます。この方法は、数式内で選択したものなら何にでも適用することができます。
+から項目を選ぶことで選択することもできます.この方法は,数式内で選択したものなら何にでも適用することができます.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-で使える括弧には、いくつかのものがあります。ほとんどの場合、単に
+で使える括弧には,いくつかのものがあります.ほとんどの場合,単に
\family typewriter
[]{}()|<>
\family default
\end_inset
-を使うだけで十分ですが、行列や分数のような大きな数式要素の周りを括弧で囲みたい場合や、幾重もの括弧を使いたい場合には、
+を使うだけで十分ですが,行列や分数のような大きな数式要素の周りを括弧で囲みたい場合や,幾重もの括弧を使いたい場合には,
\family sans
数式パネル
\family default
arg "dialog-show mathdelimiter"
\end_inset
-を使うべきです。例えば、行列周りの括弧を作るには
+を使うべきです.例えば,行列周りの括弧を作るには
\begin_inset Formula
\[
\left[\begin{array}{cc}
\end_inset
-のようにします。下記の表現の左側は、区分記号アイコン
+のようにします.下記の表現の左側は,区分記号アイコン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "dialog-show mathdelimiter"
\end_inset
-を使用して入力したもので、右側は
+を使用して入力したもので,右側は
\family typewriter
()
\family default
-鍵を使用して入力したものです。
+鍵を使用して入力したものです.
\begin_inset Formula
\[
\frac{1}{\left(1+\left(\frac{1}{1+\left(\frac{1}{1+x}\right)}\right)\right)}\qquad\qquad\frac{1}{(1+(\frac{1}{1+(\frac{1}{1+x})}))}
\end_layout
\begin_layout Standard
-区分記号アイコンを使用すると、括弧は、中身の大きさに応じて自動的に大きさが変わります。
+区分記号アイコンを使用すると,括弧は,中身の大きさに応じて自動的に大きさが変わります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-括弧を作成するには、左側と右側に使う括弧のボタンをクリックしてください。左右対称オプションを使用すると、選択した括弧型が左右両方に使用されます。選択したものは、\SpecialChar TeX
+括弧を作成するには,左側と右側に使う括弧のボタンをクリックしてください.左右対称オプションを使用すると,選択した括弧型が左右両方に使用されます.選択したものは,\SpecialChar TeX
-コードとして表示されます。片側の括弧を無くしたい場合には、
+コードとして表示されます.片側の括弧を無くしたい場合には,
\family sans
(なし)
\family default
-を選択します。すると、\SpecialChar LyX
-上では破線が表示されますが、印刷時には何も印字されなくなります。
+を選択します.すると,\SpecialChar LyX
+上では破線が表示されますが,印刷時には何も印字されなくなります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-既存の数式要素に括弧をつけたい場合は、根号と同様に、括弧の中に入れる要素を選択状態にし、左右に適切な括弧を選んで
+既存の数式要素に括弧をつけたい場合は,根号と同様に,括弧の中に入れる要素を選択状態にし,左右に適切な括弧を選んで
\family sans
挿入
\family default
-をクリックしてください。選択した要素の周りに括弧が描かれます。最もよく使われる括弧対(両側とも丸括弧・角括弧・波括弧のもの)は、
+をクリックしてください.選択した要素の周りに括弧が描かれます.最もよく使われる括弧対(両側とも丸括弧・角括弧・波括弧のもの)は,
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-を使用して、素早く入力することができます。例えば、両側を伸縮可能な丸括弧にするには、括弧をつける対象を選択して
+を使用して,素早く入力することができます.例えば,両側を伸縮可能な丸括弧にするには,括弧をつける対象を選択して
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "math-delim ( )"
\end_inset
-を打鍵してください。
+を打鍵してください.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-では、行列は数式パネルの行列ボタン
+では,行列は数式パネルの行列ボタン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "dialog-show mathmatrix"
\end_inset
-を使用して入力します。これを押すとダイアログが表示されますので、行数と列数を指定してください。以下が作例です。
+を使用して入力します.これを押すとダイアログが表示されますので,行数と列数を指定してください.以下が作例です.
\begin_inset Formula
\[
\left(\begin{array}{ccc}
\end_inset
-括弧は自動ではつきませんので、第
+括弧は自動ではつきませんので,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:括弧と区分記号"
\end_inset
-節で述べられている方法でつけてください。行列を作成する際には、各列を左揃えにするか、右揃えにするか、中央揃えにするかを指定することができます。この配置は、
+節で述べられている方法でつけてください.行列を作成する際には,各列を左揃えにするか,右揃えにするか,中央揃えにするかを指定することができます.この配置は,
\family sans
水平
\family default
\family sans
r
\family default
-」の各文字を入力することで指定できます。\SpecialChar LyX
+」の各文字を入力することで指定できます.\SpecialChar LyX
の既定値は各列とも「
\family sans
c
\family default
-」になっています。例えば、「
+」になっています.例えば,「
\family sans
lrc
\family default
-」という文字列を入れると、各文字がそれぞれの列に対応するので、第1列を左揃え、第2列を中央揃え、第3列の右揃えにすることになります。この出力は以下のようになりま
-す。
+」という文字列を入れると,各文字がそれぞれの列に対応するので,第1列を左揃え,第2列を中央揃え,第3列の右揃えにすることになります.この出力は以下のようになりま
+す.
\begin_inset Formula
\[
\begin{array}{lcr}
\end_layout
\begin_layout Standard
-既存の行列に行を追加するには、カーソルを行列内に置いて
+既存の行列に行を追加するには,カーソルを行列内に置いて
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "newline-insert newline"
\end_inset
-を押してください。列の追加や削除は
+を押してください.列の追加や削除は
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
数式
\family default
-メニューか数式ツールバーを使用してください。
+メニューか数式ツールバーを使用してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式には、他にも場合分けのような配列を使用することができます。これは、
+数式には,他にも場合分けのような配列を使用することができます.これは,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
数式\SpecialChar menuseparator
\backslash
cases
\series default
-コマンドで作成することができます。以下がその例です。
+コマンドで作成することができます.以下がその例です.
\begin_inset Formula
\[
f(x)=\begin{cases}
\begin_inset VSpace bigskip
\end_inset
-多行数式は、数式内で
+多行数式は,数式内で
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "newline-insert newline"
\end_inset
-を押すことで作成することができます。空の数式では、各列を表す3つの青い枠が表示されます。空でない数式内で
+を押すことで作成することができます.空の数式では,各列を表す3つの青い枠が表示されます.空でない数式内で
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "newline-insert newline"
\end_inset
-を押すと、関係子(等号「=」など)の前の部分は自動的に第1列に入れられ、関係子が第2列、残りが第3列に入れられます。新規の行は、さらに
+を押すと,関係子(等号「=」など)の前の部分は自動的に第1列に入れられ,関係子が第2列,残りが第3列に入れられます.新規の行は,さらに
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "newline-insert newline"
\end_inset
-を押すたびに追加されます。多行数式は、つねに別行立てです。以下がその例です。
+を押すたびに追加されます.多行数式は,つねに別行立てです.以下がその例です.
\begin_inset Formula
\begin{eqnarray}
a^{2} & = & (b^{2}+c^{2})(b^{2}-c^{2})\nonumber \\
\end_inset
-中央の列は関係子用にデザインされていますので、この列の要素は、以下のように少し小さい大きさで印字されることに注意してください。
+中央の列は関係子用にデザインされていますので,この列の要素は,以下のように少し小さい大きさで印字されることに注意してください.
\begin_inset Formula
\begin{eqnarray*}
\frac{A}{B} & \frac{A}{B} & \frac{A}{B}
\family typewriter
eqnarray
\family default
-と呼ばれるものです。例えば、
+と呼ばれるものです.例えば,
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand eqref
reference "eq:asquared"
\end_inset
-式よりも美しい行間が欲しい場合など、状況によっては、より適した複数行型が他にあります。他の型に関しては、第
+式よりも美しい行間が欲しい場合など,状況によっては,より適した複数行型が他にあります.他の型に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:AMS数式型"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式に番号をつけるには、数式内にカーソルを置いて、
+数式に番号をつけるには,数式内にカーソルを置いて,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
数式\SpecialChar menuseparator
数式全体を付番
\family default
-メニューか、
+メニューか,
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
arg "math-number-toggle"
\end_inset
-を使用してください。数式番号は、\SpecialChar LyX
-中では括弧付きで表示されます。表示されている番号は一時的なもので、出力が生成されるときには別の番号になる可能性があります。出力に
-おける数式番号の配置と形式は、文書クラスに依存します。この文書では、数式番号は、章番号とともに、ピリオドのあとに印字されます。
+を使用してください.数式番号は,\SpecialChar LyX
+中では括弧付きで表示されます.表示されている番号は一時的なもので,出力が生成されるときには別の番号になる可能性があります.出力に
+おける数式番号の配置と形式は,文書クラスに依存します.この文書では,数式番号は,章番号とともに,ピリオドのあとに印字されます.
\begin_inset Formula
\begin{equation}
1+1=2.
arg "math-number-toggle"
\end_inset
-と押すと、番号を消すことができます。番号付けは別行立て数式でしかできません。
+と押すと,番号を消すことができます.番号付けは別行立て数式でしかできません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-多行数式では、行ごとに番号をつけることができます。
+多行数式では,行ごとに番号をつけることができます.
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
数式\SpecialChar menuseparator
arg "math-number-line-toggle"
\end_inset
-を使用すると、以下のように、カーソルがある行の番号だけを付けたり消したりすることができます。
+を使用すると,以下のように,カーソルがある行の番号だけを付けたり消したりすることができます.
\begin_inset Formula
\begin{eqnarray}
1 & = & 3-2\\
\end_inset
-全てに行に番号をつけるには、
+全てに行に番号をつけるには,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "math-number-toggle"
\end_inset
-を使用します。
+を使用します.
\begin_inset VSpace bigskip
\end_inset
-別行立て数式の番号はすべて、ラベルを使って参照することができます。ラベルは、カーソルが数式内にあるときに、
+別行立て数式の番号はすべて,ラベルを使って参照することができます.ラベルは,カーソルが数式内にあるときに,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
ラベル
arg "label-insert"
\end_inset
-)、ラベルを入力するダイアログが開きますので、そこで挿入することができます。このとき、ラベルの冒頭部を表示のとおり「
+),ラベルを入力するダイアログが開きますので,そこで挿入することができます.このとき,ラベルの冒頭部を表示のとおり「
\family sans
eq:
\family default
-」にしておく方が、文書内にたくさんのラベルがあふれてしまったときにラベル型を判別する助けとなるので、望ましいでしょう。以下の例では、第2行に「eq:tanhEx
-p」というラベルをつけています。
+」にしておく方が,文書内にたくさんのラベルがあふれてしまったときにラベル型を判別する助けとなるので,望ましいでしょう.以下の例では,第2行に「eq:tanhEx
+p」というラベルをつけています.
\begin_inset Formula
\begin{eqnarray}
\tanh(x) & = & \frac{\sinh(x)}{\cosh(x)}\nonumber \\
\end_inset
-ラベル行はすべて自動的に付番されますので、\SpecialChar LyX
-中では、ラベルは数式番号の場所に位置取りを示す「#」で表示されます。ラベルのついた数式は、
+ラベル行はすべて自動的に付番されますので,\SpecialChar LyX
+中では,ラベルは数式番号の場所に位置取りを示す「#」で表示されます.ラベルのついた数式は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
相互参照
arg "dialog-show-new-inset ref"
\end_inset
-)、参照したいラベルを選択するダイアログが現れますので、これを使って参照することができます。参照は、以下のように、\SpecialChar LyX
-中では灰色の相互参照ボックスとして表示され、出
-力では数式番号が出力されます。
+),参照したいラベルを選択するダイアログが現れますので,これを使って参照することができます.参照は,以下のように,\SpecialChar LyX
+中では灰色の相互参照ボックスとして表示され,出
+力では数式番号が出力されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-)式の相互参照です。
+)式の相互参照です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-の相互参照ボックスの設定については、第
+の相互参照ボックスの設定については,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:相互参照"
\end_inset
-節に説明があります。ラベルを削除するには、ラベル付きの数式の終端にカーソルを置き、
+節に説明があります.ラベルを削除するには,ラベル付きの数式の終端にカーソルを置き,
\family sans
Del
\family default
-を打鍵してください。
+を打鍵してください.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-では、数式用に自前のマクロを定義することができるので、同じ形の数式が文書中に何度も現れるときには、たいへん便利です。数式マクロは、取扱説明書『
+では,数式用に自前のマクロを定義することができるので,同じ形の数式が文書中に何度も現れるときには,たいへん便利です.数式マクロは,取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
\emph on
数式マクロ
\emph default
-」の節に説明があります。
+」の節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-文字の標準フォントはイタリック体であり、数字の標準フォントはローマン体です。数式中でフォントを指定するには、数式パネルの
+文字の標準フォントはイタリック体であり,数字の標準フォントはローマン体です.数式中でフォントを指定するには,数式パネルの
\begin_inset Info
type "icon"
arg "math-insert \\font"
\end_inset
-ボタンを使用するか、第
+ボタンを使用するか,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "tab:書体とそれに対応するコマンド"
\end_inset
-表に掲げてあるコマンドを直接入力してください。
+表に掲げてあるコマンドを直接入力してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
Calligraphic体
\family default
-では、大文字しか印字できないことに注意してください。
+では,大文字しか印字できないことに注意してください.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-書体を指定すると、青い枠が数式中に表示されます。この枠中の文字はすべて、指定した書体で印字されます。枠中で
+書体を指定すると,青い枠が数式中に表示されます.この枠中の文字はすべて,指定した書体で印字されます.枠中で
\family sans
スペース
\family default
-を押すとカーソルが枠外に出てしまうので、枠中で空白が欲しい場合には、保護された空白を使用しなくてはなりません。以下は、自然数の集合を表すのに
+を押すとカーソルが枠外に出てしまうので,枠中で空白が欲しい場合には,保護された空白を使用しなくてはなりません.以下は,自然数の集合を表すのに
\family sans
Blackboard体
\family default
-の「N」が使用されている例です。
+の「N」が使用されている例です.
\begin_inset Formula
\[
f(x)=\sqrt{x}\;;\;x\in\mathbb{N}
\end_layout
\begin_layout Standard
-書体は入れ子にすることが可能ですが、混乱の元になることがあります。例えば
+書体は入れ子にすることが可能ですが,混乱の元になることがあります.例えば
\begin_inset Formula $\mathtt{abc\mathfrak{d}e}$
\end_inset
-のように、
+のように,
\family sans
タイプライタ体
\family default
\family sans
Fraktur体
\family default
-の文字を入れることは可能ですが、この機能は使用しない方が望ましいでしょう。
+の文字を入れることは可能ですが,この機能は使用しない方が望ましいでしょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Formula $\mathfrak{abc\delta e}$
\end_inset
-に見られるように、ギリシャ文字には効力がありません。またギリシャ文字を太字にするには、
+に見られるように,ギリシャ文字には効力がありません.またギリシャ文字を太字にするには,
\series bold
\backslash
boldsymbol
\series default
-コマンドのみが有効です。これは、他の書体コマンドと同様に動作します。例:
+コマンドのみが有効です.これは,他の書体コマンドと同様に動作します.例:
\begin_inset Formula $\alpha\beta\gamma\boldsymbol{\alpha\beta\gamma}$
\end_inset
-。
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
\backslash
boldsymbol
\series default
-コマンドは、すべての記号や文字・数字に有効です。
+コマンドは,すべての記号や文字・数字に有効です.
\end_layout
\begin_layout Standard
数式\SpecialChar menuseparator
文字様式
\family default
-メニューから、多くのフォント・オプションが利用できます。
+メニューから,多くのフォント・オプションが利用できます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-書体は、いくつかの文字をある特定のフォントにするには便利ですが、文章を入れるには向いていません。比較的長い文章を入力するには、
+書体は,いくつかの文字をある特定のフォントにするには便利ですが,文章を入れるには向いていません.比較的長い文章を入力するには,
\family sans
数式パネル
\family default
\family sans
標準テキストモード
\family default
-」(あるいを選択して得られる、数式内文章を使用してください。\SpecialChar LyX
-内では、数式内文章は、青色ではなく黒色で表示されます。数式内文章では、通常の本文と同様に空白やアクセ
-ントが使用できます。以下の例をご覧ください。
+」(あるいを選択して得られる,数式内文章を使用してください.\SpecialChar LyX
+内では,数式内文章は,青色ではなく黒色で表示されます.数式内文章では,通常の本文と同様に空白やアクセ
+ントが使用できます.以下の例をご覧ください.
\begin_inset Formula
\[
f(x)=\begin{cases}
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式モードで使用されるフォントには、4つのフォント形式(相対寸法)がありますが、ほとんどの状況下で、これらは自動的に選択されます。これらのフォント形式は、それぞ
+数式モードで使用されるフォントには,4つのフォント形式(相対寸法)がありますが,ほとんどの状況下で,これらは自動的に選択されます.これらのフォント形式は,それぞ
れ
\family sans
textstyle
\family sans
scriptscriptstyle
\family default
-と呼ばれています。
+と呼ばれています.
\family sans
textstyle
\family default
\family sans
displaystyle
\family default
-においては、ほとんどの文字が同じ大きさですが、関数・下付き文字・上付き文字などは
+においては,ほとんどの文字が同じ大きさですが,関数・下付き文字・上付き文字などは
\family sans
displaystyle
\family default
-の方が大きくなっています。状況に応じて伸縮するいくつかの演算子を除くすべての文字は、\SpecialChar LaTeX
-が適切と判断する形式に設定されます。これらの設定は、数式パネルボタン
+の方が大きくなっています.状況に応じて伸縮するいくつかの演算子を除くすべての文字は,\SpecialChar LaTeX
+が適切と判断する形式に設定されます.これらの設定は,数式パネルボタン
\family sans
\begin_inset Info
\family default
-を使用することで上書きすることができます。選択した寸法用の枠が生成されるので、その中に数式要素を入力します。例えば、通常
+を使用することで上書きすることができます.選択した寸法用の枠が生成されるので,その中に数式要素を入力します.例えば,通常
\family sans
textstyle
\family default
\begin_inset Formula $\frac{1}{2}$
\end_inset
-を、
+を,
\family sans
displaystyle
\family default
\begin_inset Formula ${\displaystyle \frac{1}{2}}$
\end_inset
-と表示するように設定することができます。4つの形式の例を以下に挙げます。
+と表示するように設定することができます.4つの形式の例を以下に挙げます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらの数式モードのフォント寸法は、すべて相対的なものです。すなわち、数式挿入枠全体が、
+これらの数式モードのフォント寸法は,すべて相対的なものです.すなわち,数式挿入枠全体が,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
文字様式
\family default
-メニューを使用して特定の寸法に変更されると、数式中のすべての大きさのフォントが、この寸法を基準にして調整されます。同じように、文書全体の基本フォント寸法が変更さ
-れれば、すべてのフォントがこれに応じて調整されます。以下は、「極大」フォント寸法の中に挿入された数式の例です。
+メニューを使用して特定の寸法に変更されると,数式中のすべての大きさのフォントが,この寸法を基準にして調整されます.同じように,文書全体の基本フォント寸法が変更さ
+れれば,すべてのフォントがこれに応じて調整されます.以下は,「極大」フォント寸法の中に挿入された数式の例です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、アメリカ数学会(AMS: The American Mathematical Society )の提供するパッケージをサポートしています。
+は,アメリカ数学会(AMS: The American Mathematical Society )の提供するパッケージをサポートしています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
mathパッケージを使う
\family default
-チェックボックスを選択状態にすると、AMSパッケージが文書にインクルードされ、その機能が有効になります。AMSは、多くの数式要素に必要とされているので、数式部で\SpecialChar LaTeX
+チェックボックスを選択状態にすると,AMSパッケージが文書にインクルードされ,その機能が有効になります.AMSは,多くの数式要素に必要とされているので,数式部で\SpecialChar LaTeX
-エラーが出る場合には、AMSが有効になっていることを確認してください。
+エラーが出る場合には,AMSが有効になっていることを確認してください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
AMS-\SpecialChar LaTeX
-は、数式型を複数提供しています。\SpecialChar LyX
-では、
+は,数式型を複数提供しています.\SpecialChar LyX
+では,
\family typewriter
align
\family default
\family typewriter
multline
\family default
-を選択することができるようになっていますこれらの数式型の説明に関しては、AMSの取扱説明書をご参照ください
+を選択することができるようになっていますこれらの数式型の説明に関しては,AMSの取扱説明書をご参照ください
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "AMS"
\end_inset
-。
+.
\end_layout
\begin_layout Chapter
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-の強みの一つは、強力な相互参照機能です。文書中のすべての節・フロート・脚註・数式・箇条書きを参照することが可能です。文書の一部を参照するには、文書にラベルを挿入
-しなくてはなりません。ラベルは、参照位置を固定するとともに、参照用の名前をつけるのに使われます。例として、以下の箇条書きの第2項目を参照したいものとしましょう。
+の強みの一つは,強力な相互参照機能です.文書中のすべての節・フロート・脚註・数式・箇条書きを参照することが可能です.文書の一部を参照するには,文書にラベルを挿入
+しなくてはなりません.ラベルは,参照位置を固定するとともに,参照用の名前をつけるのに使われます.例として,以下の箇条書きの第2項目を参照したいものとしましょう.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_layout
\begin_layout Standard
-まず、挿入ラベルメニューを使うかツールバーボタン
+まず,挿入ラベルメニューを使うかツールバーボタン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "label-insert"
\end_inset
-を押して、第2項目にラベルを挿入します。
+を押して,第2項目にラベルを挿入します.
\begin_inset Graphics
filename clipart/label.png
scale 85
\end_inset
-のような灰色のラベル枠が挿入され、ラベルウィンドウがポップアップして、ラベル用文字列を入力するように促します。\SpecialChar LyX
-は、項目の最初の単語に前置詞をつけたもの、ここでは
+のような灰色のラベル枠が挿入され,ラベルウィンドウがポップアップして,ラベル用文字列を入力するように促します.\SpecialChar LyX
+は,項目の最初の単語に前置詞をつけたもの,ここでは
「
\family sans
enu:第2項目
\family default
-」を文字列の候補として表示します。ここで前置詞「
+」を文字列の候補として表示します.ここで前置詞「
\family sans
enu:
\family default
-」は、「enumerate(連番箇条書き)」を表します。前置詞は、ラベルが挿入される文書内の場所によって異なるものが付き、例えばラベルを節見出しに挿入すると、前
+」は,「enumerate(連番箇条書き)」を表します.前置詞は,ラベルが挿入される文書内の場所によって異なるものが付き,例えばラベルを節見出しに挿入すると,前
置詞はsection(節)の「
\family sans
sec:
\family default
-」となります。
+」となります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-項目を参照するには、
+項目を参照するには,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
相互参照
arg "dialog-show-new-inset ref"
\end_inset
-を使用して、そのラベル名を参照してください。
+を使用して,そのラベル名を参照してください.
\begin_inset Graphics
filename clipart/reference.png
scale 85
\end_inset
-のような灰色の枠が挿入され、相互参照ウィンドウが現れて文書内のすべてのラベルが表示されます。見やすくラベルをアルファベット順に整列するなどして、「
+のような灰色の枠が挿入され,相互参照ウィンドウが現れて文書内のすべてのラベルが表示されます.見やすくラベルをアルファベット順に整列するなどして,「
\family sans
enu:第2項目
\family default
-」という項目を見つけ選択してください。出力では、相互参照枠の位置に項目番号が印字されます。
+」という項目を見つけ選択してください.出力では,相互参照枠の位置に項目番号が印字されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
挿入\SpecialChar menuseparator
相互参照
\family default
-の代わりに、ラベルをクリックすると現れるコンテクストメニューにある
+の代わりに,ラベルをクリックすると現れるコンテクストメニューにある
\family sans
参照としてコピー
\family default
-を使うこともできます。すると、このラベルに対する相互参照がクリップボードにコピーされるので、
+を使うこともできます.すると,このラベルに対する相互参照がクリップボードにコピーされるので,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
貼り付け
arg "paste"
\end_inset
-)メニューを使って、現在のカーソル位置に貼り付けることができます。
+)メニューを使って,現在のカーソル位置に貼り付けることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-英文などの場合は、改行が汚くなるのを防ぐため、相互参照名とその前の単語とのあいだには保護された空白
+英文などの場合は,改行が汚くなるのを防ぐため,相互参照名とその前の単語とのあいだには保護された空白
\begin_inset Foot
status collapsed
\end_inset
-節に説明されています。
+節に説明されています.
\end_layout
\end_inset
-を用いることを推奨します。
+を用いることを推奨します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-相互参照には、以下の6つの種類があります。
+相互参照には,以下の6つの種類があります.
\end_layout
\begin_layout Description
-<参照> フロート番号を印字します。これが既定値です。(例)
+<参照> フロート番号を印字します.これが既定値です.(例)
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "fig:歪められた二つの像"
\end_layout
\begin_layout Description
-(<参照>) フロート番号をかっこの中に印字します。これは通常、数式を参照するのに使われる形式で、特に参照接頭辞「式」を省略するときに使われます。(例)
+(<参照>) フロート番号をかっこの中に印字します.これは通常,数式を参照するのに使われる形式で,特に参照接頭辞「式」を省略するときに使われます.(例)
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand eqref
reference "fig:歪められた二つの像"
\end_layout
\begin_layout Description
-<参照ページ> ページ番号を印字します。(例)
+<参照ページ> ページ番号を印字します.(例)
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand pageref
reference "fig:歪められた二つの像"
\begin_inset space ~
\end_inset
-<参照ページ> 「on page」という文とページ番号を出力します。(例)
+<参照ページ> 「on page」という文とページ番号を出力します.(例)
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand vpageref
reference "fig:歪められた二つの像"
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-ラベルが同じページにある場合は、「on this page」と出力し、ラベルが両面文書の見開きにある場合には、「on the facing page」と出力しま
-す。見開きにない前のページにラベルがあるときは、「on the previous page」と出力し、見開きにない次のページにラベルがあるときは、「on
- the next page」と出力します。出力される文の言葉遣いは、使用する文書クラスに依存します。
+ラベルが同じページにある場合は,「on this page」と出力し,ラベルが両面文書の見開きにある場合には,「on the facing page」と出力しま
+す.見開きにない前のページにラベルがあるときは,「on the previous page」と出力し,見開きにない次のページにラベルがあるときは,「on
+ the next page」と出力します.出力される文の言葉遣いは,使用する文書クラスに依存します.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-<参照ページ> フロート番号、「on page」という文、ページ番号の順に印字します。(例)
+<参照ページ> フロート番号,「on page」という文,ページ番号の順に印字します.(例)
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand vref
reference "fig:歪められた二つの像"
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-ラベルが同じページにあるときは、本書式は
+ラベルが同じページにあるときは,本書式は
\family sans
\series bold
<参照>
\family default
\series default
-と出力しますが、そうでない時には、
+と出力しますが,そうでない時には,
\family sans
\series bold
on page <ページ>
\family default
\series default
-のように出力します。
+のように出力します.
\end_layout
\begin_layout Description
-整形参照 自己定義の相互参照形式で印字します。
+整形参照 自己定義の相互参照形式で印字します.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\series bold
【註】
\series default
-この機能は、\SpecialChar LaTeX
+この機能は,\SpecialChar LaTeX
パッケージの
\series bold
prettyref
\end_inset
-が導入されているときのみ、使用できます。
+が導入されているときのみ,使用できます.
\end_layout
\end_inset
\family sans
相互参照に(prettyrefではなく)refstyleを使用
\family default
-オプションを使えば、この機能に使用する\SpecialChar LaTeX
-パッケージを変更することができます。既定では
+オプションを使えば,この機能に使用する\SpecialChar LaTeX
+パッケージを変更することができます.既定では
\series bold
refstyle
\series default
-パッケージが使われており、
+パッケージが使われており,
\series bold
prettyref
\series default
-は英語しかサポートしないので、こちらの方が望ましい設定になっています。書式は、文書の\SpecialChar LaTeX
-プリアンブルで、
+は英語しかサポートしないので,こちらの方が望ましい設定になっています.書式は,文書の\SpecialChar LaTeX
+プリアンブルで,
\series bold
\backslash
\series bold
refstyle
\series default
-の場合)コマンドを使用して指定することができます。例えば、図への参照(ラベル接頭辞
+の場合)コマンドを使用して指定することができます.例えば,図への参照(ラベル接頭辞
\family sans
\begin_inset Quotes erd
\family default
-を持つもの)を全て変更するには、
+を持つもの)を全て変更するには,
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-のようなコマンドを使うことができます。書式についての詳細は、パッケージ取扱説明書
+のようなコマンドを使うことができます.書式についての詳細は,パッケージ取扱説明書
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "prettyref,refstyle"
\end_inset
-をご覧ください。
+をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-のように参照のキャプションを印字します。
+のように参照のキャプションを印字します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書中参照されている部分の出力における参照番号と参照ページ番号は、\SpecialChar LaTeX
-が自動的に計算します。参照の種類は、相互参照枠をクリックすると出てくる相互参照ウィンドウの
+文書中参照されている部分の出力における参照番号と参照ページ番号は,\SpecialChar LaTeX
+が自動的に計算します.参照の種類は,相互参照枠をクリックすると出てくる相互参照ウィンドウの
\family sans
形式
\family default
-フィールドで指定することができます。
+フィールドで指定することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、
+また,
\family sans
<参照ページ>
\family default
-形式は、いつでも使用することができますが、
+形式は,いつでも使用することができますが,
\family sans
<参照>
\family default
-形式は、文書中の付番されている部分でしか使用することができません。
+形式は,文書中の付番されている部分でしか使用することができません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-節を参照したい場合には、ラベルは節見出しの中に置き、フロートを参照したいときには、ラベルをキャプションの中に置いてください。脚註の場合は、ラベルは脚註中どこにお
-いても構いません。数式の参照は、第
+節を参照したい場合には,ラベルは節見出しの中に置き,フロートを参照したいときには,ラベルをキャプションの中に置いてください.脚註の場合は,ラベルは脚註中どこにお
+いても構いません.数式の参照は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:数式番号と参照"
\end_inset
-節に説明されています。
+節に説明されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
ラベルに移動
\family default
-ボタンは、カーソルを参照されているラベルの直前に移動します。すると、ボタンの文が
+ボタンは,カーソルを参照されているラベルの直前に移動します.すると,ボタンの文が
\family sans
戻る
\family default
-に変わりますので、相互参照部にカーソルを戻したいときには、それを使うことができます。相互参照枠を右クリックすることによっても、カーソルを参照されているラベルの直
-前に持っていくことができ、ツールバーボタンの
+に変わりますので,相互参照部にカーソルを戻したいときには,それを使うことができます.相互参照枠を右クリックすることによっても,カーソルを参照されているラベルの直
+前に持っていくことができ,ツールバーボタンの
\begin_inset Info
type "icon"
arg "bookmark-goto 0"
\end_inset
-を押すと戻ることができます。。
+を押すと戻ることができます..
\end_layout
\begin_layout Standard
-ラベルを変更したいときは、いつでもラベル枠をクリックすることで変更することができます。変更されたラベルへの参照は、自動的にリンクを新しいラベル文に変更しますので
-、この点を気にかける必要はありません。
+ラベルを変更したいときは,いつでもラベル枠をクリックすることで変更することができます.変更されたラベルへの参照は,自動的にリンクを新しいラベル文に変更しますので
+,この点を気にかける必要はありません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-相互参照が、存在しないラベルを参照しているときには、\SpecialChar LyX
-中の相互参照ラベルに「破損」と表示される一方、出力では、参照の代わりに二つのクエスチョンマークが印字されます
-。
+相互参照が,存在しないラベルを参照しているときには,\SpecialChar LyX
+中の相互参照ラベルに「破損」と表示される一方,出力では,参照の代わりに二つのクエスチョンマークが印字されます
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
-相互参照に関しては、取扱説明書『
+相互参照に関しては,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
フロートの参照
\emph default
-」の章に詳述されています。
+」の章に詳述されています.
\end_layout
\begin_layout Section
一覧/目次\SpecialChar menuseparator
目次
\family default
-メニューで挿入することができ、\SpecialChar LyX
-中では灰色の枠として表示されます。枠をクリックすると文書構造ウィンドウが開かれて、目次項目が文書構造として表示され、各節を文書内で
-移動したり再配置したりすることができるようになります。したがって、この操作は第
+メニューで挿入することができ,\SpecialChar LyX
+中では灰色の枠として表示されます.枠をクリックすると文書構造ウィンドウが開かれて,目次項目が文書構造として表示され,各節を文書内で
+移動したり再配置したりすることができるようになります.したがって,この操作は第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:文書構造"
表示\SpecialChar menuseparator
文書構造面
\family default
-メニューの代わりとして使えます。
+メニューの代わりとして使えます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-目次は、出力文書においては、自動的にすべての付番された節を列挙します。第
+目次は,出力文書においては,自動的にすべての付番された節を列挙します.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:見出しの短縮形"
\end_inset
-節に述べたように、節見出しに短縮タイトルを宣言した場合、目次中では、それが節見出しの代わりに使用されます。第
+節に述べたように,節見出しに短縮タイトルを宣言した場合,目次中では,それが節見出しの代わりに使用されます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:番号の付け方-深度"
\end_inset
-節に、目次中にどの深さの節見出しまで載せるかを調整する方法が挙げてあります。付番されていない節は、目次には載せられません。
+節に,目次中にどの深さの節見出しまで載せるかを調整する方法が挙げてあります.付番されていない節は,目次には載せられません.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-図・表・プログラムリスト・アルゴリズム一覧は目次によく似ています。これらは、
+図・表・プログラムリスト・アルゴリズム一覧は目次によく似ています.これらは,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
一覧/目次
\family default
-従属メニューを使って挿入することができます。一覧項目は、フロートキャプションとフロート番号になります。
+従属メニューを使って挿入することができます.一覧項目は,フロートキャプションとフロート番号になります.
\end_layout
\begin_layout Section
挿入\SpecialChar menuseparator
URL
\family default
-メニューを使えば、ウェブページや電子メールアドレスへのリンクを挿入することができます。
+メニューを使えば,ウェブページや電子メールアドレスへのリンクを挿入することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-右がURLの例です。(例)\SpecialChar LyX
+右がURLの例です.(例)\SpecialChar LyX
のホームページは
\begin_inset Flex URL
status open
\end_inset
-です。
+です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family typewriter
タイプライタ体
\family default
-で表示され、リンク文の形式を変更することはできません。URL文の形式を指定したい場合には、次節に説明するハイパーリンクを使用してください。
+で表示され,リンク文の形式を変更することはできません.URL文の形式を指定したい場合には,次節に説明するハイパーリンクを使用してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-URLはバックスラッシュで終わってはなりません。さもないと、\SpecialChar LaTeX
-エラーになります。
+URLはバックスラッシュで終わってはなりません.さもないと,\SpecialChar LaTeX
+エラーになります.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-ハイパーリンクは、
+ハイパーリンクは,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
ハイパーリンク
\family default
-メニューか、ツールバーボタン
+メニューか,ツールバーボタン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "href-insert"
\end_inset
-で挿入することができます。現れるダイアログには、ターゲットと名前の二つのフィールドがあります。名前は、ハイパーリンクに印字される文です。ハイパーリンク型は、
+で挿入することができます.現れるダイアログには,ターゲットと名前の二つのフィールドがあります.名前は,ハイパーリンクに印字される文です.ハイパーリンク型は,
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
name "LyXのホームページ"
\end_inset
-のようなウェブリンク型か、
+のようなウェブリンク型か,
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
name "Lyx-docsメーリングリスト"
\end_inset
-のような電子メールリンク型か、ファイルへのリンクのいずれかです。
+のような電子メールリンク型か,ファイルへのリンクのいずれかです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ウェブリンクを挿入する際に、ハイパーリンクを通じてアプリケーションを起動するようにすることができます。この場合は、リンクターゲットに「
+ウェブリンクを挿入する際に,ハイパーリンクを通じてアプリケーションを起動するようにすることができます.この場合は,リンクターゲットに「
\family sans
run:
\family default
-」という前置詞を加えてください。
+」という前置詞を加えてください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-PDF出力において、ハイパーリンクは必要ならば自動的にハイフンで区切られ、DVI出力とPDF出力ではクリック可能になります。リンク文の形式を設定するには、ハイパ
-ーリンク挿入枠を選択した状態にして、文字様式ダイアログを使用してください。以下は、ボールド・サンセリフ体のハイパーリンクです。(例)
+PDF出力において,ハイパーリンクは必要ならば自動的にハイフンで区切られ,DVI出力とPDF出力ではクリック可能になります.リンク文の形式を設定するには,ハイパ
+ーリンク挿入枠を選択した状態にして,文字様式ダイアログを使用してください.以下は,ボールド・サンセリフ体のハイパーリンクです.(例)
\family sans
\series bold
\family sans
色付きリンク
\family default
-オプションが有効になっていれば、リンク文の色を変更することができます。例えば、この文書においてリンク文は、
+オプションが有効になっていれば,リンク文の色を変更することができます.例えば,この文書においてリンク文は,
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\family sans
追加オプション
\family default
-フィールドで指定することによって、青色に設定されています。
+フィールドで指定することによって,青色に設定されています.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-付録は、
+付録は,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
ここから付録を開始
\family default
-メニューで作ることができます。このメニューは、現在のカーソルのある文書位置から最後までを付録領域として指定します。この領域は、赤い枠線で表示されます。
+メニューで作ることができます.このメニューは,現在のカーソルのある文書位置から最後までを付録領域として指定します.この領域は,赤い枠線で表示されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-付録領域内のすべての章(あるいは節)は、付録として扱われ、大文字のラテン文字で付番されます。付録の小節は、この章番号の後にピリオドと小節番号をつけて表示されます
-。すべての付録の節は、通常の節と同様に相互参照をすることができます。
+付録領域内のすべての章(あるいは節)は,付録として扱われ,大文字のラテン文字で付番されます.付録の小節は,この章番号の後にピリオドと小節番号をつけて表示されます
+.すべての付録の節は,通常の節と同様に相互参照をすることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-、付録
+,付録
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:書き出し"
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-文書で書誌情報を生成するには、二つの方法があります。次小節で説明するように文献データベース
+文書で書誌情報を生成するには,二つの方法があります.次小節で説明するように文献データベース
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
「Bib\SpecialChar TeX
-データベース」として知られています。
+データベース」として知られています.
\end_layout
\end_inset
-をインクルードするか、第
+をインクルードするか,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:書誌情報環境"
\family sans
書誌情報
\family default
-段落環境を使用して、手動で書誌情報を挿入するかです。この文書で使用されているような連番による引用以外、例えば著者・発行年による引用などを用いたい場合は、文献デー
-タベースを使用しなくてはなりません。
+段落環境を使用して,手動で書誌情報を挿入するかです.この文書で使用されているような連番による引用以外,例えば著者・発行年による引用などを用いたい場合は,文献デー
+タベースを使用しなくてはなりません.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\family sans
書誌情報
\family default
-環境では、すべての段落のはじめに、番号のついた灰色の書誌情報枠がついています。これをクリックすると、ダイアログが開いて、
+環境では,すべての段落のはじめに,番号のついた灰色の書誌情報枠がついています.これをクリックすると,ダイアログが開いて,
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\family sans
ラベル
\family default
-を入力することができるようになります。 鍵は、この文献項目を参照するのに使うシンボリック名です。例えば、この文書の書誌情報の二つめの項目は\SpecialChar LaTeX
-に関する書籍ですが、本
-文書ではこの書籍の鍵として、その題名を縮めた「latexcompanion」を使っています。
+を入力することができるようになります. 鍵は,この文献項目を参照するのに使うシンボリック名です.例えば,この文書の書誌情報の二つめの項目は\SpecialChar LaTeX
+に関する書籍ですが,本
+文書ではこの書籍の鍵として,その題名を縮めた「latexcompanion」を使っています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文献項目の鍵は、
+文献項目の鍵は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
文献引用
arg "dialog-show-new-inset citation"
\end_inset
-を使用して、参照することができます。こうすると引用参照枠が挿入されて、文献引用ウィンドウが開くので、選択できる鍵の一覧から一つ以上の鍵を選択します。挿入された引
-用参照枠には、その参照鍵が表示されます。この枠を再度クリックすると、文献引用ウィンドウが開いて、参照先を変更できるようになります。
+を使用して,参照することができます.こうすると引用参照枠が挿入されて,文献引用ウィンドウが開くので,選択できる鍵の一覧から一つ以上の鍵を選択します.挿入された引
+用参照枠には,その参照鍵が表示されます.この枠を再度クリックすると,文献引用ウィンドウが開いて,参照先を変更できるようになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-引用参照は、出力では角括弧に囲まれた文献項目番号として印字されます。もし項目に
+引用参照は,出力では角括弧に囲まれた文献項目番号として印字されます.もし項目に
\family sans
ラベル
\family default
-が設定してあると、番号の代わりにラベルが印字されます。以下の二つの例は、最初がラベルなし、二番目が「謝辞」というラベル付きです。
+が設定してあると,番号の代わりにラベルが印字されます.以下の二つの例は,最初がラベルなし,二番目が「謝辞」というラベル付きです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-を見てください。
+を見てください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-に列挙してあります。
+に列挙してあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-書誌情報環境中の全項目を揃えるには、
+書誌情報環境中の全項目を揃えるには,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
段落設定
arg "layout-paragraph"
\end_inset
-)で最長のラベルを指定してください。すると、すべての項目は、指定したラベルの幅だけ行頭下げされて出力されます。
+)で最長のラベルを指定してください.すると,すべての項目は,指定したラベルの幅だけ行頭下げされて出力されます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ひとつの書誌情報をいろいろな文書で使用する場合には、文献データベースを使うのが便利です。
+ひとつの書誌情報をいろいろな文書で使用する場合には,文献データベースを使うのが便利です.
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文献データベースは、単に論文データベースとそれぞれそのメモを管理するにも便利です。以下に言及したデータベースプログラムのほとんどは、文献情報に加えて、註釈や論評
-を保管しておくことが可能です。
+文献データベースは,単に論文データベースとそれぞれそのメモを管理するにも便利です.以下に言及したデータベースプログラムのほとんどは,文献情報に加えて,註釈や論評
+を保管しておくことが可能です.
\end_layout
\end_inset
-また、これを使うと、文献項目をすべて同じレイアウトに維持することがたいへん簡単にできるようになります。仕事の関連領域のすべての関係書と論文をひとつのデータベース
-に収集しておくことも一案でしょう。このデータベースは、いろいろな文書から利用することができて、特定の文書の書誌情報一覧には、この文書で引用された項目のみが表示さ
-れます。これによって、あなたは、どの論文・書籍を引用したかを記録しつづける労苦から解放されるのです。
+また,これを使うと,文献項目をすべて同じレイアウトに維持することがたいへん簡単にできるようになります.仕事の関連領域のすべての関係書と論文をひとつのデータベース
+に収集しておくことも一案でしょう.このデータベースは,いろいろな文書から利用することができて,特定の文書の書誌情報一覧には,この文書で引用された項目のみが表示さ
+れます.これによって,あなたは,どの論文・書籍を引用したかを記録しつづける労苦から解放されるのです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-このデータベースは、書誌情報を特定の形式で載せた、拡張子が「
+このデータベースは,書誌情報を特定の形式で載せた,拡張子が「
\family sans
.bib
\family default
-」のテキストファイルです。形式は、
+」のテキストファイルです.形式は,
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "BibTeX-2"
\end_inset
-)に説明されています。このファイルはテキストエディタで作成することもできますが、通常は、データベースの項目を生成したり編集したりするには、特別なプログラムを使用
-します。
+)に説明されています.このファイルはテキストエディタで作成することもできますが,通常は,データベースの項目を生成したり編集したりするには,特別なプログラムを使用
+します.
\begin_inset Flex URL
status collapsed
\end_inset
-に、そのような文献データベース用のプログラムの一覧があります。
+に,そのような文献データベース用のプログラムの一覧があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-データベースを利用するには、
+データベースを利用するには,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
一覧/目次\SpecialChar menuseparator
-BibT
-\begin_inset ERT
-status collapsed
-
-\begin_layout Plain Layout
-
-{}
-\end_layout
-
-\end_inset
-
-eX書誌情報
+BibTeX書誌情報
\family default
-メニューを使用します。灰色の枠が挿入されてウィンドウが表示されますので、そこで読み込む一つ以上のデータベースとスタイルファイルを指定します。
+メニューを使用します.灰色の枠が挿入されてウィンドウが表示されますので,そこで読み込む一つ以上のデータベースとスタイルファイルを指定します.
\family sans
文献一覧を目次に追加する
\family default
-オプションは、目次に書誌情報を追加します。
+オプションは,目次に書誌情報を追加します.
\family sans
内容
\family default
-ドロップボックスでは、データベースのどの範囲を出力するかを選択することができます。
+ドロップボックスでは,データベースのどの範囲を出力するかを選択することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-スタイルファイルは、すべての文献項目のレイアウトを宣言した、ファイル拡張子が「
+スタイルファイルは,すべての文献項目のレイアウトを宣言した,ファイル拡張子が「
\family sans
.bst
\family default
-」のテキストファイルです。お使いの\SpecialChar LaTeX
-頒布版には複数のスタイルファイルが収められており、出版社の多くが特定のスタイルファイルを提供しているので、それを利用すれば、レ
-イアウトの心配をする必要はありません。もちろん、自作のスタイルファイルを作成することもできますが、それは熟練者向けの仕事です。
+」のテキストファイルです.お使いの\SpecialChar LaTeX
+頒布版には複数のスタイルファイルが収められており,出版社の多くが特定のスタイルファイルを提供しているので,それを利用すれば,レ
+イアウトの心配をする必要はありません.もちろん,自作のスタイルファイルを作成することもできますが,それは熟練者向けの仕事です.
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-スタイルファイルの作成に関する情報は、
+スタイルファイルの作成に関する情報は,
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-をご覧ください。
+をご覧ください.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-文献参照の挿入は、前節の説明したように機能します。
+文献参照の挿入は,前節の説明したように機能します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-データベースから書誌情報を生成するのに、\SpecialChar LyX
+データベースから書誌情報を生成するのに,\SpecialChar LyX
はBib\SpecialChar TeX
-というプログラムを使用します。
+というプログラムを使用します.
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
書誌情報
\family default
-か、
+か,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
出力\SpecialChar menuseparator
-LaT
-\begin_inset ERT
-status collapsed
-
-\begin_layout Plain Layout
-
-{}
-\end_layout
-
-\end_inset
-
-eX
+LaTeX
\family default
-で指定すれば、Bib\SpecialChar TeX
+で指定すれば,Bib\SpecialChar TeX
派生版のどれを
\family sans
処理子
\family default
-として用いるかを選ぶことができます。以下の派生版のいずれかを選ぶことができます。
+として用いるかを選ぶことができます.以下の派生版のいずれかを選ぶことができます.
\end_layout
\begin_layout Description
-biber これは、完全なUnicodeサポートと、制限のないメモリを提供しますが、(例えば
+biber これは,完全なUnicodeサポートと,制限のないメモリを提供しますが,(例えば
\series bold
natbib
\series default
-のような)他の書誌情報パッケージでは動作せず、
+のような)他の書誌情報パッケージでは動作せず,
\series bold
biblatex
\series default
-パッケージでのみ動作します。多言語テキストやラテン文字を使用しない言語に推奨されます。
+パッケージでのみ動作します.多言語テキストやラテン文字を使用しない言語に推奨されます.
\end_layout
\begin_layout Description
-bibtex これが既定値です。7ビットでエンコードできない特殊文字を文献項目に使用することはできず、メモリに制限があり、
+bibtex これが既定値です.7ビットでエンコードできない特殊文字を文献項目に使用することはできず,メモリに制限があり,
\series bold
biblatex
\series default
-以外の全ての書誌情報パッケージで動作します。
+以外の全ての書誌情報パッケージで動作します.
\end_layout
\begin_layout Description
-bibtex8 8ビットエンコーディングにエンコードできる全ての文字を使うことができます。
+bibtex8 8ビットエンコーディングにエンコードできる全ての文字を使うことができます.
\family sans
bibtex
\family default
-よりも大きいメモリを使用することができ、全ての書誌情報パッケージで動作します。
+よりも大きいメモリを使用することができ,全ての書誌情報パッケージで動作します.
\end_layout
\begin_layout Standard
Bib\SpecialChar TeX
-は、派生版を指定する部分の下にオプションを指定することで、制御することができます。オプションを書き加える前に、
+は,派生版を指定する部分の下にオプションを指定することで,制御することができます.オプションを書き加える前に,
\family sans
Bib\SpecialChar TeX
\end_inset
-を一読することを強くお勧めします。
+を一読することを強くお勧めします.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
区分した書誌情報
\family default
-オプションを選択すると、節分けされた複数の書誌情報を入れることができます。この件と他のオプションに関しては、取扱説明書『
+オプションを選択すると,節分けされた複数の書誌情報を入れることができます.この件と他のオプションに関しては,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
Bib\SpecialChar TeX
による書誌情報のカスタマイズ
\emph default
-」の節に詳述されています。
+」の節に詳述されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-本文書では、書誌情報を生成する二つの方法の違いを示すために、書誌情報が二つ使用してあります。ご覧いただいてわかるように、データベースから生成された書誌情報は、文
-書内で参照されたデータベース項目しか列挙していません。ここでは、書誌情報中でドイツ語の複雑な参照鍵を利用可能とするために
+本文書では,書誌情報を生成する二つの方法の違いを示すために,書誌情報が二つ使用してあります.ご覧いただいてわかるように,データベースから生成された書誌情報は,文
+書内で参照されたデータベース項目しか列挙していません.ここでは,書誌情報中でドイツ語の複雑な参照鍵を利用可能とするために
\family sans
alphadin.bst
\family default
-というスタイルファイルを使用しています。
+というスタイルファイルを使用しています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-引用参照ダイアログでは、特定の引用体裁を設定することができます。この機能を使うには、
+引用参照ダイアログでは,特定の引用体裁を設定することができます.この機能を使うには,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family sans
Natbib
\family default
-オプションを有効にしておかなくてはなりません。引用形式が設定されると既定値は上書きされます。引用形式全体を設定するには、前節の説明のようにBib\SpecialChar TeX
+オプションを有効にしておかなくてはなりません.引用形式が設定されると既定値は上書きされます.引用形式全体を設定するには,前節の説明のようにBib\SpecialChar TeX
スタイルファイル
-を使用してください。
+を使用してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、引用参照ウィンドウでは、引用参照の前後につける文を設定することもできます。以下は、参照の直後に「第3章」という文を設定しています。
+また,引用参照ウィンドウでは,引用参照の前後につける文を設定することもできます.以下は,参照の直後に「第3章」という文を設定しています.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-を参照してください。
+を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Section
arg "index-insert"
\end_inset
-を使用すると、索引項目が生成されます。「
+を使用すると,索引項目が生成されます.「
\family sans
索引
\family default
-」というラベルがついた灰色の枠が挿入されるので、その中に索引に現れる文字列を入力します。そのとき、カーソル位置の単語あるいは現在選択されている文字列が、索引項目
-の候補として表示されているはずです。
+」というラベルがついた灰色の枠が挿入されるので,その中に索引に現れる文字列を入力します.そのとき,カーソル位置の単語あるいは現在選択されている文字列が,索引項目
+の候補として表示されているはずです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-索引一覧は、
+索引一覧は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
一覧/目次\SpecialChar menuseparator
索引一覧
\family default
-メニューで文書に挿入します。「
+メニューで文書に挿入します.「
\family sans
索引
\family default
-」というラベルのついた水色の枠が、出力中で索引が印字される位置を示します。索引一覧枠は、他の\SpecialChar LyX
-枠とちがってクリック可能ではありません。
+」というラベルのついた水色の枠が,出力中で索引が印字される位置を示します.索引一覧枠は,他の\SpecialChar LyX
+枠とちがってクリック可能ではありません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下の小節で、索引コマンドの概要を短く説明します。\SpecialChar LaTeX
-の索引機構に関して詳細な説明が欲しい場合には、\SpecialChar LaTeX
+以下の小節で,索引コマンドの概要を短く説明します.\SpecialChar LaTeX
+の索引機構に関して詳細な説明が欲しい場合には,\SpecialChar LaTeX
関連書籍
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
\end_inset
-を参照してください。
+を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-索引項目は、読者が索引中をすばやく検索できるように、しばしばグループ化されます。例えば、記号付き箇条書きと連番箇条書きの検索項目を、ともに「箇条書き」という項目
-の下にグループ化したいものとしましょう。第
+索引項目は,読者が索引中をすばやく検索できるように,しばしばグループ化されます.例えば,記号付き箇条書きと連番箇条書きの検索項目を,ともに「箇条書き」という項目
+の下にグループ化したいものとしましょう.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:箇条書き(連番)"
\end_layout
\begin_layout Standard
-と入力し、第
+と入力し,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:箇条書き(記号)"
\begin_layout Plain Layout
\series bold
-【訳注】
+【訳註】
\series default
-和文の場合に、実際にこのような索引項目を作ってしまうと、索引一覧の各項目が、読みのあいうえお順ではなく、漢字コード順に並んでしまうために、索引の機能を果たさなく
-なってしまいます。索引項目が読みによって整序されるようにするためには、第
+和文の場合に,実際にこのような索引項目を作ってしまうと,索引一覧の各項目が,読みのあいうえお順ではなく,漢字コード順に並んでしまうために,索引の機能を果たさなく
+なってしまいます.索引項目が読みによって整序されるようにするためには,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:索引項目の整序"
\end_inset
-節の機能を使って、以下のようにつねに読みとともに索引項目を作成します。
+節の機能を使って,以下のようにつねに読みとともに索引項目を作成します.
\end_layout
\begin_layout Plain Layout
\series default
-。
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここで、感嘆符「!」がグループ化階層の区切りを示します。階層は3段階まで可能で、各索引階層は少しずつ字下げされます。上部階層の索引項目をあえて作る必要はありませ
-ん。上の例で「箇条書き」の索引項目を作っていなくても、ページ番号なしで出力されます。
+ここで,感嘆符「!」がグループ化階層の区切りを示します.階層は3段階まで可能で,各索引階層は少しずつ字下げされます.上部階層の索引項目をあえて作る必要はありませ
+ん.上の例で「箇条書き」の索引項目を作っていなくても,ページ番号なしで出力されます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-通常、索引項目は、索引登録された節のページ番号とともに印字されます。しかし場合によっては、ひとつの索引項目でより広い範囲のページを示したいときがあるかもしれませ
-ん。例えば、本文書で段落環境を索引登録したいときに、第
+通常,索引項目は,索引登録された節のページ番号とともに印字されます.しかし場合によっては,ひとつの索引項目でより広い範囲のページを示したいときがあるかもしれませ
+ん.例えば,本文書で段落環境を索引登録したいときに,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:段落環境"
\end_layout
\begin_layout Standard
-というコマンドを含んだ索引項目を作り、第
+というコマンドを含んだ索引項目を作り,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:LyXコード"
\end_layout
\begin_layout Standard
-というコマンドを含んだ索引項目を作成します。
+というコマンドを含んだ索引項目を作成します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
|)
\series default
-」というコマンドは、それぞれ索引範囲の開始と終了を表し、\SpecialChar TeX
-コードとして入力しなくてはなりません。また、同一の索引項目を文書中のべつべつの場所で登録することもできま
-す。すると、ひとつの索引項目の下に、索引登録された部分の各ページがコンマで区切られて列挙されます。本文書の「文書!設定」という索引項目が、その例です。
+」というコマンドは,それぞれ索引範囲の開始と終了を表し,\SpecialChar TeX
+コードとして入力しなくてはなりません.また,同一の索引項目を文書中のべつべつの場所で登録することもできま
+す.すると,ひとつの索引項目の下に,索引登録された部分の各ページがコンマで区切られて列挙されます.本文書の「文書!設定」という索引項目が,その例です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、他の索引項目を相互参照することも可能です。例えば、本文書で「GIF」という索引項目(第
+また,他の索引項目を相互参照することも可能です.例えば,本文書で「GIF」という索引項目(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:画像形式"
\end_inset
-節)は、
+節)は,
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_layout Standard
という項目(中括弧は\SpecialChar TeX
-コードとして挿入しなくてはなりません)を使用して、「画像形式」という索引項目を参照しています。中括弧に囲まれた文が参照される項目です。参照は
-、出力においてはページ番号なしで出力されます
+コードとして挿入しなくてはなりません)を使用して,「画像形式」という索引項目を参照しています.中括弧に囲まれた文が参照される項目です.参照は
+,出力においてはページ番号なしで出力されます
\begin_inset Foot
status collapsed
\series bold
訳註】
\series default
-「see 〜」(〜を見よ)は、これ自体コマンドになっているので、日本語の文脈でもこのまま入力しなくてはなりません。そうすると、出力においても英語で「see
- 〜」となってしまうので、例えばこれを「→ 〜」に変更するには、
+「see 〜」(〜を見よ)は,これ自体コマンドになっているので,日本語の文脈でもこのまま入力しなくてはなりません.そうすると,出力においても英語で「see
+ 〜」となってしまうので,例えばこれを「→ 〜」に変更するには,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\backslash
renewcommand{
\backslash
-seename}{→}」と宣言します。
+seename}{→}」と宣言します.
\end_layout
\end_inset
-。
+.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\series bold
【訳註】
\series default
-文書言語が「日本語」になっているときは、アクセント付き文字を、アクセントを直接入力できる欧州言語用のキーボードなどで直接入力して使用することはできません。その代
-わりに、この小節で行っているように、\SpecialChar LaTeX
-コマンドを使用してアクセントを入力してやる必要があります。しかし、ここで書かれていることは、漢字コード順と索引順が一致しない
-日本語全般にそのまま当てはめることができます。
+文書言語が「日本語」になっているときは,アクセント付き文字を,アクセントを直接入力できる欧州言語用のキーボードなどで直接入力して使用することはできません.その代
+わりに,この小節で行っているように,\SpecialChar LaTeX
+コマンドを使用してアクセントを入力してやる必要があります.しかし,ここで書かれていることは,漢字コード順と索引順が一致しない
+日本語全般にそのまま当てはめることができます.
\end_layout
\end_inset
-、こうすると項目が索引順の規則に従わなくなる可能性があります。索引項目はアルファベット順に整序しますが、\SpecialChar LaTeX
+,こうすると項目が索引順の規則に従わなくなる可能性があります.索引項目はアルファベット順に整序しますが,\SpecialChar LaTeX
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-索引の生成は、バックグラウンドで追加プログラムによって実行されます。第
+索引の生成は,バックグラウンドで追加プログラムによって実行されます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:索引プログラム"
\end_inset
-節を参照してください。
+節を参照してください.
\end_layout
\end_inset
-には、各言語がアクセントをどのような順序で並べているのかがわかりません。例として、3つのダミーの索引項目「maison」「ma
+には,各言語がアクセントをどのような順序で並べているのかがわかりません.例として,3つのダミーの索引項目「maison」「ma
\begin_inset ERT
status collapsed
\end_inset
-を作りました。これらは、「ma
+を作りました.これらは,「ma
\begin_inset ERT
status collapsed
\end_inset
-itre」「」の順序で整序されますが、これを「ma
+itre」「」の順序で整序されますが,これを「ma
\begin_inset ERT
status collapsed
\end_inset
-itre」の順序にしたいのです。そのためには、
+itre」の順序にしたいのです.そのためには,
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-というコマンドを使用します。ここの例では、「maison」を「ma
+というコマンドを使用します.ここの例では,「maison」を「ma
\begin_inset ERT
status collapsed
\end_inset
-is」の後にしたいので、maisonの索引項目を
+is」の後にしたいので,maisonの索引項目を
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-とします。前項目は実際に存在する項目でなくてもかまわないので、\SpecialChar LaTeX
-に項目順序を告げる単語であればどんな単語を使ってもかまいません。例として次の小節を参照してください
-。
+とします.前項目は実際に存在する項目でなくてもかまわないので,\SpecialChar LaTeX
+に項目順序を告げる単語であればどんな単語を使ってもかまいません.例として次の小節を参照してください
+.
\begin_inset VSpace bigskip
\end_inset
\family sans
makeindex
\family default
-プログラムを使用している場合には、索引項目の順序が正しくないことがあります(第
+プログラムを使用している場合には,索引項目の順序が正しくないことがあります(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:索引プログラム"
\end_inset
-節を参照)。たとえば、
+節を参照).たとえば,
\family sans
makeindex
\family default
-は、第
+は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:文書フォント"
\end_inset
節のaeguill \SpecialChar LaTeX
-パッケージの索引項目を、他の\SpecialChar LaTeX
+パッケージの索引項目を,他の\SpecialChar LaTeX
パッケージの索引コマンドも「
\series bold
\SpecialChar LaTeX
パッケージ !
\series default
-」で始まっているにもかかわらず、これらの項目の後に印字してしまいます。そのわけは、aeguillの索引項目が脚註にあるからです。この
+」で始まっているにもかかわらず,これらの項目の後に印字してしまいます.そのわけは,aeguillの索引項目が脚註にあるからです.この
\family sans
makeindex
\family default
-のバグを修正するには、使用中の文書のプリアンブルに
+のバグを修正するには,使用中の文書のプリアンブルに
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-というコマンドを書き加えて下さい。
+というコマンドを書き加えて下さい.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-索引項目の外観は、文字様式ダイアログを使用して変更することができます。
+索引項目の外観は,文字様式ダイアログを使用して変更することができます.
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-また、「|」という文字のあとに\SpecialChar LaTeX
-コマンドをバックスラッシュなしで入れることによってページ番号を整形することができます。例えば
+また,「|」という文字のあとに\SpecialChar LaTeX
+コマンドをバックスラッシュなしで入れることによってページ番号を整形することができます.例えば
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-と書くと、イタリック体のページ番号を得ることができます(
+と書くと,イタリック体のページ番号を得ることができます(
\series bold
:|textit
\series default
は\SpecialChar TeX
-コードで挿入しなくてはなりません)。
+コードで挿入しなくてはなりません).
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-通常、\SpecialChar LaTeX
-コマンドはすべてバックスラッシュで始まりますが、ここの場合に限っては、「
+通常,\SpecialChar LaTeX
+コマンドはすべてバックスラッシュで始まりますが,ここの場合に限っては,「
\series bold
|command
\series default
\backslash
command{ページ番号}
\series default
-」を意味します。\SpecialChar LaTeX
-の文法について詳細を学ぶには、第
+」を意味します.\SpecialChar LaTeX
+の文法について詳細を学ぶには,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:LaTeX文法"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-単独の索引項目の書式変更は、索引生成プログラムに
+単独の索引項目の書式変更は,索引生成プログラムに
\family sans
makeindex
\family default
-を使用しているときにのみ機能します。第
+を使用しているときにのみ機能します.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:索引プログラム"
\end_inset
-節をご参照ください。
+節をご参照ください.
\family sans
xindy
\family default
-を使用している時には、これはボールド体またはイタリック体以外には動作しません。これは、
+を使用している時には,これはボールド体またはイタリック体以外には動作しません.これは,
\family sans
xindy
\family default
-はそれが実行される前にセマンティックスが定義されている必要があるからです。詳細については、
+はそれが実行される前にセマンティックスが定義されている必要があるからです.詳細については,
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
after "p. 678 ff."
\end_inset
-をご参照ください。
+をご参照ください.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-一般的にいって、上述のように直接ページ番号を整形することは望ましくありません。その代わりに、プリアンブルでマクロを定義し、それを使用するべきです。例えば、索引項
-目の定義を参照しているすべてのページ参照をイタリック体にしたいとすれば、それはユーザが簡単に定義を見つけられるようにするためかもしれません。だとすれば、プリアン
+一般的にいって,上述のように直接ページ番号を整形することは望ましくありません.その代わりに,プリアンブルでマクロを定義し,それを使用するべきです.例えば,索引項
+目の定義を参照しているすべてのページ参照をイタリック体にしたいとすれば,それはユーザが簡単に定義を見つけられるようにするためかもしれません.だとすれば,プリアン
ブルに
\end_layout
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-と書いて、索引項目には
+と書いて,索引項目には
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
と書いてください(「|IndexDef」は\SpecialChar TeX
-コードとして挿入してください)。
+コードとして挿入してください).
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-このようにする利点は、あとで気が変わったり、出版社が定義はイタリック体ではなくボールド体にしてくださいと注文をつけてきたりしたときに、すべての索引項目の各々では
-なく、プリアンブルのマクロのみを修正すればよいからです。
+このようにする利点は,あとで気が変わったり,出版社が定義はイタリック体ではなくボールド体にしてくださいと注文をつけてきたりしたときに,すべての索引項目の各々では
+なく,プリアンブルのマクロのみを修正すればよいからです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、索引全体のレイアウトを変更することもできます。例えば、本文書の索引一覧枠はボールド体に指定されているので、すべての索引項目はボールド体で表示されます。
- さらに複雑な要請に対しては、いわゆる
+また,索引全体のレイアウトを変更することもできます.例えば,本文書の索引一覧枠はボールド体に指定されているので,すべての索引項目はボールド体で表示されます.
+ さらに複雑な要請に対しては,いわゆる
\emph on
索引様式ファイル
\emph default
\emph on
Index Style File
\emph default
-)を構成しなくてはなりません。詳しくは
+)を構成しなくてはなりません.詳しくは
\family sans
makeindex
\family default
\end_inset
-)。
+).
\end_layout
\begin_layout Subsection
\family sans
xindy
\family default
-が導入済みならば、\SpecialChar LyX
-は索引生成にこれを使用しますが、そうでなければすべての\SpecialChar LaTeX
+が導入済みならば,\SpecialChar LyX
+は索引生成にこれを使用しますが,そうでなければすべての\SpecialChar LaTeX
頒布版に含まれている
\family sans
makeindex
\family sans
makeindex
\family default
-は非常に古く、開発が停止しており、たくさんの欠陥があります。中でも、
+は非常に古く,開発が停止しており,たくさんの欠陥があります.中でも,
\family sans
makeindex
\family default
-は英語だけを念頭に開発されているため、英語のみで書かれた単一言語原稿しか、項目を正しく整序することができません。この整序を修正する方法は、上述したとおりですが、
-英語以外で執筆することがある場合には、
+は英語だけを念頭に開発されているため,英語のみで書かれた単一言語原稿しか,項目を正しく整序することができません.この整序を修正する方法は,上述したとおりですが,
+英語以外で執筆することがある場合には,
\family sans
xindy
\family default
-を使用することをご検討ください。
+を使用することをご検討ください.
\end_layout
\end_inset
-。これらのプログラムは、どちらも\SpecialChar LyX
-設定ダイアログからオプションを渡すことによって制御することができます。第
+.これらのプログラムは,どちらも\SpecialChar LyX
+設定ダイアログからオプションを渡すことによって制御することができます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:LaTeXの設定"
\end_inset
-節をご参照ください。使用できるオプションの一覧と説明は、
+節をご参照ください.使用できるオプションの一覧と説明は,
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "makeindex-man,xindy"
\end_inset
-にあります。このダイアログでは、索引を生成するのに第三のプログラムを指定することも可能です。
+にあります.このダイアログでは,索引を生成するのに第三のプログラムを指定することも可能です.
\end_layout
\begin_layout Standard
-特定の文書でのみ、あるオプションが必要だったり、別の索引プログラムが必要だったりした場合には、そのプログラムやオプションを
+特定の文書でのみ,あるオプションが必要だったり,別の索引プログラムが必要だったりした場合には,そのプログラムやオプションを
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
索引
\family default
-で指定することができます。これは、言語依存のオプションを索引プログラムに渡したり、特定のレイアウト様式が必要な場合に、特に便利です。
+で指定することができます.これは,言語依存のオプションを索引プログラムに渡したり,特定のレイアウト様式が必要な場合に,特に便利です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-多くの分野において、2つ以上の索引を作成することが行われています。例えば、通常の索引の前に「氏名索引」を別に作る必要がある場合があります。\SpecialChar LaTeX
-は、そのままではこの機
-能を提供していませんが、この機能を追加するパッケージがあります。\SpecialChar LyX
-は、複数の索引を生成するのに、
+多くの分野において,2つ以上の索引を作成することが行われています.例えば,通常の索引の前に「氏名索引」を別に作る必要がある場合があります.\SpecialChar LaTeX
+は,そのままではこの機
+能を提供していませんが,この機能を追加するパッケージがあります.\SpecialChar LyX
+は,複数の索引を生成するのに,
\series bold
splitidx
\series default
\end_inset
-というパッケージを使用しています。このパッケージは、最近の\SpecialChar LaTeX
-頒布版には全て収録されています。
+というパッケージを使用しています.このパッケージは,最近の\SpecialChar LaTeX
+頒布版には全て収録されています.
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ご利用の頒布版にない場合には、\SpecialChar TeX
+ご利用の頒布版にない場合には,\SpecialChar TeX
カタログ
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
\end_inset
-を参照してください。パッケージには、\SpecialChar LaTeX
-スタイルが収録されているだけでなく、導入が必要な特定のプリプロセッサも含まれていることに注意してください。詳細は、パッケージ
-の取扱説明書をご覧ください。
+を参照してください.パッケージには,\SpecialChar LaTeX
+スタイルが収録されているだけでなく,導入が必要な特定のプリプロセッサも含まれていることに注意してください.詳細は,パッケージ
+の取扱説明書をご覧ください.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-が複数の索引を使用できるようにするためには、
+が複数の索引を使用できるようにするためには,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
索引
\family default
-を開き、「複数の索引を使用する」を有効にしてください。その下の「利用可能な索引」一覧には、標準の索引は既に含まれていることに注意してください。索引を追加するには
-、索引名を(見出しに現れるのと同じ形で)「新規」入力フィールドに入力し、「追加」ボタンを押してください。すると、新しい索引が一覧中に表示されます。お望みならば、
-一覧中の索引を選択してから「色を変更」ボタンを押し、新しい索引のラベル色を変更することができます。ラベル色は、\SpecialChar LyX
-作業領域で、索引項目を索引別に区別するのに役立ちま
-す。
+を開き,「複数の索引を使用する」を有効にしてください.その下の「利用可能な索引」一覧には,標準の索引は既に含まれていることに注意してください.索引を追加するには
+,索引名を(見出しに現れるのと同じ形で)「新規」入力フィールドに入力し,「追加」ボタンを押してください.すると,新しい索引が一覧中に表示されます.お望みならば,
+一覧中の索引を選択してから「色を変更」ボタンを押し,新しい索引のラベル色を変更することができます.ラベル色は,\SpecialChar LyX
+作業領域で,索引項目を索引別に区別するのに役立ちま
+す.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書変更を適用すると、新しい索引一覧が
+文書変更を適用すると,新しい索引一覧が
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
一覧/目次
\family default
-に現れ、
+に現れ,
\family sans
挿入
\family default
-メニューには、定義した索引のそれぞれの索引項目が現れます。作業手順は、基本的に標準の索引と同じですが、以下のような追加機能があります。
+メニューには,定義した索引のそれぞれの索引項目が現れます.作業手順は,基本的に標準の索引と同じですが,以下のような追加機能があります.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-特定の索引項目の属性を変更したい時は、項目を右クリックしてダイアログを開くことで行えます。
+特定の索引項目の属性を変更したい時は,項目を右クリックしてダイアログを開くことで行えます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-索引を右クリックすると、索引型を変更することができます。さらに、索引一覧を「従属索引」として指定することもできます。こうすると、索引一覧の見出しが一階層下げられ
-ます。例えば、bookクラスを使用している場合、標準索引の見出しの様式は「章」ですが、従属索引は「節」として定義され、他の非従属索引に入れ子にすることができます
-。
+索引を右クリックすると,索引型を変更することができます.さらに,索引一覧を「従属索引」として指定することもできます.こうすると,索引一覧の見出しが一階層下げられ
+ます.例えば,bookクラスを使用している場合,標準索引の見出しの様式は「章」ですが,従属索引は「節」として定義され,他の非従属索引に入れ子にすることができます
+.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-場合によっては、文書中で使われている記号一覧や用語集を、短い説明とともに掲げておく必要があるかもしれません。
+場合によっては,文書中で使われている記号一覧や用語集を,短い説明とともに掲げておく必要があるかもしれません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-記号一覧や用語集を生成するためには、\SpecialChar LaTeX
+記号一覧や用語集を生成するためには,\SpecialChar LaTeX
パッケージの
\series bold
nomencl
\end_inset
-が導入されている必要があります。これは、\SpecialChar TeX
+が導入されている必要があります.これは,\SpecialChar TeX
Catalogue
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
\end_inset
-か、お使いの\SpecialChar LaTeX
-システムのパッケージマネージャから見つけることができます。
+か,お使いの\SpecialChar LaTeX
+システムのパッケージマネージャから見つけることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-記号一覧・用語集の項目は、カーソルを記号項目のあとに置いて
+記号一覧・用語集の項目は,カーソルを記号項目のあとに置いて
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
用語集登録
arg "nomencl-insert"
\end_inset
-を使用することで生成することができます。「
+を使用することで生成することができます.「
\family sans
用語
\family default
-」というラベルのついた灰色の枠が挿入されて、ウィンドウが現れ、用語項目の入力を促します。
+」というラベルのついた灰色の枠が挿入されて,ウィンドウが現れ,用語項目の入力を促します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-用語項目には、主要な項目が2つあります。ひとつは参照したい
+用語項目には,主要な項目が2つあります.ひとつは参照したい
\family sans
記号
\family default
-・用語であり、二つめは記号・用語の
+・用語であり,二つめは記号・用語の
\family sans
説明
\family default
-です。
+です.
\end_layout
\begin_layout Standard
【註】
\series default
用語集ダイアログのすべてのフィールドに有効な\SpecialChar LaTeX
-コードを入力しなくてはなりません。
+コードを入力しなくてはなりません.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式に記号が使われているとき、
+数式に記号が使われているとき,
\family sans
記号
\family default
-フィールド中には、\SpecialChar LaTeX
-数式と同じようにして定義をしなくてはなりません。例えば、「
+フィールド中には,\SpecialChar LaTeX
+数式と同じようにして定義をしなくてはなりません.例えば,「
\begin_inset Formula $\sigma$
\end_inset
-」を得るには、
+」を得るには,
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-と挿入します。記号「$」は数式の始まりと終わりを示します。ギリシャ文字用の\SpecialChar LaTeX
-コマンドは、バックスラッシュ「
+と挿入します.記号「$」は数式の始まりと終わりを示します.ギリシャ文字用の\SpecialChar LaTeX
+コマンドは,バックスラッシュ「
\backslash
-」で始まるその文字の名前です。大文字のギリシャ文字は、コマンドを
+」で始まるその文字の名前です.大文字のギリシャ文字は,コマンドを
\series bold
\backslash
Sigma
\series default
-のように大文字で始めます。
+のように大文字で始めます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-節にあります。)
+節にあります.)
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
文字様式
\family default
-ダイアログは使えないので、\SpecialChar LaTeX
-コマンドを使用しなくてはなりません。例えば、本文書での「
+ダイアログは使えないので,\SpecialChar LaTeX
+コマンドを使用しなくてはなりません.例えば,本文書での「
\begin_inset Formula $\sigma$
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-となっています。コマンド
+となっています.コマンド
\series bold
\backslash
\family sans
サンセリフ体
\family default
-にします。もし
+にします.もし
\series bold
ボールド体
\series default
-が得たければ、
+が得たければ,
\series bold
\backslash
textbf
\series default
-コマンド、
+コマンド,
\family typewriter
タイプライタ体
\family default
\backslash
texttt
\series default
-コマンド、
+コマンド,
\emph on
強調体
\emph default
\backslash
emph
\series default
-コマンドを使用します。
+コマンドを使用します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-全記号の表示を調整するには、例えば
+全記号の表示を調整するには,例えば
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-というコマンドを、文書設定中の\SpecialChar LaTeX
-プリアンブルに追記します。この命令は、全記号のフォントを
+というコマンドを,文書設定中の\SpecialChar LaTeX
+プリアンブルに追記します.この命令は,全記号のフォントを
\series bold
ボールド体
\series default
\family sans
サンセリフ体
\family default
-にするものです。
+にするものです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset space \space{}
\end_inset
-といった文字が用語項目に登場する場合には、これらの文字の前に引用符をつけてエスケープしなくてはなりません。
+といった文字が用語項目に登場する場合には,これらの文字の前に引用符をつけてエスケープしなくてはなりません.
\begin_inset CommandInset nomenclature
LatexCommand nomenclature
symbol "\"@, \"|, \"!, \"\""
\end_layout
\begin_layout Standard
-用語項目は、記号定義の\SpecialChar LaTeX
-コードによってアルファベット順に整序されます。これは、例えば数式記号の場合には、望ましくない結果を得ることがあります。仮に記号
+用語項目は,記号定義の\SpecialChar LaTeX
+コードによってアルファベット順に整序されます.これは,例えば数式記号の場合には,望ましくない結果を得ることがあります.仮に記号
\emph on
a
\emph default
\end_inset
-の用語項目があったとしましょう。両者は、「
+の用語項目があったとしましょう.両者は,「
\family sans
a
\family default
\backslash
sigma$
\family default
-」によって整序され、文字「$」は整序順が「
+」によって整序され,文字「$」は整序順が「
\family sans
a
\family default
-」よりも前ですから、
+」よりも前ですから,
\begin_inset Formula $\sigma$
\end_inset
\emph on
a
\emph default
-よりも前に並ぶことになります。
+よりも前に並ぶことになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-整序順を制御するには、用語集ダイアログの
+整序順を制御するには,用語集ダイアログの
\family sans
整列用文字列
\family default
-フィールドを編集します。用語項目は、記号定義ではなく、この項目によって整序されます。ここの例では、
+フィールドを編集します.用語項目は,記号定義ではなく,この項目によって整序されます.ここの例では,
\begin_inset Formula $\sigma$
\end_inset
\family typewriter
sigma
\family default
-と入力すれば、
+と入力すれば,
\emph on
a
\emph default
\begin_inset Formula $\sigma$
\end_inset
-の前に来るようになります。
+の前に来るようになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-グループ化や整序項目の便利な利用法については、
+グループ化や整序項目の便利な利用法については,
\series bold
nomencl
\series default
\end_inset
-を参照してください。
+を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\series bold
nomencl
\series default
-パッケージは、記号一覧や用語集の外観を調整するオプションを提供しています。以下は、それらのオプションの一部です。他のオプションに関してはパッケージの取扱説明書を
-ご覧ください。
+パッケージは,記号一覧や用語集の外観を調整するオプションを提供しています.以下は,それらのオプションの一部です.他のオプションに関してはパッケージの取扱説明書を
+ご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
, see equation (eq)
\family default
-」という文を加えます。ここで
+」という文を加えます.ここで
\family sans
eq
\family default
-は用語項目より前の最後の数式の番号です。
+は用語項目より前の最後の数式の番号です.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
, page (page)
\family default
-」という文を加えます。ここで
+」という文を加えます.ここで
\family sans
page
\family default
-は用語項目が現れるページの番号です。
+は用語項目が現れるページの番号です.
\end_layout
\begin_layout Description
-intoc 用語集を目次に加えます。
+intoc 用語集を目次に加えます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-オプションをひとつないしそれ以上使用するには、
+オプションをひとつないしそれ以上使用するには,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
-ダイアログの文書クラスオプションにコンマ区切りの列挙の形で加えてください。本文書では、
+ダイアログの文書クラスオプションにコンマ区切りの列挙の形で加えてください.本文書では,
\series bold
intoc
\series default
\series bold
refpage
\series default
-オプションが使われています。
+オプションが使われています.
\begin_inset VSpace bigskip
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、以下のコマンドを用語集ダイアログの記述フィールドの最後に使用することで、上記の最初の二つのオプションと同じ動作を、特定の用語項目に対してのみ行うことができ
-ます。
+また,以下のコマンドを用語集ダイアログの記述フィールドの最後に使用することで,上記の最初の二つのオプションと同じ動作を,特定の用語項目に対してのみ行うことができ
+ます.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-「page」のような単語は、自動的に他の文書言語に翻訳されます。そうならない場合には、\SpecialChar LaTeX
-プリアンブルに以下のように追記してください。
+「page」のような単語は,自動的に他の文書言語に翻訳されます.そうならない場合には,\SpecialChar LaTeX
+プリアンブルに以下のように追記してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-記号一覧や用語集を出力するには、
+記号一覧や用語集を出力するには,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
一覧/目次\SpecialChar menuseparator
用語集
\family default
-メニューを使用します。
+メニューを使用します.
\family sans
「用語集」
\family default
-というラベルのついたボックスが、出力中に用語集が印字される位置を指し示します。これを右クリックすると、記号の余白を変更することができます。以下の設定をすることが
-できます。
+というラベルのついたボックスが,出力中に用語集が印字される位置を指し示します.これを右クリックすると,記号の余白を変更することができます.以下の設定をすることが
+できます.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Description
-最長のラベル幅 用語集の全項目中、最大の幅が使用されます
+最長のラベル幅 用語集の全項目中,最大の幅が使用されます
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-印字出力においては、用語集の見出しは「Nomenclature」となります。この名前が満足でない場合には、プリアンブルで
+印字出力においては,用語集の見出しは「Nomenclature」となります.この名前が満足でない場合には,プリアンブルで
\series bold
\backslash
nomname
\series default
-コマンドを再定義することで変更することができます。例えば、この名前を
+コマンドを再定義することで変更することができます.例えば,この名前を
\emph on
記号一覧
\emph default
-に変更するには、以下の行をプリアンブルに加えてください。
+に変更するには,以下の行をプリアンブルに加えてください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、すべての\SpecialChar LaTeX
+は,すべての\SpecialChar LaTeX
頒布版に含まれている
\family sans
makeindex
\family default
-プログラムを、用語集を生成するのに使用します。\SpecialChar LyX
-の設定ダイアログを使って、他のプログラムを指定したり、
+プログラムを,用語集を生成するのに使用します.\SpecialChar LyX
+の設定ダイアログを使って,他のプログラムを指定したり,
\family sans
makeindex
\family default
-にオプションを追加して制御したりすることができます。第
+にオプションを追加して制御したりすることができます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:LaTeX-設定"
\end_inset
-節を参照してください。使用できるオプションは、
+節を参照してください.使用できるオプションは,
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "nomencl,makeindex"
\end_inset
-に説明とともに列挙されています。
+に説明とともに列挙されています.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-出力において、文書の一部を隠した方が便利なことがあります。例えば、試験を課そうとしている教師は、とうぜん学生たちに答を見られたくないわけですが、質問と解答が同じ
-文書にあれば、試験の採点者の仕事ははるかに楽になります。
+出力において,文書の一部を隠した方が便利なことがあります.例えば,試験を課そうとしている教師は,とうぜん学生たちに答を見られたくないわけですが,質問と解答が同じ
+文書にあれば,試験の採点者の仕事ははるかに楽になります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-このような場合に、\SpecialChar LyX
-では、文を派生枝に分けて置いておくことができます。すると当該文は、その派生枝が有効にされたときのみ出力に現れるようになります。派生枝を作成する
-には、
+このような場合に,\SpecialChar LyX
+では,文を派生枝に分けて置いておくことができます.すると当該文は,その派生枝が有効にされたときのみ出力に現れるようになります.派生枝を作成する
+には,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
派生枝\SpecialChar menuseparator
新規派生枝を挿入
\family default
-メニューを選択する(新規派生枝を指定するだけの時)か、
+メニューを選択する(新規派生枝を指定するだけの時)か,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family sans
派生枝
\family default
-に行きます。後者の場合には、派生枝の名前を変更したり、その有効状態や\SpecialChar LyX
-内部での派生枝の背景色を指定することができるほか、派生枝有効時にファイルを書き出す際、ファイ
-ル名に派生枝名をつけるかどうかを指定できます。さらにこのダイアログでは、二つの派生枝を統合したり(一方の派生枝名を他方の派生枝名に改名するだけです)、文書の派生
-枝一覧に「未知の派生枝」(つまり、定義しないまま他の文書からコピーアンドペーストで文書に付け加えた派生枝)を加えたりすることができます。
+に行きます.後者の場合には,派生枝の名前を変更したり,その有効状態や\SpecialChar LyX
+内部での派生枝の背景色を指定することができるほか,派生枝有効時にファイルを書き出す際,ファイ
+ル名に派生枝名をつけるかどうかを指定できます.さらにこのダイアログでは,二つの派生枝を統合したり(一方の派生枝名を他方の派生枝名に改名するだけです),文書の派生
+枝一覧に「未知の派生枝」(つまり,定義しないまま他の文書からコピーアンドペーストで文書に付け加えた派生枝)を加えたりすることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-派生枝の中に入るべき文は、派生枝差込枠の中に入れます。これらの枠は、
+派生枝の中に入るべき文は,派生枝差込枠の中に入れます.これらの枠は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
派生枝
\family default
-メニューから派生枝を選択して挿入することができます。派生枝の有効状態は、あとから枠を右クリックすることで変更することができます。
+メニューから派生枝を選択して挿入することができます.派生枝の有効状態は,あとから枠を右クリックすることで変更することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下の例では、質問文だけが現れて、解答派生枝は無効にされ、したがって出力には現れません。
+以下の例では,質問文だけが現れて,解答派生枝は無効にされ,したがって出力には現れません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-ontgenです。
+ontgenです.
\end_layout
\end_inset
\family sans
ファイル名後置句
\family default
-を有効にした場合には、書き出しの際、ファイル名に有効な派生枝名が追記されます。上記の派生枝を持つ「Exam.lyx」というファイルがあるものと考えてみましょう。「
-ファイル名後置句」が有効な場合には、「質問」派生枝と「解答」派生枝がともに無効ならば、PDFに書き出したファイルは「Exam.pdf」となり、「質問」派生枝のみが
-有効ならば「Exam-質問.pdf」、「解答」派生枝のみが有効ならば、「Exam-解答.pdf」、両方が有効ならば、「Exam-質問-解答.pdf」となります。これに
-よって、あまり労力をかけずに、文書の違う版をたやすく書き出すことができます。
+を有効にした場合には,書き出しの際,ファイル名に有効な派生枝名が追記されます.上記の派生枝を持つ「Exam.lyx」というファイルがあるものと考えてみましょう.「
+ファイル名後置句」が有効な場合には,「質問」派生枝と「解答」派生枝がともに無効ならば,PDFに書き出したファイルは「Exam.pdf」となり,「質問」派生枝のみが
+有効ならば「Exam-質問.pdf」,「解答」派生枝のみが有効ならば,「Exam-解答.pdf」,両方が有効ならば,「Exam-質問-解答.pdf」となります.これに
+よって,あまり労力をかけずに,文書の違う版をたやすく書き出すことができます.
\begin_inset VSpace bigskip
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式内など、派生枝を挿入することができない場所で条件付き出力を使用するには、各派生枝に特別な\SpecialChar LaTeX
-定義を書くとよいでしょう。例えば、質問派生枝用に以下のように定義し
+数式内など,派生枝を挿入することができない場所で条件付き出力を使用するには,各派生枝に特別な\SpecialChar LaTeX
+定義を書くとよいでしょう.例えば,質問派生枝用に以下のように定義し
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
\SpecialChar LaTeX
-の文法への入門は、第
+の文法への入門は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:LaTeX文法"
\end_inset
-節を参照してください。
+節を参照してください.
\end_layout
\end_inset
-、
+,
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-のように定義します。
+のように定義します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-すると、条件付き出力を得るのに
+すると,条件付き出力を得るのに
\series bold
\backslash
\series bold
}
\series default
-を使用することができるようになります。以下の例では、
+を使用することができるようになります.以下の例では,
\series bold
\backslash
question
\series default
-部分のみが現れます。
+部分のみが現れます.
\begin_inset Formula
\[
x^{2}-2x-2\Rightarrow\question{x_{1}}\answer{x_{2}}=1\question{+\sqrt{3}}\answer{-\sqrt{3}}
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式中では、同様のことを数式マクロを使用して実現することができます。取扱説明書『
+数式中では,同様のことを数式マクロを使用して実現することができます.取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
-』をご覧ください。
+』をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-派生枝毎にレイアウトファイルで定義された段落様式を指定することができます(例えば、任意の派生枝を指定した\SpecialChar LaTeX
-コマンドで自動的にくるむことができます)。このような進ん
-だ使い方については、取扱説明書『
+派生枝毎にレイアウトファイルで定義された段落様式を指定することができます(例えば,任意の派生枝を指定した\SpecialChar LaTeX
+コマンドで自動的にくるむことができます).このような進ん
+だ使い方については,取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
\emph on
自由差込枠と差込枠レイアウト
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
設定\SpecialChar menuseparator
PDF特性
\family default
-ダイアログでは、お使いの文書のPDF出力用の特別なオプションを指定できるようになっています。ここで指定されるオプションは、すべて、DVI出力中とPDF出力中の相
+ダイアログでは,お使いの文書のPDF出力用の特別なオプションを指定できるようになっています.ここで指定されるオプションは,すべて,DVI出力中とPDF出力中の相
互参照をリンクする\SpecialChar LaTeX
-パッケージである、
+パッケージである,
\series bold
hyperref
\series default
\end_inset
-を利用します。これによって、文書の読者は、目次の項目や参照をクリックして、文中の相互参照先に移動することができるようになります。
+を利用します.これによって,文書の読者は,目次の項目や参照をクリックして,文中の相互参照先に移動することができるようになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
一般
\family default
-ダイアログタブのヘッダ情報は、PDFにファイル特性としてともに保存されます。多くのプログラムでは、例えば著者が誰であり、PDFが何についてのものであるかなどを自
-動的に判別するのに、これらの情報を引き出すことができます。これは、PDFを文献整理目的で整序したり仕分けしたり使用したりするのに、ひじょうに便利です。
+ダイアログタブのヘッダ情報は,PDFにファイル特性としてともに保存されます.多くのプログラムでは,例えば著者が誰であり,PDFが何についてのものであるかなどを自
+動的に判別するのに,これらの情報を引き出すことができます.これは,PDFを文献整理目的で整序したり仕分けしたり使用したりするのに,ひじょうに便利です.
\family sans
自動的にヘッダを補完
\family default
-オプションを有効にすると、\SpecialChar LyX
-はヘッダ情報を、文書のタイトルと著者の設定から自動的に抽出しようと試みます。
+オプションを有効にすると,\SpecialChar LyX
+はヘッダ情報を,文書のタイトルと著者の設定から自動的に抽出しようと試みます.
\family sans
全画面モードで読み込む
\family default
-オプションは、PDFを全画面モードで開きますので、プレゼンテーションに便利です。
+オプションは,PDFを全画面モードで開きますので,プレゼンテーションに便利です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
ハイパーリンク
\family default
-タブでは、リンクをどのように表示するか、書誌情報への逆参照リンクを作成するかどうかを指定することができます。
+タブでは,リンクをどのように表示するか,書誌情報への逆参照リンクを作成するかどうかを指定することができます.
\family sans
リンクを分割して改行
\family default
-オプションを指定すると、長いリンクを分割することが許可されます。
+オプションを指定すると,長いリンクを分割することが許可されます.
\family sans
リンクの周りに枠を付けない
\family default
\family sans
色付きリンク
\family default
-オプションは、共に、リンクすべてに囲み枠を付ける既定の挙動を変更して、枠を付けなくします。
+オプションは,共に,リンクすべてに囲み枠を付ける既定の挙動を変更して,枠を付けなくします.
\family sans
色付きリンク
\family default
-は、リンク毎に色を付けます。既定色は、
+は,リンク毎に色を付けます.既定色は,
\end_layout
\begin_layout Labeling
\end_layout
\begin_layout Standard
-となっていますが、これらは
+となっていますが,これらは
\family sans
追加オプション
\family default
-フィールドで変更することができます。例えば、本文書では、
+フィールドで変更することができます.例えば,本文書では,
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-という追加オプションを使って、色を変更しています。
+という追加オプションを使って,色を変更しています.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
逆参照
\family default
-オプションを指定すると、選択したオプションによって、項目が参照されている節番号やスライド番号あるいはページ数が、書誌情報中の各項目の後ろに表示されるようになりま
-す。
+オプションを指定すると,選択したオプションによって,項目が参照されている節番号やスライド番号あるいはページ数が,書誌情報中の各項目の後ろに表示されるようになりま
+す.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
しおり
\family default
-ダイアログタブでは、読者が文書内を動き回るのに便利なように、文書の各節のPDFしおりを設定するかどうかを指定することができます。しおりが、文書の節見出しと同様に
-番号を振るかどうかを指定することもできます。開くしおりの階層では、PDFを開いたときにどの節階層まで表示するかを指定することができます。例えば、階層を2にしたと
-きには、すべての節と小節が表示され、階層を1にすると節のみが表示されます。
+ダイアログタブでは,読者が文書内を動き回るのに便利なように,文書の各節のPDFしおりを設定するかどうかを指定することができます.しおりが,文書の節見出しと同様に
+番号を振るかどうかを指定することもできます.開くしおりの階層では,PDFを開いたときにどの節階層まで表示するかを指定することができます.例えば,階層を2にしたと
+きには,すべての節と小節が表示され,階層を1にすると節のみが表示されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-PDF特性は、この文書でも使用されています。この文書の文書設定を見ると、
+PDF特性は,この文書でも使用されています.この文書の文書設定を見ると,
\series bold
hyperref
\series default
-の追加オプションが使われていることがわかるでしょう。これらの意味については、hyperrefの取扱説明書
+の追加オプションが使われていることがわかるでしょう.これらの意味については,hyperrefの取扱説明書
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "hyperref"
\end_inset
-をご参照ください。
+をご参照ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
はバックグラウンドで\SpecialChar LaTeX
-を使用しているので、\SpecialChar LaTeX
-コマンドおよび要素の多くをサポートしていますが、すべてではありません。\SpecialChar LaTeX
-は、さまざまなコマンドを提供するパッケージを数百も
-含んでいます。つねに多くのパッケージが更新され、新しいものが追加されます。事実上すべての問題に対して\SpecialChar LaTeX
-パッケージが存在するので、これにはほとんどすべてのことを植字
-できるという利点があります。しかし、もちろん\SpecialChar LyX
-は、最新の状態に付いていっているわけではなく、すべてのパッケージとそれらの全コマンドをサポートできるわけではありませ
-ん。
+を使用しているので,\SpecialChar LaTeX
+コマンドおよび要素の多くをサポートしていますが,すべてではありません.\SpecialChar LaTeX
+は,さまざまなコマンドを提供するパッケージを数百も
+含んでいます.つねに多くのパッケージが更新され,新しいものが追加されます.事実上すべての問題に対して\SpecialChar LaTeX
+パッケージが存在するので,これにはほとんどすべてのことを植字
+できるという利点があります.しかし,もちろん\SpecialChar LyX
+は,最新の状態に付いていっているわけではなく,すべてのパッケージとそれらの全コマンドをサポートできるわけではありませ
+ん.
\end_layout
\begin_layout Standard
-しかし心配は要りません。\SpecialChar LyX
+しかし心配は要りません.\SpecialChar LyX
では\SpecialChar TeX
コード枠の中で任意の\SpecialChar LaTeX
-コマンドを使用することができるのです。\SpecialChar TeX
-コード枠は、
+コマンドを使用することができるのです.\SpecialChar TeX
+コード枠は,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
TeXコード
arg "ert-insert"
\end_inset
-)。枠は左クリックで開き、右クリックから
+).枠は左クリックで開き,右クリックから
\family sans
差込枠を閉じる
\family default
-で閉じることができます。
+で閉じることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar TeX
-コード枠には、完全なコマンドを挿入することもできますし、不完全なコマンドを入れることもできます。不完全というのは、通常の\SpecialChar LyX
+コード枠には,完全なコマンドを挿入することもできますし,不完全なコマンドを入れることもできます.不完全というのは,通常の\SpecialChar LyX
の本文を引数として使うことができるという
-意味です。例えば、単語の周りに枠を描きたいので、
+意味です.例えば,単語の周りに枠を描きたいので,
\series bold
\backslash
fbox
\series default
という\SpecialChar LaTeX
-コマンドを使用するものとしましょう。コマンド部分
+コマンドを使用するものとしましょう.コマンド部分
\series bold
\backslash
fbox{
\series default
を\SpecialChar TeX
-コード枠に書き、枠を書きたい単語のあとに、閉じ中括弧
+コード枠に書き,枠を書きたい単語のあとに,閉じ中括弧
\series bold
}
\series default
を二つめの\SpecialChar TeX
-コード枠として書きます。二つの\SpecialChar TeX
-コード枠の単語が、以下の例に示すように引数になっています。
+コード枠として書きます.二つの\SpecialChar TeX
+コード枠の単語が,以下の例に示すように引数になっています.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-の単語を含む行です。
+の単語を含む行です.
\end_layout
\begin_layout Standard
-となります。
+となります.
\end_layout
\begin_layout Standard
【註】
\series default
パラメタのない\SpecialChar LaTeX
-コマンドの終わりでは、\SpecialChar LaTeX
-がコマンドが終了したことを認識できるよう、スペースを挿入しなくてはなりません。
+コマンドの終わりでは,\SpecialChar LaTeX
+がコマンドが終了したことを認識できるよう,スペースを挿入しなくてはなりません.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-比較的大きな文書や書籍を執筆するとき、\SpecialChar LyX
+比較的大きな文書や書籍を執筆するとき,\SpecialChar LyX
がバックグラウンドで使用する\SpecialChar LaTeX
-コマンドを若干は知っておくことが必要になります。\SpecialChar LaTeX
-はコマンドに基づいているため、あなたは文章を「
-プログラム」することができます。このことは、もしコマンドを正しく知っていれば、文書のレイアウトを毎回変えることができるという利点があります。例えば、あなたがある
-製品の取扱説明書を書いていて、その締切が今日中だったとしましょう。しかし上司は、あなたの仕事の出来を褒めてくれたけれども、すべてのキャプションラベルを太字にして
-くれと言うのです。取扱説明書には、太字になっていない図表のキャプションが何百もあります。もちろん、手動ですべてのキャプションラベルを一日で変えることは不可能です
-。
+コマンドを若干は知っておくことが必要になります.\SpecialChar LaTeX
+はコマンドに基づいているため,あなたは文章を「
+プログラム」することができます.このことは,もしコマンドを正しく知っていれば,文書のレイアウトを毎回変えることができるという利点があります.例えば,あなたがある
+製品の取扱説明書を書いていて,その締切が今日中だったとしましょう.しかし上司は,あなたの仕事の出来を褒めてくれたけれども,すべてのキャプションラベルを太字にして
+くれと言うのです.取扱説明書には,太字になっていない図表のキャプションが何百もあります.もちろん,手動ですべてのキャプションラベルを一日で変えることは不可能です
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
そこで\SpecialChar LaTeX
-が力を発揮します。上に述べたように、すべての問題に対して\SpecialChar LaTeX
-パッケージが存在します。まずどれを使うか見つけなくてはならないので、\SpecialChar LaTeX
+が力を発揮します.上に述べたように,すべての問題に対して\SpecialChar LaTeX
+パッケージが存在します.まずどれを使うか見つけなくてはならないので,\SpecialChar LaTeX
パッケージデータベース
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
\end_inset
-を使って探すことになるでしょう。
+を使って探すことになるでしょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
-その結果、
+その結果,
\series bold
caption
\series default
\end_inset
-パッケージが必要とするものであることを知ります。パッケージを使用するには、文書プリアンブル(
+パッケージが必要とするものであることを知ります.パッケージを使用するには,文書プリアンブル(
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
\end_layout
\begin_layout Standard
-というコマンドを使用して、パッケージを読み込まなくてはなりません。
+というコマンドを使用して,パッケージを読み込まなくてはなりません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-コマンドは、かならずバックスラッシュで始まり、コマンド引数を中括弧の中に入れ、オプションを大括弧の中に挿入することになっています。また、すべてのコマンドが引数や
-オプションをとるわけではないことに注意してください。
+コマンドは,かならずバックスラッシュで始まり,コマンド引数を中括弧の中に入れ,オプションを大括弧の中に挿入することになっています.また,すべてのコマンドが引数や
+オプションをとるわけではないことに注意してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
caption
\series default
-です。パッケージの取扱説明書を見たところ、
+です.パッケージの取扱説明書を見たところ,
\series bold
labelfont=bf
\series default
-というオプションを与えると、すべてのキャプションラベルをボールド体に変更できることがわかりましたので、
+というオプションを与えると,すべてのキャプションラベルをボールド体に変更できることがわかりましたので,
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-というコマンドをプリアンブルに挿入したところ、問題は解決しました
+というコマンドをプリアンブルに挿入したところ,問題は解決しました
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-captionパッケージが提供する他のコマンドについては、その取扱説明書
+captionパッケージが提供する他のコマンドについては,その取扱説明書
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "caption"
\end_inset
-を参照してください。
+を参照してください.
\end_layout
\end_inset
-。
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
-この例のようなよく知られた問題については、文書クラスによっては、組込の解決策が用意されていることがあることに注意してください。例えば、
+この例のようなよく知られた問題については,文書クラスによっては,組込の解決策が用意されていることがあることに注意してください.例えば,
\family sans
KOMA-Script
\family default
-クラスを使用すると、
+クラスを使用すると,
\series bold
caption
\series default
-パッケージは必要なく、代わりにプリアンブルに
+パッケージは必要なく,代わりにプリアンブルに
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-と書けば問題は解決します。したがって、比較的大きな文書を執筆しようとしているときには、使用しようと考えている文書クラスの取扱説明書を見てみた方がいいでしょう(
+と書けば問題は解決します.したがって,比較的大きな文書を執筆しようとしているときには,使用しようと考えている文書クラスの取扱説明書を見てみた方がいいでしょう(
\series bold
\backslash
setkomafont
\series default
-はひとつ以上の引数をとるコマンドの一例です)。
+はひとつ以上の引数をとるコマンドの一例です).
\end_layout
\begin_layout Standard
-本文中に置かれたコマンドがコマンド以降の本文のみ、あるいはコマンド引数にとられた文のみに影響を与えるのに対し、プリアンブル内に置かれたコマンドは、文書全体に影響
-します。本文中に\SpecialChar LaTeX
-コマンドを挿入するには、前節で述べたように\SpecialChar TeX
-コード枠を使用してください。
+本文中に置かれたコマンドがコマンド以降の本文のみ,あるいはコマンド引数にとられた文のみに影響を与えるのに対し,プリアンブル内に置かれたコマンドは,文書全体に影響
+します.本文中に\SpecialChar LaTeX
+コマンドを挿入するには,前節で述べたように\SpecialChar TeX
+コード枠を使用してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-とその文法について、さらに詳細を知りたい場合には、\SpecialChar LaTeX
+とその文法について,さらに詳細を知りたい場合には,\SpecialChar LaTeX
関連書籍
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
\end_inset
-を参照してください。
+を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書にユーザ設定のヘッダ行やフッタ行を定義したい時は、まず、
+文書にユーザ設定のヘッダ行やフッタ行を定義したい時は,まず,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
-ダイアログ中、
+ダイアログ中,
\family sans
ページレイアウト
\family default
-の中で、ヘディング様式を
+の中で,ヘディング様式を
\family sans
装飾的(fancy)
\family default
-に設定する必要があります。次に、
+に設定する必要があります.次に,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
モジュール
\family default
-メニューの中で、「ユーザ設定ヘッダ/フッタ行」モジュールを追加してください。このモジュールは、ヘッダ及びフッタの位置によって、以下の6つの様式を提供します。
+メニューの中で,「ユーザ設定ヘッダ/フッタ行」モジュールを追加してください.このモジュールは,ヘッダ及びフッタの位置によって,以下の6つの様式を提供します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-通常、ヘッダとフッタは文頭で設定しますが、お望みならば、どこででも変更することができます。図
+通常,ヘッダとフッタは文頭で設定しますが,お望みならば,どこででも変更することができます.図
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "fig:ページレイアウト"
\end_inset
-は、ページのレイアウトと、ヘッダ及びフッタ様式に設定した行がどこに表示されるかを示したものです。
+は,ページのレイアウトと,ヘッダ及びフッタ様式に設定した行がどこに表示されるかを示したものです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Text
\begin_layout Plain Layout
-ページ上の通常の本文はここに入ります。ランニングヘッダは本文の上に、(脚註を含む)ランニングフッタは本文の下に来ます。ヘッダやフッタは、多くの場合、ページ番号や
-章見出しや会社のロゴ等が入りますが、フロートを除き、凡そなんでも使用することができます。
+ページ上の通常の本文はここに入ります.ランニングヘッダは本文の上に,(脚註を含む)ランニングフッタは本文の下に来ます.ヘッダやフッタは,多くの場合,ページ番号や
+章見出しや会社のロゴ等が入りますが,フロートを除き,凡そなんでも使用することができます.
\end_layout
\end_inset
\series bold
【註】
\series default
-文書クラスによっては、ヘディング様式を「既定値」で、固有のページヘッダやページフッタを実装するものもあります。自製のページヘッダやページフッタを指定する前に、そ
-れらの実装がどうなっているかを確認してください。
+文書クラスによっては,ヘディング様式を「既定値」で,固有のページヘッダやページフッタを実装するものもあります.自製のページヘッダやページフッタを指定する前に,そ
+れらの実装がどうなっているかを確認してください.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-ヘッダ行を定義する際は、3つのヘッダ様式をすべて指定してください。様式に書き込んだものは、奇数ページに表示され、そのオプション引数に書き込んだものは偶数ページに
-表示されます。片面文書においては、オプション引数は使用されずに無視されます。様式の内容やその引数を空欄にしたままの場合は、出力中には何も表示されません。フッタの
-定義も、ヘッダと同様に行います。
+ヘッダ行を定義する際は,3つのヘッダ様式をすべて指定してください.様式に書き込んだものは,奇数ページに表示され,そのオプション引数に書き込んだものは偶数ページに
+表示されます.片面文書においては,オプション引数は使用されずに無視されます.様式の内容やその引数を空欄にしたままの場合は,出力中には何も表示されません.フッタの
+定義も,ヘッダと同様に行います.
\end_layout
\begin_layout Standard
-定義するに際しては、いくつかの\SpecialChar LaTeX
+定義するに際しては,いくつかの\SpecialChar LaTeX
コマンドを\SpecialChar TeX
コードで入力する必要があります(
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
TeXコード
\family default
-メニュー)。
+メニュー).
\end_layout
\begin_layout Description
\backslash
-thepage 現在のページ番号を出力します。
+thepage 現在のページ番号を出力します.
\end_layout
\begin_layout Description
\backslash
-Roman{page} 現在のページ番号を大文字ローマ数字で出力します。
+Roman{page} 現在のページ番号を大文字ローマ数字で出力します.
\end_layout
\begin_layout Description
\backslash
-roman{page} 現在のページ番号を小文字ローマ数字で出力します。
+roman{page} 現在のページ番号を小文字ローマ数字で出力します.
\end_layout
\begin_layout Description
\backslash
-leftmark 通常は、現在の節番号と節見出しを出力しますが、章がある文書の場合には、現在の章番号と章見出しを出力します。これらは、通常左ヘッダに入れるので、
-「leftmark」というコマンドになっています。
+leftmark 通常は,現在の節番号と節見出しを出力しますが,章がある文書の場合には,現在の章番号と章見出しを出力します.これらは,通常左ヘッダに入れるので,
+「leftmark」というコマンドになっています.
\end_layout
\begin_layout Description
\backslash
-rightmark 通常は、現在の小節番号と小節見出しを出力しますが、章がある文書の場合には、現在の節番号と節見出しを出力します。これらは、通常右ヘッダに入れる
-ので、「rightmark」というコマンドになっています。
+rightmark 通常は,現在の小節番号と小節見出しを出力しますが,章がある文書の場合には,現在の節番号と節見出しを出力します.これらは,通常右ヘッダに入れる
+ので,「rightmark」というコマンドになっています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ユーザ設定のヘッダやフッタの既定値は、空ではありません。既定のヘッダには、章及び節のタイトルが入り、中央フッタにはページ番号が入ります。ヘッダやフッタから必要の
-ない項目を取り除くには、そのヘッダ様式やフッタ様式を文書に設定し、空のままに放っておきます。つまり、フッタにページ番号が必要ない場合には、空の
+ユーザ設定のヘッダやフッタの既定値は,空ではありません.既定のヘッダには,章及び節のタイトルが入り,中央フッタにはページ番号が入ります.ヘッダやフッタから必要の
+ない項目を取り除くには,そのヘッダ様式やフッタ様式を文書に設定し,空のままに放っておきます.つまり,フッタにページ番号が必要ない場合には,空の
\family sans
中央フッタ
\family default
-様式を文書内に作成してください。
+様式を文書内に作成してください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ヘッダ及びフッタは通常のページには表示されますが、そうでないページもあります。例えば、表題ページや、書籍の部見出し・章見出しは、それ自身の様式を持っているので、
-これらのページにはユーザ設定ヘッダやユーザ設定フッタは存在しませんが、これはまっとうなことです。例えば、章見出しページには、章見出しが太い文字ででかでかと書かれ
-ていますから、章の名前が入ったヘッダを印字する必要はないわけです。
+ヘッダ及びフッタは通常のページには表示されますが,そうでないページもあります.例えば,表題ページや,書籍の部見出し・章見出しは,それ自身の様式を持っているので,
+これらのページにはユーザ設定ヘッダやユーザ設定フッタは存在しませんが,これはまっとうなことです.例えば,章見出しページには,章見出しが太い文字ででかでかと書かれ
+ていますから,章の名前が入ったヘッダを印字する必要はないわけです.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-既定では、ヘッダの下に0.4
+既定では,ヘッダの下に0.4
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
-ptの太さの線が引かれ、フッタ線は描かれません。これは、文書プリアンブル中に、
+ptの太さの線が引かれ,フッタ線は描かれません.これは,文書プリアンブル中に,
\series bold
\backslash
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-のようなスキームで、
+のようなスキームで,
\series bold
\backslash
\backslash
footrulewidth
\series default
-コマンドを使用すれば、変更することができます。ここで、「太さ」は、
+コマンドを使用すれば,変更することができます.ここで,「太さ」は,
\family sans
pt
\family default
\family sans
mm
\family default
-のような標準単位を用います。線を消したい場合には、太さを0
+のような標準単位を用います.線を消したい場合には,太さを0
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
-ptに設定してください。
+ptに設定してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-装飾線には色をつけることもできますが、これには\SpecialChar LaTeX
-の知識が要ります。どうしても必要な場合には、インターネットか書籍
+装飾線には色をつけることもできますが,これには\SpecialChar LaTeX
+の知識が要ります.どうしても必要な場合には,インターネットか書籍
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "Mittelbach"
\end_inset
-の第4.4節をご覧ください。
+の第4.4節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ヘッダ行やフッタ行として2行以上が必要な場合、様式での定義に通常の改行を入れることで実現することができますが、既定のヘッダ高やフッタ高は1行分しかありません。そ
-こで高さを広げるには、文書プリアンブル中で
+ヘッダ行やフッタ行として2行以上が必要な場合,様式での定義に通常の改行を入れることで実現することができますが,既定のヘッダ高やフッタ高は1行分しかありません.そ
+こで高さを広げるには,文書プリアンブル中で
\series bold
\backslash
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-のようにして、\SpecialChar LaTeX
+のようにして,\SpecialChar LaTeX
高の
\series bold
\backslash
footheight
\series default
-を再定義してください。ここで「高さ」は、標準単位での高さです。どのくらいの高さが必要かがわからない場合には、とりあえずヘッダやフッタを定義して、PDFで文書をプ
-レビューしてみてください。それから、
+を再定義してください.ここで「高さ」は,標準単位での高さです.どのくらいの高さが必要かがわからない場合には,とりあえずヘッダやフッタを定義して,PDFで文書をプ
+レビューしてみてください.それから,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
LaTeXログ
\family default
メニューから\SpecialChar LaTeX
-ログファイルを開き、次の警告ボタンを押して、
+ログファイルを開き,次の警告ボタンを押して,
\series bold
fancyhdr
\series default
\end_inset
-パッケージからの警告がないかどうか探してください。もし警告があれば、そのヘッダやフッタに必要な最小限の高さが報告されているはずです。
+パッケージからの警告がないかどうか探してください.もし警告があれば,そのヘッダやフッタに必要な最小限の高さが報告されているはずです.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-この例は、ユーザ設定ヘッダ及びフッタで何ができるかをお見せするためのものです。これは例に過ぎませんので、実際の文書では使わないでください。この例では以下の定義を
-行なっています。
+この例は,ユーザ設定ヘッダ及びフッタで何ができるかをお見せするためのものです.これは例に過ぎませんので,実際の文書では使わないでください.この例では以下の定義を
+行なっています.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-ヘッダやフッタには、フロート以外ならば、原則として何でも使用することができます。爪掛けのような特殊なものについては、
+ヘッダやフッタには,フロート以外ならば,原則として何でも使用することができます.爪掛けのような特殊なものについては,
\series bold
fancyhdr
\series default
\end_inset
-をご覧ください。
+をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-では、完成文書がどのようになるかを、出力を見るための煩労でユーザーの思考を中断させることなく、見ることができるように、作業中の文書の各節を同時進行でプレビューさ
-せることができます。
+では,完成文書がどのようになるかを,出力を見るための煩労でユーザーの思考を中断させることなく,見ることができるように,作業中の文書の各節を同時進行でプレビューさ
+せることができます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-プレビューが動作するためには、
+プレビューが動作するためには,
\series bold
preview-latex
\series default
preview
\series default
と命名されています)という\SpecialChar LaTeX
-パッケージが導入されていることが必要です。もしこれがすでに導入されていなければ、\SpecialChar TeX
+パッケージが導入されていることが必要です.もしこれがすでに導入されていなければ,\SpecialChar TeX
Catalogue
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
\end_inset
-か、ご利用の\SpecialChar LaTeX
-のパッケージマネージャで見つけることができます。
+か,ご利用の\SpecialChar LaTeX
+のパッケージマネージャで見つけることができます.
\family typewriter
netpbm
\family default
\family typewriter
pnmcrop
\family default
-プログラムを導入すれば、さらに美しい出力を得ることができます。Windows版\SpecialChar LyX
-では、このプログラムと\SpecialChar LaTeX
-パッケージは、\SpecialChar LyX
-と共に自動で導入されています。
+プログラムを導入すれば,さらに美しい出力を得ることができます.Windows版\SpecialChar LyX
+では,このプログラムと\SpecialChar LaTeX
+パッケージは,\SpecialChar LyX
+と共に自動で導入されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
もし\SpecialChar LyX
-中に、例えば、数式の\SpecialChar LaTeX
-出力を表示させたいとすると、
+中に,例えば,数式の\SpecialChar LaTeX
+出力を表示させたいとすると,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定
\family sans
画像を表示
\family default
-オプションを有効にし、
+オプションを有効にし,
\family sans
自動プレビュー
\family default
\family sans
有効
\family default
-にしてください。
+にしてください.
\family sans
プレビューの大きさ
\family default
-とあるのは、大きさの倍率因子のことです。
+とあるのは,大きさの倍率因子のことです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-が組版する数式以外すべてを見たい場合には、
+が組版する数式以外すべてを見たい場合には,
\family sans
自動プレビュー
\family default
\family sans
数式を除く
\family default
-にしてください。
+にしてください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-すると、\SpecialChar LyX
-に文書を読み込んだり挿入枠を編集し終わったりすると、プレビューが生成されるようになります。すでに読み込まれた文書のプレビューは、
+すると,\SpecialChar LyX
+に文書を読み込んだり挿入枠を編集し終わったりすると,プレビューが生成されるようになります.すでに読み込まれた文書のプレビューは,
\family sans
自動プレビュー
\family default
\emph on
ない
\emph default
-ので、プレビューを有効にするには、文書を開き直さなくてはなりません。
+ので,プレビューを有効にするには,文書を開き直さなくてはなりません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-既に読み込まれた文書のプレビューは、
+既に読み込まれた文書のプレビューは,
\family sans
画像を表示
\family default
-オプションを有効にしても、直ちに生成されるとは限りません。この場合には、文書を開きなおせば、プレビューが生成されます。
+オプションを有効にしても,直ちに生成されるとは限りません.この場合には,文書を開きなおせば,プレビューが生成されます.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式以外にも、例えば、\SpecialChar LyX
-がまだサポートしていない文書の一部の回転などのように、プレビューを見たい場合があるかもしれません。この場合には、
+数式以外にも,例えば,\SpecialChar LyX
+がまだサポートしていない文書の一部の回転などのように,プレビューを見たい場合があるかもしれません.この場合には,
\family sans
挿入\SpecialChar menuseparator
プレビュー
\family default
-メニューでプレビュー差込枠を挿入し、プレビューしたいものを、この差込枠中に挿入するか貼り付けてください。カーソルをプレビュー差込枠の外に移すと、プレビューが生成
-されます。プレビューをクリックすると、プレビューを行ったものを編集することができます。
+メニューでプレビュー差込枠を挿入し,プレビューしたいものを,この差込枠中に挿入するか貼り付けてください.カーソルをプレビュー差込枠の外に移すと,プレビューが生成
+されます.プレビューをクリックすると,プレビューを行ったものを編集することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-一例:回転させたボックスを生成するには、\SpecialChar LyX
+一例:回転させたボックスを生成するには,\SpecialChar LyX
がまだサポートしていない\SpecialChar LaTeX
コマンド
\series bold
\backslash
rotatebox
\series default
-は、取扱説明書『
+は,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
ボックスの伸縮回転
\emph default
-」の節で説明されています。
+」の節で説明されています.
\end_layout
\end_inset
-。例えば、周囲の本文に合うように回転角を調整したいなどの理由で、\SpecialChar LyX
-中に、\SpecialChar TeX
-コードボックスではなく、回転させたボックスの最終出力を見たいものとしましょう。そこで、プレ
-ビュー差込枠を作成し、回転させたボックスに入れる文章を中にコピーします。下記がその結果です。
+.例えば,周囲の本文に合うように回転角を調整したいなどの理由で,\SpecialChar LyX
+中に,\SpecialChar TeX
+コードボックスではなく,回転させたボックスの最終出力を見たいものとしましょう.そこで,プレ
+ビュー差込枠を作成し,回転させたボックスに入れる文章を中にコピーします.下記がその結果です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Preview
\begin_layout Standard
-この行には、
+この行には,
\begin_inset ERT
status collapsed
\end_inset
-があります。
+があります.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-プレビューは、着色にも機能します。以下の例では、特殊な枠付き・色付きボックスが、\SpecialChar LaTeX
+プレビューは,着色にも機能します.以下の例では,特殊な枠付き・色付きボックスが,\SpecialChar LaTeX
コマンド
\series bold
\backslash
fcolorbox
\series default
-は、取扱説明書『
+は,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
着色ボックス
\emph default
-」の節で説明されています。
+」の節で説明されています.
\end_layout
\end_inset
-。
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-これは、色付きかつ枠付きのボックスの中にある文章です。
+これは,色付きかつ枠付きのボックスの中にある文章です.
\begin_inset ERT
status collapsed
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-にプレビューが表示されないときには、上述の通り、プレビューが有効化されていて、プレビュー差込枠内の\SpecialChar TeX
-コードが有効であることを確認し、その\SpecialChar TeX
+にプレビューが表示されないときには,上述の通り,プレビューが有効化されていて,プレビュー差込枠内の\SpecialChar TeX
+コードが有効であることを確認し,その\SpecialChar TeX
コードが要求する\SpecialChar LaTeX
パッケージ
-が、文書プリアンブル中で読み込まれているかどうか、確認してください。\SpecialChar LyX
-がプレビューを生成できないとすると、ほとんどの場合、文書を閲覧することも、\SpecialChar LaTeX
+が,文書プリアンブル中で読み込まれているかどうか,確認してください.\SpecialChar LyX
+がプレビューを生成できないとすると,ほとんどの場合,文書を閲覧することも,\SpecialChar LaTeX
エラーによってでき
-なくなっているはずです。\SpecialChar TeX
-コードを使わなくてはならないけれども、コードが正しいかどうか自信のない場合、プレビュー差込枠は、文書全体を閲覧しないまま、コードが正しい
-かどうかチェックするのに最適の方法です。
+なくなっているはずです.\SpecialChar TeX
+コードを使わなくてはならないけれども,コードが正しいかどうか自信のない場合,プレビュー差込枠は,文書全体を閲覧しないまま,コードが正しい
+かどうかチェックするのに最適の方法です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-さらに、文書全体あるいは一部の\SpecialChar LaTeX
-ソースをプレビューすることもできます。
+さらに,文書全体あるいは一部の\SpecialChar LaTeX
+ソースをプレビューすることもできます.
\family sans
表示\SpecialChar menuseparator
ソース面
\family default
-メニューを使用すると、ウィンドウが開いて\SpecialChar LaTeX
-コードを見ることができるようになります。このウィンドウには、現在カーソルがある段落全体のソースを表示します。LyXのメイ
-ンウィンドウで文書の一部を選択すれば、(1段落以上を選択しているときには)選択部分のみがソースコードとして表示されます。文書全体をソースとして閲覧したいときには
-、ソース閲覧ウィンドウにある、そのオプションを有効にしてください。
+メニューを使用すると,ウィンドウが開いて\SpecialChar LaTeX
+コードを見ることができるようになります.このウィンドウには,現在カーソルがある段落全体のソースを表示します.LyXのメイ
+ンウィンドウで文書の一部を選択すれば,(1段落以上を選択しているときには)選択部分のみがソースコードとして表示されます.文書全体をソースとして閲覧したいときには
+,ソース閲覧ウィンドウにある,そのオプションを有効にしてください.
\family sans
自動更新
\family default
-を有効にすると、\SpecialChar LyX
-で変更を加えると同時に、その変化を見ることができます。ただし、複数の文書を開いている場合には、\SpecialChar LyX
-は、開かれている文書に限らず、全ての文書を更新する
-ため、動作が遅くなることに注意してください。
+を有効にすると,\SpecialChar LyX
+で変更を加えると同時に,その変化を見ることができます.ただし,複数の文書を開いている場合には,\SpecialChar LyX
+は,開かれている文書に限らず,全ての文書を更新する
+ため,動作が遅くなることに注意してください.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-の詳細検索・置換機能を使用すれば、\SpecialChar LyX
-中の複雑で書式を含んだ文章の断片や、数式の内容を検索することができるようになります。これは、標準(簡易)の検索・置換機能の機能
-向上と位置づけられます。主な機能は、以下のとおりです。
+の詳細検索・置換機能を使用すれば,\SpecialChar LyX
+中の複雑で書式を含んだ文章の断片や,数式の内容を検索することができるようになります.これは,標準(簡易)の検索・置換機能の機能
+向上と位置づけられます.主な機能は,以下のとおりです.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-平文検索と数式検索の両方が可能ですが、後者の場合には、\SpecialChar LyX
-ユーザーが通常行っている方法で数式を入力することによって為されます。数式全体を検出できるだけでなく、複雑な
-数式の一部分を検出することも可能です。
+平文検索と数式検索の両方が可能ですが,後者の場合には,\SpecialChar LyX
+ユーザーが通常行っている方法で数式を入力することによって為されます.数式全体を検出できるだけでなく,複雑な
+数式の一部分を検出することも可能です.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-検索を書式非感応にして、検索文字列を任意の文脈・様式上(標準的本文・節見出し・註釈のほか数式も)で検出することもできますし、書式感応的にして、たとえば節見出しに
-入力された単語のみを検出することもできます。
+検索を書式非感応にして,検索文字列を任意の文脈・様式上(標準的本文・節見出し・註釈のほか数式も)で検出することもできますし,書式感応的にして,たとえば節見出しに
+入力された単語のみを検出することもできます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-検索は、数式環境のみに限定することができます。これは、数式環境外の文に全く反応させずに、数式表記を変更したい場合に便利です。
+検索は,数式環境のみに限定することができます.これは,数式環境外の文に全く反応させずに,数式表記を変更したい場合に便利です.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-検索は、対象を指定した
+検索は,対象を指定した
\emph on
範囲
\emph default
-に広げることができ、編集中の文書の子文書すべてや、開かれている全ファイル、
+に広げることができ,編集中の文書の子文書すべてや,開かれている全ファイル,
\family sans
\noun on
ヘルプ
\family default
\noun default
-メニューから開くことのできる全説明書などを指定することができます。
+メニューから開くことのできる全説明書などを指定することができます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-置換は、大文字・小文字関係を保持することができます。すなわち、置換文字列の大文字・小文字が、検索に一致した文字列の大文字・小文字に合うように、調整することができ
-ます(つまり、すべて小文字か、すべて大文字か、最初の文字だけ大文字で後は小文字か、など)。
+置換は,大文字・小文字関係を保持することができます.すなわち,置換文字列の大文字・小文字が,検索に一致した文字列の大文字・小文字に合うように,調整することができ
+ます(つまり,すべて小文字か,すべて大文字か,最初の文字だけ大文字で後は小文字か,など).
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-の詳細検索・置換機能は、
+の詳細検索・置換機能は,
\family sans
編集\SpecialChar menuseparator
検索・置換(詳細)
arg "dialog-toggle findreplaceadv"
\end_inset
-で起動することができます。すると、
+で起動することができます.すると,
\family sans
詳細な検索および置換
\family default
-ダイアログが現れます。
+ダイアログが現れます.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
検索対象
\family default
欄の\SpecialChar LyX
-ミニエディタに簡単な単語を入力し、その下の
+ミニエディタに簡単な単語を入力し,その下の
\family sans
次候補
\family default
\end_inset
-を押して)その単語を検索してください。入力された単語は、平文モードと数式モードの両方で検出されるだけでなく、強調体・ボールド体・標準体のすべてと、節見出しと本文
-の両方で検出されます。
+を押して)その単語を検索してください.入力された単語は,平文モードと数式モードの両方で検出されるだけでなく,強調体・ボールド体・標準体のすべてと,節見出しと本文
+の両方で検出されます.
\family sans
リターン
\family default
-を繰り返し押すと前方検索をし続けます。同様に、
+を繰り返し押すと前方検索をし続けます.同様に,
\family sans
シフト
\family default
\family sans
リターン
\family default
-を押すと後方検索を行います。
+を押すと後方検索を行います.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
大文字/小文字を区別
\family default
-オプションは、検出中に、検索エディタに入力したのと同じ大小文字を持つものにだけ一致するようにします。
+オプションは,検出中に,検索エディタに入力したのと同じ大小文字を持つものにだけ一致するようにします.
\family sans
単語全体
\family default
-オプションを指定すると、単語の切れ目ごとにのみ一致します。
+オプションを指定すると,単語の切れ目ごとにのみ一致します.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\begin_inset Formula $x^{2}$
\end_inset
-であれ、より複雑な
+であれ,より複雑な
\begin_inset Formula $\frac{x^{2}}{1+x^{2}}$
\end_inset
-であれ、数式は、
+であれ,数式は,
\family sans
検索
\family default
-エディタ中に数式を入力することによって検索することができます。数式検索中には、単独の数式も検出されますし、数式の一部や、その一部が入れ子になっている部分にも一致
-します。例えば、前出の各式は
+エディタ中に数式を入力することによって検索することができます.数式検索中には,単独の数式も検出されますし,数式の一部や,その一部が入れ子になっている部分にも一致
+します.例えば,前出の各式は
\begin_inset Formula $\frac{x^{2}}{\sqrt{\frac{x^{2}}{1+x^{2}}}}$
\end_inset
-のような式の一部にも一致します。
+のような式の一部にも一致します.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、特定の様式を持った文章を検索することも可能です。そのためには、ダイアログ中の
+また,特定の様式を持った文章を検索することも可能です.そのためには,ダイアログ中の
\family sans
設定
\family default
\family sans
様式を無視
\family default
-オプションを無効にした上で、
+オプションを無効にした上で,
\family sans
検索
\family default
-エディタに入力を行います。すると、
+エディタに入力を行います.すると,
\end_layout
\begin_layout Itemize
-通常の単語を入力して検索を行うと、強調体やボールド体の単語は検出しません。
+通常の単語を入力して検索を行うと,強調体やボールド体の単語は検出しません.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-強調体またはボールド体の単語を入力して検索を行うと、同じフェイスかつ同じ文字様式を持つ単語にのみ一致します。ただし、例えば強調文字は、単独で検出されるだけでなく
-、より長い強調文に含まれる部分にも一致することに注意してください。
+強調体またはボールド体の単語を入力して検索を行うと,同じフェイスかつ同じ文字様式を持つ単語にのみ一致します.ただし,例えば強調文字は,単独で検出されるだけでなく
+,より長い強調文に含まれる部分にも一致することに注意してください.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-節見出しに通常の単語を入力し、検出を行うと、節見出しに含まれる同じ単語にのみ一致します。また、節様式に加えて強調体やボールド体が検索文字に指定されると、これらと
-同じ様式を持つ部分のみが検出されます。
+節見出しに通常の単語を入力し,検出を行うと,節見出しに含まれる同じ単語にのみ一致します.また,節様式に加えて強調体やボールド体が検索文字に指定されると,これらと
+同じ様式を持つ部分のみが検出されます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-別行立て数式中の数式の一部には、別行立て数式中のものにのみ一致し、行中数式には一致しないものがあります。
+別行立て数式中の数式の一部には,別行立て数式中のものにのみ一致し,行中数式には一致しないものがあります.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
検索
\family default
-エディタに入力した文字列に一致する字句は、
+エディタに入力した文字列に一致する字句は,
\family sans
置換
\family default
-エディタに入力した字句で置き換えることができます。次候補を見つけて置換するには、、
+エディタに入力した字句で置き換えることができます.次候補を見つけて置換するには,,
\family sans
置換
\family default
-ボタンをクリックするか、
+ボタンをクリックするか,
\family sans
置換
\family default
\family sans
シフト+リターン
\family default
-を押してください。
+を押してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書中の一致する字句の場所に、\SpecialChar LyX
-のあらゆる書式を用いた字句を置き換えることができます。この能力を用いた典型例は以下のとおりです。
+文書中の一致する字句の場所に,\SpecialChar LyX
+のあらゆる書式を用いた字句を置き換えることができます.この能力を用いた典型例は以下のとおりです.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-ある単語を、特定の書式を持った同じ単語に置換します。例えば、「func()」という単語を、タイプライタ体の「
+ある単語を,特定の書式を持った同じ単語に置換します.例えば,「func()」という単語を,タイプライタ体の「
\family typewriter
func()
\family default
-」に置換します。
+」に置換します.
\end_layout
\begin_layout Itemize
-数式記号の表記法の書き変えを行います。例えば、「
+数式記号の表記法の書き変えを行います.例えば,「
\begin_inset Formula $R$
\end_inset
\begin_inset Formula $\mathbb{R}$
\end_inset
-」にしたり(標準文の中に現れる「R」がすべて置き換えられてしまうのを防ぐために、
+」にしたり(標準文の中に現れる「R」がすべて置き換えられてしまうのを防ぐために,
\family sans
単語全体
\family default
\family sans
大文字/小文字を区別
\family default
-オプションを有効にして、
+オプションを有効にして,
\family sans
設定
\family default
\family sans
書式を無視
\family default
-オプションを無効にするとよいでしょう)、
+オプションを無効にするとよいでしょう),
\begin_inset Formula $x_{j}^{i}$
\end_inset
\begin_inset Formula $x_{i,j}$
\end_inset
-に、
+に,
\begin_inset Formula $x[k]$
\end_inset
\begin_inset Formula $x_{k}$
\end_inset
-に変更したりします。
+に変更したりします.
\end_layout
\begin_layout Subsection
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-正規表現のよい説明がWikipediaの以下の項目にあります。
+正規表現のよい説明がWikipediaの以下の項目にあります.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\end_inset
-。
+.
\family sans
検索
\family default
-エディタにregexp差込枠を挿入することで、正規表現検索を行うことができます。これは、カーソルが
+エディタにregexp差込枠を挿入することで,正規表現検索を行うことができます.これは,カーソルが
\family sans
検索
\family default
挿入\SpecialChar menuseparator
正規表現を挿入
\family default
-メニューを選択することで実行できます。regexp差込枠に入力した文字列は、正規表現一致規則にしたがって一致し
+メニューを選択することで実行できます.regexp差込枠に入力した文字列は,正規表現一致規則にしたがって一致し
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ただし、表現は、整った\SpecialChar LyX
-中の語句に一致しなくてはならないという制約があります。つまり、\SpecialChar LaTeX
-コードに一致するときに、{}の片側だけが含まれるような部分は、一致させる表現
-に含まれてはなりません。
+ただし,表現は,整った\SpecialChar LyX
+中の語句に一致しなくてはならないという制約があります.つまり,\SpecialChar LaTeX
+コードに一致するときに,{}の片側だけが含まれるような部分は,一致させる表現
+に含まれてはなりません.
\end_layout
\end_inset
-、regexp差込枠外の文字列は、文書中のまったく同一の文字列に対して一致します。regexp差込枠は、通常どおりカットアンドペーストできることに注意してくださ
-い。この機能を使った例としては、以下のようなものがあります。
+,regexp差込枠外の文字列は,文書中のまったく同一の文字列に対して一致します.regexp差込枠は,通常どおりカットアンドペーストできることに注意してくださ
+い.この機能を使った例としては,以下のようなものがあります.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-決まった分母を持つ全ての分数を検索する。例えば、
+決まった分母を持つ全ての分数を検索する.例えば,
\family sans
検索
\family default
\begin_inset Formula $.*$
\end_inset
-は全てに一致するという正規表現です)、この分母を持つ全ての分数が検出されます。
+は全てに一致するという正規表現です),この分母を持つ全ての分数が検出されます.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-決まった様式を持つ全ての文章を検索する。例えば、
+決まった様式を持つ全ての文章を検索する.例えば,
\family sans
設定
\family default
\family sans
書式を無視
\family default
-オプションを無効にして、正規表現
+オプションを無効にして,正規表現
\begin_inset Formula $.*$
\end_inset
-を入力し、それに強調体やボールド体を設定すると、全ての強調体やボールド体に一致します。また、記号付きないし連番箇条書きや節見出しに正規表現
+を入力し,それに強調体やボールド体を設定すると,全ての強調体やボールド体に一致します.また,記号付きないし連番箇条書きや節見出しに正規表現
\begin_inset Formula $.*$
\end_inset
-を入力すると、全ての記号付きないし連番箇条書きや節見出しに一致します。
+を入力すると,全ての記号付きないし連番箇条書きや節見出しに一致します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-最後に、regexp中の表現への参照は、通常どおり行うことができます。つまり、表現の一部を丸括弧()で囲むと、これは
+最後に,regexp中の表現への参照は,通常どおり行うことができます.つまり,表現の一部を丸括弧()で囲むと,これは
\begin_inset Formula $\backslash1$
\end_inset
\begin_inset Formula $\backslash2$
\end_inset
-で参照することができます。例えば、
+で参照することができます.例えば,
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-という正規表現で検索を行うと、単語の繰り返しがあれば、それに一致します。
+という正規表現で検索を行うと,単語の繰り返しがあれば,それに一致します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-置換文字列での後方参照は、(まだ)実装されていないことに注意してください。
+置換文字列での後方参照は,(まだ)実装されていないことに注意してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-後方参照は、同じregexp内で使われるときでも、異なる複数のregexp内で使われるときでも機能します。ここで、後方参照表現は絶対表現であり、例えば
+後方参照は,同じregexp内で使われるときでも,異なる複数のregexp内で使われるときでも機能します.ここで,後方参照表現は絶対表現であり,例えば
\begin_inset Formula $\backslash1$
\end_inset
-は、全ての正規表現のうち、最初の
+は,全ての正規表現のうち,最初の
\begin_inset Formula $()$
\end_inset
-に一致します。
+に一致します.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-には、組込のスペルチェッカーがあります。
+には,組込のスペルチェッカーがあります.
\family sans
ツール
\family default
\end_inset
-、あるいはツールバーボタン
+,あるいはツールバーボタン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "dialog-show spellchecker"
\end_inset
-を使用すると、現在のカーソル位置からスペルチェックが始まります。誤った(或いは未知の)単語が検出されるとサイドバーが現れるので、2行目の欄で、それを編集したり置
-換したりすることができます。未知の単語が検出された時には、その単語がハイライト表示され、その部分が見えるところまで本文がスクロールします。スペルチェッカーサイド
-バーには、修正候補がある場合には、それを表示するボックスがあります。修正候補の一つをクリックした場合には、それが
+を使用すると,現在のカーソル位置からスペルチェックが始まります.誤った(或いは未知の)単語が検出されるとサイドバーが現れるので,2行目の欄で,それを編集したり置
+換したりすることができます.未知の単語が検出された時には,その単語がハイライト表示され,その部分が見えるところまで本文がスクロールします.スペルチェッカーサイド
+バーには,修正候補がある場合には,それを表示するボックスがあります.修正候補の一つをクリックした場合には,それが
\family sans
置換
\family default
-フィールドに転記されますが、ダブルクリックした場合には、その候補で直ちに置換が実行されます。未知ではあるけれども正しくタイプされた単語は、個人辞書に登録すること
-ができます。
+フィールドに転記されますが,ダブルクリックした場合には,その候補で直ちに置換が実行されます.未知ではあるけれども正しくタイプされた単語は,個人辞書に登録すること
+ができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-既定では、使用される辞書ファイルは、
+既定では,使用される辞書ファイルは,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
-ダイアログで設定される文書言語によって決定されます。文書言語用の辞書を持っていない場合には、スペルチェックを実行しようとするとエラーメッセージが表示されます。ス
-ペルチェッカーダイアログの一番上の欄で、いずれかの言語を選ぶことで、単語の言語を指定することができます。\SpecialChar LyX
+ダイアログで設定される文書言語によって決定されます.文書言語用の辞書を持っていない場合には,スペルチェックを実行しようとするとエラーメッセージが表示されます.ス
+ペルチェッカーダイアログの一番上の欄で,いずれかの言語を選ぶことで,単語の言語を指定することができます.\SpecialChar LyX
は複数の言語を含む文書でも正しくスペルチェックを行うこと
-ができます。これは、本文の言語を、文字様式ダイアログ(
+ができます.これは,本文の言語を,文字様式ダイアログ(
\begin_inset Info
type "icon"
arg "dialog-show character"
\end_inset
-)で設定し、さらにスペルチェッカーの辞書が導入済みであれば、動作します。それが為されていれば、\SpecialChar LyX
-は、自動的に適当な辞書ファイルを切り替えて用います。
+)で設定し,さらにスペルチェッカーの辞書が導入済みであれば,動作します.それが為されていれば,\SpecialChar LyX
+は,自動的に適当な辞書ファイルを切り替えて用います.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【訳註】
\series default
-通常、日本語用のスペルチェック用辞書はないので、日本語はこの場合に該当します。例えば、スペルチェッカーが
+通常,日本語用のスペルチェック用辞書はないので,日本語はこの場合に該当します.例えば,スペルチェッカーが
\family sans
aspell
\family default
\family sans
en
\family default
-」にしておくと、文書言語が日本語でも英語版の
+」にしておくと,文書言語が日本語でも英語版の
\family sans
aspell
\family default
-を実行することはできます(ただし、
+を実行することはできます(ただし,
\family sans
aspell (library)
\family default
-では代替言語は使えません)。しかしながら、単語の区切りは空白で判断されるため、この方法では、英単語と周りの日本語のあいだに空白がないと、英単語が正しく検出されま
-せん。
+では代替言語は使えません).しかしながら,単語の区切りは空白で判断されるため,この方法では,英単語と周りの日本語のあいだに空白がないと,英単語が正しく検出されま
+せん.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-がサポートしているスペルチェッカー用辞書は、
+がサポートしているスペルチェッカー用辞書は,
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-からダウンロードすることができます。各言語用に、2つずつファイルがあります。辞書をWindowsに導入するには、2つのファイルを\SpecialChar LyX
+からダウンロードすることができます.各言語用に,2つずつファイルがあります.辞書をWindowsに導入するには,2つのファイルを\SpecialChar LyX
の導入されているフォルダ以下の
\family sans
~
\backslash
dicts
\family default
-にコピーして、\SpecialChar LyX
-を再起動してください。
+にコピーして,\SpecialChar LyX
+を再起動してください.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-Linuxでは、所望する言語のパッケージを導入する必要があります。必要なパッケージの数は、Linux頒布版によって異なりますが、ほとんどの場合、
+Linuxでは,所望する言語のパッケージを導入する必要があります.必要なパッケージの数は,Linux頒布版によって異なりますが,ほとんどの場合,
\family typewriter
aspell-xx
\family default
\family typewriter
xx
\family default
-は言語コード)。
+は言語コード).
\end_layout
\begin_layout Subsection
言語設定\SpecialChar menuseparator
スペルチェッカー
\family default
-メニューでは、以下の設定を行うことができます。
+メニューでは,以下の設定を行うことができます.
\end_layout
\begin_layout Description
綴り検証エンジン \SpecialChar LyX
-でスペルチェックに使用させるライブラリを選択します。使用中のプラットホームに依存しますが、
+でスペルチェックに使用させるライブラリを選択します.使用中のプラットホームに依存しますが,
\family typewriter
aspell
\family default
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-enchant自体は、いろいろなバックエンドを設定できるラッパーライブラリです。詳しくは、enchantの取扱説明書ないしmanページをご覧ください。
+enchant自体は,いろいろなバックエンドを設定できるラッパーライブラリです.詳しくは,enchantの取扱説明書ないしmanページをご覧ください.
\end_layout
\end_inset
\family default
-が使用出来ます。Windowsでは、
+が使用出来ます.Windowsでは,
\family typewriter
hunspell
\family default
-のみ利用できます。
+のみ利用できます.
\lang english
\SpecialChar LyX
on Mac
\end_layout
\begin_layout Description
-代替言語 本フィールドが空でないときは、\SpecialChar LyX
-は、文書言語の如何にかかわらず、ここで指定された言語を、つねにスペルチェックに使用するようになります。
+代替言語 本フィールドが空でないときは,\SpecialChar LyX
+は,文書言語の如何にかかわらず,ここで指定された言語を,つねにスペルチェックに使用するようになります.
\end_layout
\begin_layout Description
-エスケープ文字 ここで、スペルチェッカーがエスケープする必要がある非標準文字を指定できます(例: ドイツ語のウムラウト)。これは通常必要ではありません。
+エスケープ文字 ここで,スペルチェッカーがエスケープする必要がある非標準文字を指定できます(例: ドイツ語のウムラウト).これは通常必要ではありません.
\end_layout
\begin_layout Description
-複合単語を受け入れる スペルチェッカーが「passthrough」のような複合単語を綴り間違いと判断しないようにします。
+複合単語を受け入れる スペルチェッカーが「passthrough」のような複合単語を綴り間違いと判断しないようにします.
\end_layout
\begin_layout Description
-連続スペルチェック 入力するのと同時進行で綴りを検証します。綴り間違いには、赤点線で下線が引かれます。下線の引かれた単語を右クリックすると、綴り候補がコンテクス
-トメニューに表示されます。そのうち一つを選択すると、綴り違いの単語が提案された単語で置換されます。
+連続スペルチェック 入力するのと同時進行で綴りを検証します.綴り間違いには,赤点線で下線が引かれます.下線の引かれた単語を右クリックすると,綴り候補がコンテクス
+トメニューに表示されます.そのうち一つを選択すると,綴り違いの単語が提案された単語で置換されます.
\end_layout
\begin_layout Description
-註釈とコメントの綴りを検証する 有効にすると、出力されない文書内容の綴りも検証されます。
+註釈とコメントの綴りを検証する 有効にすると,出力されない文書内容の綴りも検証されます.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、多国語の類語辞典を提供し、LibreOffice,OpenOfficeやFirefoxと同じ類語辞典フレームワークを使用しています(つまり、
+は,多国語の類語辞典を提供し,LibreOffice,OpenOfficeやFirefoxと同じ類語辞典フレームワークを使用しています(つまり,
\family typewriter
MyThes
\family default
\end_inset
類語辞典ライブラリを\SpecialChar LyX
-の一部として使用しています)。よって、\SpecialChar LyX
-は、多言語で利用可能なOpenOfficeの類語辞典に直接アクセスすることができます。
+の一部として使用しています).よって,\SpecialChar LyX
+は,多言語で利用可能なOpenOfficeの類語辞典に直接アクセスすることができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-本節では、新しい辞書の導入の仕方と、それを\SpecialChar LyX
-で利用する方法を解説します。
+本節では,新しい辞書の導入の仕方と,それを\SpecialChar LyX
+で利用する方法を解説します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\family sans
MyThes/OpenOffice
\family default
-類語辞典は、1言語あたり2つのファイルから成り、1つはデータを含む拡張子
+類語辞典は,1言語あたり2つのファイルから成り,1つはデータを含む拡張子
\emph on
*.dat
\emph default
\emph on
*.idx
\emph default
-のインデックスファイルです。ファイル名は、特定の言語の言語コード(例えば、アメリカ英語の場合は
+のインデックスファイルです.ファイル名は,特定の言語の言語コード(例えば,アメリカ英語の場合は
\family sans
en_EN
\family default
-)を含むように標準化されています。例えば、英語ファイルは
+)を含むように標準化されています.例えば,英語ファイルは
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
OpenOffice
\family default
-を所有していて、Linuxシステム上に類語辞典が導入されていれば、これらのファイルは、お使いのシステム上に既に存在しているはずなので、\SpecialChar LyX
-から、これらが導入されてい
+を所有していて,Linuxシステム上に類語辞典が導入されていれば,これらのファイルは,お使いのシステム上に既に存在しているはずなので,\SpecialChar LyX
+から,これらが導入されてい
るパスを指定するだけです(
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
パス\SpecialChar menuseparator
類語辞典辞書
\family default
-)。
+).
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-Linuxでは、頒布版や辞書の導入の仕方によって、典型的な場所は、
+Linuxでは,頒布版や辞書の導入の仕方によって,典型的な場所は,
\family typewriter
/usr/share/mythes/
\family default
\family typewriter
~/.config/libreoffice/<バージョン>/user/
\family default
-などになります。Windowsでは、辞書は、
+などになります.Windowsでは,辞書は,
\family typewriter
~
\backslash
\backslash
extensions
\family default
-などにあります。Macでは、既定の場所は、
+などにあります.Macでは,既定の場所は,
\family typewriter
/Users\SpecialChar breakableslash
<ユーザー名>\SpecialChar breakableslash
<バージョン>\SpecialChar breakableslash
user
\family default
-/です。
+/です.
\end_layout
\end_inset
-Windowsの場合には、\SpecialChar LyX
-を導入する過程で、導入する辞書を選択することもでき、この場合は、直ちに正しい場所へ導入が為されます。
+Windowsの場合には,\SpecialChar LyX
+を導入する過程で,導入する辞書を選択することもでき,この場合は,直ちに正しい場所へ導入が為されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-類語辞典用辞書を新たにもしくは追加的に導入したい場合には、
+類語辞典用辞書を新たにもしくは追加的に導入したい場合には,
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-からダウンロードすることができます。辞書を新規に導入するには、当該辞書の2つのファイルを(
+からダウンロードすることができます.辞書を新規に導入するには,当該辞書の2つのファイルを(
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
パス\SpecialChar menuseparator
類語辞典辞書
\family default
-で設定した)類語辞典パスにダウンロードして、\SpecialChar LyX
-を再起動してください。このパスがまだ指定されていなければ、好きなディレクトリにおいて、\SpecialChar LyX
-からそこを指定してください。
+で設定した)類語辞典パスにダウンロードして,\SpecialChar LyX
+を再起動してください.このパスがまだ指定されていなければ,好きなディレクトリにおいて,\SpecialChar LyX
+からそこを指定してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-別の方法としては、新規の辞書を
+別の方法としては,新規の辞書を
\family sans
LibreOffice/OpenOffice
\family default
-経由で導入したり、Linuxでは、パッケージマネジャーから導入(
+経由で導入したり,Linuxでは,パッケージマネジャーから導入(
\emph on
mythes-*
\emph default
\emph on
libreoffice-thesaurus-*
\emph default
-パッケージを探してください)することもできます。この場合、
+パッケージを探してください)することもできます.この場合,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
パス\SpecialChar menuseparator
類語辞典辞書
\family default
-をこれらの辞書を導入したパスに設定して、\SpecialChar LyX
-が、導入した辞書を発見できるようにしてください。
+をこれらの辞書を導入したパスに設定して,\SpecialChar LyX
+が,導入した辞書を発見できるようにしてください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-類語辞典を使うには、単語を選択するか、単語の直後にカーソルを置いて、
+類語辞典を使うには,単語を選択するか,単語の直後にカーソルを置いて,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
類語辞典
arg "thesaurus-entry"
\end_inset
-を使うと、ダイアログが現れて、関連しているとみなされる単語が表示されるので、単語の置換に使用することができます。提案語はカテゴリごとに分類されています。一部の言
-語(例えば英語)では、類語辞典は、同義語を表示するだけでなく、包摂語(
+を使うと,ダイアログが現れて,関連しているとみなされる単語が表示されるので,単語の置換に使用することができます.提案語はカテゴリごとに分類されています.一部の言
+語(例えば英語)では,類語辞典は,同義語を表示するだけでなく,包摂語(
\emph on
plant
\emph default
theory
\emph default
-など)、複合語(
+など),複合語(
\emph on
tree
\emph default
diagram
\emph default
-など)、反対語(
+など),反対語(
\emph on
boy
\emph default
\emph on
girl
\emph default
-など)も表示されます。包摂語・関連語・反対語は、そのようにマークされて表示されます。
+など)も表示されます.包摂語・関連語・反対語は,そのようにマークされて表示されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-言語はカーソル位置の言語によって自動的に選択されますが、ダイアログ中で切り替えることもできます。ダイアログ中ではまた、直接検索する単語を新しく入れることもできま
-す。
+言語はカーソル位置の言語によって自動的に選択されますが,ダイアログ中で切り替えることもできます.ダイアログ中ではまた,直接検索する単語を新しく入れることもできま
+す.
\end_layout
\begin_layout Standard
-類語辞典は、フレーズを取り扱うことはできず(前出のtree diagramのように辞書にある複合語しか取り扱えません)、いわゆる見出し語形、すなわち辞書に現れる
-形を使用しなくてはなりません(多くの言語において、名詞については一人称単数直説法能動態、動詞については不定詞)。例えば、
+類語辞典は,フレーズを取り扱うことはできず(前出のtree diagramのように辞書にある複合語しか取り扱えません),いわゆる見出し語形,すなわち辞書に現れる
+形を使用しなくてはなりません(多くの言語において,名詞については一人称単数直説法能動態,動詞については不定詞).例えば,
\emph on
reports
\emph default
\emph on
reporting
\emph default
-のような単語形を引いても結果は得られませんが、
+のような単語形を引いても結果は得られませんが,
\emph on
report
\emph default
-では結果が表示されます。もっともよい方法は、単語の見出し語部分のみを選択すれば(例えば
+では結果が表示されます.もっともよい方法は,単語の見出し語部分のみを選択すれば(例えば
\emph on
reports
\emph default
\emph on
report
\emph default
-)、ダイアログの検索文字列を調整することなしに提案を得ることができ、おそらく置換も正しく動作するでしょう(選択部分のみが置換されるので残りの部分は元のままです)
-。
+),ダイアログの検索文字列を調整することなしに提案を得ることができ,おそらく置換も正しく動作するでしょう(選択部分のみが置換されるので残りの部分は元のままです)
+.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ひとつの文書を共同して作成するときには、他の人々が文書に加えた変更が強調表示され、変更を受け入れるかどうか決めることができると、この上なく便利です。この機能は、
+ひとつの文書を共同して作成するときには,他の人々が文書に加えた変更が強調表示され,変更を受け入れるかどうか決めることができると,この上なく便利です.この機能は,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
変更追跡機能\SpecialChar menuseparator
変更を追跡
\family default
-メニューで変更追跡を有効にすることによって利用することができるようになります。
+メニューで変更追跡を有効にすることによって利用することができるようになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-すると文書に加えられた変更点は、下線とカラーで強調されるようになり、追加部分は
+すると文書に加えられた変更点は,下線とカラーで強調されるようになり,追加部分は
\bar under
\color blue
下線付き文章
\bar default
\color inherit
-、削除部分は
+,削除部分は
\strikeout on
\color blue
取り消し文章
\strikeout default
\color inherit
-のように表示されるようになります。色は、変更した執筆者によって異なります。この色は、
+のように表示されるようになります.色は,変更した執筆者によって異なります.この色は,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
\end_inset
-で変更することができます。執筆者と変更の日時は、カーソルを変更箇所にあわせると、\SpecialChar LyX
-のステータスバーに表示されます。ツールバーボタン
+で変更することができます.執筆者と変更の日時は,カーソルを変更箇所にあわせると,\SpecialChar LyX
+のステータスバーに表示されます.ツールバーボタン
\begin_inset Info
type "icon"
arg "changes-merge"
\end_inset
-を押したときも同じ情報が表示されます。
+を押したときも同じ情報が表示されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-変更追跡が有効にされると、以下のような校閲ツールバーが\SpecialChar LyX
-に表示されるようになります。
+変更追跡が有効にされると,以下のような校閲ツールバーが\SpecialChar LyX
+に表示されるようになります.
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-上の校閲ツールバーは、左から右へ順に以下のボタンを含んでいます。
+上の校閲ツールバーは,左から右へ順に以下のボタンを含んでいます.
\begin_inset VSpace defskip
\end_inset
\emph on
ボールド体
\emph default
-へのフォント変更や、
+へのフォント変更や,
\emph on
標準
\emph default
\emph on
箇条書き(記述)
\emph default
-段落への変更といった、書式変更をはじめとして、(まだ)全ての変更追跡が視覚化されているわけではありません。
+段落への変更といった,書式変更をはじめとして,(まだ)全ての変更追跡が視覚化されているわけではありません.
\end_layout
\begin_layout Standard
-校閲ツールバーは、変更を承認・却下したり統合したりするのに便利です。変更点を選択して、希望するツールバーボタンを押してください。変更を統合する際には、ウィンドウ
-が現れて、現在のカーソル位置の次の変更に関する情報を表示しますので、特定の変更点をわざわざ選択する必要がありません。統合ウィンドウでは、変更を承認するか却下する
-かを決定して次の変更点へ移動することができますので、この方法を使って、文書中の全ての変更点を確認することができます。
+校閲ツールバーは,変更を承認・却下したり統合したりするのに便利です.変更点を選択して,希望するツールバーボタンを押してください.変更を統合する際には,ウィンドウ
+が現れて,現在のカーソル位置の次の変更に関する情報を表示しますので,特定の変更点をわざわざ選択する必要がありません.統合ウィンドウでは,変更を承認するか却下する
+かを決定して次の変更点へ移動することができますので,この方法を使って,文書中の全ての変更点を確認することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ツールバーに註釈関連のボタンが二つあるのは、変更点を説明するのに註釈の利用が不可欠なためです。
+ツールバーに註釈関連のボタンが二つあるのは,変更点を説明するのに註釈の利用が不可欠なためです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-加えられた変更を出力に表示するためには、
+加えられた変更を出力に表示するためには,
\series bold
dvipost
\series default
\end_inset
という\SpecialChar LaTeX
-パッケージが導入されていることが必要です。これは\SpecialChar TeX
+パッケージが導入されていることが必要です.これは\SpecialChar TeX
Catalogue
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
\end_inset
またはお使いの\SpecialChar LaTeX
-システムのパッケージマネージャから見つけることができます。
+システムのパッケージマネージャから見つけることができます.
\end_layout
\begin_layout Section
ツール\SpecialChar menuseparator
比較
\family default
-メニューを使用すると、異なる2つの\SpecialChar LyX
-ファイルを比較することができます。比較結果は、差異が表示され、かつ変更追跡機能が有効化された、\SpecialChar LyX
-ファイルとして出力されます。比較
-ダイアログでは、
+メニューを使用すると,異なる2つの\SpecialChar LyX
+ファイルを比較することができます.比較結果は,差異が表示され,かつ変更追跡機能が有効化された,\SpecialChar LyX
+ファイルとして出力されます.比較
+ダイアログでは,
\family sans
文書設定の複写元
\family default
-オプションを用いて、出力される差異表示ファイルに、どの文書から文書設定を引き継がせるのかを指定することができます。
+オプションを用いて,出力される差異表示ファイルに,どの文書から文書設定を引き継がせるのかを指定することができます.
\family sans
出力における変更追跡機能を有効にする
\family default
-オプションを有効にすると、変更追跡オプションの
+オプションを有効にすると,変更追跡オプションの
\family sans
出力に変更を表示
\family default
-が有効になり、差異表示ファイルのPDF出力にも差異が表示されるようになります。
+が有効になり,差異表示ファイルのPDF出力にも差異が表示されるようになります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-この節では、お使いになりたい言語で\SpecialChar LyX
-を使う方法を説明します。西欧言語以外の言語の中には、当該言語用に\SpecialChar LyX
+この節では,お使いになりたい言語で\SpecialChar LyX
+を使う方法を説明します.西欧言語以外の言語の中には,当該言語用に\SpecialChar LyX
を設定する方法を説明したWikiページがあるものもあります
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
\end_inset
-。
+.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、言語以外に発音記号もサポートしています。第
+は,言語以外に発音記号もサポートしています.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:特殊文字"
\end_inset
-節を参照してください。
+節を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
設定\SpecialChar menuseparator
言語
\family default
-ダイアログでは、お使いの言語用に、言語と文字コードを設定することができます。
+ダイアログでは,お使いの言語用に,言語と文字コードを設定することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
文字コード
\family default
-ボックスでは、\SpecialChar LaTeX
-出力用に使用したい文字コード表を選択することができます。言語既定値オプションは、ほとんどの場合適切に機能しますので、通常はこれを選択しておくのがよ
-いでしょう。他の文字コードオプションについては、第
+ボックスでは,\SpecialChar LaTeX
+出力用に使用したい文字コード表を選択することができます.言語既定値オプションは,ほとんどの場合適切に機能しますので,通常はこれを選択しておくのがよ
+いでしょう.他の文字コードオプションについては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:特殊文字"
\end_inset
-節を参照してください。
+節を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-例えば、米国向けキーボードを持っていて、英語ではない言語で執筆したい場合、別の
+例えば,米国向けキーボードを持っていて,英語ではない言語で執筆したい場合,別の
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-配置を使用することができます。例えば、イタリア語を書きたい場合には、\SpecialChar LyX
-でイタリア語鍵配置を使うように設定できます。
+配置を使用することができます.例えば,イタリア語を書きたい場合には,\SpecialChar LyX
+でイタリア語鍵配置を使うように設定できます.
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
編集\SpecialChar menuseparator
キーボード/マウス
\family default
-ダイアログでは、二つまでのキーボード配置表を選ぶことができます。第
+ダイアログでは,二つまでのキーボード配置表を選ぶことができます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:キーボード配置表"
\end_inset
-節を参照してください。第1及び第2キーボード言語を選択することができるので、その後どちらを使用するかを指定してください。
+節を参照してください.第1及び第2キーボード言語を選択することができるので,その後どちらを使用するかを指定してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-最後に、いくつかの鍵配置だけを変更したり、あるいはまったく別の鍵配置(例えばバルカン語、とか
+最後に,いくつかの鍵配置だけを変更したり,あるいはまったく別の鍵配置(例えばバルカン語,とか
\begin_inset Foot
status collapsed
\series bold
【訳註】
\series default
-よくわからない人は『Star Trek』を参照のこと。
+よくわからない人は『Star Trek』を参照のこと.
\end_layout
\end_inset
-)を作りたいことがあるかもしれません。例えば、通常は米国向けキーボードでイタリア語を書いているけれども、ときおりドイツ語からの引用を入れたいかもしれません。その
-ような場合には、自分専用のキーボード配置表を書いたり、既存の配置表を欲しい文字をサポートするように修正したりすることができます。この点やその他のカスタマイズに関
-しては、取扱説明書『
+)を作りたいことがあるかもしれません.例えば,通常は米国向けキーボードでイタリア語を書いているけれども,ときおりドイツ語からの引用を入れたいかもしれません.その
+ような場合には,自分専用のキーボード配置表を書いたり,既存の配置表を欲しい文字をサポートするように修正したりすることができます.この点やその他のカスタマイズに関
+しては,取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
-』に記載があります。
+』に記載があります.
\end_layout
\begin_layout Chapter
\end_layout
\begin_layout Standard
-この付録は、使用できるメニュー全ての一覧と、その各機能を説明しています。これは、ユーザーの手引で特別なトピックを探している場合の早見表として作られています。
+この付録は,使用できるメニュー全ての一覧と,その各機能を説明しています.これは,ユーザーの手引で特別なトピックを探している場合の早見表として作られています.
\end_layout
\begin_layout Section
\family sans
ファイル
\family default
-メニューの下には、基本操作といくつかの応用操作が含まれています。
+メニューの下には,基本操作といくつかの応用操作が含まれています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-新規文書を生成します。
+新規文書を生成します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニューを使うと、使用する
+このメニューを使うと,使用する
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-型を尋ねられます。雛型を選択すると、本来、手動で設定しなくてはならないレイアウトの組み合わせが、自動的に文書に設定されます。
+型を尋ねられます.雛型を選択すると,本来,手動で設定しなくてはならないレイアウトの組み合わせが,自動的に文書に設定されます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書を開きます。
+文書を開きます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここの従属メニューは、最近開いたファイルの一覧を表示します。ファイルを開くには、そのうち一つをクリックしてください。
+ここの従属メニューは,最近開いたファイルの一覧を表示します.ファイルを開くには,そのうち一つをクリックしてください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在の文書を閉じます。
+現在の文書を閉じます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-すべての開かれた文書を閉じます。
+すべての開かれた文書を閉じます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在の文書を保存します。
+現在の文書を保存します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在の文書に新しい名前をつけて別のファイルとして保存します。
+現在の文書に新しい名前をつけて別のファイルとして保存します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-すべての開かれた文書を保存します。
+すべての開かれた文書を保存します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在の文書をディスクから読み直します。
+現在の文書をディスクから読み直します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-複数人で同じ文書の作業をするときや、一人でも変更点を慎重にアーカイブに残しておきたいときに使用します。取扱説明書『
+複数人で同じ文書の作業をするときや,一人でも変更点を慎重にアーカイブに残しておきたいときに使用します.取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
\SpecialChar LyX
におけるバージョン管理
\emph default
-」の節で説明されています。
+」の節で説明されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
ファイル・HTMLファイル・\SpecialChar LaTeX
ファイル・NoWebファイル・平文ファイル・コンマ区切りの表形式平文ファイル(CSV)を新規\SpecialChar LyX
文書として読み込むことが
-できます。これらのファイルは、新規の\SpecialChar LyX
-文書として読み込まれます。
+できます.これらのファイルは,新規の\SpecialChar LyX
+文書として読み込まれます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
平文
\family default
-を使うと、テキスト中の改行は新しい段落となります。メニュー項目の
+を使うと,テキスト中の改行は新しい段落となります.メニュー項目の
\family sans
平文(行を連結して)
\family default
-を使用すると、一続きの全ての行が、ひとつの大きな段落として読み込まれます。ファイル中に空白行があると、そこから別の段落になります。
+を使用すると,一続きの全ての行が,ひとつの大きな段落として読み込まれます.ファイル中に空白行があると,そこから別の段落になります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書は、さまざまなファイル形式に書き出すことができます。書き出したファイルは、元の\SpecialChar LyX
-ファイルのあるディレクトリに置かれます。メニュー項目は、導入状態によって異なり
-ます。これは、\SpecialChar LyX
-がシステム走査をしたときにどんなプログラムが見つかったかに依存します。
+文書は,さまざまなファイル形式に書き出すことができます.書き出したファイルは,元の\SpecialChar LyX
+ファイルのあるディレクトリに置かれます.メニュー項目は,導入状態によって異なり
+ます.これは,\SpecialChar LyX
+がシステム走査をしたときにどんなプログラムが見つかったかに依存します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下は、利用可能な項目のすべてです。これらのいくつかに関しては、第
+以下は,利用可能な項目のすべてです.これらのいくつかに関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:出力ファイル形式"
\end_inset
-節に詳述されています。
+節に詳述されています.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
\SpecialChar LyX
- 1.5.0以降、CJKサポートは完全に\SpecialChar LyX
-に統合されています。
+ 1.5.0以降,CJKサポートは完全に\SpecialChar LyX
+に統合されています.
\end_layout
\begin_layout Description
DraftDVI
\family default
\SpecialChar LaTeX
-のネイティブDVI形式。この形式は、文書中のファイルパスやファイル名に特殊文字や空白がある場合には適切ではありません。\SpecialChar LyX
-では、この形式は、
+のネイティブDVI形式.この形式は,文書中のファイルパスやファイル名に特殊文字や空白がある場合には適切ではありません.\SpecialChar LyX
+では,この形式は,
\family sans
DVI
\family default
-に書きだす前の前処理として内部的に使用されます。
+に書きだす前の前処理として内部的に使用されます.
\end_layout
\begin_layout Description
Lua\SpecialChar TeX
\family default
-を使用したDVI形式。Unicodeと\SpecialChar TeX
-フォント以外の使用をサポートしています。
+を使用したDVI形式.Unicodeと\SpecialChar TeX
+フォント以外の使用をサポートしています.
\series bold
\begin_inset Note Greyedout
\series bold
【註】
\series default
- いまのところ、すべてのDVIビューアがこの出力形式を適切に表示できるわけではありません。
+ いまのところ,すべてのDVIビューアがこの出力形式を適切に表示できるわけではありません.
\end_layout
\end_inset
\family sans
PostScript
\family default
-と同じですが、ページ余白が切り落とされます。
+と同じですが,ページ余白が切り落とされます.
\end_layout
\begin_layout Description
\family typewriter
Graphviz
\family default
-経由でグラフによる可視化を行うのに用いられる、プログラミング言語
+経由でグラフによる可視化を行うのに用いられる,プログラミング言語
\family typewriter
Dot
\family default
\series bold
【註】
\series default
-書きだされたファイルは下位ディレクトリに補完されます。
+書きだされたファイルは下位ディレクトリに補完されます.
\end_layout
\end_inset
\family sans
MS Word
\family default
-に読み込み可能なHTML形式。このため、数式はビットマップフォントとして埋め込まれ、
+に読み込み可能なHTML形式.このため,数式はビットマップフォントとして埋め込まれ,
\family sans
MathML
\family default
-形式にはなりません。
+形式にはなりません.
\end_layout
\begin_layout Description
(pdflatex)
\family default
テキストファイルに書かれた\SpecialChar LaTeX
-ソース。くわえて、文書中に使われているすべての画像は、
+ソース.くわえて,文書中に使われているすべての画像は,
\family typewriter
pdflatex
\family default
-プログラムが読み込み可能な形式(GIF・JPG・PDF・PNG)に変換されます。
+プログラムが読み込み可能な形式(GIF・JPG・PDF・PNG)に変換されます.
\end_layout
\begin_layout Description
(plain)
\family default
テキストファイルに書かれた\SpecialChar LaTeX
-ソース。くわえて、文書中に使われているすべての画像は、
+ソース.くわえて,文書中に使われているすべての画像は,
\family typewriter
latex
\family default
-プログラムが読み込み可能な唯一の形式であるEPS形式に変換されます。
+プログラムが読み込み可能な唯一の形式であるEPS形式に変換されます.
\end_layout
\begin_layout Description
(zip|tar.gz)
\family default
- 文書と、そのコンパイルに必要なすべてのファイル(画像・子文書・Bib\SpecialChar TeX
-ファイル等)を含んだ、zip圧縮ファイルまたはtar.gz圧縮ファイルを生成します
+ 文書と,そのコンパイルに必要なすべてのファイル(画像・子文書・Bib\SpecialChar TeX
+ファイル等)を含んだ,zip圧縮ファイルまたはtar.gz圧縮ファイルを生成します
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-XML Office Open XML
-\lang english
-file, to be opened with
+XML
\family sans
Microsoft Word
\family default
-.
- For the conversion the program
+で開くためのOffice Open XMLファイル.変換には,
\family typewriter
Pandoc
\family default
- is used.
-
+プログラムが用いられます.
\family typewriter
Pandoc
\family default
- is a third-party product and may not work in all cases.
+はサードパーティ製品であるので,つねに動作するとは限りません.
\end_layout
\begin_layout Description
-
-\family sans
-NoWeb
-\family default
- 文芸的プログラミング言語
+NoWeb 文芸的プログラミング言語
\family typewriter
NoWeb
\family default
\begin_inset space ~
\end_inset
-(Pandoc) OpenDocument形式のテキストファイル。
+(Pandoc) OpenDocument形式のテキストファイル.
\family sans
LibreOffice
\family default
\family sans
Abiword
\family default
-などで開くことが可能
-\lang english
-For the conversion the program
+などで開くことが可能.変換には,
\family typewriter
Pandoc
\family default
- is used.
-
+プログラムが用いられます.
\family typewriter
Pandoc
\family default
- is a third-party product and may not work in all cases.
+はサードパーティ製品であるので,つねに動作するとは限りません.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-(tex4ht) OpenDocument
-\lang english
- file.
- For the conversion the program
+(tex4ht) OpenDocumentファイル.変換には,
\family typewriter
tex4ht
\family default
- is used.
-
+プログラムが用いられます.
\family typewriter
tex4ht
\family default
- is a third-party product and may not work in all cases.
+はサードパーティ製品であるので,つねに動作するとは限りません.
\end_layout
\begin_layout Description
(pdflatex)
\family default
-と同じですが、ページ余白が切り落とされます。
+と同じですが,ページ余白が切り落とされます.
\end_layout
\begin_layout Description
\family typewriter
dvipdfm
\family default
-プログラムを使用して変換するPDF形式。内部的にDVIファイルを生成し、それからPDFファイルに変換します。
+プログラムを使用して変換するPDF形式.内部的にDVIファイルを生成し,それからPDFファイルに変換します.
\end_layout
\begin_layout Description
(pdflatex)
\family default
-と同じですが、ピクセル解像度を150
+と同じですが,ピクセル解像度を150
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
-dpiに落とします(例:タブレットPCでE-booksを読むときや,大きな文書の作業中にプレビューしたいときに便利です)。
+dpiに落とします(例:タブレットPCでE-booksを読むときや,大きな文書の作業中にプレビューしたいときに便利です).
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-(LuaT
-\begin_inset ERT
-status collapsed
-
-\begin_layout Plain Layout
-
-{}
-\end_layout
-
-\end_inset
-
-eX)
+(LuaTeX)
\family default
プログラム
\family typewriter
Lua\SpecialChar TeX
\family default
-を使用したPDF形式。直接PDFファイルを生成します。
+を使用したPDF形式.直接PDFファイルを生成します.
\end_layout
\begin_layout Description
\family typewriter
pdflatex
\family default
-プログラムを使用して変換するPDF形式。直接PDFファイルを生成します。
+プログラムを使用して変換するPDF形式.直接PDFファイルを生成します.
\end_layout
\begin_layout Description
\family typewriter
ps2pdf
\family default
-プログラムを使用して変換するPDF形式。内部的にPostScriptファイルを生成し、それからPDFファイルに変換します。
+プログラムを使用して変換するPDF形式.内部的にPostScriptファイルを生成し,それからPDFファイルに変換します.
\end_layout
\begin_layout Description
Xe\SpecialChar TeX
\family default
-を使用したPDF形式。直接PDFファイルを生成します。
+を使用したPDF形式.直接PDFファイルを生成します.
\end_layout
\begin_layout Description
(ps2ascii)
\family default
- テキスト形式。まず文書をPostScript形式に変換し、そこから
+ テキスト形式.まず文書をPostScript形式に変換し,そこから
\family typewriter
ps2ascii
\family default
-プログラムを使用してテキスト形式に書き出されます。
+プログラムを使用してテキスト形式に書き出されます.
\end_layout
\begin_layout Description
\family typewriter
dvips
\family default
-プログラムを使用して変換するPostScript形式
+プログラムを使用して変換するPostScript形式.使用できる
+\family typewriter
+dvips
+\family default
+オプションについては,第
+\begin_inset CommandInset ref
+LatexCommand ref
+reference "subsec:一般-出力"
+
+\end_inset
+
+節を参照.
\end_layout
\begin_layout Description
R
\family default
を使用した\SpecialChar LaTeX
-ソースで書かれたテキストファイル。
+ソースで書かれたテキストファイル.
\family typewriter
R
\family default
\family typewriter
Sweave
\family default
-を使用することで、\SpecialChar LaTeX
+を使用することで,\SpecialChar LaTeX
中で
\family typewriter
R
\family default
-コマンドを使用することが可能になります。
+コマンドを使用することが可能になります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset space ~
\end_inset
-(pdflatex)・Postscriptのうち、ひとつでもメニュー項目から漏れていたならば、導入されている\SpecialChar LaTeX
-を更新する必要があります。更新したあとには\SpecialChar LyX
+(pdflatex)・Postscriptのうち,ひとつでもメニュー項目から漏れていたならば,導入されている\SpecialChar LaTeX
+を更新する必要があります.更新したあとには\SpecialChar LyX
の環境構成
-を行わなくてはなりません。第
+を行わなくてはなりません.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:LaTeXの設定"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニュー項目は、ファックスプログラムが導入されているときのみ表示されます(Windowsでは、さらにこのプログラムを\SpecialChar LyX
+このメニュー項目は,ファックスプログラムが導入されているときのみ表示されます(Windowsでは,さらにこのプログラムを\SpecialChar LyX
のPATH前置詞に登録しなくてはなりませ
-ん。第
+ん.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:パス"
\end_inset
-節をご参照ください)。このメニュー項目を使用すると、
+節をご参照ください).このメニュー項目を使用すると,
\family typewriter
hylaptex
\family default
\family typewriter
kdeprintfax
\family default
-のようなファックスプログラムへ使用中の文書を転送することができます。転送されるファイルの既定書式は
+のようなファックスプログラムへ使用中の文書を転送することができます.転送されるファイルの既定書式は
\family sans
PostScript
\family default
-です。第
+です.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:変換子"
\end_inset
-節に説明されているように、書式は\SpecialChar LyX
-設定で変更することができます。
+節に説明されているように,書式は\SpecialChar LyX
+設定で変更することができます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-の新規インスタンスを開いたり閉じたりします。
+の新規インスタンスを開いたり閉じたりします.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-保存していないすべての文書を保存するように促してから、終了します。
+保存していないすべての文書を保存するように促してから,終了します.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_inset
-節に解説されています。
+節に解説されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に解説されています。
+節に解説されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-カーソルの置かれている差込枠の内容を選択します。カーソルが差込枠の外にある場合には、文書全体が選択されます。
+カーソルの置かれている差込枠の内容を選択します.カーソルが差込枠の外にある場合には,文書全体が選択されます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書全体を選択します。
+文書全体を選択します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に解説されています。
+節に解説されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に解説されています。
+節に解説されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-これは、現在カーソルがある段落を一段落分、上に上げたり下に下げたりします。
+これは,現在カーソルがある段落を一段落分,上に上げたり下に下げたりします.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に解説されています。
+節に解説されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落の配置や行間、ラベル幅の設定ができます。これらの設定は、カーソルのある段落に対してのみ有効です。
+段落の配置や行間,ラベル幅の設定ができます.これらの設定は,カーソルのある段落に対してのみ有効です.
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、段落の第一行が字下げされるのを止めることができます。このオプションは、前もって、
+また,段落の第一行が字下げされるのを止めることができます.このオプションは,前もって,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family sans
本文レイアウト
\family default
-面で、段落区切りに字下げを選択したときにのみ有効です。
+面で,段落区切りに字下げを選択したときにのみ有効です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
-表ã\81®è¨å®\9aã\81¨æ\95°å¼\8f
+表ã\81\8aã\82\88ã\81³è¡\8cã\81¨å\88\97
\end_layout
\begin_layout Standard
-これら二つのメニューは、カーソルが表ないし数式の中にあるときにのみ、完全に有効化されます。ここでは、当該表ないし数式の特性を、変更することができます。表の特性は
-第
-\begin_inset CommandInset ref
-LatexCommand ref
-reference "sec:表"
+これらのメニューは,カーソルが表内部にあるときのみ表示されます.ここでは,連結列セルや連結行セルを作成したり,セルの罫線を追加もしくは削除したり,セル内の揃えを
+設定したりすることができます.
+\end_layout
-\end_inset
+\begin_layout Subsection
+差込枠を解体する
+\end_layout
-節に述べられており、数式の特性に関しては第
-\begin_inset CommandInset ref
-LatexCommand ref
-reference "cha:数式"
+\begin_layout Standard
+このメニューは,カーソルが差込枠内部にあるときのみ表示されます.これは,当該差込枠を解体します.つまり,差込枠は削除され,中身は通常のテキストとして残されます.
+\end_layout
-\end_inset
+\begin_layout Subsection
+設定・数式
+\end_layout
-章に述べられています。
+\begin_layout Standard
+このメニューは,カーソルが差込枠か数式の内部にあるときのみ表示されます.ここでは,差込枠あるいは数式の特性を変更することができます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-この二つのメニューは、入れ子にすることのできる環境の上にカーソルがあるときにのみ有効化されます。これらは、第
+この二つのメニューは,入れ子にすることのできる環境の上にカーソルがあるときにのみ有効化されます.これらは,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:入れ子"
\end_inset
-節に説明されているように、環境の入れ子の階層を上げたり下げたりします。
+節に説明されているように,環境の入れ子の階層を上げたり下げたりします.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらのメニューは、同じ型の環境を2つ続けることが可能なときにのみ、表示されます。詳細については、第
+これらのメニューは,同じ型の環境を2つ続けることが可能なときにのみ,表示されます.詳細については,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:入れ子の分離"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\family sans
表示
\family default
-メニューの最下部には、開かれている文書が一覧表示されます。
+メニューの最下部には,開かれている文書が一覧表示されます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書中のすべての差込枠を展開したり、閉じたりします。
+文書中のすべての差込枠を展開したり,閉じたりします.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在の数式マクロを展開したり、畳んだりします。
+現在の数式マクロを展開したり,畳んだりします.
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式マクロは、取扱説明書『
+数式マクロは,取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
-』に記述があります。
+』に記述があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、目次・文書構造ウィンドウを開きます。
+節に説明されているように,目次・文書構造ウィンドウを開きます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に述べられているように、現在の文書のソースコードを表示するウィンドウを開きます。
+節に述べられているように,現在の文書のソースコードを表示するウィンドウを開きます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-コンソールメッセージを表示するウィンドウを開きます。これは、\SpecialChar LyX
-のデバッグ(つまりこのプログラムのエラーを捕まえる)や、バックグラウンドで\SpecialChar LaTeX
+コンソールメッセージを表示するウィンドウを開きます.これは,\SpecialChar LyX
+のデバッグ(つまりこのプログラムのエラーを捕まえる)や,バックグラウンドで\SpecialChar LaTeX
が文書を処理するのに何が起
-こっているかを見るのに便利です。
+こっているかを見るのに便利です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニューでは、さまざまなツールバーの表示を設定することができます。すべてのツールバーと
+このメニューでは,さまざまなツールバーの表示を設定することができます.すべてのツールバーと
\family sans
コマンドバッファ
\family default
-は、表示したり非表示にしたりすることができます。
+は,表示したり非表示にしたりすることができます.
\emph on
表示
\emph default
-の状態は、メニューに付くチェックマークで表されます。
+の状態は,メニューに付くチェックマークで表されます.
\family sans
校閲
\family default
\family sans
数式
\family default
-の各ツールバーは、これに加えて、
+の各ツールバーは,これに加えて,
\emph on
自動
\emph default
-の状態にすることができ、メニュー中で項目の後ろに
+の状態にすることができ,メニュー中で項目の後ろに
\family sans
(自動)
\family default
-と表示されることで表されます。
+と表示されることで表されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\emph on
表示
\emph default
-状態では、ツールバーはつねに表示され、自動状態では、カーソルが特定の環境にいるときや特定の機能が有効になっているときにのみ、ツールバーが表示されます。つまり自動
-状態においては、校閲ツールバーは、追跡機能が有効になっているときにのみ表示され、数式ツールバーと表ツールバーは、カーソルが数式や表の中にあるときにのみ表示されま
-す。
+状態では,ツールバーはつねに表示され,自動状態では,カーソルが特定の環境にいるときや特定の機能が有効になっているときにのみ,ツールバーが表示されます.つまり自動
+状態においては,校閲ツールバーは,追跡機能が有効になっているときにのみ表示され,数式ツールバーと表ツールバーは,カーソルが数式や表の中にあるときにのみ表示されま
+す.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-ツールバーとその中の各ボタンは、第
+ツールバーとその中の各ボタンは,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:ツールバー"
\end_inset
-節に説明されています。
+節に説明されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\family sans
表示を左右半々に分割
\family default
-は、\SpecialChar LyX
-の主ウィンドウを垂直に分割し、
+は,\SpecialChar LyX
+の主ウィンドウを垂直に分割し,
\family sans
表示を上下半々に分割
\family default
-は、水平に分割します。これによって、異なる文書を比較するために同時に表示したり、同じ文書の違う場所を表示したりすることができます。三つ以上の文書を同時に表示する
-のに、複数回分割することもできます。分割表示をやめるには、
+は,水平に分割します.これによって,異なる文書を比較するために同時に表示したり,同じ文書の違う場所を表示したりすることができます.三つ以上の文書を同時に表示する
+のに,複数回分割することもできます.分割表示をやめるには,
\family sans
現在の表示を閉じる
\family default
-メニューを使用してください。
+メニューを使用してください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-分割表示を閉じます。
+分割表示を閉じます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-を押すと、メニューバーとすべてのツールバーが消え、本文だけが表示されます。さらに、\SpecialChar LyX
-メインウィンドウが全画面表示されます。全画面表示から通常の表示に戻るには、F1
-1を押すか、右クリックしてコンテクスト・メニューから全画面表示を解除してください。
+を押すと,メニューバーとすべてのツールバーが消え,本文だけが表示されます.さらに,\SpecialChar LyX
+メインウィンドウが全画面表示されます.全画面表示から通常の表示に戻るには,F1
+1を押すか,右クリックしてコンテクスト・メニューから全画面表示を解除してください.
\end_layout
\begin_layout Section
\emph on
数式篇
\emph default
-』に説明されているように、数式要素を挿入します。
+』に説明されているように,数式要素を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、以下の文字を挿入することができます。
+ここでは,以下の文字を挿入することができます.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
記号
\family default
-ダイアログを開き、ご使用の\SpecialChar LaTeX
-システムで出力できる任意の文字を挿入できるようにします。既定の設定では、文字カテゴリ中に文字のグループが表示されます。使用できる文字は
-、どの\SpecialChar LaTeX
-パッケージが導入済みかに依存します。
+ダイアログを開き,ご使用の\SpecialChar LaTeX
+システムで出力できる任意の文字を挿入できるようにします.既定の設定では,文字カテゴリ中に文字のグループが表示されます.使用できる文字は
+,どの\SpecialChar LaTeX
+パッケージが導入済みかに依存します.
\family sans
すべて表示
\family default
-チェックボックスを有効にすれば、すべての文字が表示されます。
+チェックボックスを有効にすれば,すべての文字が表示されます.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\end_inset
-節を参照)で指定できる画面フォントには、すべての文字を表示できるものがないので、記号ダイアログですべての文字が表示されるわけではありません。
+節を参照)で指定できる画面フォントには,すべての文字を表示できるものがないので,記号ダイアログですべての文字が表示されるわけではありません.
\end_layout
\end_inset
\end_inset
-節に述べられているように句点を挿入します。
+節に述べられているように句点を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
言語
\family default
-部でどのような引用形式が選択されているかに関わらず、引用符「
+部でどのような引用形式が選択されているかに関わらず,引用符「
\begin_inset Quotes erd
\end_inset
-」を挿入する。
+」を挿入する.
\end_layout
\begin_layout Description
設定\SpecialChar menuseparator
言語
\family default
-ダイアログで選択した様式で、引用符「
+ダイアログで選択した様式で,引用符「
\begin_inset Quotes ers
\end_inset
-」を挿入する。
+」を挿入する.
\end_layout
\begin_layout Description
保護されたハイフン 改行から保護されたハイフン「\SpecialChar nobreakdash
-」を挿入する。
+」を挿入する.
\end_layout
\begin_layout Description
可改行スラッシュ 改行を許可されたスラッシュ「\SpecialChar breakableslash
-」を挿入する。
+」を挿入する.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space \textvisiblespace{}
\end_inset
-」を挿入する。
+」を挿入する.
\end_layout
\begin_layout Description
メニュー区切り メニュー区切りマーク「\SpecialChar menuseparator
-」を挿入する。
+」を挿入する.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
- 国際音声記号(IPA)の記号を入れることのできるボックスを挿入し、これらの記号の大半を提供するツールバーを開きます。この機能を使用するには、\SpecialChar LaTeX
+ 国際音声記号(IPA)の記号を入れることのできるボックスを挿入し,これらの記号の大半を提供するツールバーを開きます.この機能を使用するには,\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
tipa
\end_inset
-が導入されている必要があります。
+が導入されている必要があります.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-この機能についての詳細は、
+この機能についての詳細は,
\emph on
言語学向け説明書
\emph default
ヘルプ\SpecialChar menuseparator
用途別説明書
\family default
-)に説明があります。
+)に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Description
-
-\lang english
-Logos Inserts the logos of the programs \SpecialChar LyX
-, \SpecialChar TeX
-, \SpecialChar LaTeX
- and \SpecialChar LaTeX2e
-.
+ロゴ \SpecialChar LyX
+・\SpecialChar TeX
+・\SpecialChar LaTeX
+・\SpecialChar LaTeX2e
+の各プログラムのロゴを挿入する.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、以下の整形要素を挿入することができます。
+ここでは,以下の整形要素を挿入することができます.
\end_layout
\begin_layout Description
-上付き文字 上付き文字を挿入します。(例)テスト
+上付き文字 上付き文字を挿入します.(例)テスト
\begin_inset script superscript
\begin_layout Plain Layout
\end_layout
\begin_layout Description
-下付き文字 下付き文字を挿入します。(例)テスト
+下付き文字 下付き文字を挿入します.(例)テスト
\begin_inset script subscript
\begin_layout Plain Layout
\end_inset
-節に述べられている保護された空白を挿入します。
+節に述べられている保護された空白を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている単語間の空白を挿入します。
+節に述べられている単語間の空白を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている小空白を挿入します。
+節に述べられている小空白を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている水平方向の余白を挿入します。
+節に述べられている水平方向の余白を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている水平線を挿入します。
+節に述べられている水平線を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている縦空白を挿入します。
+節に述べられている縦空白を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられているハイフネーション位置を挿入します。
+節に述べられているハイフネーション位置を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
-埋草 埋草を挿入します。第
+埋草 埋草を挿入します.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:埋め草"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている合字回避指定を挿入します。
+節に述べられている合字回避指定を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている強制改行を挿入します。
+節に述べられている強制改行を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられているように、強制改行をして、改行された文章をページ枠まで広がらせる改行を挿入します。
+節に述べられているように,強制改行をして,改行された文章をページ枠まで広がらせる改行を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている強制改頁を挿入します。
+節に述べられている強制改頁を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられているように、強制改頁をして、改行された文章をページ枠まで広がらせる改頁を挿入します。
+節に述べられているように,強制改頁をして,改行された文章をページ枠まで広がらせる改頁を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている改段改頁を挿入します。
+節に述べられている改段改頁を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節に述べられている改段改丁を挿入します。
+節に述べられている改段改丁を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニューでは、さまざまな一覧を挿入することができます。
+このメニューでは,さまざまな一覧を挿入することができます.
\family sans
目次
\family default
\family sans
表一覧
\family default
-に関しては、第
+に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:目次と一覧"
\end_inset
-節に述べられています。
+節に述べられています.
\family sans
索引一覧
\family default
\end_inset
-節、
+節,
\family sans
記号一覧
\family default
\end_inset
-節、
+節,
\family sans
Bib\SpecialChar TeX
書誌情報
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-フロートの挿入に関しては、第
+フロートの挿入に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:フロート"
\end_inset
-節に説明がある他、取扱説明書『
+節に説明がある他,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
フロート
\emph default
-」の章に詳細な説明があります。
+」の章に詳細な説明があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-註釈の挿入に関しては、第
+註釈の挿入に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:注釈"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-既存の派生枝差込枠を挿入できる他、新規派生枝を作成して挿入できます。派生枝は、第
+既存の派生枝差込枠を挿入できる他,新規派生枝を作成して挿入できます.派生枝は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:派生枝"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書クラスに依存した差込枠を挿入します。これらの差込枠は、ある文書クラスのレイアウトファイルに定義されているときのみ存在します。一つの例は、三つのユーザ設定差込
-枠を持つ文書クラス「article (elsevier)」です。取扱説明書『
+文書クラスに依存した差込枠を挿入します.これらの差込枠は,ある文書クラスのレイアウトファイルに定義されているときのみ存在します.一つの例は,三つのユーザ設定差込
+枠を持つ文書クラス「article (elsevier)」です.取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
\emph on
自由差込枠と差込枠レイアウト
\emph default
-」の節に、ユーザ設定差込枠の定義の仕方が述べられています。
+」の節に,ユーザ設定差込枠の定義の仕方が述べられています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、文書に他の\SpecialChar LyX
-ファイルの内容をインクルードしたり挿入したりすることができます。詳しい情報については、取扱説明書『
+ここでは,文書に他の\SpecialChar LyX
+ファイルの内容をインクルードしたり挿入したりすることができます.詳しい情報については,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
外部文書構成要素
\emph default
-」の章をご覧ください。
+」の章をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているミニページ・ボックスを挿入します。\SpecialChar LyX
-でサポートされているボックスの全型は、取扱説明書『
+節に説明されているミニページ・ボックスを挿入します.\SpecialChar LyX
+でサポートされているボックスの全型は,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
ボックス
\emph default
-」の章に詳述されています。
+」の章に詳述されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、文献引用を挿入します。
+節に説明されているように,文献引用を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、相互参照を挿入します。
+節に説明されているように,相互参照を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、ラベルの挿入を挿入します。
+節に説明されているように,ラベルの挿入を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-キャプションをフロートや長尺表に挿入します。フロートに関しては、第
+キャプションをフロートや長尺表に挿入します.フロートに関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:フロート"
\end_inset
-節に説明があります。長尺表のキャプションについては、取扱説明書『
+節に説明があります.長尺表のキャプションについては,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
長尺表のキャプション
\emph default
-」の章に述べられています。
+」の章に述べられています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、索引登録を挿入します。
+節に説明されているように,索引登録を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、記号一覧または用語集を挿入します。
+節に説明されているように,記号一覧または用語集を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-表の行と列を指定するダイアログが開きます。表は第
+表の行と列を指定するダイアログが開きます.表は第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:表"
\end_inset
-節に説明されています。より詳しくは、取扱説明書『
+節に説明されています.より詳しくは,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
表
\emph default
-」の章をご覧ください。
+」の章をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、図を挿入します。
+節に説明されているように,図を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、URLを挿入します。
+節に説明されているように,URLを挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、ハイパーリンクを挿入します。
+節に説明されているように,ハイパーリンクを挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、脚註を挿入します。
+節に説明されているように,脚註を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、傍註を挿入します。
+節に説明されているように,傍註を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-カーソルが、節見出しやタイトル、フロートのキャプションの前後や内部にあるときのみ、表示されます。第
+カーソルが,節見出しやタイトル,フロートのキャプションの前後や内部にあるときのみ,表示されます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:見出しの短縮形"
\end_inset
-節に説明されているように、短縮タイトルを挿入します。
+節に説明されているように,短縮タイトルを挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、\SpecialChar TeX
-コード枠を挿入します。
+節に説明されているように,\SpecialChar TeX
+コード枠を挿入します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-プログラムリスト枠を挿入します。プログラムリストについては、取扱説明書『
+プログラムリスト枠を挿入します.プログラムリストについては,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
プログラムコードリスト
\emph default
-」の章に述べられています。
+」の章に述べられています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在の日付を挿入します。表示形式は、\SpecialChar LyX
-のメニューで使用されている言語の日付形式に依存します。\SpecialChar LyX
-にはさまざまな日付の挿入方法があり、取扱説明書『
+現在の日付を挿入します.表示形式は,\SpecialChar LyX
+のメニューで使用されている言語の日付形式に依存します.\SpecialChar LyX
+にはさまざまな日付の挿入方法があり,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
外部素材
\emph default
-」の節に説明と比較があります。
+」の節に説明と比較があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-プレビュー差込枠を挿入します。第
+プレビュー差込枠を挿入します.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:文書の断片プレビュー"
\end_inset
-節の説明をご覧ください。
+節の説明をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニューは、現在の文書に存在する章・節・図・表などを一覧表示します。これによって、文書内をすばやく移動することができます。
+このメニューは,現在の文書に存在する章・節・図・表などを一覧表示します.これによって,文書内をすばやく移動することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-移動メニューには、以下の各項目もあります。
+移動メニューには,以下の各項目もあります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニューを使うと、ご自身のしおりを定義することができます。これは、大きな文書で作業をしていて、例えば第2.5節と第6.3節のあいだをよく行ったり来たりするような
-ときに便利です。このような例でしおりを定義するには、まず第2.5節に移動して、
+このメニューを使うと,ご自身のしおりを定義することができます.これは,大きな文書で作業をしていて,例えば第2.5節と第6.3節のあいだをよく行ったり来たりするような
+ときに便利です.このような例でしおりを定義するには,まず第2.5節に移動して,
\family sans
しおり1を保存
\family default
-メニューを使用します。次に第6.3節に移動して、
+メニューを使用します.次に第6.3節に移動して,
\family sans
しおり2を保存
\family default
-メニューを使用します。すると以後、
+メニューを使用します.すると以後,
\family sans
しおり
\family default
-メニューを使うか、
+メニューを使うか,
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
arg "bookmark-goto 2"
\end_inset
-を使用することによって、簡単に移動できるようになります。またしおりは、すでに開かれている別々の文書のあいだを移動することもできます。
+を使用することによって,簡単に移動できるようになります.またしおりは,すでに開かれている別々の文書のあいだを移動することもできます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-保存したしおりは、文書が閉じられるまで有効です。サブメニュー
+保存したしおりは,文書が閉じられるまで有効です.サブメニュー
\family sans
のしおり消去
\family default
-はしおりを消去し、
+はしおりを消去し,
\family sans
元の位置に戻る
\family default
-は、文書中で直近に変更を加えた位置にジャンプします。
+は,文書中で直近に変更を加えた位置にジャンプします.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在のカーソル位置の次の註釈や変更点、相互参照へ移動します。
+現在のカーソル位置の次の註釈や変更点,相互参照へ移動します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-これは、カーソルが相互参照の前にあるときのみ有効です。カーソルを参照されているラベルの前に移動します(相互参照ボックスを右クリックして、
+これは,カーソルが相互参照の前にあるときのみ有効です.カーソルを参照されているラベルの前に移動します(相互参照ボックスを右クリックして,
\family sans
ラベルへ移動
\family default
-を選択するのと同じ動作です)。
+を選択するのと同じ動作です).
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-この機能は、出力中の対応する箇所に直接移動することができるようにするものです。詳しい説明は、取扱説明書『
+この機能は,出力中の対応する箇所に直接移動することができるようにするものです.詳しい説明は,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
サーバー\SpecialChar menuseparator
順検索
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-変更追跡機能に関しては、第
+変更追跡機能に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:変更追跡機能"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
文書を閲覧したり書き出すことによって\SpecialChar LaTeX
-が実行されると、このメニューは有効になります。これは、使用した\SpecialChar LaTeX
-プログラムのログファイルを表示します。次のエラーや次の警告に飛
-んだり、検索したり、クリップボードにコピーしたり、表示を更新したりすることができます。ログファイルを見ることで、熟練者には、\SpecialChar LaTeX
-エラーの原因を発見する手助けとなるで
-しょう。
+が実行されると,このメニューは有効になります.これは,使用した\SpecialChar LaTeX
+プログラムのログファイルを表示します.次のエラーや次の警告に飛
+んだり,検索したり,クリップボードにコピーしたり,表示を更新したりすることができます.
+\begin_inset Newline newline
+\end_inset
+
+ログファイルを見ることで,熟練者には,\SpecialChar LaTeX
+エラーの原因を発見する手助けとなるでしょう.
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+
+\family sans
+作業ディレクトリを開く
+\family default
+ボタンを使うと,当該文書の\SpecialChar LyX
+作業フォルダを開くことができます.このフォルダには,出力を生成するのに,変換されたファイルや作成されたファイルがすべて収められています
+.これらのファイルの一部は,問題を解決しようとする熟練者や中間ファイルを提供する必要のある筆者にとって役に立つかもしれません.たとえば,一部の学術誌では
+\family sans
+*.bbl
+\family default
+ファイル(使用したBib\SpecialChar TeX
+参照を含むテキストファイル)を送付する必要があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に説明されているように、このメニューは、現在のカーソル位置から付録を開始します。
+節に説明されているように,このメニューは,現在のカーソル位置から付録を開始します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニュー項目は、当該文書の既定出力形式として指定した形式(
+このメニュー項目は,当該文書の既定出力形式として指定した形式(
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
\end_inset
-章参照)、若しくは\SpecialChar LyX
+章参照),若しくは\SpecialChar LyX
の設定で指定した形式で(
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
\end_inset
-章参照)出力を生成した後、適切な閲覧プログラムで開きます。閲覧プログラムは、設定で変更することができます(
+章参照)出力を生成した後,適切な閲覧プログラムで開きます.閲覧プログラムは,設定で変更することができます(
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
\end_inset
-章参照)。既定の閲覧プログラムは、\SpecialChar LyX
-の初回起動設定時に設定されます。既定の出力形式は、
+章参照).既定の閲覧プログラムは,\SpecialChar LyX
+の初回起動設定時に設定されます.既定の出力形式は,
\family sans
PDF
\begin_inset space ~
(pdflatex)
\family default
-です。
+です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-この従属メニューでは文書を他の出力形式で見ることができます。には、文書の実際の出力を、外部プログラムで閲覧することができる各ファイル形式が一覧表示されます。出力
-形式を閲覧するためのメニュー項目は、システムの導入のしかたによって異なります。これは、\SpecialChar LyX
+この従属メニューでは文書を他の出力形式で見ることができます.には,文書の実際の出力を,外部プログラムで閲覧することができる各ファイル形式が一覧表示されます.出力
+形式を閲覧するためのメニュー項目は,システムの導入のしかたによって異なります.これは,\SpecialChar LyX
がシステム走査をしたときに見つかった\SpecialChar LaTeX
-プログラムに依存するのです。潜在的に出
-力しうる全形式は、第
+プログラムに依存するのです.潜在的に出
+力しうる全形式は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:書き出し"
\end_inset
-節に掲げてあります。少なくとも
+節に掲げてあります.少なくとも
\family sans
DVI
\family default
(pdflatex)
\family default
-のメニュー項目は、メニューに登場するはずです。これらのうち一つでも欠けているようならば、導入されている\SpecialChar LaTeX
-を更新する必要があります。更新したあとには\SpecialChar LyX
+のメニュー項目は,メニューに登場するはずです.これらのうち一つでも欠けているようならば,導入されている\SpecialChar LaTeX
+を更新する必要があります.更新したあとには\SpecialChar LyX
の環境構成を行わ
-なくてはなりません。第
+なくてはなりません.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:LaTeXの設定"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-メニューを実行すると、閲覧プログラムが実行されます。閲覧プログラムは、\SpecialChar LyX
+メニューを実行すると,閲覧プログラムが実行されます.閲覧プログラムは,\SpecialChar LyX
設定で(
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
\end_inset
-章参照)設定変更ができます。既定の閲覧プログラムは、\SpecialChar LyX
-が最初にシステム走査をしたときに、自動的に設定されています。
+章参照)設定変更ができます.既定の閲覧プログラムは,\SpecialChar LyX
+が最初にシステム走査をしたときに,自動的に設定されています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニュー項目は、新しいビューアウィンドウを開くことなしに、既存の閲覧表示を(前節で述べられているとおり既定の出力形式で)更新します。
+このメニュー項目は,新しいビューアウィンドウを開くことなしに,既存の閲覧表示を(前節で述べられているとおり既定の出力形式で)更新します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-この従属メニューでは、新しいビューアウィンドウを開くことなしに、他の出力形式の閲覧表示を更新します。
+この従属メニューでは,新しいビューアウィンドウを開くことなしに,他の出力形式の閲覧表示を更新します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニュー項目は、使用中の文書が他の文書、すなわちこの文書の「親」にインクルードされているときのみ表示されます(このトピックについての詳細は、取扱説明書『
+このメニュー項目は,使用中の文書が他の文書,すなわちこの文書の「親」にインクルードされているときのみ表示されます(このトピックについての詳細は,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
子文書
\emph default
-」の節をご覧下さい。この項目を使用すると、子文書からその親文書を見ることができるようになります。つまり、ある書籍の一章分である子文書で作業をしている場合、
+」の節をご覧下さい.この項目を使用すると,子文書からその親文書を見ることができるようになります.つまり,ある書籍の一章分である子文書で作業をしている場合,
\family sans
表示
\family default
-はその章だけを出力するのに対して、
+はその章だけを出力するのに対して,
\family sans
親文書を表示
\family default
-は書籍全体の出力を生成します。
+は書籍全体の出力を生成します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-この機能で使用される形式は、文書設定(
+この機能で使用される形式は,文書設定(
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
\end_inset
-章参照 )指定された既定出力書式です。
+章参照 )指定された既定出力書式です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニュー項目は、使用中の文書が他の文書、すなわちこの文書の「親」にインクルードされているときのみ表示されます(このトピックについての詳細は、取扱説明書『
+このメニュー項目は,使用中の文書が他の文書,すなわちこの文書の「親」にインクルードされているときのみ表示されます(このトピックについての詳細は,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
子文書
\emph default
-」の節をご覧下さい。この項目を使用すると、子文書からその親文書に切り替えることなしに、その表示を更新します。
+」の節をご覧下さい.この項目を使用すると,子文書からその親文書に切り替えることなしに,その表示を更新します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-この機能で使用される形式は、文書設定(
+この機能で使用される形式は,文書設定(
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
\end_inset
-章参照 )指定された既定出力書式です。
+章参照 )指定された既定出力書式です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在の文書を圧縮したり解凍したりします。バージョン管理下の文書に関しては、圧縮機能を無効にすることを強く推奨します(詳細については、取扱説明書高度な機能篇を参照
-)。
+現在の文書を圧縮したり解凍したりします.バージョン管理下の文書に関しては,圧縮機能を無効にすることを強く推奨します(詳細については,取扱説明書高度な機能篇を参照
+).
+\end_layout
+
+\begin_layout Subsection
+編集を無効化
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+文書の読み込み専用状態を入切します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書設定は、付録
+文書設定は,付録
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "cha:文書設定"
\end_inset
-に述べられています。
+に述べられています.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-スペルチェックに関しては、第
+スペルチェックに関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:スペルチェック"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-類語辞典に関しては、第
+類語辞典に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:類語辞典"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在の文書あるいは選択部分の単語数および文字数を勘定します。
+現在の文書あるいは選択部分の単語数および文字数を勘定します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
Chk\SpecialChar TeX
\family default
-プログラムの補助を借りて、潜在している\SpecialChar LaTeX
-エラーを検出したログを生成し、ダイアログ中に表示します。本機能はWindowsでは利用できません。
+プログラムの補助を借りて,潜在している\SpecialChar LaTeX
+エラーを検出したログを生成し,ダイアログ中に表示します.本機能はWindowsでは利用できません.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
お使いの\SpecialChar LaTeX
-システムに導入されているクラスとスタイルの一覧を表示します。
+システムに導入されているクラスとスタイルの一覧を表示します.
\family sans
パスを表示
\family default
-オプションを使用すると、完全ファイルパスを表示することができます。
+オプションを使用すると,完全ファイルパスを表示することができます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
-節に述べられているように、\SpecialChar LyX
-ファイルの比較を行うダイアログを開きます。
+節に述べられているように,\SpecialChar LyX
+ファイルの比較を行うダイアログを開きます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
このメニュー項目は\SpecialChar LyX
-の環境設定をし直します。すなわち、\SpecialChar LyX
+の環境設定をし直します.すなわち,\SpecialChar LyX
に必要な\SpecialChar LaTeX
-パッケージとプログラムを検索します。第
+パッケージとプログラムを検索します.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:LyXの基本設定"
\end_inset
-節を参照してください。
+節を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-設定ダイアログに関しては、第
+設定ダイアログに関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "cha:設定ダイアログ"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニューは、\SpecialChar LyX
-メニューと同じ言語で、\SpecialChar LyX
-の取扱説明書ファイルを開きます。
+このメニューは,\SpecialChar LyX
+メニューと同じ言語で,\SpecialChar LyX
+の取扱説明書ファイルを開きます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
LaTeXの設定
\family default
-メニューは、\SpecialChar LyX
+メニューは,\SpecialChar LyX
が検知した\SpecialChar LaTeX
パッケージおよびクラスの情報を含んだ\SpecialChar LyX
文書を表示します(第
\end_inset
-節もご覧ください)。
+節もご覧ください).
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
LyXについて
\family default
-メニューは、お使いの\SpecialChar LyX
-のバージョン、著作権、著作者についての情報を表示します。
+メニューは,お使いの\SpecialChar LyX
+のバージョン,著作権,著作者についての情報を表示します.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ツールバーの表示・非表示のしかたに関しては、第
+ツールバーの表示・非表示のしかたに関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:ツールバー"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、カスタム・ツールバーを定義することも可能です。この点は、取扱説明書『
+また,カスタム・ツールバーを定義することも可能です.この点は,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
-』に説明があります。
+』に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-上掲の標準ツールバーは、左から右に向かって以下の各ボタンを含んでいます。
+上掲の標準ツールバーは,左から右に向かって以下の各ボタンを含んでいます.
\begin_inset ERT
status collapsed
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-これは、以下の長尺表で左揃えにするために必要です。詳しくは、取扱説明書『
+これは,以下の長尺表で左揃えにするために必要です.詳しくは,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
-』をご覧ください。
+』をご覧ください.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-上掲の追加ツールバーは、左から右に向かって以下の各ボタンを含んでいます。
+上掲の追加ツールバーは,左から右に向かって以下の各ボタンを含んでいます.
\begin_inset VSpace defskip
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-上掲の表示/更新ツールバーは、左から右に向かって以下の各ボタンを含んでいます。
+上掲の表示/更新ツールバーは,左から右に向かって以下の各ボタンを含んでいます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-* これらのアイコンは、既定のアイコンセットを使用していない場合には、表示が異なることがあります。
+* これらのアイコンは,既定のアイコンセットを使用していない場合には,表示が異なることがあります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-変更追跡ツールバーに関しては、第
+変更追跡ツールバーに関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:変更追跡機能"
\end_inset
-節に説明があります。表ツールバー
+節に説明があります.表ツールバー
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-に関しては、取扱説明書『
+に関しては,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
-』に説明があります。数式マクロツールバー
+』に説明があります.数式マクロツールバー
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_inset
-に関しては、取扱説明書『
+に関しては,取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
-』に説明があります。
+』に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Chapter
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書設定ダイアログには、文書全体の特性を設定する下位メニューがあり、
+文書設定ダイアログには,文書全体の特性を設定する下位メニューがあり,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
-メニューで呼び出せます。ダイアログ中の
+メニューで呼び出せます.ダイアログ中の
\family sans
文書の既定値として保存
\family default
-ボタンを押せば、好みの文書設定を既定値として保存することができます。こうすると、
+ボタンを押せば,好みの文書設定を既定値として保存することができます.こうすると,
\family typewriter
defaults.lyx
\family default
-という名前のひな型が生成されて、ひな型を使用せずに新規ファイルを作ると、\SpecialChar LyX
-がこのファイルを自動的に読み込むようになります。
+という名前のひな型が生成されて,ひな型を使用せずに新規ファイルを作ると,\SpecialChar LyX
+がこのファイルを自動的に読み込むようになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
このクラスの既定値を使う
\family default
-というボタンを押すと、文書設定が、現文書クラスの既定値にリセットされます。この操作は、なかんずくクラスオプションやページレイアウト、連番、目次に作用します。
+というボタンを押すと,文書設定が,現文書クラスの既定値にリセットされます.この操作は,なかんずくクラスオプションやページレイアウト,連番,目次に作用します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ダイアログ中の下位メニューをそれぞれ以下に説明します。たくさんの文書設定があるので、探している設定項目を探すのに時間がかかるかもしれません。設定項目を素早く見つ
-けるには、ダイアログの下位メニューの上にある検索フィールドを使うと良いでしょう。例えば、「ページ」を検索すると、一部の下位メニューは淡色化されて使用不能になり、
-ページ設定を含む下位メニューだけが使用可能になります。検出されたページ設定は、下位メニュー中で赤色にラベル付けされます。
+ダイアログ中の下位メニューをそれぞれ以下に説明します.たくさんの文書設定があるので,探している設定項目を探すのに時間がかかるかもしれません.設定項目を素早く見つ
+けるには,ダイアログの下位メニューの上にある検索フィールドを使うと良いでしょう.例えば,「ページ」を検索すると,一部の下位メニューは淡色化されて使用不能になり,
+ページ設定を含む下位メニューだけが使用可能になります.検出されたページ設定は,下位メニュー中で赤色にラベル付けされます.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、文書クラス・クラスオプション・グラフィックドライバ・親文書を設定することができます。文書クラスに関しては、第
+ここでは,文書クラス・クラスオプション・グラフィックドライバ・親文書を設定することができます.文書クラスに関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:文書クラス"
\end_inset
-節に説明されています。
+節に説明されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
ローカルのレイアウト
\family default
-ボタンを押すと、\SpecialChar LyX
+ボタンを押すと,\SpecialChar LyX
の
\emph on
レイアウト
\emph default
-フォルダにない、したがって\SpecialChar LyX
-が文書クラスのレイアウトとして認識していない自製のレイアウトファイルを読み込ませることができます。レイアウトファイルについての詳細は、
+フォルダにない,したがって\SpecialChar LyX
+が文書クラスのレイアウトとして認識していない自製のレイアウトファイルを読み込ませることができます.レイアウトファイルについての詳細は,
取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph on
文書クラス・レイアウト・ひな型の新規導入
\emph default
-」にあります。
+」にあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-クラスによっては、既定で特定のクラスオプションを使うものがあります。その場合には、
+クラスによっては,既定で特定のクラスオプションを使うものがあります.その場合には,
\family sans
事前定義
\family default
-フィールドにこれらのクラスオプションが提示され、それらを使うかどうか決めることができます。既定のクラスオプションが何を意味するのか正確に理解していない場合には、
-いじらないことをお勧めします。グラフィックドライバは、\SpecialChar LaTeX
-のcolorおよびgraphicsパッケージと、ページレイアウトパッケージに使用されます。
+フィールドにこれらのクラスオプションが提示され,それらを使うかどうか決めることができます.既定のクラスオプションが何を意味するのか正確に理解していない場合には,
+いじらないことをお勧めします.グラフィックドライバは,\SpecialChar LaTeX
+のcolorおよびgraphicsパッケージと,ページレイアウトパッケージに使用されます.
\family sans
既定値
\family default
-を選ぶと、\SpecialChar LaTeX
-パッケージの既定ドライバが使用されます。よくわからないうちは、既定値を使用することをお勧めします。
+を選ぶと,\SpecialChar LaTeX
+パッケージの既定ドライバが使用されます.よくわからないうちは,既定値を使用することをお勧めします.
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-のいずれかのドライバを使用したい場合には、まずお使いの\SpecialChar LaTeX
-頒布版でこれらを有効にしなくてはなりません。
+のいずれかのドライバを使用したい場合には,まずお使いの\SpecialChar LaTeX
+頒布版でこれらを有効にしなくてはなりません.
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
target "http://mirrors.ctan.org/macros/latex/required/graphics/grfguide.pdf"
\emph on
Driver support
\emph default
-の節をご覧ください。
+の節をご覧ください.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-使用中の文書が、子文書ないし下位文書である場合には、親文書を指定することが必要です。親文書を開かずに子文書が開かれた場合、\SpecialChar LyX
-はここで指定した親文書を使用します。親
-文書・子文書に関して、詳しくは、取扱説明書『
+使用中の文書が,子文書ないし下位文書である場合には,親文書を指定することが必要です.親文書を開かずに子文書が開かれた場合,\SpecialChar LyX
+はここで指定した親文書を使用します.親
+文書・子文書に関して,詳しくは,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
子文書
\emph default
-」の節に説明されています。
+」の節に説明されています.
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、日付を抑制したり、相互参照用の\SpecialChar LaTeX
+また,日付を抑制したり,相互参照用の\SpecialChar LaTeX
パッケージに
\series bold
prettyref
\series bold
refstyle
\series default
-を用いるオプションもあります。第
+を用いるオプションもあります.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:相互参照"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-この細目メニューは、文書中に子文書があるときにのみ表示されます。詳細については、取扱説明書『
+この細目メニューは,文書中に子文書があるときにのみ表示されます.詳細については,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
子文書
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_inset
-節に説明されています。
+節に説明されています.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-解説は、第
+解説は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:ローカルレイアウト"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書フォント設定に関しては、第
+文書フォント設定に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:フォントと文字様式"
\end_inset
-節に説明されています。
+節に説明されています.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落を字下げで区切るか行間を広げて区切るかを指定することができます。また、行間と本文の段組数もここで指定することができます。また、文章が\SpecialChar LyX
+段落を字下げで区切るか行間を広げて区切るかを指定することができます.また,行間と本文の段組数もここで指定することができます.また,文章が\SpecialChar LyX
中で整形されて表示するよ
-うにするかどうか決めることができます。これは、出力中で文章が整形されるかどうかを決めるのではないことに注意してください。
+うにするかどうか決めることができます.これは,出力中で文章が整形されるかどうかを決めるのではないことに注意してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、二段組や行間を画面には反映しないことに注意してください。これは実用的ではなく、しばしば読み辛い上に、WYSIWYMの概念に反するのです。しかし、出力において
-は指定したとおりに反映されます。
+は,二段組や行間を画面には反映しないことに注意してください.これは実用的ではなく,しばしば読み辛い上に,WYSIWYMの概念に反するのです.しかし,出力において
+は指定したとおりに反映されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-作業域で整形を行うオプションを使うと、\SpecialChar LyX
-画面上で文を整形するかどうか指定することができます。これは、\SpecialChar LyX
-内部の文にのみ影響し,出力には影響しません。
+作業域で整形を行うオプションを使うと,\SpecialChar LyX
+画面上で文を整形するかどうか指定することができます.これは,\SpecialChar LyX
+内部の文にのみ影響し,出力には影響しません.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-このメニューの説明は、第
+このメニューの説明は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:用紙寸法と方向"
\end_inset
-節に説明されています。
+節に説明されています.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、用紙の余白を調整することができます。第
+ここでは,用紙の余白を調整することができます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:余白"
\end_inset
-節を参照してください。
+節を参照してください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書言語と引用形式がここで設定できます。文字コードは、文書の内容がどのように\SpecialChar LaTeX
+文書言語と引用形式がここで設定できます.文字コードは,文書の内容がどのように\SpecialChar LaTeX
に書き出されるかを指定します(\SpecialChar LyX
-ファイルはつねにUTF-8でコード化されています)。指
-定された文字コードにコード化できない文字は、すべて\SpecialChar LaTeX
+ファイルはつねにUTF-8でコード化されています).指
+定された文字コードにコード化できない文字は,すべて\SpecialChar LaTeX
コマンドとして書き出されます(\SpecialChar LaTeX
-コマンドが対応していない文字がある場合には失敗します)。
+コマンドが対応していない文字がある場合には失敗します).
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
言語既定値
\family default
-オプションを選択すると、本文の言語から本文部分の文字コードを決定します。このとき、文書が二つ以上の言語を含んでいると、\SpecialChar LaTeX
+オプションを選択すると,本文の言語から本文部分の文字コードを決定します.このとき,文書が二つ以上の言語を含んでいると,\SpecialChar LaTeX
ファイルに二つ以上の文字コードを含ませるこ
-とになるかもしれません。このオプションを使用しないときには、文書全体はつねに一つの文字コードだけを使用することになります。このオプションを有効にするのが望ましい
-設定です。
+とになるかもしれません.このオプションを使用しないときには,文書全体はつねに一つの文字コードだけを使用することになります.このオプションを有効にするのが望ましい
+設定です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-は、Unicodeでの出力もサポートしているので、たくさんの特別な記号やアルファベット以外の文字が必要なときに、特に便利です。これを利用したい(そしてお使いの\SpecialChar LaTeX
+は,Unicodeでの出力もサポートしているので,たくさんの特別な記号やアルファベット以外の文字が必要なときに,特に便利です.これを利用したい(そしてお使いの\SpecialChar LaTeX
シ
-ステムがUnicodeをサポートしている)場合には、以下の一覧から、四つのutf8関連選択肢のうち一つを選んでください。残念ながら、標準LaTeXのUnicod
-eサポートははなはだ不完全であるため、たくさんのUnicode記号を含むファイルが、
+ステムがUnicodeをサポートしている)場合には,以下の一覧から,四つのutf8関連選択肢のうち一つを選んでください.残念ながら,標準LaTeXのUnicod
+eサポートははなはだ不完全であるため,たくさんのUnicode記号を含むファイルが,
\family sans
言語既定値
\family default
-の文字コードで動くものの(このとき、\SpecialChar LyX
+の文字コードで動くものの(このとき,\SpecialChar LyX
は既知の\SpecialChar LaTeX
-コマンド一覧を使用します)、utf8文字コード固定では動かないということは、珍しいことではありません(このとき、\SpecialChar LyX
+コマンド一覧を使用します),utf8文字コード固定では動かないということは,珍しいことではありません(このとき,\SpecialChar LyX
は既
知の\SpecialChar LaTeX
-コマンド一覧を使用しません。なぜならUnicode記号はすべてutf8でコード化できるからです)。標準的\SpecialChar LaTeX
+コマンド一覧を使用しません.なぜならUnicode記号はすべてutf8でコード化できるからです).標準的\SpecialChar LaTeX
の代替的エンジンたるXe\SpecialChar TeX
やLua\SpecialChar TeX
-では、状況はもっと良
-くなっています。どちらのエンジンもUnicodeをネイティブにサポートしており、\SpecialChar LyX
+では,状況はもっと良
+くなっています.どちらのエンジンもUnicodeをネイティブにサポートしており,\SpecialChar LyX
も現在(出力形式
\family sans
PDF
(LuaTeX)
\family default
-を通じて)これらのエンジンをサポートしています。第
+を通じて)これらのエンジンをサポートしています.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:出力ファイル形式"
\end_inset
-節を参照してください。仮に上記のオプションがうまく動かない場合には、これらの新しいエンジンを試すと良いかもしれません。
+節を参照してください.仮に上記のオプションがうまく動かない場合には,これらの新しいエンジンを試すと良いかもしれません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
言語パッケージ
\family default
-では、ハイフネーションと「第〜部」のような文字列の翻訳に使用される\SpecialChar LaTeX
-パッケージを指定します。使用できる設定は以下のとおりです。
+では,ハイフネーションと「第〜部」のような文字列の翻訳に使用される\SpecialChar LaTeX
+パッケージを指定します.使用できる設定は以下のとおりです.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
-節参照)。
+節参照).
\end_layout
\begin_layout Description
-自動 使おうとしている閲覧形式ないし書き出し形式に最も適した言語パッケージを選択します。多くの場合、これは
+自動 使おうとしている閲覧形式ないし書き出し形式に最も適した言語パッケージを選択します.多くの場合,これは
\series bold
babel
\series default
\end_inset
-になります。もし新しいパッケージ
+になります.もし新しいパッケージ
\series bold
polyglossia
\series default
の方が適当であれば(Xe\SpecialChar TeX
もしくはLua\SpecialChar TeX
と非\SpecialChar TeX
-フォントを使用している場合など)、
+フォントを使用している場合など),
\series bold
babel
\series default
-の代わりにこちらのパッケージが使用されます。
+の代わりにこちらのパッケージが使用されます.
\end_layout
\begin_layout Description
\series bold
babel
\series default
-を用います。
+を用います.
\end_layout
\begin_layout Description
-ユーザ設定 自分で選択した言語パッケージを指定することができます。例えば、
+ユーザ設定 自分で選択した言語パッケージを指定することができます.例えば,
\series bold
ngerman
\series default
- (ドイツ語文用)のような言語依存パッケージを使用したい場合には、
+ (ドイツ語文用)のような言語依存パッケージを使用したい場合には,
\series bold
\begin_inset Newline newline
\series default
-と書き込んでください。
+と書き込んでください.
\end_layout
\begin_layout Description
-なし 言語パッケージを使用しません。科学論文用文書クラスの一部には、このように指定する必要のあるものがあります。
+なし 言語パッケージを使用しません.科学論文用文書クラスの一部には,このように指定する必要のあるものがあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下は主要な文字コードの一覧です。
+以下は主要な文字コードの一覧です.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
言語既定値
\family default
-を使用するのと同じですが、
+を使用するのと同じですが,
\series bold
inputenc
\series default
\end_inset
\SpecialChar LaTeX
-パッケージは使用されません。そのため、これを使用するときには、プリアンブルに他の適当なパッケージを読み込んで、外国語で書かれている部分の文字コードを\SpecialChar TeX
+パッケージは使用されません.そのため,これを使用するときには,プリアンブルに他の適当なパッケージを読み込んで,外国語で書かれている部分の文字コードを\SpecialChar TeX
コードで指
-定する必要があるでしょう。
+定する必要があるでしょう.
\end_layout
\begin_layout Description
-ASCII ASCII文字コード。通常の英語(7ビットASCII)しかカバーしていません。\SpecialChar LyX
+ASCII ASCII文字コード.通常の英語(7ビットASCII)しかカバーしていません.\SpecialChar LyX
はそれ以外の文字をすべて\SpecialChar LaTeX
-コマンドに変換するので、多量の\SpecialChar LaTeX
+コマンドに変換するので,多量の\SpecialChar LaTeX
コマンドが必要な
-場合には、ファイルが大きくなる可能性があります。
+場合には,ファイルが大きくなる可能性があります.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Description
-キリル文字(KOI8-R) 標準キリル文字。特にロシア語向け。
+キリル文字(KOI8-R) 標準キリル文字.特にロシア語向け.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-8859-9) (latin 5)トルコ語用。ISO-8859-1に近いが、アイスランド文字をトルコ語に置き換えてある。
+8859-9) (latin 5)トルコ語用.ISO-8859-1に近いが,アイスランド文字をトルコ語に置き換えてある.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-1257) エストニア語・ラトビア語・リトアニア語用MS Windowsコードページ。ISO-8859-13文字コードと同等。
+1257) エストニア語・ラトビア語・リトアニア語用MS Windowsコードページ.ISO-8859-13文字コードと同等.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-8859-13) エストニア語・ラトビア語・リトアニア語用。ISO-8859-4文字コードの上位集合。
+8859-13) エストニア語・ラトビア語・リトアニア語用.ISO-8859-4文字コードの上位集合.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-8859-4) (latin 4)エストニア語・ラトビア語・リトアニア語用。ISO-8859-13文字コードの下位集合。
+8859-4) (latin 4)エストニア語・ラトビア語・リトアニア語用.ISO-8859-13文字コードの下位集合.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-1255) ヘブライ語用MS Windowsコードページ。ISO-8859-8文字コードの上位集合。
+1255) ヘブライ語用MS Windowsコードページ.ISO-8859-8文字コードの上位集合.
\end_layout
\begin_layout Description
Lua\SpecialChar TeX
\family default
-とともに使用することを意図したUnicode utf8。\SpecialChar LaTeX
+とともに使用することを意図したUnicode utf8.\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
inputenc
\series default
-は援用しません。Xe\SpecialChar TeX
+は援用しません.Xe\SpecialChar TeX
やLua\SpecialChar TeX
-を書き出したりプレビューしたりすると、\SpecialChar LyX
-は自動的にこのエンコーディングを選択します。通常、このエンコーディングを手動で選択する必要はあ
-りません。
+を書き出したりプレビューしたりすると,\SpecialChar LyX
+は自動的にこのエンコーディングを選択します.通常,このエンコーディングを手動で選択する必要はあ
+りません.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
\SpecialChar LaTeX
-パッケージに基づいたUnicode utf8(包括的。ラテン文字・ギリシャ文字・キリル文字・日中韓文字を含む)。
+パッケージに基づいたUnicode utf8(包括的.ラテン文字・ギリシャ文字・キリル文字・日中韓文字を含む).
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
\SpecialChar LaTeX
-パッケージに基づいたUnicode utf8。いまのところ、限られた文字範囲(主にラテン文字)しかサポートしていません。
+パッケージに基づいたUnicode utf8.いまのところ,限られた文字範囲(主にラテン文字)しかサポートしていません.
\end_layout
\begin_layout Description
-中国語(簡体字)(EUC-CN) 簡体字中国語用。ユーロ貨幣記号を除いては、WindowsコードページCP936と同じ。2001年以降、この文字コードは、正式に
-文字コードGB18030に取って代わられました。GB18030は\SpecialChar LaTeX
-では使用できないため、Unicode(CJK)(utf8)を使用するようにしてください。
+中国語(簡体字)(EUC-CN) 簡体字中国語用.ユーロ貨幣記号を除いては,WindowsコードページCP936と同じ.2001年以降,この文字コードは,正式に
+文字コードGB18030に取って代わられました.GB18030は\SpecialChar LaTeX
+では使用できないため,Unicode(CJK)(utf8)を使用するようにしてください.
\end_layout
\begin_layout Description
-中国語(簡体字)(GBK) 簡体字中国語用。特にUNIX OS向け。2001年以降、この文字コードは、正式に文字コードGB18030に取って代わられました。GB
+中国語(簡体字)(GBK) 簡体字中国語用.特にUNIX OS向け.2001年以降,この文字コードは,正式に文字コードGB18030に取って代わられました.GB
18030は\SpecialChar LaTeX
-では使用できないため、Unicode(CJK)(utf8)を使用するようにしてください。
+では使用できないため,Unicode(CJK)(utf8)を使用するようにしてください.
\end_layout
\begin_layout Description
-中国語(繁体字)(EUC-TW) 繁体字中国語用。
+中国語(繁体字)(EUC-TW) 繁体字中国語用.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-8859-3) (latin 3)エスペラント語・ガリシア語・マルタ語・トルコ語を収録。
+8859-3) (latin 3)エスペラント語・ガリシア語・マルタ語・トルコ語を収録.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
8859-16) (latin 10)アルバニア語・クロアチア語・フィンランド語・フランス語・ドイツ語・ハンガリー語・アイルランドゲール語・イタリア語・ポーラン
-ド語・ルーマニア語・スロベニア語を含む。区分的発音符を持つ文字と言語の多くを収録。
+ド語・ルーマニア語・スロベニア語を含む.区分的発音符を持つ文字と言語の多くを収録.
\end_layout
\begin_layout Description
-日本語(CJK)(EUC-JP) 日本語用EUC-JP文字コード。\SpecialChar LaTeX
+日本語(CJK)(EUC-JP) 日本語用EUC-JP文字コード.\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
CJK
\end_inset
-を使用。これを使用する際には、文書言語を
+を使用.これを使用する際には,文書言語を
\family sans
日本語(CJK)
\family default
-にしてください。
+にしてください.
\end_layout
\begin_layout Description
-日本語(CJK)(JIS) 日本語用JIS文字コード。\SpecialChar LaTeX
+日本語(CJK)(JIS) 日本語用JIS文字コード.\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
CJK
\series default
-を使用。これを使用する際には、文書言語を
+を使用.これを使用する際には,文書言語を
\family sans
日本語(CJK)
\family default
-にしてください。
+にしてください.
\end_layout
\begin_layout Description
-日本語(CJK不使用)(EUC-JP) 日本語用EUC-JP文字コード。\SpecialChar LaTeX
+日本語(CJK不使用)(EUC-JP) 日本語用EUC-JP文字コード.\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
japanese
\end_inset
-を使用。これを使用する際には、文書言語を
+を使用.これを使用する際には,文書言語を
\family sans
日本語
\family default
-にしてください。
+にしてください.
\end_layout
\begin_layout Description
-日本語(CJK不使用)(JIS) 日本語用JIS文字コード。\SpecialChar LaTeX
+日本語(CJK不使用)(JIS) 日本語用JIS文字コード.\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
japanese
\series default
-を使用。これを使用する際には、文書言語を
+を使用.これを使用する際には,文書言語を
\family sans
日本語
\family default
-にしてください。
+にしてください.
\end_layout
\begin_layout Description
-日本語(CJK不使用)(SJIS) 日本語用SJIS文字コード。\SpecialChar LaTeX
+日本語(CJK不使用)(SJIS) 日本語用SJIS文字コード.\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
japanese
\end_inset
-を使用。これを使用する際には、文書言語を
+を使用.これを使用する際には,文書言語を
\family sans
日本語
\family default
-にしてください。
+にしてください.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-8859-1) (latin 1) ISO-8859-1文字コード。アルバニア語・カタロニア語・デンマーク語・オランダ語・英語・フェロー語・フィンランド語・フラ
-ンス語・ガリシア語・ドイツ語・アイスランド語・アイルランド語・イタリア語・ノルウェー語・ポルトガル語・スペイン語・スウェーデン語を含む。latin9に移行すべき
-。
+8859-1) (latin 1) ISO-8859-1文字コード.アルバニア語・カタロニア語・デンマーク語・オランダ語・英語・フェロー語・フィンランド語・フラ
+ンス語・ガリシア語・ドイツ語・アイスランド語・アイルランド語・イタリア語・ノルウェー語・ポルトガル語・スペイン語・スウェーデン語を含む.latin9に移行すべき
+.
\end_layout
\begin_layout Description
\begin_inset space ~
\end_inset
-8859-15) (latin 9) ISO-8859-15文字コード。ISO-8859-1文字コードと同様だが、ユーロ記号やœ合字、その他フランス語とフィンラ
-ンド語で用いられる文字を含む。latin9はlatin1の後継。
+8859-15) (latin 9) ISO-8859-15文字コード.ISO-8859-1文字コードと同様だが,ユーロ記号やœ合字,その他フランス語とフィンラ
+ンド語で用いられる文字を含む.latin9はlatin1の後継.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、
+ここでは,
\family sans
本文
\family default
\family sans
淡色表示註釈
\family default
-のフォント色(既定値:それぞれ黒と灰色)と、
+のフォント色(既定値:それぞれ黒と灰色)と,
\family sans
頁
\family default
\family sans
影付きボックス
\family default
-の背景色(既定値:それぞれ白と赤)を変更することができます。
+の背景色(既定値:それぞれ白と赤)を変更することができます.
\family sans
リセット
\family default
-ボタンは、色を既定値に戻します。既定値若しくは変更と表示されているボタンを押すと、ダイアログが開いて、色一覧や色選択盤から選択したり、HSL値やRGB値を与えて
-色を指定することができます。ダイアログ中では、後ですぐに選択することができるように、任意の色をカスタム色として登録しておくことができます。
+ボタンは,色を既定値に戻します.既定値若しくは変更と表示されているボタンを押すと,ダイアログが開いて,色一覧や色選択盤から選択したり,HSL値やRGB値を与えて
+色を指定することができます.ダイアログ中では,後ですぐに選択することができるように,任意の色をカスタム色として登録しておくことができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
本文
\family default
-フォント色を変更した上で、文書設定の
+フォント色を変更した上で,文書設定の
\family sans
PDF特性
\family default
\family sans
色付きリンク
\family default
-オプションを有効にした場合、第
+オプションを有効にした場合,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:PDF特性"
\end_inset
-節で述べられているように、リンクフォント色も変更する必要が生じることがありますのでご注意ください。
+節で述べられているように,リンクフォント色も変更する必要が生じることがありますのでご注意ください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-強制改頁の直後に、\SpecialChar TeX
-コードで以下のコマンドを用いると、文書中のページ毎に本文フォント色と頁背景色を変えることができます。
+強制改頁の直後に,\SpecialChar TeX
+コードで以下のコマンドを用いると,文書中のページ毎に本文フォント色と頁背景色を変えることができます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-自製の色を定義していない限りは、
+自製の色を定義していない限りは,
\series bold
色名
\series default
\emph on
色付きの表
\emph default
-」の節をご覧ください)。
+」の節をご覧ください).
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-本文色や背景色を変更した場合、これらを次の名称で用いることができます。
+本文色や背景色を変更した場合,これらを次の名称で用いることができます.
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-自製の色を定義し使用する方法については、取扱説明書『
+自製の色を定義し使用する方法については,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
色付きのセル
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_inset
-節に述べられているように、ここでは連番をつける節見出しの階層と、目次内に表示される節の階層を調整することができます。
+節に述べられているように,ここでは連番をつける節見出しの階層と,目次内に表示される節の階層を調整することができます.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、\SpecialChar LaTeX
+ここでは,\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
natbib
\end_inset
-を使用した引用様式を使うかどうかを指定することができます。\SpecialChar LaTeX
+を使用した引用様式を使うかどうかを指定することができます.\SpecialChar LaTeX
パッケージ
\series bold
bibtopic
\family sans
区分した書誌情報
\family default
-を使うこともできるほか、書誌情報の生成に使う処理子を選択することもできます。詳しくは、第
+を使うこともできるほか,書誌情報の生成に使う処理子を選択することもできます.詳しくは,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:書誌情報"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、索引の生成に用いる生成子を定義することができるほか、複数の索引を定義することもできます(詳細は第
+ここでは,索引の生成に用いる生成子を定義することができるほか,複数の索引を定義することもできます(詳細は第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:索引"
\end_inset
-章を参照)。
+章を参照).
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-PDF特性に関しては、第
+PDF特性に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:PDF特性"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらのオプションは、\SpecialChar LaTeX
+これらのオプションは,\SpecialChar LaTeX
パッケージの
\series bold
amsmath
\end_inset
-を強制的に使用するようにするか、必要なときにこれらを自動的に使用するようにするかを指定します。
+を強制的に使用するようにするか,必要なときにこれらを自動的に使用するようにするかを指定します.
\end_layout
\begin_layout Description
-amsmath これは、多くの数式要素に必要とされているので、数式中に\SpecialChar LaTeX
-エラーがでるときには、AMSを有効にしていることを確認してください。
+amsmath これは,多くの数式要素に必要とされているので,数式中に\SpecialChar LaTeX
+エラーがでるときには,AMSを有効にしていることを確認してください.
\end_layout
\begin_layout Description
-amssymb これは、ボールド体ギリシャ文字やアップライト体ギリシャ文字など、特殊な数学記号に必要です。数式で\SpecialChar LaTeX
-エラーが出る場合には、これが有効になっているか確
-認してください。
+amssymb これは,ボールド体ギリシャ文字やアップライト体ギリシャ文字など,特殊な数学記号に必要です.数式で\SpecialChar LaTeX
+エラーが出る場合には,これが有効になっているか確
+認してください.
\end_layout
\begin_layout Description
-cancel これは、数式の取り消しに使われます。取扱説明書『
+cancel これは,数式の取り消しに使われます.取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
\emph on
数式の消去
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
-esint これは、特別な積分記号に使われます。取扱説明書『
+esint これは,特別な積分記号に使われます.取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
\emph on
大演算子
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
-mathdots これは、特殊な省略符号に用いられます。取扱説明書『
+mathdots これは,特殊な省略符号に用いられます.取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
\emph on
省略符号
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
-mathtools これは、
+mathtools これは,
\series bold
\backslash
\backslash
shortintertext
\series default
-の各数式コマンドとラベル付き矢印に使われます。取扱説明書『
+の各数式コマンドとラベル付き矢印に使われます.取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
-』の対応する節をご覧ください。
+』の対応する節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
-mhchem これは、化学式に用いられます。取扱説明書『
+mhchem これは,化学式に用いられます.取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
\emph on
化学記号と化学式
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
-stackrel これは、数式コマンド
+stackrel これは,数式コマンド
\series bold
\backslash
stackrel
\series default
-のために用いられます。取扱説明書『
+のために用いられます.取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
\emph on
関係子
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
-stmaryrd これは、特殊な数式記号のために用いられます。
+stmaryrd これは,特殊な数式記号のために用いられます.
\end_layout
\begin_layout Description
-undertilde これは、数式コマンド
+undertilde これは,数式コマンド
\series bold
\backslash
utilde
\series default
-のために用いられます。取扱説明書『
+のために用いられます.取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
-』の「アクセント」の節をご覧ください。
+』の「アクセント」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-フロートの配置は、取扱説明書『
+フロートの配置は,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
フロートの配置
\emph default
-」の節に解説があります。
+」の節に解説があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-リストの設定は、取扱説明書『
+リストの設定は,取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\emph default
\emph on
プログラムコードリスト
\emph default
-」の章に解説があります。
+」の章に解説があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、各
+ここでは,各
\family sans
階層
\family default
-の列挙に用いる文字を変更したり、それに用いる
+の列挙に用いる文字を変更したり,それに用いる
\family sans
フォント
\family default
-を指定したり、ブリットの
+を指定したり,ブリットの
\family sans
大きさ
\family default
-を指定することができます。箇条書き(記号)環境は、第
+を指定することができます.箇条書き(記号)環境は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:箇条書き(記号)"
\end_inset
-節に解説があります。
+節に解説があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-さらに、
+さらに,
\family sans
任意のブリット
\family default
欄に欲しい文字の\SpecialChar LaTeX
-コマンドを入力することによって、任意のブリットを指定することができます。例えば、ユーロ記号を用いるには、
+コマンドを入力することによって,任意のブリットを指定することができます.例えば,ユーロ記号を用いるには,
\series bold
\backslash
texteuro
\series default
-コマンドを入力します。数式記号を使うには、さらにコマンドを$記号で囲む必要があります。例えば、
+コマンドを入力します.数式記号を使うには,さらにコマンドを$記号で囲む必要があります.例えば,
\begin_inset Formula $\circlearrowright$
\end_inset
-記号を使うには、
+記号を使うには,
\series bold
$
\backslash
circlearrowright$
\series default
-と入力します。数式記号のコマンドを探すには、数式を作成して、数式ツールバー中の欲しい記号の上にマウスをかざしてください。
+と入力します.数式記号のコマンドを探すには,数式を作成して,数式ツールバー中の欲しい記号の上にマウスをかざしてください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-記号によっては、プリアンブル中で(
+記号によっては,プリアンブル中で(
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
プリアンブル
\family default
メニュー)特別な\SpecialChar LaTeX
-パッケージを読み込む必要があることがあります。例えば、ユーロ記号を入れるには、プリアンブルに
+パッケージを読み込む必要があることがあります.例えば,ユーロ記号を入れるには,プリアンブルに
\series bold
\backslash
usepackage{textcomp}
\series default
-という行を追加する必要があります。ほとんどの数式記号は、
+という行を追加する必要があります.ほとんどの数式記号は,
\series bold
\backslash
usepackage{amssymb}
\series default
-という行を追加するだけで十分です。
+という行を追加するだけで十分です.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-派生枝に関しては、第
+派生枝に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:派生枝"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、以下のように現在の文書の出力の仕方を定義することができます。
+ここでは,以下のように現在の文書の出力の仕方を定義することができます.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
表示
\family default
-メニューやツールバーで「表示」「更新」「親文書を表示」「親文書を更新」を選んだときに使用される形式。既定値は、
+メニューやツールバーで「表示」「更新」「親文書を表示」「親文書を更新」を選んだときに使用される形式.既定値は,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
ファイル処理\SpecialChar menuseparator
ファイル形式
\family default
-で設定されます。
+で設定されます.
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:ファイル形式"
\end_inset
-をご参照ください。
+をご参照ください.
\end_layout
\begin_layout Description
移動\SpecialChar menuseparator
順検索
\family default
-メニュー用の設定。詳細については、取扱説明書『
+メニュー用の設定.詳細については,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
\emph on
DVIとPDFの遡及検索
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
LyXHTML
\family default
-用の設定。
+用の設定.
\family sans
厳密型XHTML
\begin_inset space ~
1.1
\family default
-は、出力がXHTML標準の第1.1版に忠実に沿うようにします。
+は,出力がXHTML標準の第1.1版に忠実に沿うようにします.
\family sans
数式出力
\family default
-のそれぞれの設定については、取扱説明書『
+のそれぞれの設定については,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
\emph on
XHTMLでの数式出力
\emph default
-」の節に詳細な解説があります。伸縮は、出力における数式の大きさを調整するのに用いられます。
+」の節に詳細な解説があります.伸縮は,出力における数式の大きさを調整するのに用いられます.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-このテキストフィールドには、特別な\SpecialChar LaTeX
-パッケージを読み込むコマンドや、\SpecialChar LaTeX
-コマンドの定義が入れられます。プリアンブルは、\SpecialChar LaTeX
-熟練者向けです。よくわからないうちは、ここにコマ
-ンドを入れるべきではありません。
+このテキストフィールドには,特別な\SpecialChar LaTeX
+パッケージを読み込むコマンドや,\SpecialChar LaTeX
+コマンドの定義が入れられます.プリアンブルは,\SpecialChar LaTeX
+熟練者向けです.よくわからないうちは,ここにコマ
+ンドを入れるべきではありません.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LaTeX
-の文法の入門は、第
+の文法の入門は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:LaTeX文法"
\end_inset
-節にあります。
+節にあります.
\end_layout
\begin_layout Chapter
\end_layout
\begin_layout Standard
-設定ダイアログは、
+設定ダイアログは,
\family sans
ツール\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
-メニューで呼び出すことができます。このダイアログには、以下の従属メニューが含まれています。
+メニューで呼び出すことができます.このダイアログには,以下の従属メニューが含まれています.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-メニューやツールバーの外観は、操作画面設定(UI)ファイルを選ぶことで、変更することができます。UIファイルは、ツールバーやメニューが列挙してあるテキストファイ
-ルです。
+メニューやツールバーの外観は,操作画面設定(UI)ファイルを選ぶことで,変更することができます.UIファイルは,ツールバーやメニューが列挙してあるテキストファイ
+ルです.
\emph on
default.ui
\emph default
-ファイルは以下の3つのファイルを読み込みます。
+ファイルは以下の3つのファイルを読み込みます.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-ご自身のメニュー及びツールバーレイアウトを作成するには、まずこれらのファイルをコピーして、中の項目を編集してください。
+ご自身のメニュー及びツールバーレイアウトを作成するには,まずこれらのファイルをコピーして,中の項目を編集してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-.incファイルの文法は単純です。
+.incファイルの文法は単純です.
\family sans
Menubar
\family default
\family sans
Toolbar
\family default
-の各項目は、
+の各項目は,
\family sans
End
\family default
-で明示的に終わらなくてはなりません。これらの中には、
+で明示的に終わらなくてはなりません.これらの中には,
\family sans
Submenu
\family default
\family sans
Icon
\family default
-、および「ファイル」メニューの場合には加えて
+,および「ファイル」メニューの場合には加えて
\family sans
Lastfiles
\family default
-の各項目が含まれています。各項目の文法は、
+の各項目が含まれています.各項目の文法は,
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
LyX関数
\family default
-に列挙してあります。
+に列挙してあります.
\begin_inset VSpace medskip
\end_inset
移動\SpecialChar menuseparator
しおり
\family default
-メニューをひじょうによく使うので、6つのしおりが欲しいものとしましょう。以下の行
+メニューをひじょうによく使うので,6つのしおりが欲しいものとしましょう.以下の行
\end_layout
\begin_layout Standard
\emph on
stdmenus.inc
\emph default
-ファイルの「navigate_bookmarks」(移動)メニュー部分に書き加えると、しおりが6つになります。
+ファイルの「navigate_bookmarks」(移動)メニュー部分に書き加えると,しおりが6つになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
アイコンセット
\family default
-では、\SpecialChar LyX
-のツールバーの外観を変更することができます。現在使用できるアイコンセットは、
+では,\SpecialChar LyX
+のツールバーの外観を変更することができます.現在使用できるアイコンセットは,
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
name "この画像"
\end_inset
-で比較できます。
+で比較できます.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
メイン作業領域でツールチップスを有効にする
\family default
-オプションは、索引項目や脚註などの差込枠で、閉じられているものの中身を表示するツールチップスを有効にします。
+オプションは,索引項目や脚註などの差込枠で,閉じられているものの中身を表示するツールチップスを有効にします.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
直近のファイルの数
\family default
-は、メニュー
+は,メニュー
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
直近のファイルを開く
\family default
-に表示される直近に開かれたファイルの数です。
+に表示される直近に開かれたファイルの数です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\family sans
ウィンドウレイアウトと座標を復元
\family default
-オプションを指定すると、\SpecialChar LyX
-のメインウィンドウは、最後の\SpecialChar LyX
-セッションで用いられていた大きさとレイアウトで開くようになります。
+オプションを指定すると,\SpecialChar LyX
+のメインウィンドウは,最後の\SpecialChar LyX
+セッションで用いられていた大きさとレイアウトで開くようになります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
カーソル位置を復元
\family default
-オプションは、最後にファイル内にカーソルがあった位置にカーソルを配置します。
+オプションは,最後にファイル内にカーソルがあった位置にカーソルを配置します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
最後のセッションで開いていたファイルを読み込む
\family default
-オプションは、最後の\SpecialChar LyX
-セッションで開かれていたファイル全てを開きます。
+オプションは,最後の\SpecialChar LyX
+セッションで開かれていたファイル全てを開きます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
セッション情報をすべて削除
\family default
-ボタンを押すと、最後の\SpecialChar LyX
-セッションから引き継がれた情報(カーソル位置や最後に開かれていた文書名など)をすべて削除します。
+ボタンを押すと,最後の\SpecialChar LyX
+セッションから引き継がれた情報(カーソル位置や最後に開かれていた文書名など)をすべて削除します.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
保存する際に元の文書をバックアップする
\family default
-を有効にすると、ファイルが開かれた時の状態か、最後に保存された時の状態のバックアップコピーを作成します。これはバックアップディレクトリに保存されるか(第
+を有効にすると,ファイルが開かれた時の状態か,最後に保存された時の状態のバックアップコピーを作成します.これはバックアップディレクトリに保存されるか(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:パス"
\end_inset
-節参照)、バックアップディレクトリが指定されていない場合は、使用中の文書と同じフォルダに保存されます。
+節参照),バックアップディレクトリが指定されていない場合は,使用中の文書と同じフォルダに保存されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
文書バックアップ:毎
\family default
-オプションを指定すると、バックアップ保存動作の間隔を指定することができます。
+オプションを指定すると,バックアップ保存動作の間隔を指定することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
既定で文書を圧縮保存
\family default
-を有効にすると、ファイルは常に圧縮形式で保存されます。
+を有効にすると,ファイルは常に圧縮形式で保存されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
直近のファイルの数
\family default
-は、
+は,
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
直近のファイルを開く
\end_inset
-節もご覧ください)。これは、新規に作成された文書にのみ適用されます。既存文書の圧縮状態は、保存時に変更されません。
+節もご覧ください).これは,新規に作成された文書にのみ適用されます.既存文書の圧縮状態は,保存時に変更されません.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\family sans
文書をタブ内に開く
\family default
-オプションが有効になっていないときには、すべてのファイルは、\SpecialChar LyX
-の新しいインスタンスの中に開かれます。
+オプションが有効になっていないときには,すべてのファイルは,\SpecialChar LyX
+の新しいインスタンスの中に開かれます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
単独インスタンス
\family default
-オプションは、\SpecialChar LyX
+オプションは,\SpecialChar LyX
サーバパイプ
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
\SpecialChar LyX
-サーバパイプについての情報は、第
+サーバパイプについての情報は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:パス"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\end_layout
\end_inset
-が指定されているときにのみ、アクティブになります。これが有効の時には、\SpecialChar LyX
-文書は、既に走っている\SpecialChar LyX
-インスタンスの中に開かれるようになります。無効の場合は、新たな\SpecialChar LyX
+が指定されているときにのみ,アクティブになります.これが有効の時には,\SpecialChar LyX
+文書は,既に走っている\SpecialChar LyX
+インスタンスの中に開かれるようになります.無効の場合は,新たな\SpecialChar LyX
インス
-タントが、それぞれのファイルごとに生成されます。
+タントが,それぞれのファイルごとに生成されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
単一タブ閉ボタン
\family default
-オプションが有効の場合には、タブバーの右端にタブを閉じるためのボタンがひとつだけ(
+オプションが有効の場合には,タブバーの右端にタブを閉じるためのボタンがひとつだけ(
\family sans
\begin_inset Info
\family default
-)現れるようになります。無効の場合には、各文書タブごとに閉ボタンが付きます。
+)現れるようになります.無効の場合には,各文書タブごとに閉ボタンが付きます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
単一タブ閉ボタン
\family default
-オプションを有効にするには、変更が効くようになる前に、\SpecialChar LyX
-を再起動する必要があります。
+オプションを有効にするには,変更が効くようになる前に,\SpecialChar LyX
+を再起動する必要があります.
\end_layout
\end_inset
\family sans
最後の表示窓を閉じる際
\family default
-の設定では、文書のタブもしくは表示窓を閉じるとき、文書を閉じるのか非表示にするのかを指定することができます。非表示になっている文書は、
+の設定では,文書のタブもしくは表示窓を閉じるとき,文書を閉じるのか非表示にするのかを指定することができます.非表示になっている文書は,
\family sans
表示\SpecialChar menuseparator
非表示分
\family default
-メニューで見ることができます。ファイルをいくつかの\SpecialChar LyX
-インスタンスで並行して開いていて、1つのインスタンスでのみ表示窓を閉じたい時には、文書を閉じないようにする選択
-は便利です。
+メニューで見ることができます.ファイルをいくつかの\SpecialChar LyX
+インスタンスで並行して開いていて,1つのインスタンスでのみ表示窓を閉じたい時には,文書を閉じないようにする選択
+は便利です.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここで指定したフォントが、画面上で文書を表示するのに使われます。
+ここで指定したフォントが,画面上で文書を表示するのに使われます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-本節は、\SpecialChar LyX
+本節は,\SpecialChar LyX
ウィンドウの
\emph on
中の
\emph default
-フォントだけを取り扱います。出力に表示されるフォントは、これらのフォントとは違うもので、
+フォントだけを取り扱います.出力に表示されるフォントは,これらのフォントとは違うもので,
\family sans
文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
フォント
\family default
-メニューで指定されます。
+メニューで指定されます.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-既定では、\SpecialChar LyX
-は、
+既定では,\SpecialChar LyX
+は,
\family typewriter
Times
\family default
-フォントをローマン(セリフ)フォントとして用い、
+フォントをローマン(セリフ)フォントとして用い,
\family typewriter
Arial
\family default
\family sans
サンセリフ
\family default
-フォント、
+フォント,
\family typewriter
Courier
\family default
\family typewriter
タイプライタ
\family default
-フォントとして使用します。
+フォントとして使用します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-フォントの大きさは、
+フォントの大きさは,
\family sans
拡大
\family default
-の設定で変更することができます。
+の設定で変更することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-フォント寸法は、ポイント単位で測られた文字高で表されます。72.27ポイントが1インチの大きさになります。付録
+フォント寸法は,ポイント単位で測られた文字高で表されます.72.27ポイントが1インチの大きさになります.付録
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "cha:LyXで使用できる単位"
\end_inset
-を参照してください。既定のフォント寸法は、文書フォント寸法で10ポイントが使用されたときと同じです。寸法に関しては、第
+を参照してください.既定のフォント寸法は,文書フォント寸法で10ポイントが使用されたときと同じです.寸法に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:文書フォント"
\end_inset
-節に詳細があります。
+節に詳細があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
フォントレンダリングの速度を向上させるためにPixmapキャッシュを使う
\family default
-オプションを有効にすると、\SpecialChar LyX
-が画面を再描画する必要が減ります。これによって、特に遅いシステムでは、パフォーマンスが向上します。一方、画面上の文字は少し毛羽立って見
-えるかもしれません。したがって、これを有効にするか否かは、スピードをお求めになるか美しさをお求めになるかに依存します。Pixmapキャッシュは、Mac
+オプションを有効にすると,\SpecialChar LyX
+が画面を再描画する必要が減ります.これによって,特に遅いシステムでは,パフォーマンスが向上します.一方,画面上の文字は少し毛羽立って見
+えるかもしれません.したがって,これを有効にするか否かは,スピードをお求めになるか美しさをお求めになるかに依存します.Pixmapキャッシュは,Mac
\begin_inset space ~
\end_inset
-OSとWindowsでのみ使うことができ、また意味があることにご注意ください。
+OSとWindowsでのみ使うことができ,また意味があることにご注意ください.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、\SpecialChar LyX
-が使うすべての色を変更することができます。一覧の中の項目を選んで、
+ここでは,\SpecialChar LyX
+が使うすべての色を変更することができます.一覧の中の項目を選んで,
\family sans
変更
\family default
-ボタンを押してください。
+ボタンを押してください.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
システム色を使用
\family default
-オプションを有効にすると、お使いのOSないしはウィンドウマネジャの色スキームが使用されます。その場合、
+オプションを有効にすると,お使いのOSないしはウィンドウマネジャの色スキームが使用されます.その場合,
\family sans
カーソル
\family default
\family sans
URL本文
\family default
-の色は設定できなくなり、一覧に表示されなくなります。
+の色は設定できなくなり,一覧に表示されなくなります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、\SpecialChar LyX
-内で図がどのように表示されるかを指定できます。
+ここでは,\SpecialChar LyX
+内で図がどのように表示されるかを指定できます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
自動プレビュー
\family default
-は、使用中文書の部分プレビューを可能にします。この機能については、第
+は,使用中文書の部分プレビューを可能にします.この機能については,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:文書の断片プレビュー"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
段落の終わりに印
\family default
-オプションは、各段落の終わりに段落標(¶)を表示します。
+オプションは,各段落の終わりに段落標(¶)を表示します.
\end_layout
\begin_layout Section
\family sans
カーソルはスクロールバーに追随
\family default
-オプションを有効にすると、スクロールする際に、カーソルがつねに、文書の現在表示されている部分のいちばん上に置かれるようにします。
+オプションを有効にすると,スクロールする際に,カーソルがつねに,文書の現在表示されている部分のいちばん上に置かれるようにします.
\end_layout
\begin_layout Standard
-カーソル幅は変更することができます。カーソル幅を0に設定すると、画面フォントで設定した拡大率に応じて、カーソル幅も調整されます。
+カーソル幅は変更することができます.カーソル幅を0に設定すると,画面フォントで設定した拡大率に応じて,カーソル幅も調整されます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
文末を超えてスクロールする
\family default
-は自明でしょう。
+は自明でしょう.
\end_layout
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-では、
+では,
\family sans
CTRL+矢印
\family default
\end_inset
-を押すことで単語から単語へジャンプすることができます。
+を押すことで単語から単語へジャンプすることができます.
\family sans
単語間の移動にMac流のカーソル移動を使用
\family default
-オプションを使用すると、カーソルは単語末から次の単語末へとジャンプします。通常は、単語頭から単語頭への移動です。
+オプションを使用すると,カーソルは単語末から次の単語末へとジャンプします.通常は,単語頭から単語頭への移動です.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
環境をアルファベット順に整序
\family default
-オプションは、段落環境のプルダウンボックスの項目を整序します。
+オプションは,段落環境のプルダウンボックスの項目を整序します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
環境をカテゴリ毎にまとめる
\family default
-オプションは、段落環境のプルダウンボックスの項目をグループ化します。
+オプションは,段落環境のプルダウンボックスの項目をグループ化します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-数式マクロ編集オプションは編集様式を決定します。取扱説明書『
+数式マクロ編集オプションは編集様式を決定します.取扱説明書『
\emph on
数式篇
\emph default
\emph on
数式マクロ
\emph default
-」の節をご覧ください。
+」の節をご覧ください.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、全画面モードで隠すものを指定できます。
+ここでは,全画面モードで隠すものを指定できます.
\family sans
本文幅を制限
\family default
-オプションは、全画面モードでの本文幅を指定します。こうすると、本文を画面よりも小さく表示できて、本文は中央部に表示されます。
+オプションは,全画面モードでの本文幅を指定します.こうすると,本文を画面よりも小さく表示できて,本文は中央部に表示されます.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\family sans
設定ファイル
\family default
-は、\SpecialChar LyX
-関数を鍵に割り当てるのに使う鍵設定ファイルを指定します。いくつかの鍵設定ファイルがありますが、特に以下のようなものがあります。
+は,\SpecialChar LyX
+関数を鍵に割り当てるのに使う鍵設定ファイルを指定します.いくつかの鍵設定ファイルがありますが,特に以下のようなものがあります.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、
+また,
\shape italic
broadway.bind
\shape default
-のように、特定の文書クラス用にデザインされた鍵設定ファイルや、特定の言語用の鍵設定ファイルもあります。言語用鍵設定ファイルの名前は、例えばポルトガルならば「pt
-」のように、言語コードで始まります。\SpecialChar LyX
-を特定の言語の下で使うと、\SpecialChar LyX
-は適切な鍵設定ファイルを使用しようとします。
+のように,特定の文書クラス用にデザインされた鍵設定ファイルや,特定の言語用の鍵設定ファイルもあります.言語用鍵設定ファイルの名前は,例えばポルトガルならば「pt
+」のように,言語コードで始まります.\SpecialChar LyX
+を特定の言語の下で使うと,\SpecialChar LyX
+は適切な鍵設定ファイルを使用しようとします.
\end_layout
\begin_layout Standard
\shape italic
math.bind
\shape default
-のようないくつかの鍵設定ファイルは、限られた範囲の定義しか含んでいません。
+のようないくつかの鍵設定ファイルは,限られた範囲の定義しか含んでいません.
\shape italic
cua.bind
\shape default
-ファイルの終わりを見れば、鍵設定ファイルの見通しをよくするために、
+ファイルの終わりを見れば,鍵設定ファイルの見通しをよくするために,
\emph on
math.bind
\emph default
-がインクルードされる形になっているのを確認できるはずです。
+がインクルードされる形になっているのを確認できるはずです.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
以下を含む鍵設定を表示する
\family default
-フィールドは、選択した鍵設定ファイル中で特定の機能を提供する捷径を検索するのに使用できます。
+フィールドは,選択した鍵設定ファイル中で特定の機能を提供する捷径を検索するのに使用できます.
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_inset
-設定を追加したり、既存の鍵設定をご自分の好みに合うように修正するには、すべての\SpecialChar LyX
+設定を追加したり,既存の鍵設定をご自分の好みに合うように修正するには,すべての\SpecialChar LyX
関数とそれに結びつけられた
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-を列挙したダイアログ中の表を使用することができます。関数を容易に見つけられるように、関数はカテゴリごとにまとめられ、
+を列挙したダイアログ中の表を使用することができます.関数を容易に見つけられるように,関数はカテゴリごとにまとめられ,
\family sans
以下を含む鍵設定を表示する
\family default
-フィールドがダイアログに備わっています。このフィールドに編集したい関数のキーワードを入力することができます。たとえば、ここに「paste」と入力すると、名称に「
-paste」を含む3つの関数に対するぜんぶで4つの既存の捷径が表示されます。このように、一つの関数は二つ以上の捷径を持つことができます。\SpecialChar LyX
-関数の全覧は、
+フィールドがダイアログに備わっています.このフィールドに編集したい関数のキーワードを入力することができます.たとえば,ここに「paste」と入力すると,名称に「
+paste」を含む3つの関数に対するぜんぶで4つの既存の捷径が表示されます.このように,一つの関数は二つ以上の捷径を持つことができます.\SpecialChar LyX
+関数の全覧は,
\family sans
ヘルプ
\family default
\SpecialChar LyX
関数
\emph default
-』ファイルにもあります。
+』ファイルにもあります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-たとえば、
+たとえば,
\family sans
textstyle-apply
\family default
\family sans
Alt+Q
\family default
-という捷径を加えるには、この関数を選択して、
+という捷径を加えるには,この関数を選択して,
\family sans
修正
\family default
-ボタンを押します。捷径を追加するためのダイアログが現れますので、Alt+Qを押して捷径を定義します。
+ボタンを押します.捷径を追加するためのダイアログが現れますので,Alt+Qを押して捷径を定義します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-既存の捷径の修正も、これと同様に行います。\SpecialChar LyX
-関数の定義で「command alternatives」と書いた後に、複数の関数名をセミコロン区切りのリストとして続け
-れば、複数の関数を単一の捷径に割り当てることもできます。すると\SpecialChar LyX
-は、現在の文書部分で有効な関数のうち最初のものを使用します。
+既存の捷径の修正も,これと同様に行います.\SpecialChar LyX
+関数の定義で「command alternatives」と書いた後に,複数の関数名をセミコロン区切りのリストとして続け
+れば,複数の関数を単一の捷径に割り当てることもできます.すると\SpecialChar LyX
+は,現在の文書部分で有効な関数のうち最初のものを使用します.
\end_layout
\begin_layout Standard
-特定の捷径が好みでなければ、削除することもできます。
+特定の捷径が好みでなければ,削除することもできます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-他に、鍵設定ファイルをテキストエディタで編集することによって、捷径を編集することもできます。。各項目の文法は
+他に,鍵設定ファイルをテキストエディタで編集することによって,捷径を編集することもできます..各項目の文法は
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-のようになっています。
+のようになっています.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-通常、キーボードの設定は、お使いのオペレーティングシステムのメニューで行います。これができない場合のために、\SpecialChar LyX
-ではキーボード配置表を使用することができます。例えば
-、チェコ語キーボードを持っているけれども、ルーマニア語用のもののように動作させるには、
+通常,キーボードの設定は,お使いのオペレーティングシステムのメニューで行います.これができない場合のために,\SpecialChar LyX
+ではキーボード配置表を使用することができます.例えば
+,チェコ語キーボードを持っているけれども,ルーマニア語用のもののように動作させるには,
\family sans
キーボード配列表を使用する
\family default
\shape italic
romanian.kmap
\shape default
-というファイル名のキーボード配置表を選択するします。
+というファイル名のキーボード配置表を選択するします.
\end_layout
\begin_layout Standard
-第1・第2キーボード配列表を指定することもでき、
+第1・第2キーボード配列表を指定することもでき,
\emph on
cua
\emph default
-割り当てを使用している場合は、
+割り当てを使用している場合は,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "keymap-primary"
\end_inset
-で第1キーボード、
+で第1キーボード,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "keymap-secondary"
\end_inset
-で第2キーボードを選択することができ、
+で第2キーボードを選択することができ,
\begin_inset Info
type "shortcut"
arg "keymap-toggle"
\end_inset
-で二つの間を行き来することができます。
+で二つの間を行き来することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\series bold
【註】
\series default
-キーボード配置表はありあわせとして提供されているもので、全てのシステムで動作するわけではありません。
+キーボード配置表はありあわせとして提供されているもので,全てのシステムで動作するわけではありません.
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-この他に、ここでは
+この他に,ここでは
\family sans
ホイールスクロール速度
\family default
-を指定することができます。標準の値は1.0となっており、数値を上げるとスクロール速度が上がり、数値を下げるとスクロール速度が下がります。
-\lang english
-With the option
+を指定することができます.標準の値は1.0となっており,数値を上げるとスクロール速度が上がり,数値を下げるとスクロール速度が下がります.
\family sans
-Middle mouse button pasting
+マウス中央ボタンで貼り付け
\family default
- you can determine if pressing the middle mouse button (or the mouse wheel)
- inserts the content of the clipboard.
+オプションを用いると,マウス中央ボタン(あるいはマウスホイール)を押すことで,クリップボードの内容を挿入するかどうか指定することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
スクロールホイールによる拡大
\family default
-セクションでは、拡大に使用する
+セクションでは,拡大に使用する
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-を選択することができます。この鍵が押されたままマウスホイールを回転させると、文章が拡大します。
+を選択することができます.この鍵が押されたままマウスホイールを回転させると,文章が拡大します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-入力補完は、第
+入力補完は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:入力補完"
\end_inset
-節に記述があります。
+節に記述があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Standard
\SpecialChar LyX
-が使用する様々なリソースへのパスは、通常は導入作業中に決定されます。しかし、これらを変更したいこともあるかもしれません。
+が使用する様々なリソースへのパスは,通常は導入作業中に決定されます.しかし,これらを変更したいこともあるかもしれません.
\end_layout
\begin_layout Description
作業ディレクトリ これは\SpecialChar LyX
-の作業ディレクトリです。ファイルを
+の作業ディレクトリです.ファイルを
\family sans
開く
\family default
\family sans
名前をつけて保存
\family default
-するときの既定値です。
+するときの既定値です.
\end_layout
\begin_layout Description
ひな型文書 これ
\family sans
-は、ファイル\SpecialChar menuseparator
+は,ファイル\SpecialChar menuseparator
新規(ひな型使用)
\family default
-メニューを使用したときに開かれるディレクトリです。
+メニューを使用したときに開かれるディレクトリです.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
用例
\family default
-ボタンを押すと、ここに指定したディレクトリが開かれます。
+ボタンを押すと,ここに指定したディレクトリが開かれます.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
【註】
\series default
MacOSやWindowsシステムで\SpecialChar LyX
-を使用しているときには、用例ボタンはありません。
+を使用しているときには,用例ボタンはありません.
\end_layout
\end_inset
\end_inset
- バックアップコピーはこのディレクトリに保存されます。この欄が空白で、第
+ バックアップコピーはこのディレクトリに保存されます.この欄が空白で,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:文書のバックアップ"
\end_inset
-節にあるようにバックアップが有効にされていると、作業ディレクトリがバックアップを保存するのに使用されます。
+節にあるようにバックアップが有効にされていると,作業ディレクトリがバックアップを保存するのに使用されます.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-バックアップファイルは、「.lyx~」という拡張子を持ちます。
+バックアップファイルは,「.lyx~」という拡張子を持ちます.
\end_layout
\begin_layout Description
-LyXサーバーパイプ ここには、Unixパイプ名を入れることができます。このパイプは、外部プログラムから\SpecialChar LyX
-にデータを送るのに使用されます。
+LyXサーバーパイプ ここには,Unixパイプ名を入れることができます.このパイプは,外部プログラムから\SpecialChar LyX
+にデータを送るのに使用されます.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
test.bib
\emph default
というBib\SpecialChar TeX
-データベースを付加します。このファイルは、
+データベースを付加します.このファイルは,
\family typewriter
JabRef
\family default
-というプログラムで編集が可能です。
+というプログラムで編集が可能です.
\family typewriter
JabRef
\family default
-側では、設定の
+側では,設定の
\family sans
外部プログラム
\family default
-の中で、\SpecialChar LyX
-側で設定したのと同じUNIXパイプを指定しなくてはなりません。データベースの一項目を引用として索きたい場合には、
+の中で,\SpecialChar LyX
+側で設定したのと同じUNIXパイプを指定しなくてはなりません.データベースの一項目を引用として索きたい場合には,
\family typewriter
JabRef
\family default
-中でその項目を選択して、\SpecialChar LyX
-マークをクリックしてください。使用中の\SpecialChar LyX
-ファイルの、カーソルのある位置に、その項目が引用として挿入されます。もちろん、
+中でその項目を選択して,\SpecialChar LyX
+マークをクリックしてください.使用中の\SpecialChar LyX
+ファイルの,カーソルのある位置に,その項目が引用として挿入されます.もちろん,
\family typewriter
JabRef
\family default
と\SpecialChar LyX
-は同時に実行されている必要があります。
+は同時に実行されている必要があります.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-パイプは、
+パイプは,
\family sans
単独インスタンス
\family default
-の機能にも使用されます。第
+の機能にも使用されます.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:文書のバックアップ"
\end_inset
-節をご覧ください。
+節をご覧ください.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\SpecialChar LyX
-サーバーバイプをWindowsで使用するには、下記のパイプ名を使用しなくてはなりません。
+サーバーバイプをWindowsで使用するには,下記のパイプ名を使用しなくてはなりません.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Description
-一時ディレクトリ 一時ファイルはこのディレクトリに保存されます。
+一時ディレクトリ 一時ファイルはこのディレクトリに保存されます.
\end_layout
\begin_layout Description
-類語辞典辞書 類語辞典辞書が置いてあるディレクトリです。これは、指定なしだと類語辞典機能が動作しない場合や、自製ないし別の辞書を使用したい場合以外では、指定する
-必要はありません。
+類語辞典辞書 類語辞典辞書が置いてあるディレクトリです.これは,指定なしだと類語辞典機能が動作しない場合や,自製ないし別の辞書を使用したい場合以外では,指定する
+必要はありません.
\end_layout
\begin_layout Description
\family typewriter
Hunspell
\family default
-の辞書が置いてあるディレクトリです。これは、
+の辞書が置いてあるディレクトリです.これは,
\family typewriter
Hunspell
\family default
-を使用していて、指定なしだと類語辞典機能が動作しない場合や、自製ないし別の辞書を使用したい場合以外では、指定する必要はありません。Windows版\SpecialChar LyX
-では、
+を使用していて,指定なしだと類語辞典機能が動作しない場合や,自製ないし別の辞書を使用したい場合以外では,指定する必要はありません.Windows版\SpecialChar LyX
+では,
\family typewriter
Hunspell
\family default
-は唯一使用できるスペルチェッカーであり、ディレクトリを指定しなくても動作するはずです。
+は唯一使用できるスペルチェッカーであり,ディレクトリを指定しなくても動作するはずです.
\end_layout
\begin_layout Description
-PATH前置句 このフィールドには、外部プログラムへのパスのリストを書き込みます。\SpecialChar LyX
-が外部プログラムを使用する必要があるとき、システム上でそれを見つけるのに、\SpecialChar LyX
+PATH前置句 このフィールドには,外部プログラムへのパスのリストを書き込みます.\SpecialChar LyX
+が外部プログラムを使用する必要があるとき,システム上でそれを見つけるのに,\SpecialChar LyX
はこ
-のリストを参照します。WindowsとMacシステムでは、パス・リストは\SpecialChar LyX
-設定時に自動的に設定されますので、通常修正する必要はありません。UnixあるいはLinu
-xシステムにおいては、通常のシステムパス($PATH)にない外部プログラムを使いたいときのみ、このパスを設定する必要があります。
+のリストを参照します.WindowsとMacシステムでは,パス・リストは\SpecialChar LyX
+設定時に自動的に設定されますので,通常修正する必要はありません.UnixあるいはLinu
+xシステムにおいては,通常のシステムパス($PATH)にない外部プログラムを使いたいときのみ,このパスを設定する必要があります.
\end_layout
\begin_layout Description
-TEXINPUTS前置句 TEXINPUTS環境変数を用いると、\SpecialChar TeX
-コードか文書プリアンブルに書き込んだコマンドによって、\SpecialChar LyX
+TEXINPUTS前置句 TEXINPUTS環境変数を用いると,\SpecialChar TeX
+コードか文書プリアンブルに書き込んだコマンドによって,\SpecialChar LyX
文書に外部ファイルをインクルードさせて利用
-することができるようになります。この前置句には、既定では、文書ディレクトリが含まれています(ピリオド記号「.」として表されます)。前置句には、OSの既定区切り(U
-NIX派生システムでは「:」、Windowsでは「;」)で区切ることによって、いくつものパスを並べることができます。ファイルがインクルードされると、TEXINP
-UTS前置句に列挙されたパスで、インプットファイルが検索されます。TEXINPUTS前置句に列挙されたもののうち、絶対パスでないものは、\SpecialChar LyX
+することができるようになります.この前置句には,既定では,文書ディレクトリが含まれています(ピリオド記号「.」として表されます).前置句には,OSの既定区切り(U
+NIX派生システムでは「:」,Windowsでは「;」)で区切ることによって,いくつものパスを並べることができます.ファイルがインクルードされると,TEXINP
+UTS前置句に列挙されたパスで,インプットファイルが検索されます.TEXINPUTS前置句に列挙されたもののうち,絶対パスでないものは,\SpecialChar LyX
ファイルのあるディレクト
-リからの相対パスとして解釈されるので注意してください。文書によってはコンパイルに失敗する可能性があるので、パスの一つには、常に「.」を含めることをお勧めします。
+リからの相対パスとして解釈されるので注意してください.文書によってはコンパイルに失敗する可能性があるので,パスの一つには,常に「.」を含めることをお勧めします.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここには、ご自身の名前と電子メールアドレスを入力することができます。利用者情報は、第
+ここには,ご自身の名前と電子メールアドレスを入力することができます.利用者情報は,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:変更追跡機能"
\end_inset
-節で説明されている変更追跡機能を有効にしているときに、あなたが変更を加えたことを示すために使用されます。
+節で説明されている変更追跡機能を有効にしているときに,あなたが変更を加えたことを示すために使用されます.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Description
操作画面用言語 ここでは\SpecialChar LyX
-のメニューで使用される言語を選択することができます。現在の翻訳状況については、
+のメニューで使用される言語を選択することができます.現在の翻訳状況については,
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
target "http://www.lyx.org/I18n"
\end_inset
-でご覧になれます。
+でご覧になれます.
\end_layout
\begin_layout Description
言語パッケージ これは言語関連項目を取り扱うのに読み込むべき\SpecialChar LaTeX
-パッケージを定義します。ここで指定したパッケージが取り扱うべき言語関連項目は、適切なハイフネーション
-のほか、「章」や「表」などの文字列や日付などの現地語化が含まれます。もっともよく使われる言語パッケージは
+パッケージを定義します.ここで指定したパッケージが取り扱うべき言語関連項目は,適切なハイフネーション
+のほか,「章」や「表」などの文字列や日付などの現地語化が含まれます.もっともよく使われる言語パッケージは
\series bold
babel
\series default
\end_inset
-であり、これは古くから\SpecialChar LaTeX
-の標準言語パッケージとなっています。しかしながら、Xe\SpecialChar TeX
+であり,これは古くから\SpecialChar LaTeX
+の標準言語パッケージとなっています.しかしながら,Xe\SpecialChar TeX
やLua\SpecialChar TeX
-のような比較的新しい組版エンジンでは、これらのエンジンのマルチスクリプトサポ
+のような比較的新しい組版エンジンでは,これらのエンジンのマルチスクリプトサポ
ートに適した別の言語パッケージ
\series bold
polyglossia
\end_inset
-が使用されています。さらに、babelでカバーされていない言語向けの言語パッケージもあります。使用できるものは、第
+が使用されています.さらに,babelでカバーされていない言語向けの言語パッケージもあります.使用できるものは,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:言語"
\end_inset
-節に述べられています。
+節に述べられています.
\end_layout
\begin_layout Description
開始コマンド ある文書言語を書くときに特別な\SpecialChar LaTeX
-パッケージが必要とされる場合、ここにそのパッケージを開始するコマンドを指定することができます。例えば、
+パッケージが必要とされる場合,ここにそのパッケージを開始するコマンドを指定することができます.例えば,
\series bold
Arab\SpecialChar TeX
\backslash
begin{arabtext}
\family default
-がその例です。
+がその例です.
\begin_inset CommandInset citation
LatexCommand cite
key "Arabic"
\end_inset
-を参照してください。既定値は
+を参照してください.既定値は
\series bold
babel
\series default
\backslash
selectlanguage{$$lang}
\family default
-です。
+です.
\end_layout
\begin_layout Description
-終了コマンド コマンド開始の反対です。既定値のようにいくつかのパッケージは、開始コマンドがパッケージの入切を行うので、終了コマンドを必要としません。
+終了コマンド コマンド開始の反対です.既定値のようにいくつかのパッケージは,開始コマンドがパッケージの入切を行うので,終了コマンドを必要としません.
\end_layout
\begin_layout Description
-既定小数点 表で使用する小数点を定義します(小数点揃え用)。
+既定小数点 表で使用する小数点を定義します(小数点揃え用).
\end_layout
\begin_layout Description
長さ単位の既定値 \SpecialChar LyX
-のダイアログ内で用いる、長さの単位の既定値を指定します。
+のダイアログ内で用いる,長さの単位の既定値を指定します.
\end_layout
\begin_layout Description
-言語を大域的に設定 このオプションを有効にすると、この文書で使われている言語は、文書クラスオプションとして追加され、すべての\SpecialChar LaTeX
+言語を大域的に設定 このオプションを有効にすると,この文書で使われている言語は,文書クラスオプションとして追加され,すべての\SpecialChar LaTeX
パッケージで使用されるようになります
-。有効にしなければ、言語は
+.有効にしなければ,言語は
\series bold
babel
\series default
-パッケージのオプションとして使用されるのみです。
+パッケージのオプションとして使用されるのみです.
\end_layout
\begin_layout Description
-自動開始 このオプションを有効にすると、文書は選択した文書言語で開始されます。このオプションが有効でないときには、\SpecialChar LaTeX
-出力において、
+自動開始 このオプションを有効にすると,文書は選択した文書言語で開始されます.このオプションが有効でないときには,\SpecialChar LaTeX
+出力において,
\family sans
開始コマンド
\family default
-が文書の最初で明示的に使用されます。これによって、既定値でない
+が文書の最初で明示的に使用されます.これによって,既定値でない
\family sans
開始コマンド
\family default
-を使用しているときに、正しい言語が使用されることを確実にします。
+を使用しているときに,正しい言語が使用されることを確実にします.
\end_layout
\begin_layout Description
-自動終了 自動開始の反対です。これが有効でないときには、終了コマンドが文書の最後で使用されます。
+自動終了 自動開始の反対です.これが有効でないときには,終了コマンドが文書の最後で使用されます.
\end_layout
\begin_layout Description
-外国語をマークする 文書言語と異なる言語に指定されている文章は、青い下線で表示されます。
+外国語をマークする 文書言語と異なる言語に指定されている文章は,青い下線で表示されます.
\end_layout
\begin_layout Description
-右から左書きの言語をサポート アラビア語・ヘブライ語・ペルシア語のように、右から左へ書く言語(RTL言語)を使用できるようにします。
+右から左書きの言語をサポート アラビア語・ヘブライ語・ペルシア語のように,右から左へ書く言語(RTL言語)を使用できるようにします.
\end_layout
\begin_layout Description
-カーソルの動き RTL言語で、左(右)矢印
+カーソルの動き RTL言語で,左(右)矢印
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-が視覚的に左(右)に動くようにするのか、それとも論理的に動くようにするのかを定義することができます。論理的とは、カーソルがRTL言語で書かれた文章の中にあるとき
-に、例えば、右矢印鍵を押すとカーソルが左に動くということです。
+が視覚的に左(右)に動くようにするのか,それとも論理的に動くようにするのかを定義することができます.論理的とは,カーソルがRTL言語で書かれた文章の中にあるとき
+に,例えば,右矢印鍵を押すとカーソルが左に動くということです.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-スペルチェッカーの設定に関しては、第
+スペルチェッカーの設定に関しては,第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:スペルチェック"
\end_inset
-節に説明があります。
+節に説明があります.
\end_layout
\begin_layout Section
\begin_layout Subsection
一般
+\begin_inset CommandInset label
+LatexCommand label
+name "subsec:一般-出力"
+
+\end_inset
+
+
\end_layout
\begin_layout Description
移動\SpecialChar menuseparator
順検索
\family default
-メニューで使用されるコマンドです。詳細については、取扱説明書『
+メニューで使用されるコマンドです.詳細については,取扱説明書『
\emph on
高度な機能篇
\emph default
\emph on
DVI/PDFの逆検索
\emph default
-」という節にあります。
+」という節にあります.
\end_layout
\begin_layout Description
+Dvipsオプション 書き出し形式
+\family sans
+Postscript
+\family default
+に使用されるプログラム
+\family typewriter
+dvips
+\family default
+のオプションです.第
+\begin_inset CommandInset ref
+LatexCommand ref
+reference "subsec:書き出し"
-\lang english
-DVI-PS
-\begin_inset space ~
\end_inset
-Options ??
+節を参照.使用できるオプションは,下記の
+\family typewriter
+dvips
+\family default
+取扱説明書に列挙されています.
+\begin_inset Newline newline
+\end_inset
+
+
+\begin_inset Flex URL
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+
+https://www.tug.org/texinfohtml/dvips.html
+\backslash
+#Option-details
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+
\end_layout
\begin_layout Description
-出力の行幅 これは、
+出力の行幅 これは,
\family sans
ファイル\SpecialChar menuseparator
書き出し\SpecialChar menuseparator
平文
\family default
-メニューを使用したときに、一行に印字する最大の文字数を設定します。行幅を0にすると、すべての文章が、改行なしに一行に印字されることを意味します。
+メニューを使用したときに,一行に印字する最大の文字数を設定します.行幅を0にすると,すべての文章が,改行なしに一行に印字されることを意味します.
\end_layout
\begin_layout Description
\end_inset
- 日付の書式は、
+ 日付の書式は,
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-に挙げてある書式のひとつないしは組み合わせです。
+に挙げてある書式のひとつないしは組み合わせです.
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-例えば、
+例えば,
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-という書式は、「年/月/日」の形式の日付を印字します。
+という書式は,「年/月/日」の形式の日付を印字します.
\end_layout
\begin_layout Description
書き出し時の上書き \SpecialChar LyX
-の書き出し時に、何を上書きして良いかを設定します。
+の書き出し時に,何を上書きして良いかを設定します.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Description
-TeX文字コード これは文書フォントの既定文字コードです。
+TeX文字コード これは文書フォントの既定文字コードです.
\family sans
T1
\family default
-が既定値で、西欧諸言語と記号を含んでいます。
+が既定値で,西欧諸言語と記号を含んでいます.
\family sans
T2A
\family default
\family sans
X2
\family default
-はキリル語用です。「
+はキリル語用です.「
\family sans
T1, T2B
\family default
-」のように文字コードを組み合わせることも可能です。フォント文字コードは、通常、\SpecialChar LyX
-がバックグラウンドで設定する言語パッケージによって自動的に読み込まれます。ですから
-、既定の文字コードを変更する必要はありません。
+」のように文字コードを組み合わせることも可能です.フォント文字コードは,通常,\SpecialChar LyX
+がバックグラウンドで設定する言語パッケージによって自動的に読み込まれます.ですから
+,既定の文字コードを変更する必要はありません.
\end_layout
\begin_layout Description
\family sans
xdvi
\family default
-がDVIビューアとして使用されているときのみ有効です。詳細については、
+がDVIビューアとして使用されているときのみ有効です.詳細については,
\family sans
xdvi
\family default
-の取扱説明書をお読みください。
+の取扱説明書をお読みください.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、処理プログラムのオプションとパラメータ付きコマンドを指定することもできます。しかし、ここで何かを変更する前に、当該アプリケーションの取扱説明書を読むこ
-とを強くお進めします。
+ここでは,処理プログラムのオプションとパラメータ付きコマンドを指定することもできます.しかし,ここで何かを変更する前に,当該アプリケーションの取扱説明書を読むこ
+とを強くお進めします.
\end_layout
\begin_layout Description
-書誌情報の生成 書誌情報を生成するための設定。第
+書誌情報の生成 書誌情報を生成するための設定.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:文献データベース"
\end_inset
-節参照。
+節参照.
\end_layout
\begin_layout Description
-索引の生成 索引を生成するための設定。第
+索引の生成 索引を生成するための設定.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:索引プログラム"
\end_inset
-節参照。
+節参照.
\end_layout
\begin_layout Description
-用語集コマンド 用語集を生成するプログラムのコマンド。第
+用語集コマンド 用語集を生成するプログラムのコマンド.第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "subsec:用語集プログラム"
\end_inset
-節を参照。
+節を参照.
\end_layout
\begin_layout Description
Check\SpecialChar TeX
\family default
-プログラムのコマンド。
+プログラムのコマンド.
\end_layout
\begin_layout Standard
-さらに以下のオプションがあります。
+さらに以下のオプションがあります.
\end_layout
\begin_layout Description
\SpecialChar LaTeX
-ファイルでWindows流のパス表記を使う Windowsのパス記法を使用します。すなわち、フォルダを区切るのに「/」ではなく「
+ファイルでWindows流のパス表記を使う Windowsのパス記法を使用します.すなわち,フォルダを区切るのに「/」ではなく「
\backslash
-」を使用します。このオプションは、\SpecialChar LyX
-をWindows上で使用する際には、既定で有効化されています。
+」を使用します.このオプションは,\SpecialChar LyX
+をWindows上で使用する際には,既定で有効化されています.
\begin_inset Index idx
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Description
-文書クラス変更時にクラスオプションをリセットする 文書クラスを変更する際、文書\SpecialChar menuseparator
+文書クラス変更時にクラスオプションをリセットする 文書クラスを変更する際,文書\SpecialChar menuseparator
設定\SpecialChar menuseparator
文書クラスダイアログの
\family sans
クラスオプション
\family default
-で手動設定したものをすべて削除します。
+で手動設定したものをすべて削除します.
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここには、一つの形式から別の形式へ変換する定義済み変換コマンドが一覧表示されます。これらは修正したり新しいものを作ったりすることができます。変換子を修正するには
-、変換子を選択してから、
+ここには,一つの形式から別の形式へ変換する定義済み変換コマンドが一覧表示されます.これらは修正したり新しいものを作ったりすることができます.変換子を修正するには
+,変換子を選択してから,
\family sans
変換子
\family default
\family sans
追加フラグ
\family default
-フィールドの中身を変更し、
+フィールドの中身を変更し,
\family sans
修正
\family default
-ボタンを押します。新しい変換子を作るには、既存の変換子をどれか選択してから、
+ボタンを押します.新しい変換子を作るには,既存の変換子をどれか選択してから,
\family sans
変換元の書式
\family default
-ドロップダウンリストで別の形式を選択し、
+ドロップダウンリストで別の形式を選択し,
\family sans
変換子
\family default
-フィールドを修正し、
+フィールドを修正し,
\family sans
追加
\family default
-ボタンを押します。
+ボタンを押します.
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
変換子のファイルキャッシュ
\family default
-が有効になっているときには、
+が有効になっているときには,
\family sans
最大日数
\family default
-フィールドで指定されている期間のあいだ、変換がキャッシュされます。つまり、キャッシュの変換済み画像が代わりに使用されるため、文書を再度開いたときに画像を再変換す
-る必要がないのです。
+フィールドで指定されている期間のあいだ,変換がキャッシュされます.つまり,キャッシュの変換済み画像が代わりに使用されるため,文書を再度開いたときに画像を再変換す
+る必要がないのです.
\end_layout
\begin_layout Standard
-変換子定義で使うことのできる変数やフラグなど、変換子についての詳細は、取扱説明書『
+変換子定義で使うことのできる変数やフラグなど,変換子についての詳細は,取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
\emph on
変換子
\emph default
-」の節に記述があります。
+」の節に記述があります.
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-ここでは、\SpecialChar LyX
-が扱うことのできる定義済みファイル形式が一覧表示されています。特定のファイル形式に使用する、閲覧プログラムや編集プログラムを変更することができます。
+ここでは,\SpecialChar LyX
+が扱うことのできる定義済みファイル形式が一覧表示されています.特定のファイル形式に使用する,閲覧プログラムや編集プログラムを変更することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-さらに、
+さらに,
\family sans
既定出力形式
\family default
-を定義することができ、これは、
+を定義することができ,これは,
\family sans
表示
\family default
-メニューやツールバーで、
+メニューやツールバーで,
\family sans
表示
\family default
\family sans
親文書を更新
\family default
-を選択した時に、用いられます。
+を選択した時に,用いられます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-さらに、編集メニューやツールバーで「表示」「更新」「親文書を表示」「親文書を更新」を選んだときに使用される「既定出力形式」を定義することができます。
+さらに,編集メニューやツールバーで「表示」「更新」「親文書を表示」「親文書を更新」を選んだときに使用される「既定出力形式」を定義することができます.
\end_layout
\begin_layout Standard
-形式定義で使うことのできるオプションなど、ファイル形式について詳しくは、取扱説明書『
+形式定義で使うことのできるオプションなど,ファイル形式について詳しくは,取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
\emph on
ファイル形式
\emph default
-」の節に記述があります。
+」の節に記述があります.
\end_layout
\begin_layout Standard
-ある形式から他の形式への変換は、すべて\SpecialChar LyX
-の一時ディレクトリで行われているので、変換がうまく行くためには、一時ディレクトリにファイルをコピー(複写)する前に、ファイ
-ルに変更を加える必要があることがあります。これは、
+ある形式から他の形式への変換は,すべて\SpecialChar LyX
+の一時ディレクトリで行われているので,変換がうまく行くためには,一時ディレクトリにファイルをコピー(複写)する前に,ファイ
+ルに変更を加える必要があることがあります.これは,
\family sans
複写子
\family default
-を指定することによってなされます。複写子について詳しくは、取扱説明書『
+を指定することによってなされます.複写子について詳しくは,取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
\emph on
複写子
\emph default
-」の節に記述があります。
+」の節に記述があります.
\end_layout
\begin_layout Chapter
\end_layout
\begin_layout Standard
-この文書で用いられる単位の理解のために、表
+この文書で用いられる単位の理解のために,表
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "tab:単位"
\end_inset
-に、\SpecialChar LyX
-で使うことのできる単位をまとめておきます。
+に,\SpecialChar LyX
+で使うことのできる単位をまとめておきます.
\end_layout
\begin_layout Standard
\bar no
\noun off
\color none
-この取扱説明書は、さまざまな人たちの共同作業によって作られました(そしてあなたにも貢献してほしいのです)。
+この取扱説明書は,さまざまな人たちの共同作業によって作られました(そしてあなたにも貢献してほしいのです).
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-次ページの書誌情報は、
+次ページの書誌情報は,
\family sans
書誌情報
\family default
-環境を使って作成されています。
+環境を使って作成されています.
\end_layout
\begin_layout Bibliography
\emph default
Addison-Wesley, 2004(邦訳 「The \SpecialChar LaTeX
-コンパニオン」アスキー書籍編集部監訳、アスキー出版局、1998)
+コンパニオン」アスキー書籍編集部監訳,アスキー出版局,1998)
\end_layout
\begin_layout Bibliography
\emph default
Addison-Wesley, second edition, 1994(第1版の邦訳は 「\SpecialChar LaTeX
-〜文書処理システム〜」大野俊治他訳、アスキー出版局、1990)
+〜文書処理システム〜」大野俊治他訳,アスキー出版局,1990)
\end_layout
\begin_layout Bibliography
\emph default
Addison-Wesley, 1984(邦訳 「\SpecialChar TeX
-ブック〜コンピュ−タによる組版システム〜(改訂新版)」鷺谷好輝訳 、アスキー出版局、1992)
+ブック〜コンピュ−タによる組版システム〜(改訂新版)」鷺谷好輝訳 ,アスキー出版局,1992)
\end_layout
\begin_layout Bibliography
\backslash
bibname
\series default
-コマンドは、現在の文書言語での書誌情報名です。ここでは最後に、以下の書誌情報が第二書誌情報一覧であることを示すために、それを番号2でもって再定義しています。
+コマンドは,現在の文書言語での書誌情報名です.ここでは最後に,以下の書誌情報が第二書誌情報一覧であることを示すために,それを番号2でもって再定義しています.
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
\begin_inset CommandInset bibtex
LatexCommand bibtex
-bibfiles "../biblio/LyXDocs"
-options "../biblio/alphadin"
+bibfiles "/Applications/LyX-2.2.0dev.app/Contents/Resources/doc/biblio/LyXDocs"
+options "/Applications/LyX-2.2.0dev.app/Contents/Resources/doc/biblio/alphadin"
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-上記の文献一覧は、Bib\SpecialChar TeX
-データベースから生成されたものです。
+上記の文献一覧は,Bib\SpecialChar TeX
+データベースから生成されたものです.
\end_layout
\begin_layout Standard