-#LyX 2.1 created this file. For more info see http://www.lyx.org/
-\lyxformat 474
+#LyX 2.2 created this file. For more info see http://www.lyx.org/
+\lyxformat 501
\begin_document
\begin_header
+\origin /systemlyxdir/doc/ja/
\textclass scrbook
\begin_preamble
% DO NOT ALTER THIS PREAMBLE!!!
% the documentation team
% email: lyx-docs@lists.lyx.org
-\ifnum 42146=\euc"A4A2 \AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode EUC-UCS2}}\else
-\AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode 90ms-RKSJ-UCS2}}\fi
+\IfFileExists{pxjahyper.sty}
+{\usepackage{pxjahyper}}
% if pdflatex is used
\usepackage{ifpdf}
\newcommand*{\menuitem}[1]{{\sffamily #1}}
EndPreamble
End
-
InsetLayout Flex:Ruby
LyxType charstyle
LatexType command
LabelString "ルビ"
Decoration Conglomerate
Argument post:1
- LabelString "ルビ文"
- MenuString "ルビ文(S)|S"
- Decoration Conglomerate
- Font
- Size tiny
- EndFont
- LabelFont
- Size tiny
- EndFont
- Mandatory 1
+LabelString "ルビ文"
+MenuString "ルビ文(S)|S"
+Decoration Conglomerate
+Font
+Size tiny
+EndFont
+LabelFont
+Size tiny
+EndFont
+Mandatory 1
EndArgument
Preamble
\IfFileExists{okumacro.sty}
- {\usepackage{okumacro}}
- {\newcommand{\ruby}[2]{#2}}
+{\usepackage{okumacro}}
+{\newcommand{\ruby}[2]{#2}}
EndPreamble
End
\end_local_layout
\language japanese
\language_package default
-\inputencoding jis-platex
+\inputencoding auto
\fontencoding global
-\font_roman default
-\font_sans default
-\font_typewriter default
-\font_math auto
+\font_roman "default" "default"
+\font_sans "default" "default"
+\font_typewriter "default" "default"
+\font_math "auto" "auto"
\font_default_family default
\use_non_tex_fonts false
\font_sc false
\font_osf false
-\font_sf_scale 100
-\font_tt_scale 100
+\font_sf_scale 100 100
+\font_tt_scale 100 100
\graphics default
-\default_output_format pdf3
+\default_output_format pdf
\output_sync 0
\bibtex_command default
\index_command default
\paperfontsize 12
\spacing single
\use_hyperref true
-\pdf_title "LyX拡張機能篇"
-\pdf_author "LyXプロジェクトチーム"
-\pdf_subject "LyX拡張機能取扱説明書"
-\pdf_keywords "LyX、取扱説明書、文書化、拡張"
-\pdf_bookmarks true
+\pdf_title "LyX's Additional Features manual"
+\pdf_author "LyX Team"
+\pdf_subject "LyX's additional features documentation"
+\pdf_keywords "LyX, Documentation, Additional"
+\pdf_bookmarks false
\pdf_bookmarksnumbered true
\pdf_bookmarksopen false
\pdf_bookmarksopenlevel 1
\pdf_colorlinks true
\pdf_backref false
\pdf_pdfusetitle false
-\pdf_quoted_options "linkcolor=black, citecolor=black, urlcolor=blue, filecolor=blue, pdfpagelayout=OneColumn, pdfnewwindow=true, pdfstartview=XYZ, plainpages=false"
+\pdf_quoted_options "pdfencoding=pdfdoc, linkcolor=black, citecolor=black, urlcolor=blue, filecolor=blue, pdfpagelayout=OneColumn, pdfnewwindow=true, pdfstartview=XYZ, plainpages=false"
\papersize default
\use_geometry false
\use_package amsmath 1
\begin_body
\begin_layout Title
-LyXの高度な機能
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+の高度な機能
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Author
-LyXプロジェクトチーム
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+プロジェクトチーム
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-このファイルは主にRichard Heckによって管理されています。コメントをされたい場合や誤りを発見された場合には、LyX文書化メーリングリスト
+このファイルは主にRichard Heckによって管理されています。コメントをされたい場合や誤りを発見された場合には、\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書化メーリングリスト
\begin_inset Flex Code
status open
\begin_layout Standard
いまお読みの取扱説明書『
\emph on
-LyX拡張機能篇
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+拡張機能篇
\emph default
』は、基本的には『
\emph on
\emph on
ユーザーの手引き
\emph default
-』が、ほとんどの文書を作成する上で必要な基本機能をすべて説明してしまっているためです。一方で、LyXプロジェクトチームは、LyXを各設定ファイルと外部パッケージ
-によって拡張可能な状態にしておくことを長期的な目標にしています。つまり、あるLaTeXパッケージをサポートしたい場合に、LyX自身に変更を加えることなく、当該パ
+』が、ほとんどの文書を作成する上で必要な基本機能をすべて説明してしまっているためです。一方で、\SpecialCharNoPassThru LyX
+プロジェクトチームは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+を各設定ファイルと外部パッケージ
+によって拡張可能な状態にしておくことを長期的な目標にしています。つまり、ある\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージをサポートしたい場合に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+自身に変更を加えることなく、当該パ
ッケージ用のレイアウトファイル(ないしモジュール)を作成すればいいようにしているのです。すでにこのような形で、いくつもの新機能がユーザーによって追加されています
。この取扱説明書は、そのような形での貢献を文書化する冊子として位置付けられています。
\end_layout
\begin_layout Standard
この取扱説明書では、ファックスのサポート・バージョン管理・SGMLサポートのような、正しく機能するためには追加的なソフトウェアを必要とする特殊機能についても説明
-しています。さらに、LaTeXの強力な機能を直接使って文書を美しく仕上げるための、LaTeXツールやテクニックを述べた章も収録しています。つきつめれば、LyXと
-はあくまでWYSIWYMたることを企図しているため、LaTeXの全機能の一部へのインタフェースは用意するものの、すべてを用意することはないでしょう。
+しています。さらに、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の強力な機能を直接使って文書を美しく仕上げるための、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ツールやテクニックを述べた章も収録しています。つきつめれば、\SpecialCharNoPassThru LyX
+と
+はあくまでWYSIWYMたることを企図しているため、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の全機能の一部へのインタフェースは用意するものの、すべてを用意することはないでしょう。
\end_layout
\begin_layout Standard
\emph on
ユーザーの手引き
\emph default
-』をよくお読みになって、LyXの全基本機能を習得してください。
+』をよくお読みになって、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の全基本機能を習得してください。
\end_layout
\begin_layout Standard
-この取扱説明書の取り上げられている話題は、LyXがLaTeXにどう関わっているかに強く関係していますので、まず次章では、LyXの内部動作がどうなっているか、Ly
-Xに希望するLaTeXコードを正確に生成させるにはどうしたらいいかを収録しています。本章は、あきらかに熟練LyXユーザー向けの章となっています。
+この取扱説明書の取り上げられている話題は、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+にどう関わっているかに強く関係していますので、まず次章では、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の内部動作がどうなっているか、Ly
+Xに希望する\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードを正確に生成させるにはどうしたらいいかを収録しています。本章は、あきらかに熟練\SpecialCharNoPassThru LyX
+ユーザー向けの章となっています。
\end_layout
\begin_layout Chapter
-LyXとLaTeX
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+と\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\end_layout
\begin_layout Section
-LyXはLaTeXをどう使っているか
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+をどう使っているか
\end_layout
\begin_layout Standard
\bar no
\noun off
\color none
-は、TeX熟練者とLaTeXに興味のある方向けの章です。ここでは、LyXとLaTeXが、印刷可能な出力を生成するのに、どのように協働しているのかを説明します。全
-取扱説明書中で本章だけは、LaTeXのことを多少なりともご存知であることを前提とします。
+は、\SpecialCharNoPassThru TeX
+熟練者と\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+に興味のある方向けの章です。ここでは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+と\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+が、印刷可能な出力を生成するのに、どのように協働しているのかを説明します。全
+取扱説明書中で本章だけは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+のことを多少なりともご存知であることを前提とします。
\end_layout
\begin_layout Standard
\bar no
\noun off
\color none
-かつてLyXは、「LaTeXの
+かつて\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、「\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の
\family default
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-なフロントエンド」と呼ばれていましたが、いまではこれは正しくありません。LaTeXのフロントエンドは、いくつも出回っています
+なフロントエンド」と呼ばれていましたが、いまではこれは正しくありません。\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+のフロントエンドは、いくつも出回っています
\begin_inset Foot
status collapsed
\bar no
\noun off
\color none
-有名なものとしては、Linux上のTeXmakerとkile、OSX上のTeXshopなどがあります。もちろんviとemacsのLaTeXモードも含まれます。
+有名なものとしては、Linux上の\SpecialCharNoPassThru TeX
+makerとkile、OSX上の\SpecialCharNoPassThru TeX
+shopなどがあります。もちろんviとemacsの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+モードも含まれます。
\end_layout
\end_inset
-。これらは、基本的にLaTeXを走らせる機能を有し、編集中のファイルのエラーを表示する機能を持ったテキストエディタです。LyXも、エディタであり、LaTeXを走
+。これらは、基本的に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を走らせる機能を有し、編集中のファイルのエラーを表示する機能を持ったテキストエディタです。\SpecialCharNoPassThru LyX
+も、エディタであり、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を走
らせる機能を有し、ファイル中のエラーを指摘しますが、それ以上にもっともっと多くのことをしてくれます。
\family default
\series default
\bar no
\noun off
\color none
-LyXを効果的に使うのに、LaTeXの知識が必要とされないことが挙げられます。またLyXは、それ自身、いくつかの拡張をLaTeXに加えています。時間のあるときに
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+を効果的に使うのに、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の知識が必要とされないことが挙げられます。また\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、それ自身、いくつかの拡張を\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+に加えています。時間のあるときに
でも、いちど以下の手順を試してみてください。まず
\family sans
\series default
\begin_layout Plain Layout
\family sans
-エクスポート\SpecialChar \menuseparator
-LaTeX
+エクスポート\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Plain Layout
\family sans
-表示\SpecialChar \menuseparator
+表示\SpecialChar menuseparator
ソースを閲覧
\end_layout
\end_inset
-ファイルのプリアンブルをご覧ください。LyXによって特別に定義された新しいマクロが複数定義されていることに気づかれるはずです
+ファイルのプリアンブルをご覧ください。\SpecialCharNoPassThru LyX
+によって特別に定義された新しいマクロが複数定義されていることに気づかれるはずです
\family default
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-自動的にLaTeXを実行するコマンドが、以下のようにいくつかあります。
+自動的に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を実行するコマンドが、以下のようにいくつかあります。
\end_layout
\begin_layout Itemize
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-
-\bar under
-表示\SpecialChar \menuseparator
+表示\SpecialChar menuseparator
\emph on
書式
\begin_layout Plain Layout
-\bar under
-表示\SpecialChar \menuseparator
-更新\SpecialChar \menuseparator
+\bar no
+表示\SpecialChar menuseparator
+更新\SpecialChar menuseparator
\emph on
書式
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-
-\bar under
-ファイル
-\bar default
-\SpecialChar \menuseparator
-
-\bar under
+ファイル\SpecialChar menuseparator
印刷
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-
-\bar under
-ファイル
-\bar default
-\SpecialChar \menuseparator
-
-\bar under
+ファイル\SpecialChar menuseparator
ファックス
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-これらは、最後にLaTeXを実行してからファイルに変更が加えられた場合のみ、LaTeXを実行します。
+これらは、最後に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を実行してからファイルに変更が加えられた場合のみ、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を実行します。
\end_layout
\begin_layout Standard
\bar no
\noun off
\color none
-LyXが編集中のファイルをLaTeXにかけるとき、LyXは以下の段階をふみます。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+が編集中のファイルを\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+にかけるとき、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は以下の段階をふみます。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\bar no
\noun off
\color none
-文書をLaTeXに変換し、ファイルの拡張子を
+文書を\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+に変換し、ファイルの拡張子を
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-ファイルに対して(必要に応じて複数回)LaTeXを実行し、LaTeXファイルをコンパイルするのに必要な他のコマンド(
+ファイルに対して(必要に応じて複数回)\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を実行し、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルをコンパイルするのに必要な他のコマンド(
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\bar no
\noun off
\color none
-LaTeXを
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を
\family sans
\series default
\shape default
\begin_layout Plain Layout
\family sans
-表示\SpecialChar \menuseparator
+表示\SpecialChar menuseparator
DVI
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-を使用して実行した場合には、LyXはこの後、DVIビューアを実行してDVIファイルを表示します。
+を使用して実行した場合には、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はこの後、DVIビューアを実行してDVIファイルを表示します。
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\bar no
\noun off
\color none
-表示\SpecialChar \menuseparator
+表示\SpecialChar menuseparator
PostScript
\end_layout
\end_inset
-を使用した場合には、LyXはさらに以下の段階をふみます。
+を使用した場合には、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はさらに以下の段階をふみます。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、他の書式を表示したりエクスポートしたりする際にも、同様のことを行います。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、他の書式を表示したりエクスポートしたりする際にも、同様のことを行います。
\end_layout
\begin_layout Section
-LaTeXファイルをLyXに読み込む
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルを\SpecialCharNoPassThru LyX
+に読み込む
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXで
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+で
\family sans
\begin_inset Flex MenuItem
\begin_layout Plain Layout
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-インポート\SpecialChar \menuseparator
-LaTeX
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+インポート\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\end_layout
\end_inset
\bar no
\noun off
\color none
-コマンドを使用すると、LaTeXファイルを
+コマンドを使用すると、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルを
\family default
\series default
\shape default
\emph off
\bar no
\noun off
-LyXにインポートすることができます。このコマンドは、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+にインポートすることができます。このコマンドは、
\family typewriter
\series default
\shape default
\end_inset
-を生成します。LyXは、この変換したファイルを開きます
+を生成します。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、この変換したファイルを開きます
\begin_inset Foot
status collapsed
\bar no
\noun off
\color none
-は、文法的に正しいLaTeXファイルのほとんどを変換することができますが、すべてを変換できるわけではありません。
+は、文法的に正しい\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルのほとんどを変換することができますが、すべてを変換できるわけではありません。
\family typewriter
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-は、理解不能な部分はTeXコードボックスの形で残しますので、ファイルを
+は、理解不能な部分は\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードボックスの形で残しますので、ファイルを
\family typewriter
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-で変換したのち、TeXコードボックスを探して、手動で正しく編集してください。
+で変換したのち、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードボックスを探して、手動で正しく編集してください。
\end_layout
\begin_layout Standard
\bar no
\noun off
\color none
-TeXコードボックスがなにかご存じなければ、次節をお読みください。
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードボックスがなにかご存じなければ、次節をお読みください。
\end_layout
\begin_layout Section
-LaTeXコードを挿入する
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードを挿入する
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
name "sec:LaTeXコードを挿入する"
\bar no
\noun off
\color none
-どのLyX文書にもつねにTeXコードを挿入することが可能であるというきわめて単純な理由によって、LaTeXにできることは、つねにLyXでも行うことができます。一
-方、LyXは、すべてのLaTeX構成物をLyX内に表示できるわけではなく、将来的にもそうならないでしょう。かりにLaTeXコマンドをLyX文書に挿入する必要が出
+どの\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書にもつねに\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを挿入することが可能であるというきわめて単純な理由によって、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+にできることは、つねに\SpecialCharNoPassThru LyX
+でも行うことができます。一
+方、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、すべての\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+構成物を\SpecialCharNoPassThru LyX
+内に表示できるわけではなく、将来的にもそうならないでしょう。かりに\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドを\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書に挿入する必要が出
てきた場合には、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\bar no
\noun off
\color none
-TeXコード
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Plain Layout
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
-TeXコード
+挿入\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下は、LaTeXコマンドをLyX文書中に挿入する例です。コードは以下のようになっているとしましょう。
+以下は、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドを\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書中に挿入する例です。コードは以下のようになっているとしましょう。
\end_layout
\begin_layout LyX-Code
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-TeXコード
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\end_layout
\end_inset
-ボックスが、この段落の直後にあります。この取扱説明書をLyX上でご覧になっていれば、TeXコード差込枠のみが見えるはずです。印刷した取扱説明書をご覧であれば、実
+ボックスが、この段落の直後にあります。この取扱説明書を\SpecialCharNoPassThru LyX
+上でご覧になっていれば、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード差込枠のみが見えるはずです。印刷した取扱説明書をご覧であれば、実
際の結果が見れるはずです。
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-TeXコードを使用する方法に加えて、複雑なLaTeXコードを含む部分を別ファイルとして作成しておき、そのファイルをインクルードするのに
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを使用する方法に加えて、複雑な\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードを含む部分を別ファイルとして作成しておき、そのファイルをインクルードするのに
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\bar no
\noun off
\color none
-挿入\SpecialChar \menuseparator
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
子文書
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-場合のみに限った方がよいでしょう。さもないと、LaTeXエラーを追跡するたいへんな作業を行わなくてはならなくなります。
+場合のみに限った方がよいでしょう。さもないと、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+エラーを追跡するたいへんな作業を行わなくてはならなくなります。
\end_layout
\begin_layout Standard
\bar no
\noun off
\color none
-LyXは、あなたのLaTeXコードが正しいかどうかを
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、あなたの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードが正しいかどうかを
\family default
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-二番目の点に関して、LyXはひじょうにたくさんの機能を装備しており、その数は増えつづけています。ご自身でLaTeXコードを書かなくてはならないと思い込む前に、L
+二番目の点に関して、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はひじょうにたくさんの機能を装備しており、その数は増えつづけています。ご自身で\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードを書かなくてはならないと思い込む前に、L
yXがこれこれの機能をもっていないことを、取扱説明書で確実に確かめてください。さらに世の中には、封筒のラベルから美しい複数ページにわたる表を作るものまで、ありと
-あらゆることを行う膨大な数のLaTeXパッケージが存在します。
+あらゆることを行う膨大な数の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージが存在します。
\family default
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-もし、文書中で例外的に手の込んだことをなさりたければ、かならず良いLaTeX関連書籍を参考とするようにしてください。『
+もし、文書中で例外的に手の込んだことをなさりたければ、かならず良い\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+関連書籍を参考とするようにしてください。『
\family default
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-』の書誌情報に多くのLaTeX関連書籍が引用されています。
+』の書誌情報に多くの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+関連書籍が引用されています。
\end_layout
\begin_layout Section
-LyXとLaTeXプリアンブル
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+と\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブル
\end_layout
\begin_layout Subsection
-LaTeXプリアンブルについて
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブルについて
\end_layout
\begin_layout Standard
\bar no
\noun off
\color none
-すでにLaTeXについてご存知であれば、ここでプリアンブル(前置文)が何に向いているか説明する必要はないでしょう。もしご存じなければ、以下の説明で大まかな理解は
-得られるはずです。詳しくはLaTeX関連書籍をご参照ください。いずれにしても、以下でLyX文書のLaTeXプリアンブルで何ができるか、または何をする必要がないか
+すでに\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+についてご存知であれば、ここでプリアンブル(前置文)が何に向いているか説明する必要はないでしょう。もしご存じなければ、以下の説明で大まかな理解は
+得られるはずです。詳しくは\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+関連書籍をご参照ください。いずれにしても、以下で\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブルで何ができるか、または何をする必要がないか
説明をしますので、以下の各要点はお読みになった方が良いでしょう。
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-LaTeXプリアンブルは、LaTeX文書のいちばん始め、本文の
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブルは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+文書のいちばん始め、本文の
\family default
\series default
\shape default
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-これはLyXがすでに行ってくれています。もしあなたが熟達したLaTeX使いであり、自作の文書クラスを使いたい場合には、取扱説明書『
+これは\SpecialCharNoPassThru LyX
+がすでに行ってくれています。もしあなたが熟達した\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+使いであり、自作の文書クラスを使いたい場合には、取扱説明書『
\family default
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-』をご覧になれば、LyXに自作文書クラスへの仲介を行わせるにはどうすればよいかの情報があります。
+』をご覧になれば、\SpecialCharNoPassThru LyX
+に自作文書クラスへの仲介を行わせるにはどうすればよいかの情報があります。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-LaTeXパッケージは、パッケージがプリアンブルで宣言された場合のみ、文書中で利用可能となる、追加コマンド群を提供します。パッケージをインクルードすると、特別な
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージは、パッケージがプリアンブルで宣言された場合のみ、文書中で利用可能となる、追加コマンド群を提供します。パッケージをインクルードすると、特別な
コマンドが提供されることに加え、文書に変更を加えることができます。例えば
\family typewriter
\series default
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-LaTeXのカウンタと変数の中には、プリアンブルでグローバルに
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+のカウンタと変数の中には、プリアンブルでグローバルに
\family default
\series default
\shape default
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-ユーザー定義コマンドは、文書中で頻出するLaTeXコマンドの短縮形です。このようなコマンドを宣言するには、プリアンブルが適した場所ですが、どこで宣言することも
+ユーザー定義コマンドは、文書中で頻出する\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドの短縮形です。このようなコマンドを宣言するには、プリアンブルが適した場所ですが、どこで宣言することも
\family default
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-です(もちろんコマンドが初めて使用される場所よりも前です)。あまりないことではありますが、お使いの文書中に生のLaTeXコードがあふれている場合には便利でしょう
+です(もちろんコマンドが初めて使用される場所よりも前です)。あまりないことではありますが、お使いの文書中に生の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードがあふれている場合には便利でしょう
。
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-LyXは、その生成する
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、その生成する
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-ファイルのプリアンブルに、それ自身の定義を追加します。これによって、LyXの生成するLaTeXファイルの可搬性を高めています。
+ファイルのプリアンブルに、それ自身の定義を追加します。これによって、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の生成する\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルの可搬性を高めています。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\bar no
\noun off
\color none
-LyXがLaTeXファイルのプリアンブルに追加するコマンドは、つねに同じです。これは、LyX自体にパッチを当てないかぎり変更できないようになっています。しかしな
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+が\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルのプリアンブルに追加するコマンドは、つねに同じです。これは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+自体にパッチを当てないかぎり変更できないようになっています。しかしな
がら、
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\bar no
\noun off
\color none
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-LaTeXプリアンブル
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブル
\end_layout
\end_inset
-の項から、プリアンブルに追加をすることはできます。LyXは、
+の項から、プリアンブルに追加をすることはできます。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、
\family sans
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-ダイアログ内のすべてのものを、LyX埋込みのプリアンブルに付け加えます。ご自身の宣言をプリアンブルに追加する前に、あなたがしようとしていることをLyXがすでにサ
+ダイアログ内のすべてのものを、\SpecialCharNoPassThru LyX
+埋込みのプリアンブルに付け加えます。ご自身の宣言をプリアンブルに追加する前に、あなたがしようとしていることを\SpecialCharNoPassThru LyX
+がすでにサ
ポートしていないかどうか確認してください(車輪の再発明をしないように、とはすでに申しあげたことです)。
\family default
\series default
\emph on
プリアンブルコードが正しいことを確認してください。
\emph default
-LyXは、プリアンブルをチェックしません。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、プリアンブルをチェックしません。
\family roman
\series medium
\shape up
\bar no
\noun off
\color none
-LaTeXには
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+には
\family default
\series default
\shape default
\noun off
\color none
の既定値はともに0ポイント、つまりページをシフトしません。残念ながら、DVIドライバによってはつねにページをシフトすることがあるようです。我々には、どうしてその
-ようなことをするのか、そしてシスアドがどうしてそれを修正しないのか理解できませんが、もし個人的に管理できないシステムでLyXを使用していて、シスアドがお馬鹿さん
+ようなことをするのか、そしてシスアドがどうしてそれを修正しないのか理解できませんが、もし個人的に管理できないシステムで\SpecialCharNoPassThru LyX
+を使用していて、シスアドがお馬鹿さん
である場合には、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-というLaTeXパッケージが、お近くのCTANアーカイブで入手可能です。お使いのシステムには、既定ではこのパッケージは導入されていないかもしれません。ご自身でお
+という\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージが、お近くのCTANアーカイブで入手可能です。お使いのシステムには、既定ではこのパッケージは導入されていないかもしれません。ご自身でお
確かめください。また、このパッケージの取扱説明書を読まれたいかもしれませんが、それもご自身にお任せします。これは使用例ですので、このパッケージをどう使うかの例だ
けお見せすることにします。
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-そのうち誰かが、このパッケージを直接サポートするLyXレイアウトファイルを作ってくれるかもしれません。その誰かはあなたかもしれません。
+そのうち誰かが、このパッケージを直接サポートする\SpecialCharNoPassThru LyX
+レイアウトファイルを作ってくれるかもしれません。その誰かはあなたかもしれません。
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\bar no
\noun off
\color none
-もしお使いのTeX頒布版が脳死状態でなければ、このパッケージが入っているはずなので、建国の父たちが意図したように、すべての段落が字下げされます。
+もしお使いの\SpecialCharNoPassThru TeX
+頒布版が脳死状態でなければ、このパッケージが入っているはずなので、建国の父たちが意図したように、すべての段落が字下げされます。
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\bar no
\noun off
\color none
-章には、他の例や、LaTeXの各種の「汚い技」があります。
+章には、他の例や、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の各種の「汚い技」があります。
\end_layout
\begin_layout Section
-LyXおよびLaTeXのエラー
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+および\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+のエラー
\end_layout
\begin_layout Standard
\bar no
\noun off
\color none
-LyXがLaTeXを呼び出す際、LyXはLaTeXに、かりにエラーがあったとしても楽観的に無視して先に進むように指示します。その後LyXは、LaTeXの実行ログ
-ファイルを事後処理用に使います。ログファイルを分析したのち、LyXはエラーを一覧表示するダイアログを表示します。エラーのうちどれかをクリックすると、LyXファイ
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+が\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を呼び出す際、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+に、かりにエラーがあったとしても楽観的に無視して先に進むように指示します。その後\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の実行ログ
+ファイルを事後処理用に使います。ログファイルを分析したのち、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はエラーを一覧表示するダイアログを表示します。エラーのうちどれかをクリックすると、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ファイ
ル中、そのエラーの発生した場所に表示を移動します
\begin_inset Foot
status collapsed
\bar no
\noun off
\color none
-正確にいうと、通常は、です。ログファイルの分析は難しい仕事ですので、LyXはつねに正しい行に連れて行ってくれるとは限りません。ときには、LaTeXがある行にエラ
+正確にいうと、通常は、です。ログファイルの分析は難しい仕事ですので、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はつねに正しい行に連れて行ってくれるとは限りません。ときには、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+がある行にエラ
ーがあると報告したとしても、実際のエラーはそれよりも前であることもあります。これは、プログラムで閉じ括弧を忘れたときに似ていなくもありません。エラーは表示されま
すが、実際にエラーのある場所よりも後ろでエラーが報告されるのです。
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-文書\SpecialChar \menuseparator
-LaTeXログ
+文書\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ログ
\end_layout
\end_inset
で見ることができます。エラーメッセージや警告には、よく見かけるものがいくつかありますので、それらをここに収録しておきます。ここにないエラーや警告に関しては、La
-TeX関連の良書を参照してください。
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+関連の良書を参照してください。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-これで始まるメッセージは、LaTeXコード自体を「デバッグ」するための警告メッセージです。相互参照や書誌情報を追加したり変更した場合に、もう一度LaTeXを実行
+これで始まるメッセージは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コード自体を「デバッグ」するための警告メッセージです。相互参照や書誌情報を追加したり変更した場合に、もう一度\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を実行
する必要があることを知らせるために、このようなメッセージが表示されます。このメッセージは、だいたいにおいて無視しても大丈夫です。
\end_layout
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-LaTeXがフォントを見つけられなかったと言う警告メッセージです。多くの場合、このメッセージの後に、LaTeXが使用した代替フォントに関する情報が続きます。これ
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+がフォントを見つけられなかったと言う警告メッセージです。多くの場合、このメッセージの後に、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+が使用した代替フォントに関する情報が続きます。これ
も無視して構いません。
\end_layout
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-LaTeXは、
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+は、
\family default
\series default
\shape default
\noun off
\color none
この警告を吐き出します。これは、一行が長すぎて右余白にはみ出してしまったという警告ですが、ほとんどの場合、最終出力を見ても判別できないくらい(せいぜい1ポイント
-か2ポイント)です。あるいは1文字か2文字右余白に出ているくらいです。LaTeXは、どんな文書を書いても、少なくとも一つはこのメッセージを出すようです。
+か2ポイント)です。あるいは1文字か2文字右余白に出ているくらいです。\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+は、どんな文書を書いても、少なくとも一つはこのメッセージを出すようです。
\begin_inset Newline newline
\end_inset
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_layout
\end_inset
-で「draft」オプションを指定する方法もあります。こうすると、LaTeXは、overfullの発生した行の余白に黒い四角を描画します。
+で「draft」オプションを指定する方法もあります。こうすると、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+は、overfullの発生した行の余白に黒い四角を描画します。
\end_layout
\end_inset
\bar no
\noun off
\color none
-これは上の警告と違ってあまり出てきません。なぜだかは分かりませんが、LaTeXは1行を短めにする印字するよりは、長めにする方が好きなようです。
+これは上の警告と違ってあまり出てきません。なぜだかは分かりませんが、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+は1行を短めにする印字するよりは、長めにする方が好きなようです。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-ファイル「Xxxx」が、システムに導入されていません。これは通常、文書が必要としているLaTeXパッケージに、導入済でないものがある場合に現れます。プリアンブル
+ファイル「Xxxx」が、システムに導入されていません。これは通常、文書が必要としている\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージに、導入済でないものがある場合に現れます。プリアンブル
に変更を加えておらず、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-コマンドも使用していないとすれば、LyXが読み込もうしているパッケージに存在しないものがあるということです。
+コマンドも使用していないとすれば、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が読み込もうしているパッケージに存在しないものがあるということです。
\family default
\series default
\shape default
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ヘルプ\SpecialChar \menuseparator
-LaTeXの設定
+ヘルプ\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の設定
\end_layout
\end_inset
\bar no
\noun off
\color none
-を使用して、LyXが認識しているパッケージの一覧を得てください。このファイルは、(
+を使用して、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が認識しているパッケージの一覧を得てください。このファイルは、(
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\bar no
\noun off
\color none
-ツール\SpecialChar \menuseparator
+ツール\SpecialChar menuseparator
再設定
\end_layout
\end_inset
-を使用して)LyXの再設定を行うたびに更新され、どのパッケージが検出されたか、それらのパッケージが何をするものかを表示します。
+を使用して)\SpecialCharNoPassThru LyX
+の再設定を行うたびに更新され、どのパッケージが検出されたか、それらのパッケージが何をするものかを表示します。
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-お使いの文書にLaTeXコードを挿入した際、打ち間違いをしてしまうと、このようなメッセージが表示されます。あるいは、パッケージを読み込ませるのを忘れたのかもしれ
+お使いの文書に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードを挿入した際、打ち間違いをしてしまうと、このようなメッセージが表示されます。あるいは、パッケージを読み込ませるのを忘れたのかもしれ
ません。いずれにしても、このメッセージは、あなたが未定義のコマンドを使用したことを示しています。
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-これ以外にも、エラーメッセージや警告メッセージがあります。一般に、読んで意味がすぐにわかるものは、LaTeXのメッセージです。何を言っているのかさっぱりわからな
-いものもありますが、通常これらは、TeXのメッセージであり、それが何を意味しているのか、どのように解読すればいいのか、
+これ以外にも、エラーメッセージや警告メッセージがあります。一般に、読んで意味がすぐにわかるものは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+のメッセージです。何を言っているのかさっぱりわからな
+いものもありますが、通常これらは、\SpecialCharNoPassThru TeX
+のメッセージであり、それが何を意味しているのか、どのように解読すればいいのか、
\family default
\series default
\shape default
\bar no
\noun off
\color none
-ご自分で挿入したLaTeXコードに打ち間違いがないかどうか確かめる。
+ご自分で挿入した\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードに打ち間違いがないかどうか確かめる。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\bar no
\noun off
\color none
-文書のもっともはじめの部分にエラーボックスが多数積み上がった場合には---特に
+文書のもっともはじめの部分にエラーボックスが多数積み上がった場合には\threehyphens
+特に
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-が表示されているならば---、プリアンブルにエラーがあることを意味します。プリアンブルのデバックを行ってください。
+が表示されているならば\threehyphens
+、プリアンブルにエラーがあることを意味します。プリアンブルのデバックを行ってください。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\bar no
\noun off
\color none
-プリアンブルに何も追加せず、文書にLaTeXコードをまったく挿入しなかった場合には、LaTeX頒布版自体をまず疑ってください。導入されていないパッケージを探しだ
+プリアンブルに何も追加せず、文書に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードをまったく挿入しなかった場合には、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+頒布版自体をまず疑ってください。導入されていないパッケージを探しだ
して、導入してください。
\end_layout
\bar no
\noun off
\color none
-導入されていないパッケージはなかったものとしましょう。LyXを微調整するオプションを使用していますか。特に、手動で
+導入されていないパッケージはなかったものとしましょう。\SpecialCharNoPassThru LyX
+を微調整するオプションを使用していますか。特に、手動で
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-LaTeXが改行位置を見つけられないほど長い一節がありませんか。既定では、改行するために単語間に空白をたくさん追加することを、LaTeXはかなり嫌います。可能で
-あれば、問題が生じないように段落を修正するのが望ましいでしょう。それが難しければ、LaTeXが改行しやすく(sloppy)なるように、その部分を
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+が改行位置を見つけられないほど長い一節がありませんか。既定では、改行するために単語間に空白をたくさん追加することを、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+はかなり嫌います。可能で
+あれば、問題が生じないように段落を修正するのが望ましいでしょう。それが難しければ、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+が改行しやすく(sloppy)なるように、その部分を
\family typewriter
\begin_inset Flex Code
\bar no
\noun off
\color none
-入れ子の階層を深くしすぎていませんか。LyXは、(今のところ)環境の入れ子の階層が制限内にあるかチェックしません。かりに、環境を17段の入れ子にしたりしていたら
-、それが原因です(LaTeXの上限は5段です)。
+入れ子の階層を深くしすぎていませんか。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、(今のところ)環境の入れ子の階層が制限内にあるかチェックしません。かりに、環境を17段の入れ子にしたりしていたら
+、それが原因です(\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の上限は5段です)。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\noun off
\color none
エラーメッセージは発生しないけれども、出力がひどいものとしましょう。図表が幅が広すぎたり長すぎてページに収まらない場合には、
+\bar default
+\family default
+\color inherit
+\series default
+\shape default
+\size default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\bar no
\noun off
\color none
-LyXのバグを発見したのかもしれません‥‥。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+のバグを発見したのかもしれません‥‥。
\end_layout
\begin_layout Chapter
\end_layout
\begin_layout Section
-BibTeXによる書誌情報のカスタマイズ
+Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+による書誌情報のカスタマイズ
\end_layout
\begin_layout Standard
-BibTeXの基本的な使用法は、『
+Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+の基本的な使用法は、『
\emph on
ユーザーの手引き
\emph default
』の「
\emph on
-文献データベース(BibTeX)
+文献データベース(Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+)
\emph default
-」の節に説明があります。以下の各小節では、LyXでサポートされている書誌情報の特別な機能について説明することとします。
+」の節に説明があります。以下の各小節では、\SpecialCharNoPassThru LyX
+でサポートされている書誌情報の特別な機能について説明することとします。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-標準のBibTeXは、引用された著作を参照するのに、([12]のように)数字を使用します。しかし、多くの科学分野で、これとは異なる引用様式が用いられています。も
-っともよく見られるのは、著者-出版年様式(例:Knuth 1984a)です。LyXは、この様式を提供する2つのパッケージ
+標準のBib\SpecialCharNoPassThru TeX
+は、引用された著作を参照するのに、([12]のように)数字を使用します。しかし、多くの科学分野で、これとは異なる引用様式が用いられています。も
+っともよく見られるのは、著者-出版年様式(例:Knuth 1984a)です。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、この様式を提供する2つのパッケージ
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXでの両パッケージの取扱い方は、ほぼ同じです。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+での両パッケージの取扱い方は、ほぼ同じです。
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_layout
\begin_layout Standard
場合によっては、書誌情報をいくつかの節に分ける必要があることがあります。たとえば、あなたが歴史家であるとすれば、出典と学術文献を分ける機能は、おそらく「必需品」
-でさえあります。残念ながら、BibTeX自身ではこのようなことができません。しかし、適切なLaTeXパッケージの助けを借りると、BibTeXをこのような必要性を
+でさえあります。残念ながら、Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+自身ではこのようなことができません。しかし、適切な\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージの助けを借りると、Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+をこのような必要性を
満たすように拡張することができます。
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、このようなパッケージの一つである
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、このようなパッケージの一つである
\begin_inset Flex Code
status collapsed
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_layout
\end_inset
-をチェックしてください。すると、書誌情報の各節に一つずつ、複数の書誌情報を挿入することができます。上記の例では、BibTeX書誌情報
+をチェックしてください。すると、書誌情報の各節に一つずつ、複数の書誌情報を挿入することができます。上記の例では、Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+書誌情報
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書の節ごとあるいは章ごとの書誌情報など、複数の書誌情報はBibTeX自身ではサポートされていません。しかしながら、もし若干の
+文書の節ごとあるいは章ごとの書誌情報など、複数の書誌情報はBib\SpecialCharNoPassThru TeX
+自身ではサポートされていません。しかしながら、もし若干の
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-TeXコード
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\end_layout
\end_inset
\end_inset
-節を参照)を利用することを厭わなければ、LyXで節分けされた書誌情報を作るのに使用されている(前節を参照)
+節を参照)を利用することを厭わなければ、\SpecialCharNoPassThru LyX
+で節分けされた書誌情報を作るのに使用されている(前節を参照)
\begin_inset Flex Code
status collapsed
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_layout
\end_inset
-を有効にしてください。つぎに文書中において、書誌情報(BibTeX書誌情報本体を含む)の入った節を
+を有効にしてください。つぎに文書中において、書誌情報(Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+書誌情報本体を含む)の入った節を
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-のあいだにはさまなくてはなりません(これらのコマンドはTeXコードとして挿入する必要があります)。書誌情報には、現在位置の
+のあいだにはさまなくてはなりません(これらのコマンドは\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードとして挿入する必要があります)。書誌情報には、現在位置の
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\begin_layout Standard
たくさんの節を含んだ大きなファイルで作業をする場合、文書をいくつかのファイルに分割した方が往々にして便利ですし、場合によっては、表部分にはしょっちゅう変更が加え
られるけれども、その前の文章はつねに同じであるようなケースもあるでしょう。このような場合には、複合文書を利用することを、まずご検討ください。たとえば、科学論文は
-通常、導入部・所見・結果・議論・結論の五つの節から成ります。これら各節を別々のLyXファイルにして、タイトル・著者・概要・書誌情報等と、これら五つのインクルード
+通常、導入部・所見・結果・議論・結論の五つの節から成ります。これら各節を別々の\SpecialCharNoPassThru LyX
+ファイルにして、タイトル・著者・概要・書誌情報等と、これら五つのインクルード
\begin_inset Foot
status collapsed
\end_inset
ファイルを持つ、もう一つ別の「マスター」ファイルを作成するようにすることができます。これらの各ファイルは、単にマスターファイルにインクルードされるだけでなく、単
-独でも出力したり印刷したりすることのできる完全なLyXファイルであるように注意することが重要です。しかも、これらの各ファイルは、同じ文書クラスでなくてはなりませ
-ん。articleクラスとbookクラスを混在させるようなことはなさらないでください。LaTeXファイルをインクルードすることもできますが、このファイルにはプリ
+独でも出力したり印刷したりすることのできる完全な\SpecialCharNoPassThru LyX
+ファイルであるように注意することが重要です。しかも、これらの各ファイルは、同じ文書クラスでなくてはなりませ
+ん。articleクラスとbookクラスを混在させるようなことはなさらないでください。\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルをインクルードすることもできますが、このファイルにはプリ
アンブルがあってはなりません(
-\family typewriter
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
\backslash
begin{document}
-\family default
+\end_layout
+
+\end_inset
+
行とその前のすべて、および
-\family typewriter
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
\backslash
-end{documen
-\family default
-t}行は削除しておかなければなりません)。さもないと、DVIファイルを作成する際にエラーが発生するでしょう。
+end{document}行
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+は削除しておかなければなりません)。さもないと、DVIファイルを作成する際にエラーが発生するでしょう。
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXでは、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
子文書
\family default
で簡単にファイルをインクルードすることができます。このメニューを選んでクリックすると、カーソルの現在位置に小さな枠が挿入されます。この枠をクリックすると、ダイア
\begin_layout Standard
ファイル選択ボックスは、いまや自明でしょう。インクルード方法には、「include」・「input」・「verbatim」の三つがあります。「include」と
-「input」の違いは、正確にはLaTeXの達人にしか意味のないものですが、ほとんどの人にとって意味のある違いといえば、「include」されたファイルは新規頁
+「input」の違いは、正確には\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の達人にしか意味のないものですが、ほとんどの人にとって意味のある違いといえば、「include」されたファイルは新規頁
から組版されるのに対し、「input」されたファイルは現在のページから組版される点です。
\end_layout
\begin_layout Standard
-一般に、マスターファイルは、組版前に完全なLaTeXファイルに変換されますが、インクルードされるファイルは、プリアンブル情報をまったく持たないLaTeXファイル
+一般に、マスターファイルは、組版前に完全な\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルに変換されますが、インクルードされるファイルは、プリアンブル情報をまったく持たない\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイル
に変換されます。
\end_layout
\end_inset
-」モードで)固定幅タイプライタフォントで組版されます。通常、このファイルの空白は、通常のLyXでの空白の取扱いとは違って、連続した複数の空白がそのまま出力される
+」モードで)固定幅タイプライタフォントで組版されます。通常、このファイルの空白は、通常の\SpecialCharNoPassThru LyX
+での空白の取扱いとは違って、連続した複数の空白がそのまま出力される
ものの、単なる見えない空白です。ただし、
\family sans
special "none"
height "1in"
height_special "totalheight"
+thickness "0.4pt"
+separation "3pt"
+shadowsize "4pt"
+framecolor "black"
+backgroundcolor "none"
status open
\begin_layout Plain Layout
special "none"
height "1in"
height_special "totalheight"
+thickness "0.4pt"
+separation "3pt"
+shadowsize "4pt"
+framecolor "black"
+backgroundcolor "none"
status open
\begin_layout Plain Layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-すべての子文書の全文献項目を含んだ書誌情報一覧をコピーし、それをコメントに変更してください。このようにすることで、LyXは.bibファイルを見つけることができ、書
+すべての子文書の全文献項目を含んだ書誌情報一覧をコピーし、それをコメントに変更してください。このようにすることで、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は.bibファイルを見つけることができ、書
誌情報一覧を見えるようにせずとも簡単に参照を挿入することができるようになります。
\end_layout
\begin_layout Standard
-書誌情報一覧がコメントにあるために、LaTeXはそれを使用しないので、参照は[1]のようには表示されないで[?]のように表示されます。ひとつの解決法として、コメ
-ントをインクルードするLaTeXパッケージの
+書誌情報一覧がコメントにあるために、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+はそれを使用しないので、参照は[1]のようには表示されないで[?]のように表示されます。ひとつの解決法として、コメ
+ントをインクルードする\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージの
\begin_inset Flex Code
status collapsed
も参照してください。
\end_layout
+\begin_layout Section
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+書庫
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+しばしばユーザーは、出版社に送ったり、共著者とやりとりするために、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ファイルを、その依存する全画像(及び他のファイル)と「同梱」する必要に迫られることがあり
+ます。\SpecialCharNoPassThru LyX
+ 2.0には、この過程を自動化するPythonスクリプト(
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+lyxpak.py
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+)が含まれています。これを使うには、
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+zipfile
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+ pythonモジュールまたは
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+tarfile
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+ pythonモジュールが、システムに導入済みであることが必要です。既定設定では、Unix系システムでは、
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+gzip
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+圧縮
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+tar
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+ファイル形式が優先され、Windowsでは
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+zip
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+形式が優先されます。
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+の環境構成時には、「\SpecialCharNoPassThru LyX
+書庫」を書き出すことができるようにスクリプトが準備され、
+\begin_inset Flex MenuItem
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+書き出し
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+の下で利用可能となります。
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+\begin_inset Flex MenuItem
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+ツール\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+ファイル処理\SpecialChar menuseparator
+変換子
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+の
+\begin_inset Flex MenuItem
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+書庫
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+変換子に、
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+-t
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+スイッチや
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+-z
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+スイッチを加えることで、プラットホームとは独立に、
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+tar
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+形式や
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+zip
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+形式を強制することができます(スイッチは、スクリプト名の前ではなく、後ろに加えてください)。
+\end_layout
+
\begin_layout Section
装飾的なヘッダ・フッタ
\end_layout
\emph on
ユーザーの手引き
\emph default
-』に述べられているように、文書ページスタイルを「装飾的(fancy)」に設定する必要があります。この節では、望んだとおりの効果を得るために、LaTeXプリアンブ
-ルに挿入する必要のあるLaTeXコードについて解説します。
+』に述べられているように、文書ページスタイルを「装飾的(fancy)」に設定する必要があります。この節では、望んだとおりの効果を得るために、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブ
+ルに挿入する必要のある\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードについて解説します。
\end_layout
\begin_layout Standard
ページへッダは、「left(左)」・「center(中央)」・「right(右)」と命名された3つのフィールドに分けられています。フッタも同様に3つのフィールド
-に分類されています。これらのフィールドをもっとも簡単に設定するLaTeXコマンドには、
+に分類されています。これらのフィールドをもっとも簡単に設定する\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドには、
\family typewriter
\begin_inset Flex Code
\end_inset
-は、それぞれLaTeXの節カウンタおよびページカウンタを取得するもので、これによって現在の節番号とページ番号を印字します。
+は、それぞれ\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の節カウンタおよびページカウンタを取得するもので、これによって現在の節番号とページ番号を印字します。
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-のようなコマンドを使えば、各ページごとにへッダ・フッタ設定を有効にしたり無効にしたりすることができます。設定を変更したいページに、これらのコマンドをTeXコード
+のようなコマンドを使えば、各ページごとにへッダ・フッタ設定を有効にしたり無効にしたりすることができます。設定を変更したいページに、これらのコマンドを\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
として挿入してください。実は、タイトルページは、その後のページは大域的に装飾的(fancy)に設定されていれば装飾的(fancy)になるにもかかわらず、既定でプ
レーン(plain)になるように設定されているのです。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXには、ブリットの形が216個準備されていて、簡単なダイアログから呼び出すことができます。このダイアログを使えば、箇条書き(記号)の各階層で使うブリットの形
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+には、ブリットの形が216個準備されていて、簡単なダイアログから呼び出すことができます。このダイアログを使えば、箇条書き(記号)の各階層で使うブリットの形
を変更することができます。この設定は文書全体に共通なので、段落ごとに別のブリットを指定することはできません
\begin_inset Foot
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Subsection
-インタフェース
+外見
\end_layout
\begin_layout Standard
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-ã\81\9dã\81®ã\83\80ã\82¤ã\82¢ã\83ã\82°ã\81«ã\80\81ã\83\96ã\83ªã\83\83ã\83\88ã\81®å½¢ã\81®ä¸\80覧表ã\81\8cã\81\82ã\82\8aます。
+ã\81\93ã\81®ã\83\80ã\82¤ã\82¢ã\83ã\82°ã\81¯ã\80\81ã\83\96ã\83ªã\83\83ã\83\88å½¢ã\81®ä¸\80覧表ã\82\92æ\8f\90示ã\81\97ます。
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\end_inset
-では、指定したいLaTeX表現を入力することができます。任意のブリットを指定した場合には、そのコマンドが必要とするパッケージをLaTeXプリアンブルで指定する必
+では、指定したい\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+表現を入力することができます。任意のブリットを指定した場合には、そのコマンドが必要とするパッケージを\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブルで指定する必
要があります。
\end_layout
\begin_layout Standard
-6つのパネルは、それぞれが必要とするパッケージによって分類されています。下記は、フォント名とLaTeXパッケージの対応表です。
+6つのパネルは、それぞれが必要とするパッケージによって分類されています。下記は、フォント名と\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージの対応表です。
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_layout Standard
\bar no
\noun off
\color none
-LaTeX
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\family roman
本体
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、ユーザーが導入されていないパッケージのブリットを使用したとしても、警告を発しません。ファイルを閲覧したり印刷したりしようとしたときにLaTeXエラーが
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、ユーザーが導入されていないパッケージのブリットを使用したとしても、警告を発しません。ファイルを閲覧したり印刷したりしようとしたときに\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+エラーが
出るようならば、パッケージが導入されていない可能性が大です
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-LyXが、パッケージがなくてもブリットを使用することを許すのは、編集をここで行ったとしても、別のところへエクスポートする可能性があるからです。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+が、パッケージがなくてもブリットを使用することを許すのは、編集をここで行ったとしても、別のところへエクスポートする可能性があるからです。
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-変更したいブリット階層を選んで、ブリットの形と大きさを選んでください。何らかの変更を加えたとしても、LyX上には反映されませんが、文書の表示を行えば確認されます
+変更したいブリット階層を選んで、ブリット形と寸法を選択してください。何らかの変更を加えたとしても、\SpecialCharNoPassThru LyX
+上には反映されませんが、文書の表示を行えば確認されます。
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+ブリット形は、適切な階層のブリットボタンをマウスで右クリックすれば、簡単に既定値に初期化することができます
\begin_inset Foot
status collapsed
\emph on
本当に
\emph default
-段落ごとに異なるブリットの形を使いたいならば、TeXコードを使って少し手を汚す必要があります。この場合も、ブリット選択ダイアログを使えば、さまざまな形のLaTe
+段落ごとに異なるブリットの形を使いたいならば、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを使って少し手を汚す必要があります。この場合も、ブリット選択ダイアログを使えば、さまざまな形のLaTe
Xコードを確認することができるので手助けとなるでしょう。任意に設定した段落をつくるには、以下のような選択肢があります。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Itemize
-特定の階層の新しいブリット形を指定するには、LaTeXコマンド
+特定の階層の新しいブリット形を指定するには、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンド
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
を使用します。あとで現在のブリット形に戻すことができるように、現在のブリット形を保存しておく必要もあります。ここで使っている箇条書きでは、第1階層のブリットを変
-更するために、以下のLaTeXコードが使用されています。
+更するために、以下の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードが使用されています。
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-TeXコード
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Chapter
-LyXとインターネット網
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+とインターネット網
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、これまでも長い間、HTMLを始めとするウェブフレンドリーな文書諸形式への書き出しをサポートしてきました。しかしながら、第2.0版以前では、HTMLへの書
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、これまでも長い間、HTMLを始めとするウェブフレンドリーな文書諸形式への書き出しをサポートしてきました。しかしながら、第2.0版以前では、HTMLへの書
き出しは、常に外部変換子を用いることで実現されていました
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-LyXで外部変換子を使うことについての詳細は、取扱説明書『
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+で外部変換子を使うことについての詳細は、取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\emph default
\end_inset
-のように、LaTeXを中間形式として用い、そのLaTeXを生成するのにLyXを用いるもの。2つめは、
+のように、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を中間形式として用い、その\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を生成するのに\SpecialCharNoPassThru LyX
+を用いるもの。2つめは、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-eLyXer
+e\SpecialCharNoPassThru LyX
+er
\end_layout
\end_inset
-のように、直接LyXファイルに働きかける変換子です。これらは、それぞれに長所・短所を有しています。
+のように、直接\SpecialCharNoPassThru LyX
+ファイルに働きかける変換子です。これらは、それぞれに長所・短所を有しています。
\end_layout
\begin_layout Standard
-LaTeXベースの変換子は、原則として、LaTeXが書きだす文書についてのすべてを知っているという長所があります。この種の変換子は、例えば、特定のコードのくだり
-が、LyXによって生成されたのか、TeXコードで書かれたのかについては気にしません。これらの変換子は、
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ベースの変換子は、原則として、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+が書きだす文書についてのすべてを知っているという長所があります。この種の変換子は、例えば、特定のコードのくだり
+が、\SpecialCharNoPassThru LyX
+によって生成されたのか、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードで書かれたのかについては気にしません。これらの変換子は、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-ファイルやカウンタや参照を取り扱うことができ、BibTeXが生成する
+ファイルやカウンタや参照を取り扱うことができ、Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+が生成する
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-ファイルも利用することがよくあります。一方で、LaTeXは解析の非常に難しい言語であり---TeX自身だけがTeXを理解することができると言われたりすることがあ
-ります---、LaTeXベースの変換子は、非常に簡単な文法に見えるものでさえ飲み込めず、複雑なものになると全く歯が立たないこともあります。例えば、この現行を書い
+ファイルも利用することがよくあります。一方で、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+は解析の非常に難しい言語であり\threehyphens
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+自身だけが\SpecialCharNoPassThru TeX
+を理解することができると言われたりすることがあ
+ります\threehyphens
+、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ベースの変換子は、非常に簡単な文法に見えるものでさえ飲み込めず、複雑なものになると全く歯が立たないこともあります。例えば、この現行を書い
ている時点では、取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\end_inset
では行うことができません。他には、数式をどう取り扱うかという問題があります。これらの変換子の典型的なものは、数式を小さな画像に変換して、HTML文書からこれらの
-画像へのリンクを張ります。これらの画像は、実はLaTeXによって生成されているので、正確です。しかしながら、これらはうまく伸縮できないので、実際の文書の中で表現
-されるように---フォント寸が凡そ正しくなるように---見せようとすると、大変な苦労を伴います。
+画像へのリンクを張ります。これらの画像は、実は\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+によって生成されているので、正確です。しかしながら、これらはうまく伸縮できないので、実際の文書の中で表現
+されるように\threehyphens
+フォント寸が凡そ正しくなるように\threehyphens
+見せようとすると、大変な苦労を伴います。
\end_layout
\begin_layout Standard
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-eLyXer
+e\SpecialCharNoPassThru LyX
+er
\end_layout
\end_inset
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-eLyXer
+e\SpecialCharNoPassThru LyX
+er
\end_layout
\end_inset
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-eLyXer
+e\SpecialCharNoPassThru LyX
+er
\end_layout
\end_inset
-は数式マクロを一部しかサポートしておらず、ユーザ定義の段落様式や文字様式をサポートしていません。これらの制約によって、LyXユーザが生成する文書の多くにとっては
+は数式マクロを一部しかサポートしておらず、ユーザ定義の段落様式や文字様式をサポートしていません。これらの制約によって、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ユーザが生成する文書の多くにとっては
、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-eLyXer
+e\SpecialCharNoPassThru LyX
+er
\end_layout
\end_inset
-は不向きなものになっています。もちろん、原理的に、これらの問題を解決することもできたのですが、LyX開発陣は別の方法を採ることとし、LyXがLaTeXやDocB
-ook、平文を書き出すことができるのと同様に、LyX自身にXHTMLを書きだす能力を身につけさせることとしたのです。
+は不向きなものになっています。もちろん、原理的に、これらの問題を解決することもできたのですが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+開発陣は別の方法を採ることとし、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+やDocB
+ook、平文を書き出すことができるのと同様に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+自身にXHTMLを書きだす能力を身につけさせることとしたのです。
\end_layout
\begin_layout Standard
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-LyXソースツリーもしくは
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+ソースツリーもしくは
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
name "オンラインでのアクセス"
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらの利点は、主に、XHTML出力ルーチンがLyXの一部となっているため、LyXが出力する文書についてLyXが関知しているところのものは、すべて知り得るという
+これらの利点は、主に、XHTML出力ルーチンが\SpecialCharNoPassThru LyX
+の一部となっているため、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が出力する文書について\SpecialCharNoPassThru LyX
+が関知しているところのものは、すべて知り得るという
ところから来ています
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-他には、これらのルーチンがLyX内部にあるため、LyXファイル形式や既存の差込枠の文法に変更があっても、影響を受けずに済むという利点もあります。
+他には、これらのルーチンが\SpecialCharNoPassThru LyX
+内部にあるため、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ファイル形式や既存の差込枠の文法に変更があっても、影響を受けずに済むという利点もあります。
\end_layout
\end_inset
。つまり、XHTML出力ルーチンは、(文書構造に表示されるような形での)目次や、それぞれの段落様式に関連付けられたカウンタや、ユーザ定義の様式についても知ってい
-るのです。XHTML出力ルーチンは、国際化についてLyXが関知しているものも知っているので、ちょうどその時に有効になっている言語に依存して、「Chapter
+るのです。XHTML出力ルーチンは、国際化について\SpecialCharNoPassThru LyX
+が関知しているものも知っているので、ちょうどその時に有効になっている言語に依存して、「Chapter
1」と出力されたり、「Kapitel 1」と出力されたりするのです。
\end_layout
\begin_layout Standard
-汎く一般的に、出力ルーチンは、LyXが文書レイアウトについて関知しているものは知っており、したがって、文書が画面上にどのように描画されるかも知っています。文書を
-XHTMLに出力するときには、この情報を利用します。特に、LyXは、文書を画面上に描画するときに使用するレイアウト情報に対応したCSSスタイル情報を
+汎く一般的に、出力ルーチンは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が文書レイアウトについて関知しているものは知っており、したがって、文書が画面上にどのように描画されるかも知っています。文書を
+XHTMLに出力するときには、この情報を利用します。特に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、文書を画面上に描画するときに使用するレイアウト情報に対応したCSSスタイル情報を
\emph on
自動的に
\emph default
-生成します。もし節見出しが、LyX中でサンセリフ体かつボールド体であるとすると、(既定では)ウェブブラウザに表示した時にも、サンセリフでボールドになります。これ
-は、節のような定義済み様式だけでなく、ユーザ定義のものも含めて、すべての様式でそうです。実際、XHTML出力ルーチンは、ユーザ定義の段落・文字様式と、LyX自身
-の定義済み様式とを区別しません。どちらの場合も、LyXが様式について関知しているところのものは、全てレイアウトファイルに含まれています。これは、脚注のような定義
+生成します。もし節見出しが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+中でサンセリフ体かつボールド体であるとすると、(既定では)ウェブブラウザに表示した時にも、サンセリフでボールドになります。これ
+は、節のような定義済み様式だけでなく、ユーザ定義のものも含めて、すべての様式でそうです。実際、XHTML出力ルーチンは、ユーザ定義の段落・文字様式と、\SpecialCharNoPassThru LyX
+自身
+の定義済み様式とを区別しません。どちらの場合も、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が様式について関知しているところのものは、全てレイアウトファイルに含まれています。これは、脚注のような定義
済み差込枠や、各種ユーザ設定差込枠でもそうです。
\end_layout
\begin_layout Standard
-結果として、XHTML出力は、レイアウトファイルやモジュールを通して、LaTeX出力と全く同じように、ユーザが設定したり拡張したりすることができるのです。詳細に
+結果として、XHTML出力は、レイアウトファイルやモジュールを通して、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+出力と全く同じように、ユーザが設定したり拡張したりすることができるのです。詳細に
ついては、取扱説明書『
\emph on
カスタマイズ篇
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXでは、数式描画に4つの方法を選択できます。以下に示すように、それぞれに利点と欠点があります。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、数式描画に4つの方法を選択できます。以下に示すように、それぞれに利点と欠点があります。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_inset
-パッケージを使用していたり、TeXコードを使用しているなどで、もしLyXが数式をMathMLとして描画できないとすると、LyXは数式を代わりに画像として出力しま
+パッケージを使用していたり、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを使用しているなどで、もし\SpecialCharNoPassThru LyX
+が数式をMathMLとして描画できないとすると、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は数式を代わりに画像として出力しま
す。
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-LyXは、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-パッケージを使用していたり、TeXコードを使用しているなどで、もしLyXが数式をHTMLとして描画できないとすると、LyXは数式を代わりに画像として出力します。
+パッケージを使用していたり、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを使用しているなどで、もし\SpecialCharNoPassThru LyX
+が数式をHTMLとして描画できないとすると、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は数式を代わりに画像として出力します。
\end_layout
\end_inset
-のように、LyXは数式を画像としても出力できます。この画像は、実は、自動プレビューで使用されているものと全く同じです
+のように、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は数式を画像としても出力できます。この画像は、実は、自動プレビューで使用されているものと全く同じです
\begin_inset Foot
status collapsed
\end_inset
-。この方法の利点は、画像が他ならぬLaTeXによって生成されているので、非常に正確であることです。欠点は、前述したとおり、画像がビットマップなので、伸縮が全くう
+。この方法の利点は、画像が他ならぬ\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+によって生成されているので、非常に正確であることです。欠点は、前述したとおり、画像がビットマップなので、伸縮が全くう
まく行かなかったり、コピーが出来なかったりといったことがあります(執筆時点においては、数式の付番にも問題があります。
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
出力
\end_layout
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-もしLyXが、何らかの理由によって数式の画像を生成できない(例えば、必要なLaTeXパッケージが導入済みでないなど)ときは、回避策として、生のLaTeXを出力し
+もし\SpecialCharNoPassThru LyX
+が、何らかの理由によって数式の画像を生成できない(例えば、必要な\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージが導入済みでないなど)ときは、回避策として、生の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を出力し
ます。
\end_layout
\begin_layout Itemize
-LaTeX
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-最後に、LyXは、数式をLaTeXとしても出力することができます。この方法は、最終手段としての出力方法である一方で、HTML文書に埋め込まれたLaTeXを描画す
+最後に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、数式を\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+としても出力することができます。この方法は、最終手段としての出力方法である一方で、HTML文書に埋め込まれた\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を描画す
るのにJavaScriptを使用する、
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
\end_inset
-のようなツールとともに使用することもできます。LyXは、jsMathで必要とされているのと同じように、LaTeX部分を、
+のようなツールとともに使用することもできます。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、jsMathで必要とされているのと同じように、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+部分を、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
出力
\end_layout
\end_inset
-で選択しなくてはなりません。既定では、LyXはMathMLで出力を行います。これは、文書全体に適用される設定となります。
+で選択しなくてはなりません。既定では、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はMathMLで出力を行います。これは、文書全体に適用される設定となります。
\end_layout
\begin_layout Standard
-最後に、LyXでは、例えば、MathMLではあまりうまく出力されないような差込枠に対して、別の出力方法を選択できる選択肢が用意されています
+最後に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、例えば、MathMLではあまりうまく出力されないような差込枠に対して、別の出力方法を選択できる選択肢が用意されています
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-その他にも、LyXは、差込枠にTeXコードが含まれていると画像出力に回帰するので、数式中に
+その他にも、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、差込枠に\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードが含まれていると画像出力に回帰するので、数式中に
\begin_inset Formula $a=b\relax$
\end_inset
-のような無害なTeXコードを挿入することによって、画像出力を強制することができます。
+のような無害な\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを挿入することによって、画像出力を強制することができます。
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-引用ラベルは、LyX画面上のラベルを生成するのと同じ機構で生成されているので、出力中のラベルは、LyX中の外見と同質またはそれよりも上質な仕上がりとなっています
-。連番引用を使用している場合には、LyXは、画面上で表示されるような各カッコに囲まれた引用鍵を単純に表示するのではなく、[1]や[17]などの連番ラベルを出力し
-ます。著者-出版年形式の引用を使用している場合で、同じ著者-出版年の組み合わせが複数ある場合、LyXは、BibTeXが行うように出版年に小文字を付します。ラベル
+引用ラベルは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+画面上のラベルを生成するのと同じ機構で生成されているので、出力中のラベルは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+中の外見と同質またはそれよりも上質な仕上がりとなっています
+。連番引用を使用している場合には、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、画面上で表示されるような各カッコに囲まれた引用鍵を単純に表示するのではなく、[1]や[17]などの連番ラベルを出力し
+ます。著者-出版年形式の引用を使用している場合で、同じ著者-出版年の組み合わせが複数ある場合、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+が行うように出版年に小文字を付します。ラベル
は、書誌情報項目とともに印字されます。現在のところ、角括弧を丸括弧に変更するなど、ラベルの外見を変更する手段はありませんのでご注意ください。
\end_layout
Language in Context: Selected Essays
\emph default
(Oxford: Oxford University Press, 2007), pp.
- 30--68.
+ 30\twohyphens
+68.
\end_layout
\begin_layout Quote
Language in Context: Selected Essays
\emph default
(Oxford: Oxford University Press, 2007), pp.
- 201--30.
+ 201\twohyphens
+30.
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-現在のところ、節ごとの書誌情報出力はサポートされていません。複数の書誌情報がある場合には、LyXは同じ情報を繰り返し出力してしまいます。
+現在のところ、節ごとの書誌情報出力はサポートされていません。複数の書誌情報がある場合には、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は同じ情報を繰り返し出力してしまいます。
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、索引をXHTMLとして書きだすことができますが、現在のところ、若干の制約があります。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、索引をXHTMLとして書きだすことができますが、現在のところ、若干の制約があります。
\end_layout
\begin_layout Standard
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ここでの主な問題は、これらの操作の際に、LyX自身は何もしていないという点です。つまり、生のLaTeXで入力しなくてはならないようなものをそのまま入力しているの
+ここでの主な問題は、これらの操作の際に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+自身は何もしていないという点です。つまり、生の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+で入力しなくてはならないようなものをそのまま入力しているの
です。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Itemize
-索引項目のグループ化(下層項目): LyXはこれらをサポートしようと努めていますが、項目は「 ! 」(感嘆符の周りに空白)で分離しなくてはなりません。これは、そ
+索引項目のグループ化(下層項目): \SpecialCharNoPassThru LyX
+はこれらをサポートしようと努めていますが、項目は「 ! 」(感嘆符の周りに空白)で分離しなくてはなりません。これは、そ
うしないと数式などで使われているエスケープされた感嘆符をチェックするのが非常に難しくなるからです。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Itemize
-相互参照: 相互参照のサポートはありません。LyXが「|see\SpecialChar \ldots{}
+相互参照: 相互参照のサポートはありません。\SpecialCharNoPassThru LyX
+が「|see\SpecialChar ldots
」という下だりを持つ項目を検出すると、その部分はただ無視されて、残りの部分が通常の索引項目だとみな
されます。
\end_layout
\begin_layout Itemize
-索引項目の整序: LyXは整序順の変更をサポートします。LyXは、最初に検出した「@」の前の部分を取り出して、それを整序に用い、最初の「@」の後の部分を実際の項
-目として取り出します。現在のところ、LyXはエスケープされた「@」を取り扱わないので、電子メールアドレスを索引に使わないでください。
+索引項目の整序: \SpecialCharNoPassThru LyX
+は整序順の変更をサポートします。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、最初に検出した「@」の前の部分を取り出して、それを整序に用い、最初の「@」の後の部分を実際の項
+目として取り出します。現在のところ、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はエスケープされた「@」を取り扱わないので、電子メールアドレスを索引に使わないでください。
\end_layout
\begin_layout Itemize
-索引項目のレイアウト: 項目は、テキスト様式ダイアログを使うなり、LyX内で使用可能な方法を用いることで、索引項目を成形することができます。「項目|textbf
-」のような文法はサポートされません。LyXは、項目内にパイプ記号「|」を検出すると、パイプ記号とその後に続くものすべてを削除してしまいます。
+索引項目のレイアウト: 項目は、テキスト様式ダイアログを使うなり、\SpecialCharNoPassThru LyX
+内で使用可能な方法を用いることで、索引項目を成形することができます。「項目|textbf
+」のような文法はサポートされません。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、項目内にパイプ記号「|」を検出すると、パイプ記号とその後に続くものすべてを削除してしまいます。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Chapter
-LyXサーバー
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバー
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
name "chap:LyXサーバー"
\end_layout
\begin_layout Standard
-「LyXサーバー」を使用すると、他のプログラムが、LyXと通信したり、LyXコマンドを実行させたり、LyXの内部状態に関する情報を取得したりすることができるよう
-になります。これは熟練したユーザー向けの機能ですが、便利なはずです。たとえば、LyXサーバーに書き込むことによって、JabRefのような書誌情報管理ソフトが、L
+「\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバー」を使用すると、他のプログラムが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+と通信したり、\SpecialCharNoPassThru LyX
+コマンドを実行させたり、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の内部状態に関する情報を取得したりすることができるよう
+になります。これは熟練したユーザー向けの機能ですが、便利なはずです。たとえば、\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバーに書き込むことによって、JabRefのような書誌情報管理ソフトが、L
yXに文献引用を「押し込む」ことが可能となります。
\end_layout
\begin_layout Section
-LyXサーバーを開始するには
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバーを開始するには
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXサーバーは、名前をつけたパイプの対を利用することで機能します。パイプは、通常
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバーは、名前をつけたパイプの対を利用することで機能します。パイプは、通常
\begin_inset Flex Code
status collapsed
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ツール\SpecialChar \menuseparator
+ツール\SpecialChar menuseparator
設定
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、パイプを生成するに際して、「
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、パイプを生成するに際して、「
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-」を付け加えます。パイプがすでに存在していれば、LyXは他のLyXプロセスがすでに実行中であると判断して、サーバーを開始しません。POSIX(Unix型)システ
-ムでは、なんらかの理由で、LyXが終了する際に使用されていない「古い」パイプが削除されずに残ったりすると、LyXはこれを削除しようとします。何らかの理由でこれが
-失敗した場合、手動でパイプを削除したのちに、LyXを再起動する必要があります。Windowsでは、プログラムが終了したりクラッシュしたりすると、OSがパイプを削
+」を付け加えます。パイプがすでに存在していれば、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は他の\SpecialCharNoPassThru LyX
+プロセスがすでに実行中であると判断して、サーバーを開始しません。POSIX(Unix型)システ
+ムでは、なんらかの理由で、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が終了する際に使用されていない「古い」パイプが削除されずに残ったりすると、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はこれを削除しようとします。何らかの理由でこれが
+失敗した場合、手動でパイプを削除したのちに、\SpecialCharNoPassThru LyX
+を再起動する必要があります。Windowsでは、プログラムが終了したりクラッシュしたりすると、OSがパイプを削
除するので、「古い」パイプが残ることはありません。
\end_layout
\begin_layout Standard
-サーバーを使用するLyXプロセスを複数起動するには、それぞれのプロセスに、別のユーザーディレクトリを使用させたり、別々の
+サーバーを使用する\SpecialCharNoPassThru LyX
+プロセスを複数起動するには、それぞれのプロセスに、別のユーザーディレクトリを使用させたり、別々の
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-クライアントプログラムを開発しようとされているのであれば、LyXサーバーからのデバッグ情報を有効にすると便利かもしれません。そのためには、Lyxを
+クライアントプログラムを開発しようとされているのであれば、\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバーからのデバッグ情報を有効にすると便利かもしれません。そのためには、Lyxを
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXコールを発行するには、クライアントはASCIIテキスト行を入力パイプに書き込みまなくてはなりません。この行は、以下の書式を持ちます。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+コールを発行するには、クライアントはASCIIテキスト行を入力パイプに書き込みまなくてはなりません。この行は、以下の書式を持ちます。
\end_layout
\begin_layout Quote
\end_layout
\begin_layout Description
-クライアント名 は、クライアントが自由に選べる名前です。これが用いられるのは、クライアントが他の要求クライアントから結果を見分けることができるように、LyXが返
+クライアント名 は、クライアントが自由に選べる名前です。これが用いられるのは、クライアントが他の要求クライアントから結果を見分けることができるように、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が返
答をする際、クライアント名をエコーするときだけです。
\end_layout
\begin_layout Description
-関数 は、LyXに実行させたい関数です。これは、ミニバッファで使用するコマンドと同じです。
+関数 は、\SpecialCharNoPassThru LyX
+に実行させたい関数です。これは、ミニバッファで使用するコマンドと同じです。
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXからの返答は、出力パイプに送り出され、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+からの返答は、出力パイプに送り出され、
\end_layout
\begin_layout Quote
\emph on
データ
\emph default
-はコマンド実行の結果に依存した、多少なりとも有用な情報です。「font-state」のような一部のコマンドは、LyXの内部状態に関する情報を返しますが、空のデー
+はコマンド実行の結果に依存した、多少なりとも有用な情報です。「font-state」のような一部のコマンドは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の内部状態に関する情報を返しますが、空のデー
タ応答を返すものもあります。空のデータ返答は、コマンド実行が無事終わったことを意味します。
\end_layout
\begin_layout Standard
-エラーが発生した場合のLyXの返答は
+エラーが発生した場合の\SpecialCharNoPassThru LyX
+の返答は
\end_layout
\begin_layout Quote
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、発生しているイベントを、非同期的にクライアントに通知することができます。いまのところ、ユーザーがある
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、発生しているイベントを、非同期的にクライアントに通知することができます。いまのところ、ユーザーがある
\begin_inset Flex Ruby
status collapsed
\end_inset
-列を関数「notify」に割り当てているときのみ、LyXはこの通知を行います。LyXが送る文字列の書式は
+列を関数「notify」に割り当てているときのみ、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はこの通知を行います。\SpecialCharNoPassThru LyX
+が送る文字列の書式は
\end_layout
\begin_layout Quote
\end_layout
\begin_layout Standard
-この機構は、LyXのコマンド群を拡張してマクロを実装するのに使用することができます。なんらかの鍵列を「notify」に割り当ててください。それから出力パイプで待
-機するクライアントを起動し、鍵列に応じたコマンドを読み込み、一つないし複数のLyXコマンドを発行するLyX要求とLyXコールを使用する関数を開始するのです。
+この機構は、\SpecialCharNoPassThru LyX
+のコマンド群を拡張してマクロを実装するのに使用することができます。なんらかの鍵列を「notify」に割り当ててください。それから出力パイプで待
+機するクライアントを起動し、鍵列に応じたコマンドを読み込み、一つないし複数の\SpecialCharNoPassThru LyX
+コマンドを発行する\SpecialCharNoPassThru LyX
+要求と\SpecialCharNoPassThru LyX
+コールを使用する関数を開始するのです。
\end_layout
\begin_layout Section
-単純なLyXサーバープロトコル
+単純な\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバープロトコル
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、セッション管理に使用することができる単純なプロトコルを実装しています。メッセージは、すべて
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、セッション管理に使用することができる単純なプロトコルを実装しています。メッセージは、すべて
\end_layout
\begin_layout Quote
\emph on
プロトコルメッセージ
\emph default
-は「hello」ないし「bye」です。クライアントから「hello」を受け取ると、LyXはメッセージを聴いていることをクライアントに伝えるために返答をし、LyX
-が終了することをクライアントに伝えるのには、LyXが「bye」を送信します。
+は「hello」ないし「bye」です。クライアントから「hello」を受け取ると、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はメッセージを聴いていることをクライアントに伝えるために返答をし、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が終了することをクライアントに伝えるのには、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が「bye」を送信します。
\end_layout
\begin_layout Section
\end_inset
には、遡及検索(reverse searchないしinverse searchと呼ばれます)機能を提供しているものがあります。これを使えば、DVI/PDF出力の
-特定の場所をクリックすることによって、LyXの文書中で対応する行にカーソルを移動させることができます。これを実現するためには、ビューアはLyXと情報交換を行う必
+特定の場所をクリックすることによって、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の文書中で対応する行にカーソルを移動させることができます。これを実現するためには、ビューアは\SpecialCharNoPassThru LyX
+と情報交換を行う必
要があります。これは、命名パイプ(
\emph on
lyxpipe
\emph default
-)を使用するか、LyXが作業ディレクトリに生成するUNIXドメインソケット(
+)を使用するか、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が作業ディレクトリに生成するUNIXドメインソケット(
\emph on
lyxsocket
\emph default
\end_inset
-プログラムがLyXと通信するのに使用している方法です)ことで、LyXサーバを経由して実現することができます。場合によっては、ビューアとLyXを橋渡しする補助スク
-リプトを必要とすることがあるかもしれませんが、それ以外は、ビューアはLyXと直接通信することができます。これは、選んだビューアと基本ソフトに依存します。また、必
+プログラムが\SpecialCharNoPassThru LyX
+と通信するのに使用している方法です)ことで、\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバを経由して実現することができます。場合によっては、ビューアと\SpecialCharNoPassThru LyX
+を橋渡しする補助スク
+リプトを必要とすることがあるかもしれませんが、それ以外は、ビューアは\SpecialCharNoPassThru LyX
+と直接通信することができます。これは、選んだビューアと基本ソフトに依存します。また、必
要とされるビューアの設定法と遡及検索が実際に行われる方法とにも依存します。したがって、下記では個々のビューア毎の遡及検索の設定の仕方を説明することとします。その
前に、DVI/PDF出力で遡及検索を有効にするためには、一般に何が必要とされるかを説明します。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
-name "sub:遡及検索"
+name "subsec:遡及検索"
\end_inset
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
出力
\end_layout
\end_inset
-オプションを有効にすれば、ほとんどの場合、LyXがすべてをうまくこなしてくれます。その場合、LyXは、自動的に、必要なSyncTeXマクロ(PDFの場合)や、s
+オプションを有効にすれば、ほとんどの場合、\SpecialCharNoPassThru LyX
+がすべてをうまくこなしてくれます。その場合、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、自動的に、必要なSync\SpecialCharNoPassThru TeX
+マクロ(PDFの場合)や、s
rcltxパッケージ(DVIの場合)を挿入してくれます。このオプションは、
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
-出力\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+出力\SpecialChar menuseparator
出力と同期
\end_layout
動設定・手動設定ともに必要となるビューア上の設定を述べた、第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
-reference "sub:特定のビューアを設定して使うには"
+reference "subsec:特定のビューアを設定して使うには"
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-LaTeXは、遡及検索のために複数の方法を提供しています。ある方法は
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+は、遡及検索のために複数の方法を提供しています。ある方法は
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-プログラムに組み込まれており、他の方法は外部パッケージとして提供されています。どちらを選択するかは、お使いのLaTeX頒布版が既に特定の方法を提供しているか(組
+プログラムに組み込まれており、他の方法は外部パッケージとして提供されています。どちらを選択するかは、お使いの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+頒布版が既に特定の方法を提供しているか(組
み込みによる方法は比較的新しいものです)と、お使いのビューアがそれに対応しているかに依存します。使用可能な方法を以下に述べます。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-この方法は、DVIファイルに遡及検索に必要な情報を追加するものです。これは、かなり前のLaTeXから利用可能となっており(比較的最近のLaTeX頒布版はすべて対
+この方法は、DVIファイルに遡及検索に必要な情報を追加するものです。これは、かなり前の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+から利用可能となっており(比較的最近の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+頒布版はすべて対
応しています)、安定して動作します。これを有効にするには、
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \menuseparator
-ファイル処理\SpecialChar \menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+ファイル処理\SpecialChar menuseparator
変換子
\end_layout
\end_inset
-に変更します。もしこれが動作しないときは、お使いのLaTeXエンジンが違うオプションを必要としていないか確認してください(頒布版によっては文法の異なることがあり
+に変更します。もしこれが動作しないときは、お使いの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+エンジンが違うオプションを必要としていないか確認してください(頒布版によっては文法の異なることがあり
ます)。
\end_layout
\emph on
srcltx
\emph default
-パッケージは、PDF出力(pdflatex経由)およびDVI出力での遡及検索を提供します。これを有効にするには、LyXプリアンブルで以下のようにパッケージを読み
+パッケージは、PDF出力(pdflatex経由)およびDVI出力での遡及検索を提供します。これを有効にするには、\SpecialCharNoPassThru LyX
+プリアンブルで以下のようにパッケージを読み
込んでください。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Subsubsection*
-SyncTeXを使った組み込み遡及検索(DVIおよびPDF)
+Sync\SpecialCharNoPassThru TeX
+を使った組み込み遡及検索(DVIおよびPDF)
\end_layout
\begin_layout Standard
の最近のバージョンは、PDFおよびDVI両方の遡及検索を組み込みでサポートしています。このいわゆる
\emph on
-SyncTeX
+Sync\SpecialCharNoPassThru TeX
\emph default
機能は、主に、PDFSyncパッケージをpdftexプログラムへ統合したことと、それをsrc-specialsアプローチへ取り込んだことの成果です。これを使用す
-るためには、少なくともTeXLive 2008か最近のMikTeX頒布版が必要です。また、既にSyncTeXサポートを提供しているPDFビューアは少ししかありま
+るためには、少なくとも\SpecialCharNoPassThru TeX
+Live 2008か最近のMik\SpecialCharNoPassThru TeX
+頒布版が必要です。また、既にSync\SpecialCharNoPassThru TeX
+サポートを提供しているPDFビューアは少ししかありま
せん(Mac上のSkimとWindows上のSumatraPDF)。
\end_layout
\begin_layout Standard
-DVI出力でSyncTeXを有効にするには、
+DVI出力でSync\SpecialCharNoPassThru TeX
+を有効にするには、
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \menuseparator
-ファイル処理\SpecialChar \menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+ファイル処理\SpecialChar menuseparator
変換子
\end_layout
\end_inset
-に変更してください。また、ビューアをSyncTeXで使うのに設定を行う必要があるかどうか、お使いのビューアの取扱説明書をご確認ください。
+に変更してください。また、ビューアをSync\SpecialCharNoPassThru TeX
+で使うのに設定を行う必要があるかどうか、お使いのビューアの取扱説明書をご確認ください。
\begin_inset Foot
status collapsed
特定のビューアを設定して使うには
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
-name "sub:特定のビューアを設定して使うには"
+name "subsec:特定のビューアを設定して使うには"
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-しかし、何らかの理由で、LyXと通信するのにソケットではなく命名パイプを使用したい場合には、
+しかし、何らかの理由で、\SpecialCharNoPassThru LyX
+と通信するのにソケットではなく命名パイプを使用したい場合には、
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \menuseparator
-ファイル処理\SpecialChar \menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+ファイル処理\SpecialChar menuseparator
ファイル書式
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
パス
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-という行を付け加えてください。Applicationsフォルダ以外の場所にLyXを導入した場合には、それに従って上記の行を修正してください。
+という行を付け加えてください。Applicationsフォルダ以外の場所に\SpecialCharNoPassThru LyX
+を導入した場合には、それに従って上記の行を修正してください。
\end_layout
\begin_layout Standard
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \menuseparator
-ファイル処理\SpecialChar \menuseparator
-ファイル書式\SpecialChar \menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+ファイル処理\SpecialChar menuseparator
+ファイル書式\SpecialChar menuseparator
PDF (pdflatex)
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-Skim\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+Skim\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
Sync
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \menuseparator
-Okularを設定\SpecialChar \ldots{}
-\SpecialChar \menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+Okularを設定\SpecialChar ldots
+\SpecialChar menuseparator
編集
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-View\SpecialChar \menuseparator
+View\SpecialChar menuseparator
Options
\end_layout
\end_inset
-メニューを選択し、「Inverse DVI Search」タブを選択します。「New\SpecialChar \ldots{}
-」ボタンをクリックして開くウィンドウの「Name:」フィールドに「LyX
- Editor」(または自分の好きな名称)と入力してください。「\SpecialChar \ldots{}
+メニューを選択し、「Inverse DVI Search」タブを選択します。「New\SpecialChar ldots
+」ボタンをクリックして開くウィンドウの「Name:」フィールドに「\SpecialCharNoPassThru LyX
+ Editor」(または自分の好きな名称)と入力してください。「\SpecialChar ldots
」というラベルのボタンをクリックしてファイルダイアログを開き、バッチファイル
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\emph on
lyxpipe
\emph default
-を通じてLyXと通信するためのラッパとして使用され、以下のようになっています。
+を通じて\SpecialCharNoPassThru LyX
+と通信するためのラッパとして使用され、以下のようになっています。
\end_layout
\begin_layout LyX-Code
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXで指定したLyXServerパイプパスが、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+で指定した\SpecialCharNoPassThru LyX
+Serverパイプパスが、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \menuseparator
-ファイル処理\SpecialChar \menuseparator
-ファイル書式\SpecialChar \menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+ファイル処理\SpecialChar menuseparator
+ファイル書式\SpecialChar menuseparator
PDF (pdflatex)
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-View\SpecialChar \menuseparator
+View\SpecialChar menuseparator
Options
\end_layout
\end_inset
-メニューを選択し、「Inverse DVI Search」タブを選択します。「New\SpecialChar \ldots{}
-」ボタンをクリックして開くウィンドウの「Name:」フィールドに「LyX
- Editor」(または自分の好きな名称)と入力してください。「\SpecialChar \ldots{}
+メニューを選択し、「Inverse DVI Search」タブを選択します。「New\SpecialChar ldots
+」ボタンをクリックして開くウィンドウの「Name:」フィールドに「\SpecialCharNoPassThru LyX
+ Editor」(または自分の好きな名称)と入力してください。「\SpecialChar ldots
」というラベルのボタンをクリックしてファイルダイアログを開き、バッチファイル
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-プログラム(これは、Cygwinでは既定でLyX実行ファイルとともに導入されます)のあるディレクトリを見つけます。
+プログラム(これは、Cygwinでは既定で\SpecialCharNoPassThru LyX
+実行ファイルとともに導入されます)のあるディレクトリを見つけます。
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-と指定してください。これによって、LyXとの通信に
+と指定してください。これによって、\SpecialCharNoPassThru LyX
+との通信に
\emph on
lyxsocket
\emph default
\end_inset
-オプションを削除して、LyX設定でLyXServerパイプパスを指定することを忘れないでください。
+オプションを削除して、\SpecialCharNoPassThru LyX
+設定で\SpecialCharNoPassThru LyX
+Serverパイプパスを指定することを忘れないでください。
\end_layout
\begin_layout Standard
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \menuseparator
-ファイル処理\SpecialChar \menuseparator
-ファイル書式\SpecialChar \menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+ファイル処理\SpecialChar menuseparator
+ファイル書式\SpecialChar menuseparator
PDF (pdflatex)
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-SumatraPDFは、Windowsネイティブのアプリケーションであり、LyXのCygwin版が使用するPOSIXパスを理解しないので、このラッパスクリプトが
+SumatraPDFは、Windowsネイティブのアプリケーションであり、\SpecialCharNoPassThru LyX
+のCygwin版が使用するPOSIXパスを理解しないので、このラッパスクリプトが
必要となります。SumatraPDF.exeがお使いのコマンドパスにない場合は、上記のスクリプトでPOSIXのフルパスを使用してください。
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-オプションを削除して、LyX設定でLyXServerパイプパスを指定することを忘れないでください。
+オプションを削除して、\SpecialCharNoPassThru LyX
+設定で\SpecialCharNoPassThru LyX
+Serverパイプパスを指定することを忘れないでください。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-順検索を有効にするためには、生成されたPDF/DVI出力ファイルに、TeXソースに関する情報を追加する必要があります。これは、第
+順検索とは、名前が示すとおり、いわば遡及検索の「逆」を意味します。すなわち、\SpecialCharNoPassThru LyX
+内部から、ビューアに特定の箇所を表示させることを可能にします。(以下に説明する
+ように)もし順検索の準備ができていれば、カーソルを\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書の好きなところに置いて、
+\begin_inset Flex MenuItem
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+移動\SpecialChar menuseparator
+順検索
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+を選択すると(あるいはマウスの右クリックで表示される文脈依存メニューから
+\begin_inset Flex MenuItem
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+順検索
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+を選択してもよい)、ビューアも同じ箇所に移動します。もちろん、使用しているビューアが、この機能をサポートしていなくてはなりません。
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+順検索を有効にするためには、生成されたPDF/DVI出力ファイルに、\SpecialCharNoPassThru TeX
+ソースに関する情報を追加する必要があります。これは、第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
-reference "sub:遡及検索"
+reference "subsec:遡及検索"
\end_inset
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \menuseparator
-出力\SpecialChar \menuseparator
+ツール\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+出力\SpecialChar menuseparator
一般
\end_layout
\end_inset
-で自分の使うビューアを利用するように、LyXを設定する必要があります。ただし、yap・xdvi・okular・Sumatra PDFなど、一部のビューアしかこの
-操作は利用できません
-\begin_inset Foot
+で自分の使うビューアを利用するように、\SpecialCharNoPassThru LyX
+を設定する必要があります。いくつかのビューアについては、試験済みの設定が前もって準備されており、ドロップダウンリスト
+から選択することができます。これらの設定の何れも意にそぐわない場合には、ご自身で適切な設定を見つけ出して入力しなくてはなりません。定義文法は、以下の変数を使用し
+ます。
+\end_layout
+
+\begin_layout Itemize
+\begin_inset Flex Code
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-Sumatraの場合には、http://www.istri.fr/zip/CMCDDE.zipからダウンロードできるCMCDDEが必要です。
+$$n
\end_layout
\end_inset
-。Evinceやxpdfなどの他のビューアでは、少なくとも、ファイルの特定頁を読み込み直したり、指し示したりすることができますが、これらの場合にはsynctex
-の外部コールを使用することができます。設定ダイアログに用意されている用例をよく研究してください。設定中で置き換えられる値は以下の通りです。
+:行番号
+\end_layout
+
+\begin_layout Itemize
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-$$n
+$$t
\end_layout
\end_inset
-は行番号を指し、
+:書き出された(一時).texファイル名(パスを除く)
+\end_layout
+
+\begin_layout Itemize
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-$$t
+$$f
\end_layout
\end_inset
-は書き出された一時.texファイル、
+:書き出された(一時).texファイル名(パスを含む)
+\end_layout
+
+\begin_layout Itemize
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-は書き出された出力ファイルを指します(一時ディレクトリにどちらが存在するかに依存してdviあるいはpdf)。
+:書き出された出力ファイル名(どちらが一時ディレクトリに存在するかに依存して、dviあるいはpdf)。
\end_layout
\begin_layout Standard
-閲覧時には、一時ディレクトリに.dviファイルがあるか.pdfファイルがあるか(特定の文書を閲覧するのにどの書式を使用したか)によって、適当なプレビュー書式をLyX
-が動的に選択します。
+yap・xdvi・okular
+\begin_inset Foot
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+\begin_inset Flex MenuItem
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+ツール\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+ファイル処理\SpecialChar menuseparator
+ファイル形式
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+で
+\begin_inset Flex Code
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+okular \twohyphens
+unique
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+と設定すると良いかもしれません。
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+・Sumatra PDFなど、一部のビューアでしか、完全な順検索機能は提供されていないことに注意してください
+\begin_inset Foot
+status collapsed
+
+\begin_layout Plain Layout
+Sumatraの場合には、
+\begin_inset CommandInset href
+LatexCommand href
+target "http://www.istri.fr/zip/CMCDDE.zip"
+
+\end_inset
+
+からダウンロードできるCMCDDEが必要です。
+\end_layout
+
+\end_inset
+
+。広く使われているPDFビューアの多く(特にAdobe Reader)は、順検索を全く提供していませんが、他の一部のビューア(たとえばEvinceやxpdf)で
+は、少なくとも、文書を読み込み直したり、ファイルの特定ページに移動することはできますので、少なくとも「近く」には移動することができます。この後者の機能は、syn
+ctexの外部コールで提供されています(事前に用意されている用例をご覧ください)。
+\end_layout
+
+\begin_layout Standard
+順検索は、DVI出力とPDF出力の双方で動作します。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、過去にあなたが使用したプレビュー形式をチェックして(つまり、一時ディレクトリにどちらの形式が存在す
+るかをチェックして)、その形式に適切な設定を選択します。
\end_layout
\begin_layout Chapter
\end_inset
-)に投稿する論文を執筆するためのLyXの使用法を説明します。このパッケージは、FTPサイト
+)に投稿する論文を執筆するための\SpecialCharNoPassThru LyX
+の使用法を説明します。このパッケージは、FTPサイト
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_layout Standard
この学術誌の出版元は、2001年1月1日以降、Springer社からEDP Science社に変更されていることにご注意ください。この出版社の変更によって、th
-esaurusコマンドの廃止など、スタイルファイルに若干の変更が加わっています。LyXのaaクラスは、スタイルファイルの最新版(第5.01版)をサポートしています
+esaurusコマンドの廃止など、スタイルファイルに若干の変更が加わっています。\SpecialCharNoPassThru LyX
+のaaクラスは、スタイルファイルの最新版(第5.01版)をサポートしています
。もし古い版が装備されている場合には、更新してください。互換性のために、古い(第4版)レイアウトは、
\family sans
article (A&A V4)
\family default
として残してあります。
\family typewriter
-$LyXDir/layouts/aapaper.layout
+$\SpecialCharNoPassThru LyX
+Dir/layouts/aapaper.layout
\family default
のコメントをご参照ください。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXとともに頒布されている例示用のひな型を土台として、書き始めることをお勧めします。ひな型を使用しない場合には、以下の設定にしてください。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+とともに頒布されている例示用のひな型を土台として、書き始めることをお勧めします。ひな型を使用しない場合には、以下の設定にしてください。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
ダイアログで
\backslash
maketitle
\family default
-コマンドは、へッダが終了した場所に、LyXが自動的に入れてくれるので、手動で挿入する必要はありません。各項目の順序は関係ありませんが、見た目のためと、実際の文書
+コマンドは、へッダが終了した場所に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が自動的に入れてくれるので、手動で挿入する必要はありません。各項目の順序は関係ありませんが、見た目のためと、実際の文書
のレイアウトに合わせるために、上記の順序を維持しておくと良いでしょう。
\end_layout
\begin_layout Standard
現住所の付記などのために、へッダ部に脚注を挿入したい場合には、
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
脚注
\family default
-を使用して標準の脚注を挿入してください。この場合には、LyXは自動的に
+を使用して標準の脚注を挿入してください。この場合には、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は自動的に
\family typewriter
\backslash
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらのトピックの他に、このマクロは、LyXが対応していない、以下の3つのLaTeXコマンドを使用します。
+これらのトピックの他に、このマクロは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が対応していない、以下の3つの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドを使用します。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-いずれの場合にも、LyX中に対応したコマンドを入力し、LaTeXコードとしてマークしてください。
+いずれの場合にも、\SpecialCharNoPassThru LyX
+中に対応したコマンドを入力し、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードとしてマークしてください。
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-$LyXDir/examples
+$\SpecialCharNoPassThru LyX
+Dir/examples
\end_layout
\end_inset
\begin_layout Standard
概要は、へッダ部の直後に置きます。第5版から、概要は環境からコマンドに変更され、一段落に限るという制限が加えられました。さらに、ここにはキーワードを含む項目を入
-れなくてはなりません。これは、まだLyXでは実装されていないため、LaTeXコマンド
+れなくてはなりません。これは、まだ\SpecialCharNoPassThru LyX
+では実装されていないため、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンド
\family typewriter
\backslash
keywords{}
\family default
-を手動で入力し、LaTeXコードとしてマークする必要があります。用例にある論文を参照してください。
+を手動で入力し、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードとしてマークする必要があります。用例にある論文を参照してください。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Itemize
\family sans
-LaTeX
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\end_layout
\begin_layout Subsection
-LyXでサポートされていないコマンド
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+でサポートされていないコマンド
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXの
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+の
\family sans
article (A&A)
\family default
\begin_layout Standard
これらのコマンドのいずれかを使いたい場合には、自分で入力する必要があります。
\series bold
-これをLaTeXコマンドとしてマークすることを忘れないで下さい。
+これを\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドとしてマークすることを忘れないで下さい。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、必要なフロート環境
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、必要なフロート環境
\family sans
figure
\family default
\emph default
をご覧ください。ただ、表は左揃えにしなくてはならないことに注意して下さい。そうするためには、表を選択して、
\family sans
-編集\SpecialChar \menuseparator
+編集\SpecialChar menuseparator
段落設定
\family default
で配置を変更してください。
\begin_layout Enumerate
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
-フロート\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
+フロート\SpecialChar menuseparator
図
\family default
を使って、幅広の図フロートを作成します。それから、図フロートのラベルを右クリックして
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-設定\SpecialChar \ldots{}
+設定\SpecialChar ldots
\end_layout
\begin_layout Enumerate
カーソルを図の後ろに置いて、
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
整形
\bar under
-\SpecialChar \menuseparator
+\SpecialChar menuseparator
\bar default
水平方向の空白
\begin_layout Enumerate
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
-TeXコード
+挿入\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\family default
-を選択して、TeX差込枠を挿入します。
+を選択して、\SpecialCharNoPassThru TeX
+差込枠を挿入します。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-TeX差込枠中に
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+差込枠中に
\family typewriter
\backslash
\begin_layout Enumerate
カーソルをキャプション文の後ろに移動し、
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
-TeXコード
+挿入\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\family default
-を選択して、別のTeX差込枠を挿入し、その中に閉じ括弧を入力します 。
+を選択して、別の\SpecialCharNoPassThru TeX
+差込枠を挿入し、その中に閉じ括弧を入力します 。
\end_layout
\begin_layout Standard
\family default
オプションを与える必要があります。これは、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
ダイアログの
\family sans
Examples
\family default
-ディレクトリには、LyXで書かれた例示用論文が収録されています。これは、元のマクロパッケージの例示用論文をLyX用に直したものです。これはヒントを得るために使用
-したり、元の LaTeXコードとLyXでの書き方の比較に使ったりしてください。
+ディレクトリには、\SpecialCharNoPassThru LyX
+で書かれた例示用論文が収録されています。これは、元のマクロパッケージの例示用論文を\SpecialCharNoPassThru LyX
+用に直したものです。これはヒントを得るために使用
+したり、元の \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードと\SpecialCharNoPassThru LyX
+での書き方の比較に使ったりしてください。
\end_layout
\begin_layout Section
-AASTeX
+AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-AASTeXは、American Astronomical Society(アメリカ天文学会)が発行するAstrophysical Journal(宇宙物理学雑
+AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+は、American Astronomical Society(アメリカ天文学会)が発行するAstrophysical Journal(宇宙物理学雑
誌)同誌のLettersとSupplementを含む)・Astronomical Journal(天文学雑誌)・Publications of
the Astronomical Society of the Pacific(太平洋天文学会誌)三誌への電子投稿を可能にするために、同学会が作成したマクロ集
-です。LyXは、これらの文書を生成する上で、なかでも数式・引用・画像処理能力において、優れたツールであることが認識されています。LyXは、同マクロ第5.0版以降を
-必要としており、できればここで説明されている第5.2版以降が望まれます。第5.0版未満の版は、LaTeX2.09で使用するよう企図されているため、根本的にLyXとは互
-換性がありません。AASTeXパッケージは、以下のAASTeXウェブサイトからダウンロードできるでしょう。
+です。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、これらの文書を生成する上で、なかでも数式・引用・画像処理能力において、優れたツールであることが認識されています。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、同マクロ第5.0版以降を
+必要としており、できればここで説明されている第5.2版以降が望まれます。第5.0版未満の版は、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+2.09で使用するよう企図されているため、根本的に\SpecialCharNoPassThru LyX
+とは互
+換性がありません。AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+パッケージは、以下のAAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+ウェブサイトからダウンロードできるでしょう。
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_layout Plain Layout
-http://www.journals.uchicago.edu/AAS/AASTeX
+http://www.journals.uchicago.edu/AAS/AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-パッケージ中には、完備したユーザーの手引きが収録されていますので、LyXで論文を書き始める前に、その中身を完全に理解しておく必要があります。LyXは、AASTe
-Xの全コマンドを理解する必然性をなくすものではなく、すべてを手入力する苦労を減らすだけです。仕上がりのLaTeX文書が、論文を投稿しようとしているジャーナルの要
+パッケージ中には、完備したユーザーの手引きが収録されていますので、\SpecialCharNoPassThru LyX
+で論文を書き始める前に、その中身を完全に理解しておく必要があります。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、AASTe
+Xの全コマンドを理解する必然性をなくすものではなく、すべてを手入力する苦労を減らすだけです。仕上がりの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+文書が、論文を投稿しようとしているジャーナルの要
求事項に完全に合致していることを確認するのは、あなたの責任です。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-論文を書き始めるには、AASTeXひな型ファイルを土台に始めることを強くお勧めします。
+論文を書き始めるには、AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+ひな型ファイルを土台に始めることを強くお勧めします。
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
新規(ひな型使用)
\end_layout
\family typewriter
<>
\family default
-を含む)を正しい情報で上書きしてください。AASTeXコマンド・AASTeX環境の多くは、LyX中で直接実行することができますが、特に
+を含む)を正しい情報で上書きしてください。AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+コマンド・AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+環境の多くは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+中で直接実行することができますが、特に
\family typewriter
\backslash
altaffiltext
\family default
のようにできないものもあります。この二つのコマンドは、ひな型ファイルを開いたとき、赤色に表示されているのですぐ目に入ることでしょう。このようなコマンドは、直接L
-aTeXコードを入力して、それをTeXコードとしてマークしなければなりません。このようなコマンドは、TeXコードあるいはEvil Red Text(邪悪な赤い文
-)と呼ばれます。AASTeX文書に必要とされる TeXコードを最小にするよう努力はしていますが、まだ望まれるほどにはなっていません。
+a\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを入力して、それを\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードとしてマークしなければなりません。このようなコマンドは、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードあるいはEvil Red Text(邪悪な赤い文
+)と呼ばれます。AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+文書に必要とされる \SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを最小にするよう努力はしていますが、まだ望まれるほどにはなっていません。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-論文を LaTeXファイルとして書き出します(
+論文を \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルとして書き出します(
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-書き出し\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+書き出し\SpecialChar menuseparator
LateX
\family default
)。
.tex
\family default
ファイルを好きなエディタで編集します。
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-LaTeXプリアンブル中に意図的に置いたコマンド(
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブル中に意図的に置いたコマンド(
\family typewriter
.tex
\family default
-ファイル中、「User specified LaTeX commands」というコメントの直後にあります)を除いて、
+ファイル中、「User specified \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ commands」というコメントの直後にあります)を除いて、
\family typewriter
\backslash
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-編集後のファイルを LaTeXにかけて、正しく処理されることを確認します。
+編集後のファイルを \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+にかけて、正しく処理されることを確認します。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_layout
\begin_layout Standard
-AASTeXユーザーの手引き(
+AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+ユーザーの手引き(
\family typewriter
aasguide.tex
\family default
-)に、各AASTeXコマンドの詳しい説明があるので、ここでは、各コマンドの使用法の詳細な説明は行いません。そこで、ここではユーザーの手引きに現れるとおりに一覧を
+)に、各AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+コマンドの詳しい説明があるので、ここでは、各コマンドの使用法の詳細な説明は行いません。そこで、ここではユーザーの手引きに現れるとおりに一覧を
列挙して、必要なところだけコメントを加えることにしましょう。
\end_layout
\backslash
documentclass
\family default
-(2.1.1)・
+ (2.1.1)・
\family typewriter
\backslash
begin{document}
\family default
-(2.2)・
+ (2.2)・
\family typewriter
\backslash
title
\family default
-(2.3)・
+ (2.3)・
\family typewriter
\backslash
author
\family default
-(2.3)・
+ (2.3)・
\family typewriter
\backslash
affil
\family default
-(2.3)・
+ (2.3)・
\family typewriter
\backslash
abstract
\family default
-(2.4)・
+ (2.4)・
\family typewriter
\backslash
keywords
\family default
-(2.5)・
+ (2.5)・
\family typewriter
\backslash
section
\family default
-(2.7)・
+ (2.7)・
\family typewriter
\backslash
subsection
\family default
-(2.7)・
+ (2.7)・
\family typewriter
\backslash
subsubsection
\family default
-(2.7)・
+ (2.7)・
\family typewriter
\backslash
paragraph
\family default
-(2.7)・
+ (2.7)・
\family typewriter
\backslash
facility
\family default
-(2.10)・
+ (2.10)・
\family typewriter
\backslash
begin{displaymath}
\family default
-(2.12)・
+ (2.12)・
\family typewriter
\backslash
begin{equation}
\family default
-(2.12)・
+ (2.12)・
\family typewriter
\backslash
begin{eqnarray}
\family default
-(2.12)・
+ (2.12)・
\family typewriter
\backslash
begin{mathletters}
\family default
-(2.12)・
+ (2.12)・
\family typewriter
\backslash
begin{thebibliography}
\family default
-(2.13.1)・
+ (2.13.1)・
\family typewriter
\backslash
bibitem
\family default
-(2.13.2)・全引用コマンドとその派生(2.13.2)・一般的なgraphicx図コマンド(2.14.1)・
+ (2.13.2)・全引用コマンドとその派生(2.13.2)・一般的なgraphicx図コマンド(2.14.1)・
\family typewriter
\backslash
begin{table}
\family default
-(2.15.4)・
+ (2.15.4)・
\family typewriter
\backslash
begin{tabular}
\family default
-(2.15.4)・
+ (2.15.4)・
\family typewriter
\backslash
caption
\family default
-(2.15.4)・
+ (2.15.4)・
\family typewriter
\backslash
label
\family default
-(他にもあるが特に2.15.4)・
+ (他にもあるが特に2.15.4)・
\family typewriter
\backslash
tablerefs
\family default
-(2.15.5)・
+ (2.15.5)・
\family typewriter
\backslash
tablecomments
\family default
-(2.15.5)・
+ (2.15.5)・
\family typewriter
\backslash
url
\family default
-(2.17.4)・
+ (2.17.4)・
\family typewriter
\backslash
end{document}
\family default
-(2.18)。
+ (2.18)。
\end_layout
\begin_layout Standard
\family typewriter
longabstract
\family default
-(2.4)・
+ (2.4)・
\family typewriter
preprint
\family default
-(3.2.1)・
+ (3.2.1)・
\family typewriter
preprint2
\family default
-(3.2.2)・
+ (3.2.2)・
\family typewriter
eqsecnum
\family default
-(3.3)・
+ (3.3)・
\family typewriter
flushrt
\family default
-(3.4)。これらは、
+ (3.4)。これらは、
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Itemize
-以下の項目は、学術誌の編集者向けに取ってあるものですが、どうしても必要ならば、LaTeXプリアンブルに入れることができます。
+以下の項目は、学術誌の編集者向けに取ってあるものですが、どうしても必要ならば、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブルに入れることができます。
\family typewriter
\backslash
\end_layout
\begin_layout Itemize
-以下の項目は、LaTeXのプリアンブルに置くことができるもので、これらは、ひな型ファイルには、空の引数と共に含まれています。
+以下の項目は、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+のプリアンブルに置くことができるもので、これらは、ひな型ファイルには、空の引数と共に含まれています。
\family typewriter
\backslash
\backslash
email
\family default
-(2.3)―「単独で」使うことはできますが、段落の途中で使うことはできません。埋め込む必要がある場合には、TeXコードを使用してください。
+(2.3)―「単独で」使うことはできますが、段落の途中で使うことはできません。埋め込む必要がある場合には、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを使用してください。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\backslash
notetoeditor
\family default
-(2.6)―「単独で」使うことはできますが、段落の途中で使うことはできません。埋め込む必要がある場合には、TeXコードを使用してください。
+(2.6)―「単独で」使うことはできますが、段落の途中で使うことはできません。埋め込む必要がある場合には、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを使用してください。
\end_layout
\begin_layout Itemize
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-挿入\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
短縮タイトル
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
-実装されていないため、TeXコードを使用するもの
+実装されていないため、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを使用するもの
\end_layout
\begin_layout Standard
\backslash
tableline
\family default
-(2.15.4:入れたい場所の後ろに、左側セルの最初の要素として挿入する。表中では、LyXの方法は使わないでください)・
+(2.15.4:入れたい場所の後ろに、左側セルの最初の要素として挿入する。表中では、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の方法は使わないでください)・
\family typewriter
\backslash
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-挿入\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
ファイル
\begin_inset Formula $\text{\textipa{}}$
\end_inset
-\SpecialChar \menuseparator
+\SpecialChar menuseparator
子文書
\end_layout
\end_inset
-を使用して、LyXファイルに読み込むことを推奨します。この実例は、
+を使用して、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ファイルに読み込むことを推奨します。この実例は、
\family typewriter
aas_sample.lyx
\family default
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
-LyXをAASTeXと協調させる
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+をAAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+と協調させる
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXに、新しいレイアウトと文書クラスを認識させるには若干コツが要ります。もしうまく行かなかったら、次のようにしてみてください。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+に、新しいレイアウトと文書クラスを認識させるには若干コツが要ります。もしうまく行かなかったら、次のようにしてみてください。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-LaTeXが、AASTeXを検出できることを確認してください。AASTeX頒布版に含まれる
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+が、AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+を検出できることを確認してください。AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+頒布版に含まれる
\family typewriter
sample.tex
\family default
\family typewriter
table.tex
\family default
-でも可)を、LaTeXやAASTeXとまったく関係のないディレクトリにコピーして、
+でも可)を、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+やAAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+とまったく関係のないディレクトリにコピーして、
\family typewriter
sample.tex
\family default
-をLaTeXにかけてください。
+を\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+にかけてください。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\family typewriter
aastex.layout
\family default
-が、LyXの
+が、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の
\family typewriter
layouts
\family default
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-LyX中から
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+中から
\family sans
-ツール\SpecialChar \menuseparator
+ツール\SpecialChar menuseparator
環境構成
\family default
-を再度実行し、LyXを再起動してください。
+を再度実行し、\SpecialCharNoPassThru LyX
+を再起動してください。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-ひな型ではなく、通常の新規ファイルを開いてください。AASTeXが、
+ひな型ではなく、通常の新規ファイルを開いてください。AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+が、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
のクラス一覧に表示されていますか?
\end_layout
\begin_layout Standard
-既存のAASTeX文書を処理する際に、AASTeXレイアウトを見つけられないとか、「タイトルレイアウトと通常のレイアウトを混在させないでください」といった警告が
+既存のAAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+文書を処理する際に、AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+レイアウトを見つけられないとか、「タイトルレイアウトと通常のレイアウトを混在させないでください」といった警告が
出るようであれば、正しい導入が行われていません。
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
-表を処理する際のLaTeXエラー
+表を処理する際の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+エラー
\end_layout
\begin_layout Standard
-既定では、LyXは、表のキャプションやタイトルを中央揃えにしようと試みます。これはAASTeXと悪い相互干渉を発生させるようですので、キャプションやタイトルのど
+既定では、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、表のキャプションやタイトルを中央揃えにしようと試みます。これはAAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+と悪い相互干渉を発生させるようですので、キャプションやタイトルのど
こかをクリックして、
\family sans
-編集\SpecialChar \menuseparator
+編集\SpecialChar menuseparator
段落設定
\family default
を選択し、
\end_layout
\begin_layout Standard
-AASTeXには、自前の図関連コマンド(たとえば
+AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+には、自前の図関連コマンド(たとえば
\family typewriter
\backslash
plotone
\family default
-)がありますが、私は(既定のgraphicxを使った)LaTeXの標準図コマンドの方がずっと好きです。望めば、図フロートボックスに、TeXコードで
+)がありますが、私は(既定のgraphicxを使った)\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の標準図コマンドの方がずっと好きです。望めば、図フロートボックスに、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードで
\family typewriter
\backslash
plotone
\family default
-等のコマンドを挿入することはできますが、私には正しいレイアウトを得ることができた試しがありません。標準の画像コマンドを使えば、LyXは、
+等のコマンドを挿入することはできますが、私には正しいレイアウトを得ることができた試しがありません。標準の画像コマンドを使えば、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、
\family typewriter
\backslash
usepackage{graphics}
\family default
-コマンドをLaTeXプリアンブルに挿入し、図をLaTeX2eの標準的な方法で取り扱って、文章の中にちりばめます。現在、ApJは、ちょうどこのようにして作成した図
+コマンドを\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブルに挿入し、図を\SpecialCharNoPassThru LaTeX2e
+の標準的な方法で取り扱って、文章の中にちりばめます。現在、ApJは、ちょうどこのようにして作成した図
を受け入れていますが、AJはまだ「すべてを末尾に積み上げる」方法を使用しているかもしれません。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-「素敵な」ものの中には、実装することも可能だったけれども、あえて実装しなかったものがあります。たとえば、紙の原稿ではダブルスペースであったとしても、LyXウィン
+「素敵な」ものの中には、実装することも可能だったけれども、あえて実装しなかったものがあります。たとえば、紙の原稿ではダブルスペースであったとしても、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ウィン
ドウ中で、文章をダブルスペースにする意味はないと考えました。また、preprint様式とpreprint2様式を、独立したレイアウトにすることもしませんでした。
いずれにしても、執筆時間のほとんどを、平の原稿モードで使うのがほとんどですから、これらの機能でディスクスペースを消費しないことにしました。
\end_layout
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
-%はLyX上で為されました。残りの2
+%は\SpecialCharNoPassThru LyX
+上で為されました。残りの2
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
-%が、LaTeXでの後処理と若干の後片付けです。投稿の過程では何のトラブルもなく、これらの学術誌が通常の投稿原稿と違う点に気づくことはなかったでしょう。ですから
+%が、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+での後処理と若干の後片付けです。投稿の過程では何のトラブルもなく、これらの学術誌が通常の投稿原稿と違う点に気づくことはなかったでしょう。ですから
、がんばって発表してください!
\end_layout
\begin_layout Section
-AMS LaTeX
+AMS \SpecialCharNoPassThru LaTeX
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-AMS LaTeXレイアウトは、American Mathematical Society(アメリカ数学会)の刊行物に投稿する数学論文用のスタイルです。レイアウ
-トは、特定の学術誌向けに仕立てられてはいませんが、簡単にそうすることができます。各学術誌毎の指示については、AMSの説明書をご参照ください(通常は、TeX出力中
+AMS \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+レイアウトは、American Mathematical Society(アメリカ数学会)の刊行物に投稿する数学論文用のスタイルです。レイアウ
+トは、特定の学術誌向けに仕立てられてはいませんが、簡単にそうすることができます。各学術誌毎の指示については、AMSの説明書をご参照ください(通常は、\SpecialCharNoPassThru TeX
+出力中
の一行を変更する必要があるだけです)。AMSの説明書は、ウェブWeb上の
\begin_inset Flex URL
status open
\end_layout
\begin_layout Standard
-基本となるAMS LaTeXレイアウトには、以下の二つがあります。
+基本となるAMS \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+レイアウトには、以下の二つがあります。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-これらのレイアウトが提供している環境を列挙すると、長い一覧となります。AMS-LaTeXでは、実のところ、「theorem」環境の派生型を際限なく定義していくこ
-とが可能です。しかし、AMSは、LyXで利用可能になっている環境のみを使用することを推奨しています。
+これらのレイアウトが提供している環境を列挙すると、長い一覧となります。AMS-\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+では、実のところ、「theorem」環境の派生型を際限なく定義していくこ
+とが可能です。しかし、AMSは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+で利用可能になっている環境のみを使用することを推奨しています。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-には、------
+には、\threehyphens
+\threehyphens
\begin_inset space ~
\end_inset
\begin_inset space ~
\end_inset
-------
+\threehyphens
+\threehyphens
\begin_inset space ~
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Proof
-この環境の最後には、証了記号(通常は四角ですがスタイルによって変わります)が置かれます。この環境の中に別の環境を入れたい------たとえばケース環境など---
----場合で、証了記号は証明環境の終わりにのみ現れるようにしたい場合には、他の環境は証明環境の中に入れ子にしなくてはなりません。入れ子に関する情報については、
+この環境の最後には、証了記号(通常は四角ですがスタイルによって変わります)が置かれます。この環境の中に別の環境を入れたい\threehyphens
+\threehyphens
+たとえばケース環境など\threehyphens
+\threehyphens
+場合で、証了記号は証明環境の終わりにのみ現れるようにしたい場合には、他の環境は証明環境の中に入れ子にしなくてはなりません。入れ子に関する情報については、
\emph on
ユーザーの手引き
\emph default
\end_layout
\begin_layout Standard
-さらに、AMSクラスは、AMS LaTeXパッケージとAMSフォントパッケージを自動的に提供します。これらの環境を使用するためには、お使いのシステム上で利用可能
+さらに、AMSクラスは、AMS \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージとAMSフォントパッケージを自動的に提供します。これらの環境を使用するためには、お使いのシステム上で利用可能
となっている必要があります。
\end_layout
\begin_layout Plain Layout
-ftp://ftp.agu.org/journals/latex/journals
+http://publications.agu.org/files/2013/08/AGU-\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+.zip
\end_layout
\end_inset
\family sans
段落*
\family default
-は、定義し直されています。LyXの画面では、依然として
+は、定義し直されています。\SpecialCharNoPassThru LyX
+の画面では、依然として
\family sans
段落
\family default
\family sans
段落*
\family default
-と表示されますが、AGUクラスにおけるLaTeXの対応物は、
+と表示されますが、AGUクラスにおける\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の対応物は、
\family sans
Subsubsubsection
\family default
\family typewriter
jgrga.layout
\family default
- --- Martin Vermeer
+ \threehyphens
+ Martin Vermeer
\end_layout
\begin_layout Standard
\emph default
これは、
\family sans
-ツール\SpecialChar \menuseparator
+ツール\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
メニュー項目で行うことができます(AGUの論文は常に英語ですよね。ですから他の言語は
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-BibTeX差込枠の2番目のフィールドに
+Bib\SpecialCharNoPassThru TeX
+差込枠の2番目のフィールドに
\family sans
agu
\family default
\family default
・
\family sans
-LaTeXタイトル
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+タイトル
\family default
・
\family sans
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXひな型ファイルの
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+ひな型ファイルの
\family typewriter
elsarticle.lyx
\family default
\end_layout
\begin_layout Section
-Foils (別名FoilTeX)
+Foils (別名Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+)
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
name "sec:foiltex"
\end_layout
\begin_layout Standard
-本節では、プレゼンテーション用のスライドを作るための、LyXの使用法を解説します。スライドを作ることのできる文書クラスには、slides・FoilTeX・sem
+本節では、プレゼンテーション用のスライドを作るための、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の使用法を解説します。スライドを作ることのできる文書クラスには、slides・Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+・sem
inar・beamer・powerdotといったクラスがありますが、本節では、そのうちslidesの解説を行います。
\end_layout
\family sans
foils
\family default
-クラスは、LaTeX2eの一部として含まれているLaTeXクラスファイル
+クラスは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX2e
+の一部として含まれている\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+クラスファイル
\family sans
foils.cls
\family default
\begin_layout Standard
いうまでもなく、この文書クラスを使うには、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
文書クラス
\family default
メニューの
\end_layout
\begin_layout Itemize
-FoilTeXは、35
+Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+は、35
\begin_inset space \thinspace{}
\end_inset
\family sans
ページレイアウト
\family default
-の設定は、若干異なった挙動を示します。FoilTeXでは、ユーザ定義のロゴをはじめ、フッタとへッダに広範な設定ができます。詳細については第
+の設定は、若干異なった挙動を示します。Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+では、ユーザ定義のロゴをはじめ、フッタとへッダに広範な設定ができます。詳細については第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:foilfoot"
つねに
\emph default
ページ下部中央に表示されます。使用できるページ様式とその挙動は、以下の通りです。
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\family sans
fancyheadings
\family default
-パッケージを使えるようにします。ただし、FoilTeXパッケージの作者は、ページレイアウトが崩れる可能性があるので、これを使用することは勧めないと言及しています
+パッケージを使えるようにします。ただし、Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+パッケージの作者は、ページレイアウトが崩れる可能性があるので、これを使用することは勧めないと言及しています
。
\end_layout
\family sans
foils
\family default
-文書を作成する度に自動的に設定されます。このオプションは、横向きに設定されたページを回転させるのに、dvipsドライバを使うようFoilTeXに指示します。
+文書を作成する度に自動的に設定されます。このオプションは、横向きに設定されたページを回転させるのに、dvipsドライバを使うようFoil\SpecialCharNoPassThru TeX
+に指示します。
\end_layout
\begin_layout Labeling
\family sans
foils
\family default
-クラスでもサポートされています。それ以外に、FoilTeXが提供している環境と、LyXが付け加えた環境があります。以下の環境は、他のクラスと共通の環境です。
+クラスでもサポートされています。それ以外に、Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+が提供している環境と、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が付け加えた環境があります。以下の環境は、他のクラスと共通の環境です。
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_layout Itemize
\family sans
-LyXコード
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+コード
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
Foil
\family default
-TeXは新しいスライドを始める以下のようなコマンドを備えています。
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+は新しいスライドを始める以下のようなコマンドを備えています。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、以下のような、これらを若干修正した環境も用意しています。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、以下のような、これらを若干修正した環境も用意しています。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
Foil
\family default
-TeXはそれらを説明するのに便利な環境を幅広く用意しています。
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+はそれらを説明するのに便利な環境を幅広く用意しています。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-星付き版は連番が振られず、星なし版は連番が振られます。他に、LyXで追加された以下の2つの箇条書き環境があります。
+星付き版は連番が振られず、星なし版は連番が振られます。他に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+で追加された以下の2つの箇条書き環境があります。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-FoilTeXには、強力なヘッダ機能とフッタ機能があり、これらはプリアンブルで設定するのが最良ですが、文章中のどこでも設定することができます。もし文書中でこれら
+Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+には、強力なヘッダ機能とフッタ機能があり、これらはプリアンブルで設定するのが最良ですが、文章中のどこでも設定することができます。もし文書中でこれら
の設定を変更したい場合には、スライドの一番上、foilheadの直後で行うのが良いでしょう。
\end_layout
\family sans
左ヘッダ
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_layout
\begin_layout Standard
-FoilTeXが提供しているコマンドで、LyXが直接サポートしていないコマンドもありますが、これらの説明と使い方については、第
+Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+が提供しているコマンドで、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が直接サポートしていないコマンドもありますが、これらの説明と使い方については、第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
reference "sec:unsuppfoils"
\end_layout
\begin_layout Standard
-この節は、様々な環境を使ってスライドの組を作る方法を簡単に紹介します。スライド組の例をご覧になりたい場合は、LyXの
+この節は、様々な環境を使ってスライドの組を作る方法を簡単に紹介します。スライド組の例をご覧になりたい場合は、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の
\family typewriter
examples
\family default
\family sans
日付
\family default
-環境を使用しなかった場合には、LaTeXは(出力を生成し直したときにはいつも)その時点の日付を挿入します。
+環境を使用しなかった場合には、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+は(出力を生成し直したときにはいつも)その時点の日付を挿入します。
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyX中の小さなバグによって、これらの環境の同じ型をお互いに直接続けて置くことはできません。これらは何かによって分離されなくてはなりません。仮に二つ続けて置いて
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+中の小さなバグによって、これらの環境の同じ型をお互いに直接続けて置くことはできません。これらは何かによって分離されなくてはなりません。仮に二つ続けて置いて
も、2つの環境をマージしたかのように、前の環境が延長されるだけです。この問題を回避するにはどうすればよいのでしょうか。最も簡単な方法は、二つの環境の間に何か文章
を置くか、あるいは二つの間に「
\family typewriter
%
\family default
-」だけから成るLaTeX環境を置くことです。これによって、LyXは2つの別々の環境を生成するように強制され、正しいLaTeX出力を得ることができます。LyX頒布
+」だけから成る\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+環境を置くことです。これによって、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は2つの別々の環境を生成するように強制され、正しい\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+出力を得ることができます。\SpecialCharNoPassThru LyX
+頒布
版に含まれる用例ファイルに例があります。この問題は、二つの同じ定理型環境を立て続けに置こうとした場合にのみ発生することに注意してください。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-FoilTeXでは、図表フロートは、本文中の挿入箇所にこれらが正確に表示されるように再定義されており、ページの上部やユーザー指定場所に押しのけたりはしないように
+Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+では、図表フロートは、本文中の挿入箇所にこれらが正確に表示されるように再定義されており、ページの上部やユーザー指定場所に押しのけたりはしないように
なっています。たとえフロート配置の設定に変更を加えたとしても、単に無視されます。
\end_layout
\family sans
Foil
\family default
-TeX-」となっています。後者は、「機密事項」などのように、聴衆に秘密区分を提示することを意図しています。既定値では、何も設定されていません。
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+-」となっています。後者は、「機密事項」などのように、聴衆に秘密区分を提示することを意図しています。既定値では、何も設定されていません。
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
Foil
\family default
-TeX機能
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+機能
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
name "sec:unsuppfoils"
\begin_layout Standard
以下で言及されているコマンドは、
\family sans
-LaTeX
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\family default
環境内で設定されるか、他の環境中の
\family sans
-TeXコード
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\family default
として設定される必要があります。
\end_layout
話者
\family default
-への指示。自動的に括弧()が挿入されますが、LyX上で表示されるのは、左括弧( のみです。印刷出力には右括弧も表示されます。
+への指示。自動的に括弧()が挿入されますが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+上で表示されるのは、左括弧( のみです。印刷出力には右括弧も表示されます。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_inset
-の各サイトからダウンロードすることができます。両パッケージは、標準「article」パッケージの修正版であり、両者は(一部を除き)ほぼ同一です。LyXは、これら
-のパッケージのほとんどの機能をサポートしています。私は両誌へ投稿する論文をLyXで書き上げましたが、何らの問題も生じませんでした。
+の各サイトからダウンロードすることができます。両パッケージは、標準「article」パッケージの修正版であり、両者は(一部を除き)ほぼ同一です。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、これら
+のパッケージのほとんどの機能をサポートしています。私は両誌へ投稿する論文を\SpecialCharNoPassThru LyX
+で書き上げましたが、何らの問題も生じませんでした。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
通常と同じく、論文を書く上で最も易しい方法は、ひな型を使って書き始めることです。
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
新規(ひな型使用)
\family default
をクリックして、ひな型
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-両パッケージでは、フォント寸法や文書のページ様式を変更することが禁じられているので、LyX中でこれらを変更することはできません。
+両パッケージでは、フォント寸法や文書のページ様式を変更することが禁じられているので、\SpecialCharNoPassThru LyX
+中でこれらを変更することはできません。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
文書言語は変更してはいけません。論文をプレビューする前に、babelパッケージが使用されていないことを確認してください。これは、
\family sans
-ツール\SpecialChar \menuseparator
+ツール\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
をクリックして、
\begin_layout Enumerate
「定義」「ステップ」「例」「注記」「記法」「定理」「証明」「系」「補題」「命題」「命題(Prop)」「問題」「主張」「予想」といった新しい環境を使用することがで
-きます。これらの使い方は、大凡自明でしょう。LyXは、これらの環境をすべてサポートし、それぞれについて、適切なラベルと文字様式および連番スキームを使用します。
+きます。これらの使い方は、大凡自明でしょう。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、これらの環境をすべてサポートし、それぞれについて、適切なラベルと文字様式および連番スキームを使用します。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-両パッケージは、単純な引用を使用しますので、natbibパッケージは使用してはなりません。LyX中では、引用参照は通常通り表示されますが、出力では上付き文字とし
+両パッケージは、単純な引用を使用しますので、natbibパッケージは使用してはなりません。\SpecialCharNoPassThru LyX
+中では、引用参照は通常通り表示されますが、出力では上付き文字とし
て表示されます。引用に通常の本文を使用したい場合には、「See Ref.
\begin_inset space \space{}
\end_inset
\emph on
前
\emph default
-であれば、入れることができます。LyX上では、「付録領域」という特別な環境があり、これを使って付録の開始位置を指定することができます。この環境は空のままにしてお
-かなくてはなりません。この環境は、LaTeXコマンドを書き出すだけで、実際に出力は行いません。LyX上では、青字で「Appendix」という単語が表示され、この
+であれば、入れることができます。\SpecialCharNoPassThru LyX
+上では、「付録領域」という特別な環境があり、これを使って付録の開始位置を指定することができます。この環境は空のままにしてお
+かなくてはなりません。この環境は、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドを書き出すだけで、実際に出力は行いません。\SpecialCharNoPassThru LyX
+上では、青字で「Appendix」という単語が表示され、この
箇所より後の節はすべて付録であることを明示します。「付録領域」は、最初の付録の前に
\emph on
なくてはならない
\family typewriter
tbl
\family default
-コマンドを使用します。そのため、LyXが作成した表は正しく印字されますが、そのキャプションは無視されます。しかし、TeXコードを少し使えば、この問題を回避して、
-キャプションを望み通り印字することができるようになります。そうするには、表フロートを通常通り作成して、キャプションを削除し、代わりにTeXコードで
+コマンドを使用します。そのため、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が作成した表は正しく印字されますが、そのキャプションは無視されます。しかし、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを少し使えば、この問題を回避して、
+キャプションを望み通り印字することができるようになります。そうするには、表フロートを通常通り作成して、キャプションを削除し、代わりに\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードで
\family typewriter
\backslash
tbl{表キャプション}{
\family default
-(ママ)と入れます。そこに表の内容を入れて、直後をTeXコード
+(ママ)と入れます。そこに表の内容を入れて、直後を\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\family typewriter
}
\family default
\family typewriter
.tex
\family default
-ファイルに収め、このファイルをLyX文書に取り込んでください(
+ファイルに収め、このファイルを\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書に取り込んでください(
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
子文書
\family default
)。表フロートの作り方についての詳細は、各パッケージに含まれている
\end_layout
\begin_layout Standard
-論文を投稿する前には、LyX文書をLaTeXファイルに書き出し(
+論文を投稿する前には、\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書を\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルに書き出し(
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-書き出し\SpecialChar \menuseparator
-LaTeX
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+書き出し\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\family default
)
\begin_inset Foot
status open
\begin_layout Plain Layout
-実は、LaTeX (plain)とpdflatexとの間で選択ができます。論文を準備するのにpdflatexを使用しようとするのであれば、取り込んである画像がP
+実は、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ (plain)とpdflatexとの間で選択ができます。論文を準備するのにpdflatexを使用しようとするのであれば、取り込んである画像がP
DF形式に変換され、pdflatexで使用できるように、pdflatexオプションを指定しなくてはなりません。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-自身で明示的にLaTeXプリアンブルに置いたコマンドを除き、
+自身で明示的に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブルに置いたコマンドを除き、
\family typewriter
\backslash
\family typewriter
.tex
\family default
-ファイルを保存し、必要な回数LaTeXで処理してください。それによって得られた
+ファイルを保存し、必要な回数\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+で処理してください。それによって得られた
\family typewriter
.dvi
\family default
\end_layout
\begin_layout Subsection
-TeXコードの使用
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードの使用
\end_layout
\begin_layout Standard
-TeXコードを使用するのは、2つのコマンドに限られ、これらは文書の最初に置かれなくてはなりません。論文をひな型
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを使用するのは、2つのコマンドに限られ、これらは文書の最初に置かれなくてはなりません。論文をひな型
\family typewriter
ijmpc.lyx
\family default
\family typewriter
ijmpd.lyx
\family default
-を使用して書き始めた場合には、これら必要なTeXコードは、すでに書き込まれています。通常、これらを削除する必要はありません。2つのうち1番めのTeXコードのみが
-、奇数ページおよび偶数ページの上部に印字する情報(それぞれ著者名と論文の短縮タイトル)を指定するために、修正する必要があります。このTeXコードは、
+を使用して書き始めた場合には、これら必要な\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードは、すでに書き込まれています。通常、これらを削除する必要はありません。2つのうち1番めの\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードのみが
+、奇数ページおよび偶数ページの上部に印字する情報(それぞれ著者名と論文の短縮タイトル)を指定するために、修正する必要があります。この\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードは、
\family typewriter
\backslash
\end_layout
\begin_layout Standard
-論文を書くもっとも簡単な方法は、LyXの用例ファイルフォルダにある
+論文を書くもっとも簡単な方法は、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の用例ファイルフォルダにある
\emph on
IOP-article.lyx
\emph default
\begin_layout Itemize
タイトル環境の選択如何によって、論文の種類が定義されます。種類毎に以下の環境をタイトルに使用してください。
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_layout
\begin_layout Itemize
-LyXでは直接にサポートされていませんが、一般的なタイトル環境として
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+では直接にサポートされていませんが、一般的なタイトル環境として
\family sans
Article
\family default
-があります。執筆する文書が、他のタイトル型にそぐわない場合には、TeXコードでこれを指定することができます。
+があります。執筆する文書が、他のタイトル型にそぐわない場合には、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードでこれを指定することができます。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、このパッケージの機能の多くをサポートしていますが、すべてではありません。しかし、TeXコードを必要とするのは、パッケージ中のいくつかの「変わった」コマ
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、このパッケージの機能の多くをサポートしていますが、すべてではありません。しかし、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを必要とするのは、パッケージ中のいくつかの「変わった」コマ
ンドだけになりました(
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
\end_inset
-参照)。最近、私はLyXを使って書いた論文を
+参照)。最近、私は\SpecialCharNoPassThru LyX
+を使って書いた論文を
\emph on
Astrophysics and Space Science
\emph default
\begin_layout Standard
論文を書き始めるには、ひな型ファイルKluwerを使うのが最も簡単です。
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
新規(ひな型使用)
\family default
をクリックし、ひな型
\end_layout
\begin_layout Standard
-AASTeXパッケージと同様、論文を投稿する前に、以下のような「後処理」を行う必要があります。
+AAS\SpecialCharNoPassThru TeX
+パッケージと同様、論文を投稿する前に、以下のような「後処理」を行う必要があります。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-書き出し\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+書き出し\SpecialChar menuseparator
LateX
\family default
-をクリックして、論文をLaTeXファイルに書き出す。
+をクリックして、論文を\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルに書き出す。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
.tex
\family default
ファイルに、テキストエディタを使用して、以下のような変更を加える。
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-意図的にLaTeXプリアンブルに加えたコマンドを除き、
+意図的に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブルに加えたコマンドを除き、
\family typewriter
\backslash
\family typewriter
.tex
\family default
-ファイルを必要な回数(通常3回以内)だけLaTeXにかける。
+ファイルを必要な回数(通常3回以内)だけ\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+にかける。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-複数の論文を1つのLaTeXファイルへ入れることができます
+複数の論文を1つの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルへ入れることができます
\begin_inset Foot
status collapsed
\backslash
end{article}
\family default
-で終わります。この環境をLyXに実装することも可能でしたが、醜い上に初心者を混乱させる可能性があるので、実装することはしませんでした。したがって、これらの命令(
+で終わります。この環境を\SpecialCharNoPassThru LyX
+に実装することも可能でしたが、醜い上に初心者を混乱させる可能性があるので、実装することはしませんでした。したがって、これらの命令(
\family typewriter
\backslash
\backslash
end{article}
\family default
-)は、直接本文中に入力して、LaTeXコード(「TeXコード」のことです)としてマークする必要があります。
+)は、直接本文中に入力して、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コード(「\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード」のことです)としてマークする必要があります。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
論文の冒頭に置く情報(タイトル・サブタイトル・著者名・所属・ヘッダ用タイトル・ヘッダ用著者名・概要・キーワード)は、「opening」とよばれる環境に入れなくて
-はなりません。これはLyXでは実装されていませんので、タイトルやサブタイトルなどは、2つのTeXコード行(
+はなりません。これは\SpecialCharNoPassThru LyX
+では実装されていませんので、タイトルやサブタイトルなどは、2つの\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード行(
\family typewriter
\backslash
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-ひな型にあるTeXコードを削除しないでください。
+ひな型にある\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを削除しないでください。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXの文書クラス
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+の文書クラス
\emph on
article (koma-script)
\emph default
\emph on
(koma-script)
\emph default
-は、それぞれKoma-ScriptファミリーのLaTeX文書クラス
+は、それぞれKoma-Scriptファミリーの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+文書クラス
\family typewriter
scrartcl.cls
\family default
\shape smallcaps
Walter Schmidt
\shape default
-作のLaTeXパッケージ
+作の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージ
\family typewriter
cmsd.sty
\family default
\end_inset
-。章見出しの連番は、節見出しの連番と同様に行われ、別行立てで「 Chapter\SpecialChar \ldots{}
+。章見出しの連番は、節見出しの連番と同様に行われ、別行立てで「 Chapter\SpecialChar ldots
」という行がつきません。さらに、多くのオプションによって、見出しの外観を修正するこ
-とができます(LyXでは、
+とができます(\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
ダイアログの
\family sans
DIV
\family default
-オプションを使う方法です(LyXでは、
+オプションを使う方法です(\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
ダイアログの
\family default
フィールドで指定します)。これらのオプションは
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
ダイアログのオプションと同様に、ページ余白を明示的に変更することができます。これらとその他印字領域オプションのドイツ語での詳細な説明が、Koma-Script取
\end_layout
\begin_layout Itemize
-Koma-ScriptファミリーのLaTeX文書クラスには、多くの追加コマンドが定義されています。それらのうち、LyXで意味を持つものは、対応する段落環境として
+Koma-Scriptファミリーの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+文書クラスには、多くの追加コマンドが定義されています。それらのうち、\SpecialCharNoPassThru LyX
+で意味を持つものは、対応する段落環境として
実装されています。
\end_layout
\begin_layout Standard
-Koma-ScriptファミリーのLaTeX文書クラスに関する独語の詳細な説明が、Koma-Script取扱説明書
+Koma-Scriptファミリーの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+文書クラスに関する独語の詳細な説明が、Koma-Script取扱説明書
\emph on
scrguide
\emph default
\end_inset
-。以下の各節では、LyXに関係する側面のみ説明致します。
+。以下の各節では、\SpecialCharNoPassThru LyX
+に関係する側面のみ説明致します。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\emph on
book
\emph default
-の段落環境を、若干の修正を加えた上ですべて含んでいますが、LyX固有の
+の段落環境を、若干の修正を加えた上ですべて含んでいますが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+固有の
\family sans
箇条書き(一覧)
\family default
\family sans
Part*
\family default
-と同一なので、LyXでは実装されていません。
+と同一なので、\SpecialCharNoPassThru LyX
+では実装されていません。
\end_layout
\end_inset
\family default
:これは、章頭などに警句を置くのに用いることができます。オプション引数(
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
短縮タイトル
\family default
)を用いれば、格言の作者を入れることができます。格言と作者の間は、線で区切られます。これを使用するためには、Koma-Script第2.8q版以上が必要です。
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-つまり、対応するLaTeXコマンドが
+つまり、対応する\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドが
\family typewriter
\backslash
\emph on
letter
\emph default
-の全段落環境が、部分的に変更を加えた形で収録されていますが、LyX固有環境の
+の全段落環境が、部分的に変更を加えた形で収録されていますが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+固有環境の
\family sans
-LyXコード
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+コード
\family default
・
\family sans
\family default
環境に置き換えられています。それ以外にも、標準文書クラスとは異なり、標準環境の
\family sans
-LaTeX
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\family default
・
\family sans
\end_layout
\begin_layout Standard
-この文書クラスで作成した書簡の外観は、様々なLaTeXコマンドをLaTeXプリアンブルに置くことで制御することができます
+この文書クラスで作成した書簡の外観は、様々な\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドを\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブルに置くことで制御することができます
\begin_inset Foot
status collapsed
\end_inset
-。これらのLaTeXコマンドのドイツ語での詳細な説明は、Koma-Scriptの取扱説明書
+。これらの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドのドイツ語での詳細な説明は、Koma-Scriptの取扱説明書
\emph on
scrguide
\emph default
\family sans
頭語
\family default
-環境は、書簡の冒頭部を定義するもので、すべての書簡で使用しなくてはなりません。LyX文書クラスでは、これらの環境を強調するために、左余白にそれぞれ
+環境は、書簡の冒頭部を定義するもので、すべての書簡で使用しなくてはなりません。\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書クラスでは、これらの環境を強調するために、左余白にそれぞれ
\shape italic
L
\shape default
\family sans
電話
\family default
-:送り主の電話番号。標準的な挙動では、LaTeX変数
+:送り主の電話番号。標準的な挙動では、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+変数
\family typewriter
\backslash
\family sans
場所(Place)
\family default
-の値は書簡には表示されなくなり、LaTeX変数
+の値は書簡には表示されなくなり、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+変数
\family typewriter
\backslash
\family typewriter
scrlettr
\family default
-は廃止されてサポート対象外となりました。これは—LaTeX側で—全く新しいインターフェイスを持っており、旧クラスとは互換性がありません。したがって、LyXは両者
+は廃止されてサポート対象外となりました。これは—\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+側で—全く新しいインターフェイスを持っており、旧クラスとは互換性がありません。したがって、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は両者
をサポートしていますが、新しい方のクラスを使用することを推奨します。
\end_layout
\family default
、およびヘッダに(
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
図
\family default
で)
\family default
などです。たとえば後者は、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
-文書クラス\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+文書クラス\SpecialChar menuseparator
クラスオプション
\family default
フィールドにクラスオプション
\end_inset
-。用例としては、LyXに収録されているひな型
+。用例としては、\SpecialCharNoPassThru LyX
+に収録されているひな型
\emph on
koma-letter2
\emph default
\end_layout
\begin_layout Standard
-Koma-Script文書クラスをLyX上に表示する上で、LyXの内部処理が若干の問題を生じめます。
+Koma-Script文書クラスを\SpecialCharNoPassThru LyX
+上に表示する上で、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の内部処理が若干の問題を生じめます。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
Counter_Chapter
\family default
-ラベル型に対するLyXの内部処理が原因です。
+ラベル型に対する\SpecialCharNoPassThru LyX
+の内部処理が原因です。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family sans
節(addsec)
\family default
-環境の見出しは、「本当の」LaTeXの目次には追加されますが、LyXの目次(
+環境の見出しは、「本当の」\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の目次には追加されますが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の目次(
\family sans
移動
\family default
\emph on
letter
\emph default
-文書クラスでの段落は、垂直スペースによる段落区切りで表示され、字下げはされません。これが標準的な挙動となっていて、特別なLaTeXコマンドは必要ありません。しか
+文書クラスでの段落は、垂直スペースによる段落区切りで表示され、字下げはされません。これが標準的な挙動となっていて、特別な\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドは必要ありません。しか
し、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
ダイアログでは、対応するラジオボタンは
\family sans
垂直スペース
\family default
-は、隙間を空けるために、文書にLaTeXコマンドをつねに追加するようになっていますが、この文書クラスの場合には、そのような挙動が望まれないためです。
+は、隙間を空けるために、文書に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドをつねに追加するようになっていますが、この文書クラスの場合には、そのような挙動が望まれないためです。
\end_layout
\begin_layout Section
\end_layout
\begin_layout Standard
-Memoir開発者であるPeter Wilsonは、LaTeXの世界での、多くの便利なパッケージの作者として知られていますが、それらのほとんどは、Memoirに
-統合されました。このため、章のデザインや、目次や付録などのレイアウトを、はるかに簡単に行うことができます。しかしながら、LyXは、これらすべての素晴らしい機能を
+Memoir開発者であるPeter Wilsonは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の世界での、多くの便利なパッケージの作者として知られていますが、それらのほとんどは、Memoirに
+統合されました。このため、章のデザインや、目次や付録などのレイアウトを、はるかに簡単に行うことができます。しかしながら、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、これらすべての素晴らしい機能を
ネイティブでサポートしているわけではありません。これらのうちいくつかは、将来のリリースで追加されるかもしれませんが
\begin_inset Foot
status collapsed
\end_inset
-、LyXのフレームワークが持つ制約のために、おそらく決して追加されることのないと考えられるものも多数あります。もちろん、ネイティブなLaTeXコマンド(TeXコ
+、\SpecialCharNoPassThru LyX
+のフレームワークが持つ制約のために、おそらく決して追加されることのないと考えられるものも多数あります。もちろん、ネイティブな\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンド(\SpecialCharNoPassThru TeX
+コ
ード
\begin_inset Foot
status collapsed
\end_inset
-)の助けを借りれば、全機能を使用できます。この節では、LyXがネイティブにサポートしている機能についてのみ、列挙するものとします。詳細な説明(および他の機能)に
+)の助けを借りれば、全機能を使用できます。この節では、\SpecialCharNoPassThru LyX
+がネイティブにサポートしている機能についてのみ、列挙するものとします。詳細な説明(および他の機能)に
ついては、Memoirクラスの詳しい取扱説明書
\begin_inset Foot
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Description
-ページ様式: Memoirパッケージとfancyhdrパッケージとのコマンドの衝突のため(両パッケージは同じ名前のコマンドを定義しているため、LaTeXが混乱さ
+ページ様式: Memoirパッケージとfancyhdrパッケージとのコマンドの衝突のため(両パッケージは同じ名前のコマンドを定義しているため、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+が混乱さ
せられます)、fancyページ様式は使用できません。その代わり、Memoirには、多くの独自のページ様式が付属してきます(
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
ページレイアウト
\family default
参照)。これらを章題ページに使用したい場合には、コマンド
\begin_layout Description
節分け: 標準クラスでは、節分けコマンド(章・節・小節等)は、非必須引数を一つ取ることができます。これを用いて、目次やヘッダ用に別のタイトルを指定することができ
-ます(たとえば、タイトルが長すぎる場合などに用います)。LyXでは、章や節の始めで
+ます(たとえば、タイトルが長すぎる場合などに用います)。\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、章や節の始めで
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
短縮タイトル
\family default
を使えば、これを指定することができます。一方、Memoirでは、第2の非必須引数を取ることができ、目次用のタイトルとヘッダ用のタイトルの指定を分離しています。こ
\emph default
を用いる(
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
クラスオプション
\family default
で入力)と、article様式をエミュレートできます。すなわち、(脚注・図・表等の)カウンタは、章毎にリセットされず、次の章は頁を改めず(ただし、「本物の」ar
\end_layout
\begin_layout Description
-Oldfontcommands: LaTeX旧2.09版で使用されていた旧いフォントコマンド(
+Oldfontcommands: \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+旧2.09版で使用されていた旧いフォントコマンド(
\family typewriter
\backslash
\backslash
it
\family default
-など)は、Memoirにおいては、既定では使用することができません。Memoirがこれらのコマンドを検知すると、エラーを発してLaTeXを停止させます。しかし、
+など)は、Memoirにおいては、既定では使用することができません。Memoirがこれらのコマンドを検知すると、エラーを発して\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を停止させます。しかし、
クラスオプション
\emph on
oldfontcommands
\emph default
-を指定すると、これらのコマンドが容認され、エラーの代わりに警告を発するのみとなります(これによって、少なくともLaTeXは停止しなくなります)。まだ、多くのパッ
-ケージと、就中多くのBibTeXスタイルファイルが、これらのコマンドを使用しているので、我々はこのオプションを既定で使うこととしました。
+を指定すると、これらのコマンドが容認され、エラーの代わりに警告を発するのみとなります(これによって、少なくとも\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+は停止しなくなります)。まだ、多くのパッ
+ケージと、就中多くのBib\SpecialCharNoPassThru TeX
+スタイルファイルが、これらのコマンドを使用しているので、我々はこのオプションを既定で使うこととしました。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXでサポートされる機能(今のところそれほど多くはありません)を簡単に説明しましょう。詳しくはMemoirの取扱説明書
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+でサポートされる機能(今のところそれほど多くはありません)を簡単に説明しましょう。詳しくはMemoirの取扱説明書
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Description
題辞: 題辞(epigraph)は章頭の、気の利いた標語やモットーです。題辞環境は、そのような標語を組む洗練された方法を提供します。標語本体(本文)とその著者(
-出典)は、短い線で区切られます。この環境には二つの引数(本文と出典)が必要なので、ここでもLyXを少しだます必要があります。ここでは、2つの引数の間に、
+出典)は、短い線で区切られます。この環境には二つの引数(本文と出典)が必要なので、ここでも\SpecialCharNoPassThru LyX
+を少しだます必要があります。ここでは、2つの引数の間に、
\emph on
<標語>
\family typewriter
\emph on
<標語の著者>
\emph default
-のように、(TeXモードで)波括弧を入れなくてはなりません。
+のように、(\SpecialCharNoPassThru TeX
+モードで)波括弧を入れなくてはなりません。
\end_layout
\begin_layout Description
-詩題: Memoirには(複雑で隠喩的なものも含めて)詩を組版するための多くの機能がありますが、LyXは、そのうちいくつかしかサポートしていません。詩題はその一
-つです。これは詩用の中央揃えタイトルで、目次にも表示されます(詩句が詩の標準環境です。Memoirには、詩句の拡張版もありますが、これらを使うためにはTeXコー
-ドを使用しなくてはなりません。これらの環境は通常の詩句環境の中に入れ子にしなくてはならないのですが、LyXではそれができないためです)。
+詩題: Memoirには(複雑で隠喩的なものも含めて)詩を組版するための多くの機能がありますが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、そのうちいくつかしかサポートしていません。詩題はその一
+つです。これは詩用の中央揃えタイトルで、目次にも表示されます(詩句が詩の標準環境です。Memoirには、詩句の拡張版もありますが、これらを使うためには\SpecialCharNoPassThru TeX
+コー
+ドを使用しなくてはなりません。これらの環境は通常の詩句環境の中に入れ子にしなくてはならないのですが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ではそれができないためです)。
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyX文書クラス
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書クラス
\emph on
article (mwart)
\emph default
\emph on
(mwbk)
\emph default
-は、それぞれLaTeX文書クラス
+は、それぞれ\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+文書クラス
\family typewriter
mwart.cls
\family default
\begin_layout Itemize
以下のページスタイルの追加
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_deeper
\begin_layout Itemize
オプション
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\begin_layout Description
-rmheadings セリフ体見出し --- 既定
+rmheadings セリフ体見出し \threehyphens
+ 既定
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Description
-authortitle タイトルページは、著者名・タイトルの順で配置 --- 既定
+authortitle タイトルページは、著者名・タイトルの順で配置 \threehyphens
+ 既定
\end_layout
\begin_layout Description
\end_layout
\begin_layout Section
-RevTeX4
+Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+4
\end_layout
\begin_layout Standard
4
\family default
-テキストクラスは、アメリカ物理学会のRevTeX 4.0(1999年5月の
+テキストクラスは、アメリカ物理学会のRev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4.0(1999年5月の
\begin_inset Formula $\beta$
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXには、RevTeX 3.1で動作する
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+には、Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 3.1で動作する
\family sans
Revtex
\family default
-テキストクラスもあります。しかしながら、第3.1版はLaTeX 2.09で動作するものであり、基本的に時代遅れなものになっています。LyXはLaTeX2eを必要とす
-ることから、第3.1版はLyXとうまく協調しないことを意味しますが、動作するようには調整してあります。RevTeX 4.0は、LaTeX2eで素直に動作するようにデ
-ザインされているので、LyXと
+テキストクラスもあります。しかしながら、第3.1版は\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ 2.09で動作するものであり、基本的に時代遅れなものになっています。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は\SpecialCharNoPassThru LaTeX2e
+を必要とす
+ることから、第3.1版は\SpecialCharNoPassThru LyX
+とうまく協調しないことを意味しますが、動作するようには調整してあります。Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4.0は、\SpecialCharNoPassThru LaTeX2e
+で素直に動作するようにデ
+ザインされているので、\SpecialCharNoPassThru LyX
+と
\family sans
-RevTeX
+Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
\begin_inset space ~
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-この取扱説明書は、RevTeX 4.0の説明書の
+この取扱説明書は、Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4.0の説明書の
\emph on
補完
\emph default
-として使用されることを前提としています。したがって、ここではRevTeX固有マクロの説明はせず、必要な場合にはプリアンブルに何と書けば良いかを知っているものとし
+として使用されることを前提としています。したがって、ここではRev\SpecialCharNoPassThru TeX
+固有マクロの説明はせず、必要な場合にはプリアンブルに何と書けば良いかを知っているものとし
て説明します。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-RevTeX 4パッケージのREADMEファイルにあるとおり、ともかくRevTeX 4を導入しなくてはなりません。パッケージは、The RevTeX
+Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4パッケージのREADMEファイルにあるとおり、ともかくRev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4を導入しなくてはなりません。パッケージは、The Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
4 Web Site
\begin_inset Flex URL
status collapsed
\end_inset
-から入手することができます。これをLaTeXが検出することのできる場所に導入してください。それから、適当に選んだディレクトリ(もといクラスファイルを導入したのと
-は異なるディレクトリ)で簡単なRevTeX 4文書を LaTeXでコンパイルできるかどうか確認してください。この後、LyXを環境構成すると、クラスファイルを検出
-し、RevTeX4テキストクラスが使用できるようになるはずです。
+から入手することができます。これを\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+が検出することのできる場所に導入してください。それから、適当に選んだディレクトリ(もといクラスファイルを導入したのと
+は異なるディレクトリ)で簡単なRev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4文書を \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+でコンパイルできるかどうか確認してください。この後、\SpecialCharNoPassThru LyX
+を環境構成すると、クラスファイルを検出
+し、Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+4テキストクラスが使用できるようになるはずです。
\end_layout
\begin_layout Standard
\family typewriter
tex2lyx
\family default
-を使ってRevTeX 4文書を読み込むか、またはひな型ディレクトリにある
+を使ってRev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4文書を読み込むか、またはひな型ディレクトリにある
\family sans
Revtex
\begin_inset space ~
\family default
に与える「preprint」や「aps」のような非必須引数は、他のクラス同様、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
文書クラス
\family default
の
\family sans
クラスオプション
\family default
-フィールドに入れます。RevTeXでは、少なくとも一つの非必須引数が必要なことに注意してください。
+フィールドに入れます。Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+では、少なくとも一つの非必須引数が必要なことに注意してください。
\end_layout
\begin_layout Standard
\family default
など他のプリアンブルは、他のクラス同様、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
-LaTeXプリアンブル
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+プリアンブル
\family default
に入れてください。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-レイアウトは、基本的にRevTeX4.0のコマンドに対応しています。たとえば、Emailレイアウトは、
+レイアウトは、基本的にRev\SpecialCharNoPassThru TeX
+4.0のコマンドに対応しています。たとえば、Emailレイアウトは、
\family typewriter
\backslash
email{}
\family default
-に対応しています。(少なくともRevTeX 4.0 Beta現在では)
+に対応しています。(少なくともRev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4.0 Beta現在では)
\family sans
住所
\family default
\end_layout
\begin_layout Standard
-RevTeX 4には、バグを引き起こしがちなために、気をつけなくてはならない特殊な面がいくつかあるため、LyXではさらに気をつけなくてはなりません。
+Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4には、バグを引き起こしがちなために、気をつけなくてはならない特殊な面がいくつかあるため、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ではさらに気をつけなくてはなりません。
\end_layout
\begin_layout Standard
-RevTeXでは、
+Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+では、
\family typewriter
\backslash
\emph on
外側
\emph default
-に来なくてはなりません。LyXでは、独立した
+に来なくてはなりません。\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、独立した
\family sans
感謝
\family default
\family sans
、著者
\family default
-レイアウトに脚注を付けてしまうと、おかしなことが起こる可能性があります。詳細については、RevTeX 4の取扱説明書をご覧ください。
+レイアウトに脚注を付けてしまうと、おかしなことが起こる可能性があります。詳細については、Rev\SpecialCharNoPassThru TeX
+ 4の取扱説明書をご覧ください。
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
住所
\family default
-の後に置いてしまうと、LaTeXはコンパイルに失敗します。
+の後に置いてしまうと、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+はコンパイルに失敗します。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Standard
このレイアウトの主な問題点は、電子メールやタイトルのようなレイアウトに非必須引数を用いることができないことです(これはこのレイアウトだけの問題ではありません。例
-えば、節レイアウトも非必須引数を使用することができません)。これは、たとえばページヘッダにヘッダ用タイトルを設定したい場合などには、ファイルをLaTeXファイル
-に変換した後に(これは最終的にAPSに原稿を送る際には行わなくてはなりません)、テキストエディタを使ってLaTeXファイルを編集し、非必須引数を書き加えなくては
+えば、節レイアウトも非必須引数を使用することができません)。これは、たとえばページヘッダにヘッダ用タイトルを設定したい場合などには、ファイルを\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイル
+に変換した後に(これは最終的にAPSに原稿を送る際には行わなくてはなりません)、テキストエディタを使って\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルを編集し、非必須引数を書き加えなくては
ならないということです。これらのレイアウトがないと、
\family typewriter
\emph on
JMarcからの註:
\emph default
- 実は、LyX 1.3.0 では非必須引数を一部サポートしているのですが、このレイアウトは、まだこの機能を使うようにはアップデートされていないのです。
+ 実は、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ 1.3.0 では非必須引数を一部サポートしているのですが、このレイアウトは、まだこの機能を使うようにはアップデートされていないのです。
\end_layout
\end_inset
\end_inset
-に必要なクラスファイル(LaTeX2e用になりました)とそれに対応する学術誌の一覧があります。このレイアウトはモジュール式になっています。つまり、全ジャーナル共
+に必要なクラスファイル(\SpecialCharNoPassThru LaTeX2e
+用になりました)とそれに対応する学術誌の一覧があります。このレイアウトはモジュール式になっています。つまり、全ジャーナル共
通部分は
\family typewriter
svjour.inc
\family typewriter
svjog
\family default
-は、標準LyX頒布版に収録済みです。関連するクラスファイルを(Springerからダウンロードして)適切なディレクトリに導入し、LaTeXを再設定した後(teT
+は、標準\SpecialCharNoPassThru LyX
+頒布版に収録済みです。関連するクラスファイルを(Springerからダウンロードして)適切なディレクトリに導入し、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+を再設定した後(teT
eXの場合は、必要に応じてroot権限で
\family typewriter
texhash
\family default
-を実行します)、LyXを環境構成すれば、動作するはずです。
+を実行します)、\SpecialCharNoPassThru LyX
+を環境構成すれば、動作するはずです。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-多くの定理環境 ---
+多くの定理環境 \threehyphens
+
\family sans
主張
\family default
\family sans
推論
\family default
-・\SpecialChar \ldots{}
+・\SpecialChar ldots
・
\family sans
定理
\family default
・
\family sans
-サブタイトル・ヘッダ用LaTeXタイトル・ヘッダ用著者名・所属機関・メール・オフプリント・キーワード・謝辞(acknowledgements)・謝辞(ackno
+サブタイトル・ヘッダ用\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+タイトル・ヘッダ用著者名・所属機関・メール・オフプリント・キーワード・謝辞(acknowledgements)・謝辞(ackno
wledgement)
\family default
。詳しくは Springerのクラスファイルの説明書を読んでください。
\family typewriter
svjog.layout
\family default
- --- Martin Vermeer
+ \threehyphens
+ Martin Vermeer
\end_layout
\begin_layout Itemize
\family typewriter
svprobth.layout
\family default
- --- Jean-Marc Lasgouttes
+ \threehyphens
+ Jean-Marc Lasgouttes
\end_layout
\begin_layout Standard
\family typewriter
ejour2.layout
\family default
-は SpringerのLaTeX 2.09用のスタイルファイルを使った素人細工のようなレイアウトファイルです。これらのファイルはすでにありません。Jean-Mar
-c Lasgouttesのおかげで LyXのレイアウトファイルのメカニズムをよりよく理解することができました。
+は Springerの\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ 2.09用のスタイルファイルを使った素人細工のようなレイアウトファイルです。これらのファイルはすでにありません。Jean-Mar
+c Lasgouttesのおかげで \SpecialCharNoPassThru LyX
+のレイアウトファイルのメカニズムをよりよく理解することができました。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\begin_layout Section
Slides (別名
\noun on
-SliTeX
+Sli\SpecialCharNoPassThru TeX
\noun default
)
\begin_inset Foot
\end_layout
\begin_layout Standard
-本節では、オーバーへッドプロジェクタ用のスライドをつくるのに、LyXをどのように使えばよいかを説明します。これを行う文書クラスには、既定のslideクラスと
+本節では、オーバーへッドプロジェクタ用のスライドをつくるのに、\SpecialCharNoPassThru LyX
+をどのように使えばよいかを説明します。これを行う文書クラスには、既定のslideクラスと
\family sans
-FoilTeX
+Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
スライドクラスの2つがあります。本節は前者について説明を行います。
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
-「slides (FoilTeX)
+「slides (Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+)
\family default
」の説明をお探しならば、第
\begin_inset CommandInset ref
\family default
クラス「
\family sans
-slides (FoilTeX)
+slides (Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
+)
\family default
」は、実際、本節で説明している既定
\family sans
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-\SpecialChar \ldots{}
+\SpecialChar ldots
と
\family sans
-FoilTeX
+Foil\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
の支持者からは聞いています。けれども私は使ったことがないので、本当かどうか確かめようがありません。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-このクラスは、旧SLITeXパッケージをLaTeX2e用に改良したものです。LaTeX2e頒布版すべてが、このクラス(以下では単に「
+このクラスは、旧SLI\SpecialCharNoPassThru TeX
+パッケージを\SpecialCharNoPassThru LaTeX2e
+用に改良したものです。\SpecialCharNoPassThru LaTeX2e
+頒布版すべてが、このクラス(以下では単に「
\family sans
slides
\family default
\begin_layout Standard
当然ながら、この文書クラスを使用するには、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
ダイアログのクラスリストから「
ヘディング様式
\family default
オプションは、このクラスでは少し異なった振る舞いをします。各選択肢とその機能は、以下の通りです。
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
clock
\family default
」と入力してください。
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\family default
」を使用することもできます(新規ファイルを開く際に
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
新規(ひな型使用)
\family default
を使用してください)。ひな型ファイルには、このクラスが使用する特別な段落環境の用例も含まれています。これらについては、以下で説明します。
\begin_layout Itemize
\family sans
-LyXコード
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+コード
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Standard
-これら5つの環境は、LyXの「機能」のために使い方に癖があります。ご存じのように、LyXでは、空の段落環境に他の環境を入れることができません。それ自体は素晴らし
-いデザインなのですが、これは、スライドを平文以外では書き始めることができないことを意味します。これを取り扱うためには、ちょっとした「LaTeXマジック」が必要に
+これら5つの環境は、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の「機能」のために使い方に癖があります。ご存じのように、\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、空の段落環境に他の環境を入れることができません。それ自体は素晴らし
+いデザインなのですが、これは、スライドを平文以外では書き始めることができないことを意味します。これを取り扱うためには、ちょっとした「\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+マジック」が必要に
なります。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-5つの新しい環境にはすべて、LyX現行版の制約に由来する癖があります。いま述べたように、LyXでは、環境を別の環境で開始することが禁止されています。これを回避す
+5つの新しい環境にはすべて、\SpecialCharNoPassThru LyX
+現行版の制約に由来する癖があります。いま述べたように、\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、環境を別の環境で開始することが禁止されています。これを回避す
るために、
\family sans
スライド
\family sans
可視文
\family default
-では、まったく意味がなく、LyXはこの部分を完全に無視します。これらの5つの環境の内容は、完全に空のままにしておいて構いません。
+では、まったく意味がなく、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はこの部分を完全に無視します。これらの5つの環境の内容は、完全に空のままにしておいて構いません。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-一方、説明文を入れたくない場合には、LyXの制約に直面します。自然が真空を憎むように、LyXでは、古い環境に何かを置くまでは、その中に新しい環境を入れることがで
+一方、説明文を入れたくない場合には、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の制約に直面します。自然が真空を憎むように、\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、古い環境に何かを置くまでは、その中に新しい環境を入れることがで
きません。そこで以下のようにしてください。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-将来のLyXでは、このような癖が解決されることを祈っています\SpecialChar \ldots{}
+将来の\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、このような癖が解決されることを祈っています\SpecialChar ldots
\begin_inset Foot
status collapsed
\family sans
slides
\family default
-クラスを役立てる方法を詳しく説明はしますが、内容をどうするかはあなた次第です(そしてこれもLyXの哲学です)。
+クラスを役立てる方法を詳しく説明はしますが、内容をどうするかはあなた次第です(そしてこれも\SpecialCharNoPassThru LyX
+の哲学です)。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-節参照のこと)、LyXは新規スライドを開始します。この環境ないし「疑似環境」のラベルは、鮮やかな青で「新規スライド:」と表示されます。この環境の後のテキスト環境
+節参照のこと)、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は新規スライドを開始します。この環境ないし「疑似環境」のラベルは、鮮やかな青で「新規スライド:」と表示されます。この環境の後のテキスト環境
や段落環境は、すべて新規スライドに入ります。簡単ですよね。
\end_layout
\begin_layout Standard
-Slidesは、おそらくLyXの中で強制的に改頁をしなくてはならない唯一のクラスです(これは
+Slidesは、おそらく\SpecialCharNoPassThru LyX
+の中で強制的に改頁をしなくてはならない唯一のクラスです(これは
\family sans
段落レイアウト
\family default
\family sans
スライド
\family default
-の「一部」であると考えるのがよいでしょう。LyXでは、
+の「一部」であると考えるのがよいでしょう。\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、
\family sans
オーバーレイ
\family default
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyX
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+
\family sans
slides
\family default
クラスをデザインする上で、ひとつ残された問題があります。段落途中の文章を不可視にしたり、不可視段落の途中の文章を再度可視にしたりすることはできないのです。これを
-実現するためには、LaTeXコードを埋め込む必要があります
+実現するためには、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードを埋め込む必要があります
\begin_inset Foot
status collapsed
\family typewriter
{
\backslash
-invisible \SpecialChar \ldots{}
+invisible \SpecialChar ldots
}
\end_layout
\family typewriter
{
\backslash
-visible \SpecialChar \ldots{}
+visible \SpecialChar ldots
}
\end_layout
\begin_layout Plain Layout
-\SpecialChar \ldots{}
-のような形となり、TeXとしてマークする必要があります。「可視性」を変更したい文章は、波括弧のあいだ(そして
+\SpecialChar ldots
+のような形となり、\SpecialCharNoPassThru TeX
+としてマークする必要があります。「可視性」を変更したい文章は、波括弧のあいだ(そして
\family typewriter
\backslash
\backslash
visible
\family default
-コマンドの後ろ)に入れます。TeXとしてマークする方法がわからない場合は、
+コマンドの後ろ)に入れます。\SpecialCharNoPassThru TeX
+としてマークする方法がわからない場合は、
\emph on
ユーザーの手引き
\emph default
\family sans
スライド
\family default
-に関連付けられています。ここでもLyX
+に関連付けられています。ここでも\SpecialCharNoPassThru LyX
\family sans
スライド
\family default
\family sans
スライド
\family default
-についての覚書として使うこともできます。後者の場合には、タイムマーカを利用したいこともあるかもしれません。現在のところ、LyXの
+についての覚書として使うこともできます。後者の場合には、タイムマーカを利用したいこともあるかもしれません。現在のところ、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の
\family sans
スライド
\family default
\noun on
Sli
\noun default
-TeXの機能であるタイムマーカを「ネイティブには」サポートしていません。したがって、LaTeXコードを使用することに頼らなくてはなりません。
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+の機能であるタイムマーカを「ネイティブには」サポートしていません。したがって、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コードを使用することに頼らなくてはなりません。
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
注釈
\family default
-の左下にタイムマーカを表示します。タイムマーカに表示するものを設定するには、LaTeXコマンド「
+の左下にタイムマーカを表示します。タイムマーカに表示するものを設定するには、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンド「
\family typewriter
\backslash
\end_layout
\begin_layout Standard
-幸いなことに、どれを印刷するか選択することを可能にするLaTeXコマンドが、2種類あります。どちらも文書のプリアンブルに記述されなくてはなりません。コマンド「
+幸いなことに、どれを印刷するか選択することを可能にする\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+コマンドが、2種類あります。どちらも文書のプリアンブルに記述されなくてはなりません。コマンド「
\family typewriter
\backslash
\backslash
onlynotes{}
\family default
-」コマンドには、他の引数を与えることもできます。詳しくは、LaTeXの良書をご覧ください。
+」コマンドには、他の引数を与えることもできます。詳しくは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の良書をご覧ください。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\family default
」が提供されています。これを使用するには、新しいプレゼンテーションを作り始める際に、
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
新規(ひな型使用)
\family default
メニューを選択してください。すると新規ファイルには、
\end_layout
\begin_layout Standard
-最後に、私はこの文書クラスを、LaTeX2eの組み込みクラスである「
+最後に、私はこの文書クラスを、\SpecialCharNoPassThru LaTeX2e
+の組み込みクラスである「
\noun on
-SliTeX
+Sli\SpecialCharNoPassThru TeX
\noun default
-エミュレーション」クラスをサポートする目的で作成しました。私もLyXチームの他のメンバーも、この組み込みスライドクラスを使用することに賛成したり反対したりするも
+エミュレーション」クラスをサポートする目的で作成しました。私も\SpecialCharNoPassThru LyX
+チームの他のメンバーも、この組み込みスライドクラスを使用することに賛成したり反対したりするも
のではありません。これは単に、ユーザーがこれを使いたかったり必要としたりしたときのためにあるものです。プレゼンテーションを作成するためには、
\family sans
Foils
\family typewriter
seminar
\family default
-」パッケージ(一部のTeX頒布版に含まれています)のように、他のLaTeX2eクラスも存在します。私はこれらについては知らないのですが、他にどのようなことができ
+」パッケージ(一部の\SpecialCharNoPassThru TeX
+頒布版に含まれています)のように、他の\SpecialCharNoPassThru LaTeX2e
+クラスも存在します。私はこれらについては知らないのですが、他にどのようなことができ
るのか試してみてください。
\end_layout
\begin_layout Chapter
-ソフトウェアを追加する必要がある LyX機能
+ソフトウェアを追加する必要がある \SpecialCharNoPassThru LyX
+機能
\end_layout
\begin_layout Section
-TeXのチェック
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+のチェック
\end_layout
\begin_layout Standard
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-LaTeX頒布版としてMiKTeXを使用している場合には、
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+頒布版としてMiK\SpecialCharNoPassThru TeX
+を使用している場合には、
\family typewriter
chktex
\family default
\family default
メニューの下に、
\family sans
-TeX構文チェック
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+構文チェック
\family default
という項目が表示されます。
\family typewriter
\begin_layout Standard
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
-パッケージは、LaTeXの構成物には直感的でないものもあり、すぐ忘れてしまいがちであるのに不満を感じた
+パッケージは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の構成物には直感的でないものもあり、すぐ忘れてしまいがちであるのに不満を感じた
\begin_inset Flex Noun
status collapsed
\end_inset
-が書いたプログラムです。このプログラムは、LaTeXファイルを走査して、ファイルの整合性をチェックし、犯しがちな誤りを見つけ出します。別の技術用語では、LaTe
+が書いたプログラムです。このプログラムは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルを走査して、ファイルの整合性をチェックし、犯しがちな誤りを見つけ出します。別の技術用語では、LaTe
Xにおける
\family typewriter
lint
\end_layout
\begin_layout Standard
-さて、LyXはつねに正しいLaTeXファイルを生成するはずなのに、文法チェッカーはLyXで何をするというのでしょうか。答えは簡単です。
+さて、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はつねに正しい\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルを生成するはずなのに、文法チェッカーは\SpecialCharNoPassThru LyX
+で何をするというのでしょうか。答えは簡単です。
\family typewriter
lint
\family default
\emph default
チェックも行うように、
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
は、文法エラーの他に犯しがちな
\emph on
\emph default
誤りも検出してくれるからです。
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
は、以下のような誤りを検出することができます。
\end_layout
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-...ではなく\SpecialChar \ldots{}
+...ではなく\SpecialChar ldots
を使わなくてはなりません
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-などなど\SpecialChar \ldots{}
+などなど\SpecialChar ldots
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
は、印刷する前に文書を「仕上げる」上で、たいへん価値のあるツールです。必須のスペルチェックを終えた直後、組版の微調整をする前には、これを実行するべきです。
\end_layout
\begin_layout Standard
このプログラムを導入したならば、使うのは
\family sans
-ツール\SpecialChar \menuseparator
-TeX構文チェック
+ツール\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+構文チェック
\family default
-を選択するだけなので簡単です。こうすると、LyXは使用中の文書のLaTeXファイルを生成して、
+を選択するだけなので簡単です。こうすると、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は使用中の文書の\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルを生成して、
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
を起動し、当該ファイルを検査しますが、
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
-から警告があった場合には、それを含んだ「エラーボックス」をLyX中に挿入します。警告は、誤りのある箇所のそばに置かれるので、メニュー項目の
+から警告があった場合には、それを含んだ「エラーボックス」を\SpecialCharNoPassThru LyX
+中に挿入します。警告は、誤りのある箇所のそばに置かれるので、メニュー項目の
\family sans
-移動\SpecialChar \menuseparator
+移動\SpecialChar menuseparator
エラー
\family default
を選択するか、既定の
\family default
を押します。警告を読み、それが誤りを示していれば修正します。警告が何を意味しているか理解しにくい場合には、無視しても問題はありません。画面上の文書と、
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
を起動する際に行なわれる実際の技術的な操作のあいだには、隠された層があり、この隔たりのせいで、一部の警告が不可解なものになったり、明らかに馬鹿げたものになる場合
があるのです。
\begin_layout Standard
場合によっては、
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
は、あなたが望むよりも煩すぎると思うかもしれません。そのような場合には、必要と思うまで
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
を無効にするか、あなたにもう少し合うように
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
を調整することができます。
\end_layout
\begin_layout Standard
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
-は調整や拡張がひじょうに柔軟なのですが、LyXにおける
+は調整や拡張がひじょうに柔軟なのですが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+における
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
-関連の問題が、それですべて解決すると思うべきではありません。LyXは、
+関連の問題が、それですべて解決すると思うべきではありません。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
出力
\begin_inset Foot
\family default
を実行した直後に
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
-LaTeXログ
+文書\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ログ
\family default
を使えば見ることができます。
\end_layout
\end_inset
-から得た行番号と内部構造を一致させるため、やや特殊なLaTeXファイルを生成しなくてはならないので、警告の一部は正しく表示されていないように見えるでしょう。これ
+から得た行番号と内部構造を一致させるため、やや特殊な\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルを生成しなくてはならないので、警告の一部は正しく表示されていないように見えるでしょう。これ
に対処するためには、以下の2つの方法があります。
\end_layout
\family sans
\begin_inset Flex MenuItem
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
\family sans
-ツール\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
-出力\SpecialChar \menuseparator
-LaTeX\SpecialChar \menuseparator
-CheckTeXコマンド
+ツール\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
+出力\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+\SpecialChar menuseparator
+Check\SpecialCharNoPassThru TeX
+コマンド
\end_layout
\end_inset
\family default
中の
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
起動コマンドラインを調整するか、グローバルな
\family sans
-ChkTeX
+Chk\SpecialCharNoPassThru TeX
\family default
の設定ファイル(通常は
\begin_inset Flex Code
\begin_layout Itemize
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-書き出し\SpecialChar \menuseparator
-LaTeX
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+書き出し\SpecialChar menuseparator
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\family default
-を使って文書をLaTeXファイルに変換し、そのファイルに対して
+を使って文書を\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルに変換し、そのファイルに対して
\family typewriter
chktex
\family default
-を手動で実行します。このようにすると、LyX文書中の対応箇所を見つけるのがやや面倒ですが、少し我慢すれば見つけることができます。
+を手動で実行します。このようにすると、\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書中の対応箇所を見つけるのがやや面倒ですが、少し我慢すれば見つけることができます。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、
\family typewriter
chktex
\family default
\begin_layout Enumerate
\size small
-Math mode still on at end of LaTeX file.
+Math mode still on at end of \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ file.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\begin_layout Enumerate
\size small
-Could not execute LaTeX command.
+Could not execute \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ command.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\begin_layout Enumerate
\size small
-You ought to not use primitive TeX in LaTeX code.
+You ought to not use primitive \SpecialCharNoPassThru TeX
+ in \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ code.
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXの将来の版では、このツール(およびその縮小版
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+の将来の版では、このツール(およびその縮小版
\family typewriter
lacheck
\family default
\end_layout
\begin_layout Section
-LyXでのバージョン管理
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+でのバージョン管理
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、今ではもっとも基本的なRCS/CVS/SVN/GITコマンドをサポートしています。もしもっと洗練されたことを行いたい場合には、ターミナル上から手動で行
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、今ではもっとも基本的なRCS/CVS/SVN/GITコマンドをサポートしています。もしもっと洗練されたことを行いたい場合には、ターミナル上から手動で行
う必要があります。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXで実際にバージョン管理機能を使い始める前に、RCS/CVS/SVN/GITの使用法に習熟しておかなくてはなりません。LyXでLyXへの実装においては、GN
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+で実際にバージョン管理機能を使い始める前に、RCS/CVS/SVN/GITの使用法に習熟しておかなくてはなりません。\SpecialCharNoPassThru LyX
+で\SpecialCharNoPassThru LyX
+への実装においては、GN
U RCSまたはCVS/SVNパッケージの最新版を仮定しています。旧版への保証はありません。ログメッセージのほとんどは、現在のところ操作後には表示されません。確
認したい場合には、メッセージ面で確かめてください。バージョン管理を常用するユーザーには、VCツールバーが便利でしょう。これは
\family sans
-表示\SpecialChar \menuseparator
-ツールバー\SpecialChar \menuseparator
+表示\SpecialChar menuseparator
+ツールバー\SpecialChar menuseparator
バージョン管理
\family default
で有効にできます。
\end_layout
\begin_layout Standard
-自製の外部コマンドを導入したい場合には、LyX関数説明書のvcコマンドを確認してください。
+自製の外部コマンドを導入したい場合には、\SpecialCharNoPassThru LyX
+関数説明書のvcコマンドを確認してください。
\end_layout
\begin_layout Subsection
-LyXにおけるRCSコマンド
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+におけるRCSコマンド
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下の節ではLyXでサポートされているRCSコマンドを説明します。それらのコマンドは
+以下の節では\SpecialCharNoPassThru LyX
+でサポートされているRCSコマンドを説明します。それらのコマンドは
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
バージョン管理
\family default
-のサブメニューにあります。LyXは、RCS 5.7/5.8に対して試験されています。
+のサブメニューにあります。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、RCS 5.7/5.8に対して試験されています。
\begin_inset Foot
status open
\begin_layout Plain Layout
-古いDOS / MS Windowsビルド(5.7)では、LyXで適切に動作させるためには、環境変数を設定する必要があります。とくに、標準時間帯(TZ)を設定し、
-さらに大事なことは、アーカイブの既定位置を変更する場合には、RCSINITを設定しなくてはなりません("SET RCSINIT=-x,v/")。---
- LyXは、文書のあるディレクトリのfile.lyx,vに、アーカイブがあるものと期待します。Windows RCSバイナリ付属のREADMEもご覧ください。
+古いDOS / MS Windowsビルド(5.7)では、\SpecialCharNoPassThru LyX
+で適切に動作させるためには、環境変数を設定する必要があります。とくに、標準時間帯(TZ)を設定し、
+さらに大事なことは、アーカイブの既定位置を変更する場合には、RCSINITを設定しなくてはなりません("SET RCSINIT=-x,v/")。\threehyphens
+ \SpecialCharNoPassThru LyX
+は、文書のあるディレクトリのfile.lyx,vに、アーカイブがあるものと期待します。Windows RCSバイナリ付属のREADMEもご覧ください。
\end_layout
\end_inset
。最後のチェックイン以降、変更が加えられていないサラの文書であることが要求されます。ファイル名とコピー操作の説明を入力するように促され、その後、新コピーがローカ
ルとリポジトリの両方に生成されます。コピーされた文書と元の文書の親ディレクトリが異なる場合には、コピーにインクルードされたファイルの相対パスは、(
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-名前をつけて保存\SpecialChar \ldots{}
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+名前をつけて保存\SpecialChar ldots
\family default
と同様に)全て調整されます。最後に、元の文書の代わりに、コピーされたファイルが読み込まれます。
\labelwidthstring 00.00.0000
RCSコマンド:
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
"ファイル名"
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
ci -q -u -i "<新ファイル名>"
\end_layout
\begin_layout Standard
-これは、最後のチェックインがあたかも為されなかったかのようにします。LyXに読み込まれた文書に変更は加えられませんが、マスターRCSファイルから最後のバージョン
+これは、最後のチェックインがあたかも為されなかったかのようにします。\SpecialCharNoPassThru LyX
+に読み込まれた文書に変更は加えられませんが、マスターRCSファイルから最後のバージョン
が削除されます。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、RCSバージョン番号情報(のみ)をサポートしています。詳細については、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、RCSバージョン番号情報(のみ)をサポートしています。詳細については、
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
-reference "sub:VCS改訂情報"
+reference "subsec:VCS改訂情報"
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Subsection
-LyXにおけるCVSコマンド
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+におけるCVSコマンド
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、現在CVSを一部サポートしています。そのコマンドは、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、現在CVSを一部サポートしています。そのコマンドは、
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
バージョン管理
\family default
サブメニューにあります。バージョン管理システムSVNの方が強力なので、可能ならばCVSではなく、SVNを使用してください。
。したがって、共著者同士がコンスタントにコミュニケーションを交わしていれば、このようなコンフリクトは滅多に発生しません。もしコミュニケーションがなければ、いずれ
にしても根本的な問題があるわけです。それにもかかわらず、いわゆる「予備付きチェックアウト」を使用したいと思う人々もいます。この場合、最初にチェックアウトした際に
、全ファイルの作業コピーは読み込み専用にされ、ユーザーは、作業コピーを書き込み可能にする特別なコマンドを使用した後、編集を開始することになります。変更をチェック
-インすると、作業コピーは読み込み専用状態に戻ります。LyXで予備付きチェックアウトを利用したい場合には、
+インすると、作業コピーは読み込み専用状態に戻ります。\SpecialCharNoPassThru LyX
+で予備付きチェックアウトを利用したい場合には、
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、あなたが予備付きチェックアウトを使用しているか、予備なしチェックアウトを利用しているか、推測しようと試みます。使用中の作業コピーが読み込み専用になって
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、あなたが予備付きチェックアウトを使用しているか、予備なしチェックアウトを利用しているか、推測しようと試みます。使用中の作業コピーが読み込み専用になって
いるか、あるいはそれが書き込み可能であって、CVS/Baseサブディレクトリに使用中文書のコピーが存在している場合には、予備付きチェックアウトを使用しているもの
と仮定し、そうでない場合には予備なしチェックアウトを使用しているものと仮定します。予備付きチェックアウトが検出された場合には、作業コピーが読み込み専用の場合に書
き込み可能にするためには、
\end_inset
ファイルが存在する場合にのみ)、お使いの文書をCVSに登録します。つまり、外部ツールを使用して、アーカイブを自分で作成ないしチェックアウトしなくてはならないこと
-を意味します(このステップを忘れてしまうと、LyXは文書をRCSに登録します)。
+を意味します(このステップを忘れてしまうと、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は文書をRCSに登録します)。
\end_layout
\begin_layout Standard
。最後のチェックイン以降、変更が加えられていないサラの文書であることが要求されます。ファイル名とコピー操作の説明を入力するように促され、その後、新コピーがローカ
ルとリポジトリの両方に生成されます。コピーされた文書と元の文書の親ディレクトリが異なる場合には、コピーにインクルードされたファイルの相対パスは、(
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-名前をつけて保存\SpecialChar \ldots{}
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+名前をつけて保存\SpecialChar ldots
\family default
と同様に)全て調整されます。最後に、元の文書の代わりに、コピーされたファイルが読み込まれます。
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
"ファイル名"
を
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
"新ファイル名"
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
cvs -q add "<新ファイル名>"
、その後、ローカルとリポジトリの両方でファイル名が変更されます。新旧ファイル名の文書の親ディレクトリが異なる場合には、コピーにインクルードされたファイルの相対パ
スは、(
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-名前をつけて保存\SpecialChar \ldots{}
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+名前をつけて保存\SpecialChar ldots
\family default
と同様に)全て調整されます。最後に、新ファイル名を使ってファイルが再度読み込まれます。
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
"ファイル名"
を
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
"新ファイル名"
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
cvs -q add "<新ファイル名>"
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
cvs -q remove "<ファイル名>"
\end_inset
-ファイルを取り込むなど、文書が複雑になるにつれ、バージョン管理の利用は複雑になります。LyXは、文書が存在するツリー全体の更新をサポートします。これは、CVSの
+ファイルを取り込むなど、文書が複雑になるにつれ、バージョン管理の利用は複雑になります。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、文書が存在するツリー全体の更新をサポートします。これは、CVSの
使用法について詳しい知識のない人々や、レポジトリに追加素材をコミットする野望のない人々と共同作業をするような場合に、特に便利です。ファイル構造は、すべての外部フ
ァイルが、文書と同じディレクトリかそのサブディレクトリに来るように組織する必要があります。いずれにしても、複合文書を新しいディレクトリを建てて収容するのは、望ま
しい習慣です。
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、CVS版数・著者名・最終コミットの日時をサポートします。これらの情報は、すべて
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、CVS版数・著者名・最終コミットの日時をサポートします。これらの情報は、すべて
\family typewriter
cvs log -r <ファイル名>
\family default
によって抽出されます。詳細については、第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
-reference "sub:VCS改訂情報"
+reference "subsec:VCS改訂情報"
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Subsection
-LyXにおけるSVNコマンド
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+におけるSVNコマンド
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、現在SVNを一部サポートしています。そのコマンドは、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、現在SVNを一部サポートしています。そのコマンドは、
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
バージョン管理
\end_layout
\end_inset
-メニューにあります。レポジトリへのアクセスに、ssh経由のパスワード保護アクセスを使用している場合には、端末ウィンドウでの入力を促されます。LyXは、SVN
+メニューにあります。レポジトリへのアクセスに、ssh経由のパスワード保護アクセスを使用している場合には、端末ウィンドウでの入力を促されます。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、SVN
1.5および1.6に対して試験されています。
\end_layout
ロックが有効になっていない場合です。第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
-reference "sub:SVNファイルロック"
+reference "subsec:SVNファイルロック"
\end_inset
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-svn update --non-interactive
+svn update \twohyphens
+non-interactive
\begin_inset Quotes eld
\end_inset
うに促され、その後、新コピーがローカルとリポジトリの両方に生成されます。コピーされた文書と元の文書の親ディレクトリが異なる場合には、コピーにインクルードされたフ
ァイルの相対パスは、(
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-名前をつけて保存\SpecialChar \ldots{}
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+名前をつけて保存\SpecialChar ldots
\family default
と同様に)全て調整されます。最後に、元の文書の代わりに、コピーされたファイルが読み込まれます。
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
svn copy -q "<ファイル名>" "<新ファイル名>"
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
svn commit
るように促され、その後、ローカルとリポジトリの両方でファイル名が変更されます。新旧ファイル名の文書の親ディレクトリが異なる場合には、コピーにインクルードされたフ
ァイルの相対パスは、(
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-名前をつけて保存\SpecialChar \ldots{}
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+名前をつけて保存\SpecialChar ldots
\family default
と同様に)全て調整されます。最後に、新ファイル名を使ってファイルが再度読み込まれます。
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
svn move -q add "<ファイル名>" "<新ファイル名>"
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
svn commit
\begin_layout Subsubsection
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
-name "sub:レポジトリからSVN同期"
+name "subsec:レポジトリからSVN同期"
\end_inset
\end_inset
-ファイルを取り込んだりすれば、管理はずっと複雑になります。そこでLyXは、文書のおいてあるツリー全体の更新をサポートします
+ファイルを取り込んだりすれば、管理はずっと複雑になります。そこで\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、文書のおいてあるツリー全体の更新をサポートします
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-svn update --accept mine-full $path
+svn update \twohyphens
+accept mine-full $path
\end_layout
\end_inset
ファイルロック
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
-name "sub:SVNファイルロック"
+name "subsec:SVNファイルロック"
\end_inset
svnファイル特性に依拠した書き込み権限の自動設定(第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
-reference "sub:自動ロック特性"
+reference "subsec:自動ロック特性"
\end_inset
\end_inset
-。ある文書について、この特性が検出されたときには、LyXは自動的に文書編集にSVNロックを使用するようになり、チェックイン・チェックアウト機構はRCSと同じ枠組
-みに切り替わります。これは特に、LyXでのファイルの使われ方に以下の二つのモードがあることを意味します。
+。ある文書について、この特性が検出されたときには、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は自動的に文書編集にSVNロックを使用するようになり、チェックイン・チェックアウト機構はRCSと同じ枠組
+みに切り替わります。これは特に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+でのファイルの使われ方に以下の二つのモードがあることを意味します。
\end_layout
\begin_layout Itemize
自動ロック特性
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
-name "sub:自動ロック特性"
+name "subsec:自動ロック特性"
\end_inset
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-バージョン管理\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+バージョン管理\SpecialChar menuseparator
ロック特性を使用
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\begin_inset CommandInset label
LatexCommand label
-name "sub:VCS改訂情報"
+name "subsec:VCS改訂情報"
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Itemize
-LyXによる直接サポート
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+による直接サポート
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\begin_inset space ~
\end_inset
---xml
+\twohyphens
+xml
\begin_inset space ~
\end_inset
\end_inset
の出力を解析したものが返されます。サポートされるフラグは
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_deeper
\begin_layout Itemize
-もう一つの---ハッカー的な---方法は、SVNキーワードを使用する方法です
+もう一つの\threehyphens
+ハッカー的な\threehyphens
+方法は、SVNキーワードを使用する方法です
\begin_inset Foot
status collapsed
\family sans
svn propset svn:keywords 'Rev' file.lyx
\family default
-)、文書中にキーワードTeXコード
+)、文書中にキーワード\SpecialCharNoPassThru TeX
+コード
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-これは、LyXがキーワードタグの途中で改行してしまわないことを確実にするための、簡単な方法です。
+これは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+がキーワードタグの途中で改行してしまわないことを確実にするための、簡単な方法です。
\end_layout
\end_inset
\end_inset
-)。このアプローチにはいくつか問題があります。第一に、TeXの世界では「$」文字は数式を表すのに使われるので、LyX中の
+)。このアプローチにはいくつか問題があります。第一に、\SpecialCharNoPassThru TeX
+の世界では「$」文字は数式を表すのに使われるので、\SpecialCharNoPassThru LyX
+中の
\begin_inset Formula $Rev$
\end_inset
になってしまいます。その他のId・Date・Authorなどといったキーワードも同様です。第二に、SVN出力は使用中のロケールに依存するので、Dateが用いられ
ると、SVNは、問題を引き起こすような文字列を容易に生成してしまいます。第三に、文書中には、番号だけでなく「Rev:59」という文字列全体が表示されてしまいます
-。Subversionがユーザ定義のキーワードを実装するまでは、このアプローチを信頼性を持って使用したり、LyXがこれを直接サポートすることは、難しそうです。
+。Subversionがユーザ定義のキーワードを実装するまでは、このアプローチを信頼性を持って使用したり、\SpecialCharNoPassThru LyX
+がこれを直接サポートすることは、難しそうです。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_layout
\begin_layout Quote
-ユーザが、かなり早いうちに自分自身でコマンドライン操作を理解できないのであれば、TortoiseSVNを使った方が賢明でしょう。---P.
+ユーザが、かなり早いうちに自分自身でコマンドライン操作を理解できないのであれば、TortoiseSVNを使った方が賢明でしょう。\threehyphens
+P.
A.
ルービン
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXを導入して、Subversionレポジトリへのアクセス権を持っている他に、ユーザはSubversionクライアントプログラムを導入する必要があります。クラ
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+を導入して、Subversionレポジトリへのアクセス権を持っている他に、ユーザはSubversionクライアントプログラムを導入する必要があります。クラ
イアントプログラムのWindows用インストーラは
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
\end_inset
-も導入することを考えるでしょう。これはSubversionの操作をWindows Explorerのコンテクスト(右クリック)メニューに統合します。LyX外部で
-行う操作は、一般的にExplorerコンテクストメニューを使った方が便利です。TortoiseSVNは、LyX自身が使用するクライアントプログラムの代わりとは成
+も導入することを考えるでしょう。これはSubversionの操作をWindows Explorerのコンテクスト(右クリック)メニューに統合します。\SpecialCharNoPassThru LyX
+外部で
+行う操作は、一般的にExplorerコンテクストメニューを使った方が便利です。TortoiseSVNは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+自身が使用するクライアントプログラムの代わりとは成
りませんので、注意してください。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyX文書をSubversionのバージョン管理下に置く前に、その親ディレクトリをバージョン管理下に置かなくてはなりません。文書を、既にレポジトリに存在するプロ
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書をSubversionのバージョン管理下に置く前に、その親ディレクトリをバージョン管理下に置かなくてはなりません。文書を、既にレポジトリに存在するプロ
ジェクトに追加する際には、新規文書が置かれることになるディレクトリへ、プロジェクトをチェックアウトすることによって実現します。プロジェクト自体がバージョン管理下
-にない場合(たとえばこの文書が新規プロジェクトの最初のファイルである場合)には、このディレクトリをレポジトリにインポートしなくてはなりません。これは、LyXの外
+にない場合(たとえばこの文書が新規プロジェクトの最初のファイルである場合)には、このディレクトリをレポジトリにインポートしなくてはなりません。これは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の外
部で行います。インポートもチェックアウトも共に、TortoiseSVNを使えば、Explorerのコンテクストメニューから簡単に終えることができます。あるいは、
DOSプロンプトでコマンドライン・クライアントを使って成し遂げることもできます。TortoiseSVNを使ったプロジェクトのインポート手続きを下記で説明します。
レポジトリは既に存在し、新規プロジェクトを
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-svn --help
+svn \twohyphens
+help
\end_layout
\end_inset
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-TortoiseSVN\SpecialChar \menuseparator
+TortoiseSVN\SpecialChar menuseparator
Repo-browser
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-Create folder\SpecialChar \ldots{}
+Create folder\SpecialChar ldots
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-SVN Checkout\SpecialChar \ldots{}
+SVN Checkout\SpecialChar ldots
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-LyXで文書を新規作成するか開くかして、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+で文書を新規作成するか開くかして、
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-バージョン管理\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+バージョン管理\SpecialChar menuseparator
登録
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
バージョン管理
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-svn --version
+svn \twohyphens
+version
\end_layout
\end_inset
\end_inset
のみを使用することとします。
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_layout
\begin_layout Standard
-共著者同士がLinuxとWindowsを混在させているとき、LyXは.lyxファイル中で異なった行末記号を使用することになります。これは、LyXの機能に関する限り
+共著者同士がLinuxとWindowsを混在させているとき、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は.lyxファイル中で異なった行末記号を使用することになります。これは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の機能に関する限り
問題になりませんが、コミット差分は巨大になり、マージではコンフリクトを引き起こしがちです。幸いにして、SVNは、.lyxファイルを
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Subsection
-LyXにおけるGITコマンド
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+におけるGITコマンド
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXで、最小限のGITコマンドがサポートされるようになりました。これらのコマンドは、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+で、最小限のGITコマンドがサポートされるようになりました。これらのコマンドは、
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
バージョン管理
\family default
-にあります。リポジトリのアクセスに、パスワード保護されたsshを使用している場合には、ターミナルウィンドウでの操作をするように促されます。LyXは、GIT
+にあります。リポジトリのアクセスに、パスワード保護されたsshを使用している場合には、ターミナルウィンドウでの操作をするように促されます。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、GIT
1.7に対して試験を行っています。
\end_layout
\end_inset
-を使って、1つ以上のリモートリポジトリと同期されます。LyXは、リモートのGITリポジトリとは、一切関わりません。CVSやSVNの集権的リポジトリに対して行うの
+を使って、1つ以上のリモートリポジトリと同期されます。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、リモートのGITリポジトリとは、一切関わりません。CVSやSVNの集権的リポジトリに対して行うの
と同じことを、ローカルのリポジトリに対してのみ行います。リモートのGITリポジトリを使用している場合には、お好みのGITクライアントを使用して、
\begin_inset Flex Code
status open
るように促され、その後、ローカルとリポジトリの両方でファイル名が変更されます。新旧ファイル名の文書の親ディレクトリが異なる場合には、コピーにインクルードされたフ
ァイルの相対パスは、(
\family sans
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
-名前をつけて保存\SpecialChar \ldots{}
+ファイル\SpecialChar menuseparator
+名前をつけて保存\SpecialChar ldots
\family default
と同様に)全て調整されます。最後に、新ファイル名を使ってファイルが再度読み込まれます。
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
git mv "<ファイル名>" "<新ファイル名>"
\begin_layout Labeling
\labelwidthstring 00.00.0000
\begin_inset Flex Code
-status open
+status collapsed
\begin_layout Plain Layout
git commit
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXは、ファイルの最終コミットのGITハッシュ番号・著者名・最終コミットの日時をサポートします。これらの情報は、すべて
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、ファイルの最終コミットのGITハッシュ番号・著者名・最終コミットの日時をサポートします。これらの情報は、すべて
\family typewriter
-git log -n 1 --pretty=format:%H%n%an%n%ai
+git log -n 1 \twohyphens
+pretty=format:%H%n%an%n%ai
\family default
によって抽出されます。ツリーバージョン情報は、
\family typewriter
-git describe --abbrev --dirty --long
+git describe \twohyphens
+abbrev \twohyphens
+dirty \twohyphens
+long
\family default
で取得されます。詳細については、第
\begin_inset CommandInset ref
LatexCommand ref
-reference "sub:VCS改訂情報"
+reference "subsec:VCS改訂情報"
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-vcコマンド機構が最近になって付け加えられたおかげで、LyXのパワーユーザは、改訂管理のための自製コマンドを作ることができるようになりました。
+vcコマンド機構が最近になって付け加えられたおかげで、\SpecialCharNoPassThru LyX
+のパワーユーザは、改訂管理のための自製コマンドを作ることができるようになりました。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
-ダンプを生成することによって、改訂版の間の変更点を検査するのが、典型的な使用法です。これは平文ファイルには有効なのですが、複雑な構造を持つLyXファイルの場合に
-は、あまり便利ではありません。そこで、LyXは独自の文書比較機能を提供しています。この機能を呼び出すには2つの方法があります。1つは、LyXの
+ダンプを生成することによって、改訂版の間の変更点を検査するのが、典型的な使用法です。これは平文ファイルには有効なのですが、複雑な構造を持つ\SpecialCharNoPassThru LyX
+ファイルの場合に
+は、あまり便利ではありません。そこで、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は独自の文書比較機能を提供しています。この機能を呼び出すには2つの方法があります。1つは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の
\begin_inset Flex Code
status collapsed
\end_inset
-関数を直接呼び出す方法であり(詳細はLyX関数説明書を参照)、もう1つは
+関数を直接呼び出す方法であり(詳細は\SpecialCharNoPassThru LyX
+関数説明書を参照)、もう1つは
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-旧改訂と比較\SpecialChar \ldots{}
+旧改訂と比較\SpecialChar ldots
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-この節の主な目的は、文芸的プログラミング(literate programming)のために、LyXをどう使えばよいかをお見せすることです。ここでは、あなたがこ
+この節の主な目的は、文芸的プログラミング(literate programming)のために、\SpecialCharNoPassThru LyX
+をどう使えばよいかをお見せすることです。ここでは、あなたがこ
のプログラミング技術をよくご存じで、「tangling」や「weaving」の意味するところを知っているものとして説明します。そうでない場合には、以下の各節にあ
るウェブリンクをたどってください。そこには、かつての開発の歴史から最新のツールチップまで、たくさんの良質なドキュメンテーションがあります。
\end_layout
\begin_layout Standard
-また、あなたが、LyXの設定を変更することを厭わない程度までLyXに習熟しており、Xリソースファイルにも親しんでいることを前提にしています。そうでない場合は、あ
-なたの必要とするトピックを扱っている、LyXの他の説明書で調べてください。
+また、あなたが、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の設定を変更することを厭わない程度まで\SpecialCharNoPassThru LyX
+に習熟しており、Xリソースファイルにも親しんでいることを前提にしています。そうでない場合は、あ
+なたの必要とするトピックを扱っている、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の他の説明書で調べてください。
\end_layout
\begin_layout Subsection
\end_inset
E.
- Knuthが、TeX組版ソフトウエアを開発中に作り出したものです。
+ Knuthが、\SpecialCharNoPassThru TeX
+組版ソフトウエアを開発中に作り出したものです。
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_layout Quotation
3つの際立った特徴があります。重要な順に列挙すれば、
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_layout
\begin_layout Itemize
-説明文書をLaTeXでもHTMLでも出力できる。
+説明文書を\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+でもHTMLでも出力できる。
\end_layout
\begin_layout Itemize
\end_layout
\begin_layout Subsection
-LyXと文芸プログラミング
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+とNowebを使った文芸プログラミング
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXにおける文芸プログラミングのサポートは、LyXの汎用変換機構を使用して実現しています。このサポートは「Noweb非依存」的な方法で提供されているので、Ly
-Xの設定を変更するだけで、自分の好きな他の文芸プログラミングツールを使って、この新しいLyXの機能を利用することができます。
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+における文芸プログラミングのサポートは、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の汎用変換機構を使用して実現しています。このサポートは「Noweb非依存」的な方法で提供されているので、Ly
+Xの設定を変更するだけで、自分の好きな他の文芸プログラミングツールを使って、この新しい\SpecialCharNoPassThru LyX
+の機能を利用することができます。
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
\end_layout
\begin_layout Standard
-NowebとLyXの導入に成功したならば、新規文書を開いたときにはいつも、文書クラスを選択した後、
+Nowebと\SpecialCharNoPassThru LyX
+の導入に成功したならば、新規文書を開いたときにはいつも、文書クラスを選択した後、
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
メニューで「noweb」モジュールを追加するようにしてください。Nowebが正しく導入されていれば、「モジュール」リンクをクリックした際、利用可能リストに「no
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXでは、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、
\begin_inset Flex Noun
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-問題は<<と@の間にあるものを完全にそのままの形で扱わなければならないことです。つまり、LyXは、この間に書かれたものを特別に解釈することは決してあってはなりま
+問題は<<と@の間にあるものを完全にそのままの形で扱わなければならないことです。つまり、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、この間に書かれたものを特別に解釈することは決してあってはなりま
せん。これも
\begin_inset Flex Noun
status collapsed
この時点で、適切な文書クラスを持ち、いくつかのコードとテキストが入った新規文書ファイルが作成されているはずです。これをどうやって印刷したらいいのでしょう。答えは
簡単で、通常の文書で行うように
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
表示
\family default
等を選ぶだけです。特別な手続きは必要ありません。
\end_layout
\begin_layout Standard
-理解を助けるために、LyXの内部で何が起っているかを説明しておきましょう。
+理解を助けるために、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の内部で何が起っているかを説明しておきましょう。
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
更新
\family default
-が選択されると、LaTeXファイルがつくられます。
+が選択されると、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルがつくられます。
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-違いがファイル名だけなのに注意してください。LyXによる特別な処理は必要ありません。
+違いがファイル名だけなのに注意してください。\SpecialCharNoPassThru LyX
+による特別な処理は必要ありません。
\begin_inset Flex Noun
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-文書が何らかの文芸プログラムクラスなら、LyXは、LyXからNowebへの内部変換子を用い、それからNowebからLaTeXへの変換子
+文書が何らかの文芸プログラムクラスなら、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、\SpecialCharNoPassThru LyX
+からNowebへの内部変換子を用い、それからNowebから\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+への変換子
\begin_inset Foot
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
これらの変換子は、
\family sans
-ツール\SpecialChar \menuseparator
+ツール\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
パネルの変換子タブに定義されています。変換子の一般的な情報については、取扱説明書『
\end_inset
-を使ってLaTeXファイルを生成します。
+を使って\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルを生成します。
+\family default
+\begin_inset Separator parbreak
+\end_inset
+
\end_layout
\begin_deeper
\end_deeper
\begin_layout Enumerate
-最後にLaTeXが実行され、通常の文書と同じ後処理が行われます。
+最後に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+が実行され、通常の文書と同じ後処理が行われます。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-ビルドメニューが選ばれた場合や、それに対応するツールバーのボタンが押された場合、上のステップ1と同様にLaTeXファイルが生成されます。それからLyXは
+ビルドメニューが選ばれた場合や、それに対応するツールバーのボタンが押された場合、上のステップ1と同様に\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ファイルが生成されます。それから\SpecialCharNoPassThru LyX
+は
\family typewriter
Noweb->Program
\family default
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-エラーログ解析子。これはエラーメッセージをLyXが理解できる形へ書き直します。これによって、LyXはファイルバッファの正しい位置へエラーボックスを配置することが
+エラーログ解析子。これはエラーメッセージを\SpecialCharNoPassThru LyX
+が理解できる形へ書き直します。これによって、\SpecialCharNoPassThru LyX
+はファイルバッファの正しい位置へエラーボックスを配置することが
できます。
\end_layout
\begin_inset Newline newline
\end_inset
-と指定します。これは基本的に、LyXが
+と指定します。これは基本的に、\SpecialCharNoPassThru LyX
+が
\begin_inset Quotes erd
\end_inset
\begin_inset Quotes erd
\end_inset
-(プログラムかスクリプト名)を(一般にはLyXの一時ファイル用のディレクトリにつくられる)、Nowebファイルの名前と元のLyXファイルのディレクトリパスを使っ
+(プログラムかスクリプト名)を(一般には\SpecialCharNoPassThru LyX
+の一時ファイル用のディレクトリにつくられる)、Nowebファイルの名前と元の\SpecialCharNoPassThru LyX
+ファイルのディレクトリパスを使っ
て呼び出すことを意味しています。
\end_layout
\begin_layout Standard
-以下にbuild-scriptの一例を書いておきます。パスが通っているディレクトリに置いて使います。
+以下に「build-script」の一例を書いておきます。パスが通っているディレクトリに置いて使います。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_inset
+\begin_inset Newpage pagebreak
+\end_inset
+
+
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-ビルドは、通常LyXの一時ディレクトリで行われるので、変換によって生成されたファイルはそのディレクトリに置かれます。LyXは、主要ファイルとみなされるものをコピ
+ビルドは、通常\SpecialCharNoPassThru LyX
+の一時ディレクトリで行われるので、変換によって生成されたファイルはそのディレクトリに置かれます。\SpecialCharNoPassThru LyX
+は、主要ファイルとみなされるものをコピ
ーして取り出しますが、
\family typewriter
Noweb→プログラム
\family default
-変換は複数のファイルを生成することがあるので、LyXを閉じる際に大半が削除される可能性があります。これが、NOWEB_OUTPUT_DIR環境変数を渡して、bu
+変換は複数のファイルを生成することがあるので、\SpecialCharNoPassThru LyX
+を閉じる際に大半が削除される可能性があります。これが、NOWEB_OUTPUT_DIR環境変数を渡して、bu
ild-script chunkが生成したファイルをその場所に置かれるようにする理由です。
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXとNowebの統合の最後の部分は、
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+とNowebの統合の最後の部分は、
\begin_inset Quotes eld
\end_inset
\emph on
LIBDIR/examples/noweb2lyx.lyx
\emph default
-も見てください。面白いことに、これらの3つのファイルは、Python、C、Perlが各々使われていて、LyXの文芸プログラミングのサポートがプログラム言語に依存
+も見てください。面白いことに、これらの3つのファイルは、Python、C、Perlが各々使われていて、\SpecialCharNoPassThru LyX
+の文芸プログラミングのサポートがプログラム言語に依存
しないことを示しています。
\end_layout
\begin_layout Subsubsection
-LyXの設定
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+の設定
\end_layout
\begin_layout Standard
すべての文芸プログラムのための設定は、
\family sans
-ツール\SpecialChar \menuseparator
+ツール\SpecialChar menuseparator
設定
\family default
パネルの「ファイル処理」タブですることができます。重要な部分を見ておきましょう。
\family typewriter
.nw
\family default
-に設定してください。これによって、LyXに変換プロセスの第一段階でつくられるファイルに
+に設定してください。これによって、\SpecialCharNoPassThru LyX
+に変換プロセスの第一段階でつくられるファイルに
\family typewriter
.nw
\family default
\family default
->
\family sans
-LaTeX
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\family default
この変換子は、文芸的文書の「weaving」を行います。Nowebの場合、「
\family typewriter
\end_layout
\begin_layout Standard
-ddd/gdbまたは他のデバッガで使える「server-goto-file-row」関数が新たにLyXサーバに実装されました。
+ddd/gdbまたは他のデバッガで使える「server-goto-file-row」関数が新たに\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバに実装されました。
\end_layout
\begin_layout Standard
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-ツール\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+ツール\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
ファイル書式
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-新しいLyXサーバの関数と、このdddの機能を使うために
+新しい\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバの関数と、このdddの機能を使うために
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\end_layout
\begin_layout Standard
-こうしておくとdddを使っていてプログラムの編集したい場所があったとき、(dddのウインドウで)Shift-Ctrl-Vを押すだけでdddはLyXサーバに情報を
-送り、LyXは同じファイルを表示し、カーソルはdddが示した場所へあらわれます。これでもうデバッグの最中に推測しながらスクロールして場所を探す必要がなくなります
+こうしておくとdddを使っていてプログラムの編集したい場所があったとき、(dddのウインドウで)Shift-Ctrl-Vを押すだけでdddは\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバに情報を
+送り、\SpecialCharNoPassThru LyX
+は同じファイルを表示し、カーソルはdddが示した場所へあらわれます。これでもうデバッグの最中に推測しながらスクロールして場所を探す必要がなくなります
。
\end_layout
\begin_layout Standard
-この機能が動くにはLyXサーバが利用可能でなければなりません(既定ではLyXサーバーは使えないようになっています)。LyXサーバを使えるようにするには、
+この機能が動くには\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバが利用可能でなければなりません(既定では\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバーは使えないようになっています)。\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバを使えるようにするには、
\family sans
\begin_inset Flex MenuItem
\begin_layout Plain Layout
\family sans
-LyXサーバーパイプ
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+サーバーパイプ
\family default
に
\end_layout
\family default
・節・
\family sans
-LaTeX
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
\family default
・
\family sans
-LyXコード
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+コード
\family default
・
\family sans
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXはツールバーで使うためのいくつものボタンを用意しています。私のツールバーはこの6つのショートカットに
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+はツールバーで使うためのいくつものボタンを用意しています。私のツールバーはこの6つのショートカットに
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
-更新\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+更新\SpecialChar menuseparator
DVI
\end_layout
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-文書\SpecialChar \menuseparator
-表示\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+表示\SpecialChar menuseparator
DVI
\end_layout
\end_layout
\begin_layout LyX-Code
- Icon "layout LaTeX"
+ Icon "layout \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+"
\end_layout
\begin_layout LyX-Code
- Icon "layout LyX-Code"
+ Icon "layout \SpecialCharNoPassThru LyX
+-Code"
\end_layout
\begin_layout LyX-Code
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXではいくつもの色を
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+ではいくつもの色を
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\end_inset
-で変えることができます。人々が困りがちなのは、LaTeXフォント色でしょう。これは、既定では赤になっていますが、chunkはLaTeXフォントを使うことになって
+で変えることができます。人々が困りがちなのは、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+フォント色でしょう。これは、既定では赤になっていますが、chunkは\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+フォントを使うことになって
いて、文芸プログラミング文書には多くのchunkが現れるために、すべて赤で見ていると疲れてしまうかもしれません。これは、
\begin_inset Flex MenuItem
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-操作性\SpecialChar \menuseparator
+操作性\SpecialChar menuseparator
色
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Subsection
-LyXとknitr/Sweave
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+とknitr/Sweave
\end_layout
\begin_layout Standard
\emph default
とSweave取扱説明書(
\family sans
-ヘルプ\SpecialChar \menuseparator
+ヘルプ\SpecialChar menuseparator
用途別説明書
\family default
メニュー)に説明があります。
\end_layout
\begin_layout Standard
-LyXでは、LaTeXで可能なことは何でも出来ます。すべてのLaTeXの機能を直接サポートできるわけではありませんが、どんな場合でもTeXコードを使用することは
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+では、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+で可能なことは何でも出来ます。すべての\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+の機能を直接サポートできるわけではありませんが、どんな場合でも\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードを使用することは
できます。本章は、ユーザの興味が有りそうな特別な機能について、若干取り上げます。図表やフロート、ボックス、注釈に関する特別な機能については、取扱説明書『
\emph on
埋込オブジェクト篇
\end_layout
\begin_layout Standard
-文書中で多段組を行うには、LaTeXパッケージ
+文書中で多段組を行うには、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージ
\series bold
multicol
\series default
status collapsed
\begin_layout Plain Layout
-LaTeXぱっけーじ @ LaTeXパッケージ ! multicol
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+ぱっけーじ @ \SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージ ! multicol
\end_layout
\end_inset
を導入した上で、(
\family sans
-文書\SpecialChar \menuseparator
-設定\SpecialChar \menuseparator
+文書\SpecialChar menuseparator
+設定\SpecialChar menuseparator
モジュール
\family default
メニューから)
\begin_layout Standard
文章中で二段組を使用したい場合には、段組を始める場所で
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
-任意設定差込枠\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
+任意設定差込枠\SpecialChar menuseparator
多段組
\family default
メニューを使用して、多段組差込枠を挿入してください。二段組で印字されるべき文章は、全てこの差込枠の中に書いてください。
\end_layout
\begin_layout Standard
-三段以上にするには、カーソルを多段組差込枠の内部において、挿入\SpecialChar \menuseparator
+三段以上にするには、カーソルを多段組差込枠の内部において、挿入\SpecialChar menuseparator
段数メニューを使用してください。この差込枠の中に、欲しい段数を書き入れます(三段組の場合には「3」
と書きます)。
\begin_inset Newline newline
\end_layout
\begin_layout Standard
-多段組機能についてさらに知りたい場合には、LaTeXパッケージ
+多段組機能についてさらに知りたい場合には、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージ
\series bold
multicol
\series default
\begin_layout Standard
多段組に序文を追記するには、カーソルを多段組差込枠内部に置き、
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
序文
\family default
メニューを使用してください。序文は、この差込枠内に書いてください。
status open
\begin_layout Plain Layout
-And the story continues and continues and continues and continues\SpecialChar \ldots{}
+And the story continues and continues and continues and continues\SpecialChar ldots
\end_layout
\end_layout
\begin_layout Standard
-最初のTeXコードの後に、節宣言コマンドをTeXコードとして使用すれば、節見出しを前書きとして使用することができます。例えば、
+最初の\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードの後に、節宣言コマンドを\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードとして使用すれば、節見出しを前書きとして使用することができます。例えば、
\end_layout
\begin_layout Standard
多段組を開始する部分に、必要とされる6行を確保出来るだけの垂直スペースがページに残されていない場合、多段組の前に改行が挿入されます。前書きの行数如何では、この必
要行数を変更したいかもしれません。これは、カーソルを多段組差込枠内部の(もしあれば)序文の後に置き、
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
改頁前の余白
\family default
メニューを使用することで設定できます。この差込枠に、余白の大きさを「5cm」などと書き込んでください。
\backslash
baselineskip
\series default
-はTeXコードとして入力する必要があります)。
+は\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードとして入力する必要があります)。
\end_layout
\begin_layout Standard
\backslash
multicolsep
\series default
-を変えることで変更することができます。例えば、TeXコードで書かれたコマンド
+を変えることで変更することができます。例えば、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードで書かれたコマンド
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-改段は、文章中の階段を行いたい位置に、TeXコードで、コマンド
+改段は、文章中の階段を行いたい位置に、\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードで、コマンド
\series bold
\backslash
\noun on
The Holy War
\noun default
---a bargain, every one of them.
+\twohyphens
+a bargain, every one of them.
With five volumes you could just fill that gap on that second shelf.
It looks untidy, does it not, sir?
\begin_inset Quotes erd
\noun on
The Holy War
\noun default
---a bargain, every one of them.
+\twohyphens
+a bargain, every one of them.
With five volumes you could just fill that gap on that second shelf.
It looks untidy, does it not, sir?
\begin_inset Quotes erd
\backslash
columnseprulecolor
\series default
-を再定義すれば、着色することができます。これは、多段組差込枠の前にTeXコードで以下のコマンドを挿入すれば、実現できます。
+を再定義すれば、着色することができます。これは、多段組差込枠の前に\SpecialCharNoPassThru TeX
+コードで以下のコマンドを挿入すれば、実現できます。
\begin_inset Newline newline
\end_inset
\noun on
The Holy War
\noun default
---a bargain, every one of them.
+\twohyphens
+a bargain, every one of them.
With five volumes you could just fill that gap on that second shelf.
It looks untidy, does it not, sir?
\begin_inset Quotes erd
\begin_layout Standard
\noindent
-LaTeXは、他のテキストプロセッサと同様に、既定で長方形の段落を使用します。しかし、例えば、ポスターや招待状、詩などの特殊な場合には、段落の形を好きなように変
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+は、他のテキストプロセッサと同様に、既定で長方形の段落を使用します。しかし、例えば、ポスターや招待状、詩などの特殊な場合には、段落の形を好きなように変
えることができます。これは、文書設定で
\family sans
任意設定の段落形
\family default
-モジュールを読み込んで、LaTeXパッケージ
+モジュールを読み込んで、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージ
\series bold
shapepar
\series default
\begin_inset Text
\begin_layout Plain Layout
-TeX
+\SpecialCharNoPassThru TeX
\end_layout
\end_inset
\begin_inset Text
\begin_layout Plain Layout
-TeXロゴ
+\SpecialCharNoPassThru TeX
+ロゴ
\end_layout
\end_inset
\end_layout
\begin_layout Standard
-段落に形を適用するには、LyXツールバー中の環境プルダウンボックスから形を選んでください。
+段落に形を適用するには、\SpecialCharNoPassThru LyX
+ツールバー中の環境プルダウンボックスから形を選んでください。
\end_layout
\begin_layout Standard
\begin_inset Quotes erd
\end_inset
-というLaTeXエラーが発生します。この時は、文章の一部を追加したり削除したりするか、どれもうまくいかなければ別の形を使用してください。
+という\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+エラーが発生します。この時は、文章の一部を追加したり削除したりするか、どれもうまくいかなければ別の形を使用してください。
\end_layout
\begin_layout Standard
\end_layout
\begin_layout Standard
-先端のある形では、先端部の文字列で、LaTeXのハイフネーションルーチンが失敗することがあります。したがって、この部分の文章には、ハイフネーション位置
+先端のある形では、先端部の文字列で、\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+のハイフネーションルーチンが失敗することがあります。したがって、この部分の文章には、ハイフネーション位置
\family sans
(
\begin_inset Info
\noindent
\lang latin
-Lo\SpecialChar \-
+Lo\SpecialChar softhyphen
rem ipsum dolor sit amet, consetetur sadipscing elitr, sed diam nonumy
eirmod tempor invidunt ut labore et dolore magna aliquyam erat, sed diam
voluptua.
special "none"
height "1in"
height_special "totalheight"
+thickness "0.4pt"
+separation "3pt"
+shadowsize "4pt"
+framecolor "black"
+backgroundcolor "none"
status open
\begin_layout Heart
\noindent
\lang latin
-Lo\SpecialChar \-
+Lo\SpecialChar softhyphen
rem ipsum dolor sit amet, consetetur sadipscing elitr, sed diam nonumy
eirmod tempor invidunt ut labore et dolore magna aliquyam erat, sed diam
voluptua.
\end_inset
-eX\SpecialChar \menuseparator
-Settings\SpecialChar \menuseparator
+eX\SpecialChar menuseparator
+Settings\SpecialChar menuseparator
Set Normal Size
\family default
で文書中で使用しているフォント寸を選択します。例えば、この文書は12
\end_inset
-eX\SpecialChar \menuseparator
+eX\SpecialChar menuseparator
Shapepar
\family default
を使用して、形の座標をエクスポートします。現れるダイアログで、形の外枠を座標に使うか、パス自体を使うかを指定します。
\end_layout
\begin_layout Standard
-座標はTeXファイルに書き込まれます。これをLyX文書で使用するには、
+座標は\SpecialCharNoPassThru TeX
+ファイルに書き込まれます。これを\SpecialCharNoPassThru LyX
+文書で使用するには、
\end_layout
\begin_layout Enumerate
\end_layout
\begin_layout Enumerate
-LyXの
+\SpecialCharNoPassThru LyX
+の
\family sans
-挿入\SpecialChar \menuseparator
-ファイル\SpecialChar \menuseparator
+挿入\SpecialChar menuseparator
+ファイル\SpecialChar menuseparator
子文書
\family default
メニューでファイルを選択し、
\end_inset
-LaTeXパッケージ
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージ
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
name "multicol"
\end_inset
-LaTeXパッケージ
+\SpecialCharNoPassThru LaTeX
+パッケージ
\begin_inset CommandInset href
LatexCommand href
name "shapepar"